JPH01142012A - 溶鋼の精錬方法 - Google Patents
溶鋼の精錬方法Info
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Landscapes
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、転炉に収納された溶鋼中の成分を吹錬によ
り調節する溶鋼の精錬方法に関する。
り調節する溶鋼の精錬方法に関する。
[従来の技術]
転炉における吹錬による溶鋼の精錬方法では、溶鋼中の
炭素(C)成分を取除く脱炭、及び燐(P)を取除く脱
燐を目的として、転炉内にスラグを投入した後、ランス
により酸素を吹き込んで吹錬している。そして、溶鋼中
の炭素及び燐の濃度が所定の濃度以下になったところで
吹錬を停止し、出鋼している。
炭素(C)成分を取除く脱炭、及び燐(P)を取除く脱
燐を目的として、転炉内にスラグを投入した後、ランス
により酸素を吹き込んで吹錬している。そして、溶鋼中
の炭素及び燐の濃度が所定の濃度以下になったところで
吹錬を停止し、出鋼している。
ところが、脱燐及び脱炭素において、溶鋼中の燐及び炭
素濃度が所定の値になったところで吹錬を停止するいわ
ゆる終点を知る必要がある。このため従来の転炉吹錬で
は、終点制御のために、吹錬途中で溶鋼中にサブランス
を挿入して、溶鋼中の炭素濃度[C]、及び溶鋼温度を
測定し、その後、適当な時間の経過後、終点を知ること
を目的として、サブランス(終点サブランス)を溶鋼内
に再び挿入して、炭素m度[C]、温度及び溶鋼中の酸
素濃度[01を測定している。
素濃度が所定の値になったところで吹錬を停止するいわ
ゆる終点を知る必要がある。このため従来の転炉吹錬で
は、終点制御のために、吹錬途中で溶鋼中にサブランス
を挿入して、溶鋼中の炭素濃度[C]、及び溶鋼温度を
測定し、その後、適当な時間の経過後、終点を知ること
を目的として、サブランス(終点サブランス)を溶鋼内
に再び挿入して、炭素m度[C]、温度及び溶鋼中の酸
素濃度[01を測定している。
この場合、溶鋼中では次の反応式が成立すると考えられ
る。
る。
2 [P] +5 (Fed) −P20s +5
Fe溶鋼中の燐[P]はスラグ中のFeOによって酸化
されてP2 O5になりスラグ中の酸化力ルシラムCa
Oと結合して安定な状態となり、スラグ中に取込まれる
。また、溶鋼中の酸素量とスラグ中の全鉄Fe1度とは
相関関係にあるから、溶鋼中の酸素濃度[0]から、ス
ラグ中の全鉄Fe1度を推定し、このスラグ中の全鉄F
e1度から溶鋼中の燐濃度[P]を推定している。
Fe溶鋼中の燐[P]はスラグ中のFeOによって酸化
されてP2 O5になりスラグ中の酸化力ルシラムCa
Oと結合して安定な状態となり、スラグ中に取込まれる
。また、溶鋼中の酸素量とスラグ中の全鉄Fe1度とは
相関関係にあるから、溶鋼中の酸素濃度[0]から、ス
ラグ中の全鉄Fe1度を推定し、このスラグ中の全鉄F
e1度から溶鋼中の燐濃度[P]を推定している。
また、溶鋼中の炭素濃度[CIからは直接サブランスの
浸漬によりその濃度を測定している。
浸漬によりその濃度を測定している。
従来の溶鋼の精錬方法では、上述のように、その終点を
知るために溶鋼中にサブランスを浸漬して、溶鋼中の炭
素濃度及び酸素濃度を測定している。
知るために溶鋼中にサブランスを浸漬して、溶鋼中の炭
素濃度及び酸素濃度を測定している。
[発明が解決しようとしている問題点]しかしながら、
サブランスにより溶鋼内の脱炭素及び脱燐について測定
する場合、サブランスぼ、通常、測定毎に使い捨てであ
るからコストが高くなるという問題点がある。更に、終
点を知るためには最低2回のランスによる測定が必要で
あり、2回目の測定時において未だ終点に達していない
場合には、更に終点を確認するために3回目の測定をす
る必要がある。このように、サブランスによる測定は連
続的でなく一回毎であるために、終点を確認するために
