JPH01127419A - トラクタの動力取出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、トラクタの動力取出装置に関する。

従来の技術、および発明が解決しようとする問題点 動力取出軸に伝動する変速伝動機構、この変速伝動機構
を低速側と高速側とに切替る変速切替機構１．及び低速
を必要とする装着作業機に伝動させる低速用動力取出軸
と高速を必要とする装着作業機に伝動させる高速用動力
取出軸とを設けた形態のトラクタの動力取出装置におい
て１例えば変速切替機構で変速伝動機構を高速側にして
、高速用動力取出軸を使用し高速を必要とする装着作業
機に高速伝動するのはよいが、低速用動力取出軸を使用
して低速を必要とする作業機に、変速切替機構の誤操作
等によって高速伝動させると、この作業機は高速に耐え
難いため、破損する虞れがある。

問題点を解決するための手段 この発明は、動力取出軸に伝動する変速伝動機構（１）
を低速側と高速側とに切替る変速切替機構（２）を設け
ると共に、低速を必要とする装着作業機に伝動させる低
速用動力取出軸（３）と高速を必要とする装着作業機に
伝動させる高速用動力取出軸（４）とを具備して、これ
ら何れか一方の使用しない動力取出軸を収納する収納部
（５）を設け、前記変速切替機構（２）と該低速用動力
取出軸（３）とには、該収納部（５）に該低速用動力取
出軸（３）を収納することによって該変速切替機構（２
）を高速側にさせ得る変速規制機構（６）を設けてなる
トラクタの動力取出装置の構成とする。

発明の作用 収納部（５）に高速用動力取出軸（４）を収納するか、
或いは高速用、低速用の両動力取出軸ｆ４１　（３１共
に収納されていない場合、変速伝動機構（１）は変速切
替機構（２）によって常に低速側を維持する。

収納部（５）に低速用動力取出軸（３）を完全に収納す
ると、変速規制機構（６）によって変速切替機構（２）
は変速伝動機構（１）を低速側から高速側に切替る。

発明の効果 このような作用によって、低速用動力取出軸（３）を用
いて低速を必要とする作業機に伝動させる場合、例えば
高速用動力取出軸（４）を収納部（５）に収納又は収納
することを忘れていても変速伝動機構（１）は低速側を
維持されているため、低速を必要とする作業機に高速で
伝動することがなく、従ってこの作業機の高速伝動によ
る破損等を防止するものである。

実施例 なお、回倒において、機体の後部を形成する伝動ケース
（７）の後壁（８）に、後方に向けて突出する軸承部（
９）とこの軸承部（９）上方の軸承部（１０とを設け、
この軸承部（１１Ｍには、前方の伝動機構から伝動され
る変速伝動機構（１）の伝動軸（＋１１の後端部を支承
させ。

この伝動軸（ＩＩ）上には、該軸承部ｆｌ（Ｉ直前の小
径歯車（１６とこの小径歯車（１２１のさらに前方の大
径歯車（１３とを固着する。

前記軸承部（９）に嵌合した軸受［＋４１とこの軸受（
１４の前方に設けた軸承部ＴＩ９の軸受ｆｌＧ）とには
、後端部のスプライン部（１のと中間部のスプライン部
（Ｉｌｍとを有した変速伝動機構＋１１の変速軸（１つ
を支承させ、又この変速軸（１９１の後端部には、大径
孔Ｑｌと小径孔Ｉ２１）とからなる軸心上の二段孔を設
ける。

又該変速軸（１湧上の前部には、後端部にクラッチ歯部
（２δを有して前記大径歯車（１：ｌに噛合する高速用
歯車りを回転自在に設け、該変速軸＋１９上の後部には
前端部にクラッチ歯部（２δを有して前記小径歯車＋１
３に噛合する低速用歯車Ｑ４を回転自在に設け、又該変
速軸（］匂のスプライン部（１８上には、前後両端部に
摺動によって該両クラッチ歯部［２３（２３に噛合する
両クラッチ歯部１１２’；ｌ　＋２９とシフター溝Ｑｅ
とを有した変速切替機構（２）の摺動体（５）を設ける
。

前記後壁（８）右部に設けた軸支孔２１とこの軸支孔シ
Ｂの前方の突出壁器に設けた軸支花器とには、変速規制
機構（６）の支軸０［ｌｌを回動自在に支承させ、この
支軸０［ｌｌ上の後部には、前端部の斜面カム部０１１
と下方に向けて突出するアーム部（至）とを有したボス
体ｏ３を固着し、又このボス体（３３前側の該支軸Ｏ［
ｌｌ上には、該斜面カム部０υに係合する斜面カム部０
１１と前記シフター溝（２ｅに係合するアーム部（ロ）
とを有したシフター叩を摺動自在に設け、このシフター
０９と前記突出壁ｒ２９）との間の支軸ｅｌｌ上には、
このシフターｃ（９を後方に向けて弾発付勢するスプリ
ングＯｅを設ける。

