JPH01161399A - 音声認識装置における話者適応化方法 - Google Patents

音声認識装置における話者適応化方法

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JPH01161399A
JPH01161399A JP62320459A JP32045987A JPH01161399A JP H01161399 A JPH01161399 A JP H01161399A JP 62320459 A JP62320459 A JP 62320459A JP 32045987 A JP32045987 A JP 32045987A JP H01161399 A JPH01161399 A JP H01161399A
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JP
Japan
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standard pattern
pattern
voice
user
word
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JP62320459A
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Inventor
Akihiro Imamura
明弘 今村
Ryohei Nakatsu
良平 中津
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は音声認識装置における認識用の標準パターン
を利用者の音声に適応させる話者適応化方法に関するも
のである。
「従来の技術」 音声認識技術は近年急速に進歩し、人間にとりて特別な
訓練を必要としない情報Δ力手段の一つとして実用化さ
れはじめている。しかし利用者を゛特定しない不特定話
者型の音声認識を高精旋で可能とするためには、音声の
個人差に充分対処できる方式が必要であり、現状の技術
の中でこれを完全に克服できるものは、まだ確立されて
いナイ。
このような音声の個人差に対処する一つの方法として、
認識装置に組み込まれる標準パターンを利用者の音声に
適応させようとする研究が行われている。例えば「日本
音響学会音声研究会資料583−21(1983年6月
)(:掲載されている論文“多数話者単語背戸認識にお
ける話者適応化の検討”」(以下、文献〔1〕と称する
)では、1000単語の語檗に対して標準パターン構成
用として20名の話者を用意し、この20名それぞれの
パターンを標準パターンとして利用者が発声した上記語
案中の100語の認識を行い、その結果認識率が最高と
なる標準パターン構成用の話者を1名あるいは複数名選
択して、利用者に適応化された標準パターンを作成して
いる。
また別の例「日本音響学会講演論文集1−5−14(1
−5−14(Pa、1987年3月)に掲載されている
論文1多数話者単語音声認識におけるパターンセットを
用いた学習適応化手法”J(12L下、文献〔2〕と称
する)では、いくつかにグループ分けされた学習用話者
セットに対して認識率が最高となるように最適化された
複数個の標準パターンセットを予め用意しておき、利用
者の発声における母音などの特徴が最も類似している学
習用話者セットに対応する標準パターンセットを利用者
に適応化された標準パターンとしている。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、文献で1〕の方法は、利用者に適応化された
標準パターンの選択時に認識率を評価基準として使用し
ている。このため統計的に有意な認識率を得るため(二
は、入力に対する正解の情報と充分な数の学習データが
必要となる。従りて適応化が充分(:行われるまでには
多くの入力と計算量を必要とし、利用者の負担も大きい
という問題点がある。また文献〔2〕の方法では、予め
用意されたいくつかの話者セットに対する最適な標準パ
ターンセット、を、認識時には直接的に使用されない母