何回も測定しなければならなず、終点制御が困難である
という問題点がある。
サブランスにより溶鋼内の脱炭素及び脱燐について測定
する場合、サブランスぼ、通常、測定毎に使い捨てであ
るからコストが高くなるという問題点がある。更に、終
点を知るためには最低2回のランスによる測定が必要で
あり、2回目の測定時において未だ終点に達していない
場合には、更に終点を確認するために3回目の測定をす
る必要がある。このように、サブランスによる測定は連
続的でなく一回毎であるために、終点を確認するために
何回も測定しなければならなず、終点制御が困難である
という問題点がある。
この発明は係る事情に鑑みなされたもので、コストが低
く且つ終点制御が容易な転炉による溶鋼の精錬方法を提
供することを目的とする。
く且つ終点制御が容易な転炉による溶鋼の精錬方法を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
この発明に係る溶鋼の精錬方法は、転炉に収納された溶
鋼の成分を吹錬により調節する溶鋼の精錬方法において
、サブランスを溶鋼中に浸漬して溶鋼中の炭素濃度を測
定し、その後、転炉ガス中の炭素濃度及び酸素濃度を測
定し、転炉ガス中の炭素濃度から鋼中の炭素濃度を演算
するとともに、廃ガス中の酸素濃度から溶鋼中の燐濃度
を演算して、溶鋼中の炭素濃度及び燐濃度が所定の値に
到達したところで吹錬を停止することを特徴とする。
鋼の成分を吹錬により調節する溶鋼の精錬方法において
、サブランスを溶鋼中に浸漬して溶鋼中の炭素濃度を測
定し、その後、転炉ガス中の炭素濃度及び酸素濃度を測
定し、転炉ガス中の炭素濃度から鋼中の炭素濃度を演算
するとともに、廃ガス中の酸素濃度から溶鋼中の燐濃度
を演算して、溶鋼中の炭素濃度及び燐濃度が所定の値に
到達したところで吹錬を停止することを特徴とする。
[作用]
溶鋼の吹錬において、吹錬途中で溶鋼中にサブランスを
浸漬させて、温度及び炭素濃度[CIを測定する。転炉
の廃ガスを案内する煙道には転炉ガスの成分及びその濃
度を分析する分析装置が配置され、転炉ガス中の酸素量
と窒素量を測定し、次ぎに転炉廃ガス量を測定する。こ
の場合、次ぎの式により脱炭素量を演算する。
浸漬させて、温度及び炭素濃度[CIを測定する。転炉
の廃ガスを案内する煙道には転炉ガスの成分及びその濃
度を分析する分析装置が配置され、転炉ガス中の酸素量
と窒素量を測定し、次ぎに転炉廃ガス量を測定する。こ
の場合、次ぎの式により脱炭素量を演算する。
[CI ] −[C2]−ΔG
ここで、[C1]は溶鋼中の炭素濃度
[C2]はサブランスにより測定した
溶鋼中の炭素濃度
ΔCは廃ガスとともに脱炭した量であ
り、次ぎの式により示される。
ΔC=QX (Co、CO2中の炭素C濃度)・・・・
・・(3) 尚、Qは廃ガス量である。
・・(3) 尚、Qは廃ガス量である。
このようにして、廃ガス中の一酸化炭素濃度及。
び二酸化炭素濃度、そして廃ガ
ス流量を測定することにより溶鋼中の炭素量を推定する
。
。
一方、脱燐については、以下の式からスラグ中の酸化鉄
(Fe O)量を推定する。
(Fe O)量を推定する。
Fe O=供給した酸素02m−Qx廃ガス中の全酸素
濃度(Co、CO2,02中の O) このように、廃ガスの全酸素量からスラグ中のFe 0
1を推定することができる。このスラグ中のFeOと溶
鋼中の燐の濃度とは一般的に相関関係にあることが知ら
れている。従って、FeO量を推定することにより溶鋼
中の燐の濃度を知ることができる。この場合、転炉ガス
の酸素濃度(Go、CO2,02中のO)を測定するこ
とにより溶鋼中の脱燐量を知ることができる。
濃度(Co、CO2,02中の O) このように、廃ガスの全酸素量からスラグ中のFe 0
1を推定することができる。このスラグ中のFeOと溶
鋼中の燐の濃度とは一般的に相関関係にあることが知ら
れている。従って、FeO量を推定することにより溶鋼
中の燐の濃度を知ることができる。この場合、転炉ガス
の酸素濃度(Go、CO2,02中のO)を測定するこ
