JPH01148990A - 薬効インジケーター - Google Patents

薬効インジケーター

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JPH01148990A
JPH01148990A JP30724087A JP30724087A JPH01148990A JP H01148990 A JPH01148990 A JP H01148990A JP 30724087 A JP30724087 A JP 30724087A JP 30724087 A JP30724087 A JP 30724087A JP H01148990 A JPH01148990 A JP H01148990A
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JP
Japan
Prior art keywords
drug
indicator
medicinal effect
dye
volatile
Prior art date
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Pending
Application number
JP30724087A
Other languages
English (en)
Inventor
Osahisa Matsudaira
長久 松平
Kenji Kawamoto
憲治 河本
Masayoshi Kobayashi
正芳 小林
Koichi Yasuda
宏一 保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、殺虫剤等のような揮発性薬剤の薬効成分の有
効期間を表示する薬効インジケーターに関するものであ
る。
〈従来技術およびその問題点〉 従来、この種の薬剤の薬効成分の残存を示す表示にあた
っては、薬剤の容器におおよその有効期限(年月日)を
文字で表示する事が一般に行なわれていた。
この方法であると、おおよその有効期間の表示にすぎず
、薬効の効力そのものの有無の表示ではない。すなわち
、その薬剤の設置条件(温度、湿度)によって、薬剤の
飛散、揮発速度が異なるため、表示された有効期間には
かなりの誤差を生じていた。
また、可変色素を利用したインジケーターもあり、特開
昭57−104884号公報に示すようなものがある。
これは、可変色素が空気中の酸素に反応する事を利用し
ており、酸素による可変色素の退色あるいは変色を目視
する事で時間経過を認識し、薬効成分の有無を確認する
というものである。このような可変色素においては、空
気中の酸素にょ6酸化反応がおよそ3ケ月から数年とい
う期間を経て生じるが、可変色素の酸化反応による変化
を規定する事により、目的とする薬剤の実質薬効期間と
近催させ、間接的に薬剤の有効期間を表示するものであ
る。
この方法を用いたインジケーターでは、空気中の酸素に
よる可変色素の変化を規定する事が困難であり、正確な
表示を行なえない。
〈問題点を解決する為の手段〉 本発明では、揮発性の薬効成分と直接に反応して変色す
る色素の表示によって薬効成分の有無を判定するもので
あり、さらに薬剤が揮発してしまい、薬効成分がなくな
ると、インジケーター内に直接作用して前記色素を変色
させていた薬剤も揮発するために、色素は初期の色相に
もどり、薬効切れが確認できるというものである。
すなわち本発明は、基材に酸化防止剤、アルカリ性物質
、及び揮発性薬剤と反応し可逆的に色変化する色素とを
共存せしめ、さらに必要に応じて前記基材に紫外線吸収
剤を加えて成る薬効インジケーターである。
本発明では、薬効成分の有無を表示させる対象となる揮
発性薬剤として有機リン系殺虫剤があげられ、アセフェ
ート、クロルピリホスサリチオン、ジクロルボス、ダイ
アジノン、トリクロルフォン、フェニトロチオン、フェ
