JPH01133767A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH01133767A
JPH01133767A JP29065087A JP29065087A JPH01133767A JP H01133767 A JPH01133767 A JP H01133767A JP 29065087 A JP29065087 A JP 29065087A JP 29065087 A JP29065087 A JP 29065087A JP H01133767 A JPH01133767 A JP H01133767A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はブリンク−や複写機、或いはファクシミリ等に
利用出来る記録装置で使用する転写記録媒体を収容する
ためのカセット及び該カセットを用いた記録装置に関す
る。
〈従来の技術〉 近年、情報産業の象、速な発展に伴って種々の情報処理
システムが開発され、またそれぞれの情報処理システム
に適した記録装置が開発されている。
上記記録装置の一つとして感熱転写記録装置がある。こ
れは熱溶融性バインダー中に着色剤を分散さセてなる熱
溶融性インクをリボン状の支持体に塗布してなるインク
リボンを用いて、記録紙に記録を行うものである。
即ち、前記インクリボンをその熱溶融性インク層が記録
紙に接するように重ね合わすと共に、該インクリボン及
び記録紙を熱ヘット′とプラテンとの間へ搬送し、前記
インクリボンの支持体側から熱ヘツドによって画信号に
応したパルス状の熱を印加するとともに、両者を圧接し
て熔融したインクを記録紙に転写することにより、記録
紙上に熱印加に応したインク像を記録してなるものであ
る。
上記記録装置は使用する装置が小型軽量にして騒音がな
く、更に普通紙に記録を行うことが出来るので、近年広
く使用されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来の感熱転写記録装置にも問題点がな
い訳ではない。
それは、従来の感熱記録装置では転写後の転写記録媒体
に記録情報のネカ情報が明確に残存しており、そのまま
廃棄すると機密情報が漏れてしまうことがある。従って
、機密保持のためには転写、後の転写記録媒体から残存
情報を消去するための処理をしなげればならず、廃棄に
際して手数がかかる問題があった。
また従来の感熱転写記録装置は転写記録媒体、即ち画像
品位が記録紙の表面平滑度により大きく影響され、平滑
性の高い記録紙には良好な画像記録が行われるものの、
平滑性の低い記録紙の場合には画像記録品位が低下する
恐れがある。
更には従来の感熱転写記録装置では多色の画像を得よう
とした場合、転写を繰り返して色を重ね合わず必要があ
る。その為に複数の熱ヘツドを設けたり、或いは記録紙
に停止、逆送等複雑な動きをさせなければならず、色ず
れが避けられないばかりでなく、装置全体が大きく複雑
になってしまう等の問題点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本件出願人は光熱感応性の材料を用い、熱エネル
ギーと光エネルギーとを与えたとき、その材料の反応が
急激に進んで転写特性が不可逆的に変化して、画信号に
応じた前記特性の違いによる像を形成し、それを被記録
媒体に転写する技術を提案した(特願昭60−1200
80号、同60−120081号、同60−13141
1号、同60−134831号、同60−150597
号、同60−199926号等)。
この技術によれば、表面平滑度の低い被記録媒体にも高
品位の画像を記録することが可能であり、また多色記録
に応用した場合には、被記録媒体に複雑な動きをさせる
ことなく多色の画像が得られるものである。
本発明は前記技術を更に発展させたものであって、転写
後の転写記録媒体に残存する像を記録の際に消去するこ
とが可能なカセット及び該カセットを用いた記録装置を
提供せんとするものである。
その為の以下述べる実施例の手段は、転写記録層にエネ
ルギーを選択印加し、被記録媒体に像を転写した後の転
写記録媒体を収容するためのカセットであって、前記転
写記録媒体を収容するための収容部と、前記転写記録層
に残存した像を消去するための消去手段とを設けてカセ
ン1〜を構成してなり、これを複数種のエネルギーを付
与して転写記録層に像を形成する記録装置に用いること
を特徴としてなる。
〈作用〉 上記手段によれば、転写記録媒体と被記録媒体を装置に
セットして記録をすると、記録部に於いて、転写記録媒
体に複数種のエネルギーが付与されて像が形成され、該
像が転写部に於いて被記録媒体に転写される。
また前記転写部で像転写された後の転写記録媒体に残存
した像はカセットに収容される際に、消去手段によって
消去されるので、そのまま廃棄しても機密保持が可能と
なるものである。
〈実施例〉 次に上記手段を適用した本発明の一実施例をカセットを
装填した記録装置の例で説明する。
第1図(A)は記録装置の断面概略説明図であり、第1
図(B)は斜視説明図である。
図に於いて、■は長尺シート状の転写記録媒体であって
、ロール状に巻き回して供給ロール2として装置本体M
に着脱可能に組み込まれている。
即ち、この供給ロール2は、装置本体Mに設けられた回
転自在の軸2aに着脱可能に装填される。
またこの装置Mには像転写後の前記転写記録媒体を巻取
回収するためのカセッI−Cが着脱可能に装填される。
そこで先ずこの転写記録媒体1の先端を供給ロール2.
