JPH01140803A - 同調発振器 - Google Patents
同調発振器Info
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- JPH01140803A JPH01140803A JP62299383A JP29938387A JPH01140803A JP H01140803 A JPH01140803 A JP H01140803A JP 62299383 A JP62299383 A JP 62299383A JP 29938387 A JP29938387 A JP 29938387A JP H01140803 A JPH01140803 A JP H01140803A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03B—GENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
- H03B5/00—Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
Landscapes
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、同調発振器に関し、特に、マイクロ波通信機
の局部発振器に用いて好適なものである。
の局部発振器に用いて好適なものである。
〔発明の概要]
本発明の同調発振器は、発振用の能動素子と、この能動
素子の帰還の一部に接続されているフ工す磁性薄膜共鳴
素子と、このフェリ磁性薄膜共鳴素子に直流磁界を印加
するために用いられ、かつ固定磁界分を与えるための永
久磁石及び可変磁界分を与えるためのコイルから成る直
流磁界印加手段とを有し、PLLにより上記コイルに帰
還を与えるように構成されている。これによって、周波
数同調の応答速度を速(することができる、同調発振器
を小型に構成することができる、チャネル選択のための
回路構成が簡単になる等の効果がある。
素子の帰還の一部に接続されているフ工す磁性薄膜共鳴
素子と、このフェリ磁性薄膜共鳴素子に直流磁界を印加
するために用いられ、かつ固定磁界分を与えるための永
久磁石及び可変磁界分を与えるためのコイルから成る直
流磁界印加手段とを有し、PLLにより上記コイルに帰
還を与えるように構成されている。これによって、周波
数同調の応答速度を速(することができる、同調発振器
を小型に構成することができる、チャネル選択のための
回路構成が簡単になる等の効果がある。
従来、マイクロ波通信機のRF段で用いられる局部発振
器は、誘電体共振器を用いた発振器(DRO)や電圧制
御発振器(VCO)が−船釣であった。このDROは、
誘電体共振器のQ値が高いために低位相雑音であり、こ
のためデータ通信用としてはビット誤り率(B E R
: Bit Error Rate)の小さな通信機を
、また画像通信用としてはSN比の大きな通信機を実現
することができる。
器は、誘電体共振器を用いた発振器(DRO)や電圧制
御発振器(VCO)が−船釣であった。このDROは、
誘電体共振器のQ値が高いために低位相雑音であり、こ
のためデータ通信用としてはビット誤り率(B E R
: Bit Error Rate)の小さな通信機を
、また画像通信用としてはSN比の大きな通信機を実現
することができる。
反面、このDROは固定発振器であるため、通信帯域内
の信号を束で中間周波数(IF)に変換し、このIF段
のVCOで必要な信号を選択するブロック・コンバージ
ョンとなり、従ってイメージ信号阻止のためのトラッキ
ングフィルターが必要となるなど、IF段の構成が複雑
になるというr!jINがある。また、VCOを局部発
振器として用いた場合には、RF段で信号を選択するこ
とができるのでIF段の構成は簡単になるが、発振素子
として用いられるバラクタ−・ダイオードのQ値が低い
ために位相雑音特性が悪く、データ通信ではBER特性
が、また画像通信ではSN比が劣化するという問題があ
る。
の信号を束で中間周波数(IF)に変換し、このIF段
のVCOで必要な信号を選択するブロック・コンバージ
ョンとなり、従ってイメージ信号阻止のためのトラッキ
ングフィルターが必要となるなど、IF段の構成が複雑
になるというr!jINがある。また、VCOを局部発
振器として用いた場合には、RF段で信号を選択するこ
とができるのでIF段の構成は簡単になるが、発振素子
として用いられるバラクタ−・ダイオードのQ値が低い
ために位相雑音特性が悪く、データ通信ではBER特性
が、また画像通信ではSN比が劣化するという問題があ
る。
一方、近年、フェリ磁性体であるイツトリウム鉄ガーネ
ット(YIG)球のフェリ磁性共鳴を利用した同調発振
器が提案されている(特公昭53−32671号公報)
。このYIG球同調発振器(Y T O: YIG−T
uned 0scillator)は、YIG共振器の
Q値が高いために低位相雑音であり、しかも磁気共鳴を
利用しているために良好な線形同調性を存し、DROと
VCOとの長所を併せ持っている。
ット(YIG)球のフェリ磁性共鳴を利用した同調発振
器が提案されている(特公昭53−32671号公報)
。このYIG球同調発振器(Y T O: YIG−T
uned 0scillator)は、YIG共振器の
Q値が高いために低位相雑音であり、しかも磁気共鳴を
利用しているために良好な線形同調性を存し、DROと
VCOとの長所を併せ持っている。
なお、本発明に関連する先行文献としては、YIGI膜
フェリフエリ磁性共鳴素子た同調発振器に関する特開昭
60−257607号公報、YIGR膜の鉄イオン(F
e”)の一部を非磁性イオンで置換することによりこの
Y I Gf31膜のフェリ磁性共鳴周波数の温度特性
を一次の温度係数まで補償する技術に関する特願昭61
−43206号及び特願昭61−100037号が挙げ
られる。
フェリフエリ磁性共鳴素子た同調発振器に関する特開昭
60−257607号公報、YIGR膜の鉄イオン(F
e”)の一部を非磁性イオンで置換することによりこの
Y I Gf31膜のフェリ磁性共鳴周波数の温度特性
を一次の温度係数まで補償する技術に関する特願昭61
−43206号及び特願昭61−100037号が挙げ
られる。
しかしながら、上述のYIG球を用いた従来のYTOは
、次のような理由により、通信機の局部発振器として用
いることは困難であった。第1に、所望の発振周波数に
応じてYIG球に印加する直流磁界は全てコイルに電流
を流すことにより発生させているので、このコイルの消
費電流が大きいばかりでなく、コイルの巻数が多いため
にこのコイルのインダクタンスが大きく、周波数同調の
応答速度が遅くなり、さらに発振器の大きさも大きくな
る。第2に、YIG球の作製が難しいため、このYIG