音の類似性などの評価基準によって未知の利用者に割り
当てている。このため未知の利用者に対して得られた標
準パターンセットが最適であるとは必ずしも保証されな
いという欠点がある@さら(二イスれの未知の利用者に
対しても有効であ6ような予め用意するべき話者セット
の決定も容易ではない。
この発明は上記文献[”l:l 、 [”2]に代表さ
れる従来の方法が持つ問題点を解消し、未知の利用者に
対して少ない学習データ数及び計算量で最適な標準パタ
ーンセットを構成し、良好な認識性能を発揮することが
可能な音声認識装置における話者適応化方法を提供する
ことを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この発明による音声認識装置における話者適応化方法は
、全認識対象語実に対応する複数話者の発声パターンを
初期標準パターンセットとして予め用意しておき、利用
者が上記語粟ζ;属するいずれかの単語を発声入力する
のを受けて、上記初期標準パターンセットのうち入力さ
れた単語カテゴリに属する全パターンと入カバターンと
の距離を算出し、この算出された距離が小さいパターン
から順にいくつかを初期標準パターンセットの中から選
択すること、あるいは上記のように選択されたパターン
セットに未知の利用者自身の発声入カバターンを付加す
ることにより未知の利用者に対する標準パターンセット
を作成し、音声認識を行うことを特徴とする。
「作 用」 このようにして作成された未知の利用者C:対する標準
パターンセットでは、利用者の各発声入力に対して正解
となる単語カテゴリにおいて、利用者のパターン(;近
接するパターンのみが存在し、初期標準パターンセット
内で正解単語のカテゴリ内に存在しても利用者の発声か
ら大きな距離にあり、むしろ他の単語の認識時に誤認識
を発生させるようなパターンは排除されることになる。
このような作用により、この発明による音声認識装置に
おける話者適応化方法によって作成された標準パターン
セットでは、初期標準パターンセットをそのまま用いる
よりも誤認識を低減でき、高い話者適応効果を発揮する
ことが可能である。
「実施例」 以下、この発明の実施例を図面を参照しながら説明する
第1因はこの発明のfJllの実施例を示すブロック図
である。この図において1は音声入力部、2は音声分析
部、3は第1距離計算部、4は認識判定部、5は認識結
果出力部、6は学習内容表示部、7は適応化標準パター
ン記憶部、8は初期標準パターン記憶部、9は適応化標
準パターン選択部、10は学習内容発生部、11は第2
距離計算部である。ここでは認識対像としてN単語の語
粟な考え、それぞれ番号n’Jz付ける。
認識対象語t:W= (nln=1.2.−−−JJ)
初期標準パターン記憶部8(=は上記語粟の音声パター
ンがM大分記憶されているものとし、これらの初期標準
パターン発声者に番号mを付ける。
初期標準パターン発声者: In =1 m 2 m・
・・0Mまたm番の人が発声したn番の単語に相当する
初期標準パターン記憶部8内の音声パターンをS(n 
、m)と表す。各音声パターンS(n、m)は、音声分
析部2で行われる音声の特徴抽出の結果と同様に特徴ベ
クトルの時系列として表現される。
第1距離計算部3と第2距離計算部11におけるパター
ン間距離の計算処理には、公知のDPマツチング法を用
いるのが有効である。例えば「I  E  E  E 
   Transactions  on  Acou
stics  、5peechand Signal 
Processing 、 VOl、AS 5p−26
、NO,1。
page 43−49.Feb、、 1978に掲載さ
れている論文” Dynamic Programmi
ng AlgorithmOI)timiZation
for 5poken Word Recogniti
on ’ J に掲載されている方式が一例として考え
られる。
適応化IPI孕パターン選択部9で選択するパターンの
数は、ここでは各単語あたりL個として説明する。この
各単語で選択するパターンの数は、本実施例のようC二
すべての単語で同一の数である必要はなく単語ごとに設
