JPH01140906A - 焼結部品のチャック方法 - Google Patents

焼結部品のチャック方法

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JPH01140906A
JPH01140906A JP29642587A JP29642587A JPH01140906A JP H01140906 A JPH01140906 A JP H01140906A JP 29642587 A JP29642587 A JP 29642587A JP 29642587 A JP29642587 A JP 29642587A JP H01140906 A JPH01140906 A JP H01140906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circularity
way
distortion
chucking
chuck device
Prior art date
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Pending
Application number
JP29642587A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Nomura
正 野村
Yoshihide Takemoto
恵英 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH01140906A publication Critical patent/JPH01140906A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属粉等を焼成した焼結部品の後工程におい
て、旋削加工の加工基準となる部分に歪が生じている場
合における良好なチャック方法に関する。
(従来の技術) 旋削加工時におけるチャック方法は、加工した箇所の真
円度に大きな影響を与えるため、重要な問題である。
例えば、第3図に示した、自動変速機などに使用される
プラネタリキャリアlは、内周にスプライン部(歯形部
)2が形成されている筒状の第一部材3と、ボス部4が
形成されている第二部材5とをそれぞれ焼結させて形成
した後。
ろう付けにより固着して一体にしたものであり、ボス部
4は後加工である旋削加工により第4図に示す内周面4
aおよび外周面4bを正確な寸法に加工される。
従来、この旋削加工時のチャック方法は、第4図に示す
ように、第一部材のスプライン部2を加工基準として、
径外方向(図中上下方向)に拡開するチャック装M6で
このスプライン部2を内側から上下に押圧してチャック
していた。
(発明か解決しようとする問題点) しかしながら、前記のチャック方法では。
チャック装置6の押圧力によりプラネタリキャリア1が
上下には伸びる方向に、かつ左右には縮む方向に弾性変
形させられてしまう(第6図の実線Aに示すように真円
(細線B)に対して上下に伸びるように変形する)、そ
して、この弾性変形した状態でボス部4に旋削加工を行
ない、ボス部4の内周面4aj5よび外周面4bを真円
に加工しても、チャック装置6による押圧力を除去する
と1弾性変形が元に戻って真円度が悪くなる。
特に、第3図に示したプラネタリキャリア1などでは焼
結時に生じる、スプライン部2の一般歯面2aと欠歯部
分zbの肉厚差によって熱容量が異なることによる歪や
第一部材3と第二部材5を組み合わすことによる。お互
いの精度から生じる変形が発生して加工前の真円度を悪
くしている場合には、次表の実験結果に示すようにきわ
めて加工後のボス部4の真円度を悪化させるという問題
点があった。
歪を除去するようにしたが、形状が複雑であるため、十
分な矯正力を加えることができず十分な効果を挙げるこ
とかできなかった。
また、真円度を向上させるための他のチャック方法とし
て、第4図に示すようにチャック装置6を第一部材3の
スプライン部2に当てがってその外周面3aを旋削加工
し、そこを新しい加工基準にして、第5図に示すように
、外周からチャック装置7によりチャックするようにす
ることも案出されたか、この方法では、新しい加工基準
を加工するという不要な工程が増えて生産性か低下し、
さらに製造コストも上昇するという問題点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、歪が発生している焼結部品であっ
ても、ボス部を良好な真円度に旋削加工できるようにチ
ャックすることにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段を図面を用いて具体
的に説明すると、第3図に示すような、歯形部2を有す
る筒状の第一部材3と該第一部材3に固着された、ボス
部4を有する第二部材5とからなる焼結部品1を、前記
