JPH01145425A - 等速伝動継手 - Google Patents

等速伝動継手

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JPH01145425A
JPH01145425A JP63271956A JP27195688A JPH01145425A JP H01145425 A JPH01145425 A JP H01145425A JP 63271956 A JP63271956 A JP 63271956A JP 27195688 A JP27195688 A JP 27195688A JP H01145425 A JPH01145425 A JP H01145425A
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JP
Japan
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axis
cylindrical surface
arm
tripod
rolling
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JP63271956A
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English (en)
Inventor
Michel Orain
ミッシェル オレン
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Glaenzer Spicer SA
Original Assignee
Glaenzer Spicer SA
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Priority claimed from FR8802718A external-priority patent/FR2628162B2/fr
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/202Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
    • F16D3/205Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
    • F16D3/2055Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S464/00Rotary shafts, gudgeons, housings, and flexible couplings for rotary shafts
    • Y10S464/904Homokinetic coupling
    • Y10S464/905Torque transmitted via radially extending pin

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、駆動軸に連結され、かつ120゜の角度間
隔を置いて配置された3つの半径方向アームを有する三
脚形要素を具えた形式の等速回転伝動継手に関し、各半
径方向アームはこのアームの互いに反対側にある両側に
配置された2つの転動要素を具備し、各転動要素は従動
軸に連結された椀形要素に設けられた個々の転動軌道と
協働する。
〔従来の技術および解決しようとする課題〕フランス特
許発明明細書F R−B 、2,525,306には、
とくに小型かつ軽量の自動車の駆動操向車輪および駆動
車輪用として、とくに使用される上記形式の等速回転継
手が示されている。
ある屈曲角度で、すなわち従動軸の軸線が駆動軸の軸線
とある角度をなすときに回転作用をするように配置され
たこの形式の三脚形継手の構造は、「偏位」現象すなわ
ち三脚形要素を担持する型動軸の軸線の偏位のための許
容量を必要とする。この現象は、転動要素と転動軌道と
の間に、比較的大きな間隙とそれらの対応する転動軌道
の底部においてこれらの転動要素の傾斜自由度を与える
ことを必要とする。
これらの2つの組合わせ態様は、継手がある屈曲角度で
作用するとき、他方の軸に対する一方の軸の固定位置で
の軸方向保持を不確実にさせ、継手を正常な作用状態に
させるのを困難にする衝撃、騒音および劣化という現象
を生ぜしぬるという欠点を有する。
この発明はこれらの欠点を解消することができる上記形
式の伝動継手を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するためのこの発明は、上記のような伝
動継手において、各転動軌道が2つの交差する表面によ
って構成され、その一方の第1球形表面は椀形要素の内
壁に形成されて、その中心が従動軸の軸線上に置かれ、
また他方の第1表面は従動軸の軸線を含む平面内を延び
る椀形要素の内側ウェブに形成された円錐形輪郭をもち
、ウェブの前記第1表面は前記球形表面と中心を合致す
る頂部をもつ円錐形表面部分であり、前記球形表面の軸
線は従動軸の軸線と前記アームの半径方向軸線を含む軸
方向平面とに対し直角であり、前記円錐形表面の頂部の
半角はほぼ30°に等しくなっており; 各転動要素は、前記アームと協働してアームの半径方向
軸線に関して該アームを軸線方向に滑動可能とする凹状
の円筒形表面部分と、2つの交差する転動表面とを有し
、その一方の第2球形表面は前記凹状の円筒形表面の軸
線上に中心が置かれるとともに、対応する転動軌道の前
記第1球形表面の半径に等しい半径をもち、その他方の
第2表面は第2球形表面の中心と合致した頂部をもつ円
錐形表面部分である円錐形輪郭をもち、第2球形表面は
その軸線が前記凹状の円筒形表面の軸線と合致するとと
もに、その頂部の半角がほぼ60’に等しくなっており
;各転動要素が自在継手を構成する手段によって前記ア
ームに対して回転自在に取付けられていることを特徴と
するものである。
この発明の別の態様によれば、自在継手を形成する前記
手段を構成するために、三脚形要素の各アームは、共通
軸線が三脚形要素の平面に直角となっている2つの反対
側にある凸状の円筒形表面部分を有し、前記アームの凸
状の円筒形表面に対向して補填し合う凹状の内側円筒形
表面部分と、転動要素の凹状の円筒形表面部分に対向し
て補填し合う凸状の外側円筒形表面部分とをもつ半ブシ
ュを介して、転動要素が前記2つの部分のそれぞれと対
向関係をもって配置され、前記凹状の内側円筒形表面と
半ブシュの凸状の外側円筒形表面のそれぞれの軸線が互
いに交差しかつ直角となっている。
三脚形要素に対するその軸方向の維持を保証するために
、各半ブシュは凸状の外側円筒形表面の前記部分の軸線
に関して対称的にかつ前記凹状の内側円筒形表面の軸線
と直角に配置された、互いに平行な2つの平担な案内表
面を含み。
この平担な案内表面が駆動軸の軸線と直角な三脚形要素
の2つの反対側にある半径方向平担表面と協働するよう
になっている。
これらの種々の態様をもっこの発明による等速回転継手
は、その設計はまとまりがよく、かつ椀形要素の幾何学
的中心に対する駆動軸の正確な軸方向維持を保証する。
