JPH01131345A

JPH01131345A - シリンダ

Info

Publication number: JPH01131345A
Application number: JP62286224A
Authority: JP
Inventors: Mitsuhiro Kashima; 加島　光博
Original assignee: Kayaba Industry Co Ltd
Current assignee: KYB Corp
Priority date: 1987-11-12
Filing date: 1987-11-12
Publication date: 1989-05-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、各種機器を位置決めおよび支持する部材と
して用いられるシリンダに関する。

（従来の技術）各１１ｆｉ器を位置決め支持するシリンダとして、例え
ばボート用船外機のチルトグンパ等がある。

これは、シリンダ内のロッド伸側の油室と網側の油室と
の間にオリアイスとリリーフ弁を設けており、船外機が
障害物等に衝突したときに、リリーフ弁を介して網側の
油を伸側に逃がしてロッドを自由にすることで、船外機
を水面から浮上させるものである。

また、船外機を推進位置あるいは推進位置から浮上位置
にセットするときは、船外機を下方あるいは上方に押す
と、両油室の油がオリアイスを介して出入りするため、
上記所定の位置に容易にセットされるものである（特公
昭５９−５４８０号公報参照）。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、このような従来例にあっては、船外機を
推進位置と浮上位置にセットすることはできるが、シリ
ンダの両油室がオリアイスを介して連通されているため
、上記以外の位置にセットすることはできず、したがっ
て水深等に対応させて船外機を所望の角度にセットする
ことは無理である。また、従来例を船外機以外のものに
適用する場合、中間の任意の位置に保持したい機器にあ
っては、適用は不可能である。

この発明は、このような問題点を解決することを目的と
している。

（間Ｍ豆を解決するだめの手段）この発明は、シリンダ本体にロッドを連結したピストン
を摺動自由に収装してロッド伸側油室とロッド縮側油室
を画成し、両油室にチェック弁を介して油量補償用のア
キュームレータを接続し、このチェック弁を強制的に開
閉するレバーを設けると共に、両油室にそれぞれ前記ア
キュームレータの圧力よりも高圧のアキュームレータを
直結する。

（作用）レバーによりチェック弁を開くと、油量補償用のアキュ
ームレータとロッド線側の油室とロッド伸側の油室が連
通するため、ロッドは加えられる外力に応じて伸側ある
いは網側に動く。このとき、ピストン受圧面積差に応じ
てアキュームレータの油圧がロッド伸側にアシスト力と
して作用する。

ロッドを任意の位置に動かした後、レバーによりチェッ
ク弁を閉じると、前記アキュームレータとロッド縮（Ｉ
ＩＱの油室とロッド伸側の油室が遮断すると共に、各油
室の作動油がそれぞれ別の所定高圧のアキュームレータ
により保持された状態となるため、ロッドはその任意の
位１ａで固定される。

そして、ロッドを固定した状態で、ロッド伸側あるいは
ロッド線側にオーバーロード（衝撃力）が加わると、網
側あるいは伸側の油室を圧縮しつつロッドがリリース作
動するが、圧縮側の油室の作動油が対応する所定高圧ア
キュームレータへ押し入り、このとき生じるアキューム
レータのバネ特性によってオーバーロードが吸収される
。このリリース後は、非圧縮側の油室に生じる負圧とア
キュームレータとの圧力差により、アキュームレータ内
の作動油を元の油室に戻しつつ、ロッドは初期の位置へ
自動的に復帰する。

（実施例）第１図、ｔｔＳ２図は本発明の実施例を示すもので、１
はシリンダ本体、２はシリンダ本体１内を慴動自由なピ
ストン、３はピストン２に連結されたバイブ状のロッド
である。

ロッド３は、内部に摺動自由に収装した自由ピストン４
によりガス室５と蓄圧室６が隔成され、ガス室５に注入
バルブ８を介して所定のガス圧が充填され、アキューム
レータ９が形成される。

アキュームレータ９の蓄圧室６は、ピストン２の内部に
介装した第１のチェック弁１０を介して、ピストン２に
より隔成されたロッド線側の油室１１、および同じ（ピ
ストン２の内部に介装した第２のチェック弁１２を介し
て、ピストン２により隔成されたロフト伸側の油室１３
に接続される。