ボス部4に旋削加工を施すために前記第一部材3の歯形
部2を加工基準としてチャックする方法において、前記
第一部材3に生じている歪による真円度不良箇所の歯形
部2の一部に、第1図に示すように、チャック装置6と
一定の間隙が生じるように逃し部8を形成してチャック
する。
(作用) このように、歪による真円度不良箇所にある歯形部2に
逃し部8を設け、その箇所がチャック装置6からの押圧
力を受ないようにしたため、チャック時の加工基準とな
る第一部材3の歯形部2の弾性変形が減少し、第二部材
5のボス部4の弾性変形も減少しることとなって、旋削
加工されたボス部4の真円度の精度が高くなる。
(実施例) つぎに1本発明の実施例を第1図乃至第2図に基づいて
説明する。
まず、第2図は、真円度測定機により、第3図に示した
プラネタリキャリア1の第一部材3のスプライン部2の
真円度を測定した結果を示したものであり、実線Cが測
定値である。
ここで、楕円形状をした破線りは、プラネタリキャリア
lのスプライン部2に形成される一般南部2aと欠一部
分2bの熱容量の違いや、第一部材3と第二部材5を組
み合わせたときの、お互いの精度から生じる変形などに
より発生した歪の量を示したものであり、この歪の方向
は、欠歯部分2bの位置およびろう付は位置が決められ
ているために、プラネタリキャリアl毎に異なることは
なくほぼ一定の方向となっている。
そこで、その歪により生じた真円度の不良箇所の歯形部
(第2図中、破線を楕円とした場合の長袖方向に位置す
る箇所Xと端軸方向に位置する箇所Y)の一部に第1図
に示すような逃し部8を形成してチャック装置6との間
に間隙が生じるようにする。この間隙は、歯の高さを低
くすることにより生じるようにしたものであり、予め焼
結部品の成形型をその形状で成形できるように形成して
おく、このときの逃し部8の歯の高さは、チャック時に
チャック装置6が当接しない程度でよく、本実施例では
一般部の歯の高さよりΔt= 0.25層重程度低く設
定している。
なお、志し部8を設けておくスプライン部2の範囲は、
チャック装置6との接触面積が減少するのを考慮して、
チャック装置6がすべらない程度に適正に設定する。
このように歪による真円度不良箇所に逃し部8を設ける
ようにしてプラネタリキャリア1をチャックすることに
より、第2図に示す実線Eに示すように見かけ上の真円
度が向上することになる。そのため、チャック時のボス
部4の弾性変形が減少して、旋削加工後の真円度も向上
することになる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明は、歪による真円度不
良箇所の歯形部の一部にチャック装置の押圧力が加わら
ないように逃し部を設けてチャックするようにしたため
、ボス部の真円度の精度か向上して、焼結部品の品質の
向上が図れる。
さらに、逃げ部を形成するだけであるため、加工工程が
増加することがなく、生産性か低下したり、製造コスト
が上昇するということかない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例の一例を示す逃し部の形状を
示す正面図、 第2図は、真円度測定機による測定結果の一例を示す図
、 第3図は、本発明に供するプラネタリキャリアの斜視図
、 第4図は、従来のチャック方法を示す縦断面図、 第5図は、従来の他のチャック方法を示す縦断面図、 第6図は、従来のチャック方法によるチャック時のボス
部の歪状態を示す図である。 l・・・焼結部品(プラネタリキャリア)2・・・歯形
部(スプライン部) 3・・・第一部材 4・・・ボス部 5・・・第二部材 6・・・チャック部材 8・・・逃し部 特許出願人    トヨタ自動車株式会社第1図 @ 2 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)歯形部を有する筒状の第一部材と該第一部材に固
    着される、ボス部を有する第二部材とからなる焼結部品
    を、前記ボス部に旋削加工を施すために前記第一部材の
    歯形部を加工基準としてチャックする方法において、 前記第一部材に生じている歪による真円度不良箇所の歯
    形部の一部にチャック装置と一定の間隙が生じるように
    逃し部を形成してチャックすることを特徴とする焼結部
    品のチャック方法。
JP29642587A 1987-11-25 1987-11-25 焼結部品のチャック方法 Pending JPH01140906A (ja)

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JPH01140906A true JPH01140906A (ja) 1989-06-02

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