JPH01127690A - 水酸化アルカリ水溶液の濃縮方法 - Google Patents

水酸化アルカリ水溶液の濃縮方法

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JPH01127690A
JPH01127690A JP28595287A JP28595287A JPH01127690A JP H01127690 A JPH01127690 A JP H01127690A JP 28595287 A JP28595287 A JP 28595287A JP 28595287 A JP28595287 A JP 28595287A JP H01127690 A JPH01127690 A JP H01127690A
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JP
Japan
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hydrogen
anode
cathode
chamber
electrolyte chamber
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JP28595287A
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English (en)
Inventor
Yuko Fujita
藤田 雄耕
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Publication date
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は水酸化アルカリ水溶液の濃縮方法、さらに詳し
くは塩化アルカリの電解によって生成する相対的に低′
a度の水酸化アルカリ水溶液の濃縮方法に関するもので
ある。
従来の技術 塩化アルカリの電解槽は一般に陰極と陽極とイオン交換
膜もしくはアスベスト隔膜と陰極電解液室と陽極電解液
室とから偶成され、塩化アルカリとして、例えば塩化ナ
トリウムを用いた場合には次のような電極反応が起る。
陰極: 2H20+2e −e 1−12+ 20H−
(1)陽極: 2Cl−→C12+28       
    (2)全反応: 2)−120+ 2NIC1
−*  82+ 2NaOfl+Cl2(3)この反応
によって陰極で生成する水酸化ナトリウムの水m液は、
製品として考える場合、50%程度の1lrt1を有す
ることが必要であるが、実際には30〜35%に抑えら
れているのが実情である。これは、例えばイオン交換膜
法の塩化ナトリウムの電解槽では、陰極電解液室の水酸
化ナトリウムの濃度を高くすると陽極電解液室側に水酸
化イオン(OH−)が漏洩し、このため、陽極の触媒と
して一般に用いられている酸化ルテニウムの溶解や陽極
での塩素発生反応以外の酸素の発生といった不都合な現
像が起るばかりか、?ヒ流効率の低下やイオン交換膜の
IR降下といった不都合も起るからである。
従来、水酸化ナトリウムの水溶液を濃縮するには熱によ
って水分を蒸発させる方法が採用されているが、その際
の熱エネルギーを1力原甲位として換算すると水酸化ナ
トリウム1 ton当り約750whと、かなり大きく
なる。
一方、最近、新しい水酸化ナトリウムの濃縮方法として
陽イオン交換膜を隔膜とする水素−空気燃料電池を利用
する方法が提案されている。(E。
J  、  Taylor  等   America
n  E  l0ctrOche+n1c31Soci
ety、 5prino MeeNng、 May  
1O−15(19この方法は塩化ナトリウムの電解で生
成する30%の水酸化すl−リウム水溶液を燃料電池の
陽・イオン交換膜と正極(空気極)との間に形成される
正極電解液室および陽イオン交換膜ど負極(水素極)と
の間に形成される負極電解液室に供給すると共に、塩化
ナトリウムの電解でlI!極から生成する水素を燃料電
池の負極(水素極)に供給し、燃料電池を作動させると
、正極電解液室の水酸化ナトリウム水溶液の濃度が高く
なる(50%)という原理に基ずくものである。なお、
この方法では負極電解液室の水酸化ナトリウム水溶液の
濃度は低下(約21%)するが、この低濃度の水酸化ナ
トリウム水WJ液は再び塩化ナトリウムの電解槽の陰極
電解液室に戻される。また、この燃料電池の作動によっ
て得られる電力は塩化ナトリウムの電解に利用される。
通例の塩化ナトリウムの電解時の電力原単位は水酸化ナ
トリウム1 ton当り電解電力に2200 kwh。
蒸発による濃縮に750 kwh、金品12050 k
whとされているのに対し、この燃料電池を併用したシ
ステムの場合、1950 kwhと大幅に低減され、帰
れた提案であると云うことができる。
発明が解決すべき問題点 熱エネルギーによって水酸化アルカリ水溶液を濃縮する
方法は、その熱エネルギーが大きいが故に問題がある。
また、上述の燃Fl雷池併用法は塩化アルカリの電解に
よって生成する水素を消費してしまう、換言すると水素
を電気エネルギーに変換しているにすぎないという点に
問題がある。また、空気中には0.03%Pi1度の二
酸化炭素が含有されているが、この二酸化炭素が製品で
ある水酸化ナトリウムの水溶液中に混入すると、炭酸ア
ルカリが生成し、製品の純度が低下するという問題もあ
る。この点については、予め二酸化炭素を除去した空気
を燃料電池に供給すればよいわけであるが、そのための
経費がかなり大きいという難点がある。
また、燃料電池を運転するには複雑なiII制御系が必
要であるし、さらには、燃料電池で作られる電力を塩化
アルカリの電解に利用するには、新たに電源制a装置が
必要になる。従って、燃料電池およびWi源制御装置の
