JPH0113345Y2 - - Google Patents

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JPH0113345Y2
JPH0113345Y2 JP1984162247U JP16224784U JPH0113345Y2 JP H0113345 Y2 JPH0113345 Y2 JP H0113345Y2 JP 1984162247 U JP1984162247 U JP 1984162247U JP 16224784 U JP16224784 U JP 16224784U JP H0113345 Y2 JPH0113345 Y2 JP H0113345Y2
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JP
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cable
shell body
semi
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retaining ring
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、高周波用同軸コネクタに関するも
のである。より詳細に述べるならば、銅等の半硬
質金属材料で形成された管状外側導体を備えた同
軸ケーブル、すなわちセミリジツドケーブルに装
着される高周波用同軸コネクタに関するものであ
る。
(従来の技術) 上述のようなセミリジツドケーブルを同軸コネ
クタの結線部に接続する公知技術としては、特開
昭56−15573号に開示されるものがある。この従
来のコネクタは、結線のための本体部、フエルー
ル、結合リングが結線前にはばらばらであるので
取扱い及び結線がしにくいこと、また結線作業に
は、特殊な結線工具を用いねばならないので非常
に不便である。さらにコネクタ部品の精度と、組
立工具の精度が輻湊するので、結線の安定性を確
保するには、両者の精度を一段と上げなければな
らず、コスト高となつてしまうという問題点があ
つた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は上述の従来の問題点を解決せんとす
るもので、結線前には各部品が分離することがな
く取扱い易く、結線時にあつては、特殊な結線工
具を必要とせず、相手コネクタと結合するのみ
で、セミリジツドケーブルをコネクタに装着結線
できるセミリジツドケーブル用同軸コネクタを提
供する。
(2) 考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は、上述の従来の問題点を解決するため
に、 内周面でセミリジツドケーブルに接面しかつ軸
方向にスリツトを有するスリーブ状のケーブル押
えリングと、 上記ケーブル押えリングの外側に配されるスリ
ーブ状のシエル本体と、 上記ケーブル押えリングとシエル本体とを包囲
しかつ相手コネクタとねじ結合する結合ナツトと
を備え、下述のごとく構成される。
セミリジツドケーブルと結合ナツトとで形成さ
れる空間内では、内側にケーブル押えリングが、
そしてその外側にシエル本体が配されている。ケ
ーブル押えリングの外周面及びシエル本体の内周
面には環状突部と環状溝が交互に設けられ、両者
は軸方向に係止しあつている。すなわち、ケーブ
ル押えリングの外周面に設けられた環状突部の外
径は、シエル本体の内周面に設けられた環状突部
の内径よりも大きい。しかし両者は、スリツトを
有するケーブル押えに半径方向に外力を加えて一
時的に弾性変形させてケーブル押えリングの環状
突部を縮径せしめ、かかる状態下でシエル本体を
その環状突部が上記縮径されたケーブル押えリン
グの環状突部を乗り越えるように組み込まれ、し
かる後上記外力を解除して、互いに係止しあうよ
うになる。したがつてケーブル押えリングの外周
面の環状突部の外径とシエル本体の内周面の環状
突部の内径との差は、上記弾性変形による最大縮
径寸法でなくてはならない。それ故に環状突部の
断面形状は上記乗り越えに適したものがよく、三
角形あるいは矩形ならば隅部を面取りしておくの
が望ましい。またこのことは換言するならば、ケ
ーブル押えリングとシエル本体に相対的に軸方向
に強制力を加えれば、一方の環状突部が他方の環
状突部の上に乗り上げ、ケーブル押えリングはそ
のスリツトによつて縮径変形することをも意味し
ている。
また、ケーブル押えリングもしくはシエル本体
は、結合ナツトと軸方向に係止し合つている。係
止の形態は、例えば上記ケーブル押えリングとシ
エル本体との係止と同様なことが考えられる。
このようにして、本考案ではケーブル押えリン
グ、シエル本体、結合ナツトは結線前において互
いに分離しない一つのユニツトとしてまとめられ
ている。
(作用) 上述のごとくの本考案のセミリジツドケーブル
用同軸コネクタを用いた結線は次の要領のもとに
行われる。
先ず、結線されるべきセミリジツドケーブルの
一端を本考案コネクタのケーブル押えリングに挿
入する。そして該ケーブルから中心導体を露呈せ
しめ結線に適した先端形状に加工する。該加工
は、勿論当初になされていてもよい。
