JPH01119241A

JPH01119241A - 外科用切除器具

Info

Publication number: JPH01119241A
Application number: JP62277046A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Kusunoki; 楠　博幸; Koji Shimomura; 浩二下村
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1987-10-30
Filing date: 1987-10-30
Publication date: 1989-05-11
Also published as: JPH0572819B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１本発明は、切開することなく体腔外から体腔内、例えば
膝等の関節腔内の軟骨（関節半月、関節軟骨）、軟骨瘤
１種瘍等を切除し、体腔外に排出する外科用切除器具に
関するものである。

［従来の技術と発明が解決しようとする問題点］従来、
関節手術は、主として切開法（開放外科）によって行な
われていた。例えば、−膜内な関節の手術にお′いては
、膝蓋骨上の種瘍を切除したり、膝関節から破損した軟
骨、骨等を切除すること等であるが、これらの手術は、
比較的大ぎな切開を必要としていた。このため、切開に
よる外傷を生じ、苦痛と運動制限とを伴い、完治までに
多くの時間を要するという欠点を有していた。

そこで近年、関節鏡（内視鏡）の観察のもとで、関節を
切開しないで、この１ＩＩｆｔｉに小さな穿刺孔を形成
し、この穿刺孔に挿入部を挿入して手術する外科用切除
器具が提案されている。例えば、特開昭６１−１７０４
４９号公報では、硬性で直線的に伸びる外管内に、先端
部に切削部が設けられた硬性で直線的に伸びる内管を挿
通した挿入部を有する外科用切除器具が開示されている
。ところがこの硬性で直線的に伸びる挿入部では関節腔
内で切除を行う場合に、どうしても切除できない部位が
発生するという問題点があった。この問題に対処するた
めに米国特許ＵＳＰ４６４６７３８では、挿入部を形成
υる外管が半硬性で、且つ、曲り癖のある外科用切除器
具が開示されているが、この技術でも、ににお且つ複雑
な形状でしかも骨等の硬い組織がある関節腔内の切除部
位に穿刺をする場合切除部位に達づる前に外管の曲り癖
が当初のものとは変り、結局切除部位に到達できないと
いう問題点があった。

［発明の目的］本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複雑
な形状でも骨等の硬い組織がある場合でも挿入性が良く
、切除操作が容易であって、しかも構成がｔｖｂ単で安
価な外科用切除器具を提供覆ることを目的とする。

［問題点を解決覆るだめの手段および作用１本発明によ
る外科用切除器具は、内懐の少なくとも一部に可撓性部
を設け、該可撓性部に対向する外管の部位に湾曲部を設
け、前記内管と前記外管とを本体部に着脱可能としたも
のである。すなわち、内管を湾曲自在とし′Ｃ湾曲した
外管内に挿入することにより所望の方向に湾曲させたも
のである。

［実施例］以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図ないし第４図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は外科用切除器具め構成の説明図、第２図は挿入部先
端部の構成の説明図、第３図は内情の説明図、第４図は
外管の説明図である。

外科用切除器具１は本体２と、体腔内に挿入される挿入
部３とを備えている。前記挿入部３は開口した基部を本
体２の先端部に固定した外管４とこの外管４内に回動自
在に挿入された内管６とからなっている。

前記外管４は、先端部近傍の外周に切削ロアを開口した
、例えばステンレス製の外刃８と、この外刃８を先端部
に嵌合固定し、前記外刃８を組織に当接し易いように３
０”の角度′Ｃ−湾曲した湾曲部９を設けた、例えばス
テンレス製のバイブ１１とから構成されている。また、
前記内管６は、例えばステンレス鋼線を３重にし、内層
と外層とが同じ方向で、中間層が反対方向に密巻された
回転力を伝達できるフレキシブルシャフト１２と、この
フレキシブルシャフト１２の先端部に設けられた例えば
ステンレス製の内刃１３とを備えており、第３図のよう
に湾曲自在に形成されている。一方、内管６内に形成さ
れている内路は、前記切削ロアと連通した切片を吸引す
る吸引路１４となっている。

前記本体２は外科用切除器具１を外科医等の術者が手に
もって操作する部分であり、舶記内管６を回転駆動する
駆動部分等を収納するハウジング１６と、前記外管４の
吸引管１４に連通した空洞１７を有して切片吸引装置に
接続される吸引管口金１８を取付けた前部ハウジング１
９とから構成されている。この前部ハウジング１９は１
、例えば螺合手段にてハウジング１６に着脱自在に螺着
連結されている。また、この前部ハウジング１９は前方
に環状の固定部２１を延設し、且つ、その内周軸方向に
溝部２２を形成している。一方、外管４の基部外周には
、前方に７ランジ２３を右するスリーブ２４が嵌合され
ていると共に、スリーブ２４外因にビン２６を一植立し
ている。そして、前記ビン２６を溝部２２内に係入した
状態でスリーブ２４を嵌合した外管４基部を固定部２１
内に挿入し、且つ、外管固定ねじ休２７を固定部２１外
周に螺合して＠脱自在に外管４の基部を固定している。