最初の設置1i投資が大きくなることも、工業的観点か
らみると、一つの障害になる。
問題点を解決するための手段 本発明は上述の水素−空気燃料電池において、正極とし
ての空気極の代りに水素発生極を用いることによって反
応系を改変し、水素を消費せずに空気中の二酸化炭素に
まつわる問題を除去し、さらには、運転制御系を簡易に
すると共に、水酸化ナトリウムの濃縮電力原単位を熱エ
ネルギーを用いて蒸発せしめる場合よりはるかに低くし
たものである。
作  用 陽極として水素の電解酸化を起させるガス拡散電極を、
陰極として水素発生極を配し、前記両電楊の間に陽イオ
ン交換膜を配し、陽イオン交換膜と陽極との間に形成さ
れる陽極電解液室および陽イオン交換膜と陰極との間に
形成される陰極電解液室に30〜35%の水酸化ナトリ
ウムもしくは水酸化カリウムの水溶液を供給すると共に
、陽極に水素を供給しながら外部電源から陽・陰極間に
直流電流を通電すると次のような電極反応が起る。
陽 11:Hz +20)ド−h 2H20+28  
     (4)陰極: 2H20+20 →1」2 
+ 20H−(5)即ち、全反応としては、水素が陽極
側から陰極側に移行するだけで、見掛上は何も起らず、
理論電解電圧はOvである。ただ、実際には、各電極の
過電圧と陽イオン交換膜および溶′a部の抵抗によるI
RILI下があるので、0.2〜0,3vの電圧は必要
である。
一方、陽イオン交換膜は、アルカリ金属−イオンは通す
く陽極側から陰極側に)が、水酸イオンは通さないので
、(5)式の反応により陰極電解液室で水酸化アルカリ
がどんどん生成し、その1度が高くなる。′e4言する
と、水油化アルカリの11縮が起る。これに対して陽極
電解液室では(4)式の反応により水が生成するので、
水酸化アルカリの濃度が低下する。この低濃度になった
水酸化アルカリ水溶液は再び塩化アルカリ電解槽のl1
2極電解液室に戻せばよい。
いずれにしても、この方式は比較的わずかな電力で、水
素を消費することなく水酸化アルカリ水溶液の濃縮を可
能ならしめるしのである。
実施例 図は本発明の一実施例による電気化学的水酸化ナトリウ
ム濃縮装置の断面構造を示したものである。
先ず、30%の水酸化ナトリウム水溶液が水酸化ナトリ
ウム水溶液供給口1から陽極電解液室2および陰極電解
液v3に供給される。また、水素が水素供給口4から供
給される。次に、水素の電解酸化に遇したガス拡tII
[電極からなる陽極5と多孔性のニッケルからなる水素
発生株としての陰極6との間に30A/dnlの?!!
流密度の直流?l流を通電すると、陽wA5で水素の電
解酸化が起ると同時に水が生成し、陰極6で水素の発生
反応が起ると同時に水酸イオンが生成する。また、陰極
6から発生する水素は水素導出ロアから導出される。
この間に陽極電解液室2中のナトリウムイオンがパーフ
ルオロカーボン製の陽イオン交換膜8を透過して陰極電
解液室3側へ移行するので、陽極電解液v2の水酸化ナ
ト・リウム水WJiaの′a度は20%まで低下すると
共に、陰極電解液室3の水酸化ナトリウム水溶液の濃度
は50%まで上昇する。この低濃度の水酸化ナトリウム
水溶液は低濃度水酸化ナトリウム導出口9から導出され
、高濃度の水酸化ナトリウム水溶液は高濃度水酸化ナト
リウム導出口10から導出される。余剰水素は余剰水素
す[出口11から排出され、外部のポンプで再循環され
る。なお、この装置を30A/詞の?!流密度で作動し
た際の端子電圧は0.3■となる。
発明の効果 本発明の方法によって30%の水酸化ナトリウム水溶液
の濃度を50%に′a縮する際の水酸化ナト1ノウム1
 ton当りの電力原単位は、端子電圧が0゜3Vなの
で130 kwhとなり、熱エネルギーで濃縮した場合
の電力原単位750 kwhの実に17%となる。
このように本発明は燃料電池法のように水素を発生する
ことなしに、熱エネルギーを利用する場合よりはるかに
少ないエネルギーで水酸化アルカリの水溶液を濃縮する
方法を提供するもので、その工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例にかかる電気化学的水酸化ナトリ
ウム濃縮装置の概略断面図である。 2・・・・・・陽極電解液v  3・・・・・・陰極電
解′a室5・・・・・・陽極      6・・・・・
・陰極8・・・・・・陽イオン交換膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水素の電解酸化反応を起させる陽極と水素の発生反応を
    起させる陰極と陽イオン交換膜と陽極電解液室と陰極電
    解液室とを備える電気化学装置において、陽極に水素を
    供給すると共に陽極電解液室および陰極電解液室に相対
    的に低濃度の水酸化アルカリ水溶液を供給し、陽・陰両
    極間に直流電流を通電することにより、陽極において水
    素の電解酸化反応を、陰極において水素の発生反応を起
    させると共に、陰極電解液室中の水酸化アルカリ水溶液
    の濃度を相対的に高濃度にせしめることを特徴とする水
    酸化アルカリ水溶液の濃縮方法。
JP28595287A 1987-11-12 1987-11-12 水酸化アルカリ水溶液の濃縮方法 Pending JPH01127690A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100513182B1 (ko) * 2001-04-18 2005-09-08 쯔루미소다 가부시끼가이샤 알칼리 용액의 정제 장치 및 그 방법
CN103459674A (zh) * 2011-03-29 2013-12-18 德诺拉工业有限公司 用于盐溶液去极化电渗析的槽

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