継手の構成部品の種々の相対変位を許すためのこの継手
内の間隙は最小限に減少されている。
車輌の車軸は、トルクが逆転するとき騒音や衝撃を伴わ
ずにこのような継手によって駆動される。
この構造によりさらに、フランス特許発明明細書F R
−B−2,525,306に開示されたような弾性変形
可能な間隙吸収手段を不要とすることができる。
さらに、この継手は、同じトルク伝動能力を維持しなが
ら、大きい屈曲角度で作用することができる。
本発明の他の態様によれば、 自在継手を構成する手段が、三脚形要素の対応するアー
ムの半径方向軸線と駆動軸の軸線に平行な交差軸線との
まわりに、各転動要素の旋回を許すようになっており; 三脚形要素の各アームが、駆動軸の軸線と平行な2つの
反対側にある軸方向平担表面部分を有し、この2つの部
分のそれぞれと対向関係をもって前記軸方向平担表面部
分と協働する平担滑り表面をもつ滑りシューが配置され
、この滑りシューは前記平担滑り表面と平行な軸線をも
つ凸状の円筒形表面部分と、円筒形表面部分の軸線と直
角な2つの反対側にある横方向表面とを含み、また転動
要素が、半ブシュを介して前記滑りシューのそれぞれと
対向関係で配置され、半ブシュはシューの凸状の円筒形
表面と対向して補填し合う凹状の内側円筒形表面部分と
、転動要素の凹状の円筒形表面部分と対向して補填し合
う凸状の外側円筒形表面部分とを有し、半ブシュの前記
凹状の内側円筒形表面と凸状の外側円筒形表面とのそれ
ぞれの軸線が互いに交差しかつ直角であり、さらに半ブ
シュはその前記凸状の外側円筒形表面の軸線と直角な2
つの反対側にある平担な当接表面を有し、各当接表面は
転動要素に形成されている対応する平担な当接表面と協
働するようになっており; 各半ブシュが、凸状の外側円筒形表面部分の軸線に関し
て対称的に、かつ前記凹状の内側円筒形表面の軸線と直
角に配置された2つの互いに平行な平担案内表面を含み
、この平担案内表面は一方において駆動軸の軸線と直角
な三脚形要素の互いに反対側にある2つの半径方向平担
表面と、および他方において対応する滑りシューの反対
側にある横方向表面と協働するようになっており; 2つの半ブシュは単一の環状ブシュによって形成され5 2つの転動要素は、単一の環状転動要素によって形成さ
れ; 転動要素の2つの平担当接表面が、環状ブシュの2つの
平担当接表面間に配置され、前記2つの平担表面の−っ
がブシュの凸状の外側円筒形表面に形成された溝内に受
入れられた着脱可能な環状サークリップによって構成さ
れており;各転動要素の2つの平担当接表面は、対応す
る半ブシュの2つの平担当接表面間に配置され;三脚形
要素の各アームが、三脚形要素の平面と直角な軸線をも
つ枢軸を含み、この枢軸上に回転自在に取りつけられ、
かつ凸状の外側円筒形表面を有する環状ブシュを介して
転動要素が前記軸線のまわりを回転可能に取りつけられ
、前記凸状の外側円筒形表面はその軸線が枢軸線と直角
に交差するとともに、転動要素の凹状の円筒形表面の対
向部分と補填し合うようになっており; 環状ブシュは、三脚形要素のアームを受入れる軸方向転
動要素を互いに隔て偏倚する弾性変形可能な手段を含む
この弾性変形可能な手段は、それらが作用する力の合力
がアームに対する転動要素の別の旋回軸線を通過する平
面内に含まれるように設計されている。したがって、上
記合力は自在継手の2つの軸線の交点をほぼ通過する。
一実施例によれば、弾性変形可能な手段は、三脚形要素
のアームの内孔内に取りつけられ、かつその2つの自由
端が転動要素をそれと対向関係に偏倚する圧縮ばねによ
って形成され、内孔の軸線は前記他の旋回軸線と同一点
で直角に交わる。
2つの転動要素を互いに隔てるように偏倚するために、
ばねの各端は対応する半ブシュの凹状の内側円筒形表面
部分に形成された支持区域に当接し、半ブシュは対向し
た転動要素に力を伝える。
本発明の他の実施例によれば、 前記環状ブシュは、三脚形要素のアームが受入れられる
末端が開口した軸方向内孔と、前記凸状の外側円筒形表
面の軸線と直角に交差する軸線をもつ末端が開口した内
孔とを有し、三脚形要素のアームが対応する末端が開口
した内孔を有し、枢軸が前記内孔内にあり; 軸方向中空部分は、前記凸状の外側円筒形表面の軸線に
対して対称的に隔たり配置されかつ前記内孔の軸線に直
角な2つの平行な平担案内表面を含み、この平担な案内
表面は、駆動軸の軸線と直角なアームの2つの反対側に
ある半径方向平担表面と協働し; 椀形要素の各内側ウェブの長さは、椀形要素の中心の方
向へ開口の自由端から傾斜した面取り部によって椀形要
素の開口の方向へ軸方向に制限されており; 椀形要素の開口の自由端は、この継手の最大屈曲角度を
定める連続する当接表面を形成する曲線状の凹所を含み
= 三脚形要素の半径方向アームは、それらの半径方向内側
端によって駆動軸に連結され;三脚形要素の半径方向ア
ームは、それらの半径方向外側端によって駆動軸に連結
され;三脚形要素の半径方向アームは、それらの半径方
向内側端によって連結され; 各半径方向アームは、それらの半径方向外側端に駆動軸
の端部の椀形部分の自由端部に連結された軸方向延長部
を含み、かつ 椀形要素は、3つのウェブを連結しかつ転動軌道に共通
のほぼ中心に配置された補強要素を有している。
本発明により等速回転継手がその最大屈曲角度で作用す
るとき、その良好な作用性に悪影響を与え、とくに望ま
しくない騒音を発生する成る角度的な作用間隙が存在す
ることが知られている。
この発明はまた、この欠点を克服する。
そのために、この発明は弾性変形可能な手段が、アーム
の半径方向上方の自由表面と当接する中央分肢であって
、その各端が半ブシュの対向する横方向支持区域とそれ
ぞれ当接する中央分岐と、それぞれが2つの半ブシュの
それぞれに形成された2つの反対側にある横方向支持表
面間に受入れられるように中央分肢の方向とほぼ直角な
方向へ中央分肢の1つの端部から延びる2つの側方分肢
とをもつばねを有し、側方分肢の自由端が前記横方向支
持表面の一方と支持関係に配置され、前記支持区域が前
記横方向支持表面の他方の表面に形成されており;ばね
はアームに対するその位置を維持する手段を含み; このために、側方分肢のそれぞれの自由端が、ほぼ90
°に湾曲されかつ側方分肢の前記自由端が当接する横方
向支持表面上の半ブシュの対向する下方側方表面と協働
する突出部を有する。
−変更態様として、各横方向分肢はその中央部分にアー
ムの対向部分に形成された切欠き内に受入れられる位置
決め突出部を設けることができ、またばねは折り重ね金
属ワイヤ、または切断して折り重ねた金属シートから造
ることができる。
〔実施例〕
この発明の他の態様および利点は、付図を参照しての以
下の詳細説明から明らかになるであろう。
第1図に示された等速回転継手12は、軸線D−D’を
もつ駆動軸16の末端に取りつけられた三脚形要素14
を含む。駆動軸16は、三脚形要素14を介して従動軸
18を回転駆動し、三脚形要素は従動軸18の軸線z−
z’に中心を置くほぼ球形の椀形要素20と協働する。
三脚形要素14は主として、第7図および第8図に示さ
れた輪郭に従って切断された厚肉の鋼板からなっている
。三脚形要素14は、該要素と駆動軸16に共通の軸線
D−D’まわりに120°の等角度間隔を保って配置さ