第１、第２のチェック弁１０．１２は、ピストン２の半
径方向に配設され、ピストン２の中央部に設けた穴状の
通路１４を介し蓄圧室６側に弁シート面が形成されると
共に、開弁状態でそれぞれ弁先端の球状部１５．１６が
前記通路１４に突出するように形成される。

そして、ロッド３の先ｙｉｉ部１７および自由ピストン
４を貫通して前記ピストン２の通路１４に達するバー１
８が配設される。

バー１８は通路１４への挿入部１９の所定の外周位置に
Ｐｔ５３図のように曲面状のり７ト部２０゜２１が形成
され、先端部に介装したスプリング２２に抗して油室１
３側に押されると、す７ト部２０．２１が第１　、ｌＩ
ｎ２）ｆ　ｘ　ｙ　９弁１０，１２のＱ状部１５．１６
を押動し、ｆ：ｔＳＩ、第２のチェック弁１０．１２を
開く。

バー１８の後端部２３はロッド３の先端部１７からいく
らか突出ｒるように形成され、これに対向して握り部２
４を設けたレバー２５が配設される。レバー２５は一端
をピン７により回動自由に支持されており、シリンダ本
体１側に引くと、後端部２３を介してロッド３が油室１
３側に押動される。

また、ピストン２の通路１４の入口１１ｓ２Ｇにはバー
１８を支持する軸受２７が挿入されると共に、この場合
バー１８の位置に応じて前記蓄圧室６の通路１４への開
口面積を調整可能とするように、軸受２７の一部にオＩ
７　フイス状に穴２８が開設され、これに対応してバー
１８に穴２９と、バー１８先端部から穴２９に接続する
導孔３０とが形成される。なお、軸受２７には前記穴２
８をバイパスして蓄圧室６からの作動油のみを通す導孔
３１とチェック弁３２を設けている。

そして、前記アキュームレータ９とは別に所定のガス圧
を充填したアキュームレータ３３が設けられ、このアキ
ュームレータ３３の一方の蓄圧室３４が配管３５を介し
て前記ロッド線側の油室１１に、他方の蓄圧室３６が配
Ｉｒ！３７を介して前記ロッド伸側の油室１３にそれぞ
れ接続される。

この場合、アキュームレータ３３のガス室３８に所定の
スプリング３つが介装され、ガス室３８は共通となるが
、内部に２つの自由ピストン４０゜４１を収装し、別々
に蓄圧室３４．３６を形成することで、２つの７キユ一
ムレータ機能を持たせている。なお、予め２つのアキュ
ームレータを用いても良い。

また、このアキュームレータ３３のガス室３８には、前
記アキュームレータ９のガス圧よりも所定高圧のガス圧
が充填される。なお、４２〜５２はシールである。

このような構成において、第１図の状態からレバー２５
をシリンダ本体１側に引くと、バー１８が押されてチエ
ック＄１０．１２が１Ｊｆｆさ、アキュームレータ９の
蓄圧室６とロッド線側の油室１１とロッド伸側の油室１
３が連通状態となる。

このため、ロッド３とシリンダ本体１との間に外力を加
えると、ロッド３は外力の方向に応じて伸１（１１ある
いは線側に動き、このとベロラド３の動きに伴うシリン
ダ内の油量変動はアキュームレータ９にて補償されると
共に、アキュームレータ９の蓄圧室６の圧力がピストン
２の有効受圧面ｈ１差によりロッド伸側に作用し、例え
ば船外機のチルトグンパとして用いた場合にはその圧力
により船外機を持上げる方向のアシスト力を得る。

また、この場合バー１８の押動位置に応じて蓄圧室６と
各油室１１，１３を連通する通路１４の開口面積が調整
可能なため、アキュームレータ９によるアシスト力より
も外力のほうが大きいときに、レバー２５の繰作により
通路１４の開口面積を絞れば、ロッド３はゆっくりと線
動し、このため船外機の重量が大きい場合でも所望の位
置に容易にセットすることができる。なお、通路１４に
は蓄圧室６からの作動油を通すチェック弁３２を並設し
ているため、ロッド３の伸動時に抵抗となることはない
。