ンチオン、フエントエート、マラチオン、メチダチオン
、ジスルホトン、パラチオン等である。
また、前記薬剤と反応し可逆的に色変化する色素として
は、滴定用指示薬をあげる事ができ、アリザリンレッド
S1コンゴーレツド、P−ジニトロアミノアゾベンゼン
、メチルイエロー、クロロフェノールレッド、ブロモク
レゾールパープル、ブロモフェノールレッド、アニリン
ブルー、メチルレッド、ニュートラルレッド、シアニン
、フェノールフタレイン等が使用可能である。
本発明は、揮発性有機リン系殺虫剤と滴定用指示薬が非
溶液系で反応変色し、さらに前記殺虫剤の空気中の濃度
が減少すると、前記指示薬が反応前の色にもどるという
可逆反応を示すことを発見したことによるものである。
有機リン系殺虫側が何故滴定用指示薬と固相系で可逆的
に色変化を示すかは不明であるが、有機リン系殺虫剤が
持つ か弱い酸性を示すため、この基を持つ殺虫剤が揮発し、
ある濃度となって本発明の薬効インジケーターに近づく
と、薬効インジケーターが弱い酸性となり、滴定用指示
薬が色変化するものと考えられる。
さらに薬効の減少に伴い、揮発成分の濃度が減少すると
、インジケーター内に作用して酸性化させていた薬効成
分も再連発してしまうため、滴定用指示薬が中性にもど
り、元の色に変わるものと考えられる。
また、前記指示薬は、薬剤の揮発により中性から酸性側
で色変化するものであるが、殺虫剤の酸性度が低いため
、変化するpHffJ[域としては、中性側に近い酸性
である事が望ましい。この際、指示薬の変色を顕著なも
のとするために、インジケーターにアルカリ性物質を加
えて使用開始前には、弱アルカリ性に保たせておく事が
有効である。
アルカリ性物質としては、非イオン系、両性系の界面活
性剤で、非常に弱いアルカリ性を示すもの、あるいは非
イオン系の水溶性樹脂で弱アルカリ性を示すものが好ま
しくアニオン系、カチオン系の界面活性剤、水溶性の樹
脂でも弱アルカリ性を示すなら同様の効果を示す。
本発明では前記色素の空気中の酸素による変色あるいは
退色を防止するために酸化防止剤として還元剤を添加し
、揮発性の薬剤との反応による色変化だけを生起させて
、この変色度合により薬剤の濃度を知り、これにより薬
効の有無を表示しようとするものである。
さらに色素を変色あるいは退色させてしまうものに紫外
線がある。必要に応じて紫外線のあたる観察面に紫外線
カツトフィルターを設けるか、紫外線吸収剤を添加する
ことによりインジケーターの紫外線からの影響を防ぎ、
薬剤の濃度だけで色変化をおこさせ、その濃度により薬
効を知るというものである。
酸化防止剤としてはモノフェノール、ビスフェノール、
高分子型の各フェノール系化合物、硫黄系化合物、リン
系化合物が特にビスフェノール系の2.2−メチレン−
ビス−(4−メチル−6−第三−ブチルフェノール)、
2.2’ −メチレン−ビス−(4−エチル−6−第三
−ブチルフェノール)、4.4”−チオビス−(3−メ
チル−6−第三ブチルフェノール)、4.4“−プテル
デンービス−(3−メチル−第三−ブチルフェノール)
が知られている。また、エルソンビン酸、エルソンビン
酸ナトリウム、クエン酸イソプロピルジブチルヒドロキ
シトルエン、DL−α−トコフェロール、ノルジヒトロ
グアレチーク酸、ブチルヒドロキシアニソール、没食子
酸プロピル等も有効である。
紫外線吸収剤としてはフェニルサリシレートといったサ
リチル酸系のもの2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン
といったベンゾフェノン系、2−(2°−ヒドロキシ−
5゛−メチルフェニル)ベンゾトリアゾールに代表され
るベンゾトリアゾール系、2−エチルへキシル−2−シ
アノ−3,3゛−ジフェニルアリリレートに代表される
シアノアマリレート系が知られており、ニッケルビス(
オクチルフェニル)サルファイドやビス(2,2゜6.
