JPH01157319A

JPH01157319A - 温室用の温調装置

Info

Publication number: JPH01157319A
Application number: JP62314863A
Authority: JP
Inventors: Kunio Kawakami; 川上　久仁雄; Tatsuo Nakamura; 中村　辰雄
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1987-12-11
Filing date: 1987-12-11
Publication date: 1989-06-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、稲苗発芽等のための温室に加温用蒸気を供給
する蒸気噴出装置、及び、前記温室の温度を検出する室
温センサを設けると共に、この室温センサ、にょる検出
温度が設定値より大になるように前記センサがらの情報
に基づいて前記蒸気噴出装置による蒸気供給を自動制御
する室温制御手段を設けた温室用の温調装置に関する。

〔従来の技術〕

上記温調装置が備えられた温室において、従来、出芽状
態のチエツク等のために入室するに当たり、蒸気噴出装
置への蒸気供給パルプを閉じる等、蒸気噴出装置の噴出
作動を不能にする操作を入室に先立って行い、人口の開
放に伴い温室に室外冷気が流入して室温センサによる検
出温度が設定値より低下しても蒸気が噴出されないよう
にしておくことにより、作業者が温室内にいるときに蒸
気が噴出される危険を回避されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の場合、入室前に蒸気噴出を不能にし、かつ、退室
後に蒸気噴出を可能に戻すための煩わしい操作が必要で
あるばかりではなく、入室前の噴゛出不能操作を失念さ
れて上記危険を招かれるとか、退室後に噴出が可能なよ
うに戻す操作を失念されて加温されない事態を招かれる
虞れがあった。

本発明の目的は、入室時に蒸気が噴出される危険を煩わ
しい手間が要しないで、かつ、加温不能事態を招かない
ようにしながら回避できるようにすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴構成は、冒記した温室用の温調装置におい
て、温室に作業者が入ったことを検出する入室センサを
設けると共に、この入室センサが入室検出をするとこの
検出時から設定時間が経過するまでの間のみ前記室温セ
ンサからの情報に基づく前記蒸気噴出装置の作動を自動
的に不能にする安全手段を設けてあることにあり、その
作用及び効果は次のとおりである。

〔作　用〕

温室に作業者が入ると、安全手段が入室センサからの情
報に基づいて自動的に作動し、たとえ室温センサによる
検出温度が設定値まで低下しても、入室時から設定時間
が経過するまでは蒸気噴出装置の作動を不能にして蒸気
噴出がされないようにし、入室時から設定時間が経過し
た後に始めて前記作動不能を解除して自動制御による蒸
気噴出を可能にする。したがって、作業者が入室してか
ら退室するまでに要する時間を前記設定時間として設定
することにより、入室前に蒸気噴出を不能にする操作及
び退室後に蒸気噴出を可能にする操作をしなくとも、か
つ、たとえ入室中に検出温低下が発生しても、入室中に
は蒸気が噴出されないように、かつ、退室後には自動温
調制御がされるようにできる。

〔発明の効果〕

入室センサと安全手段のために、入室中は温度低下が発
生しても蒸気噴出がされないようにできて作業者に蒸気
が掛かる事故を回避できるよう安全なものにできた。

しかも、安全手段の自動作動のために、蒸気噴出を不能
にする入室前操作や蒸気噴出を可能に戻す退室後操作が
不要なように便利なものになると共に、退室後には自動
温調状態に確実に戻っており、従来において戻し操作忘
れのために招く處れのあった保存や育生対象物の損失ト
ラブルが回避できるようになった。

〔実施例〕

次に実施例を示す。

第３図及び第４図に示すように、田植機用のマット状稲
苗を作成するための出芽室（Ｒ１）及び（Ｒ２）の床面
上付近や室内ピントに設けた蒸気噴出装置の一例として
の蒸気噴出管（Ｐ、）または（Ｒ２）を蒸気供給管（１
）を介してボイラー（２）に接続して、このボイラー（
２）から供給される加温用生蒸気を蒸気噴出管（ＰＩ）
または（Ｒ２）がその長手方向に並ぶ多数の噴出口（図
示せず）がら出芽室（Ｒ，）または（Ｒ２）に供給して
出芽室内気を加熱し、複数台の出芽台車（３）・・夫々
に積重ね状態で搭載された多数の播種済み育苗箱（４）
・・の床土を加温するように構成しである。そして、出
芽室（Ｒ５）及び（Ｒ２）の内部の２個所に室内温度を
検出するように分散配置した２個の室温センサ（ＴＳ＋
）、（ＴＳ＋）または（’ｒｓ２）　、　（ＴＳ２）、
並びに、出芽室（Ｒ１）及び（Ｒ２）にその出入口扉（
ｎ、）または（Ｄ２）の開作動に基づいて作業者の入室
を検出するように設けた入室センサ（口Ｓ＋）または（
Ｄｓ２）を第１図に示す如く制御機構（５）を介し、蒸
気供給管（１）に設けた一方の出芽室（Ｒυのための電
磁蒸気バルブ（Ｖ＋）及び他方の出芽室（Ｒ２）のため
の電磁蒸気バルブ（Ｒ２）夫々の操作回路（６）または
（７）、一方の出芽室（Ｒ＋）の内部に蒸気噴出管（ｐ
　＋　）の噴出作動を警報するように設けた警報ブザ−
（ＢＺ、）及び他方の出芽室（Ｒ２）の内部に蒸気噴出
管（Ｒ２）の噴出作動を警部するように設けた警報ブザ
−（ＢＺ２）夫々の操作回路（８）または（９）に連係
させ、もって、室内温度の検出結果に基づいて自動的に
加温用生蒸気が室内作業者に掛かるのを防止しながら供
給されたり、蒸気供給が停止されるように出芽室用の温
調装置を構成しである。