定してもよい。本実施例の動作は適応化学習モードと認
識モードに分かれている。適応化学習モードでの動作は
以下の通りである。
まず学習内容発生部10により□てN単語の認゛識対象
語案の中から1個の単語n、が決定され、利用者には学
習内容表示部6を通して単語n1の発声指示が行われる
。これを受けて利用者が指示された徴ベクトルの時系列
である音声パターンv01に変換される。
次に第2距離計算部11では入力された音声パターンV
。1と初期標準パターン記憶部8内で01番の単語に属
する全音声パターンS(nl−m)とのパターン間距離
D(’1−rn)(但し、” =1 m 2 m・・・
、M)を算出する。    − 適応化標準パターン選択部9では、距離1)(n、。
m)が最小であるもの、すなわち入力された利用者の音
声パターンvn1に最も近いものから順に数えた時、k
番目に位置する初期標準パターン発声者番号を示す近接
話者テーブルT(’1=k)(但し、k=1.2.・・
・、M)を作成し、次に単語番号が11で発声者番号が
T(’r、’)(但°し、i=t*2.・・・、L)で
ある音声パターン、合計り個を初期標準パターン記憶部
8から選択するように適応化標準パターン記憶部7に指
示する。
適応化標準パターン記憶部7には、認識モード時に使用
する各単、%Hの音声パターンp(n、i)が記憶され
るが、学習発声が一つも入力されていない場合、p(n
、i)は初期標準パターン記憶部8内の全音声パターン
S(n、i)と一致している。
P  (n、1)=S(n、i)但し、’=1.2s”
”sN’ ” 1 a 2 *・・・0M 学習が開始されて適応化標準パターン選択部9から上記
のような指示が出されると、適応化標準パターン記憶部
7は単語番号n8に属する音声パターンのうち指示され
た発声者番号T(nl−i)(但し、i ” 1 s 
2 m・・・、L)を持つものだけを初期標準パターン
記憶部8から抽出し、それまで適応化標準パターン記憶
部7内で01番の単語用として記憶していた音声パター
ンのセットと置き換え、記憶する。
P(ns−’)=S(’t 、T(’1.i))但し、
’ =162 m・・・、I、   (4)P(’1−
’)”削除 但し、i=r、+1.L+2.・・・1M以上の動作に
より、適応化標準パターン記憶部7内の音声パターンセ
ットは利用者が発声した単語n1に適応化されたことに
なり、単語nlに対する適応化学習処理が完了する。異
なる単語に対してもこの適応化学習処理を引続き行い、
全単語N個の適応化学習処理が完了した時点で適応化学
習モードが終了する。
次に認識モードでの動作について説明する。適応化学習
モードから認識モードへの移行は1.全単語に対する学
習が完了した時点、一部の単語に対する学習が完了した
時点のいずれでも可能である。
利用者の音声は、適応化学習モード時と同様に音声入力
部1に入力され、次に音声分析部2で特徴ベクトルの時
系列である音声パターンXに変換される。
次に第1距離計算部3では適応化標準パターン記憶部7
に記憶されている各単語nに属する全音声パターンP(
n、i)と音声パターンXとのパターン間距離D(n、
i)(但し、’ ” 1−2 #・・・、N、学習が完
了した単語:i=X、Z。
・・・、L、学習が完了していない単語: i 、” 
1 +2、・・・、M)を算出する。
認識判定部4では、第1距離計算部3で得られた距離]
)(n、i)を単語間で相互比較し、最小の距離値(二
対応する単語0=n°を決定し、認識結果出力部5へ認
識結果として出力する。
以上の適応化学習モード及び認識モー゛ドの動作により
、第1の実施例では未知の利用者に対して少ない学習用
データ数及び計算量で最適な標準パターンセットを構成
し、良好な認識性能を発揮することが可能な音声認識装
置(二おける話者適応化を行うことができる。
第2図はこの発明の第2の実施例を示すプロツク図であ
る。この図において1から11までの構成要素は第1の
実施例と同じであるが、この実施例では適応化標準パタ
ーン選択部9を近接話者選択部12と距離情報蓄積部1
3とで構成している。
ここでは認識対象としてN単語の搭集を考え、そ:れぞ
