JPH01132718A - 無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

無方向性電磁鋼板の製造方法

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JPH01132718A
JPH01132718A JP29146987A JP29146987A JPH01132718A JP H01132718 A JPH01132718 A JP H01132718A JP 29146987 A JP29146987 A JP 29146987A JP 29146987 A JP29146987 A JP 29146987A JP H01132718 A JPH01132718 A JP H01132718A
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JP
Japan
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annealing
steel strip
hot
compd
oriented electrical
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Application number
JP29146987A
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English (en)
Inventor
Taisei Nakayama
大成 中山
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、無方向性型v71m板の製造において、中
間焼鈍前の銅帯表面に髄化合物層を形成することにより
、磁気特性の優れた電磁鋼板を製造する方法に関する。
従来の技術 電磁鋼板は、方向性型!1illl板と無方向性電磁鋼
板に大別され、磁性が圧延方向とこれに直角な方向とで
差の少ない無方向性電磁鋼板が多く生産されている。こ
の無方向性型w1鋼板の品質は、一般に鉄損値によって
評価され、その鉄損値の低いものほど高級品といえる。
したがって、高級化するほどSL含有量が多くなり、ま
たNが少量添加される。
無方向性電磁鋼板の製造過程において冷間圧延する際、
SL、#含有量の高いものは熱延鋼板での焼鈍をしなけ
ればリジングが発生することが知れており、またSL、
ANの含有量にかかわらず焼鈍工程においても脱炭が容
易であり、結晶粒の調部が可能で磁性改善上で重要であ
る。そのため、無方向性電磁鋼板の製造は、一般にLD
転炉で溶製されたけい素鋼スラブを熱間圧延→酸洗→焼
鈍→冷間加工→洗浄→連続焼鈍→表面処理の工程で行わ
れている。
前記無方向性電磁鋼板の製造過程における焼鈍方法とし
ては、連続焼鈍方式と箱焼鈍方式があるが、箱焼鈍は連
続焼鈍に比べ加熱速度、冷却速度が緩やかであるため、
硫化物、窒化物などの析出物が凝集し製品での結晶粒成
長が良くなり、磁気特性が向上する。
また熱延鋼帯をスケールが付着したまま焼鈍すると、ス
ケール中のO原子が内部に侵入し粒界酸化を起し、磁気
特性を劣化させる。したがって、酸洗したのち非酸化性
雰囲気中で焼鈍する必要がある。
かかる問題点を排除するため、熱間圧延後の熱延鋼板表
面に存在する酸化層を除去し、N2 、Ar等の非酸化
性ガス雰囲気中で焼鈍する方法(特開昭57−3562
7)が提案された。
また、セミプロセス工程による無方向性電磁鋼板は最終
焼鈍を施した状態での電磁特性には大きなばらつきが見
られるが、これを改善するのに少量の髄を含有させる方
法(特開昭48−48318)、ざらに髄を含有する溶
鋼を真空脱炭したのち電磁鋼板の製造工程を施す方法(
特公昭56−17404>が提案されている。
発明が解決しようとする問題点 前記のごとく、熱延鋼帯をN2 、/Vなどの非酸化性
ガス雰囲気中で焼鈍しても、700’C以上の高温では
雰囲気中に窒素ガスが存在すると窒化が起り磁気特性を
著しく劣化させる。
この劣化を防止するにはHe 、 ArなどのO族元素
雰囲気で焼鈍すればよいが、この方法ではコスト高とな
り実用的ではない。より安価な窒素ガスあるいはアンモ
