JPH01164613A - 車両用懸架装置 - Google Patents
車両用懸架装置Info
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- JPH01164613A JPH01164613A JP62324477A JP32447787A JPH01164613A JP H01164613 A JPH01164613 A JP H01164613A JP 62324477 A JP62324477 A JP 62324477A JP 32447787 A JP32447787 A JP 32447787A JP H01164613 A JPH01164613 A JP H01164613A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G15/00—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type
- B60G15/02—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring
- B60G15/06—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2224/00—Materials; Material properties
- F16F2224/02—Materials; Material properties solids
- F16F2224/0241—Fibre-reinforced plastics [FRP]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、自動車や附随車等の懸架機構部に用いられる
車両用懸架装置に関する。
車両用懸架装置に関する。
マクファーソン型に代表されるストラットタイプの懸架
装置は、ショックアブソーバを懸架リンクの一部として
利用したものであり、前輪すなわち操舵輪用に多用され
ている。また、チャップマン型と呼ばれる後輪用マクフ
ァーソンタイプも知られている。
装置は、ショックアブソーバを懸架リンクの一部として
利用したものであり、前輪すなわち操舵輪用に多用され
ている。また、チャップマン型と呼ばれる後輪用マクフ
ァーソンタイプも知られている。
周知のマクファーソンタイプの懸架装置は、柱状のオイ
ルダンパすなわちストラットと、このストラットの外周
部に設けられた鋼製コイルばねと、ストラットの下方に
設けられてストラットと連動して上下方向に回動するロ
アアームなどからなっている。このような構成の懸架装
置は、路面からの人力によってストラットが伸縮すると
、ストラット内部の減衰力発生機構部にオイルが流れる
とともに、ストラットの伸縮に応じて上記コイルばねが
撓むことにより、上下方向の相対運動が吸収される。
ルダンパすなわちストラットと、このストラットの外周
部に設けられた鋼製コイルばねと、ストラットの下方に
設けられてストラットと連動して上下方向に回動するロ
アアームなどからなっている。このような構成の懸架装
置は、路面からの人力によってストラットが伸縮すると
、ストラット内部の減衰力発生機構部にオイルが流れる
とともに、ストラットの伸縮に応じて上記コイルばねが
撓むことにより、上下方向の相対運動が吸収される。
従来のストラットタイプの懸架装置には上記コイルばね
が使われているが、このような用途に使われるコイルば
ねは、線径や巻数の関係から密着高さを充分に低(する
ことが困難である。このため伝統的なコイルばねを用い
ている限りは、車高を従来よりも低くすることに困難を
伴う。
が使われているが、このような用途に使われるコイルば
ねは、線径や巻数の関係から密着高さを充分に低(する
ことが困難である。このため伝統的なコイルばねを用い
ている限りは、車高を従来よりも低くすることに困難を
伴う。
なお、マクファーソンタイプではないが実開昭57−2
1847号公報に開示されているような特殊形状のFR
Pスプリングも提案されている。この先行技術に開示さ
れているスプリングは、第8図に示されるように横長な
楕円リング状の一体形り−)aや、第9図に示されるよ
うに上下対称形状のリーフb、cの板端部eをボルトf
によって締結したものなどである。
1847号公報に開示されているような特殊形状のFR
Pスプリングも提案されている。この先行技術に開示さ
れているスプリングは、第8図に示されるように横長な
楕円リング状の一体形り−)aや、第9図に示されるよ
うに上下対称形状のリーフb、cの板端部eをボルトf
によって締結したものなどである。
しかしながら上記先行技術のうち、第8図に示されてい
る一体形のり−フaは、その両端g2gが曲がり梁とな
るためリーフ中央部よりも応力がかなり高くなる。しか
も両端g9gの曲率によってキャンバhが決まってしま
うし、応力的に両端g2gの曲率を小さくするには限度
があるから、リーフaが上下に密着するまで荷重を負荷
することは不可能である。また、第9図に示されるよう