6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケートといっ
た紫外線安定剤も有効である。
本発明は、以上述べたような滴定用指示薬、アルカリ性
物質、酸化防止剤、また必要に応じて紫外線吸収剤を溶
解させたものを、祇または布よりなる基材に塗布、乾燥
してなる薬効インジケーターである。前記インジケータ
ーを前記揮発性薬剤と共存して用いる事で、薬効成分の
有無が確認できるというものであるが、以下本発明を実
施例に従って説明する。
〈実施例〉 〈実施例1〉 ブロモクレゾールパープル0.05g、プロモチモール
フ゛ルーo、os gをエタノール20m2に?容解さ
せ純水を加えて100mj!の溶液としさらにエタノー
ル20m2にジェタノールアミン0.01 gと2.2
メチレン−ビス−(4−メチル−6−第三−ブチルフェ
ノール)0.1gを溶解させたものを、5mff1を加
え調製したものに東洋ろ祇■製Nα2フィルター紙を浸
し乾燥させ、紫色のフィルター紙を得、薬効インジケー
ターとした。前記インジケーターをジクロルビニルリン
酸ジメチルを含有しタシェル化学特製殺虫剤商品名「バ
ボナ殺虫プレート」のケースに付着させると、24時間
後には黄色に変色した。さらに殺虫剤から前記インジケ
ーターを取りはずし放置すると48時間後には元の紫色
にもどった。この作用は、殺虫剤に前記インジケーター
を取り付は大気中保存3ケ月後にも同様の作用を示した
〈実施例2〉 ブロモフェノールレッド0.1gをN150(50分の
1規定) N a ON9.75m lに溶かし、水を
加え250mj!にした。これにエタノール20mI!
、に酸化防止剤としてアンテージRC−W−300(用
ロ化学工業製)0.1gと紫外線吸収剤としてASI。
−24(湘南化学製)0.1gを溶解させたものを加え
調製した。
これに東洋ろ祇■製Nα2フィルターを浸し乾燥させ、
赤色のフィルター紙を得、薬効インジケーターとした。
前記インジケーターをジクロルビニルリン酸ジメチルを
含有したシェル化学■製殺虫剤商品名「バポナ殺虫プレ
ート」のケースに付着させると24時間後に黄色に変色
した。さらに殺虫剤から前記インジケーターを取りはず
し放置すると48時間後には元の色もしくは多少オレン
ジがかった色にもどった。この作用は、殺虫剤に前記イ
ンジケーターを取り付は大気中保存3ケ月後にも同様の
作用を示した。「バポナ殺虫プレート」のケースに変色
復元にもどった色に合わせた色見本を置くことにより、
この色との比較によって多少オレンジがかった色相でも
、薬効成分であるジクロルビニルリン酸ジメチルの濃度
が減少した事がわかり、薬効がなくなったことを表示で
きた。
〈実施例3〉 メチルレッド0.2gをエタノール90m2に溶かし、
水で100mj!にした。さらに帯電防止剤であるデレ
クトールBL(明成化学工業製)0.5gを初期の黄色
表示にするために加えさらにエタノール10mj!に酸
化防止剤アンテージRC−W−30(用ロ化学工業製)
を0.01 g溶解させたものを加えて溶液を調製し、
これに東洋ろ祇■製Nα2フィルター紙を浸し、乾燥さ
せ、黄色のフィルター紙を得た。
これをジクロルビニルリン酸ジメチルを含有したシェル
化学■製殺虫剤商品名「バナポ殺虫プレート」のケース
に添付させると、24時間後に赤色に変色した。さらに
3ケ月後、殺虫プレートから放出されるジクロルビニル
リン酸ジメチルの量が少なくなると黄色にもどり、薬効
が無くなった事が表示できた。
〈発明の効果〉 本発明の薬効インジケーターは薬剤の揮発性薬効成分と
直接可逆的に反応し変色するために、薬剤の有効成分の
有無を直接目視することが出来、正確な表示が可能とな
るものである。−船釣にこのような薬剤の有効期間は、
その薬剤の設置場所の温度、通風といった環境に太き(
影響される。
薬剤と関わりのないインジケーターで3ケ月、6ケ月と
いった薬効をみようとすると誤差が大きく、薬剤がなく
なっていても有効となったり、3ケ月や6ケ月といった
期間の経過後に薬剤が残っていても無効の表示となって
しまう惧れがあった。これに対して、本発明は薬剤と直
接反応するインジケーターであるために薬効を正確に表
示することになり、非常に有効である。
特  許  出  願  人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)基材に酸化防止剤、アルカリ性物質、及び揮発性薬
    剤と反応し可逆的に色変化する色素とを共存せしめて成
    る薬効インジケーター。 2)前記基材に紫外線吸収剤を加えた事を特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の薬効インジケーター。
JP30724087A 1987-12-04 1987-12-04 薬効インジケーター Pending JPH01148990A (ja)

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