ガイドローラ12a、記録ヘンド3a及びガイトローラ
12bを経由し、転写ローラ4aと加圧ローラ4bの間
から剥離ローラ5.ガイドローラ12cによって変向し
、カセットC内の接触部材55を経て巻き取りロール6
へ至らせ、その先端を巻き取りロール6にグリッパ−(
図示せず)等の手段により係止する。その後は公知の駆
動手段によって巻き取りロール6を矢印C方向にトルク
を与えながら、転写ローラ4aを回転させることによっ
て、転写記録媒体1が矢印a方向に繰り出され、巻き取
りロール6の周面に順次巻き取られていくものである。
尚、前記巻き取りの際に供給ロール2には、例えばヒス
テリシスブレーキ(図示セず)によって一定のバックテ
ンションが与えられ、このテンション及び前記ガイドロ
ーラ12a、12bによって、転写記録媒体1は記録ヘ
ッド3aに対して一定の圧力で、且つ一定の角度で圧接
しつつ搬送されるように構成されている。
次に前記各部の構成について順次詳細に説明する。
先ず転写記録媒体1は、第2図に示す如くシート状の支
持体la上に熱エネルギーと光エネルギーとが共に付与
された場合に像を形成し得る性質を存する転写記録層1
bを付着してなるものである。
その−例を説明すると、第2図に示す如く前記転写記録
層1bはコアICとして下記第1表に示す成分、またコ
ア1dとして第2表に示す成分を用い、次に示す方法に
よりマイクロカプセル状の画像形成素体を形成してなる
即ち、第1表及び第2表に示す成分10gを先ず塩化メ
チレン20重量部に混合したものをカチオン又はノニオ
ン等HL B値の少なくとも10以上の界面活性剤とゼ
ラチン1gを溶解した水200mffに混合し、60°
CJJI+温下ホモミギサーによって8.000〜10
、 OOOrpmで撹拌して乳化し、平均粒径26μm
の油滴を得る。
更に60°C下で撹拌を30分間続け、塩化メチレンを
留去することにより平均粒径を約10μmにする。
これにアラビアゴム1gを熔かした水20m1.を加え
、ゆっくり冷却しながらNIl、011(アンモニア)
水を添加し、p II 11以−ににすることによって
マイクロカプセルスラリーを得、グルタルアルデヒド液
] 、 O mRをゆっくり加えてカプセル壁を硬化す
る。
その後、ヌッチェ濾過器で固液分離し、真空乾燥器で3
5゛C、10時間乾燥してマイクロカプセル状の画像形
成素体を得る。
この画像形成素体は、第1表及び第2表のコアlc,l
dがシェル1eで被覆されたマイクロカプセルで、粒径
7〜15μm、平均粒径的10μmに形成される。
このようにして形成した画像形成素体を、支持体la上
に付着剤1fにて付着させて転写記録媒体1を得る。こ
れを更に詳しく説明すれば、例えば日本合成化学工業■
製のポリエステル系接着剤ポリエスタ−LP−022 
(固形分50%)lccにトルエン3ccの割合で溶解
してなる11着剤1fを、厚さ6μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムよりなる支持体1a上に塗布する
。その後、溶剤を乾燥除去して厚みを約1μmにする。
この付着剤If   −はガラス転移点が一15°Cで
あるため、室温でも微妙なタックが残っており、前記の
如く形成した画像形成素体を容易に支持体1aに付着さ
せることが可能となる。
次に上記の如く得られた第1表及び第2表に示すものを
コア材としたマイクロカプセル状の画像形成素体を1:
1の割合で混合し、これを振り掛けて接着させる。その
後、余分な画像形成素体を払い落とすと、画像形成素体
は略1層且つ90%の割合で付着層上に配置される。
その後、約1kirf/cflの圧力と、約80°Cの
熱エネルギーを与えて画像形成素体を支持体1a上に強
固に固定させて転写記録媒体1を構成する。
前記第1表で示す画像形成素体中の光開始剤は、第3図
の吸光特性に於いて、グラフAの帯域の光を吸収して反
応を開始し、画像形成時にはマゼンタ色となり、また第
2表で示す画像形成素体中の光開始剤は、第3図のグラ
フBに示した帯域の光を吸収して反応を開始し、画像形
成時には青色となる。
次に記録部3について説明する。記録部3は第1のエネ
ルギーとなる熱エネルギーを、前記転写記録媒体1に付
与するための加熱手段と、第2のエネルギーとなる光エ
ネルギーを、同しく前記転写記録媒体1に付与するため
の光照射手段とから構成されている。
加熱手段は、記録ヘッド3aの表面に画信号に応して発
熱する幅0.21であって8ドツト/IIのA−4サイ
ズ用、ラインタイプの発熱素子列3bが配列されてなり
、前述した通り転写記録媒体1の支持体1a側が搬送の
際のハシクテンションによって前記発熱素子列3bに所
定圧力をもって圧接するように構成されている。尚、前
記画信号は用途に応して、例えばファクシミリ、イメー
ジスキャナ、或いは電子黒板等の制御部から発せられる
一方、前記記録ヘッド3aと対向した転写記録層lb側
には、第4図に示すような分光特性をもった2OWタイ
プの光照射手段たる2本の蛍光灯3c,3dが転写記録
媒体1よりも約15〜35關離れて配設されている。
更に前記記録ヘッド3aに圧接している転写部録媒体1
の発熱素子列直上の領域にのみ、蛍光灯3c,3dの直
接光が照射されるように、スリッI〜板3eが転写記録
媒体1より約0.5畦の距離を保って、開口幅が1.2
1となるように設けられている。
尚、本実施例に於いては、前記第4図のグラフAに示す
分光特性を持った一方の蛍光灯3cとして、−東芝製の
20W健康線用蛍光ランプFL20SRを使用し、グラ
フBに示す分光特性を持った他方の蛍光灯3dとしては
、−東芝製の20W蛍光灯F L 10八70E39を
使用している。
次に転写部4について説明する。この転写部4は前記記
録部3よりも転写記録媒体1の搬送方向下流側に配設さ
