JPH0566597B2 - - Google Patents

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JPH0566597B2
JPH0566597B2 JP59269954A JP26995484A JPH0566597B2 JP H0566597 B2 JPH0566597 B2 JP H0566597B2 JP 59269954 A JP59269954 A JP 59269954A JP 26995484 A JP26995484 A JP 26995484A JP H0566597 B2 JPH0566597 B2 JP H0566597B2
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Fumio Maehara
Meikun Sha
Zuiseki Ro
Toshihiro Hayashi
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、不特定多数の利用者を対象とした認
識装置に用いる標準パタンの作成装置に関するも
のである。
従来の技術 従来、認識装置、例えば音声認識装置(樺沢
他;“不特定話者単語音声認識ボード。日本音響
学会講演論文集(P145〜146)59年3月)や文
字、図形の認識装置などでは、入力データを分析
することによつて得られるn次元の特徴ベクトル
系列{a→1,a→2,…,a→I}に対して、あらかじ
め装置内に登録してあるP個の標準パターンベク
トル系列{b→1 1,b→1 2,…,b→J}……{b→P 1
,b→P 2
…,b→P K}の中から、これと距離の最も近いもの、
もしくは最も類似性の大きいものをもつて認識結
果としているが、このとき入力ベクトル系列{a→
,a→2,…,a→I}と標準パターンベクトル系列
のうち1つ、例えばベクトル系列{b→1,b2
…,bM}(但し=1〜P)の比較に際してベ
クトル系列{a→1,a→2,…,a→I}の一要素ベク
トルa→iとベクトル系列{b→1,b→2,…,b
M
の中の一要素ベクトルb→Mの市街距離、もしくは
ユークリツト距離を計算し、これをもとに2つの
ベクトル系列の総距離を、ダイナミツクプログラ
ミングや線形伸縮などの方法を用いて計算するも
のが大部分である。
但し、市街距離Cj ,n、ユークリツド距離dj ,n
は次式で与えられる。
a→i={ai,1,ai,2,…,ai,N} b→n={bn,1,bn,2,…,bn,N} とするとき Cj ,nNr=1 |ai,r−bn,r|(市街距離) …(1) ところで、辞書として、あらかじめ装置内に登
録してある標準パターンベクトル列としては、特
定の利用者を対象として使用者が認識装置の使用
に先立つて、該当パターンを発声しておき、これ
を用いるもののほか、複数の利用者から集めた多
数のデータをもとに、これらのデータから得られ
た、多数の特徴パターンをグループ化して、グル
ープを代表する特徴パターンを標準パターンとす
る、不特定使用者を対象とした認識装置がある。
不特定使用者を対象とする認識装置における、
標準パターン作成の一例を以下に説明する。
第1の従来例としては、L.R.Rabiner,et al:
“Speaker−independen recognition of isolated
words using clustering techniques”IEEE
Trans.Acoust,Speach Signal Process.,
ASSP−27,PP.336−349(1979)に示されるもの
が代表的である。
第2図は、不特定話者を対象とする認識装置に
おける従来例1の標準パターン作成方式のブロツ
ク図を示すものであり、11は特徴抽出手段で1
カテゴリ(認識対象)毎に入力されるN個の入力
パターンについて各入力パターン毎にその特徴量
を抽出して入力パターンを表わす特徴パターンす
なわち前述の特徴ベクトル系列{a→1,a→2,…,
a→I}を生成する。12は記憶手段で、特徴抽出
手段11で生成された特徴パターンを記憶する。
13は計算手段で、前記特徴パターン間の距離を
計算し結果を保持する。14はグループ化手段
で、前記計算結果に基づいて、特徴パターンと他
の特徴パターンとの距離が小さい上位K個を1つ
の特徴パターン群とし各特徴パターン毎に選ばれ
たN個の特徴パターン群間で共通する特徴パター
ンの数が所定数Ks(K)以上の特徴パターン群
をグループ化する。15は判断手段で、グループ
