JPH01116299A - 選択型送出ポンプ - Google Patents

選択型送出ポンプ

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JPH01116299A
JPH01116299A JP62272823A JP27282387A JPH01116299A JP H01116299 A JPH01116299 A JP H01116299A JP 62272823 A JP62272823 A JP 62272823A JP 27282387 A JP27282387 A JP 27282387A JP H01116299 A JPH01116299 A JP H01116299A
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JP
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pressure
liquid
discharge port
valve
discharge
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Fumio Ishii
文夫 石井
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MARUKO KEIHOUKI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は選択型送出ポンプに関し、−’H詳細には、自
動車の前方窓と後方窓とにウオツシャ液を選択的に供給
する等のように、1つのタンクから、液体を2系統に選
択的に供給する選択型送出ポンプに関するものである。
(背景技術) 自動車の前方窓と後方窓とにウオツシャ液を供給する場
合、−船釣には、ウオツシャ液タンクと送出ポンプとを
それぞれ別個に設けている。しかしこのようにそれぞれ
洗浄装置を別個に設けたのでは、各洗浄装置の占有スペ
ースが大きくなるし、コストも高くなる。
これら問題点を解消するため、共通のウオツシャ液タン
クから1つのポンプにより2つの異なった洗浄系へ選択
的にウオツシャ液を送出するようにした選択型送出ポン
プが、本願出願人により開発された。この種の選択型送
出ポンプは、ケーシング内に、周壁に多数の凹溝を有す
る羽根車を設けると共に該羽根車を正逆モータの出力軸
に連結し、前記ケーシング内壁と羽根車との間に、羽根
車が回転することによるポンプ作用により液体を送出す
る作用通路を形成し、前記ケーシング内に、それぞれ前
記作用通路に連通ずる2つの弁室を隔壁で仕切って隣接
して設け、該隔壁内に外部タンクからの液体を導入する
液体導入路を設けζ該液体導入路を前記両弁室に連通ず
る吸入口を前記隔壁にそれぞれ開口し、前記両弁室内内
壁に、前記各吸入口と対向する位置に吐出口をそれぞれ
開口し、前記隔壁を移動自在に挿通して両端が各前記弁
室内に突出する弁棒を設けると共に、この弁棒の両端に
、弁棒が移動した際に、一方の弁室の前記吸入口を開、
吐出口を閉とするとき他方の弁室の前記吸入口を閉、吐
出口を開となす弁体をそれぞれ固設して成ることを特徴
とするものである。
この選択型送出ポンプは、必要個所に液体を選択的に、
かつ正確に送出できるという点では優れた効果がある。
上記の選択型送出ポンプは正逆転におけるポンプ特性は
同一となっている。しかしながら、自動車メーカー側で
は、前方窓側より後方窓側の吐出圧力を低圧にすること
を要求している。
これは、前方窓側の吐出圧力は自動車の走行時の風圧に
影響されない様高圧にする必要があり、後方窓側は、ウ
オッシャ−液のタンクが自動車の前方に設けられている
場合、配管が長いため高圧で送液するとホースの結合部
が抜けてしまうおそれがある。このため、結合部にバン
ドの装着を行ったり、減圧調整手段を設ける必要があり
不経済なので吐出圧力の異なる選択型送出ポンプの開発
が要望されている。
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、ケーシング内に、周壁に多数の凹溝もしくは
フィンを有する羽根車を設けると共に該羽根車を正逆モ
ータの出力軸に連結し、前記ケーシング内壁と羽根車と
の間に、羽根車が回転することによるポンプ作用により
液体を送出する作用通路を形成し、前記ケーシング内に
、それぞれ前記作用通路に連通ずる2つの弁室を隔壁で
仕切って隣接して設け、該隔壁内に外部タンクからの液
体を導入する液体導入路を設け、該液体導入路を前記両
弁室に連通ずる吸入口を前記隔壁にそれぞれ開口し、前