れた3つの駆動アーム22を有している。
一般に、継手はその整列位置において、すなわち軸線D
−D’とz−z’とが合致するとき、その回転軸線のま
わりに三元対称性をもつ。したがって、これらの形態の
上方部分にある1つの所与のアーム22と関連する継手
の部分についてのみ以下に述べる。
この駆動アーム22は、三脚形要素の軸線り−D′と直
角な半径方向軸線c−c’をもつ。
アーム22は、アーム22の両側に配置された、すなわ
ち第2,3および7図に示されるようにアームの左右側
に配置された2つの同一の転動要素24を有している。
左側の転動要素24および球形の椀形要素20に形成さ
れた対応する転動軌道について述べる。
第2.3.9および10図から分かるように、転動要素
24は、環状セグメントの一般形状をもつ要素の円弧部
分によって構成されている。これは、アーム22と協働
する軸線L−Mをもつ凹状の円筒形表面部分26を有し
、後述するように、転動要素をその軸線c−c’に対し
て軸方向に滑動させる。凹状の円筒形表面26は、軸線
り−Mに直角な2つの互いに反対側にある平担表面28
と30によって軸方向に形成されている。
転動要素24は、2つの同一点で交わる転動表面32お
よび34をもつ。転動表面32は1球形表面の一部分で
あり、その中心Mは凹状の円筒形表面26の軸線L−M
上に位置し、かつその半径はRである。第2転動表面3
4は、1つの円錐形表面部分である円錐形輪郭をもち、
その頂点Mは球形表面32の中心と合致し、球形表面3
2の回転軸線は、凹状の円筒形表面26の軸線L−Mと
合致し、かつ頂部おけるその半角aは、60″よりわず
かに小さい。交差表面32および34は、丸味をつけ、
あるいは面取りされた部分によって結合される。
ゆえに、転動要素24の半径方向断面は、2つの直線状
の側辺と円形に丸められた側辺をもつほぼ三角形の輪郭
をもつ。
転動要素24は、椀形要素20内でそれと対向関係にあ
るように形成された転動軌道と協働する6各転動軌道は
2つの交差表面38および40によって形成されている
第2図から分かるように、2つの表面38および40は
、丸味をもつ区域36によって好適に接合されている。
表面38は、椀形要素20の内側球形表面によって形成
され、その中心0は椀形要素20と従動軸18に共通の
軸線z−z’上に配置され、かつその半径R′は球形表
面32の半径Rとほぼ等しい。
椀形要素20の球形内孔は軸線z−z’まわりに120
°ずつ等角度間隔を置いて配置された3つのウェブ42
を含む。各ウェブ42は、軸線2−Z′を含む軸方向平
面EOB内に延びる。転動要素24の転動軌道の第2表
面40は、ウェブ42の両側に形成され、かつこの発明
により円錐形輪郭をもつ表面によって形成され、円錐面
の頂部0は椀形要素20の内側球形表面38の幾何学的
中心と合致し、その軸線x−x’は、継手がその整列位
置にあるとき、従動軸の軸線z−z’と三脚形要素16
のアーム22の軸線c−c’に合致する軸線Y−Y’を
含む軸方向平面とに対し直角となっている。円錐の頂部
の半角塵KOX’は、ウェブ42の平面EOBと軸線Y
−Y’に直角な軸線x−x’とのなす30″の角度EO
X’よりもわずかに大きい。
第3図から分かるように、もちろん、各ウェブ42は、
表面40と同様の2つの円錐形転動表面をもち、上記の
ウェブ42の第2表面40の形成する円錐の軸線は、角
EOYを2等分する軸線U−U’である。
ウェブ42の高さは、たとえば円筒形内孔44によって
制限されている。ウェブ42の長さは、ウェブ42の両
側の円錐形表面40の交差部46、あるいは椀形要素2
0の開口に面している面取り部48によって制限される
ウェブ42の表面40と椀形要素20の球形内孔38と
によって形成さ・れた樋状部分の底部は、この樋状部分
の側面と当接する転動要素24の角度割出しを行うのに
用いられる横方向歯50によってさえぎられ、この歯5
0は各転動要素24の円錐形転動表面34上に形成され
た対応する凹所52と協働する。
第3図において見られるように、各転動要素24の凹状
の円筒形表面26によって形成された内側円筒形支持表
面は、ほぼ1200の角度すに対応している。凹所52
を含む球形転動区域は、約50@と606 との間の角
度Cに対応している。
以下に、転動要素24がアーム22に対して軸方向に滑
動し、かつ自在継手によってアームに対して旋回するの
を可能とする部材54について述べる。
これらの部材は、2つの対称的な半ブシュ54を有して
いる。各半ブシュ54は、転動要素24とアーム22の
一方の側部との間に配置されている。
半ブシュ54は、軸線s−s’をもつ凹状の内側円筒形
表面部分56をもち、この表面56は三脚形要素のアー
ム22の両側面に形成された凸状の円筒形表面部分58
′と補合し、この表面と協働して、このアームの軸線P
−P’まわりでの三脚形要素22メアームに対してブシ
ュ54の回転運動を許す。
半ブシュ54は、転動要素24の対向する凹状の内側円
筒形表面26と補合する凸状の外側円筒形表面部分58
をもち、転動要素の軸線v−v’は凹状の内側円筒形表
面56の軸線s−s’と直角でかつ該軸線に対して交差
する。
凹状の内側円筒形表面56は、互いに平行でかつ軸線s
−s’と直角な2つの平担案内表面60および62によ
って形成されている。平担表面60および62は、凸状
の外側円筒形表面58の軸線V−v′の各側に対称的に
間隔を置いて配置されている。2つの平担案内表面60
および62は、三脚形要素と駆動軸16に共通の軸線D
−D’と直角に三脚形要素に形成された2つの半径方向
表面64および66と協働するために設けられている。
第4図ないし第6図に示された半ブシュ54は、焼鈍さ
れた鋼板を冷間曲げ加工し、また成形することによって
得られる。凸状の外側円筒形表面58と同軸の内側円筒
形表面68との間の半径方向距離eは、冷間成形作業に
よって得られる板素材の不変の厚さとほぼ等しい。第4
図に鎖線で示された切除部をもち、また成形によって得
られる中央区域は、継手の潤滑性の向上と、転動要素2
4の凹状の内側円筒形支持表面26に対する支持表面5
8の曲げ適合性の向上を許す。第5図および第6図に示
された1つまたは複数の軸方向溝72は、潤滑剤の内部
への供給を促進する。
たとえば摩擦溶接によって三脚形要素14が固定された
駆動軸26は、三脚形要素のアーム22の軸線に対して
60″の等角度間隔で配置された平担表面74を含む。
これらの平担表面は、ウェブ42の末端に干渉されず、
継手の大屈曲角度での運動を得ることを許す。
この発明によれば、継手がその屈曲角度に関係なく回転
するとき、セグメントすなわち転動要素24それぞれに
とって可能な単独運動は、その樋内での転動運動であっ
て、その凹状の円筒形内孔の軸線L−Mは、幾何学的設
計によって、椀形要素20の幾何学中心Oを常に通るよ
うに制約されている。
対応するアーム22の凸状の円筒形部分58の軸線p−
p’に平行な軸線のまわりの、転動要素24の横方向の
旋回運動は、対向して補填し合う球形表面32および3
8間の連続した全体での接触によっても、直線状の往復
接触関係にある円錐形表面32および40の母線の連続
的な接触によっても完全に不可能である。
等速回転継手が第1図に示された位置にあるとき、駆動