化手段4aでグループ化されたグループの数が所
定数Mであるかどうかを判断してM個でない時は
グループ手段14を再駆動させる。16は平均手
段で、前記グループ内のそれぞれの特徴パターン
を平均する。
以上の様に構成された従来の標準パターン作成
装置について、以下その動作について説明する。
入力パターンは特徴抽出手段11で特徴抽出され
て、入力パターンを表わす特徴パターンAiが生成
される。一つのカテゴリに対するN個の入力パタ
ーンについて入力パターン毎に生成された前記特
徴パターンAi(i=0,…,N−1)は記憶手段
12にそれぞれ記憶される。記憶手段12で記憶
されているN個の特徴パターン群Ai(i=0,…,
N−1)に対し、計算手段13でそれぞれの特徴
パターン間の距離計算を行い、それぞれの計算結
果Dij=|Ai−Aj|(i,j=0,…,N−1)を
保持する。グループ化手段14では前記計算結果
に基づいて、一つの特徴パターンAiについて他の
特徴パターンとの距離の近いもの上位K個の特徴
パターン Ai,Ax,…,Ayで構成される特徴パターン群 ai=(Ai,Ax,…,Ay),(i=0,…,N−
1) を選び、前記特徴パターン群間で共通する特徴パ
ターンが所定個数Ks(K)以上存在する場合に
該当する特徴パターン同志ae,af{KsNun(ae
af):e,f=0,…,N−1,e≠f;Nun(x)
は集合xの要素の数}をグループ化する。判断手
段15では、グループ化手段14でグループ化さ
れたグループの数が所定数Mであるかどうかを判
断し、所定数Mでない時には、前記特徴パターン
群を構成する特徴パターン数Kを1つ増してK+
1としてグループ化手段14を再駆動させるが、
前記グループの数が所定数Mであれば、平均手段
16を駆動させる。平均手段16ではグループ化
手段14でグループ化されて記憶手段12で記憶
されている特徴パターンのグループB0,…,
BM-1についてそれぞれのグループ内のK個の特
徴パターンを平均して各グループを代表する標準
パターンS0,…,SM-1をそれぞれのカテゴリに対
して前記所定のグループ数Mだけ発生する。
以上のように、一群のデータを特徴の似た複数
のグループに分割する手法をクラスタリングと呼
ぶ。
しかしながら、上記のような構成では、前記グ
ループ化された特徴パターンを平均するので、一
つのカテゴリに属する標準パターン間の距離より
も、他のカテゴリに属する標準パターンとの距離
の方が近くなる場合が生じ結果的に、作成された
標準パターンはカテゴリの特徴を失つてしまう。
したがつてこの様な装置により作成した標準パタ
ーンは、パターン認識率の劣化の大きな原因の一
つであるという問題を有していた。
この問題を解決する第2の従来例として、特開
昭59−163681号公報に示される標準パターン作成
装置が有る。これは所定数のグループ内のそれぞ
れの特徴パターン間で当該特徴パターンと他の特
徴パターンとの距離の最大値が最も小さくなる特
徴パターンを選択する選択手段を備えた標準パタ
ーン作成装置であり、カテゴリを表わす特徴を失
わずに標準パターンが作成できる高認識率を与え
る標準パターンを精度よく短時間で作成できる。
第3図は、この標準パターン作成装置のブロツ
ク図を示すものである。
第3図において、21は特徴抽出手段で、1カ
テゴリ毎に入力されるN個の入力パターンについ
て各入力パターン毎にその特徴量を抽出して入力
パターンを表わす特徴パターンを生成する。22
は記憶手段で、特徴抽出手段21で生成された特
徴パターンを記憶する。23は計算手段で、前記
特徴パターン間の距離を計算し結果を保持する。
24はグループ化手段で、前記計算結果に基づい
て、特徴パターンと他の特徴パターンとの距離が
小さい上位K個を1つの特徴パターン群とし、各
特徴パターン毎に選ばれたN個の特徴パターン群
間で共通する特徴パターンの数が所定数Ks
K)以上の特徴パターン群をグループ化する。2
5は判断手段で、グループ化手段24でグループ
化されたグループの数が所定数M以上であるかど
うかを判断してM個でない時は前記グループ化手
段を再駆動させる。27は選択手段で、M個のグ
ループ内のそれぞれの特徴パターン間で当該特徴
パターンと他の特徴パターンとの距離の最大値が
最も小さくなる特徴パターンを選択して、標準パ
ターンとして出力する。
以上の様に構成された標準パターン作成装置に
ついて、以下その動作を説明する。
入力パターンは特徴抽出手段21で特徴抽出さ
れて、入力パターンを表わす特徴パターンAiが生
