JPH01119700A - 連続電気めっきラインにおけるめっき浴中の光沢めっき剤濃度管理方法 - Google Patents
連続電気めっきラインにおけるめっき浴中の光沢めっき剤濃度管理方法Info
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- JPH01119700A JPH01119700A JP27650787A JP27650787A JPH01119700A JP H01119700 A JPH01119700 A JP H01119700A JP 27650787 A JP27650787 A JP 27650787A JP 27650787 A JP27650787 A JP 27650787A JP H01119700 A JPH01119700 A JP H01119700A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、連続電気めっき浴へ光沢剤を補給する方法の
改良に関する。
改良に関する。
連続電気めっきラインで光沢めっき鋼帯を製造する場合
、めっき浴に光沢剤を添加してめっきすることにより平
滑で光沢のあるめっき製品を得ている。また所定の光沢
めっき浴で調帯に光沢めっきを施すと、添加されている
光沢めっき剤の有効成分が消耗してゆくのでこの消耗量
に見合った量を定量ポンプで補給し光沢のあるめっき表
面を維持するようにしている。
、めっき浴に光沢剤を添加してめっきすることにより平
滑で光沢のあるめっき製品を得ている。また所定の光沢
めっき浴で調帯に光沢めっきを施すと、添加されている
光沢めっき剤の有効成分が消耗してゆくのでこの消耗量
に見合った量を定量ポンプで補給し光沢のあるめっき表
面を維持するようにしている。
連続電気めっき浴の成分は調帯の通仮によりめっきが行
われるに伴って消耗してゆき、光沢めっきを行うために
添加する光沢剤も消耗してゆく。
われるに伴って消耗してゆき、光沢めっきを行うために
添加する光沢剤も消耗してゆく。
このため光沢剤の消耗を算定し消耗に見合った量を定量
ポンプで補給し表面光沢の安定を図っている。しかし、
通電量の大小によって変化する消耗量の変化に対し追随
することができず表面光沢が一定しなかった。また、め
っき鋼帯を製造する場合鋼帯幅の大小によりめっき面積
が異なるので、めっきに要する通電量が相違してくる。
ポンプで補給し表面光沢の安定を図っている。しかし、
通電量の大小によって変化する消耗量の変化に対し追随
することができず表面光沢が一定しなかった。また、め
っき鋼帯を製造する場合鋼帯幅の大小によりめっき面積
が異なるので、めっきに要する通電量が相違してくる。
特に600鶴幅以上の広幅鋼帯はめっき時に大電流を要
するので、めっき浴組成に対する光沢剤組成のバランス
がくずれ濃度の過不足を生ずることが多かった。
するので、めっき浴組成に対する光沢剤組成のバランス
がくずれ濃度の過不足を生ずることが多かった。
濃度が不足するとめっき光沢が悪くなり濃度が過剰にな
ると光沢ムラを生じ使用量も増大するので、コストアン
プになっていた。
ると光沢ムラを生じ使用量も増大するので、コストアン
プになっていた。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明に係
るめっき浴中のめっき光沢剤濃度の管理方法は、連続電
気めっき浴における通電量と、めっき浴中の光沢めっき
剤の消耗量との相関関係に基づいて、連続的または断続
的にめっき浴中への光沢めっき剤の補給を行うことを特
徴としている。
るめっき浴中のめっき光沢剤濃度の管理方法は、連続電
気めっき浴における通電量と、めっき浴中の光沢めっき
剤の消耗量との相関関係に基づいて、連続的または断続
的にめっき浴中への光沢めっき剤の補給を行うことを特
徴としている。
光沢めっき剤は、硫黄や窒素を基本とした分極性の基を
有する有機化合物(例えばサルファ系剤、アゾ剤、アミ
ン、蛋白等)を含有している。これらの化合物は析出め
っき金属の突出した隆起部分に吸着し吸着層を形成して
めっき金属の析出を阻止し凹凸のない平滑な平面を得る
レベリング作用を有している。このような、光沢剤の作
用により光沢のある美麗なめっき鋼帯が得られるのであ
るが、めっき金属の析出とともに光沢剤の中の有効成分