球を用いたYTOは量産性に乏しく高価であり、従って
数量が多く、しかも廉価であることが要請される通信機
用途には不向きである。
、次のような理由により、通信機の局部発振器として用
いることは困難であった。第1に、所望の発振周波数に
応じてYIG球に印加する直流磁界は全てコイルに電流
を流すことにより発生させているので、このコイルの消
費電流が大きいばかりでなく、コイルの巻数が多いため
にこのコイルのインダクタンスが大きく、周波数同調の
応答速度が遅くなり、さらに発振器の大きさも大きくな
る。第2に、YIG球の作製が難しいため、このYIG
球を用いたYTOは量産性に乏しく高価であり、従って
数量が多く、しかも廉価であることが要請される通信機
用途には不向きである。
従って本発明の目的は、周波数同調の応答速度の速い同
調発振器を提供することにある。
調発振器を提供することにある。
本発明の他の目的は、消費電力の小さい同調発振器を提
供することにある。
供することにある。
本発明の他の目的は、小型の同調発振器を提供すること
にある。
にある。
本発明の他の目的は、量産性に富み、廉価な同調発振器
を提供することにある。
を提供することにある。
本発明の他の目的は、チャネル選択のための回路構成が
簡単な同調発振器を提供することにある。
簡単な同調発振器を提供することにある。
本発明は、発振用の能動素子(例えばGaAs FE
TI)と、この能動素子の帰還の一部に接続されている
フェリ磁性薄膜共鳴素子(例えばYIG薄膜共振器2)
と、このフェリ磁性薄膜共鳴素子に直流磁界を印加する
ためLこ用いられ、かつ固定磁界分を与えるための永久
磁石及び可変磁界分を与えるためのコイルから成る直流
磁界印加手段(例えば永久磁石4C及びメインコイル4
bから成る直流磁界印加手段4)とを有し、PLLによ
りコイルに帰還を与えるように構成されている同調発振
器である。
TI)と、この能動素子の帰還の一部に接続されている
フェリ磁性薄膜共鳴素子(例えばYIG薄膜共振器2)
と、このフェリ磁性薄膜共鳴素子に直流磁界を印加する
ためLこ用いられ、かつ固定磁界分を与えるための永久
磁石及び可変磁界分を与えるためのコイルから成る直流
磁界印加手段(例えば永久磁石4C及びメインコイル4
bから成る直流磁界印加手段4)とを有し、PLLによ
りコイルに帰還を与えるように構成されている同調発振
器である。
本発明の好ましい一つの実施態様は、フェリ磁性薄膜共
鳴素子がYIG薄膜共振器であり、二〇YIG薄膜の鉄
イオンを永久磁石及び発振用の能動素子の温度特性を補
償することができる程度に十分な量の非磁性イオンで置
換した場合である。
鳴素子がYIG薄膜共振器であり、二〇YIG薄膜の鉄
イオンを永久磁石及び発振用の能動素子の温度特性を補
償することができる程度に十分な量の非磁性イオンで置
換した場合である。
上記した手段によれば、周波数同調に必要な磁界の一部
を永久磁石によりまかなうことができるので、この永久
磁石による固定磁界に相当する分だけコイルの巻き数を
少なくすることができる。
を永久磁石によりまかなうことができるので、この永久
磁石による固定磁界に相当する分だけコイルの巻き数を
少なくすることができる。
従って、この分だけコイルのインダクタンスを小さくす
ることができるので、周波数同調の応答速度を速くする
ことができる。また、コイルの巻き数を少なくすること
ができるので、同調発振器を小型に構成す石ことができ
る。さらに、永久磁石による固定磁界に相当する分だけ
コイルに流す電流を少なくすることができるので、低消
費電力の同調発振器を提供することができる。また、フ
ェリ磁性薄膜共鳴素子は薄膜形成技術及びMIC(Mi
crowave Integrated C1rcui
t)により容易に作製することができるので、量産性に
冨み、廉価な同調発振器を提供することができる。さら
に、PLLによりコイルに帰還を与えるようにしている
ので、チャネル選択のための回路構成を簡単にすること
ができる。
ることができるので、周波数同調の応答速度を速くする
ことができる。また、コイルの巻き数を少なくすること
ができるので、同調発振器を小型に構成す石ことができ
る。さらに、永久磁石による固定磁界に相当する分だけ
コイルに流す電流を少なくすることができるので、低消
費電力の同調発振器を提供することができる。また、フ
ェリ磁性薄膜共鳴素子は薄膜形成技術及びMIC(Mi
crowave Integrated C1rcui
t)により容易に作製することができるので、量産性に
冨み、廉価な同調発振器を提供することができる。さら
に、PLLによりコイルに帰還を与えるようにしている
ので、チャネル選択のための回路構成を簡単にすること
ができる。
以下、本発明の一実施例について、下記の項目の順序に
従って説明する。
従って説明する。
a、YIG薄膜同調発振器(以下、薄膜YTOという)
b、永久磁石及び能動素子の温度特性の補償C0薄膜Y
TOを局部発振器として用いたマイクロ波通信機 d、衛星通信用のマイクロ波送受信機 a、薄膜YTO 第1図は、本発明の一実施例による薄膜YTOを示すブ
ロック図である。
TOを局部発振器として用いたマイクロ波通信機 d、衛星通信用のマイクロ波送受信機 a、薄膜YTO 第1図は、本発明の一実施例による薄膜YTOを示すブ
ロック図である。
第1図に示すように、本実施例による薄膜YTOは、発
振用の能動素子としてのGaAs FETIと、帰還
素子としてのYIG薄膜共振器2と、インピーダンス整
合回路3と、上記YIG薄膜共振器2に直流磁界を印加
するための直流磁界印加手段4と、P L L (Ph
ase Locked Loop )回路5とにより主
として構成されている。なお、この薄膜YTOの出力に
接続されている負荷インピーダンスをZLで表す。
振用の能動素子としてのGaAs FETIと、帰還
素子としてのYIG薄膜共振器2と、インピーダンス整
合回路3と、上記YIG薄膜共振器2に直流磁界を印加
するための直流磁界印加手段4と、P L L (Ph
ase Locked Loop )回路5とにより主
として構成されている。なお、この薄膜YTOの出力に
接続されている負荷インピーダンスをZLで表す。
この薄膜YT○の定常発振の条件は、端子AがらYIC
,薄膜共振器2側を見た反射率をr’YIG、端子Aか
ら能動素子としてのGaAs F E T l側を見
た反射率を「、とすると、 rvra ′r’+N−1 で表される。
,薄膜共振器2側を見た反射率をr’YIG、端子Aか
ら能動素子としてのGaAs F E T l側を見
た反射率を「、とすると、 rvra ′r’+N−1 で表される。
上記YIG薄膜共振器2は、特開昭60−257607
号公報に詳述されているものと同様な構成を有し、例え
ばGGG (ガドリニウム・ガリウムガーネット)基板