記両弁室内内壁に、前記各吸入口と対向する位置に吐出
口をそれぞれ開口し、前記隔壁を移動自在に挿通して両
端が各前記弁室内に突出する弁棒を設けると共に、この
弁棒の両端に、弁棒が移動した際に、一方の弁室の前記
吸入口を開、吐出口を閉とするとき他方の弁室の前記吸
入口を閉、吐出口を開となす弁体をそれぞれ固設して成
る選択型送出ポンプにおいて、一方の吐出口から流出す
る液体の圧力を低下させるべく、前記ケーシング内の前
記作用通路の中間点より一方の吐出口側へ偏倚した位置
に、前記ケーシング内部と液体導入路を連絡する圧力調
整孔を設けたことを特徴とする。
(作用) 作用を第1図と共に説明する 羽根車10が矢印Aの方向に回転すると液体は吐出口3
4aから吐出され、矢印Bの方向に回転すると液体は吐
出口34bから吐出される。作用通路18を流れる液体
の圧力は圧力調整孔24によって一旦減圧され、再び昇
圧されるので、圧力調整孔24と吐出口34a、34b
の距離が長い程吐出口34a、34bからの液体の吐出
圧力は高くなる。
従って、圧力調整孔24と吐出口34aとの距離の方が
、圧力調整孔24と吐出口34bとの距離より長いため
、吐出口34aにおける液体の吐出圧力の方が、吐出口
34bにおける液体の吐出圧力より高圧となる。従って
、圧力調整孔24を作用通1i’8.18の中心点より
減圧したい側に偏倚させることにより、一方の吐出口の
吐出圧力を他方より低下させることが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の好適な実施例について添付図面と共に詳
述する。
まず構成について説明する。
第1図及び第2図において、lOは周面に多数のフィン
12を設けた羽根車であり、ケーシング14内に軸16
を中心として回動自在に設けられている。羽根車lOの
外周とケーシング14内壁との間で、羽根車10が回転
することによりポンプ作用を呈する作用通路18を形成
している。その作用通路18は羽根車10の外周の8割
程度まで及ぶのが好適である。
なお、羽根車10は第2図に示すように正逆モータ20
の出力軸22に連結されている。
24は圧力a整孔であり、ケーシング14内壁に穿設さ
れると共に、後述する液体導入路30へ連絡している。
圧力調整孔24は前記作用通路18の中心より、前記軸
16に対し図面上約30°左方へ偏倚した位置に設けら
れている。
26aは作用通路18の一端側に連通する弁室である。
また、26bも弁室であり、作用通路18の他端側に連
通している。両弁室26a、26bは互いに隣接位置し
て、隔壁28で仕切られている。また隔壁28内には液
体導入路30が開口され、その液体導入路30は、吸入
口32aによって弁室26aに連通し、また吸入口32
bによって弁室26bに連通している。液体導入路30
は適宜な接続パイプ(不図示)によって液体タンク(不
図示)へ連絡される。
34aは吐出口であり、弁室26aの吸入口32aに対
向する壁面に開口している。また、34bも吐出口であ
り、弁室26bの吸入口32bに対向する壁面に開口し
ている。なお、吐出口34a、34bの開口面積は液体
導入路30及び吸入口32a、32bの開口面積よりも
小さく設定されている。
36aは弁体であり、弁室26aの吸入口32aと吐出
口34aと、を開閉する。36bも弁体であり、弁室2
6bの吸入口32bと吐出口34bとを開閉する。
両弁体36a、36bは液体導入路30、雨後入口32
a、32b内で適宜な部材で図面上、左右方向へ摺動自
在に支持された断面十字状の弁棒38の両端に固定され
ている。そして、弁棒38が移動することによって、一
方の弁体が弁室の吸入口を閉塞し、吐出口を開放する時
は、他方の弁体が弁室の吸入口を開放して吐出口を閉塞
する関係にあるよう設定されている。
なお、吐出口34aは適宜なホース(不図示)に接続さ
れ、自動車の前方窓側の噴射ノズル(不図示)に、吐出
口34bは後方窓側の噴射ノズル(不図示)に連絡され
ている。
次に動作について説明する。
正逆モータ20が停止して、羽根車10静止時には弁体
36a、36bの位置が定まらず、フリー状態にある。
この状態において正逆モータ20を駆動して羽根車lO
を矢印への方向へ回転させると、液体は液体導入路30
を通り、ケーシング14内へ流入する。液体は液体導入
路30から弁に!38の外周を回り、弁室26bを通り
、作用通路18を矢印Aの方向に流れ、弁室26aに入
る。
すると、弁室26b内は負圧となり、弁室26a内は正
圧となる。羽根車IOが回転を継続している間は弁室2
6a、26bの圧力関係は上述の状態を継続するのでこ