成される。一つのカテゴリに対するN個の入力パ
ターンについて、入力パターン毎に生成された前
記特徴パターンAi(i=0,…,N−1)は記憶
手段22にそれぞれ記憶される。記憶手段22で
記憶されているN個の特徴パターン群Ai(i=0,
…,N−1)に対し、計算手段23でそれぞれの
特徴パターン間の距離計算を行い、それぞれの計
算結果Dij=|Ai−Aj|(i,j=0,…,N−
1)を保持する。グループ化手段24では前記計
算結果に基づいて、一つの特徴パターンAiについ
て他の特徴パターンとの距離の近いもの上位K個
の特徴パターンAi,Ax,…,Ayで構成される特
徴パターン群ai=(Ai,Ax,Ay),(i=0,…,
N−1)を選び、前記特徴パターン群間で共通す
る特徴パターンが所定個数Ks(K)以上存在す
る場合に該当する特徴パターン同志ae,af{Ks
Nun(ae af):e,f=0,…,N−1,e≠
f;Nun(x)は集合xの要素の数}をグループ化す
る。判断手段25ではグループ化手段24でグル
ープ化されたグループの数が所定数Mであるかど
うかを判断し、所定数Mでない時には、前記特徴
パターン群を構成する特徴パターン数Kを1つ増
してK+1として、グループ化手段24を再駆動
させるが、前記グループの数が所定数Mであれ
ば、選択手段27を駆動させる。選択手段27で
は、グループ化手段24でグループ化された特徴
パターン群について特徴パターン間で当該特徴パ
ターンAq(B:=0,…,M−1,q=0,
…,K−1)と他の特徴パターンAr(B:
≠r=0,…,K−1)との距離の最大値Dqnax
(q=0,…,K−1)が最も小さくなる特徴パ
ターンA* n(m=0,…,M−1)を選択して標準
パターンとして出力する。
以上のようにこの従来例によれば、グループ内
のそれぞれの特徴パターン間で当該特徴パターン
と他の特徴パターンとの距離の最大値が最も小さ
くなる特徴パターンを選択することにより、カテ
ゴリを表わす特徴を失わずに標準パターンが作成
でき高認識率を与える標準パターンを精度よく短
時間で作成できる。
このクラスタリング手法をCLSクラスタリング
と呼ぶ。
発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の方式では、例え
ば音声認識装置の場合に、同一単語の多数パター
ンから、その単語を代表する中心パターンを抽出
するのに有効であるが、違つた年齢・性別等バラ
ツキの大きなデータでは異なる単語間でも距離が
非常に小さいものが有り、標準パターンの生成に
際して互のグループ間距離が接近し、誤認識を起
こしやすいという欠点を有する。
本発明はかかる点に鑑み、グループ間距離を大
きくした標準パターンを得ることができるパター
ン作成装置を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は、複数の認識対象の各認識対象毎に異
なる発生条件で得た複数のサンプルの特徴パター
ンを抽出する特徴パターン抽出手段と、前記特徴
パターンの相互間の距離を計算する計算手段と、
異なる認識対象の特徴パターン間の距離が所定値
よりも小さいとき当該特徴パターンのサンプルを
標準パターン作成のためのサンプルから除外する
サンプル選択手段と、各認識対象毎に、当該認識
対象の前記除外サンプル以外のサンプルをもと
に、当該サンプルより生成された特徴パターン間
の距離の各グループ毎の最大値が最小となるよう
に前記当該サンプルをグループ化し、グループの
中心となるサンプルを標準パターンとする標準パ
ターン決定手段とを備えた標準パターン作成装置
である。
作 用 本発明は以上のように構成することにより、複
数の認識対象の各認識対象毎に異なる発生条件で
得た複数のサンプルの特徴パターンを抽出し、こ
の特徴パターンの相互間の距離を計算し、異なる
認識対象の特徴パターン間の距離が所定値よりも
小さいとき当該特徴パターンのサンプルを標準パ
ターン作成のためのサンプルから除外し、各認識
対象毎に、当該認識対象の前記除外サンプル以外
のサンプルをもとに、当該サンプルより生成され
た特徴パターンの距離の各グループ毎の最大値が
最小となるように前記当該サンプルをグループ化
し、グループの中心となるサンプルを標準パター
ンとする。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面とともに
説明する。第1図は本発明の一実施例における音
声認識装置のブロツク図である。
