JPH01127817A - 予約給湯システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は集合住宅の集中型の予約給湯システムに関し、
特に入浴等に必要な給湯を各住戸毎の貯湯槽ないしは浴
槽に対して準備するだめの予約給湯システムを提供しよ
うとするものである。

従来の技術 最近、全住宅に占める集合住宅の比率が着実に増えつつ
あり、特にその傾向は都市において顕著である。この様
な集合住宅の給湯システムに用いる給湯設備には居住者
の需要を常に満たす必要から、負荷のピークに合せて同
時使用率の高い場合を想定して、設備の導入を行ってい
た。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の給湯システムのようにピーク負荷を
基準とした給湯設備を用いると、この給湯設備が大型に
なり、結果として給湯コストが高くつくようになってい
た。また給湯設備の平常運転時は定格よりかなり低い運
転を行うため、稼動効率が悪いなどの問題を有していた
。本発明は、上記従来の問題を解決するもので、熱供給
設備容量および貯湯設備などの給湯設備の小型化を図り
、給湯コストの低下を図ることを目的とするものである
。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明の技術的手段は集合
住宅の各住戸毎に設置され、少なくとも情報表示部分と
給湯予約時刻を入力する給湯予約入力装置とを有する住
戸自情報表示端末と、前記予約時刻を記憶する記憶装置
と各住戸毎の貯湯槽と、前記貯湯槽に熱を供給する集中
型熱供給設備と、前記給湯予約時刻に基づき上記集中型
熱供給設備を直接的に、または上記住戸内情報末を通し
て制御する中央制御装置とを備え、前記情報表示部に時
刻を数字または時刻の認識が可能な画像によって表示し
、前記数字ないしは画像を前記給湯予約装置により選択
することにより予約時刻を確定するものである。

作用 上記構成において、居住者が住戸自情報表示端末に表示
されたメツセージに促って数字や画像を選択して給湯予
約を行うと、その予約時刻等が記憶装置に記憶され、そ
の予約時刻になると中央制御装置の制御のもとに集中型
熱供給設備から貯湯槽に熱供給を行って貯湯槽の湯を熱
するとともに、貯湯槽から予約された所定の個所に給湯
し、給湯終了後、次の予約給湯に備えるようにしたもの
で、湯の使用が重なることを避け、集中型熱供給設備の
負荷を平準化するとともに、予約操作を簡単化したもの
である。

実施例 以下、本発明の実施例につき、図面を参照しながら説明
する。

第１図および第２図は本発明の一実施例における予約給
湯システムを示し、第１図は全体構成図、第２図は各住
戸毎の詳細図である。゛ 第１図、第２図において、Ａは集合住宅の各住戸である
。ｌは給湯や暖房の主熱源となる蓄熱槽、２は蓄熱槽ｌ
に熱を供給する熱供給源であり、たとえば太陽熱集熱器
や空気集熱器、排熱回収ヒートポンプなどより構成され
ている。３は各住戸Ａ毎に設けられた貯湯槽、４は蓄熱
槽１に蓄えられた熱を熱源として、各住戸の貯湯槽３に
、蓄熱槽１の温度より高い温度の熱供給を行うための集
中型熱供給設備であり、例えば、１台で数戸の貯湯槽３
への熱供給を行うことができるヒートポンプが用いられ
る。５は貯湯槽３内に設けられた熱交換機であり、集中
型熱供給設備４より高温にされ、熱媒体配管６に循環さ
れろ熱媒体により貯湯槽３内に供給された水７を昇温す
る。８は住戸内における湯利用機器の一つである浴槽で
、液面センサ９が備えられている。１４は自動給湯弁で
あり、浴槽８に貯湯槽３より自動給湯するためのもので
ある。１０は蓄熱槽１より集中型熱供給設備４に熱を供
給するための中温水搬送用配管であり、ポンプ１１によ
り蓄熱１１１に蓄えられた約２０度の中温水の温水が循
環されている。１２は蓄熱槽１、熱供給源２、集中型熱
供給設備４などの熱源系を制御する中央制御装置、１Ｂ
は住戸内の貯湯・給湯を制御し、自動給湯弁１４を制御
すると共に、中央制御装置１２に対し、住戸Ａでの湯に
関して予約を行うための住戸白情報端末である。中央制
御装置１２は半導体メモリなどの給湯予約時刻記憶装置
１８を備えている。

第３図は住戸白情報端末１３の詳細図で、１５は給湯予
約スイッチ、１６はブラウン管や液晶などよりなる情報
表示部分、１７は情報表示部分に表示された給湯予約時
刻表をもとに給湯予約時刻を指示する給湯予約指示装置
であり、例えばライトペンなどである。１９は確認スイ
ッチである。

次に上記実姉例の動作について第３図、第４図、第５図
を中心に説明する。

各住戸の住戸白情報端末１３より、将来のある時刻に浴
槽８への給湯予約をしたい場合には、まず給湯予約スイ
ッチ１５を押すと情報表示部分１６に第４図に示すよう
な給湯予約時刻表が数字で表示される。給湯予約をした
い時刻の数字をライトペンなどの給湯予約指示装置１７
で指示すると、この指示が中央制御装置１２の給湯予約
時刻記憶装置１８に記憶される。正しく予約されたかど
うかは確認スイッチ１９を押すことにより、第５図のよ
うに情報表示部分１６で確認することもできる。このよ
うに情報表示部分１６に給湯予約時刻表を表示し、これ
をライトペン等の給湯予約指示装置１７で指示すること
によりパソコンなどのキーボードによる入力のような繁
雑さがなく、給湯予約が極めて容易になり、本システム
を効果あらしめるだめの予約を促進することができる。