次に上記セミリジツドケーブルの中心導体先端
を相手方の雌コンタクト内に挿入し、そして上記
コネクタの結合ナツトを相手方コネクタに螺合さ
せ、これを強固に締めつける。
結合ナツトが強固に締められると、ケーブル押
えリングとシエル本体は軸方向に強い強制力を受
け、シエル本体の環状突部はケーブル押えリング
の環状突部に乗り上げ、その結果軸方向にスリツ
トを有するケーブル押えリングは内方に圧せられ
縮径変形する。すなわちセミリジツドケーブルは
上記縮径したケーブル押えリングによつて堅持さ
れることとなる。
かくして、コネクタの結合が終了する。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図ないし第4図にも
とづいて説明する。
第1図は第一実施例の同軸コネクタを一部破断
した分解斜視図である。図中10はシエル本体、
20はケーブル押えリング、30は結合ナツト、
40はシールド部材、50はセミリジツドケーブ
ルである。
シエル本体10は金属材料で円筒スリーブ状に
作られ、その内周面の前半部(第1図において右
側半分を指称する)には、ケーブル端部を受け止
めるフランジ部11及びケーブルの外周面を受け
入れる受面12を設け、該シエル本体10の内周
面の後半部には、ほぼ中央部の環状溝14の両側
に環状突部13,15が形成されている。該シエ
ル本体10の外周面にはその前半部を小径部1
6、そして後半部を大径部17とし、両者は段部
18で接続されている。
ケーブル押えリング20は、弾性を有する金属
材料で円周スリーブ状に作られ、該ケーブル押え
リング20の前半部には円周方向の複数位置に軸
方向に延びるスリツト21を有し、また前半部の
ほぼ中央位置に設けられた円周溝23をはさんで
両側に環状突部22,24が形成され、さらに環
状突部の後方にはフランジ部25および円筒状の
カシメ部26を順次備えている。
上記ケーブル押えリングの環状突部22,24
の外径は、シエル本体の環状突部13,15の内
径よりも大きくかつその段差はスリツトを有する
ケーブル押えリングの半径方向の最大縮径量内に
設定されている。
結合ナツト30は金属材料で堅牢に作られてお
り、外観形状は六角形とされスパナ等の工具で回
転可能とされている。該ナツト30の内周面の前
半部には相手コネクタとねじ結合するためのねじ
部31を備えている。内周面後半部には上記ケー
ブル押えリング20のフランジ部25に当接し、
さらに該リング20のカシメ部26と回転自在で
軸方向に係止する後端突部32を有している。こ
のように結合ナツト30は、ケーブル押えリング
20のカシメ部26でカシメ付けされているがそ
の他の方法例えばバネ性の止めリング等によつて
も固定され得るものである。
シエル本体の外周段部18にはシールド部材4
0が嵌着されている。該シールド部材40は例え
ば合成ゴム材のリング状となつている。このシー
ルド部材40は相手コネクタと結合した際の防塵
及び防滴の役目をする。
セミリジツドケーブル50は前述のごとく外側
に半硬質金属で作られた外側導体51とその内側
に絶縁体52および中心導体53で構成されてい
る。
このように構成されているコネクタを組み込む
方法は下記のごとくの手順で行われる。
先ず、結合ナツト30の内側のねじ部31側
の開口にケーブル押えリング20をその後端す
なわちカシメ部26側より挿入し、フランジ2
5を結合ナツト30の後端突部32に当接さ
せ、その状態にてカシメ治具(図示せず)にて
ケーブル押えリング20のカシメ部26を第1
図および第2図に開示してあるごとく結合ナツ
ト30が自在に回転するように(但し前後のガ
タを最少にするように)カシメ付けする(第1
図参照)。
次に、シエル本体10の小径部16にシール
ド部材40を挿入し段部18に当接させ固定す
る。
シールド部材40を固定したシエル本体10
を結合ナツト30のねじ部31側の開口より挿
入する。するとシエル本体10の内周面の環状
突部15の面取り部15′とケーブル押えリン
グ20の環状突部22の先端の傾斜部22′と
が当接する。この状態でシエル本体10をさら
に上記挿入方向に強く押し込めると、該ケーブ
ル押えリング20のスリツト部分はスリツト2
1の存在のために弾性を有しており、内方に絞
り込まれる(縮径する)ことになり該シエル本
体の環状突部15は、ケーブル押えリングの環
状突部22を乗り越えてケーブル押えリングの
環状溝23に嵌まり込むと同時にケーブル押え
リング20のスリツト部分は元の自由状態の寸
法に復帰し、第2図によく開示されているごと
く、シエル本体10はケーブル押えリング20
に軸方向に係止される。
かくして、本考案のコネクタの各部品は分離
することのないユニツトとしてまとめられる。
次に上述のごとく第2図のようなユニツト状に
組み込まれたコネクタを結線現場例えば山頂の
マイクロウエーブの中継所等にて結線すること
となるが、その結線は下記の要領で行われる。
まず、セミリジツドケーブル50は第1図に
開示するごとく中心導体53を、相手コネクタ
の雌コンタクトに適合する形状に加工する。こ
の加工は前もつて工場にて加工しておいてもよ
い。
次に第2図に示されるコネクタの上部開口よ
りセミリジツドケーブル50の先端を挿入す
る。するとセミリジツドケーブル50の中心導