同図において、1は入力信号をn次元のパラメ
ータベクトル系列{a→1,a→2,…,a→i,…,a
I
に逐次変換する特徴抽出部で、フイルタバンク、
フーリエ変換器などにより構成される。2はスイ
ツチで、標準パターン作成時にはA側に、パター
ン比較時にはB側に切りかわる。3は標準パター
ン作成部で認識動作に供する標準パターン{b→
1 1,1,…,b→1 J,1}……{b→P 1,1,…,b→P K,1
を作成す
る。4はパターン記憶部で、上記標準パターン系
列{b→1 1,1,b→1 2,1,…,b→1 J,1},…,{b→
P 1,1,b→P 2,1
…,b→P K,1}を記憶する。5は前記パラメータベク
トル系列{a→1,a→2,…,a→I}と標準パターン
記憶部4に記憶されている標準パターンとの距離
を計算する距離計算部である。6は距離計算部5
により得られたP個の距離のうち最小なる標準パ
ターンを認識結果として出力信号線7に出力する
判定部である。
次に標準パターン作成部3の内部構成について
説明する。
8は記憶手段で、特徴抽出部1で生成された
特徴パターンを記憶する。9は計算手段で、前記
特徴パターン間の距離を計算し結果を保持する。
10はグループ化手段Iで、前記計算結果に基づ
いて、特徴パターンと他の特徴パターンとの距離
が小さい上位K個を1つの特徴パターン群とし、
各特徴パターン毎に選ばれたN個の特徴パターン
群間で共通する特徴パターンの数が所定数Ks
K)以上の特徴パターン群をグループ化する。1
1は判断手段Iで、グループ化手段I10でグル
ープ化されたグループの数が所定数M以上である
かどうかを判断してM個でない時は前記グループ
化手段を再駆動させる。12は選択手段Iで、M
個のグループ内のそれぞれの特徴パターン間で当
該特徴パターンと他の特徴パターンとの距離の最
大値が最も小さくなる特徴パターンを選択して、
標準パターンとして出力する。13は記憶手段
で、選択手段で生成された特徴パターンを記憶
する。14は計算手段で、前記特徴パターン間
の距離を計算し結果を保持する。15はグループ
化手段で、前記計算結果に基づいて、特徴パタ
ーンと他の特徴パターンとの距離が小さい上位
K′個を1つの特徴パターン群とし、各特徴パタ
ーン毎に選ばれたN′個の特徴パターン群間で共
通する特徴パターンの数が所定数K′s(K′)以
上の特徴パターン群をグループ化する。16は判
断手段で、グループ化手段,15でグループ
化されたグループの数が所定数M′以上であるか
どうかを判断してM′個でない時は前記グループ
化手段を再駆動させる。17は選択手段で、
M′個のグループ内のそれぞれの特徴パターン間
で当該特徴パターンと他の特徴パターンとの距離
の最大値が最も小さくなる特徴パターンを選択し
て、標準パターンとして標準パターン記憶部4に
記憶する。
次に上記のように構成された装置の動作につい
て、標準パターン作成時、パターン比較時に分け
て各々説明する。
先ず標準パターン作成時にはスイツチ2をA側
にし標準パターン作成に供するデータを順次入力
する。
入力データは特徴抽出部1で特徴抽出されて、
入力データを表わす特徴パターンAiが生成され
る。全カテゴリに対するN個の入力パターンにつ
いて、入力データ毎に生成された前記特徴パター
ンAi(i=0,…,N−1)は記憶手段8にそ
れぞれ記憶される。記憶手段8で記憶されてい
るN個の特徴パターン群Ai(i=0,…,N−1)
に対し、計算手段8でそれぞれの特徴パターン
間の距離計算を行い、それぞれの計算結果Dij
|Ai−Aj|(i,j=0,…,N−1)を保持す
る。グループ化手段10では前記計算結果に基
づいて、一つの特徴パターンAiについて他の特徴
パターンとの距離の近いもの上位K個の特徴パタ
ーンAi,Ax,…,Ayで構成される特徴パターン
群ai=(Ai,Ax,Ay),(i=0,…,N−1)を
選び、前記特徴パターン群間で共通する特徴パタ
ーンが所定個数Ks(K)以上存在する場合に該
当する特徴パターン同志ae,af{KsNun(ae
af):e,f=0,…,N−1,e≠f;Nun(x)
は集合xの要素の数}をグループ化する。判断手
段11ではグループ化手段10でグループ化
されたグループの数が所定数Mであるかどうかを
判断し、所定数Mでない時には、前記特徴パター
ン群を構成する特徴パターン数Kを1つ増してK
+1として、グループ化手段10を再駆動させ
るが、前記グループの数が所定数Mであれば、選
択手段,11を駆動させる。選択手段12で
