JPH0116046Y2 - - Google Patents
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- JPH0116046Y2 JPH0116046Y2 JP369484U JP369484U JPH0116046Y2 JP H0116046 Y2 JPH0116046 Y2 JP H0116046Y2 JP 369484 U JP369484 U JP 369484U JP 369484 U JP369484 U JP 369484U JP H0116046 Y2 JPH0116046 Y2 JP H0116046Y2
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- lid
- crucible
- electric furnace
- sulfuric acid
- tentacle
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[技術分野]
本考案は、原油および各種石油製品の硫酸灰分
を自動的に試験する装置に関する。
を自動的に試験する装置に関する。
[背景技術]
原油および各種石油製品の硫酸灰分を試験する
方法としては、日本工業規格が定める硫酸灰試験
方法(JIS K 2272)が広範に採用されている
が、従来、この試験方法を行う場合には、専ら人
手により全工程を行つていた。そのため、煩雑な
手作業を強いられることとなり、非能率的であつ
た。しかも、前記硫酸灰分試験方法には硫酸処理
工程が含まれているため、手作業を行なうには危
険でもあつた。
方法としては、日本工業規格が定める硫酸灰試験
方法(JIS K 2272)が広範に採用されている
が、従来、この試験方法を行う場合には、専ら人
手により全工程を行つていた。そのため、煩雑な
手作業を強いられることとなり、非能率的であつ
た。しかも、前記硫酸灰分試験方法には硫酸処理
工程が含まれているため、手作業を行なうには危
険でもあつた。
[考案の目的]
本考案の目的は、硫酸灰分試験を人手によらず
して能率的に行うことができるとともに、安全性
の高い硫酸灰分自動試験装置を提供することにあ
る。
して能率的に行うことができるとともに、安全性
の高い硫酸灰分自動試験装置を提供することにあ
る。
[考案の構成]
そのため、本考案は、電気炉の蓋を移動させて
この蓋を開閉しながら蓋に支持された坩堝を電気
炉から出入れする開閉機構を設けるとともに、前
記蓋の開放時に蓋に支持された坩堝内に硫酸を所
定量滴下する硫酸滴下機構を設け、これら両機構
を連動させて用いることにより前記目的を達成し
ようとするものである。
この蓋を開閉しながら蓋に支持された坩堝を電気
炉から出入れする開閉機構を設けるとともに、前
記蓋の開放時に蓋に支持された坩堝内に硫酸を所
定量滴下する硫酸滴下機構を設け、これら両機構
を連動させて用いることにより前記目的を達成し
ようとするものである。
[実施例]
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図には、本考案に係る硫酸灰自動試験装置
の一実施例が示され、この図において、電気炉1
の蓋2には開閉機構3が設けられるとともに、電
気炉1の近傍には硫酸滴下機構4が電気炉1と隣
接して配置されている。
の一実施例が示され、この図において、電気炉1
の蓋2には開閉機構3が設けられるとともに、電
気炉1の近傍には硫酸滴下機構4が電気炉1と隣
接して配置されている。
前記電気炉1には1次ヒータ5および2次ヒー
タ6が設けられ、蓋2により電気炉1が完全に密
閉された状態で両ヒータ5,6が作動すると炉1
内は800±25℃に保たれ得るようになつている。
タ6が設けられ、蓋2により電気炉1が完全に密
閉された状態で両ヒータ5,6が作動すると炉1
内は800±25℃に保たれ得るようになつている。
蓋2の下端には吊棚7が垂下されている。吊棚
7は、蓋2に取り付けられた略コ字型状等のロツ
ド8と、このロツド8により水平に保持された棚