(図示せず)の一方の主面に円形のYIG薄膜2aを形
成することにより構成されたものである。実際には、こ
のY I G薄膜共振器2は、その一方の主面及び他方
の主面に接地導体及びマイクロストリップラインがそれ
ぞれ設けられた例えばアルミナのような誘電体基板のこ
のマイクロストリップライン側の面に上記GaAsFE
TIとともに設けられている。符号Mは、このマイクロ
ストリップラインを模式的に示したものである。このY
IG薄膜共振器2は、液相エピタキシー(LPE)のよ
うな薄膜形成技術及びMIC技術により容易に作製する
ことができるため、量産性に富み、廉価な同調発振器を
得ることができる。また、このYIG薄膜共振器2のQ
値は高いために本実施例による薄膜YTOは低位相雑音
であり、しかも磁気共鳴を利用しているためにこの薄膜
YTOは良好な線形同調性を有する。従って、後述のよ
うにこの薄膜YTOを通信機の局部発振器として用いる
ことにより、高品質の通信を行うことができる。
号公報に詳述されているものと同様な構成を有し、例え
ばGGG (ガドリニウム・ガリウムガーネット)基板
(図示せず)の一方の主面に円形のYIG薄膜2aを形
成することにより構成されたものである。実際には、こ
のY I G薄膜共振器2は、その一方の主面及び他方
の主面に接地導体及びマイクロストリップラインがそれ
ぞれ設けられた例えばアルミナのような誘電体基板のこ
のマイクロストリップライン側の面に上記GaAsFE
TIとともに設けられている。符号Mは、このマイクロ
ストリップラインを模式的に示したものである。このY
IG薄膜共振器2は、液相エピタキシー(LPE)のよ
うな薄膜形成技術及びMIC技術により容易に作製する
ことができるため、量産性に富み、廉価な同調発振器を
得ることができる。また、このYIG薄膜共振器2のQ
値は高いために本実施例による薄膜YTOは低位相雑音
であり、しかも磁気共鳴を利用しているためにこの薄膜
YTOは良好な線形同調性を有する。従って、後述のよ
うにこの薄膜YTOを通信機の局部発振器として用いる
ことにより、高品質の通信を行うことができる。
上記GaAs F E T 1のソースは上記マイク
ロストリップラインMに接続され、ドレインは上記イン
ピーダンス整合回路3に接続されている。また、このG
aAs F E T 1のゲートは、帰還用のりアク
タンスLFを介して接地されている。すなわち、本実施
例による薄膜YTOは、コモンゲートの直列帰還型の同
調発振器である。
ロストリップラインMに接続され、ドレインは上記イン
ピーダンス整合回路3に接続されている。また、このG
aAs F E T 1のゲートは、帰還用のりアク
タンスLFを介して接地されている。すなわち、本実施
例による薄膜YTOは、コモンゲートの直列帰還型の同
調発振器である。
上記直流磁界印加手段4は、磁気回路のヨークの一部を
構成するポールピース4aに巻がれたメインコイル4b
と、Nd2Fe、B、 CeCo5 、SmCo。
構成するポールピース4aに巻がれたメインコイル4b
と、Nd2Fe、B、 CeCo5 、SmCo。
等から成る永久磁石4cとにより構成されている。
そして、この永久磁石4cにより発生される固定磁界と
、メインコイル4bにより発生される可変磁界とを合わ
せた直流磁界Hが上記Y I G N膜共振器2に印加
されるようになっている。なお、このYIG薄膜共振器
2は、上記磁気回路のギャップ中に挿入されている。こ
の直流磁界Hは、メインコイル4bに流す電流を変える
ことによって周波数同調に必要な大きさに制御すること
ができる。
、メインコイル4bにより発生される可変磁界とを合わ
せた直流磁界Hが上記Y I G N膜共振器2に印加
されるようになっている。なお、このYIG薄膜共振器
2は、上記磁気回路のギャップ中に挿入されている。こ
の直流磁界Hは、メインコイル4bに流す電流を変える
ことによって周波数同調に必要な大きさに制御すること
ができる。
この場合、周波数同調に必要な磁界Hのうち固定分は永
久磁石4cによる固定磁界によりまかない、可変骨は上
記メインコイル4bによる可変磁界によりまかなう。例
えば、マイクロ波による衛星通信や地上通信の帯域はシ
ステムにより異なるが、通信帯域幅は一つのシステム当
たり約500M)f2であるので、この薄膜YT○の同
調範囲の下限が13C;Hzである場合を例として考え
ると、同調範囲は13GHz 〜13.5GHzの範囲
となり、従って13GHzの同調に必要な磁界は永久磁
石4cによりまかない、残りの500MHz程度の同調
に必要な磁界(約1800e)だけをメインコイル4b
によりまかなえばよいことになる。
久磁石4cによる固定磁界によりまかない、可変骨は上
記メインコイル4bによる可変磁界によりまかなう。例
えば、マイクロ波による衛星通信や地上通信の帯域はシ
ステムにより異なるが、通信帯域幅は一つのシステム当
たり約500M)f2であるので、この薄膜YT○の同
調範囲の下限が13C;Hzである場合を例として考え
ると、同調範囲は13GHz 〜13.5GHzの範囲
となり、従って13GHzの同調に必要な磁界は永久磁
石4cによりまかない、残りの500MHz程度の同調
に必要な磁界(約1800e)だけをメインコイル4b
によりまかなえばよいことになる。
このため、メインコイル4bに流す電流を従来に比べて
著しく少な(することができ、従ってこのメインコイル
4bによる消費電力を従来に比べて著しく低減すること
ができる。これによって、低消費電力の薄膜YTOを提
供することができる。
著しく少な(することができ、従ってこのメインコイル
4bによる消費電力を従来に比べて著しく低減すること
ができる。これによって、低消費電力の薄膜YTOを提
供することができる。
また、上記メインコイル4bの巻き数が少なくて済むた
め、その分だけ薄膜YTOを小型に構成することができ
る。さらに、巻き数が少ない分だけメインコイル4bの
インダクタンスを小さくすることができるので、周波数
同調の応答速度を速くすることができる。例えばデータ
通信では高安定の局部発振器を必要とするため、PLL
シンセサイザ方式を用いるのが一般的であるが、この局
部発振器の周波数同調の応答速度はPLLで要求される
上限の応答速度よりも速くする必要があるので、上述の
ように周波数同調の応答速度を速くすることができる。
め、その分だけ薄膜YTOを小型に構成することができ
る。さらに、巻き数が少ない分だけメインコイル4bの
インダクタンスを小さくすることができるので、周波数
同調の応答速度を速くすることができる。例えばデータ
通信では高安定の局部発振器を必要とするため、PLL
シンセサイザ方式を用いるのが一般的であるが、この局
部発振器の周波数同調の応答速度はPLLで要求される
上限の応答速度よりも速くする必要があるので、上述の
ように周波数同調の応答速度を速くすることができる。