れ番号nを付ける。
認識対象搭集:W= (nln=1.2m・・・、N)
初IVI準パターン記憶部8(二は上記語集の音声パタ
ーンがM大分記憶されているものとし、これらの初期標
準パターン発声者::番号mを付ける。
初期標準パターン発声者: m” 1 # 2 *・・
・1Mまたm番の人が発声した0番の単語に相当する初
期標準パターン記憶部8内の音声パターン″Ih:s(
n 、m)と表す。各音声パターン3(n、m)は音声
分析部2で行われる音声の特徴抽出の結果と同様(二特
徴ベクトルの時系列として表現される。
適応化標準パターン選択部9で選択するパターンの数は
、ここでは各単語あたりL個として説明する。この各単
語で選択するパターンの数は、本実施例のよう(二すべ
ての単語で同一の数である必要はなく単語ごとに設定し
てもよい。
本実施例の動作は適応化学習モードと認識モードに分か
れている。適応化学習モードでの動作は以下の通りであ
る。
まず学習内容発生部10によってN単語の認識対象搭集
の中から1個の単語n1が決定され、利用者には学習内
容表示部6を通して単語nlの発声指示が行われる。こ
れを受けて利用者が指示された単語n1を発声し、音声
入力部1へ入力すると、入力された音声は音声分析部2
によりて特徴抽出され、特徴ベクトルの時系列である音
声パターンV、 tに変換される。
次に第2距離計算部11では入力された音声パターンv
ntと初期標準パターン記憶部8内でn1番の単語に属
する全音声パターン5(nl、m)とのパターン間距離
D(nt−”)(但し、m=1.2゜・・・、M)な算
出する。
この算出されたパターン間距離])(n、、m)は、距
離情報蓄積部13に送られ、距離D(nl、m)が最小
であるもの、すなわち入力された利用者の音声パターン
V。1に最も近いものから順に数えた時、各初期標準パ
ターン発声者mが第何番目に位置するかを示す近接順位
値U□(’to”)(但し、m=1.2.・・・、M)
に変換され蓄積される。
これ以降この実施例では、すでに学習音声の入力がj個
の単語(単語番号が01からnj、但し、jは1からN
のいずれかである)について行われており、距離情報蓄
積部13にはj個の単語分の近接順位値Uo(nt−m
)(但し、’ ” 1 m 2 + ”・・* J 、
” ” 1 s 2 *・・・、M)が蓄積されている
とする。
近接話者選択部12では、すでに学習音声の入力が行わ
れているj個の単語分の近接順位値U。
(nl、m)において発声者mごとに各単語を通して総
和をとった各発声者mの総合近接順位値U(mを算出す
る。
次にこの総合近接順位値U (m)が最小であるもの、
すなわち入力されたj個の単語を通して考えた時に利用
者の音声パ多−ンに最も近いものから順に数えた時、k
番目に位置する初期標準パターン発声者番号を示す近接
話者テーブルT (k) (但し、k=1.2.・・・
、M)を作成し、次に入力済みのj個の単語(単語番号
が01からnj)で発声者番号がT(i)(但し、’ 
=1 * 2 #・・・。
L)である音声パターン、各単語につき合計り個を初期
標準パターン記憶部8から選択するように適応化標準パ
ターン記憶部7に指示する。
適応化標準パターン記憶部7には、認識モード時に使用
する各単語nの音声パターンp(n、i)が記憶される
が、学習発声が一つも入力されていない場合、P(n、
i)は初期標準パターン記憶部8内の全音声パターンs
<n=>と一致している。
p(n、す=S(n、i)  但し、’ = 1 m 
2 m ” ” ’ * Ni” 1 # 2 m・・
・、M 学習が開始されて適応化標準パターン選択部9から上記
のような指示が出されると、適応化標準パターン記憶部
7は入力され起j個の単語(単語番号n1から口・)そ
れぞれ(二属する音声パターンのうち指示された発声者
番号T (i) (但し、i=1.2.・・・、L)を
持つものだけを初期標準パターン記憶部8から抽出し、
それまで適応化標準パターン記憶部7内で11から(1
3番の単語用として記憶していた音声パターンのセット
と置き換え記憶する。
P(nk、1)=S(nk、T(i))但し、k=1.