板9と、から成り、棚板9には坩堝11が着脱自
在に嵌入保持される保持穴が設けられ、これら保
持穴により、例えば4個の坩堝11が互いに方形
状の配置状態で棚板9に保持されている。
7は、蓋2に取り付けられた略コ字型状等のロツ
ド8と、このロツド8により水平に保持された棚
板9と、から成り、棚板9には坩堝11が着脱自
在に嵌入保持される保持穴が設けられ、これら保
持穴により、例えば4個の坩堝11が互いに方形
状の配置状態で棚板9に保持されている。
また、蓋2の上端には、柄12を介して前記開
閉機構3が取り付けられている。開閉機構3は上
下方向に延びる略コ字型等の基台13を有し、基
台13には支柱14および送りねじ軸15が夫々
鉛直上下方向に沿つて互いに平行に設けられてい
る。また、支柱14には昇降スライダ16が昇降
自在に支持され、この昇降スライダ16に前記柄
12を介して蓋2が取付けられているとともに、
送りねじ軸15には昇降スライダ16に設けられ
たナツト部(図示せず)が螺合されており、送り
ねじ軸15に連結された昇降用モータ17により
送りねじ軸15が回転されると、その回転量に応
じて昇降スライダ16が支柱14に沿つて昇降さ
れるよう構成されている。
閉機構3が取り付けられている。開閉機構3は上
下方向に延びる略コ字型等の基台13を有し、基
台13には支柱14および送りねじ軸15が夫々
鉛直上下方向に沿つて互いに平行に設けられてい
る。また、支柱14には昇降スライダ16が昇降
自在に支持され、この昇降スライダ16に前記柄
12を介して蓋2が取付けられているとともに、
送りねじ軸15には昇降スライダ16に設けられ
たナツト部(図示せず)が螺合されており、送り
ねじ軸15に連結された昇降用モータ17により
送りねじ軸15が回転されると、その回転量に応
じて昇降スライダ16が支柱14に沿つて昇降さ
れるよう構成されている。
昇降スライダ16には触手18が突設され、一
方、基台13の側壁等の適宜位置には触手18に
より開閉成される第1、第2、第3のスイツチ2
1,22,23が夫々所定の高さ位置に固定され
ている。これらスイツチ21,22,23のう
ち、第1のスイツチ21に触手18が接触すると
モータ17の回転が停止して昇降スライダ16、
即ち、蓋2および坩堝11が、例えば予め定めら
れた所定時間だけ、停止されるようになつてお
り、停止時には蓋2と電気炉1との間に比較的十
分な間隔が設けられた状態となつている。
方、基台13の側壁等の適宜位置には触手18に
より開閉成される第1、第2、第3のスイツチ2
1,22,23が夫々所定の高さ位置に固定され
ている。これらスイツチ21,22,23のう
ち、第1のスイツチ21に触手18が接触すると
モータ17の回転が停止して昇降スライダ16、
即ち、蓋2および坩堝11が、例えば予め定めら
れた所定時間だけ、停止されるようになつてお
り、停止時には蓋2と電気炉1との間に比較的十
分な間隔が設けられた状態となつている。
また、第2のスイツチ22に触手18が接触す
るときには、蓋2と電気炉1との間に硫酸が蒸発
して外部に飛散するに足りるだけの隙間を有する
高さ位置に蓋2が停止され、更に、第3のスイツ
チ23に触手18が接触するときには蓋2が電気
炉を完全に密閉するようになつている。即ち、開
閉機構3により電気炉1の蓋2を昇降して開閉し
ながら蓋2の下方に支持された坩堝11を電気炉
1内から出入れするようになつている。
るときには、蓋2と電気炉1との間に硫酸が蒸発
して外部に飛散するに足りるだけの隙間を有する
高さ位置に蓋2が停止され、更に、第3のスイツ
チ23に触手18が接触するときには蓋2が電気
炉を完全に密閉するようになつている。即ち、開
閉機構3により電気炉1の蓋2を昇降して開閉し
ながら蓋2の下方に支持された坩堝11を電気炉
1内から出入れするようになつている。
触手18が第1のスイツチ21に接触して蓋2
と電気炉1との間に比較的十分な間隔が設けられ
た状態において、棚板11上の4個の坩堝11の
うちの隣合う2個の坩堝11の夫々の上方側近傍
