JPH0114813B2 - - Google Patents

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JPH0114813B2
JPH0114813B2 JP57163003A JP16300382A JPH0114813B2 JP H0114813 B2 JPH0114813 B2 JP H0114813B2 JP 57163003 A JP57163003 A JP 57163003A JP 16300382 A JP16300382 A JP 16300382A JP H0114813 B2 JPH0114813 B2 JP H0114813B2
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Japan
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rice
bran
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trochanter
milling
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JP57163003A
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JPS5952533A (ja
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Toshihiko Satake
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は竪型循環精米機の改良に係る。
家庭用精米機においては、従来、2種の精米方
式が採られ、その1つは玄米が同一精白室を単に
1回通過するだけで精米を完了して白米にする横
型精米機で、この方式では除糠がほぼ十分に行わ
れ、大型精米に比べて遜色はあるものの大きな品
位差はない。他の1つは横型循環精米機であり、
これを第7図に基づいて説明する。タンク33内
の米粒はロール34の回転によつて流入路35か
ら精白室36に流入して搗精され、発生した糠粉
は多孔壁37から除糠室38内に落下し、白米は
流出路39から前記タンク33に返還され該行程
を数回次循環して所定精白度の白米に搗精される
ものであるが、上部タンク33内の米粒の重圧を
精白室36の抵抗とする精白作用で、多孔壁37
に低速重圧で米粒を押し着け、米粒密度の稀薄な
除糠部がないから除糠が極めて不完全である。
次に、第8図に基づいて従来の竪型循環精米機
について説明する。穀粒タンク40内の米粒は、
竪型螺旋転子41の回転よつて竪型精白室42内
に流入して搗精され、精白室42から流出する白
米は、除糠室43の傾斜多孔壁44面を浮流状に
流下してその糠粉を除去しようとするものである
が、上部排出口から一旦排出した米粒が傾斜した
網上を流下するだけでは米粒の付着糠は決して除
去できないから、前者の横型より更に除糠研磨が
不完全であり、事実上実用化されている竪型循環
精米機は皆無である。この白米品位の悪い循環型
精米機を敢えて選ぶ所以は、精白室要部が磨損し
て能率その他の性能が低下しても、行程が循環方
式なので白米になるまで放置しおけば、いつかは
白米になるという安易さにある。また精米量が僅
少なので精米作業をあせることも急ぐこともな
く、精米時間に制約がないという前提において評
価される機種なので、このような特殊事情下には
むしろ有効な精米方式である。ただし、付着糠の
とれない白米になることは宿命的な大きな泣きど
ころの共通的欠陥である。また横型循環精米機で
は変形的なタンク内を米が循環するので白米が循
環斑になる傾向も一つの欠陥である。これらの欠
陥を除去して除糠研磨を行つた高級白米を家庭用
循環精米機で自給できるように改良したのが、本
発明の目的である。
そこで、本発明は精白筒を中央に同心的に容器
すなわちタンク内に立設し、このタンクの低壁部
付近の精白筒の下部周囲の給入口から米を供給し
て精白室を上送させ、全周に均一に排出してタン
クを均一に循環する循環行程にしたので循環斑を
防ぎ均一精白米に加工できるようになる。精白室
で発生する糠は精白筒の多孔壁を通して除去さ
れ、除糠室から糠の落下路を経てタンク外に排除
されて美麗な研磨白米となり、特に排風翼車の吸
引排風によつて排除される場合には、一層鮮かな
無洗米の理想的白米になる。
また、下部螺旋は米粒の給入口から流入する米
粒を精白転子の精白室部に送つて精白に必要な負
荷を発生させるものであるが、上部上送螺旋は精
白能力のない単なる輸送手段となし、精白筒の上