は、グループ化手段10でグループ化された特
徴パターン群について特徴パターン間で当該特徴
パターンAq(B:=0,…,M−1,q=
0,…,K−1)と他の特徴パターンAr
(B:≠r=0,…,K−1)との距離の最
大値Dqnax(q=0,…,K−1)が最も小さくな
る特徴パターンをもとに他グループに混入してい
るものを除いた残りのパターンAi′(i′=0,…,
N′−1)を選択して出力する。
以上のようにして選択手段12から出力され
た前記特徴パターンA′i(i′=0,…,N′−1)は
記憶手段13にそれぞれ記憶される。記憶手段
13で記憶されているN′個の特徴パターン群
A′i(i′=0,…,N′−1)に対し、計算手段1
5でそれぞれの特徴パターン間の距離計算を行
い。それぞれの計算結果D′ij=|A′i−A′j|(i′,
j′=0,…,N′−1)を保持する。グループ化手
段15では前記計算結果に基づいて、一つの特
徴パターンA′iについて他の特徴パターンとの距
離の近いもの上位K′個の特徴パターンA′i′,A′x

…,A′y′で構成される特徴パターン群a′i=(A′i

A′x′,A′y′),(i′=0,…,N′−1)を選び、

記特徴パターン群間で共通する特徴パターンが所
定個数K′s(K′)以上存在する場合に該当する
特徴パターン同志a′e,a′f{K′sN′un′(a′e

a′f):e′,f′=0,…,N′−1,e′≠f′;
N′un′(x′)は集合x′の要素の数}をグループ化

る。判断手段,16ではグループ化手段,1
5でグループ化されたグループの数が所定数
M′であるかどうかを判断し、所定数M′でない時
には、前記特徴パターン群を構成する特徴パター
ン数K′を1つ増してK′+1として、グループ化
手段,15を再駆動させるが、前記グループの
数が所定数M′であれば、選択手段17を駆動
させる。選択手段17では、グループ化手段
15でグループ化された特徴パターン群について
特徴パターン間で当該特徴パターンA′q
(B′′:′=0,…,M′−1,q′=0,…,
K′−1)と他の特徴パターンA′′r′(B′′:

≠r′=0,…,K′−1)との距離の最大値D′qnax
(q′=0,…,K′−1)が最も小さくなる特徴パ
ターンAn(m=0,…,M−1)を選択して標準
パターンとして出力し標準パターン記憶部4に記
憶する。
次にパターン比較の場合について説明する。パ
ターン比較に際しては、スイツチ2をB側に接続
し、特徴抽出部1は、入力音声に対応する入力パ
ラメータベクトル列{a→1,a→2,…,a→I}を距
離計算部5へ送出する。距離計算部5では特徴抽
出部1、パターン記憶部4から送出された各信号
に対し、式(1),(2)で示される市街距離、ユークリ
ツド距離等を用いて距離計算を行う。この動作を
標準パターンベクトルの第1グループ=1〜P
なると第2グループの同じく=1〜Pに対し
て行い、各々の距離を判定部6に出力する。
判定部6は、これらP個の距離のうち最小のも
のを判定し、最小距離を与える標準パターンベク
トルを判定結果として出力信号線7に出力する。
本発明における標準パターン作成時の動作につ
いて、さらに第4図のフローチヤートによつて説
明する。
今認識すべき対象が発声された8つの単語から
成る、央声認識の場合を例にとると、先ず、例え
ばクラスタリング手法に前述の第2の従来例なる
CLSクラスタリングを用いるとすると、8単語の
すべての発声パターンを1つの大きなグループと
して、その大グループをCLSクラスタリングの手
法によつて8つの副グループに分割する(31)。こ
の時各副グループのグループの大きさをグループ
内距離Dによつて決定するのであるが、この時単
語グループ間のオーバーラツプが存在しないよう
にDを決定する。従つて単語間のオーバーラツプ
を生じる様なサンプルはこの時点でとり除くこと
になる(32)。これによつて8つの副グループは認
識対象となる8つの単語を代表することになる。
次に各副グループをさらに複数個の小グループに
クラスタリングし(33)、小グループの中心点を前
述のMio−Max手法等を用いて決定し、中心点を
代表するパターンを、認識対象となる標準パター
ンとする。
本発明を先の従来例との比較によつてさらに説
明する。前記第1、第2の従来例においては、分
類カテゴリ内の各データのみを対象として、その
中の代表点をいくつか求めるものであつた。例え
ば「東京」、「大阪」、「京都」……と発声された複
数のデータのうちから、「東京」という分類カテ
ゴリのデータのみに対して分類方法を適用して、