には、ガラス製管の滴下ノズル24が配置され得
るようになつている。これら滴下ノズル24は、
第2図に拡大して示されるように、その先端が坩
堝11の径よりやや小径の環状に形成され、複数
穿設された滴下口25から坩堝11内に採取され
た試料(残灰)の全域に硫酸が滴下されるように
なつている。
と電気炉1との間に比較的十分な間隔が設けられ
た状態において、棚板11上の4個の坩堝11の
うちの隣合う2個の坩堝11の夫々の上方側近傍
には、ガラス製管の滴下ノズル24が配置され得
るようになつている。これら滴下ノズル24は、
第2図に拡大して示されるように、その先端が坩
堝11の径よりやや小径の環状に形成され、複数
穿設された滴下口25から坩堝11内に採取され
た試料(残灰)の全域に硫酸が滴下されるように
なつている。
また、これら滴下ノズル24は、第1図に示さ
れるように、四フツ化エチレン樹脂製等の供給管
26の先端側に取り付けられるとともに、供給管
26の基端側は水平スライダ27に固定されてい
る。この水平スライダ27は、所定の高さ位置に
おいて水平方向に沿つて配されたレール28に移
動自在に支持されるとともに、水平スライダ27
には無端状のベルト29が係止され、ベルト29
はレール28の長手方向に所定間隔を隔てて配置
されたプーリ30,31に回行可能に掛渡されて
いる。一方のプーリ30はモータ32に連結さ
れ、モータ32の回転に応じて水平スライダ27
がレール28に沿つて水平移動するようになつて
いる。
れるように、四フツ化エチレン樹脂製等の供給管
26の先端側に取り付けられるとともに、供給管
26の基端側は水平スライダ27に固定されてい
る。この水平スライダ27は、所定の高さ位置に
おいて水平方向に沿つて配されたレール28に移
動自在に支持されるとともに、水平スライダ27
には無端状のベルト29が係止され、ベルト29
はレール28の長手方向に所定間隔を隔てて配置
されたプーリ30,31に回行可能に掛渡されて
いる。一方のプーリ30はモータ32に連結さ
れ、モータ32の回転に応じて水平スライダ27
がレール28に沿つて水平移動するようになつて
いる。
水平スライダ27には、吊棚7に支持された坩
堝11の存在を確認する検出器33が備えられて
いる。この検出器33は、例えば吊棚7側に向つ
て投光し且つ坩堝11からの反射光があればこの
反射光を受光し、これにより坩堝11の存在を確
認するよう構成されている。
堝11の存在を確認する検出器33が備えられて
いる。この検出器33は、例えば吊棚7側に向つ
て投光し且つ坩堝11からの反射光があればこの
反射光を受光し、これにより坩堝11の存在を確
認するよう構成されている。
また、供給管26の基端側にはチユーブ34を
介して分注器35が連結されている。分注器35
内には硫酸が収容され、分注器35のキヤツプ等
に取付けられたピストンロツド36が一定のスト
ロークだけ上下動することにより分注器35内の
硫酸が滴下ノズル24から一定量だけ滴下される
ようになつている。ピストンロツド36は、昇降
ロツド37を介して偏心カム38に係止され、カ
ムモータ39により偏心カム38が回転するとピ
ストンロツド36が一定ストローク上下動するよ
うになつている。
介して分注器35が連結されている。分注器35
内には硫酸が収容され、分注器35のキヤツプ等
に取付けられたピストンロツド36が一定のスト
ロークだけ上下動することにより分注器35内の
硫酸が滴下ノズル24から一定量だけ滴下される
ようになつている。ピストンロツド36は、昇降
ロツド37を介して偏心カム38に係止され、カ
ムモータ39により偏心カム38が回転するとピ
ストンロツド36が一定ストローク上下動するよ
うになつている。
ここにおいて、前記硫酸滴下機構4により、蓋
2の開放時に坩堝11内に硫酸が所定量滴下され
るよう構成されている。また、前記検出器33に
より坩堝11の存在が確認されて坩堝11の上方
に滴下ノズル24が配置されたとき、モータ32
が停止して滴下ノズル24の水平移動が停止する
とともに、このとき、モータ39によりピストン
