JPH01122975A - 多孔質部分を有する人造大理石の製造方法 - Google Patents

多孔質部分を有する人造大理石の製造方法

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JPH01122975A
JPH01122975A JP28150487A JP28150487A JPH01122975A JP H01122975 A JPH01122975 A JP H01122975A JP 28150487 A JP28150487 A JP 28150487A JP 28150487 A JP28150487 A JP 28150487A JP H01122975 A JPH01122975 A JP H01122975A
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JP
Japan
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admixture
cement
artificial marble
composition
weight
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JP28150487A
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English (en)
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Teruhiko Fujii
藤井 暉彦
Tei Manabe
真鍋 帝
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は建物の内装、外装、装飾品等に用いられる多孔
質部分を有する人造大理石の製造方法に関する。
従来の技術 建築物の外装、内装、床などに大理石が用いられている
が、多孔質部分を有する人造大理石の製造方法は知られ
ていない。
先般、特開昭59−102857において、焼成を必要
としない大理石模様を有する混合物の製造方法が開示さ
れたが、同方法においてはステアリン酸カルシウムを主
成分としており、また多孔質部分を有するとの開示や示
唆はない。
発明が解決しようとする問題点 トラパーチンと称される虫食い状大理石は、その特異な
外観により、装飾用大理石として珍重されるが、そのよ
うな外観を呈する人造大理石の製造方法は未だrM発さ
れていない。
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、セメント用混
和剤、セメントおよび骨材を混和して、焼成せずに成形
した多孔質部分を有する人造大理石を提供することであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明は、セメント用混和剤をより多Iに含む人造大理
石用組成物および同混和剤を少旦含むがまたは全く含ま
ない人造大理石用組成物を用いることを特徴とする多孔
質部分を有する人造大理石の製造方法である。
作  用 本発明者らは、セメント用混和剤、セメントおよび骨材
を用いて製造した人造石の製造工程において、上記セメ
ント用混和剤の配合比が異なる部分を配置することによ
り多孔質部分を有する人造大理石を製造しうろことを見
出し、本発明を完成した。
本発明で使用するセメント用混和剤は、市販のものでも
よいし、本発明者らが発明したセメント用混和剤、すな
わち塩化カルシウム、天然または合成ゴムならびに樹脂
を主成分とし、水および有機溶媒を溶剤とするものを用
いてもよい0本発明者らの発明にかかるセメント用混和
剤の主成分の重量比はセメント用混和剤の重量を100
%とした場合に、それぞれ塩化カルシウムが20〜40
重量%、好ましくは27〜36重量%、天然または合成
ゴム0〜25重量%、好ましくは10〜15重量%、樹
脂10〜25重量%、好ましくは10〜15重量%であ
る。水および有機溶媒の重I%はそれぞれ20〜40を
量%および10〜20重量%、好ましくは27〜36重
量%および14〜15重量%である。なお、天然または
合成ゴムは、各種ラテックスを用いてもよい、ここで用
いられる有機溶媒としては、アルコール類が好ましく、
とりわけメタノール、エタノール等が好ましい、天然ま
たは合成ゴムとしては、アラビアゴムが特に好ましい、
v11脂としては、尿素樹脂および/またはアクリル樹
脂が用いられる。溶解補助剤は、樹脂を水および有機溶
媒に溶解するために用いられるものであれば、いずれで
もよいが、特に炭酸アンモニウムもしくは重炭酸アンモ
ニウムなどのアンモニウム塩および/または塩酸、とり
わけアンモニウム塩と塩酸の組合わせが好ましい。