層であるから米粒密度が稀薄なので精白筒の除糠
用多孔壁内面で軽く研磨除糠して糠を精白筒外に
排糠するので十分付着糠を除去すると共に、精白
室に過度の圧力を及ぼすことがなく、停電時に急
停止しても精白室で詰まる危険がなく、また、急
停止後、そのまま運転しても平然と始動する程無
理のない起動性を有し、自由に始動できる稀に見
る緩衝的効果を備えていることも特筆に値する。
従来、竪型循環精米機が実用化に成功しなかつ
たのは、除糠が不完全なことにあつた。これらは
いずれもタンク内の精白筒に除糠壁がなく、タン
クに傾架した金網面を浮流状に流下させるもので
あるが、米粒は、特別な撹拌構造でない限り、単
に網に押し付けたり網上を浮流して流下した位で
は米粒面に粘着した付着糠の除糠効果が全く得ら
れないので、いずれも失敗に終つている。
本発明は外筒によつて除糠用多孔壁がタンク内
の米粒層と隔離され、精白転子の撹拌作用と摩擦
力と米粒が転子から受ける遠心力とによつて多孔
壁から外筒の除糠室内に吸出除糠して米粒面の付
着糠を十分に除去払拭する。特に、外筒に排出し
た糠を吸引作用によつて立設除糠管から翼を通し
て機外に排出する場合には、一層精白斑のない除
糠研磨の美麗な白米が得られる。
このように、本発明は竪型循環精米機におい
て、多孔壁除糠精白筒の外周に容器の米層と隔離
した除糠室除糠通路を設けたことによつて、始め
て付着糠のない美麗な白米の搗精に成功したもの
である。
なお、本発明の精白転子には研削砥石製の研削
式または鉄製の摩擦式などが使用される。
本発明を実施例図について説明する。断面が臼
形状の米粒投入循環用容器1の内部中央に、摩擦
系の精白転子2と下部上送螺旋転子3を上下に関
連的に軸着した竪軸5を立設すると共に、竪軸5
の軸端部を電動機6の主軸に連結して回転するよ
うにし、前記精白転子2の外周を、その内周を多
孔壁部7にした竪型精白筒8によつて包囲して精
白室9を形成し、前記精白筒8の外周には空隙を
介して外套10を設けてその内部を除糠通路用除
糠室11となし、該除糠室11の下部に排糠口1
2を設け、該排糠口12と前記容器1の低壁部に
開口した排糠窓13を糠落下路14によつて連絡
し、15は精白筒8の上部排出口の上方に設けた
圧迫蓋で(第1図および第6図参照)、前記容器
1の上縁部から突設した横架状支持杆16の端部
に設けた調節用螺軸17および弾性ばね18によ
つて圧迫蓋15を支承すると共に、その押圧力を
調節するように形成する。19は内部に電動機6
を収納した基台、20は容器1の米粒投入口、2
1は容器1の底壁部に設けた排米樋、22は、容
器1底壁部に設けた排糠窓13に連結した排糠
樋、23は精白筒8の下側部に設けた米粒の給入
口である。
上述の構成であるから、原料玄米を前記循環用
容器1内に供給して電動機6を起動すると、螺旋
転子3と精穀転子2とが竪軸5によつて回転し、
容器内の玄米は精白筒8の下側に設けた給米口2
3から上方に向かう程米粒の自重圧が減少する精
白室9に流入して精白作用を受け、該精白作用に
よつて生じた糠粉は、多孔壁部7を通して除去さ
れて除糠室11に流入すると共に、その下部の排
糠口12から糠落下路14を流下して排糠窓13
を介して排糠樋22から機外に排出される。ま
た、精白室9の白米は竪型精白筒8と圧迫蓋15
との間隙から容器1内に流下し、前記循環行程を
数回次循環流動して十分除糠研磨を完了した後、
所定の精白度に搗精される。
特許請求の範囲第2項のものは、前記精白転子
2の上方において該精白転子2の軸着する竪軸5
と同心状に上部上送螺旋転子4を装着したので、
上部上送螺旋転子4は、その下方の精白転子2を
内装した精白室9内において、米粒の過密による
過圧現象を防止して前述した停電時または急停止
時における故障を排除できると共に、精白筒の上
層を占める除糠用多孔壁部7内面で、密度の稀薄
な米粒が軽く研磨除糠されて付着糠のない精白米
に搗精できる効果がある。
また、第2図の精米機は、前記竪軸5に研削系
の精白転子24と、下部上送螺旋転子3および上
部上送螺旋転子4を軸装した場合の実施例であ
る。
第3図は、精米機の基台19の内部に、前記竪
軸5に軸着した翼車25を内装した排風室26を
設けた場合の実施例である。
特許請求の範囲第5項のものは(第4図参照)、
前記竪軸5には上部から前記精白室9に外気を吸
入する風路30をなす管軸部31を設け、該管軸
部31の周囲要部に通風孔32を開いたものであ
るので、吸引に要する給気の抵抗を軽減して空気
の供給を促し、精米機の基台19の内部に設けた
翼車25の回転による吸引力に応え、竪軸15の
管軸部31に設けた風路30から機外空気が十分
流入すると共に、通風孔32から多孔壁部7を介
して除糠室11に流出して、精白作用中に発生し