ことはこの点で有利である。
上記メインコイル4bには上記PLL回路5が接続され
ている。また、このP L L回路5はこの薄膜YTO
の出力に接続されている。そして、このPLL回路5に
接続されているチャネル選択回路6によりチャネル選択
が行われると、このPLL回路5に供給されるこの薄膜
YTOの発振出力が分周器で低周波に下げられた後に水
晶発振器等による基準周波数と位相比較され、その結果
に応じた制御電流が二〇PLL回路5で発生されてこの
制御電流が上記メインコイル4bに帰還される。
ている。また、このP L L回路5はこの薄膜YTO
の出力に接続されている。そして、このPLL回路5に
接続されているチャネル選択回路6によりチャネル選択
が行われると、このPLL回路5に供給されるこの薄膜
YTOの発振出力が分周器で低周波に下げられた後に水
晶発振器等による基準周波数と位相比較され、その結果
に応じた制御電流が二〇PLL回路5で発生されてこの
制御電流が上記メインコイル4bに帰還される。
この結果、このメインコイル4bに流す電流、従ってY
I G薄膜共振器2に印加する磁界Hの大きさが変え
られて目的のチャネル選択が行われるようになっている
。
I G薄膜共振器2に印加する磁界Hの大きさが変え
られて目的のチャネル選択が行われるようになっている
。
このように、本実施例においては、PLL回路5からメ
インコイル4bに直接帰還が与えられるので、チャネル
選択のための回路構成を簡単にすることができる。この
ようにPLL回路5からメインコイル4bに直接帰還を
与えることが可能になったのは、既述のようにメインコ
イル4bの巻き数を少なくすることができたことによる
ものである。
インコイル4bに直接帰還が与えられるので、チャネル
選択のための回路構成を簡単にすることができる。この
ようにPLL回路5からメインコイル4bに直接帰還を
与えることが可能になったのは、既述のようにメインコ
イル4bの巻き数を少なくすることができたことによる
ものである。
なお、第1図に示すように、メインコイル4b及び永久
磁石4cに加えてFMコイル4dを設けることにより、
このFMコイル4dをベースバンド信号による周波数変
調器として利用することが可能となる。また、PLL回
路5からこのFMコイル4dに直接帰還を与える方法も
考えられるが、この場合にはチャネル選択のための回路
構成が複雑になるという欠点がある。
磁石4cに加えてFMコイル4dを設けることにより、
このFMコイル4dをベースバンド信号による周波数変
調器として利用することが可能となる。また、PLL回
路5からこのFMコイル4dに直接帰還を与える方法も
考えられるが、この場合にはチャネル選択のための回路
構成が複雑になるという欠点がある。
b、永久磁石及び能動素子の温度特性の補償上記永久磁
石4c及び能動素子としてのGaAsFETIはそれぞ
れ温度特性を有しているため、温度の変動により発振器
の特性変動が生じてしまう。そこで、本実施例において
は、次のようにしてこれらの永久磁石4c及びGaAs
FETIの温度特性の補償を行っている。
石4c及び能動素子としてのGaAsFETIはそれぞ
れ温度特性を有しているため、温度の変動により発振器
の特性変動が生じてしまう。そこで、本実施例において
は、次のようにしてこれらの永久磁石4c及びGaAs
FETIの温度特性の補償を行っている。
特願昭61〜100037号において論じられているよ
うに、永久磁石の温度特性に合わせてYIGの鉄イオン
の一部を例えばガリウム(Ga) イオンのような非磁
性イオンで置換することにより、YIG薄膜共振器2の
温度特性を一次の係数まで補償することができる。第2
図は、Ga置換量を変えてYIG薄膜共振器の温度特性
を測定した結果を示す。この第2図において、横軸は、
各Ga置換量に対応した室温でのYIG薄膜の飽和磁化
4πM、であり、縦軸は、60℃と一30℃との共振周
波数の差ΔFである。この第2図より、4πM3が約9
25 Gaussの時にΔFがほぼ零となることがわか
る。
うに、永久磁石の温度特性に合わせてYIGの鉄イオン
の一部を例えばガリウム(Ga) イオンのような非磁
性イオンで置換することにより、YIG薄膜共振器2の
温度特性を一次の係数まで補償することができる。第2
図は、Ga置換量を変えてYIG薄膜共振器の温度特性
を測定した結果を示す。この第2図において、横軸は、
各Ga置換量に対応した室温でのYIG薄膜の飽和磁化
4πM、であり、縦軸は、60℃と一30℃との共振周
波数の差ΔFである。この第2図より、4πM3が約9
25 Gaussの時にΔFがほぼ零となることがわか
る。
第3図は、このΔFがほぼ零であるYIG)]膜共振器
の温度特性の測定結果を示す。この第3図より、このy
r c4膜共振器の一次の温度係数はほぼ零であるこ
とがわかる。なお、この第3図においては互いに近接し
た2本の曲線が描かれているが、下側の曲線は昇温時の
測定結果であり、上側の曲線は降温時の測定結果である
(第4図、第5図及び第6図においても同様)。次に第
4図は、このYIG薄膜共振器を用いた薄膜YTOの温
度特性の測定結果を示す。この第4図から明らかなよう
に、YIG薄膜共振器の温度特性が零の時でも、能動素
子としてのGaAs F E T 1の温度特性を反
映して、−30°C〜60°Cにおける薄膜YTOの発
振周波数の変化量は一65MHzとなる。
の温度特性の測定結果を示す。この第3図より、このy
r c4膜共振器の一次の温度係数はほぼ零であるこ
とがわかる。なお、この第3図においては互いに近接し
た2本の曲線が描かれているが、下側の曲線は昇温時の
測定結果であり、上側の曲線は降温時の測定結果である
(第4図、第5図及び第6図においても同様)。次に第
4図は、このYIG薄膜共振器を用いた薄膜YTOの温
度特性の測定結果を示す。この第4図から明らかなよう
に、YIG薄膜共振器の温度特性が零の時でも、能動素
子としてのGaAs F E T 1の温度特性を反
映して、−30°C〜60°Cにおける薄膜YTOの発
振周波数の変化量は一65MHzとなる。
そこで、第2図に基づき、この能動素子としてのGaA
s F E T 1の温度特性による分も含めて、Y
IG薄膜の飽和磁化が約1015Gaussとなるよう
にGa置換量を調整する。この結果、YIG薄膜共振器
の温度特性は第5図に示すようになるが、第6図に示す
ように、このYIG薄膜共振器を用いた薄膜YTOの温
度特性は一次の係数が零となる。このときの発振周波数
の温度による変動は、第4図に示す温度特性を表す曲線
の湾曲幅10MHz程度に収めることができる。なお、
能動素子の温度時性分の補償はYIG薄膜共振器のQ値
に依存し、このQ値が高くなるほど共振器の温度特性が
支配的になるので、薄膜YTOの温度特性に対する能動