前記ハウジング１６の後部には、駆動部分としてのモー
タ２８が内装され、このモータ２８の前方に突出したモ
ータ軸２９には雄スプライン３１が固定されている。一
方、このモータ２８の前方には、出力軸３２が回転自在
に、■つ軸方向に摺動可能に軸受けされていると共に、
この後部に雌スプライン３３が形成され、この雌スプラ
イン３３が前記雄スプライン３１に噛合している。前記
出力軸３２は、前記ハウジング１６の空洞１７内に突出
し、この突出部にフレギシブルシｔ／フト１２の後端部
に設けられた接続部材３４が嵌入固定されたスリーブ３
６が連結されている。このスリーブ３６には、前記吸引
路１４と連通ずる窓部３７が外周に設けられている。

前記吸引管口金１８は、＾η記ハウジング１６の空洞１
７と連通状態で取付けられている。この吸引管口金１８
は、イの入口部分の開口面積を大きく取れるようにハウ
ジング１６の軸方向に対して後方に傾斜させている。ま
た、この吸引管口金１８を取付１ノた前部ハウジング１
９は、前方に細径になるようなテーバ状に形成されてお
り、吸引管口金１８の開口面積を大きくしている。

前記外管４は第２図に示される３０゛の湾曲部９を有す
る外管４の他に第４図に示される形状の外管４が揃えら
れている。第４図（ａ）の外管４ａは、直線状に形成さ
れている。第４図（ｂ）の外管４ｂは、４５°に湾曲さ
れた湾曲部９を有しており、先端部に設けられた切削ロ
アは４５゛の角度の方向とは対向する方向に間口してい
る。第４図（Ｃ）の外管４Ｃは、９０’に湾曲された湾
曲部９を有しており、先端部に設けられた切削ロアは９
０°の角度とは対向する方向に開口している。第４図（
ｄ）の外管４ｄは、３０°に湾曲された湾曲部９′を有
しており、先端部に設けられた切削ロアは３０°の方向
に開口している。第４図（ｅ）の外管４ｅは、４５°に
湾曲された湾曲部９を有しており、先端部に設けられた
切削ロアは、４５゛の角度の方向に開口している。

ところで上記のように構成された外科用切除器具１の作
用を表明する。

外科用切除器具１を挿入する前段階として、挿入部３の
穿刺方向と切除する部位との位置にに９て最適な湾曲部
９を有する外管４を選択し、本体２の外管固定ねじ休２
７を外して取替える。この選択された外管４内に挿入さ
れる内管６はフレキシブルシャフト１２によって形成さ
れているためどのような湾曲角度にも対応して湾曲し、
挿入することができる。この作業が終わった後に、外科
用切除器具１０本体２を把持して穿刺孔より切除部位に
挿入部３を挿入する。一方、この切除部位に生理的ｆ１
塩水を切除部位に供給すると共に、内ｐＡ鏡等を挿入し
て挿入部３の先端部を観察できるようにする。　この様
な設定状態で術者は、挿入部３の先端部に設けた切削ロ
アを切除部位に当接し、モータ２８を駆動して出力軸３
２等の駆動伝達系を介してフレキシブルシャフト１２を
軸回りに回転させ、切削ロアと、この切削ロアに臨まけ
て回転する内刃１３とによって組織を切削または剥離し
、切削によって生じた切片を吸引路１４と窓部３７と空
＆’４１７とを介して図示しない吸引装置に接続された
吸引管口金１８より排出することができる。

本実施例のように、関節腔内の対象組織を切除する際、
挿入部３が曲がっていない、直線状の外管４を持った外
）４用切除器具１では、骨等の硬い組織によって到達で
きなつかたり、切除しにくい部位があった場合には、外
管４をその部位に最適な湾曲部９を有する外管４に取替
えることにより切除を容易に行うことができる。

なお、外管４の形状は上記実施例に限定されるものでな
く、内管６を挿通可能であればよい。

第５図ないし第７図は本発明の第２実施例に係り、第５
図は外科用切除器具の概略の構成説明図、第６図は挿入
部先端部の構成の説明図、第７図は外管の説明図である
。

外科用切除器具１は本体４１と、体腔内に挿入される挿
入部４２とから構成されている。前記挿入部４２は前方
に開口し、先端部近傍に湾曲部４３を有する外管４４と
、この外管４４の基部に設けられ、この外管４４内に形
成される挿入路４６に連通する開口部４７を有する保持
部４８とによって構成されている。

前記本体４１は、モータ等を内蔵し、吸引管口金５０が
設けられたハウジング４９と、前方に延設された内管５
１とによって構成されている。この内管５１は、先端部
近傍の外周に切削口５２を開口した、例えばステンレス
製の外刃５３と、この外刃５３を先端部に嵌合固定し、
例えばステンレス鋼線によって湾曲自在に形成されたコ
イル５４とから構成される装置前記外刃５３内には、筒状で例えばステンレス製の内刃
５６が、前記外刃５３とによって切削が行えるように設
けられている。この内刃５６の後端部には、例えばステ
ンレス＃Ａｔｆｊを３重にし、内層と外層とが同じ方向
で、中間層が反対方向に密巻された回転力を伝達できる
フレキシブルシャフト５７が前記コイル５４内を挿通さ
れて嵌入固定されている。また、フレキシブルシャフト
５７内に形成された内路は、前記切削口５２と連通し、
切片を吸引する吸引路５８となっており、前記吸引管口
金５０より吸引した切片を排出できるようになっている
。