ニア分解ガスを使用すると前記のごとく磁気特性が劣化
する。
また鋼中に5を含有させる方法では、窒化を防止するの
に有効でない鋼板内部にSbが存在するが、髄は結晶粒
の粗成長を阻害するため磁気特性を向上させる上からは
鋼中に存在しないことが望ましい。
この発明は、かかる欠点を排除することを目的とし、熱
延鋼帯を焼鈍する際、安価な窒素ガスを含む非酸化性雰
囲気中で高温箱焼鈍を施し、しかも窒化を防止して磁気
特性の優れた電磁鋼板を製造する方法を提案するもので
ある。
問題点を解決するための手段 この発明は、sLとAlを複合し、て4重量%以下含有
するけい素鋼スラブを熱間圧延して得た熱延鋼帯に中間
焼鈍、冷間圧延及び最終焼鈍などの一連の工程を施す無
方向性電m鋼板の製造方法において、中間焼鈍を施す前
の酸洗を終った熱延鋼帯の表面にSb”またはSb”の
化合物を塗布したのち、700〜1100’Cの窒素ガ
スを含む非酸化性雰囲気で箱焼鈍を施し鋼帯表面に髄化
合物層を形成することにある。
この発明におけるSb”またはSb計の化合物塗布剤と
しては、5b203ゾル、5b2Qyゾルあるいは酒石
酸アンチモニルカリウム水溶液などが用いられる。 こ
の発明における電ram板の成分元素SL。
/Vは鉄損、磁束密度などの磁気特性を改善するのに必
須の元素であるが、4重量%を超えると冷間圧延が困難
となり加工性が著しく圧下するため、4重量%以下とし
た。
中間焼鈍、最終焼鈍を施す前に冷間圧延により軽圧下す
ることは、焼鈍時に結晶粒を粗大化し磁気特性を改善す
るのに役立つが、圧下量が3%以下では効果があがらず
、また15%を超えるとひずみが大きくなりすぎるため
3〜15%の範囲で圧下することが望ましい。
焼鈍温度は700℃以下では窒素を含む雰囲気において
も窒化は起らないので鋼板表面に5化合物を形成するこ
とは不要であり、また1100℃を超えると%化合物層
を形成した効果が失われるため700〜1ioo℃の範
囲に限定した。
冷間圧延を行ったのち仕上連続焼鈍を施し、圧下量3〜
15%のスキンパス圧延を行えば、打扱き加工後のひず
み取り焼鈍を施した場合に結晶粒の成長が促進されるた
め、セミプロセス材として適用される。
実  施  例 実施例1 SL 3.2重量%、/V0.5重量%、残部Fe及び
不可避的不純物からなるけい素鋼スラブ(寸法=230
#X 10105O6000m >を通常の方法で熱間
圧延し、得られた熱延鋼帯(板厚:  2.3m>を酸
洗した。
そして、Sb 2 Q3ゾルを塗布して乾燥させ銅帯表
面にSb 203層を形成した。このSb 20s層を
有する銅帯を窒素ガス雰囲気の箱焼鈍炉に装入し890
℃×20時間の焼鈍を施した。焼鈍後圧工率78%で冷
間圧延を行い板厚O,SSに仕上だのち、連続焼鈍炉に
通して950’Cx 30秒の連続焼鈍を行った。
また比較のため前記と同じ熱延鋼帯に中間焼鈍として1
100’CX2分の連続焼鈍を行い従来法により製造し
た。そして前記発明法と従来法との磁気特性を試験した
。その結果を第1表に示す。
実施例2 Si 1.8重量%、A#0.2重量%、tlnO,4
重量%、残部Fe及び不可避的不純物からなるけい素鋼
スラブ(寸法:  230#X 1050mX6105
O>を通常の方法で熱間圧延し、得られた熱延鋼帯(板
厚2.3In!!4>を酸洗した。そして圧下率6%の
冷間圧延を施したのち、酒石酸アンチモニルカリウム水
溶液を塗布し乾燥させた。この塗布層を有する鋼帯をア
ンモニア分解ガス雰囲気の箱焼鈍炉に挿入し780℃X
20時間の焼鈍を施した。焼鈍後圧工率78%の冷間圧
延を行い板厚0.5mに仕上だのち、連続焼鈍炉に通し
て950°CX30秒の連続焼鈍を行った。
また比較のため前記と同じ熱延鋼帯に中間焼鈍として8
80’Cx1分の連続焼鈍を行い従来法により製造した
。そして前記発明法と従来法との磁気特性を試験した。
その結果を第1表に示す。
実施例3 Si 1.0重量%、MO,3重量%、flnO,2重
量%、残部Fe及び不可避的不純物からなるけい素鋼ス
ラブ(寸法: 230mX 1050sX 6000M
)を通常の方法で熱間圧延し、得られた熱延鋼帯(板厚
2.3rrm )を酸洗した。モして鋼帯表面に5b2
0.ゾルを塗布して乾燥させ鋼帯表面に5b20s層を