軸16の軸線D−D’は、たとえば自動車のスタブ軸に
連結された従動軸18の椀形要素の軸線z−z’と角α
をなし、その軸線D−D′とその3つのアームの軸線c
−c’との交点として定められた三脚形要素14の幾何
学中心Tは、椀形要素20の軸線z−z’に対して距離
Jだけ半径方向に偏心している。
この位置において、上方アーム22上の転動要素24は
、軸線c−c’と平行な方向へアームに対して、また半
ブシュの旋回軸線P−P’に対して外方へ滑動されるこ
とが分かる。
しかし、軸線c−c’を通過する三脚形要素の対称面は
、常に、椀形要素20の内周面38の中心Oを含むこと
が分かる。
事実、転動要素24の球形支持表面32は、椀形要素2
0の補填し合う球形内側面38と常時滑り接触状態にあ
り、かつ、これらの状態の下で、これらの転動要素の内
側円筒形表面26の軸線り−Mは、全体の中心Oを連続
的に通過するようにされている。転動要素24が回転自
在に取りつけられた半ブシュ54の凸状の外側円筒形支
持表面58の軸線v−v’についても、同じことがいえ
る。
ここにおいて、三脚形要素のアーム22上の半ブシュ5
4の旋回軸線P−P’が軸線c−c’を通る対称面に直
角であるから、この対称面は、常に、ブシュの凸状の外
側円筒形支持表面58の軸線v−v’を含む。
結論として、三脚形要素14の対称面は、常に、椀形要
素20に対する三脚形要素の軌道運動の方向および強さ
には関係なく、椀形要素20の中心Oを含む。
椀形要素20に対する駆動軸の軸方向位置は、軸方向保
持装置すなわちしばしば信頼性に欠け。
高価でかつ騒音を発生するような組合わされた装置の使
用を必要とせずに、極めて正確な幾何学的位置が得られ
る。
この継手は対向する作用表面の潤滑滑動を許すのに必要
な最小の間隙以上の間隙をもたず、したがって、軸方向
および円周方向間隙をとることにより発生する騒音の心
配がない。
継手がある屈曲角度で作動するとき、軌道運動によって
軸の対応する軸方向動作が生じない。
各転動要素の対応する転動軌道上での角度運動は、従来
技術の解決手段に比べてかなり増加される。
また継手の構成部品は小型で、とくに、仕上げ作業を行
わずに冷開成形作業によって得られる。
本発明の請求の範囲から逸脱せずに、とくに、たとえば
ウェブ42の厚さを増大することによって、円錐形表面
の頂部における半角の値を変化させることができる。
しかし、上記のこの発明の好適実施例を参照して示され
た値は、転動要素の最大寸法および最大屈曲角度を得る
ことができる値である。
次に説明する実施例では、第1図ないし第10図につい
て記述された実施例と同一または類似の主要構成要素が
、それと同じ参照符号で示されている。
第11図に見られるように、ウェブ42の軸方向長さは
面取り部48によって、椀形要素20の開口に隣接した
部分に制限されている。面取り部48は椀形要素の中心
Oに向って椀形要素の開口の自由縁から傾斜されている
。面取り部48と、駆動軸16に形成された対応する平
担表面74とが協働して、三脚形要素のアームがそれら
の半径方向内側端によって駆動軸に連結される形式の等
速回転継手の最大屈曲角度を定めるので、この結果、極
めて小さい全体サイズと重量の軽減が得られる。
第11図において面取り部80は点線で示され、その深
さは椀形要素20の自由縁に沿って変化し、かつその傾
斜は継手の最大屈曲角度に等しい。
深さが調節された面取り部80は駆動軸16上の3つの
平担表面74と協働して、継手の過大な屈曲角度を避け
るための安全ストッパを構成する。
最大および最小角いずれも1206となる面取り部80
の深さの調節値は、継手の回転中に距離OT内での変動
によって最大屈曲角度状態において決定される。
第12図は、継手が最大屈曲角度にあるとき、転動要素
24と転動軌道40との間の接触協働状態を図解してい
る6 第12図から分かるように、転動要素24の回転軸線T
は、転動軌道の末端82をすなわち張出し部分越えて移
動する。転動要素と転動軌道間の駆動力の適正な伝達を
保証するために、転動要素24の転動表面の2つの末端
は転動要素の回転軸線の半径r3よりも小さい、点Wに
中心を置く曲率半径r工をもつ。
よって、転動要素24が一方の端部の角度位置に達する
と、それらの周辺転動表面と対応する転動軌道の末端底
部との間に第12図に示されるように接線が存在する。
第13図は別の実施例を示し、これにより、転動軌道の
末端と転動要素の周辺転動表面との間の接触接線を確保
する。
この実施例において、転動要素は回転形状と一定の半径
r、とをもつ。転動軌道40の底部の末端は1つの平面
に線接触せず、値Sの張出し部分に対応する。Qに中心
を置く半径r2の円筒に線接触する。
第14a図および第15a図にこの変形態様が示されて
いる。この構造において、三脚形要素の各アームは、一
方では、駆動軸16の軸線D−D’および対応する三脚
形要素の半径方向軸線C−C′に平行な、したがって三
脚形要素の基本平面に直角な2つの反対側にある軸方向
平担表面部分84によって、他方では、駆動軸の軸線D
−D′に直角な平面内を延びる2つの反対側にある半径
方向平担表面64および66とによって形成された矩形
断面をもつ。
滑りシュー86が配設され、これは各軸方向平担表面部
分84と協働する。
各滑りシュー86は、凸状の円筒形表面部分88と、凹
状の円筒形表面88′の軸線に平行な滑動平担表面90
とを含む。滑動平担表面90は、三脚形要素のアーム2
2の軸方向平担表面部分84と協働する。滑りシュー8
6は反対側にある2つの横方向表面92および94によ
って横方向を定められ、これらの表面は円筒形部分88
の軸線と垂直な平面内を延びる。
第14a図および第15a図に示された実施例において
、三脚形要素のアーム22は、それらの半径方向内側端
によって連結され、2つの転動要素24は単一の環状ブ
シュ96を介してアーム22上に自在継手のように取り
つけられている。
実際には、環状ブシュ96は、第4図ないし第6図につ
いて説明した形式の2つの半ブシュを1つのブシュに構
成したものに相当し、上記の説明を参照して、これら要
素の幾何学的構成を詳細に説明する。
環状ブシュ96は、その連続する凸状の外側円筒形表面
58の軸線v−v’に関して対称的に隔てられて配置さ
れた2つの平行な平担案内表面60および62をもつ。
これらの平担案内表面60および62は、一方において
三脚形要素のアーム22の2つの反対側にある半径方向
平担表面64および66と協働し、かつ他方において2
つの滑りシュー86のそれぞれの反対側にある横方向表
面92および94と協働して、表面84上での滑りシュ
ーの滑動運動を案内し、かつこれらのシューをZ−Z′
方向ヘブシ”ユに対して移動不能とする。
環状ブシュ96は2つの反対側にある平担当接表面98
および100によって半径方向を定められ、これらの当
接表面は連続する凸状の外側円筒形表面58の軸線に直
角である。これらの2つの平担当接表面は、2つの平担
当接側面102および104間に受入れられている。
当接表面100ないし104間の協働によって、環状ブ
シュ96をアーム22の半径方向Y−Y’に転動要素2
4に対して一定位置に維持させる。
よって、継手がある屈曲角度をもって作用するとき、転