た糠粉を強制的に吸引排除し、その除糠風が増大
して高率的な除糠作用を実施し無洗米の理想的白
米に搗精できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本装置の側断面図、第2図は第2実施
例の要部の断面図、第3図は第3実施例の側断面
図、第4図は第4実施例の要部の断面図、第5図
は第1実施例のA―A線における平断面図、第6
図は圧迫蓋の斜視図、第7図および第8図は共に
公知例の側断面図である。 1…米粒投入循環用容器、2…精白転子、3…
下部上送螺旋転子、…上部上送螺旋転子、…竪
軸、6…電動機、7…多孔壁部、8…竪型精白
筒、9…精白室、10…外套、11…除糠通路用
除糠室、12…排糠口、13…排糠窓、14…糠
落下路、15…圧迫蓋、16…横架状支持杆、1
7…調節用螺軸、18…弾性ばね、19…基台、
20…米粒投入口、21…排米樋、22…排糠
樋、23…給入口、24…精白転子、25…翼
車、26…排風室、27…吸引口、28…糠落下
路、29…排糠筒、30…風路、31…管軸部、
32…通風孔、33…タンク、34…ロール、3
5…流入路、36…精白室、37…多孔壁、38
…除糠室、39…流出路、40…穀粒タンク、4
1…竪型螺旋転子、42…竪型精白室、43…除
糠室、44…傾斜多孔壁、45…集糠槽。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 精白転子と下部上送螺旋転子とを上下に竪軸
    に軸着して内装する竪型精白筒に多孔壁部を設
    け、前記竪型精白筒の下部には米粒給入口を設
    け、前記竪型精白筒とその外周を包囲する外筒と
    の間に形成する除糠通路用除糠室の下部に排糠口
    を設け、これらの精米機構を米粒投入循環用容器
    内に装架したことを特徴とする竪型循環精米機。 2 前記精白転子の上方において該精白転子の軸
    着する竪軸と同心状に上部上送螺旋転子を装着し
    たものである前記特許請求の範囲第1項に記載し
    た竪型循環精米機。 3 前記排糠口と前記容器の低壁部に開口した排
    糠窓とを糠落下路によつて連絡したものである前
    記特許請求の範囲第1項に記載した竪型循環精米
    機。 4 前記精白室の上部排出口には圧迫蓋を装架し
    たものである前記特許請求の範囲第1項に記載し
    た竪型循環精米機。 5 前記竪軸には上部から前記精白室に外気を吸
    入する風路をなす管軸部を設け該管軸部の周囲要
    部に通風孔を開いたものである前記特許請求の範
    囲第1項に記載した竪型循環精米機。
JP16300382A 1982-09-17 1982-09-17 竪型循環精米機 Granted JPS5952533A (ja)

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JP16300382A JPS5952533A (ja) 1982-09-17 1982-09-17 竪型循環精米機

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JP16300382A JPS5952533A (ja) 1982-09-17 1982-09-17 竪型循環精米機

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JPS5952533A JPS5952533A (ja) 1984-03-27
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62129150A (ja) * 1985-12-02 1987-06-11 株式会社山本製作所 循環式精米機
JPS6295735U (ja) * 1985-12-05 1987-06-18
JP2521507B2 (ja) * 1988-01-09 1996-08-07 株式会社佐竹製作所 循環式竪軸型精米機における通風除糠装置
US4927773A (en) * 1989-06-05 1990-05-22 Santa Barbara Research Center Method of minimizing implant-related damage to a group II-VI semiconductor material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58216745A (ja) * 1982-06-11 1983-12-16 株式会社 サタケ 堅型循環摩擦精米機

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