JPH01133126A - 座標読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁誘導を用いた座標読取装置に関する。

〔発明の概要〕

Ｘ軸およびＹ軸に配置された複数のセンスラインから成
る座標読取板の周囲にコイルを併設すると共に、このコ
イルに交流電流を流すと同時に、前記座標読取板上の座
標検出位置に、？：ＩＩ透磁率から高飽和磁束密度特性
を有する高磁力線誘導体であるフェライトなどを配置す
る事で、前記コイルから放出される磁力線を誘導するこ
とによって前記センスラインに他のセンスラインよりも
多くの電磁誘導を発生させて座標検出を行うようにした
。

〔従来の技術〕

従来、第７図に示すように電磁誘導を用いた座標読取装
置では、センスライン１ａに電磁誘導を発生させるため
に、座標指示器４に微小コイルを具備し、このコイルに
交流電流を流して、前記センスラインｌａに電磁誘導で
発生した起電力を走査回路１ｂによって走査し、増幅・
Ａ／Ｄ変換および演算回路等の処理回路５によって座標
を検出していた。

（発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、座標読取装置の操作性を考慮した場合、
座標指示器に接続された微小コイルを駆動するためのワ
イヤは、操作者の腕や座標読取板上を大きく制約してい
たと共に、微小コイルやワイヤの断線による信頬性確保
等で製造コストが上昇してしまった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、前記問題点を解決するために座標検出板の周
囲に交流電流により駆動されるコイルを併設すると共に
、高透磁率かつ高飽和磁束密度の高磁力線誘導特性を持
つフェライトなどによって前記コイルから発生する磁力
線を誘導し、この誘導された磁力線とセンスラインとで
電磁誘導を発生させて位置を検出するようにした。

〔作用〕

座標読取装置に併設して設けたコイルからは、交流駆動
信号に応じて向きの異なる磁力線が発生する。この磁力
線をフェライトなどの高磁力線誘導特性を有する材料で
一部を構成した指示器によって誘導し、座標読取板に配
設したセンスラインに前記磁力線を導いて電磁誘導を発
生させて、フェライトの置かれた位置（座標検出位置）
を検出した。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は、本発明の一実施例を示す平面図であり、座標読取
板１には複数のセンスラインｌａが配設されている。全
てのセンスラインの一端は走査回路１ｂのスイッチに接
続され、図示しない増幅回路やＡ／Ｄ変換回路および演
算制ｉＴ１回路等の処理回路によって座標が検出される
。２は座標読取仮に併設して設けられたコイルであり、
コイル駆動回路によって交流電流が流され、座標読取板
の周囲に磁界を発生させている。６は座標を指示するた
めのフェライトであり、前記コイルにより発生した磁界
の磁力線の多くはフェライト６に誘導されている。

第２図は、空中に放出された磁力線を高い効率で誘導し
ているフェライトの特性を示す図であり、この特性は電
子機器等の不要電磁波遮蔽対策として広く用いられてい
る。

第３図は、通常時の磁力線の分布を示す図であり、座標
読取板ｌに併設されたコイル２がらは、距離に応じた強
度を有した磁力＆１２ａが発生している。この時、座標
読取板に配設された複数のセンスライン１ａには、磁力
線の強さに応じた誘導信号１ｃが第３図に示すように発
生する。

第５図は、フェライトを用いて座標読取を行った時の誘
導信号の出力状況を示した図である。座標読取板１にフ
ェライトを置くことにより、コイル２から均等に発生し
ていた磁力線２ａは、フェライト６に誘導され、フェラ
イトが置かれた近傍のセンスラインに多くの磁力線が走
ることになる。

第６図は、フェライトによって誘導された磁力線、によ
ってセンスラインに発生した起電力１ｃの分布を示した
図である。図で明らかのようにフェライトが置かれた近
傍のセンスラインには、誘導された磁力線に応じた起電
力が発生する。センスラインに発生した起電力から座標
を検出することは、従来通りに増幅回路やＡ／Ｄ変換等
の座標処理回路により行われる。

なお、座標読取板の大きさにより、座標読取板に併設す
るコイルの仕様やこのコイルに流す交流電流および、フ
ェライトの大きさ等は、適時最適な値が選択される。ま
た、処理回路の性能によりその値が変更されることは言
うまでもない上記の説明では、高透磁率および高飽和磁
束密度の磁気特性を有する材料としてフェライトを用い
た場合で記述したが、同様の磁気特性を有する鉄、パー
マロイ、珪素鉄などを用いても同様の目的と効果を達成
できる。

〔発明の効果〕

以上、説明したように本発明の座標読取装置は、交流磁
界を発生する微小コイルを座標指示器に使用しないため
、前記座標指示器をコードレスにすることができ操作性
を大きく向上させることができる。また、微小コイルや
接続コードが不要なので、製造上のコスト低減と信頼性
向上にも寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す平面図、第２図は、
フェライトの特性を示す図、第３図は、通常時の磁力線
の分布図、第４図は、第３図の磁力線の分布に対応する
誘導信号の分布図、第５図は、フェライトを用いた時の
磁力線の分布図、第６図は、第５図の磁力線の分布に対
応する誘導信号の分布図、第７図は、従来の座標読取装
置を示す図である。 １、座標読取板 ２、コイル ３、コイル駆動回路 ６、フェライト 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社 −λライトと用い代時の磁力ｆ泉、の分グ図第５図 第６図 従来の度ａ誂取装置Σ示↑図 第７図　２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数のセンスラインを配設した座標読取板と、この座標
   読取板の周囲に併設して設けられ、交流電流により駆動
   されるコイルを具備し、前記座標読取板の座標検出位置
   に高透磁率かつ高飽和磁束密度の磁気特性を有する材料
   を配置する事で、前記コイルから放出される磁力線を誘
   導することによって、座標を検出することを特徴とする
   座標読取装置。