に板端部eをボルトfによって締結したものは密着高さ
は低くできるが、第8図のものと同様に板端部eの応力
が高くなる。しかも板端部eでり一フb、c同志が擦れ
たり、リーフb、c間の隙間iに細かな異物が入り込み
やすいため、リーフb。
る一体形のり−フaは、その両端g2gが曲がり梁とな
るためリーフ中央部よりも応力がかなり高くなる。しか
も両端g9gの曲率によってキャンバhが決まってしま
うし、応力的に両端g2gの曲率を小さくするには限度
があるから、リーフaが上下に密着するまで荷重を負荷
することは不可能である。また、第9図に示されるよう
に板端部eをボルトfによって締結したものは密着高さ
は低くできるが、第8図のものと同様に板端部eの応力
が高くなる。しかも板端部eでり一フb、c同志が擦れ
たり、リーフb、c間の隙間iに細かな異物が入り込み
やすいため、リーフb。
Cの摩耗が著しく進むおそれがあるなど、耐久性に問題
がある。
がある。
従って本発明の目的は、ストラットタイプにおける密着
高さを低くすることができるとともに、耐久性にも優れ
た車両用懸架装置を提供することにある。
高さを低くすることができるとともに、耐久性にも優れ
た車両用懸架装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の懸架装置に使われる
ばねアセンブリは、上に凸の湾曲した形状に成形された
FRP製の上ばね板と、このばね板の下側に配置されか
つ下に凸の湾曲した形状に成形されたFRP製の下ばね
板とを備えて構成され、更にこれら上ばね板と下ばね板
はそれぞれ両端部においてヒンジ等の枢着手段によって
互いに上下方向に回動自在に連結したことを特徴とする
。
ばねアセンブリは、上に凸の湾曲した形状に成形された
FRP製の上ばね板と、このばね板の下側に配置されか
つ下に凸の湾曲した形状に成形されたFRP製の下ばね
板とを備えて構成され、更にこれら上ばね板と下ばね板
はそれぞれ両端部においてヒンジ等の枢着手段によって
互いに上下方向に回動自在に連結したことを特徴とする
。
上記構成の車両用懸架装置において、上下方向に加わる
負荷の大きさに応じてストラットが伸縮すると、上ばね
板と下ばね板が上下方向に撓む。
負荷の大きさに応じてストラットが伸縮すると、上ばね
板と下ばね板が上下方向に撓む。
この時、上ばね板と下ばね板とは板端部に設けられてい
るヒンジ等の枢着手段を介して自由に回動するため、両
ばね板が撓んでもばね板同志が擦れて摩耗したり、ばね
板間に異物が入り込むなどの問題が回避される。また、
両ばね板が互いに密着するまで撓んだとしても、板端部
に過大な応力が発生することもない。これらばね板同志
の密着高さは、コイルばねの密着高さに比べると充分低
いものとなる。
るヒンジ等の枢着手段を介して自由に回動するため、両
ばね板が撓んでもばね板同志が擦れて摩耗したり、ばね
板間に異物が入り込むなどの問題が回避される。また、
両ばね板が互いに密着するまで撓んだとしても、板端部
に過大な応力が発生することもない。これらばね板同志
の密着高さは、コイルばねの密着高さに比べると充分低
いものとなる。
以下、本発明の第1実施例につき、第1図ないし第3図
を参照して説明する。第1図に示された懸架装置1のス
トラット2は、従来のオイルダンパと同様にシリンダ状
の第1の部分3と、この第1の部分3に対し軸線方向に
往復移動自在なロッド状の第2の部分4とを備えている
。ストラット2の内部にはオリフィスを備えた減衰力発
生機構が設けられており、ストラット2が伸縮する時に
生じる油の流れにより減衰力が生じるようになっている
。
を参照して説明する。第1図に示された懸架装置1のス
トラット2は、従来のオイルダンパと同様にシリンダ状
の第1の部分3と、この第1の部分3に対し軸線方向に
往復移動自在なロッド状の第2の部分4とを備えている
。ストラット2の内部にはオリフィスを備えた減衰力発
生機構が設けられており、ストラット2が伸縮する時に
生じる油の流れにより減衰力が生じるようになっている
。
第1の部分3にはハブキャリア6が設けられている。ハ
ブキャリア6には車輪7のハブ(図示せず)が固定され
る。ハブキャリア6の下端側は、ジヨイント8を介して
ロアアーム9に回転自在に支持されている。ロアアーム
9の基端側は、軸11によって車体のサブフレーム12
に上下方向に回動自在に支持されている。第2の部分4
の上端は、アッパーマウント13によってフレーム14
に支持されている。15はストッパラバーである。
ブキャリア6には車輪7のハブ(図示せず)が固定され
る。ハブキャリア6の下端側は、ジヨイント8を介して
ロアアーム9に回転自在に支持されている。ロアアーム
9の基端側は、軸11によって車体のサブフレーム12
に上下方向に回動自在に支持されている。第2の部分4
の上端は、アッパーマウント13によってフレーム14
に支持されている。15はストッパラバーである。
また、第1の部分3にブラケット18が固定されている
。第2の部分4側に位置するアッパーマウント13には
、アッパーシート19が設けられている。そしてブラケ