も吸着により消耗してゆくのでこの消耗に見合って補給
を行うことが必要となってくる。
有する有機化合物(例えばサルファ系剤、アゾ剤、アミ
ン、蛋白等)を含有している。これらの化合物は析出め
っき金属の突出した隆起部分に吸着し吸着層を形成して
めっき金属の析出を阻止し凹凸のない平滑な平面を得る
レベリング作用を有している。このような、光沢剤の作
用により光沢のある美麗なめっき鋼帯が得られるのであ
るが、めっき金属の析出とともに光沢剤の中の有効成分
も吸着により消耗してゆくのでこの消耗に見合って補給
を行うことが必要となってくる。
−船釣にめっき浴では、連続的に濃度を測定し濃度の過
不足を生じた時はそれに見合う量を直ぢに補給し濃度を
一定にしている。しかし、光沢剤は有機化合物の混合物
であるため溶液中の分子がイオン反応を妨害し分析結果
が安定せず濃度測定が困難である。従って、経験的に通
電量に見合った消耗量を定量ポンプで補給するに過ぎず
濃度管理が充分に行われないまま製造しているのが実情
である。このため、実ラインにおける銅帯の光沢めっき
状況を詳細に検討し、各種の光沢剤について消費量と通
電量の関係を求めた。その結果、光沢剤の銘柄、種類に
より異なるが、光沢剤消費量と通電量の間には相関関係
が存在することを知見した。この関係の一例を第1図に
示す。この例では、通電量の増加に伴って光沢剤の消耗
量が直線的に増加している。従って、この場合の電気め
っき通電量と光沢めっき剤の消耗量との関係は、αml
/A、H,CA :アンペア、H:時間)と表すことが
できる。ここに、αとは光沢剤個有の、単位電流・時間
当たりの消耗量を示している。この関係をもとにして通
電量に応じて消耗量に見合う新たな光沢剤を補給してゆ
けば、光沢剤の過不足を生ずることなく常に一定の有効
濃度を維持しながら光沢めっきを行うことが出来る。
不足を生じた時はそれに見合う量を直ぢに補給し濃度を
一定にしている。しかし、光沢剤は有機化合物の混合物
であるため溶液中の分子がイオン反応を妨害し分析結果
が安定せず濃度測定が困難である。従って、経験的に通
電量に見合った消耗量を定量ポンプで補給するに過ぎず
濃度管理が充分に行われないまま製造しているのが実情
である。このため、実ラインにおける銅帯の光沢めっき
状況を詳細に検討し、各種の光沢剤について消費量と通
電量の関係を求めた。その結果、光沢剤の銘柄、種類に
より異なるが、光沢剤消費量と通電量の間には相関関係
が存在することを知見した。この関係の一例を第1図に
示す。この例では、通電量の増加に伴って光沢剤の消耗
量が直線的に増加している。従って、この場合の電気め
っき通電量と光沢めっき剤の消耗量との関係は、αml
/A、H,CA :アンペア、H:時間)と表すことが
できる。ここに、αとは光沢剤個有の、単位電流・時間
当たりの消耗量を示している。この関係をもとにして通
電量に応じて消耗量に見合う新たな光沢剤を補給してゆ
けば、光沢剤の過不足を生ずることなく常に一定の有効
濃度を維持しながら光沢めっきを行うことが出来る。
上記の相関関係をもとにして、建浴濃度10cc/lの
場合に得られる光沢レベルを基準とし、建浴濃度8 c
c / 12の場合に得られる光沢を下限値として通電
量に応じた補給を行った例を第2図に示す。
場合に得られる光沢レベルを基準とし、建浴濃度8 c
c / 12の場合に得られる光沢を下限値として通電
量に応じた補給を行った例を第2図に示す。
図示のように、通電量2.0KAH毎に、光沢剤濃度の
変化量2.0cc/Ilに対応する量の補給を行うこと
により、電気めっきの進行に伴って減少してゆ(濃度が
基準濃度に復帰する。
変化量2.0cc/Ilに対応する量の補給を行うこと
により、電気めっきの進行に伴って減少してゆ(濃度が
基準濃度に復帰する。
このようにして得た光沢剤消耗量(αmj/A、H,)
を補給する方法を検討し自動制御できるよう光沢めっき
鋼帯製造ラインに組みこんだ。
を補給する方法を検討し自動制御できるよう光沢めっき
鋼帯製造ラインに組みこんだ。
この自動制御にはめっき通電量を知る検出部と、この検
出結果をもとに通電量に対応する補給量を命令する命令
部と、この補給命令を受けて光沢剤タンクからめっき液
循環タンクへ光沢剤を送りこむ補給部とから成っている
。これを第3図により説明すると、整流器(1)により
めっき浴槽(6)へ整流して通電されめっきが行われる