素子の温度特性の寄与分は小さくなる。
s F E T 1の温度特性による分も含めて、Y
IG薄膜の飽和磁化が約1015Gaussとなるよう
にGa置換量を調整する。この結果、YIG薄膜共振器
の温度特性は第5図に示すようになるが、第6図に示す
ように、このYIG薄膜共振器を用いた薄膜YTOの温
度特性は一次の係数が零となる。このときの発振周波数
の温度による変動は、第4図に示す温度特性を表す曲線
の湾曲幅10MHz程度に収めることができる。なお、
能動素子の温度時性分の補償はYIG薄膜共振器のQ値
に依存し、このQ値が高くなるほど共振器の温度特性が
支配的になるので、薄膜YTOの温度特性に対する能動
素子の温度特性の寄与分は小さくなる。
以上の説明においては、Ga置換量の調整により薄膜Y
TOの温度特性を一次の係数まで零としているが、この
Ga置換量の調整に加えてさらにソフトフェライトから
成る整磁板を磁気回路のギャップ中に設けることにより
、温度特性を二次の係数まで零とすることが可能である
。
TOの温度特性を一次の係数まで零としているが、この
Ga置換量の調整に加えてさらにソフトフェライトから
成る整磁板を磁気回路のギャップ中に設けることにより
、温度特性を二次の係数まで零とすることが可能である
。
C0薄膜YTOを局部発振器として用いたマイクロ波通
信機 マイクロ波通信機のRF段は、中間周波数(例えば70
MHzまたは140MHz)の信号を送信用のマイクロ
波周波数に変換するアップコンバータ一部と、受信され
るマイクロ波周波数を中間周波数に変換するダウンコン
バータ一部とに大別されるが、両者はほぼ対称な構成を
有するため、ここではアップコンバータ一部の構成のみ
説明する。
信機 マイクロ波通信機のRF段は、中間周波数(例えば70
MHzまたは140MHz)の信号を送信用のマイクロ
波周波数に変換するアップコンバータ一部と、受信され
るマイクロ波周波数を中間周波数に変換するダウンコン
バータ一部とに大別されるが、両者はほぼ対称な構成を
有するため、ここではアップコンバータ一部の構成のみ
説明する。
第7図はマイクロ波送信機のダブルコンバージョン方式
のアップコンバータ一部の構成を示す。
のアップコンバータ一部の構成を示す。
このマイクロ波送信機では、中間周波数(IF)の信号
が固定発振器10により発振される高周波とミクサー1
1で混合されて例えばIGHzの信号に周波数変換され
た後、帯域通過フィルター(バンドパスフィルター)1
2から必要な周波数帯域の信号が取り出される。次に、
この信号は中間周波増幅器13により増幅された後、上
述の薄膜YTOにより構成される局部発振器14から発
振される例えば13GHzの信号がミクサー15でこの
増幅された信号に混合される。これによって、13+1
−14GHzの信号が形成される。
が固定発振器10により発振される高周波とミクサー1
1で混合されて例えばIGHzの信号に周波数変換され
た後、帯域通過フィルター(バンドパスフィルター)1
2から必要な周波数帯域の信号が取り出される。次に、
この信号は中間周波増幅器13により増幅された後、上
述の薄膜YTOにより構成される局部発振器14から発
振される例えば13GHzの信号がミクサー15でこの
増幅された信号に混合される。これによって、13+1
−14GHzの信号が形成される。
次に、この信号は帯域通過フィルター16を通された後
、さらに大電力増幅器(HPA)17により増幅されて
14GHzの送信出力が得られる。
、さらに大電力増幅器(HPA)17により増幅されて
14GHzの送信出力が得られる。
この第7図に示すマイクロ波送信機によれば、中間周波
数の信号が例えばIGHz程度の高い周波数に一旦変換
されるため、不要波が通信帯域内に大きなレベルで落ち
込むおそれがないという利点がある。また、Q値の高い
YIG薄膜共振器2を用いた薄膜YTOにより局部発振
器14が構成されているので、データ通信ではBERの
小さな、また画像通信ではSN比の大きな高品質の通信
を行うことができる。さらに、RF段で信号を選択する
ことができるので、IF段の構成を簡単にすることがで
きる。
数の信号が例えばIGHz程度の高い周波数に一旦変換
されるため、不要波が通信帯域内に大きなレベルで落ち
込むおそれがないという利点がある。また、Q値の高い
YIG薄膜共振器2を用いた薄膜YTOにより局部発振
器14が構成されているので、データ通信ではBERの
小さな、また画像通信ではSN比の大きな高品質の通信
を行うことができる。さらに、RF段で信号を選択する
ことができるので、IF段の構成を簡単にすることがで
きる。
次に、第8図はマイクロ波送信機のシングルコンバージ
ョン方式のアップコンバータ一部の構成を示す。このマ
イクロ波送信機では、中間周波数の信号は中間周波増幅
器13で増幅された後、薄膜YTOにより構成される局
部発振器14からの発振出力がミクサー15でこの信号
に混合されて14GHzの信号に周波数変換される。次
に、この信号は、特開昭60−257607号公報に記
載されているようなY■G薄膜同調フィルター(薄膜Y
TF)18に通されて必要な周波数帯域の信号が取り出
された後、この信号が大電力増幅器17により増幅され
て14GHzの送信出力が得られる。
ョン方式のアップコンバータ一部の構成を示す。このマ
イクロ波送信機では、中間周波数の信号は中間周波増幅
器13で増幅された後、薄膜YTOにより構成される局
部発振器14からの発振出力がミクサー15でこの信号
に混合されて14GHzの信号に周波数変換される。次
に、この信号は、特開昭60−257607号公報に記
載されているようなY■G薄膜同調フィルター(薄膜Y
TF)18に通されて必要な周波数帯域の信号が取り出
された後、この信号が大電力増幅器17により増幅され
て14GHzの送信出力が得られる。
この第8図に示すマイクロ波送信機によれば、第7図に
示す送信機と同様に、高品質の通信を行うことができる
とともに、IF段の構成を簡単にすることができる。ま
た、シングルコンバージョン方式を用いているため、第
7図に示す送信機に比べて構成が簡単であるという利点
を有する。さらに、YIG薄膜同調フィルター18は急
峻な特性を有するトラッキングフィルターであるため、
例えば薄膜YTOの発振出力やイメージ信号などの不要
波が通信帯域内に大きなレベルで落ち込むのを防止する
ことができる。これらの薄膜YTO及びYIG薄膜同調
フィルターは、中間周波数に等しいオフセット周波数だ
け離すことにより、同一の磁気回路のギャップ中に実装
することができる(特願昭59−114794号参照)
。この場合には、PLLで発生される制御電流が共通の
磁気回路に帰還されるため、トラッキングエラーを原理
的になくすことができる。
示す送信機と同様に、高品質の通信を行うことができる
とともに、IF段の構成を簡単にすることができる。ま