動要素24の中央面は、三脚形要素のアーム上への転動
要素を取りつける自在継手の枢軸線の1つに対応する。
滑りシュー86の円筒形表面88の枢軸線に対し連続的
に整列状態に維持される。
第14b図および第15b図は、三脚形要素のアーム2
2を除き第14a図および第15a図と同じであり、ア
ームは種々の実施例によるそれらの半径方向外側端によ
って駆動軸に結合されており、そのうちの幾つかについ
ては後述する。
第16a図および第17a図に示された実施例は、転動
要素24の対応する当接表面102および104を囲む
環状ブシュ96の当接表面98および100の配置が異
なる。この実施例において、当接表面98および100
は、外側円筒形表面58から環状ブシュ96の半径方向
に突出する横側表面によって形成されている。
第16b図および第17b図に示された実施例において
、環状ブシュ96の上方当接表面100は、環状ブシュ
96の凸状の外側円筒形表面58に形成された環状の半
径方向溝108内に受入れられた、着脱可能なサークリ
ップ106の一方の側面によって形成されている。
この着脱可能なサークリップは、単一の環状ブシュ96
に単一の環状転動要素110を設けるという形態で、2
つの転動要素24を構成することを可能にする。
第16b、 17b図示のように、単一の環状転動要素
110に2つの転動要素24が合体されるという事実に
より、各転動要素24の円錐形転動表面34および球形
転動表面32上に形成された歯52を不要とすることが
でき、また樋の両側に当接する転動要素24の角度割出
しを達成するのに先に用いられた対応する歯50を不要
とすることができる。
第16a図および第16b図の上方部分には、半径方向
外側端によって三脚形要素の半径方向アーム22を結合
する方法が示されており、それらはそれぞれ、駆動軸1
6に結合された軸方向要素114に固定手段112によ
って結合されている。
第18図ないし第20図は、この発明による自在継手の
別の実施例を示す。
この実施例は、転動要素がc−c’またはY−Y’と平
行な方向にブシュ54に対して滑動できるという点で、
第1図ないし第10図の実施例といくぶんか類似してい
る。しかし、第18図ないし第20図に示された実施例
では、単一の環状ブシュ96を使用できる。
転動要素24は、これらの図において、鎖線でのみ概略
的に示されている。三脚形要素の各アーム22は、一方
では環状ブシュ96に形成された末端が開口した第1内
孔116内に受入れられ。
また他方では三脚形要素のアーム22に形成された末端
が開口した第2内孔118内に受入れられた枢支ピン1
14を含む。
枢支ピン114の軸線は三脚形要素14の平面と直角で
あり、それにより既述の2つの半ブシュ54の旋回運動
と同様の運動を環状ブシュに与える。
環状ブシュ96は、三脚形要素のアーム22が受入れら
れている末端が開口した軸方向内孔120を有している
。内孔118の軸線は、ブシュの凸状の円筒形表面58
の軸、wtv−v’に対して直角に交差する。軸方向内
孔120は2つの平行な平担案内表面60および62を
含み、これらの案内表面は、軸線v−v’に関して対称
的に間隔を保って配置され、アーム22の2つの反対側
にある半径方向平担表面64および66と協働し、駆動
軸16と直角方向に延びる。
駆動軸16の軸線に平行な三脚形要素のアームの横方向
および反対側にある表面124および126は、環状ブ
シュ96の旋回を許すために円筒形輪郭をもつ。
第21図ないし第25図は、2つの変形態様を示し、三
脚形要素14は、駆動軸によって回転駆動され、この駆
動軸にアーム22の半径方向外側端が結合されている。
軸方向延長部114はアーム22のそれぞれにおいて軸
方向に90″′湾曲されており、周知の機械的手段によ
って駆動軸16の椀形部分124に固定されている。
この実施例において、三脚形要素14の半径方向アーム
22も、三脚形要素14の構造を補強する中央結合部分
126によって連結されている。
アーム22は、2つの半ブシュ54の旋回を許す第1図
ないし第10図を参照して述べられた形式の凸状の円筒
形回転表面56を有する。転動要素24は、それらの半
径方向外側端によってアーム22と連結することにより
、単一の環状要素110(第21 、22.23および
第24a図)の形態につくることができる。−変形態様
として、2つの転動要素24の形態に構成することもで
き(第24b図および第25図)、この場合転動要素は
、もちろん、割出し用歯52を含む。
チューリップ形状の椀形要素20は、第1図ないし第1
0図に示したように、転動要素24または110の輪郭
と補填し合う輪郭をもつ転動軌道を含む。
転動軌道32および40の加工をしやすくするために、
椀形要素20の後部に間隙126が設けられている。
アーム22の軸方向延長部114は、たとえば、第24
a図および第24b図に示されるように、溶接によって
椀形部分124の自由縁部128に結合される。
継手がその最大屈曲角度(この実施例ではとくに太きく
 55”のオーダである)において作用しているとき、
三脚形要素と転動要素とによって占められる位置が第2
1図において鎖線で示されている。
この最大角55″は、三脚形要素に結合される内側駆動
軸を具備せずに造ることができる。したがって、椀形要
素20のウェブの末端と駆動軸の外周壁との干渉(第1
図ないし第10図および第11図ないし第13図)に基
づく最大屈曲角度の制限は、このようにして避けられる
第11図ないし第14図に示された三脚形要素114の
素材は、素材取りと冷開成形によって極めて安価に造る
ことができる。
第26図は、割出し歯を具備したウェブ42の転動軌道
を内部から見た図を示す。
第27図ないし第29図は、継手の別の実施例を示し、
三脚形要素のアーム22は、それらの半径方向外側端で
結合された軸方向延長部114によって駆動軸の椀形部
分124に結合されている。
三脚形要素は第21図および第22図に示された実施例
の中央部分126と類似の強化ハブをもたない。
第27図ないし第29図に示された実施例では、さらに
、チューリップ形要素20が、その3つの内側ウェブ4
2を連結し、かつ転動軌道と共通の中心0に実質的に配
置された強化要素130を含む。
強化要素130は、第21図に示されたチューリップ形
要素のものに比べて、可なり軽量の内側端132をもつ
チューリップ形要素の強度を極めて著しく増大させる3
つのウェブ42を連結する内側ブリッジを構成している
この実施例において、環状の転動要素110およびブシ
ュ54は、張出し関係にある三脚形要素114の半径方
向内側端に担持され、これらの端部はアーム22を構成
する。
椀形部分124、軸方向延長部114およびアーム22
によって構成される単一部材は、第30図に概略的に示
されているように、簡単かつ安価に造ることができる。
平面状の鋼板134(鎖線で示されている)から始めて
、軸方向延長部114およびアーム22を板抜きしまた
は切断し、次に実線で示された素材136を得るために
成形加工を実施する。
この単一部材の最終的な形状づけは、第30図において
交差斜線で示された素材136の部分138を曲げるこ
とによって得られる。
椀形要素20上に弾性的変形によって取りつけられた金