形成した。この5b20s層を有する鋼帯をアンモニア
分解ガス雰囲気の箱焼鈍炉に装入し850℃×15時間
の焼鈍を施した。焼鈍後圧工率76%で冷間圧延を行い
板厚0.54711111となし、連続焼鈍炉に通して
750℃X30秒の連続焼鈍を行った。そして、ざらに
圧下率8%でスキンパス圧延を行い板厚0.5anに仕
上だ。
なお打扱き加工後に750℃×2時間のひずみ取り焼鈍
を行った。
また比較のため、前記と同じ熱延鋼帯を中間焼鈍なしで
従来法により製造した。そして前記発明法と従来法との
磁気特性を試験した。その結果を第1表に示す。
実施例4 sio、3重量%、NO,05重量%、rlnO,4重
量%、残部Fe及び不可避的不純物からなるけい素鋼ス
ラブ(寸法: 230#X1X1050sX6000>
を通常の方法で熱間圧延し、得られた熱延鋼帯(板厚2
.3s)を酸洗した。そして5bz03ゾルを塗布して
乾燥させ鋼帯表面に5bzOs層を形成した。この5b
203層を有する鋼帯をアンモニア分解ガス雰囲気の箱
焼鈍炉に装入し900’CX 15時間の乾燥を施した
。焼鈍後圧工率75%で冷間圧延を行い板厚0.56m
となし、連続焼鈍炉に通し720℃X30秒の連続焼鈍
を行った。そして、ざらに圧下率12%で冷間圧延を行
い板厚0.5%に仕上だ。なお打扱き加工後に750°
CX2時間のひずみ取り焼鈍を行った。
また比較のため、前記と同じ熱延鋼帯を中間焼鈍なしで
従来法により製造した。そして前記発明法と従来法との
磁気特性を試験した。その結果を第1表に示す。
第1表の結果より磁束密度は実施例1〜4すべでにおい
てこの発明法を実施した電磁鋼板は従来法よるものに比
べ優れており、また鉄損は実施例1〜2の場合は差異が
ほとんどないが、実施例3〜4の場合は差異が顕著で発
明法によるものが著しく優れていることがわかる。
発明の効果 この発明は、無方向性電磁鋼板の製造において、中間焼
鈍を施す前の熱延鋼帯表面に5化合物層を形成すること
により、窒素を含有する非酸化性雰囲気の焼鈍炉で焼鈍
しても銅帯の窒化を防止することができる。そのため、
高価なHe、 Arガスなどを使用することなく、安価
な窒素ガスやアンモニア分解ガスの非酸化性雰囲気によ
り焼鈍して優れた磁気特性を有する無方向性型rom板
を経済的に製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. SiとAlを複合して4重量%以下含有するけい素鋼ス
    ラブを熱間圧延して得た熱延鋼帯に中間焼鈍、冷間圧延
    及び最終焼鈍など一連の工程を施す無方向性電磁鋼板の
    製造方法において、中間焼鈍を施す前の酸洗を終つた熱
    延鋼帯の表面にSb^3^+またはSb^5^+の化合
    物を塗布したのち、700〜1100℃の窒素ガスを含
    む非酸化性雰囲気で箱焼鈍を施し鋼帯表面にSb化合物
    を形成することを特徴とする無方向性電磁鋼板の製造方
    法。
JP29146987A 1987-11-18 1987-11-18 無方向性電磁鋼板の製造方法 Pending JPH01132718A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336242A (ja) * 1989-06-30 1991-02-15 Nkk Corp 磁気特性に優れた無方向性電磁鋼板およびその製造方法
KR100276280B1 (ko) * 1996-08-05 2000-12-15 이구택 인장강도가 우수한 무방향성 전기강판의 제조방법
KR101457755B1 (ko) * 2009-03-13 2014-11-03 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 무방향성 전자기 강판 및 그 제조 방법

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KR100276280B1 (ko) * 1996-08-05 2000-12-15 이구택 인장강도가 우수한 무방향성 전기강판의 제조방법
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