れ、第1図に示す如く矢印す方向に駆動回転する転写ロ
ーラ4aと、この転写ローラ4aに圧接した加圧ローラ
4bとによって構成されている。
前記転写1.1−ラ4aは、表面が11厚で硬度70度
のシリコンゴムによって被覆されたアルミローラで構成
され、且つ内蔵された800Wのハロゲンヒータ4cに
よって表面が90〜100°Cに保持されるように構成
されている。
また加圧ローラ4bは、硬度70度のシリコンゴムによ
って111厚被覆されたアルミローラからなり、ハネ等
の加圧手段(図示せず)によって転写ローラ4aとの押
圧力が6〜7kgf/cmに設定されている。
更にカセット7内に積載された被記録媒体たる記録紙8
は、給送ローラ9.レジストローラ対10a、10bに
よって給送され、LED26aとフォトトランジスタ2
6bからなるレジストセンサー26によって記録紙8の
先端を検出し、給送タイミングを制御することによって
、前記転写記録媒体1の像領域と重なるように同期して
転写部4へ給送される如く構成されている。
次にカセットCは第13図に示すように、転写記録媒体
1を巻き取り収容するためのものであって、前記転写記
録媒体1の収容部を形成する円筒状のフレーム50を有
し、該フレーム50には長手方向に開口部50aが形成
されている。更に前記フレーム50の長手方向両端に軸
51が回転可能に取り付けられ、該軸51にはフレーム
50の内側に巻き取りロール6の両端を固定するための
フランジ52が設けられ、また軸51であってフレーム
50の外側には前記巻き取りロール6を回転させるため
の図示しない駆動源と連結可能なカップリング53が設
けられている。
また前記フレーム50の開口部50aには前記軸51を
中心にしてフレーム50の内面に沿って回動可能なカバ
ー54が取り付けられ、該カバー54には把手54aが
突設されている。従って、前記把手54aをもって前記
カバー54を回動することによって、前記開口部50a
が開閉可能に構成されている。
更に前記フレーム50の開口部50a付近には転写記録
媒体1の幅板上の長さを有し、且つ先端がシャープエツ
ジ55aを有する消去手段となる接触部材55が設けら
れている。この接触部材55の長手方向両端はアーム5
5bによって支持され、該アーム55bがフレーム50
の両端内側に設けられた軸56を中心に回動可能に取り
付けられ、且つ前記シャープエッジ55aが前記開口部
50aの端部よりも第13図の矢印d方向に突出するよ
うに構成されている。
また前記アーム55bには引っ張りスプリング57が取
り付けられ、該スプリング57によって前記接触部材5
5が開口部方向(第13図の矢印d方向)にイ]勢され
ている。更に前記接触部材55の長手方向端部には突起
55cが突設され、該突起55cがフレーム50の長手
方向端部に穿設されたガイド孔50bに係合しており、
前記接触部材55が引っ張りスプリング57によって過
剰に引っ張られるのを防止している。尚、前記ガイド孔
50bは接触部+A55が軸56を中心に回動する軌跡
に合わせて穿設され、これに係合した突起55cが接触
部+A50の回動と共に、前記ガイド孔50bに沿って
回動するものである。
次に上記の如く構成された記録装置を使用して行う記録
方法について説明する。
尚、この実施例では、熱を画像信号に応じて付与し、光
は一様に付与する例を示す。
モーターを駆動させて転写記録媒体1を供給ロール2か
ら順次繰り出し、記録部3に於いて転写−16= 記録媒体1の転写記録層1bに光と熱とを画信号に応し
て付与すると像が形成される。前記転写記録層1bは、
所定波長の光と熱とが付与されると軟化点温度が上昇し
、即ち転写特性が不可逆的に変化して、記録紙8に転写
されなくなる性質を有している。従って、第5図のタイ
ミングチャートに示すように、マゼンタ色記録に際して
は発熱素子列3bのうち画信号のマゼンタに相当する発
熱素子に通電せず、画信号の白(記録紙8は白色とする
)に相当する部分に25m5の通電を行い、5msの遅
れをもって蛍光灯3cを一様に照射する。このときの照
射時間は45m5とする。
次に青色記録に際しては、前記光照射終了後50111
3経過してから、即ち前記通電開始時間より100m5
後に、今度は発熱素子列3bのうち、画信号の青に相当
する発熱素子には通電せず、画信号の白に相当する部分
に25m5の通電を行い、5ms後に蛍光灯3dを一様
に照射する。このときの照射時間も前記と同様に45m
5である。
以上のような要領で青、マゼンタ、白の画信号に応じて
、記録ヘッド3aを制御して転写記録層1bにネガ像を
形成し、200m5/1ineの繰り返し周期で同期し
て転写記録媒体1を搬送する。
ここで上記記録動作をさせるための本実施例に係る制御
系について第6図乃至第12図を参照して具体的に説明
する。尚、第6図は制御系のブロック回、第7図及び第
8図は記録動作のタイミングチャート、第9図は各部材
間の関係を示す図、第10図は各信号の送出を行うシー
ケンステーブル、第11図は記録動作のフローチャート
、第12図は転写ローラ4aの温度制御系の回路図であ
る。
この制御系は第6図に示すように、例えばマイクロプロ
センザ等のCPU20a、該CPU20aの制御プログ
ラムや各種データを格納しているROM20b、及びC
PU20aのワークエリアとして使用されると共に、各
種データの一時保存等を行うRAM20c等を備えた制
御部20、インターフェース21、操作パネル22、像
形成タイミング発生器23、給送モータードライバー2
4、搬送モータードライバー25、レジストセンサー2
6、夫々の蛍光灯点灯装置27.28からなる。
上記制御部20はインターフェース21を介して操作パ
ネル22からの各種情報(例えば記録濃度、記録枚数、
記録サイズ等)、レジストセンサー26からの信号及び
