JPH01138289A

JPH01138289A - 土壌改良剤

Info

Publication number: JPH01138289A
Application number: JP62296852A
Authority: JP
Inventors: Kazuya Ootsuyama; 大津山　一也
Original assignee: GOJIYOU BUSSAN KK; KOSHIGUCHI HIROSHI
Current assignee: GOJIYOU BUSSAN KK; KOSHIGUCHI HIROSHI
Priority date: 1987-11-24
Filing date: 1987-11-24
Publication date: 1989-05-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）　産業上の利用分野微粉炭燃焼灰中に、ｐ）（調整機能を有した粉末状のゼ
オライト鉱物を配合したことを特徴とする土壌改良剤。

３、発明の詳細な説明（イ）　産業上の利用分野本発明は、微粉炭燃焼灰を主原料とした土壌改良剤に関
する。

（ロ）　従来の技術従来、農地等に散布する肥料として、微粉炭燃焼灰が多
く利用されており、この微粉炭燃焼灰は、特に、火力発
電所において微粉炭を燃焼する際に生じる灰で煙道から
採取するものである。

かかる微粉炭燃焼灰中には、硅酸、硼素、モリブデン、
マンガン、鉛、リン酸、マグネシウム等の農業利用上の
化学的有効成分が含まれており、これらの成分によって
、土壌に不足しがちな特殊成分を補う肥料を構成してい
る。

（ハ）　発明が解決しようとする問題点ところが、かか
る微粉炭燃焼灰は、ｐ　Ｈ値が１２という強アルカリ性
である為に、多量の燃焼灰を農地にそのまま散布すると
、農作物が吸収する土壌あるいは燃焼灰中の有効成分バ
ランスを壊して、過剰障害を起し、そのため、土壌自体
が荒廃し、農作物を枯らしてしまう欠点を有していた。

（ニ）　問題点を解決するための手段本発明では、微粉炭燃焼灰中に、ｐＨ調整機能を有した
粉末状のゼオライト鉱物を配合したことを特徴とする土
壌改良剤を提供するものである。

（ホ）作用本発明では、農地にこの土壌改良剤を散布した後に、水
を供給することにより、この水によって、ゼオライト鉱
物中の酸化物をイオン化し、そのなかの陽イオン化が微
粉炭燃焼灰あるいは土壌中の組成成分とイオン交換を行
う。

その為、イオン交換によって、微粉炭燃焼灰あるいは土
壌を弱アルカリ性、あるいは中性に中和させることによ
り、農作物を枯らすことなく、同燃焼灰中の硅酸等、農
業利用上の有効成分をバランスよく農作物に吸収させる
ことができる。

さらに、ゼオライト鉱物の粒子は、その表面が海綿状で
ある為に、多量の水分を保持することにより、散水の省
略化を図ることができると共に、長期にわたる農作物へ
の過剰障害を防止することができる。

くべ）　実施例本発明を実施例にもとづいて、具体的に説明する。

［第１実施例コ本実施例の土壌改良剤は、微粉炭燃焼灰を主原料として
おり、同燃焼灰は、特に火力発電所において微焼灰を燃
焼する際に生ずる灰で煙道の気流中から採取したもので
ある。

そこで、この微粉炭燃焼灰の組成成分は、次のとおりで
ある。

珪酸　　　　　５８％亜　鉛　　　　　　　　　　　５００ＰＰＨ内ソーダ可
溶ケイリン　　　　３１．５％リン酸　　　　　　　　
　　　　１，２％硼素　　　　　１．２００ＰＰＭカリウム　　　　　　　　　　　２．４％モリブデン　
　　　　　　　　４２７ＰＰＭ石灰　　　　　４．５％マンガン　　　　　　　　　　７８０ＰＰＭマグネシウ
ム　　　　　　　　　１，３％鉄　　　　　　　　　　
　　　　８，６％そして、かかる微粉炭燃焼灰は、農地
の土壌改良剤に不足しているマグネシウム、ケイ素、カ
リ。

鉄、亜鉛、モリブデン等を補うことができる。

しかも、微粉炭燃焼灰は、ｐＨ値が１２と強アルカリ性
である為に、同燃焼灰中にゼオライト鉱石を配合して土
壌改良剤を構成している。

そこで、このゼオライト鉱石の組成成分は、次のとおり
である。

Ｓ　ｉ　０２　　６５．９９％　　　Ｃａ　Ｏ２，３０
％Ａ′！Ｊ２０３　１２．８６％　　　Ｋ２０　　　Ｌ
６４％Ｆｅ２Ｏ３Ｌ８２％　　　Ｎａ２Ｏ２，６０％Ｍ
　ｇ　Ｏ０，６０％　　　Ｈ２０６，９９％かかるゼオ
ライト鉱石は、水分を加えると化学変化を起して、上記
の成分中カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリ
ウム等がイオン化して、陽イオンとなる。