そして、ロッド３を任意の位置に動がした後、レバー２
５を戻してバー１８を開放すると、チェック弁１０，１
２が同じ、蓄圧室６と各油室１１，１３の連通が遮断さ
れると共に、この場介各油室１１．１３は所定高圧のア
キュームレータ３３のそれぞれ対応する蓄圧室３４．３
６のみと連通し、このため作動油は高圧のアキュームレ
ータ３３によりそれぞれの油′Ｍ１１．１３に保持され
た状態となる。これにより、ロッド３は任意の位置に固
定される。

したがって、船外機に用いた場合、船外機を所望の角度
にセットすることが可能であり、また船外機以外の各機
器に用いた場合に、各機器を任意の位置にセットするこ
とが可能である。なお、ロッド３の保持力はピストン受
圧面積差により、ｐｔＳ４図のようになる。

一方、ロッドを固定した状態（使用状態）にて、例えば
ロッド伸側にオーバーロード（衝撃力）が加わると、そ
の衝７に応じてロッド線側の油室１１を圧縮しっつｔ７
　ｙ　Ｖ　３がリリース作動し、油室１１の作動油が対
応するアキュームレータ３３の蓄圧室３４へ入り込む。

この蓄圧室３４に入る作動油しこよりアキュームレータ
３；（の〃ス室３８が圧縮され、この圧縮バネ作用によ
り、オーバーロードは吸収、緩和される。

そして、オーバーロードの除去後は、アキュームレータ
３３の蓄圧室３４の高圧の作動油がロッド線側の油室１
１に作用するーノハロフド伸側の油室１３ではピストン
２の変位に伴い負圧化しており、したがってロッド線側
の油″Ｍ１１に蓄圧室３４の作動油を押し込みつつロッ
ｆ’　３　ハ９Ｍ　’Ｍ−＋ｉｆｒ　ｔｎ元の位置に自
動ｍ帰する。

また、ａラド網側にオーバーロードが加わった場合には
、ロッド伸側の油室１３を圧縮しつつロッド３が１７１
７一ス作動し、油室１３の作動油が対応するアキューム
レータ３３の蓄圧室３６へ入り込むことにより、オーバ
ーロードが吸収、緩和される。

そして、オーバーロード除去後は、アキュームレータ３
３の蓄圧室３６の作動油をロッド伸側の油室１３に押し
込みつつロッド３は元の位置に自動復帰する。

このように、ロッド伸側および線側で、オーバーロード
時のリリース機能と自動復帰機能が確保される。

（発明の効果）以上のように本発明によれば、ロッド伸側の油室とロッ
ド網側の油室にチェック弁を介して油量補償用のアキュ
ームレータを接続し、このチェック弁を強制的に開田す
るレバーを設けると共に、両油室にそれぞれ１１「記ア
キュームレータの圧力よりも高圧のアキュームレータを
直結したので、位置決め機能、ダンパＲ能および自動復
帰機能を備えた支持部材として好適なシリンダを実現で
きる。

【図面の簡単な説明】

ｒｐＨ図、第２図は本発明の実施例を示す断面図とその
部分断面図、１５３図はそのＡ−Ａ＃ｉｌ断面図、１５
４図はロッド保持力を示す特性図である。１・・・シリンダ本体、２・・・ピストン、３・・・ロ
ッド、９・・・アキュームレータ、１０，１２・・・チ
ェック弁、１１・・・ロッド網側の油室、１３・・・ロ
ッド伸側の油１．２５・・・レバー、３３・・・アキュ
ームレータ。特許出願人　　　　　カヤバエ業株式公社代理人　　弁
理士　　後　藤　政　ざ　。し　−

Claims

【特許請求の範囲】

シリンダ本体にロッドを連結したピストンを摺動自由に
収装してロッド伸側油室とロッド縮側油室を画成し、両
油室にチェック弁を介して油量補償用のアキュームレー
タを接続し、このチェック弁を強制的に開閉するレバー
を設けると共に、両油室にそれぞれ前記アキュームレー
タの圧力よりも高圧のアキュームレータを直結したこと
を特徴とするシリンダ。