JPH0116051Y2 - - Google Patents

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JPH0116051Y2
JPH0116051Y2 JP17844982U JP17844982U JPH0116051Y2 JP H0116051 Y2 JPH0116051 Y2 JP H0116051Y2 JP 17844982 U JP17844982 U JP 17844982U JP 17844982 U JP17844982 U JP 17844982U JP H0116051 Y2 JPH0116051 Y2 JP H0116051Y2
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temperature
permanent magnets
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magnetic
wind speed
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JP17844982U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は室温より高いキユーリー温度を有する
感温磁性体よりなるU字状体の両脚部先端に小さ
な間隙を置き、磁極を同方向に向けて密着させた
2個のリング状の永久磁石の中心孔を通るリード
スイツチとU字状体の伝導によつて熱を伝える正
特性サーミスタよりなる送風検知装置において、
2個の永久磁石の対向する磁極面に許容上限周辺
温度の中の対向する磁極面に近い平衡温度より僅
かに低いキユーリー温度を持つ感温磁性体の薄板
を僅かな間隙を離して両磁極面に接触させるか、
または許容下限周辺温度の中の対向する磁極面に
近い平衡温度より僅かに高いキユーリー温度をも
つた感温磁性体の板状体を両磁極面間に介在接触
させる送風検知装置である。
従来送風されていることを知る検知装置は第1
図に示すように室温よりかなり高いキユーリー温
度を持つ導電性の感温磁性体のU字状体1の両脚
部11,11′の先端部分の対応する位置にあけ
られた貫通孔にリードスイツチ2が装着される。
したがつて両脚部11,11′の間隔はリードス
イツチ2のガラス管より若干狭い。このリードス
イツチ2の外周に中心孔を通し永久磁石3,3′
が磁極を同じ方向に向け、且つ両磁石3,3′の
磁極間に1mm程度の間隙4を設けて取りつけられ
る。またリードスイツチ2は常閉型であり、この
感温磁性体のU字状体1と永久磁石3,3′とに
よつて平常はリードスイツチ2が開回路をなし温
度スイツチを構成している。また感温磁性U字状
体1の基部12を一方の電極とし、他の電極6と
の間で挾持密着されて自己温度保持機能を有する
正特性のサーミスタ5で送風検知装置が形成され
ている。
いま定格風速の送風が図面において、紙面と垂
直方向に送られるとき、サーミスタ5および、そ
の周辺部から熱が強制的に奮われ、感温磁性U字
状体1の基部12の温度はキユーリー温度以下で
あり、U字状体1は強磁性体であり、U字状体1
と永久磁石3,3′とは閉磁路を形成する。しか
しリードスイツチ2の中央部分では間隙4からの
僅かな漏れ磁束だけで、リードスイツチ2は開離
状態を保つている。
この定常状態から風速が定格値以下となると、
風で冷やされることが少くなり基部12の温度は
徐々に上昇し、温度がキユーリー温度に達すると
U字状体1は常磁性体となり、磁石3,3′から
の磁束はリードスイツチ2の中央部分を流れるの
で閉磁路を形成し、リードスイツチ2の常開接点
は閉じ閉成状態となる。
この構成の送風検知装置は風速を短時間に検知
できる特徴があるが、使用される周辺温度の許容
温度範囲が所望の温度範囲より狭い欠点がある。
すなわち、第2図に示すように風速の変化をパラ
メータとし、周囲温度toを横軸に、基部温度t1
縦軸にとり、スイツチの動作温度Tとの関係が求
められる。図において、たとえば風速1m/sec
のときの曲線aから風速2m/secのときの曲線
bに変化するときは、検知できる周辺温度toは約
10℃から50℃の範囲にすぎない。したがつて周辺
温度toが60℃の場合は風速2m/secの曲線bに
おいては、U字状体1の基部12の温度が温度ス
イツチの動作温度Tp以上にあり、リードスイツ
チ2の接点は閉成状態であるので、風速が2m/
secから1m/secに変つても検知することができ
ない欠点をもつている。
本考案は従来のかかる欠点を除き、永久磁石
3,3′の間隙間に感温磁性体の薄板を挿入する
ことによつて周辺の測定温度範囲を広くすること
ができる送風検知装置である。
本考案の実施例は第3図に示すように周辺の上
限温度約50℃より僅かに低い、たとえば45℃のよ
うなキユーリー温度を持つ感温磁性体の薄板7,
7′を、その間に間隙4を設けて磁石3,3′のそ
れぞれの磁極面に密着させる。
この場合従来の第2図の特性に対して、第4図
の特性曲線となる。ここにおいて周辺温度tpが45
℃未満では薄板7,7′は強磁性体であるので、
この温度スイツチの動作温度Tは従来と同じTp
である。しかし周辺温度tpが45℃を越えると薄板
7,7′は常磁性体であるので、磁石3,3′間の
対向磁極間の間隙は見掛上大きくなつたと同じで
あり、リードスイツチ2の中央部に流れる漏れ磁
束が増す。したがつてリードスイツチ2の接点を
閉成する磁束と逆向きとなり、温度スイツチの動
作温度TはTpより僅かに高いT1となり、曲線b
が動作温度T1と交叉する周辺温度tpは約60℃まで
許容範囲を上限に広げることもできる。