。一方、整流器の通電量は検出されると制御設定盤(2
)へ入力される。制御設定盤(2)では光沢めっきに使
用する光沢剤の補給量(α−/A、H,)が設定されて
いるので検出された通電量に見合う補給量を算出し命令
を出す。必要とする補給量の命令は補給回路の電磁弁(
4)に指示され、補給ポンプ電磁弁は補給量に見合う開
角度により光沢剤補給タンク(3)からめっき液循環タ
ンク(5)へ所定量の光沢剤が補給されるようにする。
出結果をもとに通電量に対応する補給量を命令する命令
部と、この補給命令を受けて光沢剤タンクからめっき液
循環タンクへ光沢剤を送りこむ補給部とから成っている
。これを第3図により説明すると、整流器(1)により
めっき浴槽(6)へ整流して通電されめっきが行われる
。一方、整流器の通電量は検出されると制御設定盤(2
)へ入力される。制御設定盤(2)では光沢めっきに使
用する光沢剤の補給量(α−/A、H,)が設定されて
いるので検出された通電量に見合う補給量を算出し命令
を出す。必要とする補給量の命令は補給回路の電磁弁(
4)に指示され、補給ポンプ電磁弁は補給量に見合う開
角度により光沢剤補給タンク(3)からめっき液循環タ
ンク(5)へ所定量の光沢剤が補給されるようにする。
めっき液循環タンク(5)は電気めっきの進行とともに
めっき浴槽(6)へ循環を行い、めっき液の攪拌、補給
を行うとともに補給される光沢剤を循環させ良好なめっ
き表面が持続して得られるようにしている。
めっき浴槽(6)へ循環を行い、めっき液の攪拌、補給
を行うとともに補給される光沢剤を循環させ良好なめっ
き表面が持続して得られるようにしている。
このようにしてめっき浴槽内へ光沢めっき剤を、補給し
て濃度管理を行うことにより光沢剤の濃度バランスを一
定に保つことができた。また、消耗量に対する補給も容
易となった。更に通電量によって補給量を決定するので
めっきを施す銅帯の幅の大小による通電量の変化にも対
応することができるようになった。この方法によれば異
なる光沢剤の使用においてもα値のみ決定しておけば光
沢剤の補給量決定が容易であり随時変更が可能である。
て濃度管理を行うことにより光沢剤の濃度バランスを一
定に保つことができた。また、消耗量に対する補給も容
易となった。更に通電量によって補給量を決定するので
めっきを施す銅帯の幅の大小による通電量の変化にも対
応することができるようになった。この方法によれば異
なる光沢剤の使用においてもα値のみ決定しておけば光
沢剤の補給量決定が容易であり随時変更が可能である。
更に、電磁弁出側に積算流量計を設置しておけば光沢剤
の流量から使用量が記録され管理も容易となる。
の流量から使用量が記録され管理も容易となる。
第3図に示すような制御回路を有する連続光沢めっき鋼
帯製造ラインにより鋼帯幅914flの光沢めっき鋼帯
を2001生産した。めっき浴は酸性シアン銅めっき浴
であり、スルホン酸塩系光沢剤を使用しα−1,0d/
A、H,を設定制御盤に入力した。
帯製造ラインにより鋼帯幅914flの光沢めっき鋼帯
を2001生産した。めっき浴は酸性シアン銅めっき浴
であり、スルホン酸塩系光沢剤を使用しα−1,0d/
A、H,を設定制御盤に入力した。
この結果、得られためっき鋼帯は全量良好な光沢表面を
有しており光沢不良、光沢ムラ等光沢めっき鋼帯として
不良な表面はなかった。また、補給量は従来行っている
定量ポンプによる補給量に比し、約り0%少ない量です
み経済的であった。
有しており光沢不良、光沢ムラ等光沢めっき鋼帯として
不良な表面はなかった。また、補給量は従来行っている
定量ポンプによる補給量に比し、約り0%少ない量です
み経済的であった。
[発明の効果〕
本発明の光沢剤管理方法により光沢めっき剤の管理を行
えば消耗による補給量が自動制御されるので補給量の過
不足がなく一定濃度に保たれる。
えば消耗による補給量が自動制御されるので補給量の過
不足がなく一定濃度に保たれる。
従って安定した品質の製品が得られる。従来は、手動に
より光沢剤を添加するとか、定量ポンプで補給を行うと
かしていたので、濃度管理が充分に行われなかった。特
に広幅鋼帯の光沢めっきには、大電流の通電による濃度
バランスの(ずれがあり光沢ムラや光沢不足が起きてい
たが、本発明の方法により防止できるようになった。ま
た、光沢剤固有の消耗量を本発明の制御設定盤に設定し
