JPH01148001A - 直流フイルタ振動抑制回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は直流電気車両用電力変換器に係り、特に電力中
断等の電圧急変時の直流フィルタコンデンサの振動を抑
制するのに好適な超電導体を用いたスイッチに関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は第２図の様になっていた。

直流架線１及びレール４との電力の受は渡しのために、
パンタグラフ２及び鉄車輪３が設けられており、高速度
しゃ断器５・高圧スイッチ１２・リアクトル８・コンデ
ンサ９を介しインバータ１ｏに接続されている。インバ
ータの負荷としては誘導電動機１１等が接続される。

起動時にはコンデンサ９が充電されていないため、高圧
スイッチ１２を投入すると大きな振動電流が流れるため
、充電抵抗器１３を高圧スイッチ１２と並列に接続し、
最初は高圧スイッチ１２を投入せずに抵抗器１３を通し
て電流を流し、コンデンサ９が十分充電されてから高圧
スイッチ１２を短絡する様にしている。

又、電気車両の走行に伴ないパンタグラフ２が振動し直
流架線１から離れることがある。パンタグラフ２が離れ
ている期間にコンデンサ９の電圧は負荷の誘導電動機１
１に電力を供給しているため低下する。再びパンタグラ
フが接触すると電圧差があるためリアクトル８とコンデ
ンサ９だけでは振動的となり、コンデンサ電圧は過電圧
になることがある。これを抑制するために、リアクトル
８と直列に振動抑制抵抗器１４を接続している。

（発明が解決しようとする問題点〕 上記従来技術においては、振動抑制のために常時抵抗器
１４を接続しているため効率が悪い。

又、高圧スイッチは起動時のゴンデンサ充電のためだけ
に必要であること及び機械スイッチのため保守が必要で
ある等の問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は超電導体スイッチとこれに並列接続された抵
抗器とにより達成される。

〔作用〕

超電導体は、ある電流以上を流すと両端に電圧を発生す
る。それによって、リアクトル（Ｌ）とコンデンサ（Ｃ
）による振動電流は超電導体と並列接続された抵抗器（
Ｒ）にバイパスし、Ｌ−Ｃ−Ｈの直列回路により振動が
抑制される。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図に示す。

直流架線１よりパンタグラフ２を介して、高速度しゃ断
器５が接続され、これと直列に超電導体６とバイパス抵
抗器７の並列接続構成体が接続され、更に直列にリアク
トル８．コンデンサ９を介し鉄車輪３が接続されている
。コンデンサ９の両端には、インバータ１０が接続され
ており、負荷としては誘導電動機１１等が接続される。

起動時は、高速度しゃ断５を投入する。最初は超電導体
６の抵抗値が小さいためリアクトル８の電流は正弦波状
に大きくなる。ある電流以上になると超電導体の抵抗値
が大きくなり電流は抵抗器７へもバイパスして流れる。

これにより、振動電流は抑制されコンデンサ電圧が振動
して過電圧になることは無い。

又、パンタグラフ２が走行中に一担離れた時を考えると
、この間にインバータ１ｏは負荷に電力を供給している
ため低下する。再びパンタグラフ２が直流架線１に接触
するとりアクドル８の両端に差電圧が印加され起動時と
同様に正弦波状の振動電流が流れる。

この場合も前述の様に振動が抑制される。

本実施例によれば、超電導体の非直線等により定常時は
抵抗値０Ωで損失が少なく、振動電流等大きな電流が流
れた時には抵抗値が大きくなり振動を抑制できる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、直流電気車両における直流フィルタの
振動抑制が簡単にできると共に、装置の小形化、高効率
化が図れるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の主回路構成図、第２図は従
来方式の主回路構成図を示す。 １・・・直流架線、５・・・高速度しゃ断器、６・・・
超電導体、７・・・バイパス抵抗器、８・・・直流フィ
ルタリアクトル、９・・・直流フィルタコンデンサ、１
２・・・高圧スイッチ、１３・・・充電抵抗、１４・・
・振動抑制抵抗。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、直流架線より電力を給電する直流電気車両において
   、入力にリアクトルとコンデンサから成るフィルタ回路
   を持つ電力変換器の直流入力に超電導体と抵抗器の並列
   回路を接続したことを特徴とする直流フィルタ振動抑制
   回路。