とにより溶鋼中の脱燐量を知ることができる。
このように、転炉ガスの成分を連続的に測定し、脱炭素
量及び脱燐量を演算し、これらが夫々所定の濃度になっ
たところで酸素の吹込みを停止して吹錬を停止する。
量及び脱燐量を演算し、これらが夫々所定の濃度になっ
たところで酸素の吹込みを停止して吹錬を停止する。
[実施例]
以下に添附図面の第1図を参照して、この発明の実施例
について詳細に説明する。
について詳細に説明する。
この発明の実施例に用いる転炉による精錬設備10にお
いて、第1図に示すように、転炉12に6一 は、溶鋼に酸素を吹き付けて溶鋼を吹錬するメインラン
ス14が挿入されている。転炉の上開口16には、転炉
ガスを収集するフード18が被せられており、そのフー
ド18と転炉上部との間には隙間が形成されている。
いて、第1図に示すように、転炉12に6一 は、溶鋼に酸素を吹き付けて溶鋼を吹錬するメインラン
ス14が挿入されている。転炉の上開口16には、転炉
ガスを収集するフード18が被せられており、そのフー
ド18と転炉上部との間には隙間が形成されている。
フード18には、転炉ガスを導く煙道20が設けられて
いる。煙道20には、その途中に、煙道内のガス成分を
夫々定量分析する廃ガス分析装置22が設けられている
。この廃ガス分析装置22としては、具体的に時期共鳴
装置等の質量分析装置が使用される。煙道20には、こ
こを通過するガス流量を測定するガス流量計測機24が
設置されている。このガス流量計側l1124は、煙道
内にオリフィス26を設けてその流量を測定するオリフ
ィス流量計が使用されている。煙道20は図示しない廃
ガス処理設備に接続されている。
いる。煙道20には、その途中に、煙道内のガス成分を
夫々定量分析する廃ガス分析装置22が設けられている
。この廃ガス分析装置22としては、具体的に時期共鳴
装置等の質量分析装置が使用される。煙道20には、こ
こを通過するガス流量を測定するガス流量計測機24が
設置されている。このガス流量計側l1124は、煙道
内にオリフィス26を設けてその流量を測定するオリフ
ィス流量計が使用されている。煙道20は図示しない廃
ガス処理設備に接続されている。
次にこの実施例の動作について説明する。
転炉12内の溶鋼にスラグを投入し、メインランス14
から酸素を吹付けて吹錬を開始する。この場合、溶鋼で
は、下記(1)式に示すように反応して、五酸化燐(P
2 O5)が形成され、これがスラグに取込まれること
により脱燐処理される。
から酸素を吹付けて吹錬を開始する。この場合、溶鋼で
は、下記(1)式に示すように反応して、五酸化燐(P
2 O5)が形成され、これがスラグに取込まれること
により脱燐処理される。
2 [P] +5 (Fed)=p2 os +5Fe
・・・・・・(1) 溶鋼中の燐[P]はスラグ中の酸化鉄FeOによって酸
化されてP2 O5になリスラグ中の酸化カルシウムC
aOと結合して安定な状態となり、スラグ中に取込まれ
る。従って、(1)式の反応が進み燐の濃度が減少する
と次第に酸素消費量が減少する。
・・・・・・(1) 溶鋼中の燐[P]はスラグ中の酸化鉄FeOによって酸
化されてP2 O5になリスラグ中の酸化カルシウムC
aOと結合して安定な状態となり、スラグ中に取込まれ
る。従って、(1)式の反応が進み燐の濃度が減少する
と次第に酸素消費量が減少する。
吹錬終了の約2分前に転炉の溶鋼内にサブランスを浸漬
して、溶鋼温度、炭素(C)11度、及び酸素(0)濃
度を測定する。
して、溶鋼温度、炭素(C)11度、及び酸素(0)濃
度を測定する。
一方、溶鋼中の炭素[C]は、酸素と結合してCO又は
CO2ガスとなり転炉ガスとして煙道に導びかれる。従
って、転炉ガスには、主に、メインランスから吹込まれ
る酸素02、−酸化炭素CO1そして二酸化炭素CO2
が含まれることとなる。また、この転炉ガスは上開口1
6からフード18を介して煙道20に導かれるが、フー
ド18と転炉12との間には間隙が形成されているから
