JPH01142384A - 高温用白金容器 - Google Patents
高温用白金容器Info
- Publication number
- JPH01142384A JPH01142384A JP30255787A JP30255787A JPH01142384A JP H01142384 A JPH01142384 A JP H01142384A JP 30255787 A JP30255787 A JP 30255787A JP 30255787 A JP30255787 A JP 30255787A JP H01142384 A JPH01142384 A JP H01142384A
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- Japan
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- platinum
- container
- crucible
- high temperature
- oxide film
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- Pending
Links
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Landscapes
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ガラス溶解用るつぼ、ガラス繊維紡糸用ブッ
シング等の高温用白金容器に関する。
シング等の高温用白金容器に関する。
(従来の技術)
従来よりガラス溶解用るつぼ、ガラス繊維紡糸用ブッシ
ング等の高温白金容器は、白金や白金−ロジウム合金等
の白金合金にて製作されている。
ング等の高温白金容器は、白金や白金−ロジウム合金等
の白金合金にて製作されている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところで、これらの高温用白金容器は、大気中1500
℃前後の高温の酸化条件下で長時間使用されると、大気
雰囲気に曝されている部分が揮発消耗し、肉厚が薄くな
るという問題点があった。
℃前後の高温の酸化条件下で長時間使用されると、大気
雰囲気に曝されている部分が揮発消耗し、肉厚が薄くな
るという問題点があった。
(発明の目的)
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたもので、白
金や白金合金の揮発消耗を減少させることのできる高温
用白金容器を提供することを目的とするものである。
金や白金合金の揮発消耗を減少させることのできる高温
用白金容器を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するための本発明の高温用白金容器は
、白金又は白金合金に、高温で安定した酸化被膜を形成
する金属を添加した材料により構成されているものであ
る。
、白金又は白金合金に、高温で安定した酸化被膜を形成
する金属を添加した材料により構成されているものであ
る。
高温で安定した酸化被膜を形成する金属の好適な一例と
してはNiがあり、その添加量は0.1〜10wt%が
良い。ここで添加量を0.1〜10wt%を限定した理
由は、0.1wt%未満では形成される酸化被膜が薄く
、材料の揮発消耗を抑える効果が無く、10wt%を超
えると加工性が悪くなり、また酸化被膜が厚く剥れ易く
なったり、高温でのクリープ強度が低下するからである
。
してはNiがあり、その添加量は0.1〜10wt%が
良い。ここで添加量を0.1〜10wt%を限定した理
由は、0.1wt%未満では形成される酸化被膜が薄く
、材料の揮発消耗を抑える効果が無く、10wt%を超
えると加工性が悪くなり、また酸化被膜が厚く剥れ易く
なったり、高温でのクリープ強度が低下するからである
。
(作用)
上記材料から構成された本発明の高温用白金容器は、高
温で大気雰囲気中に曝されると、成分中の添加金属が酸
化し、安定した強固な膜を形成して表面を被い、さらに
長時間高温中に曝されても酸化した膜が成長することが
無い為、白金容器材料の揮発消耗が減少し、肉厚が薄く
なることが抑えられる。
温で大気雰囲気中に曝されると、成分中の添加金属が酸
化し、安定した強固な膜を形成して表面を被い、さらに
長時間高温中に曝されても酸化した膜が成長することが
無い為、白金容器材料の揮発消耗が減少し、肉厚が薄く
なることが抑えられる。
(実施例)
本発明の高温用白金容器の一実施例を、ガラス溶解用る
つぼの場合について説明する。第1図に示す如く胴径1
20鶴、高さ120鶴、厚さ11mのるつぼlを、白金
87賀t%、ロジウム10wt%、Ni3wt%より成
る材料で製作し、このるつぼ1を内筒とし、これをアル
ミナ製るつぼ2の中にアルミナ粉末3を充填させて成る
保護用外筒4に入れて包み、電気炉にて硼ケイ酸ガラス
5の熔解を1500℃にて行い、6ケ月使用した。
つぼの場合について説明する。第1図に示す如く胴径1
20鶴、高さ120鶴、厚さ11mのるつぼlを、白金
87賀t%、ロジウム10wt%、Ni3wt%より成
る材料で製作し、このるつぼ1を内筒とし、これをアル
ミナ製るつぼ2の中にアルミナ粉末3を充填させて成る
保護用外筒4に入れて包み、電気炉にて硼ケイ酸ガラス
5の熔解を1500℃にて行い、6ケ月使用した。
一方、従来例として、上記実施例と同一寸法のつぼを白
金90sv t%、ロジウム10wt%より成る材料で
製作し、このるつぼを内筒とし、これを上記実施例と同
様アルミするつぼの中にアルミナ粉末を充填させて成る
保護用外筒に入れて包み、電気炉にて硼ケイ酸ガラスの
溶解を1500℃にて行い、6ケ月間使用した。
金90sv t%、ロジウム10wt%より成る材料で
製作し、このるつぼを内筒とし、これを上記実施例と同
様アルミするつぼの中にアルミナ粉末を充填させて成る
保護用外筒に入れて包み、電気炉にて硼ケイ酸ガラスの
溶解を1500℃にて行い、6ケ月間使用した。
