JPH01131459A - 間接凝集反応容器及びそれを用いた凝集素の測定方法 - Google Patents

間接凝集反応容器及びそれを用いた凝集素の測定方法

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JPH01131459A
JPH01131459A JP20736488A JP20736488A JPH01131459A JP H01131459 A JPH01131459 A JP H01131459A JP 20736488 A JP20736488 A JP 20736488A JP 20736488 A JP20736488 A JP 20736488A JP H01131459 A JPH01131459 A JP H01131459A
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JP
Japan
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reaction
particles
agglutinin
agglutination
specimen
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JP20736488A
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English (en)
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Masami Otorii
大鳥居 昌美
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Fujirebio Inc
Original Assignee
Fujirebio Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は底面に特徴を有する新規な間接凝集反応容器及
びそれを用いた凝集反応による凝集素の測定方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
抗原抗体反応による特異的凝集反応やレクチン等による
非特異凝集反応を粒子等を介して間接的に観察する間接
凝集反応は臨床分析分野で広く利用されている分析方法
の一つである。この間接凝集反応の反応容器には一般に
マイクロプレートあるいは小試験管が使用されている。
マイクロプレートは例えば第2図に示すように多数のウ
ェル1が形成されているものである。そしてマイクロプ
レートのウェルも小試験管も底面はいずれも凹球面状に
なっていた。
このような反応容器を用いた間接凝集反応を行わせると
、検体中に目的の凝集素が存在する陽性の場合にはそれ
に対応する凝集原が感作されている粒子(以下単に「感
作粒子」と略記することがある。)がこれと凝集反応し
、感作粒子が目的の凝集素を介して次々と結合して反応
物として凝集する。その結果第5図(イ)及び第6図(
イ)に示すように外見上はウェル1の底面に感作粒子2
が一面に拡がった像になる。一方検体中に目的の凝集素
が存在しない陰性の場合には第5図(ロ)及び第6図(
El)に示すように粒子2は沈降してウェル1の最下部
である中央に集まった像になる。そして、その凝集と非
凝集の中間の境界域の場合には第5図(ハ)及び第6図
(ハ)に示すように粒子の一部が底面中央に凝集し未反
応の粒子も中央に集まった像になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような反応容器においては、陽性の凝集と陰性の非
凝集の中間の間隔性の境界域において凝集した粒子と沈
降してきた非凝集の粒子が底面中央で重なるため判定し
にくく、判定に経験と訓練を必要とするという問題があ
った。
〔課題を解決するための手段〕 本発明はこのような問題点を解決するべくなされたもの
であり、反応容器の底面を凸面にすることによってこの
目的を達成したものである。
すなわち、底面は凸面であればよく、例えば球面、楕円
球面等の円弧球面、カマボッ形、円錐面、倒立ラッパ状
面、角錐面、三角柱状面等である。
底面全体が勾配面であることが好ましいが凸面の周囲に
平面があってもよい。特殊な形態として複数の凸部が寄
集まった形であってもよい。この凸部は前記の円弧面等
で形成される。これらの凸面は反応容器への投入物によ
って形成してもよく、また、反応容器に裏面が凸面であ
る蓋を装着して倒置することによって形成してもよい。
かかる反応容器は円穴のほか角穴であってもよい。一般
には円穴の底面全体が円弧球面又は円錐面となったもの
が好ましい。反応容器の材質はガラス、合成樹脂等でよ
い。この反応容器はマイクロプレートのような複数の反