すなわち、制御機構（５）は室温制御手段（１０）、安
全手段（１１）及びタイマー手段（１２）を有するよう
にマイクロコンピュータで構成してあり、室温制御手段
（ｌＯ）は、出芽室（Ｒ１）及び（Ｒ２）の夫々に対し
、２個の室温センサ（ＴＳＩ）　、　（ＴＳＩ）または
（ＴＳ２）　、（ＴＳ１）、（Ｒ２）及び室温設定器（
１３）夫々からの１１１報に基づいて２個の室温センサ
（ＴＳ１）、　（ＴＳＩ）または（ＴＳ１）、（ＤＳ２
）　、　（ＴＳ１）、（ＤＳ２）のいずれもによる検出
温度が室温設定器（１３）による設定値（α）より大に
なるよう蒸気噴出管（Ｐｌ）または（Ｒ２）による蒸気
供給を自動制御するようにしである。つまり、２個の室
温センサ（ＴＳ１）、　（ＴＳ、）または（ＴＳ１）、
（ＤＳ２）　、　（ＴＳ２）のいずれもによる検出温度
と室温設定器（１３）による設定値（α）とを比較する
と共にいずれが大であるかを判別し、少なくとも一方の
室温センサ（Ｔｓ、）または（ＴＳ、）による検出温度
が設定値（α）以下に低下したことを判別すると、蒸気
バルブ（ｖｌ）または（Ｒ２）を開操作すべき信号を操
作回路（６）または（７）に自動的に出力するのである
。そして、２個の室温センサ（’ｒｓ、）、　（’ｒｓ
ｔ）または（ＴＳ２）　、　（’ｒｓ１）、（ＤＳ２）
のいずれもによる検出温度が設定値（α）より大である
ことを判別すると、蒸気バルブ（ｖｌ）または（Ｒ２）
を閉操作すべき信号を操作回路（６）または（７）に自
動的に出力するのである。

そして、安全手段（１１）は入室センサ（ｏｓ’）及び
（ＤＳ１）、（ＤＳ２）、並びに、タイマー手段（１２
）夫々からの情報に基づいて自動的に、第２図に示す如
く室温センサ（ＴＳ　ｌ）からの情報に基づ（蒸気噴出
管（Ｐ、）の作動を不能にしたり許容すると共に、室温
センサ（Ｔｈ）からの情報に基づく蒸気噴出管（Ｒ２）
の作動を不能にしたり許容し、かつ、警報ブザ−（［Ｉ
Ｚ＋　）及び（ＢＺ２）を操作して出芽室（Ｒ３）及び
（Ｒ２）の内部にいる作業者に噴出蒸気が掛かることの
防止を図るようにしである。つまり、入室センサ（ｏｓ
’）または（ＤＳ１）、（ＤＳ２）が入室検出の検出結
果（ＯＮ）を出力すると、たとえ室温制御手段（１０）
から蒸気バルブ（Ｖ、）または（Ｒ２）を開操作すべき
信号が出力されてもこれに優先して閉操作すべき信号を
操作回路（６）または（７）に自動的に出力することに
より蒸気噴出管（ｐ　Ｉ）または（Ｒ２）の噴出作動を
不能にし、蒸気噴出管（Ｐ、）または（Ｒ２）を室温セ
ンサ（ＴＳＩ）または（ＴＳ１）、（ＤＳ２）による検
出温度の低下にかかわらず低下前の作動停止状態（ＯＦ
Ｆ）に維持させるのである。そして、入室検出の時（七
〇）から第１設定時間（ｔｌ）が経過すると、警報ブザ
−（ＢＺＩ）または（ＢＺ２）を作動させるべき信号を
操作回路（８）または（９）に自動的に出力することに
より警報ブザ−（ＢＺＩ）または（ＢＺ２）をそれまで
の停止状７１（ＯＦＦ）から作動状態（ＯＮ）に切換え
操作し、室内作業者に蒸気噴出の事前警報をするのであ
る。そして、作業者が入室してから退室するまでに要す
るものとして予め設定しである第２設定時間（Ｒ２）が
入室検出時（ｔ０）から経過すると、警報ブザ−（ＢＺ
Ｉ）または（ＲＬ）を停止状態（ＯＦＦ）に戻し操作す
ると共に、室温制御手段（１０）からの信号に従うべき
操作信号を操作回路（６）または（７）に自動的に出力
することにより蒸気噴出管ＣＰ＋）または（Ｒ２）に対
する前記作動不能操作を解除し、蒸気噴出管（Ｐ、）ま
たは（Ｒ２）が前記検出温低下のために噴出作動状態（
ＯＮ）に切換え操作されることを可能にするのである。