2.・・・、j、1=1el・・・、L、1(10)P
(nk、i):削除 但し、k=x、z、−−−、j、
i=L+1.L+2.・・・、 M        (
11)以上の動作により、適応化標準パターン記憶部7
内の音声パターンセットは利用者が発声したj個の単語
n1からnjに適応化されたことになり、j個の単語に
対する適応化学習処理が完了する。
残りの単語に対してもこの適応化学習処理を引続き行い
、全単語N個の適応化学習処理が完了した時点で適応化
学習モードが終了する。認識モードの動作は第1の実施
例の場合と同様である。
以上の適応化学習モード及び認識モードの動作(=より
、第2の実施例では未知の利用者に対して少ない学習用
データ数及び計算量で最適な標準パターンセットを構成
し、良好な認識性能を発揮することが可能な音声認識装
置におけ、る話者適応化を行うことができる。
本実施例では、適応化モードから認識モードへ移行する
際、学習が完了していない単語については初期標準パタ
ーン記憶部8内の音声パターンすべてを使用することと
なりでいるが、これt学習済みの単語で得られたものと
同一の話者: T (i)(但し、i=x 、 2 、
・”・・、L)が発声した音声パターンを学習が完了し
ていない単語からも選択することとし、認識モードに移
行してもよい。
輌3図はこの発明の第3の実施例を示すブロック−であ
る。この図において1から11までの構成要素は第1の
実施例と同じであり、学習音声蓄積部14が更に設けら
れている。
ここでは認識対象としてN単語の搭集な考え、それぞれ
番号nを付ける。
認識対象語案:W= (nln=1.2.−−−、N)
初期標準パターン記憶部8には上記搭集の音声パターン
がM大分記憶されているものとし、これらの初期標準パ
ターン発声者に番号mを付ける。
初期標準パターン発声者:m=1.2.・・・9Mまた
m番の人が発声した0番の単語に相当する初期標準パタ
ーン記憶部8内の音声パターンをS(n 、m)と表す
。各音声パタニンS(n、m)は、音声分析部2で行わ
れる音声の特徴抽出の結果と同様に特徴ベクトルの時系
列として表現される。
適応化標準パターン選択部9で選択するパターンの数は
、ここでは各単語あたりL+1個として説明する。この
各単語で選択するパターンの数は、本実施例のようC二
すべての単語で同一の数である必要はなく単語ごとに設
定してもよい。本実施例の動作は適応化学習モードと認
識モードに分かれている。適応化学習モードでの動作は
以下の通りである。
まず学習内容発生部101mよってN単語の認識対象語
承の中から1個の単語n1が決定され、利用者には学習
内容表示部6を通して単語n1の発声指示が行われる。
これを受けて利用者が指示された単語n1を発声し、音
声入力部1へ入力すると、入力された音声は音声分析部
2によって特徴抽出され、特徴ベクトルの時系列である
音声パターンvo1に変換される。
得られた音声パターンV。1は学習音声蓄積部14に単
語n1のパターンとして、蓄積される。
一方、第2距離計算部11では入力された音声パターン
V。1と初期標準パターン記憶部8内で01番の単語に
属する全音声パターンS(nljm)とのパターン間距
離D(’1−”)(但し、m=1゜2、・・・、M)を
算出する。
適応化標準パターン選択部9では、距離p(nl。
m)が最小であるもの、すなわち入力された利用者の音
声パターンV。1に最も近いものから順に数えた時、k
番目に位置する初期標準パターン発声者番号を示す近接
話、者テーブルT(nl、k)(但し、k=1 、2 
、・・・1M)、を作成し、次に単語番号が01で発声
者番号がT (nto、i)(但し、n=1.z、・・
・、L)である音声パターン、合計Lmを初期標塾パタ
ーン記憶部8から選択するように適応化標準パターン記
憶部7に指示する。
適応化標桑パターン記憶部7には、認識モード時に使用
する各単語0の音声パターンP (n、i)が記憶され
るが、学習発声が一つも入力されていない場合、p(n
、i)は初期標準パターン記憶部8内の全音声パターン
S(n、i)と一致している。    。
P(n、1)=S(n、i)但し、n=1121−−−
INj ” l s 2 +・・・0M 学習が開始されて適応化漂賭パターン選択部9から上記