体51と絶縁体52の先端部は、シエル本体1
0のフランジ部11に当接する。そしてそのま
まの状態にて該コネクタを相手コネクタ60に
嵌合させた後そしてさらに結合ナツト30を相
手コネクタ60の外装シエル61のねじ部62
に螺合させる。そうするとシエル本体10の先
端に設けられたフランジ部11は相手コネクタ
の外装シエル61の内側段部63に当接するこ
とになり、該シエル本体10はその当接により
後方に移動することになつて、その環状突部1
5の面取り部15′とケーブル押えリング20
の環状突部24に設けられた傾斜部24′が当
接し、さらにシエル本体10の環状突部13に
設けられた面取り部13′とケーブル押えリン
グ20の環状突部22の傾斜部22′が当接す
ることになる。そして結合ナツト30をもう少
し締めると、ケーブル押えリング20のスリツ
ト部分は、上記面取り部に作用する半径方向内
方に向く分力によつて弾性的に縮径変形し、さ
らに結合ナツト30をスパナ等にて結合方向に
回転するとシエル本体の環状突部15,13は
ケーブル押えリングの環状突部24,22にそ
れぞれ乗り上げ、ケーブル押えリング20のス
リツト部分はさらに強く絞られて、セミリジツ
ドケーブル50の外側導体51の表皮に強力に
食い込み固着されることになる(第3図参照)。
第4図は本考案の第二実施例である。本実施例
では、ケーブル押えリング20′の内周面27に、
外周面の環状突部22,24に対応した位置に内
凸部27A,27Bをそれぞれ設け、両者間に溝
27Cが形成されている。その他の構成は前実施
例の場合と同一である。
このようなケーブル押えリング20を用いるな
らば、前実施例の場合より、より強力にケーブル
押えリング20の内周面27はセミリジツドケー
ブル50の外部導体51に食い込み、ケーブル押
えリング20′とケーブル50は強く固着し一体
化することになり信頼性が高まる。
第5図は本考案の第三実施例を示している。ケ
ーブル押えリング20″の内周面27の前半部に
ナール部27Dを設けることにより前述の第二実
施例と同様にケーブル押えリング20′とケーブ
ル50とを強く固着することができる。
(3) 考案の効果 以上のような本考案によるならば次のような効
果を得ることができる。
本考案のコネクタは、全ての部品が組み込ま
れたユニツト化された状態で結線可能であるの
で、結線前の取扱い及び結線作業が非常に容易
である。
結線の際にはスパナのみで結線できるので特
殊な工具が不要となり、設備・工具のととのつ
ていない現地での結線も可能である。
特殊な結線工具が不要であるので、コネクタ
の各部品の精度は輻湊することがないので、部
品の加工精度をあげる必要はなく、コストが低
減化される。
ケーブル外皮に強力に固着することができる
ので接続信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例のコネクタの各部
品を分離配置した部分破断斜視図、第2図は第1
図のコネクタの組み込み状態の半断面図、第3図
は第2図のコネクタを相手コネクタと結合したと
きの半断面図、第4図は本考案の第二実施例のコ
ネクタの半断面図、第5図は本考案の第三実施例
のコネクタの半断面図である。 10……シエル本体、13,15……シエル本
体の環状突部、20……ケーブル押えリング、2
1……スリツト、22,24……ケーブル押えリ
ングの環状突部、30……結合ナツト、50……
セミリジツドケーブル、60……相手コネクタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内周面でセミリジツドケーブルに接面しかつ
    軸方向にスリツトを有するスリーブ状のケーブ
    ル押えリングと、 上記ケーブル押えリングの外側に配されるス
    リーブ状のシエル本体と、 上記ケーブル押えリングとシェル本体とを包
    囲しかつ相手コネクタとねじ結合する結合ナツ
    トとを備え、 ケーブル押えリングの外周面及びシエル本体
    の内周面には、両者が互いに軸方向に係止しあ
    う環状突部及び環状溝が交互に設けられ、両者
    の環状突部は、結合ナツト締めつけの際の軸方
    向強制力によつて相対的に軸方向に移動して乗
    り上げ可能な径に形成され、 上記ケーブル押えリングもしくはシエル本体
    は、結合ナツトと軸方向に係止し合つている、 ことを特徴とするセミリジツドケーブル用同軸
    コネクタ。 (2) ケーブル押えリングの内周面には、溝部が設
    けられていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第(1)項記載のセミリジツドケーブル用
    同軸コネクタ。 (3) ケーブル押えリングの内周面は、ナール状で
    あることを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載のセミリジツドケーブル用同軸コネ
    クタ。
JP1984162247U 1984-10-29 1984-10-29 Expired JPH0113345Y2 (ja)

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