JPH01153599A - Bi置換磁性ガーネット膜の製法 - Google Patents

Bi置換磁性ガーネット膜の製法

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JPH01153599A
JPH01153599A JP31208887A JP31208887A JPH01153599A JP H01153599 A JPH01153599 A JP H01153599A JP 31208887 A JP31208887 A JP 31208887A JP 31208887 A JP31208887 A JP 31208887A JP H01153599 A JPH01153599 A JP H01153599A
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JP
Japan
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magnetic garnet
garnet film
lpe
substituted
liquid metal
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Pending
Application number
JP31208887A
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Inventor
Yoichi Honda
本田 洋一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、 Bi置換磁性ガーネット膜の製法に関する
〔従来の技術〕
半導体レーザを光源として、光ディスク、光磁気ディス
クへの情報の記録、読み出しが広く行われているが、光
源となる半導体レーザから発振された光の一部が、再び
半導体レーデに戻ると、モードホッピングノイズ等の不
都合が生じるため。
この戻り光を遮断する光アイソレータが必要となる。
光アイソレータは、第2図に示すように、光源よシ発振
された光の偏波面を45度回転させるファラデー回転子
1とそれを挾んで配置される検光子2.偏光子3とで構
成される。ここで偏光子2゜検光子3の光軸は互いに4
5度傾けられている。
すなわち、半導体レーザよシ発振された偏光は。
偏光子2を通過後、ファラデー回転子1.により偏波面
を45度回転され、検光子3を通過する(以下この光を
順方向の光と称する)。一方それとは逆方向の光1例え
ば光アイソレータを通過した順方向の光が光ディスク等
に反射されて戻ってきた光などは、ファラデー回転子1
により再び偏波面を45度回転され、その偏波面は偏光
子2の光軸と90度傾く。そのため、この偏光子2を通
過できない。以上の原理によシ光アイソレータは。
戻り光を遮断するものである。
この光アイソレータにおいて、順方向の光の損失ができ
るだけ小さいことが望まれるが、そのためには、ファラ
デー回転子の厚みを薄くする。あるいは(及び)ファラ
デー回転子となる磁性ガーネット結晶の光吸収係数αを
小さくする必要がある。
ファラデー回転子を薄くする。すなわち、単位長さ当た
シのファラデー回転量(以下ファラデー回転係数という
)を大きくする方法としては、磁性ガーネットの12面
体サイトに位置する希土類を多量のBiで置換した材料
(以下、 Bi置換磁性ガーネットという)を使用する
ことが効果的である。
波長1.3〜1.55μmの光を用いる光通信システム
においては、量産性の高いLPE法にょシ育成された(
 GdB i ) 3 (FeAtGa ) 5012
 (Bt置換鉄・アルミニウム・ガリウムガーネット)
結晶厚膜が、この波長範囲での光吸収がかなシ小さく(
吸収係数。
α(2cm−’ ) 、光アインレータ材料としてすで
に実用化されている。
この磁性ガーネット厚膜を光ディスクや、光磁気ディス
ク等に使用される波長o、78〜0.83μmの通常0
.8μm帯と称される波長領域での光アイソレータ材料
として使用することが提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、0.78〜0.83μmの波長領域では
、従来の磁性ガーネットには、3価の鉄(Fe3+ )
の存在による不可避の光吸収があシ、さらに、その光吸
収に、結晶育成の過程で生じる。
原因が明確に解明されていない光吸収が重なるため、か
なシ大きな光吸収を示す。
この波長領域で、挿入損失の小さな光アイソレータを実
現するには、 Biを多量に置換させた磁性力゛−ネッ
ト膜において、光吸収を低下することが必要となるが、
 LPE法によシ育成されたBi置換磁性ガーネット膜
では、 Bi置換量増加に伴い光吸収が増加することが
報告されている(フィジカルレビュー B Vol 2
7 、 & 11 P、 6608〜6624)。
このBi置換量増加に伴い増加する光吸収は。
Fe3+以外の原因によるものと考えられ、結晶育成の
過程で生じる光吸収であると推定される。そして、この
光吸収はガーネット膜の育成時における炉内の雰囲気に
少ながらず依存していると考えられる。しかしながら9
通常、 LPE法によるガーネット膜の育成においては
、炉の機構上膜の育成時に、炉内と外気とを遮断するこ
とはできず、膜育成中の雰囲気の完全な制御ができなか
った。そのため、育成中の完全な雰囲気制御によってB
i置換磁性ガーネット膜の光吸収を低減することは不可
能であった。
そこで1本発明の目的は、0.78〜0.83μmの波
長領域での光吸収を低減したBi多量置換ガーネット膜
を育成し、挿入損失の小さな光アイソレータ材料として
用いることのできるBi置換磁性が〜ネット膜の製造方
法を提供するものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明によれば、液体金属を用いた液体封止材によp、
LPE炉内を膜の育成中、外気から完全に遮断し、所望
の雰囲気中で、Bi置換磁性ガーネット膜をLPE育成