のような指示が出されると、適応化標準パターン記憶部
7は単語番号n1に属する音声パターンのうち指示され
た発声者番号T (nl−i)(但し、n=1.2 、
・・・、L)’&持つものだけを初期標塾パターン記憶
部8から抽出し、また学習音声蓄積部14からは先に蓄
積した音声パターンV旧を抽出し、これらを合わせてそ
れまで適応化標塾パターン記憶部7内で01番の単語用
として記憶していた音声パターンのセットと置キ換工記
憶する。
P(’s、−’)=S(’t −T(’t −i))但
し、n=1*2s ・・・、 L          
 (15)P(n、 、 L+1 )=Vo、    
       (16)P(’1=i):削除 但し、n=L+2.t、+3.・・・、 M     
  (17)以上の動作により、適応化標準パターン記
憶部7、内の音声パターンセットは利用者の発声した単
語n1に適応化されたことになり、単語n1に対する適
応化学習処理が完了する。異なる単語に対してもこの適
応化学習処理を引続き行い、全単語N個の適応化学習処
理が完了した時点で適応化学習モードが終了する。
次に認識モードでの動作について説明する。適応化学習
モードから認識モードへの移行は、全単語に対する学習
が完了した時点、一部の単語に対する学習が完了した時
点のいずれでも可能である。
利用者の音声は、適応化学習モード時と同様(二音声入
力部1に入力され、次に音声分析部2で特徴ベクトルの
時系列である音声パターンXに変換される。
次に第1距離計算部3では適応化標準パターン記憶部7
に記憶されている各単語n(:属する全音声パターンp
(n、i)と音声パターンXとのパターン間距離D(n
、i)(但し、n=1.2゜・・・、N、学習が完了し
た単語:n=x、2゜・・・、L+1、学習が完了して
いない単語:n=1.2.・・・、M)を算出する。
認識判定部4では、第1距離計算部3で得られた距離1
)(n、i)を単語間、で相互比較し、最小の距離値シ
一対応する単語n = n’を決定し、認識結果出力部
5へ認識結果として出力する。
以上の適応化学習モード及び認識モードの動作により、
第3の実施例では未知の利用者に対して少ない学習用デ
ータ数及び計算量で最適な標準パ 。
ターンセットを構成し、良好な認識性能を発揮すること
が可能な音声認識装置における話者適応化を行うことが
できる。
第4図はこの発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。この図において1から11までと14の構成要素は
第3の実施例と同じであるが、この実施例では適応化標
準パターン選択部9を近接話者選択部12と距離情報蓄
積部13とで構成している。ここでは認識対象としてN
単語の語柔を考え、それぞれ番号nを付ける。
認識対象語S::W=(nln=1.2.、、、、N)
初期標幣パターン記憶部8には上記語梁の音声パターン
がM成分記憶されているものとし、これらの初期標準パ
ターン発声者に番号mを付ける。
初期標準パターン発声者:m=1.2.・・・1Mまた
m番の人が発声したn番の単語に相当する初期標準パタ
ーン記憶部8内の音声パターンをS(n 、 m )と
表す。各音声パターンS(n、m)は音声分析部2で行
われる音声の特徴抽出の結果と同様に特徴ベクトルの時
系列として表現される。
適応化標準パターン選択部9で選択するパターンの数は
、ここでは各単語あたりL+1個として説明する。この
各単語で選択するパターンの数は、本実施例のようにす
べての単語で同一の数である必要はなく単語ごとに設定
してもよい。
本実施例の動作は適応化学習モードと認識モードに分か
れている。適応化学習モードでの動作は以下のjiりで
ある。
まず学習内容発生部10によってN単語の認識対象搭集
の中から1個の単語n工が決定され、利用者には学習内
容表示部1mして単語n1の発声指示が行われる。これ
を受けて利用者が指示された単語n1を発声し、音声入
力部1へ入力すると、入力された音声は音声分析部24
二、よって特徴抽出され、特徴ベクトルの時系列である
音声パターンX ゛ Vnlに変換される。得られた゛音声パターン間距離は
学習音声蓄積部14に単語n1のパターンとして蓄積さ
れる。
一方、第2距離計算部11では入力された音声パター?