本考案の他の実施例は第5図に示すように、従
来の第1図における間隙4の部分に許容周辺の下
限温度約10℃より僅かにキユーリー温度の高い、
たとえば15℃のような感温磁性体よりなる板体8
を挿入する。この装置における特性曲線は第6図
に示すように周辺温度tpが15℃以上になつたと
き、板体8は常磁性体となつているので、温度ス
イツチの動作温度Tpである。しかし周辺温度が
15℃未満では、板体8は強磁性体となるのでリー
ドスイツチ2の中央部への漏れ磁束がなく、リー
ドスイツチ2の接点は閉成しやすくなり、温度ス
イツチの動作温度はTpより僅かに低いT2となる。
したがつて曲線aと動作温度T2の線との交点が
約10℃だけ低下し、許容周辺温度tpを下限側に広
げることもできる。
さらに本考案の他の実施例は第7図のように、
第3図における両永久磁石3,3′と、その磁極
に密着させた感温磁性薄板7,7′との間の間隙
に、許容周辺温度tpの下限温度約10℃より僅かに
高い、たとえば15℃のキユーリー温度をもつ感温
磁性板8を挿入する。
感温磁性薄板7,7′は45℃のキユーリー温度
をもち 感温磁性板体8は15℃のキユーリー温度をもつ ものとすれば各温度域での磁石3,3′の間隙
の長さは 温度域 永久磁石間の間隙長 (イ) 0〜15℃→7,7,8が強磁性体 実質的
に0 (ロ) 15℃〜45℃→8は非磁性体7,7′は強磁性
体 →l1 (ハ) 45℃以上→7,7′,8ともに非磁性体→l2 なおl1は感温磁性板体8の幅の間隙 l2は7,8,7′の幅の和に相当する間隙 従つて温度が(イ)→(ロ)→(ハ)となるごとに永久磁石
3,3′間の間隙が大きくなつていく。本磁気回
路では間隙長が大となるごとに永久磁石3,3′
の内側からの磁極からリードスイツチ2の中央部
へのもれ磁束が増加してゆき、本来リードスイツ
チを開成すべき3,3′の外側からリードスイツ
チにまわり込む磁束に対し反対方向であるため間
隙長が大となるごとに動作温度はT2→T0→T1
如く高くなつてゆく。この温度特性を第8図に示
す。
以上に述べたように従来の送風検知装置に、そ
れぞれ適当なキユーリー温度を持つた薄板7,
7′、または板体8を両永久磁石3,3′の磁極間
に挿入し、許容の周辺温度tpの範囲を広げること
ができ、短時間で広い範囲の風速を検知すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の送風検知装置の構造を示す正面
図、第2図は許容周辺温度に対するスイツチの動
作温度の変化を示す特性図、第3図は本考案の送
風検知装置の一実施例の構造を示す正面図、第4
図は第3図における送風検知装置の特性図、第5
図は本考案の送風検知装置の他の実施例の構造を
示す正面図、第6図は第5図における送風検知装
置の特性図、第7図は本考案の送風検知装置のさ
らに他の実施例の構造を示す正面図、第8図は第
7図における送風検知装置の特性図である。 図において、1…U字状体、2…リードスイツ
チ、3,3′…永久磁石、4…間隙、5…サーミ
スタ、6…電極、7,7′…薄板、8…板体、1
1,11′…脚部、12…基部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 キユーリー温度が室温より高い感温磁性体よ
    りなるU字状体の両脚部先端に、磁極の極性を
    同方向にし、前記両磁極間に小間隙を設けて密
    着させる2個のリング状永久磁石の中心孔内に
    保持されたリードスイツチと、前記U字状体の
    基部を加熱する正特性のサーミスタよりなる風
    速を測定する装置において、前記対向する永久
    磁石のそれぞれの磁極面に感温磁性材よりなる
    薄板を密着し構成する送風検知装置。 2 前記風速を測定する装置において、対向する
    永久磁石のそれぞれの磁極面に小間隙を設け、
    許容上限周辺温度中における前記磁極面近くの
    平衡温度より低いキユーリー温度を有する感温
    磁性材よりなる薄板を密着構成する実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の送風検知装置。 3 前記風速を測定する装置において、対向する
    永久磁石のそれぞれの磁極面間に許容下限周辺
    温度中における前記磁極面近くの平衡温度より
    高いキユーリー温度を有する感温磁性材よりな
    る板体を挿入構成する実用新案登録請求の範囲
    第1項および第2項記載の送風装置。
JP17844982U 1982-11-27 1982-11-27 送風検知装置 Granted JPS5982859U (ja)

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JP17844982U JPS5982859U (ja) 1982-11-27 1982-11-27 送風検知装置

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JP17844982U JPS5982859U (ja) 1982-11-27 1982-11-27 送風検知装置

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Publication Number Publication Date
JPS5982859U JPS5982859U (ja) 1984-06-04
JPH0116051Y2 true JPH0116051Y2 (ja) 1989-05-12

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