複数の代表点を求めようとするもので、このうち
第2の従来例では第5図aに示すように複数の代
表点を求めるクラスタリングに際してカテゴリの
重複するサンプルを除去するものである。これに
対して本発明は、第5図bに示すように対象とな
る全カテゴリのデータに対してクラスタリングを
行い、この時点でカテゴリの重複するデータを先
ず除去して、各カテゴリを重複のないサブカテゴ
リに縮小し、このサブカテゴリを、さらにクラス
タリング手法によつて、複数のクラスタに分割す
るものである。
今「大阪」と発声された入力データが第6図5
1の位置に有るとする。従来のクラスタリング手
法では、カテゴリ間、すなわちこの場合、第6図
aに示すように東京と大阪に重なりが存在するた
め標準パターンの副グループが、重複領域に入り
込む場合が有り、東京の代表標準パターンとの最
小距離と第2位の距離CA1,CA2と大阪の代表標
準パターンのそれをCB1,CB2とする時 (CA1+CA2)/2<(CB1+CB2)/2 となり例えば最小2距離の平均で判定した時、誤
認識されることになる。これに対して本発明では
第1のクラスタリングによつて第6図bに示すよ
うに、「東京」、「大阪」で重複する領域が排除さ
れるため(CA1+CA2)/2>(CB1+CB2)/2
となり、正しい認識結果が得られる。
以上の手法により、東京、京都、奈良、犬山、
千葉、大阪の6都市名と「はい」、「いいえ」の合
計8単語について従来のCLSクラスタリング手法
と本発明のダブルクラスタリング手法で認識実験
を行つた結果、従来の認識率が9.34%であつたの
に対し、本発明では97.7%の認識率が得られた。
なお、本実施例は、これをコンピユータに置き
換え、プログラム的にこれを行うことも可能であ
る。又、本実施例では標準パターン作成と認識動
作を同一認識装置上に構成したが、これを2つの
装置とし、標準パターン作成のみを行う装置と、
認識動作を行う装置に分割することも可能であ
る。又、記憶手段と計算手段とグループ化手
段と判断手段と選択手段並びに記憶手段
と計算手段とグループ化手段と判断手段と
選択手段は共用化し、1組の手段を時分割的に
使用することも可能である。
また計算手段9,14での距離尺度は2つ
の特徴パターンの絶対値としたが、絶対値以外
に、cosh尺度や対数尺度など、距離を表すどの
様な尺度を用いることも可能である。
発明の効果 本発明の標準パターン作成装置は、複数の認識
対象の各認識対象毎に異なる発生条件で得た複数
のサンプルのうちから、異なる認識対象の特徴パ
ターン間の距離が所定値よりも小さいものを除い
て、標準パターンを作成するようにしたので、グ
ループ間の距離の大きい標準パターンを得ること
ができ、この標準パターンを認識装置に用いるこ
とにより、高い認識率を得ることができ、その工
業的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における認識装置の
ブロツク図、第2図、第3図は従来の認識装置に
おける標準パターン作成部のブロツク図、第4図
は本発明の標準パターン作成部の動作を説明する
フローチヤート、第5図は本発明の概念を説明す
る図、第6図は本発明による改善効果を示す図で
ある。 1……特徴抽出部、3……標準パターン作成
部、8,13……記憶手段、9,14……計算手
段、10,15……グループ化手段、11,16
……判断手段、12,17……選択手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の認識対象の各認識対象毎に異なる発生
    条件で得た複数のサンプルの特徴パターンを抽出
    する特徴パターン抽出手段と、前記特徴パターン
    の相互間の距離を計算する計算手段と、異なる認
    識対象の特徴パターン間の距離が所定値よりも小
    さいとき当該特徴パターンのサンプルを標準パタ
    ーン作成のためのサンプルから除外するサンプル
    選択手段と、各認識対象毎に、当該認識対象の前
    記除外サンプル以外のサンプルをもとに、当該サ
    ンプルより生成された特徴パターン間の距離の各
    グループ毎の最大値が最小となるように前記当該
    サンプルをグループ化し、グループの中心となる
    サンプルを標準パターンとする標準パターン決定
    手段とを備えた標準パタン作成装置。
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