た、シングルコンバージョン方式を用いているため、第
7図に示す送信機に比べて構成が簡単であるという利点
を有する。さらに、YIG薄膜同調フィルター18は急
峻な特性を有するトラッキングフィルターであるため、
例えば薄膜YTOの発振出力やイメージ信号などの不要
波が通信帯域内に大きなレベルで落ち込むのを防止する
ことができる。これらの薄膜YTO及びYIG薄膜同調
フィルターは、中間周波数に等しいオフセット周波数だ
け離すことにより、同一の磁気回路のギャップ中に実装
することができる(特願昭59−114794号参照)
。この場合には、PLLで発生される制御電流が共通の
磁気回路に帰還されるため、トラッキングエラーを原理
的になくすことができる。
以上では、薄膜YTOを局部発振器として用いたマイク
ロ波送信機のアップコンバータ一部の構成のみを説明し
たが、薄膜YTOの同調周波数を送信帯域と受信帯域と
の間に選ぶことにより、アップコンバータ一部とダウン
コンバータ一部トで局部発振器を共用することもできる
。そこで、次にこの例について説明する。
ロ波送信機のアップコンバータ一部の構成のみを説明し
たが、薄膜YTOの同調周波数を送信帯域と受信帯域と
の間に選ぶことにより、アップコンバータ一部とダウン
コンバータ一部トで局部発振器を共用することもできる
。そこで、次にこの例について説明する。
d、衛星通信用のマイクロ波送受信機
第9図に示すように、地球局19.20の間を人工衛星
(宇宙局)21を介してマイクロ波により結ぶ衛星通信
を行う場合を考える。これらの地球局19.20間を通
信回線で結ぶためには、〈地球局19→衛星21→地球
局20>とく地球局20→衛星21→地球局19〉とか
ら成るリンクが必要となる。地球局から衛星への通信路
は上がりリンク(Up−Link)と呼ばれ、衛星から
地球局への通信路は下がりリンク・(Down−Lin
k)と呼ばれる。
(宇宙局)21を介してマイクロ波により結ぶ衛星通信
を行う場合を考える。これらの地球局19.20間を通
信回線で結ぶためには、〈地球局19→衛星21→地球
局20>とく地球局20→衛星21→地球局19〉とか
ら成るリンクが必要となる。地球局から衛星への通信路
は上がりリンク(Up−Link)と呼ばれ、衛星から
地球局への通信路は下がりリンク・(Down−Lin
k)と呼ばれる。
これらの上がりリンク及び下がりリンクにおいては互い
に異なる周波数を用いるのが常であり、例えばいわゆる
Cバンドの衛星通信の例では上がりリンク6 GHz、
下がりリンク4GHzの周波数帯が、Kuバンドの衛星
通信の例では上がりリンク14GH2、下がりリンク1
2GHzの周波数帯が割り当てられている。
に異なる周波数を用いるのが常であり、例えばいわゆる
Cバンドの衛星通信の例では上がりリンク6 GHz、
下がりリンク4GHzの周波数帯が、Kuバンドの衛星
通信の例では上がりリンク14GH2、下がりリンク1
2GHzの周波数帯が割り当てられている。
第9図に示す地球局19.20の送受信RFユニットは
、中間周波数を上がりリンクのマイクロ波周波数に変換
するアップコンバータ一部と、下がりリンクのマイクロ
波周波数を中間周波数に変換するためのダウンコンバー
タ一部とから構成されている。この場合、薄膜YTOの
発振周波数を上がりリンク周波数帯域と下がりリンク周
波数帯域との間に選ぶことにより、アップコンバーター
とダウンコンバーターとで薄膜YTOにより構成される
局部発振器を共用することができる。
、中間周波数を上がりリンクのマイクロ波周波数に変換
するアップコンバータ一部と、下がりリンクのマイクロ
波周波数を中間周波数に変換するためのダウンコンバー
タ一部とから構成されている。この場合、薄膜YTOの
発振周波数を上がりリンク周波数帯域と下がりリンク周
波数帯域との間に選ぶことにより、アップコンバーター
とダウンコンバーターとで薄膜YTOにより構成される
局部発振器を共用することができる。
第1O図は、薄膜YTOを局部発振器として用いたマイ
クロ波送受信機のダブルコンバージョン方式による送受
信RFユニットの一例を示す。この第10図に示すよう
に、送信側では既述のように中間周波数がミクサー11
でIGHzに変換され、さらに局部発振器14から発振
される13GHzの信号とミクサー15で混合されて1
4GH2の信号に変換された後、大電力増幅器17によ
る増幅を経てパラボラアンテナ22から14GH2のマ
イクロ波として送信される。また、受信側では、パラボ
ラアンテナ22で受信された例えば12GHzのマイク
ロ波は、低雑音増幅器(LNA)23により増幅され、
さらに帯域通過フィルター24で必要な周波数帯域の信
号が取り出された後、局部発振器14から発振される1
3C;Hzの信号とミクサー25で混合されてLGHz
の信号に周波数変換される。このIC,Hzの信号は中
間周波増幅器26で増幅され、さらに帯域通過フィルタ
ー27を通された後、固定発振器10により発振される
信号とミクサー28で混合されて中間両波数の信号が出
力される。送受信の切り換えはデュプレクサ29により
行われる。また、局部発振器14の発振出力を送信側の
ミクサー15に送るか受信側のミクサー25に送るかの
選択はハイブリッド回路30により行われ、固定発振器
10の発振出力を送信側のミクサー11に送るか受信側
のミクサー28に送るかの選択はハイブリッド回路31
により行われる。
クロ波送受信機のダブルコンバージョン方式による送受
信RFユニットの一例を示す。この第10図に示すよう
に、送信側では既述のように中間周波数がミクサー11
でIGHzに変換され、さらに局部発振器14から発振
される13GHzの信号とミクサー15で混合されて1
4GH2の信号に変換された後、大電力増幅器17によ
る増幅を経てパラボラアンテナ22から14GH2のマ
イクロ波として送信される。また、受信側では、パラボ
ラアンテナ22で受信された例えば12GHzのマイク
ロ波は、低雑音増幅器(LNA)23により増幅され、
さらに帯域通過フィルター24で必要な周波数帯域の信
号が取り出された後、局部発振器14から発振される1
3C;Hzの信号とミクサー25で混合されてLGHz
の信号に周波数変換される。このIC,Hzの信号は中
間周波増幅器26で増幅され、さらに帯域通過フィルタ
ー27を通された後、固定発振器10により発振される
信号とミクサー28で混合されて中間両波数の信号が出
力される。送受信の切り換えはデュプレクサ29により
行われる。また、局部発振器14の発振出力を送信側の
ミクサー15に送るか受信側のミクサー25に送るかの
選択はハイブリッド回路30により行われ、固定発振器
10の発振出力を送信側のミクサー11に送るか受信側
のミクサー28に送るかの選択はハイブリッド回路31
により行われる。