属シートまたはプラスチック材料のカップ140は、カ
ップ内の半径方向溝142および椀形要素124内の対
応する半径方向溝144に、弾性的に変形可能な密封ベ
ローズまたはゲートルを取りつけることを可能とする。
第31図ないし第34図は、ウェブ42を連結する内側
の中央強化要素130を含む椀形要素の他の実施例を示
す。
この実施例において、チューリップ形要素20は、例え
ばその平麺な後部に形成されたねじ穴146内に螺合さ
れる3つのボルトによって従動軸に結合される。
第34図は、花弁部分すなわちウェブ42を強化するブ
リッジ部分130の断面図である。
第35図ないし第37図に示された等速回転継手の主要
構成要素を示すために、既述のものと同一の参照符号が
用いられている。しかし、この発明の記述を一層明瞭に
するために、三脚形要素14のアーム22に設けられた
2つの転動要素が参照符号24aおよび24bで示され
、2つの対応する半ブシュは54aおよび54bで示さ
れている。
転動要素24aおよび24bは、自在継手によってアー
ム22上に旋回自在に取りつけられ、この自在継手は転
動要素を第1軸線Y−Y’まわり、および軸線Y−Y’
と交差しかつこれと直角な第2軸線P−P’まわりに旋
回可能とする。
この発明によれば、弾性的に変形可能な手段が、軸線Y
−Y’と直角な方向L−L’に転動要素24aおよび2
4bを互いに隔てるように偏倚するために設けられてい
る。
第35図ないし第37図において、弾性的に変形可能な
手段は、三脚形要素14のアーム22の円筒形内孔20
2内に自由に取りつけられた圧縮コイルばね200によ
って形成されている。内孔202の軸線は、転動要素2
4aおよび24bの枢軸線P−P′と直角に交差し、か
っ転動要素24aおよび24b上に作用する力の合力が
作用する方向L−L’と合致する。− ばね202の2つの自由端2o4’bよび206のそれ
ぞれは、半ブシュ24aおよび24bの凹状の内側円筒
形表面部分にそれぞれ形成された支持区域208および
210と当接する。
各支持区域208,210は、ばね202を所定位置に
維持するために、ばね202と補合する中空形状をもつ
半ブシュ54aおよび54bは、これにばね200によ
って作用する力により、転動要素24aおよび24bを
互いに離反するように偏倚し、それにより、継手がその
最大屈曲角度で作動するとき、それらが間隙を伴わずに
所定位置に確実に維持されることを保証する。
第35図ないし第37図を参照して説明した弾性的に変
形可能な手段の第1実施例は、信頼性がありかつ有効で
あるが、三脚形要素のアームに内孔202を設けること
、半ブシュに支持区域204および206を加工するこ
とを必要とし、その結果、三脚形要素のアームに半ブシ
ュの旋回支持表面の減少を生じる。
これらの欠点を克服し、また特に簡単かつ安価な解決手
段として、第38図ないし第43図に示される弾性的に
変形可能な手段の第2実施例が提案されている。
これらの図において、ばね200は湾曲ワイヤばねであ
って、これは、間隙を補償するとともに三脚形要素のア
ームおよびブシュの特殊加工を避け、かつアーム22上
の半ブシュの旋回支持表面全体を保持する。
ばね200は、中央分肢212および2つの側方分肢2
14および216をもつ。
中央分肢212は、アーム22の上方の半径方向自由表
面218と当接する。
第1側方分肢214は中央分肢212の方向とほぼ直角
方向に該中央分肢の第1端から延び、それにより、半ブ
シュ54aおよび54bのそれぞれに形成された2つの
対向する横方向支持表面222b。
2248間に受入れられる。
側方分肢216は、半ブシュ54aおよび54bの各端
にそれぞれ形成された2つの対向する横方向支持表面2
22a、 224b間を、中央分肢212の第2端22
6から対称的に延びる。
中央分肢212の第1端220は、半ブシュ54bの横
方向支持表面222bによって構成された対向する横方
向支持区域と当接する。この第1横方向分肢214の下
方端228は、表面222bと対向する横方向支持表面
224bと当接する。
中央分肢212の第2端226は、半ブシュ54aの横
方向支持表面222aによって構成された支持区域と当
接する。第2側方分肢216の自由端230は、表面2
22aと対向する半ブシュ54bの横方向支持表面22
4bと当接する。
とくに第39図から分かるように、側方分肢214.2
16はそれぞればねの内側に向って突出する湾曲部分2
32および234をもち、それによりばねを、アーム2
2の反対側にある側面64および66とこれらの湾曲部
分との協働により、方向P−P′でのアーム22に対す
る位置に維持する。
ばね200が方向y−y’でのアーム22に対する位置
に維持されることを保証するために、各側方分肢214
.216の自由端228および230はほぼ90°湾曲
された突出部238および240をそれぞれもち、この
突出部238.240は対応する半ブシュの対向した下
方の横方向表面242aおよび242bと協働し、半ブ
シュの交差支持表面224a、224bには対応する自
由端228.230が当接する。
第41図および第42図に示されるような自由状態での
ばね200の輪郭と、第38図ないし第40図に示され
るような圧縮された取付状態での輪郭との比較により、
ばね200は2つの半ブシュ54aおよび54bを介し
て転動要素24aおよび24bに、ブシュ54aの頂部
および底部におけるそれぞれの力F工およびF、と、ブ
シュ54bの頂部および底部における大きさが等しくか
つその合力が方向L−L’に沿って中心を置いている力
F2およびF4とをそれぞれ作用することが理解される
軸線P−P’とほぼ平行な方向のばね200の中央分肢
212は主としてねじり応力を受け、一方軸線y−y’
とほぼ平行な方向の2つの側方分肢は曲げ応力を受ける
。中央分肢と側方分肢との結合は、これらの分肢の曲げ
およびねじり応力を減少するために、大半径の2つの曲
げ形状をもつ。
このばねはさらに、アーム22または半ブシュ54a、
 54bの特殊加工を伴わずに、アーム22に対する位
置に完全に維持され、しかも容易に取り外すことができ
る。
第44図ないし第46図に示されたばね200の第3実
施例は第38図ないし第43図に示された第2実施例と
類似しており、このばねは平坦断面、の湾曲ワイヤから
構成されている。
第47図ないし第49図に示されたばねの第4実施例に
おいて、ばね200は金属板の板抜きおよび曲げ加工に
よって造られ、その構造および配置は第38図ないし第
46図に示されたばねとすべての点で同一である。
第49図ないし第52図に示されたばね200の第5実
施例は、既述のばねとその上方分肢212の形状が異な
るのみで、この形状は、それが支持されるアーム22の
上方自由表面218とほぼ平行に延びるように湾曲され
ている。
第53図ないし第57図に示される、板抜きかつ湾曲さ
れた金属板からなるばねの最後の実施例は、Y−Y’の
方向にアーム22に対する位置を維持するための手段が
既述のばねと主として異なる。
この実施例において、各側方分肢214,216は。
各分肢の中央部分からばねの内側に向って突出する突出
部244および246それぞれをもつ。
各突出部244 、246は、アーム22の側面64.