Vn1と初期標準パターン記憶部8内で口。
番の単語に属する全音声パターン5(nl、m)とのパ
ターン間距離D(’1−m)(但し、mは1からM)を
算出する。
この算出されたパターン間距離D(’t−m)は距離情
報蓄積部13に送られ、距離D(’s1m)が最小であ
るもの、すなわち入力された利用者の音声パターンV□
に最も近いものから順に数えた時、各初期標準パターン
発声者mが第何番目に位置するかを示す近接順位値U。
(ns−m)(但し、m=1.2.・・・、M)に変換
され蓄積される。
これ以降この実施例では、すでに学習音声の入力がj個
の単語(単語番号がn、からnj、但し、jは1からN
のいずれかである)について行われており、頃離情報蓄
積部13にはj個の単語分の近接順位値U。(’1−m
)(但し、n=x、z、−・・、j%” ” 1 * 
2 e・・・、M)が蓄積されているとする。
近接話者選択部12では、すでに学習音声の入力が行わ
れているj個の単語分の近接順位値U。
(nl、m)において発声者mごとに各単語を通して総
和をとって各発声者mの総合近接順位値U(” )、”
i’に算出する。
但し、”” 1 * 2−・・・、M        
  (♀0)次にこの総合近接順位値U (m)が最小
であるもの、すなわち入力されたj個の単語を通して考
えた時に利用者の音声パターンに最も近いものから順に
数えた時、k番目C二位置する初期標準パターン発声者
番号を示す近接話者テーブルT (k) (但し、k=
1.2.・・・、M)を作成し、次に入力済みのj個の
単語(単語番号が01からnj)で発声者番号がT(i
)(但し、r ” 1 * 2 e・・・。
L)である音声パターン、各単語につき合計り個を初期
標準パターン記憶部8から選択するように適応化標準パ
ターン記憶部7に指示する。
適応化標準パターン記憶部7には、認識モード時に使用
する各単語nの音声パターンP(n、i)が記憶される
が、学習発声が一つも入力されていない場合、P(n、
i)は初期標準パターン記憶部8内の全音声パターンS
(n、i)と一致している。
P(n、1)=S(n、i) 但し、n=jle””*N  i=1.2.””*M学
習が開始されて適応化標準パターン選択部9から上記の
ような指示が出されると、適応化標準パターン記憶部7
は入力されたj個の単語(単語番号n1からnj)それ
ぞれに属する音声パターンのうち指示された発声者番号
T(i)(但し、i=1゜2、・・・、L)を持つもの
だけを初期標準パターン記憶部8から抽出し、また学習
音声蓄積部14からは先に蓄積したj個の単語分の汗声
パターンvo1からV。jを抽出し、これらを合わせて
それまで適応化標準パターン記憶部7内でn、からnj
番の単語用として記憶していた音声パターンのセットと
置き換え記憶する。
PCnk 、 i ) =S(nk 、T(i))但し
、k=1 、2 、・・・、j ’ =1 m 2 m・・・、 L         
 (22)P (nk、 L+ 1 )=Vnk 但し、k=1.2.・・・、 j          
(23)p(nk、i):削除 但し、k=1.2.・・・、j i=L+2.L+3 、・・・、M     (24)
以上の動作により、適応化標準パターン記憶部7内の音
声パターンセットは利用者の発声したj個の単語n1か
らnjに適応化されたことになり、j個の単語(二対す
る適応化学習処理が完了する。
残りの単語(二対してもこの適応化学習処理を引続き行
い、全単語N個の適応化学習処理が完了した時点で適応
化学習モードが終了する。認識モードの動作は第3の実
施例と同様である。
以上の適応化学習モード及び認識モードの動作により、
第4の実施例では未知の利用者に対して少ない学習用デ
ータ数及び計算量で最゛適な標準パターンセットを構成
し、良好な認識性能を発揮することが可能な音声認識装
置における話者適応化を行うことができる。
本実施例では、適応化モードから認識モードへ移行する
際、学習が完了していない単語については初期標準パタ
ーン記憶部8内の音声パターンすべてを使用することと
なっているが、これを学習済みの単語で得られたものと
同一の話者:T(i)(但し、i=1.2.・・・、L
)が発声した音声パターンを学習が完了していない単語
からも選択することとし、認識モードに移行してもよい
「発明の効果」 この発明による音声認識装置C:おける話者適応化方法
では、パターン間距離を評価基準として、各単語で利用
