JPH01143070A - 情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、カード状情報記録媒体に対して情報の記録又
は再生を行う情報記録再生装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来から、追記型の光学的情報記録再生装置では、レー
ザー光をカード状情報記録媒体の記録面上に集光させ、
ピットを作成することによって情報記録を行っている。

しかしながら、カード状情報記録媒体の記録面は透明な
保護層で覆われているので、この保護層の表面に指紋や
油、塵埃が付着したり傷が付いた場合には、記録面に集
光される光量が低下する。その結果、記録時には完全な
ピットを形成することが困難となり、再生時では完全な
ピットが形成されていても、正常な再生信号を得ること
が不可能になることがある。

従って、このようなトラブルを避けるために追記型の光
学的情報記録再生装置では、カード状情報記録媒体への
記録の際に情報トラック毎に記録した情報の再生を行い
、情報が正常に記録されたかどうか確認する。そして、
正常な再生が不可能な場合には、次の情報トラックに再
度同じ情報の記録を行うという方法が採られている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、この方法では広範囲に渡って記録面上に指紋等
が付着している場合に、正常な記録が不可能であるにも
拘わらず、次々に情報トラックに記録を行ってしまうた
め、有効的な記録面の利用ができず、カード状情報記録
媒体１枚当たりの情報量の低下を招くという欠点がある
。また、塵埃や傷等が保護層表面ではなく記録面上にあ
る場合には、クリーニングや傷修復ができないので、再
生時に情報を誤って読み取り、全く別の情報として扱っ
てしまう可能性もある。特に、ピット形状に損傷がある
場合には正常な再生が不可能となるので、予め正常な再
生が可能か否か確認できないこの方法では、再生された
情報の信頼度が低下するという問題点もある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上述の従来例の欠点を除去し、信頼性
の高い情報の記録再生と、カード状情報記録媒体の情報
記録領域の有効利用とを可能にした情報記録再生装置を
提供することにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、記録又は
再生ヘッドとカード状情報記録媒体とを相対的に移動さ
せて、情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置にお
いて、前記カード状情報記録媒体に付着した異物、傷等
を検知する異物検出手段を備えたこと特徴とする情報記
録再生装置である。

［発明の実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は本発明に係る情報記録再生装置の概略を示した
断面図、第２図はカード状記録媒体つまり光カードの移
動機構部分の斜視図である。第１図、第２図に示すよう
に、光カードＣは下側に設置されている駆動ローラｌに
よって矢印Ｘ方向に移動可能となっており、上側から押
圧ローラ２及び小ローラ３ａ〜３ｄによって押さえ付け
られて弯曲しており、弯曲の中心点の上方には光ヘッド
４が設置されている。また、指紋や油、塵埃、傷等の異
物の検出機構として、Ｌ　Ｅ　Ｄ　（ｌｉｇｈｔｅｍｉ
ｔｔｉｎｇ　ｄｉｏｄｅ）等の光源５から出射された光
は、レンズ等の照明光学系６を介して光カードＣの表面
上を照明し、その反射光はレンズ等の結像光学系７を介
してＣＣＤ　（ｃｈａｒｇｅ　ｃｏｕｐｌｅｄｄｅｖｉ
ｃｅ）等の受光素子８上に結像されるようになっている
。

このような構成にすると、光カードＣの表面上に指紋等
の異物が付着している場合には、光源５から出射された
光は光カードＣの表面上で散乱を起こすので、何も付着
していない清浄な表面による反射光と比較すると光量の
低下が生ずる。この光量変化を受光素子８により検出す
ることによって、異物の有無を判別することが可能にな
る。

駆動ローラ１と押圧ローラ２及び小ローラ３ａ〜３ｄに
よって、光カードＣは矢印Ｘ方向に移動し、駆動ローラ
ｌが図示しない゛制御機構により正逆回転を繰り返すこ
とによって光カードＣは往復反転移動を行う、そして、
光へラド４によって光カードＣの光学的な情報の記録・
再生がなされる。この際に、光カードＣを弯曲させるこ
とによって、光カードＣのそりによる影響を除去してい
る。前述のような異物検出機構は情報の記録又は再生の
際に、情報トラック毎に記録又は再生の直前に行えばよ
いが、予め光カードＣの表面全体に渡って異物の検出を
行ってもよい、また、異物が検出された場合には光カー
ドＣの使用者に判るように、外部に表示手段を設けるこ
とが実用上好ましい。