このようにアップコンバーターとダウンコンバーターと
で局部発振器14及び固定発振器10を共用しているの
で、マイクロ波送受信機の構成を簡単にすることができ
る。高品質の通信を行うことができること、IF段の構
成を簡単にすることができること等は第7図及び第8図
に示す送信機と同様である。
で局部発振器14及び固定発振器10を共用しているの
で、マイクロ波送受信機の構成を簡単にすることができ
る。高品質の通信を行うことができること、IF段の構
成を簡単にすることができること等は第7図及び第8図
に示す送信機と同様である。
以上、本発明の実施例につき具体的に説明したが、本発
明は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
明は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。
例えば、マイクロ波送受信機においてアップコンバータ
ーをシングルコンバージョン方式で構成するとともに、
ダウンコンバーターをダブルコンバージョン方式で構成
し、これらのアップコンバーター及びダウンコンバータ
ーで薄膜YTOにより構成される局部発振器を共用した
り、またこの逆の構成とすることも可能である。さらに
また、地上マイクロ波通信においても、衛星通信と同様
に、薄膜YTOを局部発振器として用いて送受信機を構
成することができる。
ーをシングルコンバージョン方式で構成するとともに、
ダウンコンバーターをダブルコンバージョン方式で構成
し、これらのアップコンバーター及びダウンコンバータ
ーで薄膜YTOにより構成される局部発振器を共用した
り、またこの逆の構成とすることも可能である。さらに
また、地上マイクロ波通信においても、衛星通信と同様
に、薄膜YTOを局部発振器として用いて送受信機を構
成することができる。
本発明によれば、固定磁界分を与えるための永久磁石及
び可変磁界分を与えるためのコイルから直流磁界印加手
段が構成されているので、永久磁石による固定磁界に相
当する分だけコイルの巻き数を少なくすることができ、
従ってこの分だけコイルのインダクタンスを小さくする
ことができる。
び可変磁界分を与えるためのコイルから直流磁界印加手
段が構成されているので、永久磁石による固定磁界に相
当する分だけコイルの巻き数を少なくすることができ、
従ってこの分だけコイルのインダクタンスを小さくする
ことができる。
このため、周波数同調の応答速度を速くすることができ
る。また、コイルの巻き数を少なくすることができる分
だけ、同調発振器を小型に構成することができる。さら
にまた、永久磁石による固定磁界に相当する分だけコイ
ルに流す電流を少なくすることができるので、低消費電
力の同調発振1器を提供することができる。また、フェ
リ磁性薄膜共鳴素子は作製が容易であるため、量産性に
冨み、廉価な同調発振器を提供することができる。また
、PLLによりコイルに帰還を与えるようにしているの
で、チャネル選択のための回路構成を簡単にすることが
できる。
る。また、コイルの巻き数を少なくすることができる分
だけ、同調発振器を小型に構成することができる。さら
にまた、永久磁石による固定磁界に相当する分だけコイ
ルに流す電流を少なくすることができるので、低消費電
力の同調発振1器を提供することができる。また、フェ
リ磁性薄膜共鳴素子は作製が容易であるため、量産性に
冨み、廉価な同調発振器を提供することができる。また
、PLLによりコイルに帰還を与えるようにしているの
で、チャネル選択のための回路構成を簡単にすることが
できる。
第1図は本発明の一実施例による薄膜YTOを示すブロ
ック図、第2図はGa置換量に対応した室温でのYIG
薄膜の飽和磁化とYIG薄膜共振器の共振周波数の変動
との関係を示すグラフ、第3図は第2図においてΔFが
ほぼ零であるYIG薄膜共振器の温度特性を示すグラフ
、第4図は第3図に示す温度特性を有するY I GF
t膜共振器を用いた薄膜YTOの温度特性を示すグラフ
、第5図はGa置換量の調整により室温でのYIG薄膜
の飽和磁化を約1015GaussにしたYIGm膜共
振器の温度特性を示すグラフ、第6図は第5図に示す温
度特性を有するYTG薄膜共振器を用いた薄膜YTOの
温度特性を示すグラフ、第7図は第1図に示す薄膜YT
Oを局部発振器として用いたマイクロ波送信機のダブル
コンバージョン方式のアップコンバータ部の構成を示す
ブロック図、第8図は第1図に示す薄膜YTOを局部発
振器として用いたマイクロ波送信機のシングルコンバー
ジョン方式のアップコンバータ一部の構成を示すブロッ
ク図、第9図は衛星通信回線の基本構成を示す図、第1
0図は薄膜YTOを局部発振器として用いたマイクロ波
送受信機のダブルコンバージョン方式による送受信RF
ユニットの一例を示すブロック図である。 図面における主要な符号の説明 1 :GaAs FET (発振用の能動素子)、
2:YIG薄膜共振器(フェリ磁性薄膜共鳴素子)、3
:インピーダンス整合回路、 4:直流磁界印加手段、
4b=メインコイル、 4C:永久磁石、 5 :
PLL回路、 14:局部発振器。 代理人 弁理士 杉 浦 正 知 2YIG、’1Jil副&器 −実ノに巳イジ・)::よ53月受 YTO第1図 47CMS (Gauss ) 第2図 第7図 薄J3東YTOと属音F焚振でトLしτ用・・氏マイク
0液ΔL4言孝咳 第8図 −30−20−Io 0 10 20 30 40
50 60温&(’c) YIG5摩月l久yk−1セーっシ1.A【牛キ小生−
温度(°C) プlj月tvro のシ1課しノ詣:’l、)り駐二混
崖(0C) YIG、=!膿其ti器の31虐特性 第5図 し14じC) j1月IYTOの jユ!瞳 )〜十1第6図
ック図、第2図はGa置換量に対応した室温でのYIG
薄膜の飽和磁化とYIG薄膜共振器の共振周波数の変動
との関係を示すグラフ、第3図は第2図においてΔFが
ほぼ零であるYIG薄膜共振器の温度特性を示すグラフ
、第4図は第3図に示す温度特性を有するY I GF
t膜共振器を用いた薄膜YTOの温度特性を示すグラフ
、第5図はGa置換量の調整により室温でのYIG薄膜
の飽和磁化を約1015GaussにしたYIGm膜共
振器の温度特性を示すグラフ、第6図は第5図に示す温
度特性を有するYTG薄膜共振器を用いた薄膜YTOの
温度特性を示すグラフ、第7図は第1図に示す薄膜YT
Oを局部発振器として用いたマイクロ波送信機のダブル
コンバージョン方式のアップコンバータ部の構成を示す
ブロック図、第8図は第1図に示す薄膜YTOを局部発
振器として用いたマイクロ波送信機のシングルコンバー
ジョン方式のアップコンバータ一部の構成を示すブロッ
ク図、第9図は衛星通信回線の基本構成を示す図、第1
0図は薄膜YTOを局部発振器として用いたマイクロ波
送受信機のダブルコンバージョン方式による送受信RF
