JPH0112641Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はハンデイタイプのドライヤーとの関連
において開発された理美容椅子におけるドライヤ
ー装置に関するものである。

従来のハンデイタイプドライヤーは、周知の如
くドライヤー本体内にブロア及びヒータ等が組込
まれており、必要に応じ保管個所より持参してコ
ードのプラグを理美容椅子に備えたコンセントに
差込み、椅子本体に一時的に吊下げたりして使用
していた。しかし、このような従来のハンデイタ
イプドライヤーにおいては、ドライヤーを構成す
るモーター及びシロツコフアン等のフアンより生
ずる騒音により客に不快感を与えたり、会話が聴
き取りにくかつたりすることがあり、又所謂移動
式であるため、その都度保管個所から持参する手
間を要し、また員数管理にも手数を要するもので
あつた。

本考案は叙上の点に着目して成されたもので、
その概要は、ハンデイタイプの暖冷風吐出具には
吐出管とグリツプのみを備え、ドライヤーを構成
するモーターとフアンとから成るブロア及びヒー
タ並びにこれらが必要とする関連部品（制御器
具）を収納したブロアハウジングを椅子本体に取
付け、該ブロアハウジング内のブロアより導出し
た可撓管の先端に前記暖冷風吐出具を取付け、該
吐出具を係止する係止部をブロアハウジングに形
成した理美容椅子のドライヤー装置であつて、客
に与える騒音を格段と軽減し、作業能率の向上を
期したものである。

次に、上記の目的を達成し得る本考案の一実施
例を、添付図面について詳細に説明する。

ａは左右側基板１、背部基板２、アンダーシー
ト３、アームレスト４、バツクレスト５、ヘツド
レスト６等より成る従来より周知の理美容椅子本
体、７は内部にブロア８及び図示されてないが該
ブロア８の回転調節機構、加熱装置並びにその温
度調節機構、電源への接続用コード等のブロア機
能用の諸機器が組込まれたブロアハウジングを示
し、ブロア８の吐出側に接続された可撓管９がブ
ロアハウジング７より支板１０を介して適当長の
下に導出されている。更に又、ブロアハウジング
７の内周壁には吸音材が張設されている。

１１は通気可能なグリツプ１１ａと吐出管１１
ｂより成る暖冷風吐出具を示し、グリツプ１１ａ
に対し吐出管１１ｂがコンタクト部１１ｃを介し
て通気可能、回動可能且つ回動位係止可能に設け
られているが、これ等の構成は周知の通気可能な
ロータリー式ジヨイント及びばね押しボールと溝
或は摩擦抵抗等による周知の技術が用いられてい
る。

又前記された可撓管９の先端部がグリツプ１１
ａの基端部に接続されている。

ブロアハウジング７はバツクレスト５の背部に
装着され、又ブロアハウジング７の上部には暖冷
風吐出具１１を係止するための凹陥部７ａが形成
されている。

更に、左右側基板１の何れか一側の基板とアー
ムレスト４間には諸機能用の配電盤１２が設けら
れているが、必要に応じ電路開閉、暖度調整、風
量調整用等の操作子をグリツプ１１ａに付設する
こともある。

叙上の構成において、常時は暖冷風吐出具１１
をブロアハウジング７の凹陥部７ａに係止して置
き、使用時に暖冷風吐出具１１を凹陥部７ａより
引き出すと共にグリツプ１１ａをグリツピングし
て作業をなすものである。

本考案は上記したようにハンデイタイプの暖冷
風吐出具には吐出管とグリツプのみを備え、ドラ
イヤーを構成するモーターとフアンとから成るブ
ロア及びヒータ並びに制御器具を収納したブロア
ハウジングを椅子本体に設けたことにより客に与
える騒音を格段と軽減出来、又椅子自体に設けた
ことにより極めて便利であり、作業能率が向上す
る等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る理美容椅子におけるドライ
ヤー装置の一実施例を示す斜視図である。 ａ……理美容椅子本体、７……ブロアハウジン
グ、７ａ……凹陥部、８……ブロア、９……可撓
管、１１……ハンデイタイプの暖冷風吐出具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 理美容椅子のバツクレストの背部に装着された
   ブロアハウジングと、このブロアハウジング内の
   ブロアより導出される可撓管と、この可撓管の先
   端に連結されたハンデイタイプの暖冷風吐出具と
   を備え、且つ、前記ブロアハウジングには前記暖
   冷吐出具を係止する係合部が形成されて成ること
   を特徴とする理美容椅子におけるドライヤー装
   置。