尚、入室検出時から前記第２設定時間（Ｒ２）が経過す
るまでの間に入室センサが再度入室検出の結果を出力し
ても、この再検出結果に優先し、第２設定時間（Ｒ２）
が経過するまで所定の各作動を安全手段（１１）が継続
するように構成しである。

また、第１図に示す解除操作具（１４）及び（１５）は
第２設定時間（Ｒ２）が経過するまでの間において、安
全手段（１１）の作動を解除操作して蒸気噴出管（Ｐｌ
）及び（Ｒ２）の作動を可能にリセット操作するための
ものである。

入室センサとしては、室内照明灯の入り作動や出入口の
作業者通過に基づいて人、室検出をする等、具体手段が
各接界なるものを採用してもよい。

稲苗の他、熱帯植物等一般植物の育生や保存−のための
温室用の温調装置にも本発明は適用できる。したがって
、出芽室（Ｒ１）、　（Ｒ２）を単に温室（Ｒ１）、（
Ｒ２）と称する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る温室用の温調装置の実施例を示し、
第１図は制御系のブロック図、第２図は警報ブザー及び
蒸気噴出管の作動説明図、第３図は温調装置の概略図、
第４図は出芽室の概略断面図である。（１０）・・・・・・室温制御手段、（１１）・・・・
・・安全手段、（Ｒ＋）、　（Ｒ１）、（ＤＳ２）・・
・・・・温室、（Ｐ１）、　（ｐ１）、（ＤＳ２）・・
・・・・蒸気噴出装置、（ＤＳυ、　（ＯＳ１）、（Ｒ
２）・・・・・・入室センサ、（α）・・・・・・設定
値、（ｔ０）・・・・・・入室検出時、（ｔ２）・・・
・・・設定時間、（Ｄυ、　（Ｉｈ）・・・・・・入口
扉。

Claims

【特許請求の範囲】１、温室（Ｒ＿１）、（Ｒ＿２）に加温用蒸気を供給す
る蒸気噴出装置（Ｐ＿１）、（Ｐ＿２）、及び、前記温
室（Ｒ＿１）、（Ｒ＿２）の温度を検出する室温センサ
（ＴＳ＿１）、（ＴＳ＿２）を設けると共に、この室温
センサ（ＴＳ＿１）、（ＴＳ＿２）による検出温度が設
定値（α）より大になるように前記センサ（ＴＳ＿１）
、（ＴＳ＿２）からの情報に基づいて前記蒸気噴出装置
（Ｐ＿１）、（Ｐ＿２）による蒸気供給を自動制御する
室温制御手段（１０）を設けた温室用の温調装置であっ
て、前記温室（Ｒ＿１）、（Ｒ＿２）に作業者が入ったことを検出す
る入室センサ（ＤＳ＿１）、（ＤＳ＿２）を設けると共
に、この入室センサ（ＤＳ＿１）、（ＤＳ＿２）が入室
検出をするとこの検出時（ｔ＿０）から設定時間（ｔ＿
２）が経過するまでの間のみ前記室温センサ（ＴＳ＿１
）、（ＴＳ＿２）からの情報に基づく前記蒸気噴出装置
（Ｐ＿１）、（Ｐ＿２）の作動を自動的に不能にする安
全手段（１１）を設けてある温室用の温調装置。２、前記入室センサ（ＤＳ＿１）、（ＤＳ＿２）が前記
温室（Ｐ＿１）、（Ｐ＿２）の入口扉（Ｄ＿１）、（Ｄ
＿２）の開作動に基づいて入室検出をするセンサである
特許請求の範囲第１項に記載の温調装置。