ロツド36が上下動されて滴下ノズル24から坩
堝11内の試料に硫酸が滴下されるようになつて
いる。
2の開放時に坩堝11内に硫酸が所定量滴下され
るよう構成されている。また、前記検出器33に
より坩堝11の存在が確認されて坩堝11の上方
に滴下ノズル24が配置されたとき、モータ32
が停止して滴下ノズル24の水平移動が停止する
とともに、このとき、モータ39によりピストン
ロツド36が上下動されて滴下ノズル24から坩
堝11内の試料に硫酸が滴下されるようになつて
いる。
次に、本実施例の作用につき説明する。
まず、触手18が第1のスイツチ21に接触し
て蓋2と電気炉1との間に比較的十分な間隔が設
けられた状態において、滴下ノズル24を吊棚7
から一旦後退させ、吊棚7の棚板9に、自動炭化
残留物製造装置等より得られた炭化残留物(試
料)を秤量した後の坩堝11を載置させる。
て蓋2と電気炉1との間に比較的十分な間隔が設
けられた状態において、滴下ノズル24を吊棚7
から一旦後退させ、吊棚7の棚板9に、自動炭化
残留物製造装置等より得られた炭化残留物(試
料)を秤量した後の坩堝11を載置させる。
この状態で、水平スライダ7を検出器33によ
り坩堝11が確認されるまで坩堝11側に移動さ
せることにより、坩堝11の上方に滴下ノズル2
4を配置させ、ここで水平スライダ27を一旦停
止させ、この停止状態にてカムモータ39により
ピストンロツド36を一定ストローク上下動させ
て滴下ノズル24から坩堝11内に一定量の硫酸
を滴下する。
り坩堝11が確認されるまで坩堝11側に移動さ
せることにより、坩堝11の上方に滴下ノズル2
4を配置させ、ここで水平スライダ27を一旦停
止させ、この停止状態にてカムモータ39により
ピストンロツド36を一定ストローク上下動させ
て滴下ノズル24から坩堝11内に一定量の硫酸
を滴下する。
水平スライダ27を更に移動させることにより
残りの坩堝11にも同様にして一定量の硫酸を滴
下する。
残りの坩堝11にも同様にして一定量の硫酸を滴
下する。
こうして硫酸滴下を終了させた後、滴下ノズル
24を吊棚7側から後退させ、次いで、昇降スラ
イダ16を、触手18が第2のスイツチ22に接
触するまで、下降させる。触手18が第2のスイ
ツチ22に接触して昇降スライダ16が停止した
とき、坩堝11は電気炉1内に収容されるが、こ
のとき、電気炉1は蓋2により完全には閉塞され
ておらず、この状態にて、1次ヒータ5を作動さ
せて、坩堝11内の硫酸を蒸発させて試料を乾固
させる。
24を吊棚7側から後退させ、次いで、昇降スラ
イダ16を、触手18が第2のスイツチ22に接
触するまで、下降させる。触手18が第2のスイ
ツチ22に接触して昇降スライダ16が停止した
とき、坩堝11は電気炉1内に収容されるが、こ
のとき、電気炉1は蓋2により完全には閉塞され
ておらず、この状態にて、1次ヒータ5を作動さ
せて、坩堝11内の硫酸を蒸発させて試料を乾固
させる。
蒸発乾固の終了後、昇降スライダ16を更に下
降させて触手18が第3のスイツチ23に接触し
た状態にて昇降スライダ16が停止されると電気
炉1は蓋2により完全に密閉され、この密閉状態
において電気炉1の2次ヒータ6をも作動させ
る。これにより、電気炉1内は800±25℃程度に
保持され、この高温加熱状態を所定時間(例えば
30分間)維持させる。所定時間経過後に、今度は
昇降スライダ16がその触手18が第1のスイツ
チ21に接触するまで上昇させ、この状態で放冷
を行ない、冷却後に坩堝11を取り出して坩堝1
1の秤量を行ない、こうして硫酸灰分試験が完了
することとなる。
降させて触手18が第3のスイツチ23に接触し
た状態にて昇降スライダ16が停止されると電気
炉1は蓋2により完全に密閉され、この密閉状態
において電気炉1の2次ヒータ6をも作動させ
る。これにより、電気炉1内は800±25℃程度に
保持され、この高温加熱状態を所定時間(例えば
30分間)維持させる。所定時間経過後に、今度は
昇降スライダ16がその触手18が第1のスイツ
チ21に接触するまで上昇させ、この状態で放冷