第３図は第１図に示したような異物検出機構を特に設け
ずに、光ヘッドの再生信号を用いて異物の検出を行って
いる他の実施例の概略を示した断面図である。半導体レ
ーザー等の光源１０から出射された光はコリメータレン
ズ１１によって平行光となり、ビームスプリッタ１２で
光路を垂直に曲げられて、対物レンズ１３によって光カ
ードＣ表面上に集光される。光カードＣの表面で反射し
た光束は対物レンズ１３で平行光となり、ビームスプリ
ッタ１２を直進して透過し、集光レンズ１４によって受
光素子１５上に結像される。この際の焦点調節及びトラ
ッキングは、制御回路１６からの出力信号に基づいて、
トラッキング用コイル１７及びフォーカシング用コイル
１８に通電し、対物レンズ１３を移動することによって
行っている。なお、光カードＣの送り機構に関しては、
第１図、第２図と同様なので説明を省略する。

このような構成により、再生時には先ず通常の情報再生
を行い、受光素子１５からの出力値の変動が予め定めて
おいた値よりも大きくなったときに、異物検出信号を外
部に表示し光カードＣが排出されるようにしておく、一
方、記録時には所定の間隔で光カードＣの情報トラック
を数個所再生し、その反射光量の変動を測定し、予め定
めておいた値を越えると、異物検出信号を外部に出力表
示し光カードＣを排出するようにしておく、このように
すれば、特別に検出機構を設けなくても異物の検出を行
うことが可能である。

また、塵埃、傷を検知した場合に、カードを排出し、記
録再生の前に塵埃等の場合はクリーニング、傷の場合は
傷の修復といった手段を取ることができる。これらのこ
とにより追記型の記録再生システムの場合であれば、カ
ード状記録媒体保護層表面上の異物等の記録に悪影響を
及ぼす条件下で記録がなされることがなくなり、情報ト
ラックの無駄使いをすることなく、記録容量を有効的に
使用することができる。また、カード製造時に付く記録
媒体面上の塵埃、傷についても検知することができるの
で、情報トラックにはデータを記録しないようなマーク
を記録したり、又は検知した場合は記録を行わないよう
にすることも可能になり、記録情報の誤再生を防止する
ことができる。

なお、以上の反射光量の変化より検出する方法の他に、
オートトラッキング信号から異物や傷等を検出すること
も可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る情報記録再生装置は、
カード状記録媒体保護層表面上の異物、傷等を検知及び
表示する手段を設けたことにより、情報を記録再生する
際に、塵埃、傷がある場合には塵埃、傷の検知を使用者
に知らせることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る情報記録再生装置の実施例を示し、
第１図は構成図、第２図は移動機構部分の斜視図、第３
図は他の実施例の構成図である。 符号ｌは駆動ローラ、２は押圧ローラ、３ａ〜３ｄは小
ローラ、４は光ヘッド、５は光源、６ｔ±照明光学系、
７は結像光学系、８，１５４士受光素子、１０は光源、
１１はコリメータレンズ、１２はビームスプリッタ、１
３は対物レンズ、１４ｔ±集光レンズ、１６は制御回路
、１７はトラッキング用コイル、１８はフォーカシング
用コイルである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録又は再生ヘッドとカード状情報記録媒体とを相
   対的に移動させて、情報の記録又は再生を行う情報記録
   再生装置において、前記カード状情報記録媒体に付着し
   た異物、傷等を検知する異物検出手段を備えたこと特徴
   とする情報記録再生装置。 ２、前記異物検出手段は前記カード状情報記録媒体を照
   明する光源及び照明光学系と、前記カード状情報記録媒
   体からの反射光量を検出する結像光学系及び受光素子と
   から構成した特許請求の範囲第１項に記載の情報記録再
   生装置。 ３、前記記録又は再生ヘッドは前記異物検出手段を兼ね
   るようにした特許請求の範囲第１項に記載の情報記録再
   生装置。