66にそれぞれ形成された対応する凹所248,250
に受入れられている。
上方分肢212は、S字形で、アーム22の上方の半径
方向表面218と当接する。
突出部244および246は、2つの手段によって所定
位置に位置される。
ブシュ54a、54b間の一方では表面222a、22
4b間、および他方では、表面224a、 222b間
に導入するか、あるいは突出部238と240との間の
距離がブシュの外径を超えるまで、側方分岐を弾性的に
広げたのちに導入するかであり、後者の場合長い突出部
の使用を可能にする。
この発明によるばねは、2つの他の利点をもつ。
その1つは継手の分解を容易にすることである。事実、
継手が最大屈曲角度にあって弾性変形手段が圧縮されて
いるときは、十分な間隙ができて、このため制限された
高さをもつセグメントの割出し歯の係合を解除すること
ができる。
ゆえにセグメントは取り外され、継手は分解される。
さらに、衝撃を緩和し、かつ急激なトルク反転の場合の
衝撃的な騒音をなくす。事実、ばねは三脚形要素の円筒
形旋回表面56から遠い方のブシュの無荷重表面58を
動かして潤滑剤をこの間隙に満たさせる。トルクの急激
な反転が起った場合、これら2つの表面の急激な荷重は
、油膜に生ずるかなりの粘性力により緩和されるので、
衝撃を発生することがない(フランス特許出願筒86/
17550に提案された主旨による)。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によって配置された、屈曲角度で作
動している継手の軸方向断面図、第2図は、整列または
屈曲なしの状態における第1図の継手の半径方向平面内
でとられ、さらに詳しくは第3図の線2−2に沿ってと
られた断面図、 第3図は第2図の線3−3に沿ってとられた断面図。 第4図は、第1図ないし第3図に示された継手の半ブシ
ュの前面図、 第5図は、第4図の線5−5に沿ってとられた断面図、 第6図は、第4図の半ブシュの平面図、第7図は、第1
図ないし第3図に示された継手の三脚形要素の前面図、 第8図は、第7図の継手の左側面図、 第9図は、第1図ないし第3図に示された継手の転動要
素の斜視図、 第10図は、円錐形側部を示すために180°にわたっ
て回転された転動要素の、第9図と同様な図、 第11図は、等速回転継手の第1変形態様の第1図と同
様な軸方向断面図、 第12図は、継手が第11図に示されたような最大屈曲
角度にあるとき、対応する転動軌道の末端と転動要素と
の間の接触協働状態の説明図、第13図は、接触協働の
一変形例を示す第12図と同様な図、 第14a図は、自在継手の一変形態様を示す第15a図
の線14a−14aに沿ってとられた半断面図、第15
a図は、第14a図の線15a −15aに沿ってとら
れた断面図、 第14b図は、三脚形要素のアームの連結態様における
第14a図とは異なる一変形態様の第14a図と同様な
半面図、 第15b図は、第14b図の線15b −15bに沿っ
てとられた断面図、 第16a、17a、16bおよび17b図は、第14a
図ないし第15bと同様な、ただし等速回転継手の2つ
の別の変形例の概略説明図、 第18図ないし第20図は、自在継手の別の変形態様の
概略説明図、 第21図は、整列状態で示された等速回転継手の別の実
施例の第22図の線21−21に沿ってとられた軸方向
断面図、 第22図は、第21図の線22−22に沿ってとられた
断面図、 第23図は、第22図の線23−23に沿ってとられた
部分断面図、 第24a図は、第21図に示された継手の頂部の半面図
、 第24b図は、転動要素の一変形態様を含む第24a図
と同様な半面図、 第25図は、第24b図に示された変形態様に対応する
第23図と同様な図、 第26図は、第21図および第22図の椀形要素のウェ
ブの1つの図、 第27図は、この発明による等速回転継手の別の実施例
の第21図と同様な図、 第28図は、駆動軸に連結された三脚形要素の第27図
の矢印Fの方向に見た図、 第29図は、第27図に示された等速回転継手の平面図
、 第30図は、第28図に示された三脚形要素を造る方法
の種々の段階の図、 第31図は、転動軌道が設けられた椀形要素の別の実施
例を示す第32図の線31−31に沿ってとられた軸方
向断面図、 第32図は、第31図の線32−32に沿ってとられた
断面図、 第33図は、第31図に示された部分の平面図、第34
図は、第32図の線34−34に沿ってとられた断面図
、 第35図は、この発明にしたがって間隙を得るためのコ
イルばねを有する継手の軸方向断面図。 第36図は、第35図の線36−36に沿ってとられた
断面図、 第37図は、第36図の線37−37に沿ってとられた
部分断面図。 第38 、39および40図は1本発明によるばねの第
2実施例を示す第35.36および37図と同様な部分
図、 第41および42図は、自由状態における第38,39
および40図に示されたばねの図、 第43図は、ばねによって作用する力の第40図と同様
な図、 第44.45および46図は、ばねの第3実施例を示す
第38 、39および40図と同様な図、第47.48
および49図は、自由状態において示されたばねの第4
実施例を示す図、 第50.51および52図は、ばねの第5実施例を示す
第47ないし49図と同様な図。 第53図ないし57図は、ばねの第6実施例を示す第3
8ないし第42と同様な図である。 12・・・等速回転継手     14・・・三脚形要
素16・・・駆動軸        I8・・・従動軸
20・・・椀形要素       22・・・駆動アー
ム24・・・転動要素     26・・・凹状の円筒
形表面28 、30・・・平坦表面     32,3
4・・・転動表面36・・・丸味区域       3
8.40・・・表面42・・・ウェブ        
44・・・円筒形内孔50・・・横書        
 52・・・凹所54・・・半ブシュ     56・
・・凹状の円筒形表面58・・・凸状の円筒形表面  
 60.62・・・案内表面64.66・・・半径方向
平担表面 68・・・円筒形間隙表面    72・・・溝74・
・・平坦表面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、駆動軸に結合され、120°の角度間隔を置いて配
    置された3つの半径方向アームを有し、各半径方向アー
    ムがその両側に配置された2つの転動要素を有し、各転
    動要素が、従動軸に結合された椀形要素内に形成された
    個々の転動軌道と協働するようになっている三脚形要素
    を具え、 各転動軌道が2つの交差する表面によって 構成され、その一方の第1球形表面は椀形要素の内壁に
    形成されて、その中心が従動軸の軸線上に置かれ、また
    他方の第1表面は従動軸の軸線を含む平面内を延びる椀
    形要素の内側ウェブに形成された円錐形輪郭をもち、ウ
    ェブの前記第1表面は前記球形表面と中心を合致する頂
    部をもつ円錐形表面部分であり、前記球形表面の軸線は
    従動軸の軸線と前記アームの半径方向軸線を含む軸方向
    平面とに対し直角であり、前記円錐形表面の頂部の半角
    はほぼ30°に等しくなっており; 各転動要素は、前記アームと協働してアー ムの半径方向軸線に関して該アームを軸線方向に滑動可
    能とする凹状の円筒形表面部分と、2つの交差する転動
    表面とを有し、その一方の第2球形表面は前記凹状の円
    筒形表面の軸線上に中心が置かれるとともに、対応する
    転動軌道の前記第1球形表面の半径に等しい半径をもち
    、その他方の第2表面は第2球形表面の中心と合致した
    頂部をもつ円錐形表面部分である円錐形輪郭をもち、第
    2球形表面はその軸線が前記凹状の円筒形表面の軸線と
    合致するとともに、その頂部の半角がほぼ60°に等し
    くなっており; 各転動要素が自在継手を構成する手段によ って前記アームに対して回転自在に取付けられているこ
    とを特徴とする等速伝動継手。 2、三脚形要素の各アームは、共通軸線が三脚形要素の
    平面に直角となっている2つの反対側にある凸状の円筒
    形表面部分を有し、前記アームの凸状の円筒形表面に対
    向して補填し合う凹状の内側円筒形表面部分と、転動要
    素の凹状の円筒形表面部分に対向して補填し合う凸状の
    外側円筒形表面部分とをもつ半ブシュを介して、転動要