このような予約に基づき中央制御装置１２は集中型熱供
給設備４より供給するだけの熱量が十分にあるか否か、
各住戸の予約状況などを計算し、各住戸の貯湯槽３へ集
中型熱供給設備４より熱媒体を通じて自動的に熱供給を
行うだめの熱供給パターンを作成し、集中型熱供給設備
４より予約のあった住戸Ａの貯湯槽３に対し、優先的に
高温度の熱媒体の搬送を行う。なお貯湯槽３へ熱を供給
するための集中型熱供給設備４の制御は、上記例では中
央制御装置１２より直接的に制御する例について説明し
たが、一般的には集中型熱供給設備４は各住戸の近くに
存在するため、各住戸の住戸白情報端末１３より制御線
を引くことにより、住戸白情報端末１３を通して制御す
ることも可能である。これにより住戸Ａの貯湯槽３内の
水７は夫々温められ、浴槽８に湯を供給することが可能
となる。給湯は予約状況に応じて各住戸で台所などの湯
部用時刻と重ならない時刻に浴槽８に給湯するための自
動給湯弁１４を開閉することにより、予約された時刻ま
でには入浴可能な湯を供給する。

なお自動給湯弁１４の開閉は中央制御装置１２が直接制
御してもよい。また浴槽８には液面センサ９が付けられ
、これが自動給湯弁１４に繋がれており、浴槽８から湯
が溢れないようになっている。

なお各住戸においては予約時刻までに浴槽８に給湯がな
されているかどうか不安な場合もあるが、このような場
合には各住戸毎の熱供給パターンならびに湯供給時刻あ
るいは給湯状況を住戸白情報端末１３において確認する
ことができる。また給湯予約時刻記憶装置１８は本例で
は中央制御装置１２内にある場合について説明したが、
この給湯予約時刻記憶装置１８は住戸白情報端末１３内
に設けることも可能である。

第６図〜第８図に第２の実施例を示す。第２の実施例の
特徴は給湯予約の時刻表を画像表示とした例である。す
なわち第６図に示す如く画像を時計の文字盤とすること
によってより視覚的に予約時刻を簡易に認識可能とし、
予約を容易にしたものである。予約の設定は第６図の如
くまず時と分のうちの時を表示のメツセージの指示に従
い、給湯予約指示装置１７によって希望の時刻を指示す
ることによって設定し、次いで、第７図の如く分を同様
メツセージの指示によって設定する。予約時刻の確認は
第８図のように予約時刻が時計表示として表示されるの
で容易に確認できる。

なお以上の実姉例は給湯予約指示装置１７としてライト
ペンな使用した場合について説明したが、給湯予約指示
装置１７としては必ずしもライトペンに限ることなく、
例えば情報表示部分に近接して設けられたタッチパネル
により予約情報を入力してもよいし、また表示部分でち
る液晶表示パネルと入力のためのタッチパネルを一体化
した表示タッチパネルを用いてもよい。このような入力
手段によればより簡単に給湯予約が可能である。

発明の効果 以上のように、本発明は集合住宅の各住戸毎に情報表示
部分と給湯予約入力部分とからなる情報表示端末、貯湯
槽およびこの貯湯槽に熱を供給する集中型熱供給設備と
を備え、給湯予約にもとづき集中型熱供給設備からの熱
供給、貯湯槽からの給湯を制御するようにしたもので、
負荷を平準化することにより給湯設備の小型化を図ると
ともに効率的な運転を可能とし給湯コストを下げること
ができる。また、予約操作は情報表示部分の表示に従っ
てライトペン等の予約指示装置により簡単に行うことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における予約給湯システムの全
体構成を示す概略図、第２図は第１図における住戸内部
分の詳細を示す概念図、第３図は第１図、第２図におけ
る住戸内情報表示端末部の実施例を示す正面図、第４図
乃至第８図は本発明の実施例における予約画面表示例で
ある。 １・・・蓄熱槽、２・・・熱供給源、３・・・貯湯槽、
４・・・集中型熱供給設備、５・・・熱交換器、８・・
・浴槽、１２・・・中央制御装置、１３・・・住戸内情
報表示端末、１４・・・自動給湯弁、１５・・・給湯予
約スイッチ、１６・・・情報表示部分、１７・・・給湯
予約指示装置、１８・・・給湯予約時刻記憶装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏、男　ほか１名ｍｌ
　　口 第　２　図 ン９濯「五〇スイ、庁 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）集合住宅の各住戸毎に設置され、少なくとも情報
   表示部分と給湯予約時刻を入力する給湯予約入力装置と
   を有する住戸内情報表示端末と、前記予約時刻を記憶す
   る記憶装置と、各住戸毎の貯湯槽と、前記貯湯槽に熱を
   供給する集中型熱供給設備と、前記給湯予約時刻に基づ
   き上記集中型熱供給設備を直接的に、または上記住戸内
   情報表示端末を通して制御する中央制御装置とを備え、
   前記情報表示部分に時刻を数字ないしは時刻の認識が可
   能な画像によって表示し、前記数字ないしは画像を前記
   給湯予約装置により選択することにより予約時刻を確定
   することを特徴とする予約給湯システム。
2. （２）給湯予約入力をライトペンで行うことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の予約給湯システム。
3. （３）給湯予約入力を情報表示部分に近接して設けられ
   たタッチパネルを通じて行うことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の予約給湯システム。
4. （４）給湯予約入力を情報表示部分と一体化された表示
   タッチパネルを通じて行うことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の予約給湯システム。