なお、内管５１を挿入部４２内に挿入した場合、内管５
１の先端部に設けられた外刃５３は、挿入部４６より突
出１′るようになっており、切除部位に当接して切削す
ることができるようになっている。

前記外管４４の形状は、第７図に示されるような形状が
揃えられている。第７図（ａ）の外管４４ａは直線状に
形成されている。第７図（ｂ）の外管４４ｂは３０°に
湾曲した湾曲部４３を有している。第７図（Ｃ）の外管
４４Ｃ４よ４５°に湾曲した湾曲部４３を右している。

第７図（ｄ）の外管４４ｄは９０”に湾曲した湾曲部４
３を有している。

ところで、外科用切除器具１の関１！ｉ＋腔内への挿入
は、最初に外管４４を挿入して、この外管４４を案内と
して開口部４７より内管５１を挿入１゛る。

内管５１は、コイル５４とフレキシブルシャフトおり、
湾曲部４３を有する外管４４にも容易に挿入することが
できる。このとき、外管４４の湾曲角度によっては切除
部位に到達できない場合があ−るが適切な湾曲°角度を
有する外管４４に取替えることにより切除部位に到達し
、切除できる。

その他の構成６作用および効果は、第１実施例と同様で
ある。

第８図は第２実施例の変形例である挿入部先端の構成説
明図である。

前方に開口する外刃６１の先端部には、軸方向に切れ刃
６２が形成されている。この外刃６１内には、螺旋状に
形成され、その外周面と先端面とに切れ刃６３が設けら
れた内刃６４が図示しないフレキシブルシ１１７１−に
よって回動自在に設けられている。このように構成する
ことによって軸方向および径方向の切除部位を切削する
ことができる。

第９図は第２実施例の他の変形例である挿入部先端の構
成説明図である。

前方に開口する、例えばステンレス製のパイプ６６内に
は、球状でその外周面に切れ刃が形成された内刃６７が
１４ノられている。この内刃６７の後端部には、フレキ
シブルシャフト６８が回動自在に接続されている。この
ようにすることによって外刃が不要となり、構成が簡単
になる。

上記各実施例のフレキシブルシャフトは、３重の密巻コ
イルでなくても良く、例えば２重でも１重でも良い。更
に、回転駆動力を伝達でき、且つ湾曲自在な軸ならば、
例えばステンレス製の細長の板を密巻にした螺旋管や極
細のステンレス鋼線で編み上げたものやプラスチック等
のチューブ内に金属コイルを埋め込んだもの等でもよい
。

また、内刃および外刃の材質についてもステンレス（例
えば５ＵＳ４２０Ｆ）に限定するｂのでなく刃物として
有効な一素材ならばなんでもよい。

更にまた、外管は、ステンレスパイプに限定するもので
なく、例えばプラスデックチューブのように塑性変形可
能な硬性の素材ならばなんでもよい。更に、外管の構成
は、先端部近傍に可撓性部を設は手元側からの操作で所
望の角度に湾曲できるようにしてもよい。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、複雑な形状でも、
骨等の硬い組織がある場合でも挿入性が良く、切除操作
が容易であって、しかも構成が簡単で安価とすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１実施例に係り、第１
図は外科用切除器具の構成の説明図、第２図は挿入部先
端部の構成の説明図、第３図は内管の説明図、第４図は
外管の説明図、第５図ないし第７図は本発明の第２実施
例に係り、第５図は外科用切除器具の概略の構成説明図
、第６図は挿入部先端部の構成の説明図、第７図は外管
の説明図、第８図は第２実施例の変形例である挿入部先
端の構成説明図、第９図は第２実施例の他の変形例であ
る挿入部先端の構成説明図である。１・・・外科用切除器具２・・・本体３・・・挿入部４・・・外管６・・・内管９・・・湾曲部１２・・・フレキッシブルシャフト

Claims

【特許請求の範囲】

（１）先端付近に開口を設けた硬性な外管と、該外管内
に挿通され、回動自在な切れ刃を先端に設けた内管と、
前記外管と前記内管とを先端部に設けた本体部とを具備
する外科用切除器具において、前記内管の少なくとも一
部に可撓性部を設け、該可撓性部に対向する外管の部位
に湾曲部を設け、且つ前記内管と前記外管とは本体部に
着脱可能となつていることを特徴とする外科用切除器具
。
（２）前記外管は湾曲部の湾曲角度または湾曲方向のこ
となるものを複数種類揃えてあることを特徴とする特許
請求の範囲１項に記載の外科用切除器具。