ット18とアッパーシート19との間に、ばねアセンブ
リ21が設けられている。このばねアセンブリ21は、
ストラット2に曲げ応力が働かないようにするためにス
トラット2の軸線に対してハブキャリア6側に位置をず
らして配置されている。
。第2の部分4側に位置するアッパーマウント13には
、アッパーシート19が設けられている。そしてブラケ
ット18とアッパーシート19との間に、ばねアセンブ
リ21が設けられている。このばねアセンブリ21は、
ストラット2に曲げ応力が働かないようにするためにス
トラット2の軸線に対してハブキャリア6側に位置をず
らして配置されている。
第2図に示されるように、ばねアセンブリ21はFRP
製の上ばね板22と、このばね板22の下側に配置され
たFRP製の下ばね板23とを備えて構成されている。
製の上ばね板22と、このばね板22の下側に配置され
たFRP製の下ばね板23とを備えて構成されている。
なお、上ばね板22と下ばね板23の少なくともいずれ
か一方は、複数枚のばね板が厚み方向に重合された重ね
板ばねであってもよい。
か一方は、複数枚のばね板が厚み方向に重合された重ね
板ばねであってもよい。
上ばね板22は上に凸の湾曲した形状に成形されており
、下ばね板23は下に凸の湾曲した形状に成形されてい
る。すなわち両ばね板22.23はほぼ上下対称形であ
る。これらFRPばね板22.23は、周知のマトリッ
クス樹脂を主にばね板22.23の長手方向に沿う一方
向連続強化繊維によって強化したものである。しかも各
ばね板22.23は、センタ一部から両端側に向かって
板厚が漸減するようなテーパ形状に成形されている。す
なわちテーパリーフである。この場合、ばね板22.2
3の長手方向各部の応力が均等化するようなテーパ形状
とするのがよい。
、下ばね板23は下に凸の湾曲した形状に成形されてい
る。すなわち両ばね板22.23はほぼ上下対称形であ
る。これらFRPばね板22.23は、周知のマトリッ
クス樹脂を主にばね板22.23の長手方向に沿う一方
向連続強化繊維によって強化したものである。しかも各
ばね板22.23は、センタ一部から両端側に向かって
板厚が漸減するようなテーパ形状に成形されている。す
なわちテーパリーフである。この場合、ばね板22.2
3の長手方向各部の応力が均等化するようなテーパ形状
とするのがよい。
そして上ばね板22と下ばね板23は、それぞれ両端部
において枢着手段の一例としての金属製ヒンジ25.2
6によって互いに上下方向に回動自在に連結されている
。各ヒンジ25,26は、第3図に一方を代表して示し
たように、軸28を中心に互いに回動自在な一対の可動
片25a。
において枢着手段の一例としての金属製ヒンジ25.2
6によって互いに上下方向に回動自在に連結されている
。各ヒンジ25,26は、第3図に一方を代表して示し
たように、軸28を中心に互いに回動自在な一対の可動
片25a。
25bと、座板29.30と、締付は用のボルト31お
よびナツト32などからなる。
よびナツト32などからなる。
本実施例においては、ばね板22.23の端面22a、
23aがヒンジ軸28の真上付近に位置するように可動
片25a、25bを取付けることにより、可動片25a
、25bの直線状部のほぼ全長ノをばね板22.23に
密接させるようにしている。こうすることにより、可動
片25a。
23aがヒンジ軸28の真上付近に位置するように可動
片25a、25bを取付けることにより、可動片25a
、25bの直線状部のほぼ全長ノをばね板22.23に
密接させるようにしている。こうすることにより、可動
片25a。
25bに局部的な曲げ応力の発生することが防止され、
ヒンジ25の耐久性が向上する。他方のヒンジ26も同
様の構成である。
ヒンジ25の耐久性が向上する。他方のヒンジ26も同
様の構成である。
ばね板22.23の長手方向センタ一部には、それぞれ
エラストマ等のゴム状弾性を有する材料からなる弾性体
35.36が取着されている。各ばね板22.23は、
弾性体35.36を介して上記ブラケット18とアッパ
ーシート19に支持される。なお、ヒンジ25,26を
ばね板22゜23に固定する手段としては、ボルトの代
りに接着を用いてもよいし、あるいはボルトによる締結
と接着を併用してもよい。
エラストマ等のゴム状弾性を有する材料からなる弾性体
35.36が取着されている。各ばね板22.23は、
弾性体35.36を介して上記ブラケット18とアッパ
ーシート19に支持される。なお、ヒンジ25,26を
ばね板22゜23に固定する手段としては、ボルトの代
りに接着を用いてもよいし、あるいはボルトによる締結
と接着を併用してもよい。
ばねアセンブリ21の設計例を上記表1に示す。
本実施例のFRPばねアセンブリ21の密着時の総板厚
が約24m!であるのに対し、従来の鋼製コイルばねの
密着高さは77−であるから、従来の約3分の1の密着
高さにすることが可能である。
が約24m!であるのに対し、従来の鋼製コイルばねの
密着高さは77−であるから、従来の約3分の1の密着
