JPH0112576B2 - - Google Patents

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JPH0112576B2
JPH0112576B2 JP60147286A JP14728685A JPH0112576B2 JP H0112576 B2 JPH0112576 B2 JP H0112576B2 JP 60147286 A JP60147286 A JP 60147286A JP 14728685 A JP14728685 A JP 14728685A JP H0112576 B2 JPH0112576 B2 JP H0112576B2
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JP
Japan
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tip
blank
small diameter
diameter cylindrical
rolling
Prior art date
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Expired
Application number
JP60147286A
Other languages
English (en)
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JPS629736A (ja
Inventor
Hiroshi Kajino
Masaaki Ide
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aoyama Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Aoyama Seisakusho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aoyama Seisakusho Co Ltd filed Critical Aoyama Seisakusho Co Ltd
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Publication of JPS629736A publication Critical patent/JPS629736A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はボルト先端にテーパ状の剣先部を備え
た剣先ボルトの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 剣先ボルトは第7図に示されるように、ねじ部
31の先端に細径のガイド部32とテーパ状の剣
先部33とを備えたものであり、従来はねじ部3
1をダイスにより転造し、剣先部33は切削加工
することにより製造されていた。ところが剣先部
33を1本ずつ切削加工することは手数を要する
ために製造コストが高くなる。そこで特開昭58−
25836号公報のように、剣先部を切削加工によら
ずねじ部と同様ダイスにより絞り加工する方法も
提案されているが、この方法を試験したところ、
中実の細径円柱部をダイスにより絞り加工するす
るには相当な転造圧を要するばかりか、剣先部と
ガイド部との境界部分が膨出してめねじ孔にねじ
込むときにガイド部による調心がうまく行えず、
このまま実用化できないことが判明した。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はこのような従来の問題点を解決して、
正確な形状の剣先部及びガイド部を有する剣先ボ
ルトを転造法によつて安価に製造することができ
る剣先ボルトの製造方法を目的として完成された
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、所定長さに切断された棒状素材を圧
造してボルト頭部と円柱状主体部とこれに続く細
径円柱部とを有するブランクを製造したのち、こ
のブランクをねじ面から小距離を隔てて次第に隆
起する斜面を備えた転造ダイスにより転造して円
柱状主体部にねじを成形すると同時に細径円柱部
の先端をテーパ状に絞り成形する剣先ボルトの製
造方法において、前記ブランクの細径円柱部を圧
造する際に該細径円柱部の先端面に円錐状凹部を
成形しておき、この円錐状凹部を備えた細径円柱
部の先端をテーパ状に絞り成形することを特徴と
するものである。
(実施例) 次に本発明を図示の実施例とともに更に詳細に
説明すると、先ず切断機によつて所定長さに切断
された棒状素材を常法により熱間又は冷間で圧造
して、第1図及び第2図に示されるようにボルト
頭部1と円柱状主体部2とこれに続く細径円柱部
3とその先端面に位置する円錐状凹部4とを有す
るブランク5が製造される。このようなブランク
5は次に第3図に示される転造ダイス6により転
造される。この転造ダイス6はねじ部の精度と転
造ダイス6の命数向上のために図示のようにねじ
面7から小距離を隔てて次第に隆起する細長い斜
面8を備えたもので、ねじ面7と斜面8との間の
平滑部9の幅は略一定であり、斜面8の上側の稜
線10は転造ダイス6の喰付部11から後方に向
うにつれて徐々に外側(図面上は上側)に傾斜
し、また斜面8の後端部には三角形状の平担面1
2が形成されている。ブランク5は第1図及び第
2図のとおり円柱状主体部2が転造ダイス6のね
じ面7上に位置し、細径円柱部3の円柱状主体部
2に近い部分が平滑部9上に位置し、細径円柱部
3の先端部が斜面8と平滑部9との境界線13上
から若干先方に位置するように転造ダイス6上に
セツトされ、ねじ面7によりボルトのねじ部31
の転造が行われる。このようにしてブランク5が
転造ダイス6上を移動する間に、ブランク5の細
径円柱部3は平滑部9によつて拘束されているの
で、転造時は材料がねじ部31の先端に流れず細
径円柱部3の先端部に流れるためねじ部の精度が
よいうえ転造ダイス6を破損することがなく、し
かも、該細径円柱部3の先端部は斜面8によつて
次第に絞られて最終的には第4図及び第5図に示
されるとおりテーパ状に絞り加工されることとな
るが、特に、本発明では前述のとおり細径円柱部
3の先端面には円錐状凹部4が凹設されているの
で、細径円柱部3の先端部は円滑に塑性変形し、
第6図のように周囲に膨出部を生ずることもなく
凹部14を備えた剣先部33が成形されるととも
に、平滑部9上の細径円柱部3はそのままの形状
を保ちガイド部32となる。従つて本発明方法に
よれば、ねじ部31の転造と剣先部33の絞り加
工とが同時に行われるうえに転造圧も小さくてよ
いので、ダイス寿命も長くなる点と相俟つて製造
コストの引下げができ、また、ブランク5の細径
円柱部3の先端部は円滑に塑性変形して正確なテ
ーパ形状に成形されるので、本発明の方法により
製造された剣先ボルトはガイド部32による調心
を行い易いものである。
(発明の効果) 本発明は以上の説明からも明らかなように、正
確な形状の剣先部及びガイド部を有する剣先ボル
トを転造法によつて安価に製造することができ、
しかも、本発明の方法により製造された剣先ボル
トはガイド部に膨出部がなく調心を行い易いこ
と、先端に形成される凹部が適度な弾力性を与え
ねじ穴の探りが行い易いこと、円錐状凹部に対応
する分だけブランクの重量を軽くすることができ
軽量化を図ることができること等の多くの利点を
有するもので、本発明は切削加工により剣先部を
成形していた従来法の欠点を解決したものとし
て、業界に寄与するところは極めて大きいもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工程を転造開始時の状態にお
いて示す一部切欠平面図、第2図はその一部切欠
左側面図、第3図は本発明において用いられる転
造ダイスを示す斜視図、第4図は転造終了時の状
態を示す一部切欠平面図、第5図はその左側面
図、第6図は本発明方法により得られた剣先ボル
トの一部切欠正面図、第7図は従来の剣先ボルト
の一部切欠正面図である。 1……ボルト頭部、2……円柱状主体部、3…
…細径円柱部、4……円錐状凹部、5……ブラン
ク、6……転造ダイス、7……ねじ面、8……斜
面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定長さに切断された棒状素材を圧造してボ
    ルト頭部と円柱状主体部とこれに続く細径円柱部
    とを有するブランクを製造したのちこのブランク
    をねじ面から小距離を隔てて次第に隆起する斜面
    を備えた転造ダイスにより転造して円柱状主体部
    にねじを成形すると同時に細径円柱部の先端をテ
    ーパ状に絞り成形する剣先ボルトの製造方法にお
    いて、前記ブランクの細径円柱部を圧造する際に
    該細径円柱部の先端面に円錐状凹部を成形してお
    き、この円錐状凹部を備えた細径円柱部の先端を
    テーパ状に絞り成形することを特徴とする剣先ボ
    ルトの製造方法。
JP14728685A 1985-07-04 1985-07-04 剣先ボルトの製造方法 Granted JPS629736A (ja)

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JPS629736A JPS629736A (ja) 1987-01-17
JPH0112576B2 true JPH0112576B2 (ja) 1989-03-01

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JPS5825836A (ja) * 1981-08-07 1983-02-16 Masao Murakoshi ねじ状物の加工方法

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