を行ない、冷却後に坩堝11を取り出して坩堝1
1の秤量を行ない、こうして硫酸灰分試験が完了
することとなる。
このような本実施例によれば、残炭秤量後の坩
堝11を吊棚7に一旦載置させた後には、坩堝1
1の電気炉1への出入操作および坩堝11内への
硫酸の滴下操作の全てが直接人手を煩わせること
なく行われるため、全てを人手により手作業で行
つていた従来の場合と異なり、煩雑な作業が強い
られず、能率良く短時間で硫酸配分試験を行うこ
とができる。
堝11を吊棚7に一旦載置させた後には、坩堝1
1の電気炉1への出入操作および坩堝11内への
硫酸の滴下操作の全てが直接人手を煩わせること
なく行われるため、全てを人手により手作業で行
つていた従来の場合と異なり、煩雑な作業が強い
られず、能率良く短時間で硫酸配分試験を行うこ
とができる。
また、硫酸滴下機構4により硫酸4を坩堝11
内に滴下するものであるため、作業者にとつて安
全である。
内に滴下するものであるため、作業者にとつて安
全である。
更に、直接手作業によるものでないため、正確
な試験結果が得られるという効果がある。
な試験結果が得られるという効果がある。
なお、実施にあたり、前記環状の滴下ノズル2
4に代えて、第3図に示されるようにピユーレツ
ト式の滴下ノズル124を採用してもよいし、或
いは、第4図に示されるように基端側が略鉛直方
向に向けられ且つ回転可能にされた滴下ノズル2
24を用いる等してもよい。また、供給管26の
先端に複数の滴下ノズル24が取付けられるもの
としたが、ただ1つの滴下ノズル24が取付けら
れていてもよい。また、吊棚7に載置される坩堝
11の数は前述の場合に限らず、他の数であつて
もよい。
4に代えて、第3図に示されるようにピユーレツ
ト式の滴下ノズル124を採用してもよいし、或
いは、第4図に示されるように基端側が略鉛直方
向に向けられ且つ回転可能にされた滴下ノズル2
24を用いる等してもよい。また、供給管26の
先端に複数の滴下ノズル24が取付けられるもの
としたが、ただ1つの滴下ノズル24が取付けら
れていてもよい。また、吊棚7に載置される坩堝
11の数は前述の場合に限らず、他の数であつて
もよい。
更にまた、滴下ノズル24の坩堝11の上方に
配置された状態における停止時間や蓋2の各スイ
ツチ21,22,23に触手18が接触した際に
おける停止時間は、予め所用時間をタイマーにセ
ツトしておくことにより自動的に定めてもよい
し、或いは停止状態においてなされる操作を目視
確認しながらマニユアル操作的に次から次の工程
へと移行操作するものであつてもよい。
配置された状態における停止時間や蓋2の各スイ
ツチ21,22,23に触手18が接触した際に
おける停止時間は、予め所用時間をタイマーにセ
ツトしておくことにより自動的に定めてもよい
し、或いは停止状態においてなされる操作を目視
確認しながらマニユアル操作的に次から次の工程
へと移行操作するものであつてもよい。
また、昇降スライダ16は送りねじ軸15によ
り上下動されるものとしたが、これに限らず、ラ
ツクおよびピニオン、昇降ベルト等により昇降さ
れるものであつてもよいし、また、水平スライダ
27にあつてもベルト29により水平移動される
ものに限らず、ラツクおよびピニオン、送りねじ
軸、或いは自走式等であつてもよい。
り上下動されるものとしたが、これに限らず、ラ
ツクおよびピニオン、昇降ベルト等により昇降さ
れるものであつてもよいし、また、水平スライダ
27にあつてもベルト29により水平移動される
ものに限らず、ラツクおよびピニオン、送りねじ
軸、或いは自走式等であつてもよい。
更にまた、前記実施例では、電気炉1が謂わゆ
る縦型であり、蓋2を上下方向に移動させて開閉
するものであり、蓋2の下方に坩堝11が支持さ
れたが、電気炉はその開口部が横向きの横置型で
あり、開閉機構によりその蓋が水平方向に移動さ
れて電気炉が開閉され、また、蓋の片面側に坩堝
が上方に向けて開口するよう支持される構造等で
あつてもよい。
る縦型であり、蓋2を上下方向に移動させて開閉