応容器の集合体であってもよくまた小試験管のように一
個一個が別々になっていてもよい。
反応容器の使用方法は従来と同様でよいが反応時間は従
来よりも短縮できる。利用できる間接凝集反応の範囲も
特に制限されない。反応形態も受身凝集反応、逆受身凝
集反応のいずれであってもよい。また、担体の種類も制
限されるものではなく、赤血球のほか、ゼラチン粒子、
ポリスチレンラテックス、ベントナイト、カオリン、カ
ーボン粒子、細菌菌体等公知の担体のいずれも利用でき
る。感作粒子、希釈液その他の間接凝集反応試薬も従来
使用されているものをそのまま用いればよい。
凝集反応の判定あるいは定量は凝集反応により底面に拡
がった凝集像を目視により観察しあるいは分光光度計等
の光学的機器により濃度を定量することによって行なっ
てもよく、また、凸面周囲の溝部に沈降した粒子の沈降
線から(例えば幅等 ・を測定することによって)求め
てもよい。
〔作用〕
検体中の凝集素と凝集反応した粒子は底面全体に拡がる
が、特に底面が凸面の場合には検体中の凝集素の量が少
ない場合にも凝集した粒子は通常底面全体に拡がる。一
方、非凝集の粒子は凸面の周囲の溝部に集まり溝部全体
にほぼ均一に拡がって沈降線を形成する。従来の凹面の
場合には凝集反応しなかった粒子は底面の中央に集まっ
ていたのでこの点で従来と異なっている。
〔実施例〕
実施例1 第2図に示すようなマイクロプレートを作成した。この
マイクロプレートは透明プラスチック製で、各ウェル1
は第1図に示すように側壁面3にやや勾配が設けられて
奥方が小径にされており、底面4が凸球面になっている
。開口部の直径は7胴、底部の直径は5mmそして底面
の突出高さは2閣になっている。
このマイクロプレートを用いて間接凝集反応によりマイ
クロプート抗体を測定した。測定試薬キットにはゼラチ
ン粒子にマイクロプート抗原を感作した粒子を用いた「
セロディア−AMCI(富士レビオ■製品)を使用した
。各ウェルに血清2パ、希釈液50μe及び感作粒子5
0μiを入れて混合し、室温にて1時間静置して反応さ
せた。その結果、血清反応が陽性の場合には第3図(イ
)及び第4図(イ)に示すように粒子2が凝集して底面
全体に均一に拡がり、一方陰性の場合には第3図(0)
及び第4図(El)に示すように底面の周縁部に均一に
沈降して沈降線を形成した。また、その中間の弱陽性の
場合には第3図(ハ)及び第4図(ハ)に示すように粒
子2の一部が底面全体に薄く拡がり、残部は底面の周縁
部に均一に沈降して細い沈降線を形成した。
実施例2 実施例1で用いたものと同じマイクロプレート及び比較
のために第5図に示すような従来のマイクロプレートを
用いてストレプトキナーゼ抗体を測定した。測定試薬キ
ットにはゼラチン粒子にストレプトキナーゼ抗原を感作
した粒子を用いた「セロディアーASKJ(富士レビオ
■製品)を使用した。マイクロプレートの一端のウェル
に20倍に希釈した血清25μeを入れ、これを順次希
釈して各ウェルとも25plの211希釈列を形成した
。各ウェルに感作粒子を25peづつ加えて混合後室部
にて90分間静置して反応させた。その結果、本発明の
マイクロプレートは反応が陽性の場合にはやはり第3図
(イ)及び第4図(イ)に示すように粒子2が凝集して
底面全体に均一に拡がり、一方陰性の場合には第3図(
σ)及び第4図(ロ)に示すように底面の周縁部に均一
に沈降して沈降線を形成した。また、その中間の弱陽性
の場合には第3図(ハ)及び第4図(ハ)に示すように
粒子の一部が底面全体に薄く拡がり、残部は底面の周縁
部に均一に沈降して細い沈降線を形成した。一方、従来
のマイクロプレートは凝集反応の陽性、陰性、弱陽性に
従ってそれぞれ第5図及び第6図の(イ)、(0)、(
ハ)に示すようなパターンを形成した。
両マイクロプレートで得られた判定結果は下表の通りで
あった。
本発明法 D+++++−−− 従来法 D  ++ ++ ±  −−一 実施例3 実施例1で用いたものと同じマイクロプレート及び比較
のために第5図に示すような従来のマイクロプレートを
用いてヒトヘモグロビンを測定した。測定試薬キットは
赤血球にヘモグロビン抗体を感作した感作血球を用いた
「イムディアーHem5PJ (富士レビオ■製品)を
使用した。各ウェルに0〜15μgのヒトヘモグロビン
を含む水溶液50μe、希釈液50p2及び感作血球5
0μ2を入れて混合し、室温にて50分間静置して反応
させた。その結果、本発明のマイクロプレートは反応が
陽性の場合にはやはり第3図(イ)及び第4図(イ)に
示すように粒子2が凝集して底面全体に均一に拡がり、
一方陰性の場合には第3図(II+)及び第4図(0)
に示すように底面の周縁部に均一に沈降して沈降線を形
成した。
また、その中間の弱陽性の場合には第3図(ハ)及び第