像形成タイミング発生器23で作られたマゼンタライン
同期信号を入力する。また前記制御部20はインターフ
ェース21を介して給送モーター30のモーターON信
号、搬送モーター31のモーターON信号及びページ信
号を発生ずる。
像形成タイミング発生器23は内部の水晶発信器のクロ
ックを分周して各種信号(マセンタライン同期信号、青
ライン同期信号、ページ同期信号、ビデオクロック、イ
ネーブル信号、ストローブ信号、蛍光灯ON信号等)を
発生する。
マゼンタライン同期信号及び青ライン同期信号は第7図
に示すように、周期200m5でデユーティ−比50%
であり、位相が180°ずれた信号である。
そして制御部20からインターフェース21を介して送
出されるページ信号を、マゼンタライン同期信号の立ち
上がりエツジでラッチしてページ同期信号を作る。
ビデオクロックはマゼンタ及び青のライン同期信号の立
ち上がりから25Ktlzのクロックを発生し、172
8個(約69m5)のクロックを発生した後休止する信
号である(尚、本実施例の記録ヘッド3aは、1ライン
当たり1728個の画素数をもつものである)。
また外部画信号発生器(例えば、ファクシミリやイメー
ジスキャナー、電子黒板等)32は、像形成タイミング
発生器23からのページ同期信号、マゼンタ及び青のラ
イン同期信号、ビデオクロックを受iJ、ページ同期信
号が「ハイ」になった時点から、マセンタライン同期信
号が「ハイJの時にはマゼンタの画信号を、また青ライ
ン同期信号が「ハイjの時には青の画信号をビデオクロ
ックに同期させて夫々1728個づつ送出する。
更に、上記マゼンタ及び青のライン同期信号の「ハイJ
の期間であって、ビデオクロックが休止している期間が
「ハイjになるストローブ信号を発生ずる。
イネーブル信号はマゼンタ及び青のライン同期=20= 信号の立ち上がりエツジから25m5 Tハイ」を繰り
返し、ページ同期信号が「ロウ」になった最初のマゼン
タライン同期信号の「ハイ」の期間内の25ma l’
ハイjの発生で終了する。このイネーブル信号は第5図
の画信号に対応した発熱素子3bへの通電信号に相応す
る。
更に像形成タイミング発生器23は蛍光灯ON信号を発
生ずる。蛍光灯3cのON信号は最初のイネーブル信号
の立ち上がりから5+++s遅れて「ハイJになり、そ
の45m5後にrロウJになる信号で、これがイネーブ
ル信号の1個おきに繰り返し発生ずる。また蛍光灯3d
のON信号は前記蛍光灯3cのON信号に対して100
m5遅延して同様に発生する。
上記信号により記録ヘッド3a及び蛍光灯3c。
3dが駆動するものであるが、記録ヘッド3aは外部画
信号発生器32からの画信号を、像形成タイミング発生
器23からのビデオクロックでヘッド内部のシフトレジ
スクに取り込む。取り込まれた画信号は、像形成タイミ
ング発止器23からのストロ−ブ信号によってヘッド内
のラッチレジスタにラッチされ、その後、像形成タイミ
ング発生器23からのイネーブル信号によってラッチレ
ジスタ内の画信号に応して発熱素子3bへ通電がなされ
、該通電と同時にシフトレジスタにビデオクロックによ
って次の画信号が取り込まれる。
また蛍光灯3c、3dの点灯装置27.28は、像形成
タイミング発生器23からの蛍光灯3c、3dのON信
号を受け、夫々の蛍光灯3c、3dのON信号が「ハイ
jの時点で対応した蛍光灯3c。
3dを点灯さセる。
上記制御によって転写記録媒体1に像が形成されるもの
である。
次に上記転写記録媒体1に形成された像を記録紙8に転
写するための、転写記録媒体1及び記録紙8の搬送制御
について説明する。
給送モータードライバー24は、インターフェース21
を介して制御部20からの給送モーターON信号がrハ
イ」の時、給送モーター30を駆動し、給送ローラ9及
びレジストローラ対10a、10bを回転して記録紙8
を一定速度で搬送する。
また搬送モータードライバー25は、同しくインターフ
ェース21を介した制御部20からの搬送モーターON
信号が「ハイjの時、搬送モーター31を駆動して転写
ローラ4aを回転し、これに従動回転する加圧ローラ4
bとの協働作用によって転写記録媒体1及び記録紙8を
一定速度で搬送する。
ここで制御部20がインターフェース21を介して人出
する各信号のタイミングは第8図に示す如くである。尚
、第8図の時間T、〜T4は第9図に示すように各部材
間の距離をL1〜L3とした場合、以下の如く転写記録
媒体1若しくは記録紙8が搬送されるのに要する時間で
ある。
Ll :記録ヘッド3aから転写ローラ4aと加圧ロー
ラ4bとの圧接部までの転写記録媒体1の搬送距離。
T、2:前記圧接部から剥離ローラ5までの転写記録媒
体1の搬送距離。
L3 ;レジストセンサ−26から前記圧接部までの記
録紙8の搬送距離。
−23= T、:転写記録媒体1をL +   T−3の距離搬送
するのに要する時間。
T2 :記録紙8をL3の距離搬送するのに要する時間
T3 :記録紙8の長さ(例えばA4サイズであれば2
97m++)分だけ転写記録媒体1を搬送するのに要す
る時間。
T4 :転写記録媒体1を1−、→−L2の距離搬送す
るのに要する時間。
即ち、操作者が操作パネル22のスフ−1−ボタンを押
すと給送モーター30が駆動し、記録紙8を給送してそ
の先端がレジストセンサー26にかがった時点で駆動を
休止する。この駆動体止と同時に搬送モーター31が駆
動して転写記録媒体1を第1図の矢印a方向に搬送する
と共に、時間T3の間ページ信号が「ハイ」となって記
録部3で転写像形成工程が行われる。
搬送モーター31は前記像形成時間T3経過後、更に時
間T4経過した後に停止する。
尚、給送モーター30は前記転写記録媒体1が搬= 2
4− 送開始から時間T、経過後、時間T2だけ駆動して記録
紙8を前記転写記録媒体1と同速度で搬送して停止する