することを特徴とするBi置換磁性ガーネット膜の製造
方法が得られる。
〔実施例〕
以下に9本発明の実施例を図面を参照して説明する。
実施例1 第1図に本発明によるLPE育成装置を示す。
本装置は、炉芯管11の上部開口部の周囲にガリウム等
の液体金属を注いだ液体溜め12を付属しておシ、キャ
ップ13と一体化した基板回転相棒14を磁性ガーネッ
ト膜育成位置まで降下させると、キャップ13の端が液
体金属15に浸漬しLPE炉内と外気とを完全に遮断で
きる機構を備えている。また、磁性ガーネット膜育成の
際に、基板回転棒14を回転してもキャップ13の端は
液体金属15に浸漬されたままであシ、外気との遮断は
保たれる。さらに、液体金属15の量を調整することで
、外気と遮断したiま基板回転棒14を数センチの範囲
で昇降させることも可能である。すなわち、磁性ガーネ
ット膜の成長中はもちろんのこと、育成終了後、炉冷の
工程をとる場合でも炉内の雰囲気を完全に制御すること
が可能である。
一比較試験1− 第1図で示される本発明に係る雰囲気制御様構付LPE
育成炉を用い窒素雰囲気下テPbO−Bi203−B2
05系融剤より、非磁性(GdCa ) 3(GaMg
Zr ) 5012基板上に、 (CrdBi)3(F
eAtGa)50.2なる化学式で表される31置換磁
性ガーネツト膜を、厚さ80μmまでLPE成長させた
。このBi置換磁性ガーネット膜の波長0.78μmに
おける光吸収係数、および、ファラデー回転角を測定し
たところ、第1表に示すような結果が得られた。この膜
の光吸収係数は。
50 、””であった。第1表には、比較のため、雰囲
気制御機構を付属していないLPE炉を用いて大気中で
、同融剤よシ同基板上にLPE成長をおこなった(Gd
Bi)3(FeAtGa)5012なるBi置換磁性ガ
ーネット膜、および雰囲気制御機構の付属していないL
PE炉を用い、炉の下部より窒素を供給しながら、同融
剤よシ同基板上にLPE成長をおこなった(GdB i
 ) 3 (FeAtGa ) 5012なるBi置換
磁性ガーネット膜における測定値も示した。ファラデー
回転係数においては、各ガーネット膜間に差は見られな
かったが、光吸収係数においては顕著な差が見られた。
すなわち雰囲気制御様構付LPE育成炉を用い窒素雰囲
気下で育成したガーネット膜の光吸収は。
他のガーネット膜のそれよりも小さかった。
第  1  表 臥″′F急日 一比較試験2− 第1図で示される本発明に係る雰囲気制御様構付LPE
育成炉を用い窒素雰囲気下でPbO−Bi203−B2
03系融剤より非磁性(GdTb)5(GaSc)so
、2基板上に(GdBi)3Fe5012なる化学式で
表されるBi置換磁性ガーネット膜を、厚さ40μmま
でLPE成長させた。このBi置換磁性ガーネット膜の
波長0.78μmにおける光吸収係数およびファラデー
回転角を測定したところ、第2表に示すような結果が得
られた。この膜の光吸収係数は、70の−1であった。
第2表には、比較のため、雰囲気制御機構を付属してい
ないLPE炉を用いて大気中で、同融剤よシ同基板上に
LPE成長をおこなった(GdBi)5Fe5012な
るBi置換磁性ガーネット膜、および雰囲気制御機構の
付属していないLPE炉を用い、炉の下部より窒素を供
給しながら、同融剤より同基板上にLPE成長をおこな
った(GdBi)3Fe5012なるBi置換磁性ガー
ネット膜における測定値も示した。ファラデー回転係数
においては、各ガーネット膜間に差は見られなかったが
、光吸収係数においては顕著な差が見られた。すなわち
、雰囲気制御様構付LPE育成炉を用い窒素雰囲気下で
育成したガーネット膜の光吸収は、他のガーネット膜の
それに較べて小さかった。
第  2  表 尚1本発明を適用し得る波長範囲は、0.78μmに限
定されず、 0.78〜0.83 μmの通常0.8μ
m帯と称される波長領域全域におよぶ。また本発明を適
用し得るBi置換ガーネット膜は、上述の例に限られる
ものでなく、Biによジ置換される希土類として、Y、
Tb、Lu、Tm等を使用することもできる。さらに、
使用する融剤に関しても、上述の例以外、各種ものに対
して本発明は適用し得るものである。さらに膜の育成時
の雰囲気は、上述の窒素に限らず、希ガス等にも適用し
得るものである。
〔発明の効果〕
以上説明した如く1本発明を用いることにより。
Bi置換磁性ガーネットの0.78〜0.83μmにお
ける光吸収を低下させ、挿入損失の小さな0.8μm帯
光アイソレータが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、雰囲気制御機構を備えたLPE炉の構造を示
す図。第2図は、光アイソレータの原理図である。 11・・・炉芯管、12・・・液体溜め、13・・・キ
ャップ、14・・・基板回転棒、15・・・液体金属。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)液体封止材により、Bi置換磁性ガーネット膜を育
    成中LPE炉内を、外気から遮断して、当該LPE炉内
    を所定の雰囲気に制御して育成することを特徴とするB
    i置換磁性ガーネット膜の製法。
JP31208887A 1987-12-11 1987-12-11 Bi置換磁性ガーネット膜の製法 Pending JPH01153599A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111261364A (zh) * 2018-12-03 2020-06-09 中国科学院宁波材料技术与工程研究所 一种柔性磁薄膜的制备方法

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JPS6076119A (ja) * 1983-10-03 1985-04-30 Semiconductor Res Found 化合物半導体結晶成長装置

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