前記軸承部（９）の後端部には、後部に軸受（１４′）
を嵌合させてこの軸承部（９）を延長させた状態の軸承
体（９）を結合し、この軸承体的の軸受（１４’　）に
は、前記変速軸（１傷のスプライン部（１ηに嵌合する
雌スプライン部（１７ａ）を有したパイプ状の軸継手（
至）を支承させ、又この軸継手（至）には、前記変速軸
（１９の大径孔１２Ｇに遊嵌する雄ねじ部＠１）、この
軸継手（至）の雌スプライン部（１７ａ）に嵌合するス
プライン部（１７ａ）、及びこの軸継手（至）の後端部
に当接する鍔部（至）を有した高速用動力取出軸（４）
を嵌入させ、又この軸継手（至）の後端部には、該高速
用動力取出軸（４）の前後動を該鍔部（至）によって係
止する係止具（イ）を設ける。

又前記伝動ケース（７）右側壁の前記アーム部（至）の
右方位置には、前記高速用動力取出軸（４）の雄ねじ部
６υを螺入させうる雌ねじ霞を設け、この雌ねじ（資）
部の該右側壁には、該高速用動力取出軸（４）のスフラ
イン部（１７ａ）を遊嵌する収納部（５）のパイプ状収
納ケース６乃を設け、この収納ケース６８には、該高速
用動力取出軸（４）と同様の雄ねじ部（４１ａ）−スプ
ライン部（１７ｂ）及び鍔部（３９ａ）を有した他に、
この雄ねじ部（４１ａ）の螺入によって前記アーム部（
支）を押圧回動させる変速規制機構（６）の突起（４３
を有した低速用動力取出軸（３）を収納する。なおこの
低速用動力取出軸（３）の突出端部に設けられたスプラ
インＨ（よ、前記高速用動力取出軸（４）に設けられた
スプラインｆ８に対して溝数又は軸径等を異にしたもの
とする。に）ｅは収納ケースｕりのキャップである。

次に作用について説明する。例えば高速用動力取出軸（
４）を軸継手（至）に嵌入させて係止具間で係止した後
、収納ケース６シ部の雌ねじ（４）に低速用動力取出軸
（３）の雄ねじ部（４１ａ　）を螺入させて収納ケース
ｈａに低速用動力取出軸（３）を収納すると、突起＋４
３．アーム部敬を介して回動するボス体０３の斜面カム
部ＯＤによってシフター０９、アーム部（ロ）及びシフ
ター溝ｃｅを介して前方に摺動する摺動体（５）は。

クラッチ歯部−を高速用歯車（２３のクラッチ歯部Ｃ２
１に噛合させる。

この場合、伝動機構から伝動される伝動軸（１１）は、
大径歯車（１３，高速用歯車（至）、クラッチ歯部υδ
（２５１及び摺動体（５）を介してスプライン部（１［
１から変速軸（１３に伝動し、さらに変速軸（１９１か
らスプライン部（ｍ、軸継手（至）の雌スプライン及び
スプライン部（１７ａ）を介して高速用動力取出軸（４
）に高速伝動する。

又低速用動力取出軸（３）を収納ケース６ｈから取外す
と、突起色１のアーム部（ロ）に対する押圧が除去され
るため、スプリング００によって、シフターＯＱ、アー
ム部（ロ）を介し摺動体（５）が後方へ摺動するに伴い
クラッチ歯部ｃｌＩＳｌは低速用歯車Ｑ４のクラッチ歯
部（２δに噛合する。

次に高速用動力取出軸（４）を軸継手（至）から取外し
て収納ケース（社）に収納し、低速用動力取出軸（３）
を軸継手（至）に組付た場合、高速用動力取出軸（４）
には突起（４３がないためアーム部（支）に対する回動
作用がなく、従ってこのときの伝動軸回からの伝動は。

小径歯車ｆ１２）、低速用歯車１２４１及び摺動体（５
）、さらに変速軸（Ｉｇｌ、軸継手（至）を介して低速
用動力取出軸〔３）に低速伝動する。

なお、この実施例では、低速用動力取出軸（３）を収納
ケースｅシに収納することによって自動的に変速伝動機
構（１）を高速側にさせる構成としたが、高速用動力取
出軸（４）を収納ケース＋４乃に収納させることによっ
て変速切替機構（２）の高速側への切替操作を不能にす
る構成とするもよい。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は平断面
図、第２図は正断面図である。 図中、符号（１）は変速伝動機構、（２）は変速切替機
構、（３）は低速用動力取出軸、（４）は高速用動力取
出軸、（５）は収納部、（６）は変速規制機構を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 動力取出軸に伝動する変速伝動機構（１）を低速側と高
   速側とに切替る変速切替機構（２）を設けると共に、低
   速を必要とする装着作業機に伝動させる低速用動力取出
   軸（３）と高速を必要とする装着作業機に伝動させる高
   速用動力取出軸（４）とを具備して、これら何れか一方
   の使用しない動力取出軸を収納する収納部（５）を設け
   、前記変速切替機構（２）と該低速用動力取出軸（３）
   とには、該収納部（５）に該低速用動力取出軸（３）を
   収納することによって該変速切替機構（２）を高速側に
   させ得る変速規制機構（６）を設けてなるトラクタの動
   力取出装置。