。これによって記録紙8の先端は、  ・前記転写記録
媒体1に形成された転写像先端と転写部4に於いて合致
し、転写記録媒体1と密着しながら搬送モーター31の
駆動によって搬送される。
ここで前記第8図に示す如き各信号を送出する制御部2
0の動作について説明すると、制御部20はインターフ
ェース21を介してマゼンタライン同期信号を入力し、
それをソフトウェアカウンタによって個数をカウントす
る。即ち、マゼンタライン同期信号は前述したように2
00m5周期であるから、制御部20が前記信号をカウ
ントすることによって時間を管理することが出来る。
制御部20の内部には第10図に示す如きシーケンステ
ーブルをもっており、レジス[センザー信号がrハイ」
になってから、マゼンタライン同期信号をカランI・し
ながら順次シーケンステーブルを参照し、給送モーター
ON信号、1般送モ一ターON信号、ページ信号を送出
し、夫々の信号にょって各部材の駆動を制御する。
尚、本実施例に於いて、シーケンステーブルは第10図
に示す如く3ビツト構成で、第0番目から第3216番
目までの計3217ワードからなり、ビット0は給送モ
ーターON信号、ビット1は搬送モーターON信号、ビ
ット2はページ信号に夫々対応する。
また第8図に於ける上部のカッコ内の数字はレジストセ
ンサー信号が「ハイJになった時点のマゼンタライン同
期信号を第0番目とし、各々の時点でのマゼンタライン
同期信号の番号(信号の個数)を示したものである。
次に前述した機能を有する制御部20の一連の動作を第
11図のフローチャートを用いて説明すると、先ず操作
パネルのスタートボタンが押されたか否かを検出しくS
 1 ) 、押された場合は給送モーターON信号を送
出する(S2)。次にレジストセンサー信号が「ハイJ
になるのを待って(S3)、シーケンステーブルのラス
ク番号を示ずRに0を代入する(S4)。次にマゼンタ
ライン同期信号が「ロウ」であるのを待ち(S5)、l
、かる後に「ハイ」になるのを待つ(S6)。これによ
ってマゼンタライン同期信号の立ち上がりエツジを検出
する。前記エツジを検出すると、シーケンステーブルの
第R番目を参照し、ビット0〜ビン1〜2を夫々給送モ
ーターON信号、搬送モーターON信号、ページ信号と
して送出する(S7)。次に前記Rの値に1を加算して
(S8)、Hの値が3216より大きいか否かを判定し
く39)、Rの値が前記3216よりも小さいか等しい
場合にはステップS5に戻って記録を続行し、大きい場
合には記録を終了する。
前記の如くして形成された像は転写部4で記録紙8に加
熱転写されるが、転写ローラ4aの温度制御は第12図
に示すように構成されている。
第12図のサーミスタ33は転写ローラ4aの表面に接
するように配置されており、該転写ローラ4aの表面温
度に応して抵抗値が変化し、この抵抗値は電源E1及び
抵抗器34によって電圧E2に変換され、コンパレータ
35によって基準電圧E。と比較される。比較出力はり
レードライバー36を介し、リレー37によって電源E
3からのハロゲンヒータ4Cの通電を制御する。
ここで前記温度制御構成の駆動原理について述べる。サ
ーミスタ33は温度が上がれば抵抗値が小さくなる性質
があり、よって転写ローラ4aの表面温度が上がればサ
ーミスタ33の抵抗値が下がり、電圧E2が下がる。逆
に転写ローラ4aの表面温度が下がればサーミスタ33
の抵抗値が上がって電圧E2も上がる。従って基準電圧
E。の値を転写ローラ4aが95°Cに対応した電圧E
2の値に設定することにより、転写ローラ4aの表面温
度が95°Cより低い場合は比較出力が「ハイJになり
、ハロゲンヒータ4cに通電され、転写ローラ4aの表
面温度が上昇する。逆に95°Cより高い場合はハロゲ
ンヒータ4Cには通電されず、表面温度が下降する。前
記制御により転写ローラ4aの表面温度は90〜100
°Cに保持される。尚、この制御系は装置の電源スィッ
チがONの時は絶えず動作しており、操作パネルのスタ
ートボタンが押される以−28= 前に転写ローラ4aの表面温度が90〜100’Cにな
るように制御部される。
上述の如くして転写記録媒体1に像が形成され、該像が
転写部4に於いて記録紙8にマゼンタ、青の2色の像と
して転写される。
その後、剥離ローラ5によって転写記録媒体1と記録紙
8とを剥離し、所望の色の画像記録が行われた記録紙8
を排出ローラ対13a、13bによって排出トレー11
に排出する。
一方、前記記録紙8と剥離した転写記録媒体1にはこの
時点で転写像と反対の像が残存している。
しかし、この転写記録媒体1は第1図(A)に示す如く
、巻き取りロール6に巻き取られる際に、前記像が残存
した転写記録層1bとカセッl−Cに設けた接触部材5
5のシャープエツジ55aとが圧接する。この状態で転
写記録媒体1が巻き取りロール6に巻き取られると、前
記転写記録層1bがシャープエツジ55aで擦られ、該
転写記録層1bに残存している画像形成素体が削り取ら
れる。従って、転写記録層1bに残存していた像は消去
されて判読不能となって巻き取りロール6に巻き取られ
る。
尚、前記削り取られた画像形成素体はカセッ)C内に貯
蔵され、他に散らばるごとがない。
上記の如くして2色の記録がワンショットで行われるも
のである。
また、転写記録媒体1を全て巻き取りロール6に巻き取
った後は、カセットCを装置Mから外し、カセットCの
カバー54を閉じて廃棄すれば良く、この廃棄処理に手
を汚すことなく、また廃棄した転写記録媒体1から機密
情報が漏れる恐れもない。
〈他の実施例〉 次に前述した実施例に於いて、各部の他の実施例につい
て説明する。
(1)カセット 前述の実施例では転写記録層1bに接触部材55のシャ
ープエツジ55aを圧接するようにしたが、前記接触部
+A’ 55の代わりに第14図に示すように、通電に