高さにすることが可能である。
表 1
上記構成の懸架装置1は、路面からの入力の大きさに応
じてハブキャリア6が上下すると、その動きに連動して
ストラット2の第1の部分3と第2の部分4とが上下に
往復動する。更にロアアーム9が上下方向に回動すると
ともに、上ばね板22と下ばね板23が互いに接離する
方向に撓む。
じてハブキャリア6が上下すると、その動きに連動して
ストラット2の第1の部分3と第2の部分4とが上下に
往復動する。更にロアアーム9が上下方向に回動すると
ともに、上ばね板22と下ばね板23が互いに接離する
方向に撓む。
このようにばね板22.23が撓むことと、ストラット
2による減衰作用により、ハブキャリア6の上下方向の
振動が減衰される。
2による減衰作用により、ハブキャリア6の上下方向の
振動が減衰される。
上ばね板22と下ばね板23が上下方向に撓む時には、
ヒンジ25,26を介して双方の板端部が互いに自由に
回動するため、ばね板22.23が繰返し撓んでもばね
板同志が擦れて摩耗したり、ばね板22.23間に異物
が入り込むなどの問題を生じない。また、FRP製のば
ね板22.23は鋼製ばね板に比較して撓みを大きくと
れること、および板端部がヒンジ25,26によって回
動自在に枢着されていることにより、ばね板22゜・
23を互いにほぼ完全に密着させるまで撓ませたとして
も、板端部に過大な応力か発生することがないから、ば
ね板22.23同志が密着するように自由にキャンバを
決めることができ、設計の自由度がきわめて大きい。
ヒンジ25,26を介して双方の板端部が互いに自由に
回動するため、ばね板22.23が繰返し撓んでもばね
板同志が擦れて摩耗したり、ばね板22.23間に異物
が入り込むなどの問題を生じない。また、FRP製のば
ね板22.23は鋼製ばね板に比較して撓みを大きくと
れること、および板端部がヒンジ25,26によって回
動自在に枢着されていることにより、ばね板22゜・
23を互いにほぼ完全に密着させるまで撓ませたとして
も、板端部に過大な応力か発生することがないから、ば
ね板22.23同志が密着するように自由にキャンバを
決めることができ、設計の自由度がきわめて大きい。
しかも本実施例ではばね板22.23にテーバリーフを
採用したから、各ばね板22.23が密着する方向に撓
む場合に、等幅等厚のばね板が撓む時よりもフラットに
撓んで密着するので、密着高さを等幅等厚のばね板に比
べて更に低くすることができる。
採用したから、各ばね板22.23が密着する方向に撓
む場合に、等幅等厚のばね板が撓む時よりもフラットに
撓んで密着するので、密着高さを等幅等厚のばね板に比
べて更に低くすることができる。
なお、第4図に示されるように一方のばね板23(また
は22)にストッパラバー38取付けるようにしてもよ
い。この場合には、前記実施例で述べたストッパラバー
15は省略できる。
は22)にストッパラバー38取付けるようにしてもよ
い。この場合には、前記実施例で述べたストッパラバー
15は省略できる。
第5図ないし第7図に示された本発明の第2実施例は、
前輪等の操舵輪用に使われる懸架装置1である。本実施
例において上記第1実施例と共通の箇所には第1実施例
と同一の符号を付して説明は省略する。
前輪等の操舵輪用に使われる懸架装置1である。本実施
例において上記第1実施例と共通の箇所には第1実施例
と同一の符号を付して説明は省略する。
操舵輪用のマクファーソンストラットは、舵取り操作に
伴いハブキャリア6の向きが変るため、ストラット2が
その軸回りに回転する。この場合、ばねアセンブリ21
がストラット2と一緒に回転してしまうと、ばねアセン
ブリ21の占める空間がきわめて大きくなる。このため
、ストラット2が回転してもばねアセンブリ21は回転
しない工夫が必要である。このため本実施例では、スト
ラット2とばねアセンブリ21とを相対回転可能に設け
た。すなわち第6図に示されるように、ストラット2の
上部をベアリング40を介してアッパーマウント13に
回転自在に支持させる。また第7図に示されるように、
ストラット2の上下方向中間部には円周方向に沿うリン
グ状のブラケット41を設けるとともに、このブラケッ
ト41には軸方向の荷重を支持するベアリング42を介
して受け座43を設ける。この受け座43は、ストラッ
ト2の軸回りに回転自在である。受け座43には弾性体
36を受けるための支持部44が設けられている。
伴いハブキャリア6の向きが変るため、ストラット2が
その軸回りに回転する。この場合、ばねアセンブリ21
がストラット2と一緒に回転してしまうと、ばねアセン
ブリ21の占める空間がきわめて大きくなる。このため
、ストラット2が回転してもばねアセンブリ21は回転
しない工夫が必要である。このため本実施例では、スト
ラット2とばねアセンブリ21とを相対回転可能に設け
た。すなわち第6図に示されるように、ストラット2の
上部をベアリング40を介してアッパーマウント13に
回転自在に支持させる。また第7図に示されるように、
ストラット2の上下方向中間部には円周方向に沿うリン