、この間隙を介して煙道20には空気が侵入し、転炉ガ
スとともに煙道20内を流れる。
CO2ガスとなり転炉ガスとして煙道に導びかれる。従
って、転炉ガスには、主に、メインランスから吹込まれ
る酸素02、−酸化炭素CO1そして二酸化炭素CO2
が含まれることとなる。また、この転炉ガスは上開口1
6からフード18を介して煙道20に導かれるが、フー
ド18と転炉12との間には間隙が形成されているから
、この間隙を介して煙道20には空気が侵入し、転炉ガ
スとともに煙道20内を流れる。
一方、吹錬中において、廃ガス分析装置22では、煙道
20内の廃ガス成分について、酸素02、−酸化炭素C
O1二酸化炭素CO2、窒素N2、アルゴンArについ
て、その濃度を連続的に分析する。また、ガス流量計測
機24では、その時の煙道20内を流れるガス流量Qを
測定する。廃ガス分析装置の分析値とガス流量計測機の
計測値とは、演算装置(図示せず)に接続されており、
この演算装置が脱炭素量と脱燐量とを゛演算する。この
場合、下記の式に基づいて演算する。
20内の廃ガス成分について、酸素02、−酸化炭素C
O1二酸化炭素CO2、窒素N2、アルゴンArについ
て、その濃度を連続的に分析する。また、ガス流量計測
機24では、その時の煙道20内を流れるガス流量Qを
測定する。廃ガス分析装置の分析値とガス流量計測機の
計測値とは、演算装置(図示せず)に接続されており、
この演算装置が脱炭素量と脱燐量とを゛演算する。この
場合、下記の式に基づいて演算する。
[CI ] = [C2]−ΔC・・・・・・(2)こ
こで、[C1]は溶鋼中の炭素濃度、[C2]はサブラ
ンスにより測定した溶鋼中の炭素濃度、ΔCは廃ガスと
ともに溶鋼から脱炭した炭素量を示している。更に、Δ
Cは下記(3)式により示される。
こで、[C1]は溶鋼中の炭素濃度、[C2]はサブラ
ンスにより測定した溶鋼中の炭素濃度、ΔCは廃ガスと
ともに溶鋼から脱炭した炭素量を示している。更に、Δ
Cは下記(3)式により示される。
八〇=QX (Go、CO2中の炭素cIli)・・・
・・・ (3) ここで、Qは廃ガス量である。
・・・ (3) ここで、Qは廃ガス量である。
このようにして、廃ガス中の一酸化炭素濃度及び二酸化
炭素濃度、そして廃ガス流量を測定することにより溶鋼
中の炭素量を推定する。
炭素濃度、そして廃ガス流量を測定することにより溶鋼
中の炭素量を推定する。
一方、脱燐については、以下の式を用いて演算する。
FeO
−供給02−QX酸素濃度(Co、CO2,02中のO
) ・・・・・・(4) このように、廃ガスの全酸素聞からスラグ中のFe O
量を演算号−る。前述の(1)式から明らかなように、
このスラグ中のFeOと溶鋼中の燐の濃度とは一般的に
相関関係にあることが知られている。従って、FeO量
を推定することにより溶鋼中の燐の温度を知ることがで
きる。この場合、転炉ガスの酸素濃度(Co、CO2,
02中のO)を測定することにより溶鋼中の脱燐量を知
ることができる。
) ・・・・・・(4) このように、廃ガスの全酸素聞からスラグ中のFe O
量を演算号−る。前述の(1)式から明らかなように、
このスラグ中のFeOと溶鋼中の燐の濃度とは一般的に
相関関係にあることが知られている。従って、FeO量
を推定することにより溶鋼中の燐の温度を知ることがで
きる。この場合、転炉ガスの酸素濃度(Co、CO2,
02中のO)を測定することにより溶鋼中の脱燐量を知
ることができる。
尚、供給酸素量はメインランスがら供給された酸素量で
あるが、この場合窒素N2量を測定しているから、これ
から空気中に含まれている酸素を推定することとなる。
あるが、この場合窒素N2量を測定しているから、これ
から空気中に含まれている酸素を推定することとなる。
このように演算した結果、溶鋼中の炭素濃度[C]が約
0.05% (吹錬前0.2>、溶鋼内の燐濃度的0.
013%になったところで吹錬を停止する。
0.05% (吹錬前0.2>、溶鋼内の燐濃度的0.