の圧力差によって弁棒38は図面上、左方へ移動し、弁
体36bは弁室26bの吐出口34bを閉塞し、吸入口
32bを開放する。同時に弁体36aは弁室26aの吸
入口32aを閉塞し、吐出口34aを開放する(第1図
に示す状態)。これにより液体導入路30、弁室26b
の吸入口32b、弁室26b、作用通路18、弁室26
a、弁室26aの吐出口34aを結ぶ流路が構成され、
液体は吐出口34aより吐出される。
逆に羽根車lOが矢印Bの方向へ回転した場合は、弁室
26aが負圧に、弁室26bが正圧となり、この圧力差
により弁棒38は図面上、右方へ移動するので弁体36
aは弁室26aの吐出口34aを閉塞し、吸入口32a
を開放する。同時に弁体36bは弁室26bの吸入口3
2bを閉塞し、吐出口34bを開放する。これにより液
体導入路30、弁室26aの吸入口32a、弁室26a
、作用通路18、弁室26b1弁室26bの吐出口34
bを結ぶ流路が構成され、液体は吐出口34bより吐出
される。
次に第3図〜第6図と共に圧力調整孔24の作用につい
て詳述する。
第3図は第1図に示す実施例の選択型送出ポンプの概略
図である。
吐出口34aを締め切った状態において(吐出口34b
は弁体36bにより閉塞されている)、羽根車10が矢
印Aの方向に回転し、液体が矢印Cの方向へ流れた場合
の作用通路18内のX、Y、Z各点における流体圧の分
布を第4図に示す。
羽根車10の矢印A方向への回転により、液体が点Xか
ら点Yへ移動する間に液体圧は一ヒ昇する。
点Yにおいて、圧力調整孔24が存在するため液体圧は
一旦下降する。さらに羽根車lOの回転により液体圧は
再び上昇し、吐出口34a(点Z)ではPlに示す液体
圧が作用する。
なお、破線に示す液体圧は圧力調整孔24を設けない場
合の液体圧の変化を示すものである。
羽根車10の回転が矢印Bの方向である場合、液体は矢
印りの方向に流れるが、その際のXXY、Z各点におけ
る流体圧の変化は第5図に示すとおりであり、羽根車1
0の矢印Bの方向への回転により上昇した液体圧は、Y
点(圧力調整孔24)で−旦下降し、再び上昇し、吐出
口34b(X点)の液体圧はP2に示す大きさとなる。
第5図においても破線で示す液体圧は圧力調整孔24を
設けない場合の液体圧を示している。
ここで第4図及び第5図で示されるように、圧力調整孔
24の有るY点で一旦下降した液体圧は吐出口34a、
34bに達する間に再び上昇するのであるが、圧力調整
孔と吐出口の間の距離が大きいほど吐出口での液体圧は
高くなる。従って第3図(もしくは第1図)でみてもわ
かるように圧力調整孔24は作用通路18の中間点より
も吐出口34b側に偏倚した位置に設けられているため
、圧力調整孔24と吐出口34aとの間の距離は、圧力
調整孔24と吐出口34bとの間の距離より長いため、
吐出口34aにおける流体圧の方が吐出口34bにおけ
る流体圧より高くすることができる。
なお、実際の液体圧の変化は、第6図に示す。
これは羽根車10が矢印A方向に回転した際、吐出口3
4aを開放した状態、つまり吐出させている状態ではX
点(弁室26b近辺)においては羽根車10の回転によ
り負圧状態であり、Y点でもまだ負圧の状態であるため
圧力調整孔24から液体が吸入され、液体の流量増加が
生じると共に、再び羽根車10の回転により液体圧は上
昇して吐出口34aから吐出する際にはP3に示す液体
圧が作用する。
なお、圧力調整孔24が設けられていない場合は吐出口
34aにはP4に示す液体圧がかかるので、圧力調整孔
24により液体圧を増加させることが可能となる。
羽根車10を逆回転(矢印Bの方向)させた場合は、図
示しないが、Y点における液体圧が正圧であれば液体の
吸入作用は起こらない。負圧であっても矢印A方向の回
転時よりはY点直前の液体圧は高圧なので液体の圧力調
整孔24からの液体の吸入は羽根車10の回転方向が矢
印Aの場合より少ない。さらに、圧力調整孔24と吐出
口34b間の距離が短いので吐出口34bにおける液体
圧は羽根車10が矢印六方向の回転時より低くなる。
従って、吐出口34aの吐出圧力の方が吐出口34bの
吐出圧力より高く設定することができるのである。
続いて第7図と共に他の実施例について説明する。
羽根車110、ケーシング112、作用通路114、吐
出口116a、116b、弁体118a、118b及び
弁棒120の構成は第1図に示した実施例と同じである
が、液体導入路122の先端がケーシング112内部に
達しており、その先端部が隔壁124を形成し、弁室1
26a、126bを区切っている。従って隔壁124を
形成している液体導入路122の先端に吸入口128a