するものであり、蓋2の下方に坩堝11が支持さ
れたが、電気炉はその開口部が横向きの横置型で
あり、開閉機構によりその蓋が水平方向に移動さ
れて電気炉が開閉され、また、蓋の片面側に坩堝
が上方に向けて開口するよう支持される構造等で
あつてもよい。
[考案の効果]
上述のように本考案によれば、硫酸灰分試験を
人手によらずして能率的に行うことができるとと
もに、安全性の高い硫酸配分自動試験装置を提供
できる。
人手によらずして能率的に行うことができるとと
もに、安全性の高い硫酸配分自動試験装置を提供
できる。
第1図は本考案に係る硫酸灰分自動試験装置の
一実施例の概略構成を示す斜視図、第2図は前記
実施例における滴下ノズルを拡大して示す斜視
図、第3図および第4図は夫々前記以外の滴下ノ
ズルの互いに異なる例を拡大して示す斜視図であ
る。 1……電気炉、2……蓋、3……開閉機構、4
……硫酸滴下機構、5,6……ヒータ、7……吊
棚、11……坩堝、16,27……スライダ、1
7,32,39……モータ、21,22,23…
…スイツチ、24,124,124……滴下ノズ
ル、35……分注器、36……ピストンロツド。
一実施例の概略構成を示す斜視図、第2図は前記
実施例における滴下ノズルを拡大して示す斜視
図、第3図および第4図は夫々前記以外の滴下ノ
ズルの互いに異なる例を拡大して示す斜視図であ
る。 1……電気炉、2……蓋、3……開閉機構、4
……硫酸滴下機構、5,6……ヒータ、7……吊
棚、11……坩堝、16,27……スライダ、1
7,32,39……モータ、21,22,23…
…スイツチ、24,124,124……滴下ノズ
ル、35……分注器、36……ピストンロツド。
Claims (1)
- 電気炉の蓋を移動させこの蓋を開閉しながら蓋
に支持された坩堝を電気炉から出入れする開閉機
構が設けられるとともに、前記蓋の開放時に蓋に
支持された坩堝内に硫酸を所定量滴下する硫酸滴
下機構が設けられていることを特徴とする硫酸灰
分自動試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP369484U JPS60118959U (ja) | 1984-01-13 | 1984-01-13 | 硫酸灰分自動試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP369484U JPS60118959U (ja) | 1984-01-13 | 1984-01-13 | 硫酸灰分自動試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60118959U JPS60118959U (ja) | 1985-08-12 |
JPH0116046Y2 true JPH0116046Y2 (ja) | 1989-05-12 |
Family
ID=30478563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP369484U Granted JPS60118959U (ja) | 1984-01-13 | 1984-01-13 | 硫酸灰分自動試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60118959U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5515096B2 (ja) * | 2010-10-28 | 2014-06-11 | 独立行政法人海洋研究開発機構 | 自動分析前処理装置及び自動分析前処理装置を備えた自動分析装置 |
-
1984
- 1984-01-13 JP JP369484U patent/JPS60118959U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60118959U (ja) | 1985-08-12 |
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