そして、これらの陽イオンが微粉炭燃焼灰とイオン交換
を行うことにより、同燃焼灰あるいは土壌そのものを弱
アルカリ性あるいは中性に中和させることができる。

しかも、ゼオライト鉱物の粒子は、海綿状に形成されて
おり、保水性等を良好としており、同ゼオライト鉱物の
保水性によって、ゼオライト鉱物のイオン交換による中
和作用を長期間にわたり生起することができる。

次いで、本実施例の土壌改良剤中に配合される微粉炭燃
焼灰及びゼオライト鉱物との配分は、次のとおりである
。

微粉炭燃焼灰　ゼオライト鉱物湿　　１）　　　　　　　７０〜８０　　　　：　　　
　３０　〜２０乾１）　　５０　　・　５０畑　　　　　　　　　　７０　　　　　・　　　　　３
０以上のように、本発明の土壌改良剤は、農地の土壌の
状態によって、その配分及び量を調整することにより、
農作物への効果を図るものである。

すなわち、湿田の場合、微粉炭燃焼灰を多量に散布し、
て、同燃焼灰により、湿田の水はけ状態を良好にするこ
とか°できる。

また、乾田の場合、ゼオライト鉱物を多量に配合して、
ゼオライト鉱物にて乾田を保水性等を良好にすることが
できる。

なお、ゼオライト鉱物は、イオン交換によって、酸性化
した土壌をも中和することにより、土壌を弱酸性あるい
は中性に変化させて、土壌及び燃焼灰中の有効成分バラ
ンスを保持する土壌に改良することができる。

［第２実施例コまな、本発明の土壌改良剤の他の実施例として、この土
壌改良剤中に、天然の粘土鉱物及び砂石を焼成して構成
した粉末状の無機質連続多孔体（ソフトセラミックス）
を混入する。

かかる無機質連続多孔体の組成成分は、次のとおりであ
る。

Ｓ　　ｉ　０２　　　　　　　　　　　　　　　　６８
．００　　％ＡＪ　　２　０３　　　　　　　　　　　
　　　　２１．００　　％Ｆｅ２Ｏ３０，５６％に２　０　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．５
６　　％ＣａＯＯ，７０％Ｍ　ｇＯＱ、５５　　％Ｉｇ、１ｏｓｓ　　　　　　　　　　　　　７．６９　
　％さらに、この無機質連続多孔体は、その成分か散水
の際に、イオン化して、微粉炭燃焼灰中あるいは土壌中
に溶は出して、微粉炭燃焼灰及び土壌とのイオン交換に
よって、ｐＨＭＷＭを行うものである。

しかも、この無機質連続多孔体のｐ’　Ｈ緩衝は、酸お
よびアルカリに対して安定した作用を発揮することがで
きる。

次いで、本実施例の土壌改良剤中に配合される微粉炭燃
焼灰、ゼオライト鉱物及び無機質連続多孔体との配分は
、次のとおりである。

燃焼灰　　　ゼオライト　　　多孔体温　　１）　７０〜８０：２０　〜１０　　　　・　　
　　１０乾　　１）　　５０　　　・　　　　　４０　
　　　　・　　　　１０畑゛７０　　　・　　　　２０
　　　　−　　　１０なお、湿田あるいは乾田の場合に
、微粉炭燃焼灰及びゼオライト鉱物の配分をＨｆｆｉす
ることにより、農地の水はけ状態あるいは保水性等を良
好をにすることができる。

また、土壌改良剤における無機質連続多孔体の配分は、
ゼオライト鉱物の配分の一部を置換したちめである。

かかる構造により、かかる無機質連続多孔体の粒子には
、多孔を有している為に、保水性、保肥性及び通気性を
良好にし、荒廃した不良の土壌を改善すると共に、活力
を与え、農作物を枯らすことなく、同燃焼灰中の硅酸等
、農業利用上の有効成分をバランスよく農作物に吸収さ
せることができる。

また、本発明の他の実施例として、微粉炭燃焼灰と無機
質連続多孔体とを配合して、土壌改良剤を構成すること
もできる。

特許出願人　　　　　　五常物産　　株式会社（他２名
）

Claims

【特許請求の範囲】（イ）産業上の利用分野微粉炭燃焼灰中に、ｐＨ調整機能を有した粉末状のゼオ
ライト鉱物を配合したことを特徴とする土壌改良剤。