グ状のブラケット41を設けるとともに、このブラケッ
ト41には軸方向の荷重を支持するベアリング42を介
して受け座43を設ける。この受け座43は、ストラッ
ト2の軸回りに回転自在である。受け座43には弾性体
36を受けるための支持部44が設けられている。
上記構成の第2実施例によれば、操舵時にストラット2
が軸回りに回転しても、ばねアセンブリ21はアッパー
マウント13と一体化しているため回転しない。このた
めばねアセンブリ21の占める空間を必要最少限に押え
ることができる。
が軸回りに回転しても、ばねアセンブリ21はアッパー
マウント13と一体化しているため回転しない。このた
めばねアセンブリ21の占める空間を必要最少限に押え
ることができる。
本発明によれば、コイルばねを用いた従来のストラット
タイプの懸架装置に比べてばねの密着高さを小さくする
ことができるので、懸架機構部の上下方向の寸法をコン
パクト化する上で有効である。しかも、比較的摩耗に弱
いとされるFRP製のばね板を用いていてもばね板同志
が擦れたり、ばね板間に異物が入り込んで摩耗の原因に
なるようなこともなく、耐久性に優れた懸架装置が得ら
れる。
タイプの懸架装置に比べてばねの密着高さを小さくする
ことができるので、懸架機構部の上下方向の寸法をコン
パクト化する上で有効である。しかも、比較的摩耗に弱
いとされるFRP製のばね板を用いていてもばね板同志
が擦れたり、ばね板間に異物が入り込んで摩耗の原因に
なるようなこともなく、耐久性に優れた懸架装置が得ら
れる。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は懸架装置の正面図、第2図はばねアセンブリの斜視
図、第3図はヒンジの取付は部分を示す側面図、第4図
はストッパラバーの取付は例を示す斜視図、第5図ない
し第7図は本発明の第2実施例を示し、第5図は懸架装
置の正面図、第6図はストラット上部の断面図、第7図
はベアリング部分を示す断面図、第8図は従来のFRP
ばね板の斜視図、第9図は更に別の従来例を示すFRP
ばね板の一部の斜視図である。 1・・・懸架装置、2・・・ストラット、3・・・第1
の部分、4・・・第2の部分、9・・・アーム、21・
・・ばねアセンブリ、22・・・上ばね板、23・・・
下ばね板、25.26・・・ヒンジ(枢着手段)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 777+777−7−S7−7−7 第1図 第2図 第3図 第4図 【 第7図
図は懸架装置の正面図、第2図はばねアセンブリの斜視
図、第3図はヒンジの取付は部分を示す側面図、第4図
はストッパラバーの取付は例を示す斜視図、第5図ない
し第7図は本発明の第2実施例を示し、第5図は懸架装
置の正面図、第6図はストラット上部の断面図、第7図
はベアリング部分を示す断面図、第8図は従来のFRP
ばね板の斜視図、第9図は更に別の従来例を示すFRP
ばね板の一部の斜視図である。 1・・・懸架装置、2・・・ストラット、3・・・第1
の部分、4・・・第2の部分、9・・・アーム、21・
・・ばねアセンブリ、22・・・上ばね板、23・・・
下ばね板、25.26・・・ヒンジ(枢着手段)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 777+777−7−S7−7−7 第1図 第2図 第3図 第4図 【 第7図
Claims (4)
- (1)軸線方向に相対往復動自在な第1の部分および第
2の部分をもつストラットと、このストラットの下方に
位置してストラットと連動して上下方向に往復動可能な
アームと、上記ストラットの第1の部分と第2の部分と
の間に設けられるばねアセンブリとを、備えた懸架装置
において、上記ばねアセンブリは、上に凸の湾曲した形
状に成形されたFRP製の上ばね板と、このばね板の下
側に配置されかつ下に凸の湾曲した形状に成形されたF
RP製の下ばね板とを備えて構成され、更にこれら上ば
ね板と下ばね板はそれぞれ両端部において枢着手段によ
って互いに上下方向に回動自在に連結されていることを
特徴とする車両用懸架装置。 - (2)上記ばね板は、マトリックス樹脂をばね板の長手
方向に沿う一方向連続強化繊維によって強化したもので
ある特許請求の範囲第1項記載の車両用懸架装置。 - (3)上記ばね板は、このばね板のセンター側から両端
側に向かって板厚が漸減するようなテーパ形状に成形さ
れている特許請求の範囲第1項記載の車両用懸架装置。 - (4)上記ストラットには、このストラットの軸回りに
相対回転自在な受け座が設けられており、この受け座を
介して上記ばねアセンブリが支持されている特許請求の