アンモニウム塩はセメント混和剤全重量の2〜4重量%
、好ましくは2.7〜3,6重量96、塩酸は3.5〜
5.5重量%、好ましくは4.2〜4゜8重量%が用い
られる。所望により用いられる色素は、たとえば酸化鉄
、酸化クロム等である。本セメント用混和剤は、塩化カ
ルシウムと溶解補助剤および水に、天然または合成ゴム
の有機溶媒溶液を加え、さらにここに樹脂を加えること
により製造できる。使用時には、このセメント用混和剤
を水等で約10〜20倍に希釈して用いるとよい。
以下このセメント用混和剤の希釈液を「希釈液」と記す
市販のセメント用混和剤または上記希釈液の遡及を、セ
メントおよび骨材の混合物に加えることにより、人造大
理石製造用組成物が得られる。すなわちセメントおよび
骨材をたとえば約1:2〜1:3の割合に加えたものに
、市販のセメント用混和剤または希釈液を加える。ここ
に用いられるセメントとは、−ffiに建築等に用いら
れる灰色のセメントであってもよいし、白色のポルトラ
ンドセメントであってよい、骨材とは砂、寒水砂、珪砂
笠である。これら骨材の粒径が生成する製品の表面の緻
密さを決定するため、平滑な表面を所望する場合には、
この粒子の直径が1mmφ以下であることが望ましい。
また有色の製品を所望する場きには、セメントの3〜5
重量%の無機顔料、望ましくは粉末顔料、をセメントと
骨材の混合物に分散させるとよい。なお、無機顔料の使
用は耐候性向上をもたらす。
セメントと骨材との混合物と、セメント用混和剤の混合
比は用いる骨材の種類に応じ決定するが、上記希釈液を
使用する場きは一般には下表のように決定する。セメン
ト用混和剤の使用量は少ないほうが製品の強度が大きく
なるが、少なすぎると、流動性がなくなるので、成形時
の流し込み時に気泡が生じ易く、したがって製品の表面
の平滑性が少なくなる。一方、セメント用混和剤が多す
ぎると、強度が低下する。
注:上表中の混6比は重量比を表す。
しかしながら、本発明にかかる多孔質部分を有する人造
大理石を製造する場合、多孔質部分を形成する部分には
、多孔質を形成しない部分に比較して、セメント混和剤
をより少量しか含まないがまたは全く含まない人造大理
石製組成物分使用するようにする、なお、人造大理石用
組成物とは、セメント用混和剤、セメント、水などより
成る人造大理石製造用組成物をいう、たとえば上記希釈
液を用いる場合には、多孔質部分を形成する混合物には
、多孔質部分を形成する混合物にはセメントlOOに対
して希釈液O〜30、好ましくは25〜30(重量比)
程度、多孔質でない部分を形成する組成物にはセメント
100に対して希釈液50〜60(重量比)程度を加え
る。骨材は上記の例示と同様のものが用いられ、寒水砂
が希ましく、セメント100に対して約200〜300
(ffiI比)が用いられる。
次に本発明の目的物の製造工程を上記希釈液を用いた場
合の例で示す。なお、混合比率は重量比を用いている。
(1)単一色の製品をつくる場合の例 工程1 セメント材と骨材を約1=2〜1:3の割合で混合し、
ここにセメン1への約3〜5%の無機顔料粉末を加え、
これらを空練りし、顔料を分散させる。
工程2 本発明にかかるセメント混和剤を水で10〜20倍に薄
め、希釈液を得る。
工程3 セメントと骨材の重量比的1:2〜l;3の混合物にセ
メントを100として希釈液を0〜3゜(重量比)の割
合で加えた人造大理石用組成物1と、上記のセメントと
骨材の混合物にセメントを100として希釈液を50〜
60(重量比)の割合で加えた人造大理石用組成物2を
調整する。
なお、製品に光沢を必要としない場合は、組成物1にセ
メント用混和剤を加えなくてもよい。
工程4 第1図に示すように組成物2を平面的に組成物1と交互
に型4内におく。希釈液の混合比が少ない組成物1が多
くの微細な空孔3を有し、そのため型11の内面に臨む
表面は、虫食い状の凹凸となる。希釈液の配合比率が多
い組成物2の表面は平滑であるので、所望の多孔質状に
応じて上記組成物1と組成物2の使用割合すなわち分布
を適宜調整する0両混合物を注入後、型枠に約5〜10
秒の振動を与える。長時間の振動は虫食い状態を減じ、
多孔質とならなくなるため、過剰な振動はさける。
工程5 次に一般に1〜2日室温で自然養生を行う、夏季は1日
程度、冬季は3日程度でよい。なお、製品に光沢がなく
なるため、蒸気養生は望ましくない。また光沢を出すた
めに脱型するまでは、材料の表面と型の内面とは密着し
ていることが必要であるため、振動等は避ける。さらに
養生中に部分的に型の内面から水分が蒸発すると、光沢
が損なわれるために、上記型の上にビニルシートをかけ
、さらにその上に濡れた布等を置くとよい、なお、製品
に光沢を出すためには、型4の内面は極めて平滑である
ことが望ましく、たとえばガラス板などを用いるとよい
工程6 脱型を行い、第2図の状瑯とし、その後少なくと3日は