ておけば消耗量に見合った補給が行われるので光沢剤の
変更が容易である。
より光沢剤を添加するとか、定量ポンプで補給を行うと
かしていたので、濃度管理が充分に行われなかった。特
に広幅鋼帯の光沢めっきには、大電流の通電による濃度
バランスの(ずれがあり光沢ムラや光沢不足が起きてい
たが、本発明の方法により防止できるようになった。ま
た、光沢剤固有の消耗量を本発明の制御設定盤に設定し
ておけば消耗量に見合った補給が行われるので光沢剤の
変更が容易である。
第1図は、光沢剤消費量と通電量との関係を示すグラフ
、第2図は光沢剤濃度と通電量との関係から導いた光沢
剤補給パターンの一例を示すグラフ、第3図は光沢剤補
給制御回路図である。 1:整流器、2:制御設定盤、3:光沢剤タンク、4:
補給ポンプ電磁弁、5:めっき液循環タンク、6:めっ
き浴槽。
、第2図は光沢剤濃度と通電量との関係から導いた光沢
剤補給パターンの一例を示すグラフ、第3図は光沢剤補
給制御回路図である。 1:整流器、2:制御設定盤、3:光沢剤タンク、4:
補給ポンプ電磁弁、5:めっき液循環タンク、6:めっ
き浴槽。
Claims (1)
- (1)連続電気めっき浴における通電量と、めっき浴中
の光沢めっき剤の消費量との相関関係に基づいて、連続
的または断続的にめっき浴中への光沢めっき剤の補給を
行うことを特徴とする連続電気めっき浴の光沢剤濃度管
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27650787A JPH01119700A (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 連続電気めっきラインにおけるめっき浴中の光沢めっき剤濃度管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27650787A JPH01119700A (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 連続電気めっきラインにおけるめっき浴中の光沢めっき剤濃度管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01119700A true JPH01119700A (ja) | 1989-05-11 |
Family
ID=17570429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27650787A Pending JPH01119700A (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 連続電気めっきラインにおけるめっき浴中の光沢めっき剤濃度管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01119700A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007252902A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Christian Noel Guy Legrand | 移動装置を有する子供向けの本 |
JP2009249707A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Shigeo Hoshino | 3価クロムめっき液管理装置 |
-
1987
- 1987-10-30 JP JP27650787A patent/JPH01119700A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007252902A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Christian Noel Guy Legrand | 移動装置を有する子供向けの本 |
JP2009249707A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Shigeo Hoshino | 3価クロムめっき液管理装置 |
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