より発熱する発熱抵抗体58aを内蔵した接触部材58
を設け、該接触部材58を転写記録層1bに圧接し、転
写部4を通過した後の転写記録N1bを加熱すると共に
擦るように構成しても良い。
尚、第14図中、59は発熱抵抗体58aとリート線6
0゜を介して接続されたピンであり、該ピン59を所定
の電源に接続する。このようにすると、転写記録層1b
は加熱されて付着剤が軟化し、且つ擦られることによっ
て残存情報が容易に消去される。
尚、前記発熱抵抗体58aによる加熱温度としては約9
0〜100°C程度が適当であり、そのための温度制御
手段は第12図に示す如きザーミスタにより温度を検出
して制御する構成でも良く、また他の温度制御手段でも
かまわない。
また発熱抵抗体58aを内蔵した接触部材58の形状と
しては第14図の如く丸棒状であっても良く、第13図
の如くシャープエツジを存する形状、或いは角形状であ
っても良い。
更に前記の如く転写記録媒体1を加熱する構成にあって
は、カセッ)C内に転写記録媒体1と非接触の加熱手段
を設け、該手段によって巻き取られる転写記録媒体1に
熱印加するようにしても像消去は可能である。
また他の実施例としてカセットC内にシート状のヒータ
を設け、該ヒータと接続した商用電源用プラグをフレー
ム50に設けるようにしても良い。
この場合は転写記録媒体1を巻き取り終了後、カセット
Cを装置外へ取り出して、商用電源によりヒータを加熱
することで巻き取った転写記録媒体1を一体的に固着す
ることで、残存情報を消去して判読不能とすることが出
来る。
また他の実施例として、前記接触部材55を振動させる
ようにしても良い。例えば、前記接触部材55に電歪素
子等の振動子を取り付け、該振動子を転写記録媒体Iの
搬送に対応して振動させるようにすれば、転写記録層1
bが前記接触部材55によってより確実に削り取られ、
転写記録層1bに残存した像をより確実に消去すること
が可能となる。
また他の実施例として、転写記録媒体1を裁断すること
によって、使用済みの転写記録媒体1から機密情報が漏
れるのを防止するようにしても良い。例えば第15図に
示す如く、カセットC内に転写記録媒体1の搬送ローラ
対61a、61bを設け、該ローラ対61a、61bよ
りも転写記録媒体1の搬送方向下流側に裁断ローラ対6
2a、62bを設け、前記両ローラ対間にガイドブレー
ト63a、63bを配置する。更に前記ローラ対のうち
、搬送ローラ61a及び裁断ローラ62aはカップリン
グ53と図示しないギヤ列、或いはヘルド等の駆動伝達
系を介して連結し、モーター等と連結したカップリング
53が駆動回転すると、該駆動力によって搬送ローラ6
1a及び裁断ローラ62aが回転するように構成する。
また他方の搬送ローラ61b、裁断ローラ62b及びガ
イドプレート63bは開閉可能なカバー54に取り付け
、カバー54を矢印e方向に開放すると該カバー54と
共に矢印e方向に退避し、カバー54を閉じると搬送ロ
ーラ61bは搬送ローラ61aと圧接し、裁断ローラ対
62−a、62bは第16図(Δ)、(B)に示すよう
に相互の裁断刃62cが噛合するように構成する。尚、
前記裁断ローラ対62a、62bは通常の書類等を裁断
するための裁断機に用いられるものと同一構造で良い。
上記構成のカセットCを前述の記録装置に装填して使用
する場合には、カバー54を開放して転写記録媒体1を
搬送ローラ61a、裁断ローラ62a上に置き、その状
態でカバー54を閉しる。次に記録が開始すると、記録
動作に応してカップリング53に回転力が伝達され、搬
送ローラ対61a、61bが回転して転写記録媒体1を
裁断ローラ対52a、62bへ搬送し、該ローラ対62
a、62bによって転写記録媒体1を細かく裁断する。
従って、裁断後の転写記録媒体1には残像が消去された
状態となってカセットC内に収められるため、使用済み
のカセットCはそのまま廃棄しても機密情報が漏れるよ
うな恐れはない。
また前述の実施例では熱と光エネルギーが付与されると
転写特性が変化する転写記録媒体を使用する記録装置に
装填した場合で説明したが、前記構成のカセットCはそ
のような装置に装填する場合に限定する必要はなく、他
にも例えば熱熔融性インクを塗布してなる転写記録媒体
(以下「インクシート」という)をサーマルヘンドで選
択的に加熱して像転写を行う、所謂感熱転写記録装置に
装填しても良い。即ち、感熱転写記録装置に於いてもイ
ンクシートには転写後に像が残存するが、この場合も前
記力士ンI−Cの接触部材にインクシートのインク塗布
面を接触させてインクを削りとり、或いは加熱手段によ
りインクを溶融することによって残存している像を消去
することが出来る。
(2)転写記録媒体 前述の実施例では2色記録の例で説明したが、本件出願
人が特願昭61−128814号で明らかにしたように
、画像形成素体を構成する着色剤及び光開始剤の種類を
適宜選定し、且つ前記光開始剤を反応させる波長の光源
を選定し、前記出願に係るプロセスを用いることによっ
て、単色、或いは3色以上の多色、或いはフルカラーの
記録画像を得ることも出来る。
更に前jAcの実施例に於いては、光エネルギーと熱エ
ネルギーによって着色剤を含んだ高分子材料の転写記録
層1bの軟化点温度の変化によって、記録紙8へ像を転
写記録する例を示したが、記録紙8への接着特性、或い
は昇華特性の違いによって像を転写記録するようにして
も良い。或いは記録紙8に発色性をもたせて、その記録
紙8の発色特性を変化させるような層を転写記録媒体1
に設け、該転写記録媒体1に形成した像を記録紙8へ転
写することによって画像を得るように構成しても良い。
また転写記録層1bに付与する第1のエネルギー及び第
2のエネルギーは、前述の熱及び光エネルギーに限定さ
れるものではなく、例えば圧力エネルギー等地のエネル