者の発声した学習音声パターンに近接する音声パターン
だけを初期標準パターンセットの中から選択したもの、
あるいは上記のように選択されたものに利用者自身の音
声パターンを付加したもの、を適応化された標準パター
ンセットとすることによりて話者適応化を実現している
この発明で使用している音声パターンの選択の評価基準
、すなわちパターン間の距離は、認識処理を行う場合に
使用するものと共迎化が可能であり、認識率を求める場
合よりも計算量が少ない。
さらにこの発明では利用者の学習音声が一つあれば、そ
の単語カテゴリにおいては最適化が可能であることから
、必要とする学習量が少なく、利用者に対する学習時の
負担も少ない。
従ってこの発明(二よれば、認識率を最大化する話者を
選択する、あるいはいくつかの話者セットに対して最適
となるように予め用意された複数の標準パターンセット
のうちの一つを選択するなどの従来の方法に比べて、少
ない学習データ数及び計算量で、未知の利用者に対して
良好な認識性能を発揮する音声認識装置(=おける話者
適応化方法が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す装置のブロック
構成図、第2図はこの発明の第2の実施例を示す装置の
ブロック構成図、′!J13図はこの発明の′WI3の
実施例を示す装置のブロック構成図、第4図はこの発明
の第4の実施例を示す装置のブロック構成図である。 特許出願人  日本電信電話株式会社 代 理  人   草  野     卓オ 1 図 矛 2 図 > 3 図 オ 4 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)全認識対象語彙に対する複数話者の発声で構成さ
    れた初期標準パターンセット内の各音声パターンと利用
    者の音声パターンとの距離情報により、各語彙毎に前記
    初期標準パターンセット内から該利用者の音声パターン
    に近接する1個または複数個の音声パターンを選択し、
    これらを該利用者用の標準パターンセットとすることを
    特徴とする音声認識装置における話者適応化方法。
  2. (2)全認識対象語彙に対する複数話者の発声で構成さ
    れた初期標準パターンセット内の各音声パターンと利用
    者の音声パターンとの距離情報により、各語彙毎に前記
    初期標準パターンセット内から該利用者の音声パターン
    に近接する1個または複数個の音声パターンを選択し、
    これらの音声パターンと該利用者自身の音声パターンと
    を該利用者用の標準パターンセットとすることを特徴と
    する音声認識装置における話者適応化方法。
  3. (3)該利用者の音声パターンに近接する1個または複
    数個の音声パターンとして、全認識対象語彙または一部
    の認識対象語彙を総合して該利用者の音声パターンに近
    接している1名または複数名の話者を選択し、その話者
    の音声パターンを各語彙で用いることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項または(2)項記載の音声認識装
    置における話者適応化方法。
JP62320459A 1987-12-18 1987-12-18 音声認識装置における話者適応化方法 Pending JPH01161399A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010170075A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Fujitsu Ltd 情報処理装置、プログラム、および音響モデルを生成する方法
US9947324B2 (en) 2015-04-22 2018-04-17 Panasonic Corporation Speaker identification method and speaker identification device

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JP2010170075A (ja) * 2008-12-26 2010-08-05 Fujitsu Ltd 情報処理装置、プログラム、および音響モデルを生成する方法
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