、128bが形成される。
圧力調整孔130は前記隔壁124の弁室126b側に
液体導入路122と連絡するよう穿設されている。この
実施例の場合でも吐出口116b側の吐出圧力の方が吐
出口116a側より低くなる。
第7図に示す方式によると吐出口116aと116bの
間の吐出圧力の差が大きくなり、大きな圧力差が要求さ
れる場合龜適している。
以上、本発明の好適な実施例について種々述べて来たが
、本発明は上述の実施例に限定されるのではなく、例え
ば吐出口に逆流防止の逆止弁を設けてもよい等、発明の
精神を逸脱しない範囲でさらに多くの改変を施し得るの
はもちろんである。
(発明の効果) 本発明に係る選択型送出ポンプを用いると、羽根車の回
転数を変化させることなく、圧力調整孔を設けるだけで
一方の吐出口における液体の吐出圧力を下げることが可
能となる。また、圧力調整孔の偏倚量を変化させること
により、吐出圧力の差を変化させることが容易に行える
ので、ポンプの基本的な構造を変えることなく多種類の
圧力差を有する選択型送出ポンプを提供することができ
る。また、減圧手段等、外的な付加要素もないので、従
来のものと比ベコストアツブすることなく前方窓と後方
窓の吐出圧力が異なる選択型送出ポンプを提供できる等
の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例の選択型送出ポンプの正面
図、第2図はその側面断面図、第3図はその動作を説明
した概要図、第4図は羽根車が矢印へ方向に回転した際
の液体圧の変化を示したグラフ、第5図は羽根車が矢印
B方向へ回転した際の液体圧の変化を示したグラフ、第
6図は実際の使用状部において羽根車が矢印A方向に回
転した際の液体圧の変化を示したグラフ、第7図は他の
実施例を示した正面断面図である。 10・・・羽根車、  12・・・フィン、14・・・
ケーシング、  18・・・作用通路、20・・・正逆
モータ、 22・・・出力軸、24・・・圧力調整孔、 26a、26b・・・弁室、 28・・・隔壁、30・
・・液体導入路、 32a、32b・・・吸入口、 34a、34b・・・吐出口 36a、36b・・・弁体、 38・・・弁棒。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ケーシング内に、周壁に多数の凹溝もしくはフィン
    を有する羽根車を設けると共に該羽根車を正逆モータの
    出力軸に連結し、 前記ケーシング内壁と羽根車との間に、羽根車が回転す
    ることによるポンプ作用により液体を送出する作用通路
    を形成し、 前記ケーシング内に、それぞれ前記作用通路に連通する
    2つの弁室を隔壁で仕切って隣接して設け、 該隔壁内に外部タンクからの液体を導入する液体導入路
    を設け、 該液体導入路を前記両弁室に連通する吸入口を前記隔壁
    にそれぞれ開口し、 前記両弁室内内壁に、前記各吸入口と対向する位置に吐
    出口をそれぞれ開口し、 前記隔壁を移動自在に挿通して両端が各前記弁室内に突
    出する弁棒を設けると共に、この弁棒の両端に、弁棒が
    移動した際に、一方の弁室の前記吸入口を開、吐出口を
    閉とするとき他方の弁室の前記吸入口を閉、吐出口を開
    となす弁体をそれぞれ固設して成る選択型送出ポンプに
    おいて、 一方の吐出口から流出する液体の圧力を低下させるべく
    、前記ケーシング内の前記作用通路の中間点より一方の
    吐出口側へ偏倚した位置に、前記ケーシング内部と液体
    導入路を連絡する圧力調整孔を設けたことを特徴とする
    選択型送出ポンプ。
JP62272823A 1987-10-28 1987-10-28 選択型送出ポンプ Expired - Lifetime JPH0765591B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0364692A (ja) * 1989-07-31 1991-03-20 Asmo Co Ltd 車両用ウォッシャポンプ
JPH0330597U (ja) * 1989-07-31 1991-03-26
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JP2012154177A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Asmo Co Ltd 車両用ポンプ装置

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