ギーにより像を形成するようにしても良い。
また支持体1aの材料としては、前述のポリエチレンテ
レフタレートの他に、例えばポリアミド、或いはポリイ
ミド、コンデンサー紙、セロハン紙等も使用出来る。
また転写記録層1bとしては、複数種のエネルギーによ
り物性が変化して転写像を形成出来るものであれば、任
意の転写記録層を使用することが出来る。例えば、複数
種のエネルギーを付与することにより、溶融温度、軟化
点、ガラス転移点、=36− 粘度等の物性が変わる転写記録層を用いれば転写像を形
成することが出来る。
転写記録層1bをなす画像形成素体には、感応成分と着
色成分が含存されているが、感応成分には光及び熱のエ
ネルギーのように、複数のエネルギーが付与されたとき
に物性変化の感応が開始するもの、或いは物性変化の反
応速度が急、激に変化するものを用いることが好ましい
前記感応成分に含まれる高分子化成分としては、重合反
応又は架橋感応を起こす成分であり、例えばモノマー、
オリゴマー又はポリマーが挙げられる。
前記モノマー或いはオリゴマーとしては、例えばポリケ
イ皮酸ビニル、p−メトキシケイ皮酸−コハク酸半エス
テル等、或いはエポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系
樹脂等の末端或いは側鎖に反応基を有するものが挙げら
れる。
重合性モノマーとしては、例えばエチレングリコールジ
アクリレート、プロピレングリコールジアクリレート等
が挙げられる。
また前記重合性モノマー又はオリゴマーを用いる場合に
は、層形成性も向上させるために、セルロースアセテー
トスクシネート、メチル・メタクリレート−ヒドロキシ
エチルメタンリレートコポリマー等を含有させても良い
高分子化成分の反応を生しさせるために、必要に応して
反応開始剤が添加される。反応開始剤としては、例えば
アゾ化合物、有機イオウ化合物、カルギニル化合物、ハ
ロゲン化合物等のラジカル開始剤が好ましい。
また特に、光と熱エネルギーの両方を受けて転写像を形
成する場合の転写記録層の構成には、前記した光エネル
ギーを受けて作用する反応開始剤と高分子化成分との反
応で反応速度の温度依存性の大きい組合せとなるように
、反応開始剤と高分子化成分の種類を選べば良い。
例えば、メタクリル酸エステル、或いはアクリル酸エス
テルの共重合体等の官能基をもつ重合性プレポリマー、
テトラエチレングリコール・ジアクリレート等の感光性
架橋剤、ヘンヅフェノン、ミケラーズケトン等の反応開
始剤の組合せが挙げられる。
着色成分は、光学的に認識出来る画像を形成するために
含有させる成分であり、各種顔料、染料が適宜用いられ
る。このような顔料、染料の例としては、カーホンブラ
ックや黄鉛等の$f、機顔料、ビクトリアブルーレーク
、ファスI・スカイブルー等の有機顔料、ロイコ染料、
フタロシアニン染料等の着色剤等が挙げられる。
その他、転写記録層1bにはハイドロキノン、p−メト
キシフェノール等の安定化剤が含まれても良い。
更に反応開始剤のエネルギーに対する活性化を高めるた
めのP−ニトロアニリン、1,2−ヘンシアントラキノ
ン等の増感剤が転写記録層に含まれても良い。
更に転写記録層1bには着色剤、感応成分の他に、バイ
ンダーとして樹脂、ワンクス或いは液晶を混合しても良
い。
前記バインダーとして使用される樹脂としては、例えば
ポリエステル系、ポリアミド系等が挙げられ、これらを
1種或いは2種以上混合して用いても良い。
またワックス類のバインダーとしては、例えば7 キャ
ンデリラワックス、カルナバワックス等の植物性ワック
ス、鯨ロウ等の動物性ワックス、モンタンワックス等の
鉱物系ワックス、或いは脂肪酸や脂肪酸アミド、エステ
ル等からなる合成ワンクス等を用いることが出来、更に
は前記ワックス類を1種或いは2種以上混合して用いて
も良い。
またバインダーとして使用する液晶としては、コレステ
ロールヘキサノエート、コレステロールヘキノエート等
が挙げられる。
転写記録層1bを構成する画像形成素体にマイクロカプ
セルを使用する場合には、コア部に前記説明した材料を
含有させるが、マイクロカプセルの壁材に用いられる材
料としては、ゼラチンとアラヒアゴム、ニトロセルロー
ス、エチルセルロース等のセルロース系、ポリエチレン
、ボリスヂレン等のポリマー系等が挙げられる。
(3)記録部 前述の実施例では記録部3に於いて、転写記録媒体1の
転写記録層1b側から所望の色に応じた所定波長の光を
一様に照射すると共に、支持体1a側から画信号に応じ
た熱を印加する構成であったが、他の実施例として熱を
一様に印加すると共に、所定の光を画信号に応じて照射
する構成にしても良い。
また支持体1aを透光性の材質で構成すれば、支持体1
a側から光を照射すると共に、転写記録層1b側から熱
を印加する構成にしても良い。
更に前述の実施例では支持体1aを挾んで光照射と熱印
加を行ったが、これとは別に支持体1aの片側から光照
射と熱印加の双方を行うようにしても像形成は可能であ
る。
また加熱手段としては、前述の紀行ヘッド3aを用いる
方法の他に、YAGレーザーとポリゴンミラーを用いて
選択的に加熱する方法等を使用しても良い。
また光照射手段としては、前述の蛍光灯3c。
3dを用いる方法の他、例えばLEDアレイを用いる方
法、或いはキセノンランプと材料の吸光特性に合ったフ
ィルターを用いる方法等が使用出来る。
尚、前述の実施例では転写記録層1bに光エネルギーと
熱エネルギーとを同時に付与するようにしたが、光エネ
ルギーと熱エネルギーとは別々に付与する構成であって
も、結果的に両エネルギーが付与される構成であれば良
い。
(4)転写部 転写部4は転写ローラ4a及び加圧ローラ4bのように
ローラ状のものに限定されるものでなく、例えば回転ベ
ルトの如きもの等所望の圧が得られる構成であれば良い