ど放置する。なお、水分を十分に蒸発させるなめには、
好ましくは2週間程度、さらに好ましくは4週間程度放
置し、完全に硬化させる。
(2)複数色の模様を付ける場合の例 上記の希釈液の濃度の異なる人造石製造用組成物1,2
と同様に種々の顔料を加えた組成物5゜6を作り、これ
を第3図に示すように型4の上に平面的に交互に配置し
、振動する。以下、単一色の均一色濃度のものを作る場
合と同様に行い、複数色の模様をけけな製品を得る。
(3)ぼかし模様のものを作る場合の例たとえば黄色と
白のぼかし模様の製品を作る場合には、第4図に示すよ
うに型の表面に薄く、白セメントと本発明の希釈液の混
き物7を流し込む。
次に白セメント、骨材、希釈液、黄色面精の混合で希釈
液含有型の少ない人造大理石用組成物1と希釈液含有量
の多い組成物2を塊状に流し込み、全体を振動させて白
セメントと上記組成物を混和させる。このときの振動時
間、振幅などによりぼかし模様を変えることができる6
振動後に、流し込んだ組成物の上をはけで押さえてほぼ
平坦とする。以下は、単一色の場合と同様に行う、その
結果、黄色と白のぼかし模様の人造石が得られる。
白および黄などの色は変更しうるちのである。
以下に実施例により本発明の実施態様を示すが。
これら実施例はなんら本発明を限定するものではない。
実施例 塩化力ルシウノ、      100g炭酸アンモニウ
ム      10g 水                 100 g塩 
 酸                 15cc食用
ゴム      42g メタノール         56cc尿素樹脂   
  42g 上記組成より成るセメント用混和剤を下記の方法に従い
製造する。
塩化カルシウムおよび炭酸アンモニウムを水に溶解し、
この溶液に塩酸およびピロヒドロンと有機色素を加え、
混和する。これに食用ゴムおよびメタノール、さらに尿
素樹脂を加える。
上記方法により得られたセメント用混和剤に水を加えて
、10倍希釈液を作る。この希釈液を白セメント100
部、寒水砂200部の混合液に25〜30倍加えた人造
大理石用組成物1と、50〜60倍加えた人造大理石用
組成物2を調整する。
各組成物を個別によく混練後、第1図に示すように1と
2を平面的に交互に配置し、5〜10秒上下に振動する
。型に流し込んだ状態で室温で2日間自然養生する。2
日後に脱型、室温で4週間放置すると第2図に示される
ような多孔質部分を有する人造石が得られた。
発明の効果 本発明にかかる多孔質部分を有する人造大理石は特徴あ
る多孔状を有するために、外装材、内装材、さらに家具
や器具の外殻として広く用いうるちのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多孔質部分を有する人造大理石の製造
方法を12明するための断面図、第2図は本発明の多孔
質部分を有する人造大理石の斜視図、第3図は複数色の
製品の製造方法を説明するための断面図、第4図はぼか
し模様のある製品の製造方法を説明するための断面図で
ある。 1・・・少量のセメント用混和剤を含む人造大理石用組
成物、2・・・多重のセメント用混和剤を含む人造大理
石用組成物、3・・・空孔、4・・・型、5・・・少量
のセメント用混和剤を含む有色の人造大理石用組成物、
6・・・多量のセメント用混和剤を含む有色の人造大理
石用組成物、7・・・白セメントと希釈液の混合物 代理人  弁理士 画数 圭一部 図面の浄?/内容に変更なし) 第1図 第2図 第3図 第4図 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 特願昭62−281504 2、発明の名称 多孔質部分を有する人造大理石の製造方法3、補正をす
る者 事件との関係  出願人 住所 名称 (028)大阪瓦斯株式会社 代表者 4、代理人 住 所 大阪市西区西本町1丁目13番38号 新興産
ビル国装置EX 0525−5985  INTAPT
  J国際FAX GIff&Gn (06)538−
02476、補正の対象 明細書および図面 7、補正の内容 明細書および図面の浄書(内容に変更なし以  十

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セメント用混和剤をより多量に含む人造大理石用組成物
    および同混和剤を少量含むかまたは全く含まない人造大
    理石用組成物を用いることを特徴とする多孔質部分を有
    する人造大理石の製造方法。
JP28150487A 1987-11-07 1987-11-07 多孔質部分を有する人造大理石の製造方法 Pending JPH01122975A (ja)

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