013%になったところで吹錬を停止する。
このように、この実施例によれば、−度サブランスによ
り溶鋼内の炭素濃度、燐濃度及び温度を測定するだけで
、その他はサブランスを使用することなく廃ガス分析装
置により転炉ガスを分析して溶鋼中の脱燐、脱炭後の溶
鋼中の燐及び炭素濃度を推定している。従って、吹錬を
終了する終了点を容易に制御することができるとともに
、消耗品であるサブランスを複数回用いて測定していな
いから、従来に比較して精錬におけるコストを低くする
ことができる。
り溶鋼内の炭素濃度、燐濃度及び温度を測定するだけで
、その他はサブランスを使用することなく廃ガス分析装
置により転炉ガスを分析して溶鋼中の脱燐、脱炭後の溶
鋼中の燐及び炭素濃度を推定している。従って、吹錬を
終了する終了点を容易に制御することができるとともに
、消耗品であるサブランスを複数回用いて測定していな
いから、従来に比較して精錬におけるコストを低くする
ことができる。
また、溶鋼中の脱燐及び脱炭素状況を連続的に計測して
いるから、これらを所望の値に容易に制御することがで
きる。
いるから、これらを所望の値に容易に制御することがで
きる。
この発明は上述した一実施例に限ることなくこの発明の
数回を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
数回を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、廃ガス分析装置は煙道に設置することなく転炉
開口付近に設置して、転炉で発生した転iガスを測定す
るものであってもよい。この場合、酸素量の測定におい
ては、空気の侵入を考慮することが必要ないので容易に
終点制御することができる。
開口付近に設置して、転炉で発生した転iガスを測定す
るものであってもよい。この場合、酸素量の測定におい
ては、空気の侵入を考慮することが必要ないので容易に
終点制御することができる。
[発明の効果]
この発明によれば、サブランスを1度だけ、使用するだ
けで、転炉ガスの成分分析から溶鋼の脱燐量及び脱炭素
量を演算しているから、安価に且つ容易に吹錬の終点を
制御することができる。
けで、転炉ガスの成分分析から溶鋼の脱燐量及び脱炭素
量を演算しているから、安価に且つ容易に吹錬の終点を
制御することができる。
第1図はこの発明の実施例にかかる精錬方法を説明する
概略構成図である。 10・・・精錬設備、12・・・転炉、14・・・メイ
ンランス、22・・・廃ガス分析装置、24・・・ガス
流量計測機。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 −13=
概略構成図である。 10・・・精錬設備、12・・・転炉、14・・・メイ
ンランス、22・・・廃ガス分析装置、24・・・ガス
流量計測機。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 −13=
Claims (1)
- 転炉に収納された溶鋼の成分を吹錬により調節する溶
鋼の精錬方法において、サブランスを溶鋼中に浸漬して
溶鋼中の炭素濃度を測定し、その後、転炉ガス中の炭素
濃度及び酸素濃度を測定し、転炉ガス中の炭素濃度から
鋼中の炭素濃度を演算するとともに、廃ガス中の酸素濃
度から溶鋼中の燐濃度を演算して、溶鋼中の炭素濃度及
び燐濃度が所定の値に到達したところで吹錬を停止する
ことを特徴とする溶鋼の精錬方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29921987A JPH01142012A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 溶鋼の精錬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29921987A JPH01142012A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 溶鋼の精錬方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01142012A true JPH01142012A (ja) | 1989-06-02 |
Family
ID=17869697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29921987A Pending JPH01142012A (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 溶鋼の精錬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01142012A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103361461A (zh) * | 2012-03-30 | 2013-10-23 | 鞍钢股份有限公司 | 一种转炉冶炼低碳钢磷含量在线预测控制方法 |
CN116536473A (zh) * | 2023-07-07 | 2023-08-04 | 河北富莱尔环保节能工程有限公司 | 一种转炉烟道防爆提效方法和防爆提效系统 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5792121A (en) * | 1980-11-29 | 1982-06-08 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Method for estimation of phosphorus concentration of steel bath |
JPS5856002A (ja) * | 1981-09-29 | 1983-04-02 | Mitsubishi Electric Corp | 数値制御装置 |
JPS6267549A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-27 | Hitachi Ltd | マスクおよびその製造方法 |
JPS62238312A (ja) * | 1986-04-07 | 1987-10-19 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 転炉吹錬制御方法 |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP29921987A patent/JPH01142012A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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