ユニットの一例を示すブロック図である。 図面における主要な符号の説明 1 :GaAs FET (発振用の能動素子)、
2:YIG薄膜共振器(フェリ磁性薄膜共鳴素子)、3
:インピーダンス整合回路、 4:直流磁界印加手段、
4b=メインコイル、 4C:永久磁石、 5 :
PLL回路、 14:局部発振器。 代理人 弁理士 杉 浦 正 知 2YIG、’1Jil副&器 −実ノに巳イジ・)::よ53月受 YTO第1図 47CMS (Gauss ) 第2図 第7図 薄J3東YTOと属音F焚振でトLしτ用・・氏マイク
0液ΔL4言孝咳 第8図 −30−20−Io 0 10 20 30 40
50 60温&(’c) YIG5摩月l久yk−1セーっシ1.A【牛キ小生−
温度(°C) プlj月tvro のシ1課しノ詣:’l、)り駐二混
崖(0C) YIG、=!膿其ti器の31虐特性 第5図 し14じC) j1月IYTOの jユ!瞳 )〜十1第6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 発振用の能動素子と、この能動素子の帰還の一部に接続
されているフェリ磁性薄膜共鳴素子と、このフェリ磁性
薄膜共鳴素子に直流磁界を印加するために用いられ、か
つ固定磁界分を与えるための永久磁石及び可変磁界分を
与えるためのコイルから成る直流磁界印加手段とを有し
、 PLLにより上記コイルに帰還を与えるように構成され
ていることを特徴とする同調発振器。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62299383A JP2745511B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 同調発振器 |
US07/276,146 US4887052A (en) | 1987-11-27 | 1988-11-25 | Tuned oscillator utilizing thin film ferromagnetic resonator |
EP88311171A EP0318306A3 (en) | 1987-11-27 | 1988-11-25 | Tuned oscillators |
CA000584141A CA1313693C (en) | 1987-11-27 | 1988-11-25 | Tuned oscillator utilizing thin film ferromagnetic resonator |
KR1019880015594A KR890009061A (ko) | 1987-11-27 | 1988-11-26 | 동조 발진기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62299383A JP2745511B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 同調発振器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01140803A true JPH01140803A (ja) | 1989-06-02 |
JP2745511B2 JP2745511B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17871848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62299383A Expired - Fee Related JP2745511B2 (ja) | 1987-11-27 | 1987-11-27 | 同調発振器 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2745511B2 (ja) |
KR (1) | KR890009061A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07154142A (ja) * | 1993-07-14 | 1995-06-16 | Watkins Johnson Co | 低位相ノイズの基準発振器 |
KR100682977B1 (ko) * | 2004-12-07 | 2007-02-15 | 한국전자통신연구원 | Yig 발진기 구동 장치 |
JP2008514060A (ja) * | 2004-09-15 | 2008-05-01 | コミサリア、ア、レネルジ、アトミク | 強磁性薄膜同調マイクロ波発振器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5626163A (en) * | 1979-05-31 | 1981-03-13 | Gen Mills Inc | Heat treated food substrate containing fruit juice sack of citrus fruit and production thereof |
JPS62132426A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-15 | Fujitsu Ltd | マイクロ波広帯域発振回路 |
JPS62256501A (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-09 | Sony Corp | Yig薄膜マイクロ波装置 |
-
1987
- 1987-11-27 JP JP62299383A patent/JP2745511B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-11-26 KR KR1019880015594A patent/KR890009061A/ko not_active Application Discontinuation
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008514060A (ja) * | 2004-09-15 | 2008-05-01 | コミサリア、ア、レネルジ、アトミク | 強磁性薄膜同調マイクロ波発振器 |
KR100682977B1 (ko) * | 2004-12-07 | 2007-02-15 | 한국전자통신연구원 | Yig 발진기 구동 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR890009061A (ko) | 1989-07-15 |
JP2745511B2 (ja) | 1998-04-28 |
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