また必要に応して転写部4で画像転写された被記録媒体
の像を定着させる為の定着手段を被記録媒体の搬送方向
であって、剥離ローラ5の下流側に設けるようにしても
良い。
(5)被記録媒体 被記録媒体としては、前述の記録紙に限定されるもので
なく、例えばオーバーヘッドプロジェクタ−(OHP)
用のプラスデックシート等も当然に使用することが出来
る。
〈発明の効果〉 本発明は上述の如く、転写記録媒体を収容するカセット
に残像消去手段を設+3たために、使用済みの転写記録
媒体をカセットごと廃棄しても機密情報が漏れることが
なく、また廃棄に際しても転写記録媒体に直接触れるこ
となく極めて容易に廃棄することが出来る。
また前記カセットを用いた記録装置にあっては転写記録
媒体への像の形成と、この像の被記録媒体への転写を順
次行うので、表面平滑度の比較的低い被記録媒体にも画
像の記録を良好に行うことが出来る。また本発明を多色
記録に応用した場合には、被記録媒体に複雑な動きをさ
せることなく多色の画像を得ることが出来、且つ転写記
録媒体の処理も容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、 (B)は本発明の一実施例の全体模式
説明図、第2図は転写記録媒体の構成説明図、第3図は
転写記録媒体中の光開始剤の吸光特性を示すグラフ、第
4図は光照射手段の分光特性を示すグラフ、第5図は熱
及び光をイ1与するタイミングチャート、第6図は制御
系のブロック図、第7図及び第8図は記録動作のタイミ
ングチャート、第9図は各部材間の関係を示す説明図、
第10図は各信号の送出を行うシーケンステーブルの説
明図、第11図は記録動作のフローチャート、第12図
は転写ローラ4aの温度制御系の説明図、第13図はカ
セットの構成説明図、第14図及び第15図はカセット
の他の実施例の説明図、第16図(八)は裁断ローラの
正面説明図、第16図(B)はその側面説明図である。 1は転写記録媒体、1aは支持体、1bは転写記録層、
lc、ldはコア、1eはシェル、1fは付着剤、2は
供給ロール、2aは供給ロール軸、3は記録部、3aは
記録ヘッド、3bは発熱素子列、3c、3dは蛍光灯、
3eはスリット板、4ば転写部、4aは転写ローラ、4
bは加圧ローラ、4cはヒータ、5は剥離ローラ、6は
巻き取りロール、7はカセット、8は記録紙、9は給送
ローラ、10a、10bばレジストローラ、11は排出
トレー、12a、12b、12cはガイドローラ、13
a、13bは排出ローラ、20は制御部、20aはCP
U、20bはROM、20cはRAM、21はインター
フェース、22は操作パネル、23は像形成タイミング
発生器、24は給送モータードライバー、25は搬送モ
ータードライバー、26はレジストセンサー、26aは
LED、26bはフォトトランジスタ、27.28は蛍
光灯点灯装置、30は給送モーター、31は搬送モータ
ー、32は外部画信号発生器、33はサーミスタ、34
は抵抗、35はコンパレータ、36はリレードライバー
、37はリレー、Cはカセット、50はフレーム、50
aは開口部、50bはガイド孔、51は軸、52はフラ
ンジ、53はカップリング、54はカバー、54aは把
手、55は接触部材、55aはシャープエツジ、55b
はアーム、55cは突起、56は軸、57は引っ張りス
プリング、58は接触部月、58aは発熱抵抗体、59
はピン、60はリード線、61a、61bは搬送ローラ
、62a、62bは裁断ローラ、63a、63bはガイ
ドプレー1−である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)転写記録層にエネルギーを選択印加し、被記録媒
    体に像を転写した後の転写記録媒体を収容するためのカ
    セットであって、 前記転写記録媒体を収容するための収容部と、前記転写
    記録層に残存した像を消去するための消去手段と、 を有することを特徴としたカセット。
  2. (2)前記消去手段が、転写記録媒体を加熱する手段よ
    りなる特許請求の範囲第1項記載のカセット。
  3. (3)前記加熱手段が通電発熱手段よりなり、通電のた
    めのピン若しくはプラグを有してなる特許請求の範囲第
    2項記載のカセット。
  4. (4)前記消去手段が、転写記録層に接触する手段より
    なる特許請求の範囲第1項記載のカセット。
  5. (5)前記接触手段が振動手段を有してなる特許請求の
    範囲第4項記載のカセット。
  6. (6)前記消去手段が、転写記録媒体を裁断する手段よ
    りなる特許請求の範囲第1項記載のカセット。
  7. (7)第1のエネルギーと、前記第1のエネルギーとは
    異なった第2のエネルギーとが付与されることによって
    転写特性が変化する転写記録層を有する転写記録媒体を
    搬送するための搬送手段と、前記搬送手段によって搬送
    される前記転写記録媒体の搬送経路に沿って設けられた
    、前記転写記録媒体に前記第1のエネルギーを付与する
    ための第1エネルギー付与手段と、前記第2のエネルギ
    ーを付与するための第2エネルギー付与手段とを有する
    記録部と、 前記記録部で前記転写記録媒体に形成された像を被記録
    媒体に転写するための転写部と、 前記転写部を通過した転写記録媒体を収容するための収
    容部と、前記転写記録層に残存した像を消去するための
    消去手段とを有するカセットと、を有することを特徴と
    した記録装置。
  8. (8)前記第1のエネルギーが熱であり、第2のエネル
    ギーが光である特許請求の範囲第7項記載の記録装置。
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