4図(ハ)に示すように粒子の一部が底面全体に薄く拡
がり、残部は底面の周縁部に均一に沈降して細い沈降線
を形成した。一方、従来のマイクロプレートは凝集反応
の陽性、陰性、弱陽性に従ってそれぞれ第5図及び第6
図の(イ)、(ロ)、(ハ)に示すようなパターンを形
成した。
各ウェルの底面部を下部からの光を上部で検出する分光
光度計(「タイターチックマルチスキャン」、フローラ
ボラトリーズ社製)で414nmで測光して吸光度を求
めた結果を第7図に示す。図中、丸印は本発明のマイク
ロプレートを用いて得られた結果をそして三角印は従来
のマイクロプレートを用いて得られた結果をそれぞれ示
している。尚、ヘモグロビン濃度0及び1.25μgは
陰性(−)、2.5pgは弱陽性(±)、5μg(+)
、10μg(++)、15μg(++)はそれぞれ陽性
と判定される。図に示すように、本発明のマイクロプレ
ートの場合はヘモグロビンが存在しないと吸光度がほぼ
ゼロになった。
そして、測定値のバラツキが少なく勾配も大きいところ
から1μg以上のヘモグロビンの定量を高い精度で行な
えることが判明した。一方、従来のマイクロプレートの
場合にはヘモグロビンが存在しなくとも吸光度が大きく
、また、勾配が少ないところから定量には不向きである
ことが判明した。
〔発明の効果〕
本発明の反応容器を使用することにより凝集粒子と非凝
集粒子は分離され、その結果陽性と陰性の識別を目視に
より容易かつ正確に行うことができる。特に、弱陽性の
場合には凝集粒子は反応容器の底面全体に拡がるのでそ
の濃度を光学的機器で測定することにより定量精度を高
めることができる。一方、粒子の沈降線を観察あるいは
測定することによっても容易に定量することもできる。
さらに、本発明の反応容器は凝集像の形成がはやく、そ
の結果測定時間を短縮できるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である間接凝集反応容器の部
分側断図であり、第2図は斜視図である。 第3図はこの反応容器を用いて間接凝集反応を行わせた
場合の各ウェルの陽性、陰性及び弱陽性の状態をそれぞ
れ示す部分側断面図であり、第4図はその平面図である
。第5図は従来の間接凝集反応容器を用いて間接凝集反
応を行わせた場合の各ウェルの陽性、陰性及び弱陽性の
状態をそれぞれ示す部分側断面図、そして第6図はその
平面図である。第7図は本発明の一実施例である間接凝
集反応容器及び従来の間接凝集反応容器を用いてヘモグ
ロビン濃度と吸光度の関係を測定した結果を示す図であ
る。 ■・・・ウェル     2・・・粒子3・・・側壁面
     4・・・底面特許出願人  冨士レビオ株式
会社 代 理 人  弁理士 出生 政情 はか1名第1図 第3図 (イ)          (口]         
  (へン第4図 (1)         (ロ)         (
ハ)第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)底面が凸面になっている間接凝集反応容器(2)
    検体に含まれている凝集素と凝集反応する凝集原を有す
    る粒子と検体を底面が凸面になっている間接凝集反応容
    器に入れて間接凝集反応を行なわせ、該底面に形成され
    た前記粒子の凝集像を目視により観察し、前記粒子が底
    面全体に展開されている場合には陽性と判定し、一方前
    記粒子が底面の凹所に沈降集積されている場合には陰性
    と判定することを特徴とする凝集素の測定方法(3)検
    体に含まれている凝集素と凝集反応する凝集原を有する
    粒子と検体を底面が凸面になっている間接凝集反応容器
    に入れて間接凝集反応を行なわせ、該底面に形成された
    前記粒子の凝集反応物の光学密度を測定することを特徴
    とする凝集素の測定方法
JP20736488A 1987-08-27 1988-08-23 間接凝集反応容器及びそれを用いた凝集素の測定方法 Pending JPH01131459A (ja)

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JP62-211231 1987-08-27
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Cited By (1)

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WO2008132905A1 (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. 微量検体測定用硝子セルバイアル

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