JPH01159984A - 避雷器切り離し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野〕 この発明は、避雷器の故障時に避雷器を系統の導体から
電気的に切り離す避雷器切り離し装置に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

第３図は例えば本出願人が既に出願している避雷器切り
離し装置（実願昭６２−６９９１号）の断面図、第４図
は第６図の避雷器切り離し装置の動作後を示す断面図で
ある。

図において、（１）は系統の導体、（２）は一端が系統
の導体（１）に接続された接続導体、（６）は避雷器、
（４）は一端の接続導体（２）と接続され他端が避雷器
（３）と接続され故障電流によって溶断する可溶線、（
５）は避雷器（６）を支持する取付台、（６）は取付台
（５）の端部に設けられた回転軸であり、この回転軸（
６）を介して取付台（５）は避雷器（６）を回転自在に
支持している。

上記のように構成された従来の避雷器切り離し装置にお
いては、避雷器（３）に過大な入力が与えられたり、そ
の内部に何らかの異常が生じると、避雷器（３）の内部
に故障電流が流れる。この故障電流が可溶線（４）に流
れることによって、可溶線（４）が溶断し、避雷器（３
）は、接続導体（２）から切り離され、避電器（６）の
自重により回転軸（６）を中心に回動し、系統の導体（
１）から離れた位置で静止するため、避雷器（３）と接
続導体（２）との絶縁距離が太き（とれ、故障電流除去
後、系統の導体（１）に再送電を行うことができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の避雷器切り離し装置は以上のように構成されてい
るので、系統電圧が高くなると、避雷器（６）が大形と
なり、また重量も太き（なるため、避電器（６）の回転
運動のために広い空間や、取付台（５）や回転軸（６）
の強度を増す必要があるという問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、系統電圧が高くなっても、広い空間を要せ
ず確実に切り離しができる避雷器切り離し装置を得るこ
とを目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

この発明に係る避雷器切り離し装置は、碍管内に設げら
れ内部に高圧絶縁ガスが放圧板で閉じられて入っている
ベローズと、このベローズの端部に取り付けられている
とともに碍管内の固定を極と対向している可動電極と、
放圧板と固定電極とを接続する可溶線とを備えたもので
ある。

〔作　用〕

この発明においては、可溶線に故障電流が流れて可溶線
が溶断し、そのときに発生するアーク熱によって放圧板
に穴があいて高圧絶縁ガスがベローズの外部に放出され
、固定電極と可動電極とが開離し、系統の導体と避雷器
とは電気的に切り離される。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例について説明する。第１図はこ
の発明の一実施例を示す断面図であり、第６図および第
４図と同一または相当部分は同一符号を付し、その説明
は省略する。

図において、（７）は避雷器（６）と接続された下７ラ
ンジ、（８）は避雷器切り離し装置を収納する碍管、（
９）は下フランジ（７）と対向し接続導体（２）と結ば
れている上７ランジ、（１０）は上７ランジ（９）の下
面に取り付けられた固定電極、（１１〕は固定電極（１
０）と対向する可動電極で、ベローズ（１２）を介して
下フランジ（７）に取り付けられている。（１６）は可
動電極（１１）の内部に取り付けられた放圧板で、故障
電流によって固定電極（１０）と放圧板（１６）とを接
続する可溶線（４）が溶断する時発生するアーク熱で穴
があく薄板からなっている。（１４）は固定電極（１０
）と可動電極（１１）との間に介在し故障電流を可溶線
（４）に流すだめの絶縁物、（１５）は可動電極（１１
）から下７ランジ（７）へ電流を導く電線、（１６〕は
碍管（８）内に封入された絶縁ガス、（１７）はベロー
ズ（１５）内に封入された高圧絶縁ガスである。

上記のように構成された避電器切り離し装置においては
、避雷器（６）の内部で故障が発生すると、故障電流が
系統の導体（１）から接続線（２）、上７シンジ（９）
、固定電極（１０）、可溶線（４）、放圧板（１３〕、
電線（１５）および下７ランジ（７）を通って避雷器（
６）に流れる。この電流が可溶線（４）に流れることに
よって、可溶線（４）が溶断し、その時に発生するアー
ク熱によって、放圧板（１３〕には穴があけられる。

穴かあ（と、ベローズ（１２）内に封入されていた高圧
絶縁ガス（１７〕が碍管（８）内に流出する。ベローズ
（１２）内の圧力と碍管（８）内の圧力とが平衡になる
ことによって、ベローズ（１２）を図中上方に押しあげ
ていた高圧絶縁ガス（１７）の内がな（なり、ベローズ
（１２）の収縮力によってベローズ（１２〕が縮まる。

このため、固定電極（１０〕と可動電極（１１）との間
が開離される。

第２図は、避雷器切り離し装置が動作した後の状態を示
す断面図である。固定電極（１０）と可動電極（１１）
との間には絶縁ガス（１６）および測圧絶縁ガス（１７
）によって絶縁されているため、故障電流を除去後、系
統の導体（１）に再送電を行うことができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明の避雷器の切り離し装置は、故
障電流により固定電極と可動電極とが開離し、両電極間
が絶縁ガスによって絶縁されているため、系統電圧が高
（なっても広い空間を要せず確実に避雷器と系統の導体
とを電気的に切り離すことができるとともに、系統の導
体への再送電が支障なくできるとい５効来がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による避雷器切り離し装置
の断面図、第２図は第１図の避雷器切り離し装置の動作
後の状態を示す断面図、第６図は従来の避雷器切り離し
装置の一例を示す断面図、第４図は第３図の避雷器切り
離し装置の動作後の状態を示ｊ断面図である。 図において、（１）は系統の導体、（３）は避雷器、（
４）は可溶線、（８）は碍管、（１０）は固定電極、（
１１）は可動電極、（１２）はベローズ、（１６）は放
圧板、（１７）は高圧絶縁ガスである。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 葛１図 馬２区 児３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 系統の導体と避雷器との間に設けられ避雷器に故障電流
   が流れる避雷器の故障時に避雷器を系統の導体から切り
   離す避雷器切り離し装置において、碍管内に設けられ内
   部に高圧絶縁ガスが放圧板で閉じられて入つているベロ
   ーズと、このベローズの端部に取り付けられているとと
   もに前記碍管内の固定電極と対向している可動電極と、
   前記放圧板と前記固定電極とを接続する可溶線とを備え
   、前記可溶線に前記故障電流が流れて可溶線が溶断し、
   そのときに発生するアーク熱によつて前記放圧板に穴が
   あいて前記高圧絶縁ガスが前記ベローズの外部に放出さ
   れ、前記固定電極と前記可動電極とが開離して前記導体
   と前記避雷器とが電気的に切り離されることを特徴とす
   る避雷器切り離し装置。