    素が前記2つの部分のそれぞれと対向関係をもって配置
    され、前記凹状の内側円筒形表面と半ブシュの凸状の外
    側円筒形表面のそれぞれの軸線が互いに交差しかつ直角
    となっている請求項1記載の継手。 3、各半ブシュが、凸状の外側円筒形表面の前記部分の
    軸線に関して対称的にかつ前記凹状の内側円筒形表面の
    軸線と直角に配置された、互いに平行な2つの平担な案
    内表面を含み、この平担な案内表面が駆動軸の軸線と直
    角な三脚形要素の2つの反対側にある半径方向平担表面
    と協働するようになっている請求項2記載の継手。 4、自在継手を構成する手段が、三脚形要素の対応する
    アームの半径方向軸線と駆動軸の軸線に平行な交差軸線
    とのまわりに、各転動要素の旋回を許すようになってい
    る請求項1記載の継手。 5、三脚形要素の各アームが、駆動軸の軸線と平行な2
    つの反対側にある軸方向平担表面部分を有し、この2つ
    の部分のそれぞれと対向関係をもって前記軸方向平担表
    面部分と協働する平担滑り表面をもつ滑りシューが配置
    され、この滑りシューは前記平担滑り表面と平行な軸線
    をもつ凸状の円筒形表面部分と、円筒形表面部分の軸線
    と直角な2つの反対側にある横方向表面とを含み、また
    転動要素が、半ブシュを介して前記滑りシューのそれぞ
    れと対向関係で配置され、半ブシュはシューの凸状の円
    筒形表面と対向して補填し合う凹状の内側円筒形表面部
    分と、転動要素の凹状の円筒形表面部分と対向して補填
    し合う凸状の外側円筒形表面部分とを有し、半ブシュの
    前記凹状の内側円筒形表面と凸状の外側円筒形表面との
    それぞれの軸線が互いに交差しかつ直角であり、さらに
    半ブシュはその前記凸状の外側円筒形表面の軸線と直角
    な2つの反対側にある平担な当接表面を有し、各当接表
    面は転動要素に形成されている対応する平担な当接表面
    と協働するようになっている請求項4記載の継手。 6、各半ブシュが、凸状の外側円筒形表面部分の軸線に
    関して対称的に、かつ前記凹状の内側円筒形表面の軸線
    と直角に配置された2つの互いに平行な平担案内表面を
    含み、この平担案内表面は一方において駆動軸の軸線と
    直角な三脚形要素の互いに反対側にある2つの半径方向
    平担表面と、および他方において対応する滑りシューの
    反対側にある横方向表面と協働するようになっている請
    求項5記載の継手。 7、2つの半ブシュが単一の環状ブシュとして合体され
    ている請求項5または6記載の継手。 8、2つの転動要素が単一の環状転動要素として合体さ
    れている上記請求項のいずれか一項に記載の継手。 9、転動要素の2つの平担当接表面が、環状ブシュの2
    つの平担当接表面間に配置され、前記2つの平担表面の
    一つがブシュの凸状の外側円筒形表面に形成された溝内
    に受入れられた着脱可能な環状サークリップによって構
    成されている請求項4記載の継手。 10、各転動要素の2つの平担当接表面が、対応する半
    ブシュの2つの平担当接表面間に配置されている請求項
    5ないし7のいずれか一項に記載の継手。 11、三脚形要素の各アームが、三脚形要素の平面と直
    角な軸線をもつ枢軸を含み、この枢軸上に回転自在に取
    りつけられ、かつ凸状の外側円筒形表面を有する環状ブ
    シュを介して転動要素が前記軸線のまわりを回転可能に
    取りつけられ、前記凸状の外側円筒形表面はその軸線が
    枢軸線と直角に交差するとともに、転動要素の凹状の円
    筒形表面の対向部分と補填し合うようになっている請求
    項1記載の継手。 12、前記環状ブシュは、三脚形要素のアームが受入れ
    られる末端が開口した軸方向内孔と、前記凸状の外側円
    筒形表面の軸線と直角に交差する軸線をもつ末端が開口
    した内孔とを有し、三脚形要素のアームが対応する末端
    が開口した内孔を有し、枢軸が前記内孔内にある請求項
    11記載の継手。 13、軸方向開口が、前記凸状の外側円筒形表面の軸線
    に関して対称的にかつ前記内孔の軸線に対して直角に配
    置された互いに平行な2つの平担案内表面を有し、この
    平担案内表面が駆動軸の軸線と直角なアームの2つの反
    対側にある半径方向平担表面と協働するようになってい
    る請求項12記載の継手。 14、三脚形要素の半径方向アームが、その半径方向内
    側端によって駆動軸に連結されている請求項4ないし1
    3のいずれか一項に記載の継手。 15、椀形要素の各内側ウェブの長さが、椀形要素の中
    心に向う椀形要素の開口の自由端から傾斜して設けられ
    た面取り部によって、椀形要素の開口の方向の軸方向に
    制限されている請求項4記載の継手。 16、椀形要素の開口の自由端が、継手の最大屈曲角度
    を定める連続した当接表面を形成する曲線状の輪郭をも
    つ請求項14または15記載の継手。 17、三脚形要素の半径方向アームが、その半径方向外
    側端によって駆動軸に結合されている請求項5ないし1
    3のいずれか一項に記載の継手。 18、三脚形要素の半径方向アームが、その半径方向内
    側端によっても連結されている請求項17記載の継手。 19、各半径方向アームが、その半径方向外側端に、駆
    動軸の椀形部分の自由端に結合された軸方向延長部を有
    する請求項17記載の継手。 20、椀形要素が、3つの内側ウェブを連結し、かつ転
    動軌道のほぼ共通中心に配置された強化要素を有する請
    求項17または19記載の継手。 21、三脚形要素の各アームが、転動要素の凹状の円筒
    形表面部分に共通な軸線と、三脚形要素を駆動する軸の
    軸線とに直角な方向に、2つの転動要素を互いに離隔す
    るように偏倚する弾性変形可能な手段を有する上記請求
    項のいずれか一項に記載の継手。 22、弾性変形可能な手段による力の合力が、アームに
    対して転動要素の他の枢軸線をとおる平面内に含まれる
    請求項21記載の継手。 23、弾性変形可能な手段が三脚形要素のアームの内孔
    内に取りつけられた圧縮コイルばねであり、該圧縮コイ
    ルばねの2つの自由端の各々が、それらと対向関係に配
    置された転動要素を偏倚し、前記内孔の軸線が前記他の
    枢軸線と直角に交差する請求項22記載の継手。 24、ばねの自由端のそれぞれが、対応する半ブシュの
    凹状の内側円筒形表面部分に形成された支持区域と当接
    する請求項23記載の継手。 25、弾性変形可能な手段が、アームの半径方向上方の
    自由表面と当接する中央分肢であって、その各端が半ブ
    シュの対向する横方向支持区域とそれぞれ当接する中央
    分岐と、それぞれが2つの半ブシュのそれぞれに形成さ
    れた2つの反対側にある横方向支持表面間に受入れられ
    るように中央分肢の方向とほぼ直角な方向へ中央分肢の
    1つの端部から延びる2つの側方分肢とをもつばねを有
    し、側方分肢の自由端が前記横方向支持表面の一方と支
    持関係に配置され、前記支持区域が前記横方向支持表面
    の他方の表面に形成されている請求項21または22記
    載の継手。 26、ばねが、前記アームに対して所定位置に該ばね自
    身を維持する手段を有する請求項25記載の継手。 27、側方分肢のそれぞれの自由端が、ほぼ90°に湾
    曲されかつ側方分肢の前記自由端が当接する横方向支持
    表面上の半ブシュの対向する下方側方表面と協働する突
    出部を有する請求項26記載の継手。 28、側方分肢のそれぞれが、その中央部分に、アーム
    の対向する部分の凹所内に受入れられる位置決め突出部
    を有する請求項26記載の継手。 29、ばねが、湾曲されたばね用金属ワイヤである請求
    項25ないし28のいずれか一項に記載の継手。 30、ばねが、切断されかつ湾曲された金属シートによ
    って形成されている請求項25ないし28いずれか一項
    に記載の継手。
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