然してこれら実施例及び従来例のるつぼについて、第2
図に示す如くるつぼ1の上部の肉厚tと、るつぼ1の底
部の肉厚t′を測定した処、下記の表に示すような結果
を得た。
図に示す如くるつぼ1の上部の肉厚tと、るつぼ1の底
部の肉厚t′を測定した処、下記の表に示すような結果
を得た。
上記の表で明らかなように従来例のるつぼは、使用前1
.00鰭の肉厚が、使用後るつぼ上部は0.45m1、
るつぼ底部は0.86mと薄くなって、揮発消耗してい
たのに対し、実施例のるつぼは使用前1.00鰭の肉厚
が、使用後るつぼ上部は0.80m■、るつぼ底部は0
.95mmで、揮発消耗が著しく抑えられた。
.00鰭の肉厚が、使用後るつぼ上部は0.45m1、
るつぼ底部は0.86mと薄くなって、揮発消耗してい
たのに対し、実施例のるつぼは使用前1.00鰭の肉厚
が、使用後るつぼ上部は0.80m■、るつぼ底部は0
.95mmで、揮発消耗が著しく抑えられた。
尚、上記実施例は、ガラス溶解用るつぼの場合であるが
、これに限るものではなく、ガラス繊゛維紡糸用ブッシ
ングや理化学用るつぼなどの高温用白金容器に於いても
同様に揮発消耗を抑えることができるものである。
、これに限るものではなく、ガラス繊゛維紡糸用ブッシ
ングや理化学用るつぼなどの高温用白金容器に於いても
同様に揮発消耗を抑えることができるものである。
(発明の効果)
以上詳記した通り本発明の高温用白金容器は、高温中で
安定した強固な酸化膜を形成し、表面を被覆するので、
白金容器の主成分である白金や白金合金め揮発消耗が抑
えられ、肉厚の薄くなるを抑えることができる□という
優れた効果がある。またそれにより高温用白金容器の寿
命が増長し、高価な貴金属の揮発ロスが減り、揮発物か
らの貴金属回収費用の削減が可能となり、揮発した貴金
属がガラス中へ混入(溶は出し)する量が著しく減少す
る等の効果を奏する。
安定した強固な酸化膜を形成し、表面を被覆するので、
白金容器の主成分である白金や白金合金め揮発消耗が抑
えられ、肉厚の薄くなるを抑えることができる□という
優れた効果がある。またそれにより高温用白金容器の寿
命が増長し、高価な貴金属の揮発ロスが減り、揮発物か
らの貴金属回収費用の削減が可能となり、揮発した貴金
属がガラス中へ混入(溶は出し)する量が著しく減少す
る等の効果を奏する。
第1図は本発明の高温用白金容器の一例であるガラス溶
解用るつぼの使用状態を示す断面図、第2図はそのプラ
ス溶解用るつぼの使用後の揮発消耗状態を示す縦断面図
である。 出願人 田中貴金属工業株式会社
解用るつぼの使用状態を示す断面図、第2図はそのプラ
ス溶解用るつぼの使用後の揮発消耗状態を示す縦断面図
である。 出願人 田中貴金属工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)白金又は白金合金に、高温で安定した酸化被膜を形
成する金属を添加した材料により構成されている高温用
白金容器。 2)白金又は白金合金に添加した金属が、0.1〜10
wt%のNiであることを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の高温用白金容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30255787A JPH01142384A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 高温用白金容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30255787A JPH01142384A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 高温用白金容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01142384A true JPH01142384A (ja) | 1989-06-05 |
Family
ID=17910411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30255787A Pending JPH01142384A (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 高温用白金容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01142384A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003277815A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | 高温炉内観察装置 |
JP2012184487A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Dbc System Kenkyusho:Kk | 耐酸化消耗性白金合金、耐酸化消耗性白金合金皮膜、耐酸化消耗性白金合金皮膜の製造方法および耐酸化消耗性金属部材 |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP30255787A patent/JPH01142384A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003277815A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | 高温炉内観察装置 |
JP2012184487A (ja) * | 2011-03-08 | 2012-09-27 | Dbc System Kenkyusho:Kk | 耐酸化消耗性白金合金、耐酸化消耗性白金合金皮膜、耐酸化消耗性白金合金皮膜の製造方法および耐酸化消耗性金属部材 |
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