範囲第1項記載の車両用懸架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32447787A JP2635067B2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 | 車両用懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32447787A JP2635067B2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 | 車両用懸架装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01164613A true JPH01164613A (ja) | 1989-06-28 |
JP2635067B2 JP2635067B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=18166242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32447787A Expired - Lifetime JP2635067B2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 | 車両用懸架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2635067B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100911546B1 (ko) * | 2008-03-05 | 2009-08-10 | 현대자동차주식회사 | 차량의 서스펜션 구조 |
US20170015170A1 (en) * | 2014-02-24 | 2017-01-19 | ThyssenKrupp Federn und Stabilisatoren GmbH | Suspension spring unit for a vehicle chassis |
JP2017507298A (ja) * | 2014-02-24 | 2017-03-16 | ティッセンクルップ フェデルン ウント シュタビリサトレン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングThyssenKrupp Federn und Stabilisatoren GmbH | 車両シャーシ用サスペンションスプリングユニット |
-
1987
- 1987-12-22 JP JP32447787A patent/JP2635067B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100911546B1 (ko) * | 2008-03-05 | 2009-08-10 | 현대자동차주식회사 | 차량의 서스펜션 구조 |
US20170015170A1 (en) * | 2014-02-24 | 2017-01-19 | ThyssenKrupp Federn und Stabilisatoren GmbH | Suspension spring unit for a vehicle chassis |
JP2017507298A (ja) * | 2014-02-24 | 2017-03-16 | ティッセンクルップ フェデルン ウント シュタビリサトレン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングThyssenKrupp Federn und Stabilisatoren GmbH | 車両シャーシ用サスペンションスプリングユニット |
JP2017507068A (ja) * | 2014-02-24 | 2017-03-16 | ティッセンクルップ フェデルン ウント シュタビリサトレン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングThyssenKrupp Federn und Stabilisatoren GmbH | 自動車シャシー用の懸架ばねユニット |
US10675935B2 (en) | 2014-02-24 | 2020-06-09 | ThyssenKrupp Federn und Stabilisatoren GmbH | Suspension spring unit for a vehicle chassis |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2635067B2 (ja) | 1997-07-30 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041115 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041124 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20050121 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050419 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |