JPH01115442A - 金属原子の同位体分離用電極 - Google Patents
金属原子の同位体分離用電極Info
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- JPH01115442A JPH01115442A JP27174087A JP27174087A JPH01115442A JP H01115442 A JPH01115442 A JP H01115442A JP 27174087 A JP27174087 A JP 27174087A JP 27174087 A JP27174087 A JP 27174087A JP H01115442 A JPH01115442 A JP H01115442A
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明はレーザー法による金属原子の同位体分離用電極
に関する。
に関する。
(従来の技術)
レーザー法を使用する金属原子同位体の分離濃縮技術は
、従来のガス拡散法、ノズル法、化学交換法、遠心1分
離法等に比較すると分離効率が非常に大きく、カスケー
ドを組む必要がないと言われている。このレーザー法に
よる金属原子同位体の分離濃縮方法には、金属原子を用
いた原子法と、金属原子化合物を用いた分子法が知られ
ている。
、従来のガス拡散法、ノズル法、化学交換法、遠心1分
離法等に比較すると分離効率が非常に大きく、カスケー
ドを組む必要がないと言われている。このレーザー法に
よる金属原子同位体の分離濃縮方法には、金属原子を用
いた原子法と、金属原子化合物を用いた分子法が知られ
ている。
ここに原子法を用いたレーザー法による金属原子同位体
の分離濃縮装置の一例は、第4図に示すように、全体を
包囲した枠で示す容器15内に配設されたフィラメント
1から発射された電子ビーム2が、偏向磁場3により曲
げられて、金属溶解用るつぼ4に収容された金y!A原
子5に照射される。
の分離濃縮装置の一例は、第4図に示すように、全体を
包囲した枠で示す容器15内に配設されたフィラメント
1から発射された電子ビーム2が、偏向磁場3により曲
げられて、金属溶解用るつぼ4に収容された金y!A原
子5に照射される。
るつぼ4には冷却水通水用の通水孔20が設けられてい
る。電子ビーム2によって?1illを受けた金属原子
5は、高温に加熱されて蒸発し、原子ビーム6となって
上方へ進行していく。この原子ビーム6は、その中に一
方の同位体原子7および他方の同位体原子8が混合され
た状態になっている。そこでこの原子ビーム6に、他方
の同位体原子8の吸収線に相当する振動数の選択励起レ
ーザ光9を照射すると、この選択励起レーザ光9によっ
て、分離しようとする他方の同位体原子8だけが励起さ
れる。
る。電子ビーム2によって?1illを受けた金属原子
5は、高温に加熱されて蒸発し、原子ビーム6となって
上方へ進行していく。この原子ビーム6は、その中に一
方の同位体原子7および他方の同位体原子8が混合され
た状態になっている。そこでこの原子ビーム6に、他方
の同位体原子8の吸収線に相当する振動数の選択励起レ
ーザ光9を照射すると、この選択励起レーザ光9によっ
て、分離しようとする他方の同位体原子8だけが励起さ
れる。
次にこの励起した同位体原子をイオン化するための電離
レーザ光10が照射され、これら2種のレーザ光9,1
0によって、原子ビーム6の中では他方の同位体原子8
が[1され、プラスイオン11に変化する。
レーザ光10が照射され、これら2種のレーザ光9,1
0によって、原子ビーム6の中では他方の同位体原子8
が[1され、プラスイオン11に変化する。
そこでこのプラスイオン11を含む原子ビーム6に、接
地電極12と陰電極13を配置して電界をかけると、電
離されているプラスイオン11のみが静電的に陰電極1
3に引寄せら九、最終的には陰電極13の表面に吸着さ
れる。これに対し電離されていない一方の同位体原子7
は、この電界の影響を受けないので直進し、中性原子捕
集プレート14に収集回収される。
地電極12と陰電極13を配置して電界をかけると、電
離されているプラスイオン11のみが静電的に陰電極1
3に引寄せら九、最終的には陰電極13の表面に吸着さ
れる。これに対し電離されていない一方の同位体原子7
は、この電界の影響を受けないので直進し、中性原子捕
集プレート14に収集回収される。
ニーに接地電極12と陰電極13を含む部分の詳細は、
第5図に示すように、接地電極12と陰電極13はそれ
ぞれ平板状に形成されたちの数枚が交互に配置されてお
り、陰電極13には、下縁に一端(第5図では左手前)
にむけて下り勾配が付された樋20がそれぞれ固着され
、またこれらの樋20からの流下物を共通に受ける樋2
1が設置されて、陰電極13に吸着され滴下したプラス
イオン11を収集するようになっている。
第5図に示すように、接地電極12と陰電極13はそれ
ぞれ平板状に形成されたちの数枚が交互に配置されてお
り、陰電極13には、下縁に一端(第5図では左手前)
にむけて下り勾配が付された樋20がそれぞれ固着され
、またこれらの樋20からの流下物を共通に受ける樋2
1が設置されて、陰電極13に吸着され滴下したプラス
イオン11を収集するようになっている。
(発明が解決しようとする問題点)
上述したような金rite子同位体の分M濃縮装置を効
率的に運転するためには、陰電極13にはプラスイオン
11のみがすべて吸着され、その他の吸着物は無いこと
が望ましい。しかしながら原子ビーム6の中には一方の
同位体原子7も多数含まれ、この同位体原子7はイオン
化されていないにもがかわらず、流動中に陰電極13に
諸接触すると付着して滴下し、プラスイオン11ととも
に樋21(こ流入するので、このためプラスイオン11
の分離効率が低下するという問題点があった。
率的に運転するためには、陰電極13にはプラスイオン
11のみがすべて吸着され、その他の吸着物は無いこと
が望ましい。しかしながら原子ビーム6の中には一方の
同位体原子7も多数含まれ、この同位体原子7はイオン
化されていないにもがかわらず、流動中に陰電極13に
諸接触すると付着して滴下し、プラスイオン11ととも
に樋21(こ流入するので、このためプラスイオン11
の分離効率が低下するという問題点があった。
本発明の目的は、イオン化された同位体原子を効率よく
回収することができる金属原子の同位体分離用電極を提
供することにある。
回収することができる金属原子の同位体分離用電極を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明においては、金属原子を加熱して発生させた蒸気
流に、レーザー光を照射して選択的にイオン化させた金
属原子の同位体原子を含む原子ビームを通過させ、イオ
ン化させた同位体原子を静電的に吸引付着させる複数の
電極が、それぞれ異極性の電極を間に挟んで交互に配列
されてなる金属°原子の同位体分離用電極において、上
記した画電極に貫通窓を設けた。
流に、レーザー光を照射して選択的にイオン化させた金
属原子の同位体原子を含む原子ビームを通過させ、イオ
ン化させた同位体原子を静電的に吸引付着させる複数の
電極が、それぞれ異極性の電極を間に挟んで交互に配列
されてなる金属°原子の同位体分離用電極において、上
記した画電極に貫通窓を設けた。
(作 用)
配列された電極間に進行してきたイオン化された同位体
原子は、イオン電荷と逆極性の電極に静電的吸引力によ
って吸着される。しかしながらイオン化されていない同
位体原子は、電極には多数の貫通窓があるのでこれら電
極に遭遇する機会がはるかに減り、電極に接触付着する
量も低減される。したがって捕集すべきイオン化された
同位体原子への混入量も減少するので、イオン化された
同位体原子の捕集効率は上昇する。
原子は、イオン電荷と逆極性の電極に静電的吸引力によ
って吸着される。しかしながらイオン化されていない同
位体原子は、電極には多数の貫通窓があるのでこれら電
極に遭遇する機会がはるかに減り、電極に接触付着する
量も低減される。したがって捕集すべきイオン化された
同位体原子への混入量も減少するので、イオン化された
同位体原子の捕集効率は上昇する。
(実施例)
以下本発明の一実施例を第1乃至第3図を参照して説明
する。
する。
第2図は本実施例の陰電極の一つを取出して示す斜視図
であり、第2図において陰電極13は、複数本(同図で
は6本)の丸棒状の導電体13aがほぼ等間隔で垂直に
配列されている。各導電体13aは上端部が同じく棒状
の導電体13bに固着され、下端部は@20の内底のほ
ぼ中心線上に固定されている。すなわち陰電極13は電
極実体に比して大きな貫通空間(窓) 16があり、あ
たかも粗いすだれ状に形成されている。
であり、第2図において陰電極13は、複数本(同図で
は6本)の丸棒状の導電体13aがほぼ等間隔で垂直に
配列されている。各導電体13aは上端部が同じく棒状
の導電体13bに固着され、下端部は@20の内底のほ
ぼ中心線上に固定されている。すなわち陰電極13は電
極実体に比して大きな貫通空間(窓) 16があり、あ
たかも粗いすだれ状に形成されている。
この陰電極13は、第1図にその要部を示すように、接
地電極12と一定間隔を保って交互に配置される。接地
電極12は平板状の導電体で、はぼ陰電極13の貫通空
間16に対面する部分を切り欠いて、窓17が設けられ
ている。なお陰電極13が配設された@20は、第1図
の左手前側に向かってわずかな下り勾配となるように設
置されている。この下り勾配の低端部の下側には、樋2
1が設けられている。
地電極12と一定間隔を保って交互に配置される。接地
電極12は平板状の導電体で、はぼ陰電極13の貫通空
間16に対面する部分を切り欠いて、窓17が設けられ
ている。なお陰電極13が配設された@20は、第1図
の左手前側に向かってわずかな下り勾配となるように設
置されている。この下り勾配の低端部の下側には、樋2
1が設けられている。
接地電極12はそれぞれ接地電位に接続され、陰電極1
3はそれぞれ負電位に接続され陰極とされている。(い
づれも図示省略) 次にこれの作用について述べる。
3はそれぞれ負電位に接続され陰極とされている。(い
づれも図示省略) 次にこれの作用について述べる。
蒸発させて上昇蒸気流となった金属の一方の同位体原子
7と、イオン化された他方の同位体原子のプラスイオン
11が混合した原子ビームが、配列された接地電極12
と陰電極13の間を下方から上方へ通過して行く。この
際正電荷をもつプラスイオン11は、負電位とされた陰
電極13のたとえば導電体13aに静電力によって吸引
され、第3図に示すようにそれらの表面に付着する。こ
のように陰電極13に付着して電荷を失った他方の同位
体原子は、付着量が増加するに従って導電体13aの表
面を流下し、樋20内を流れたのちさらに樋21に集め
られて回収され、これによって他方の同位体原子の分離
目的が達成される。
7と、イオン化された他方の同位体原子のプラスイオン
11が混合した原子ビームが、配列された接地電極12
と陰電極13の間を下方から上方へ通過して行く。この
際正電荷をもつプラスイオン11は、負電位とされた陰
電極13のたとえば導電体13aに静電力によって吸引
され、第3図に示すようにそれらの表面に付着する。こ
のように陰電極13に付着して電荷を失った他方の同位
体原子は、付着量が増加するに従って導電体13aの表
面を流下し、樋20内を流れたのちさらに樋21に集め
られて回収され、これによって他方の同位体原子の分離
目的が達成される。
同時に原子ビームの中に混在している一方の同位体〃ス
子7は、接地電極12と陰電極13の間を通過し、さら
に上方に配置された中性原子捕集プレート(図示省略)
に達して回収されるが、この間接地電極12と防電pi
13の間を漂遊中に、その一部はこれらの電極に衝突し
て付着し、中性原子捕集プレートによって回収されなく
なる。このうち特に陰電極13に付着したものは、他方
の同位体原子に混入してこれと区別できなくなるため、
他方の同位体原子の分離効率の低下を招く。
子7は、接地電極12と陰電極13の間を通過し、さら
に上方に配置された中性原子捕集プレート(図示省略)
に達して回収されるが、この間接地電極12と防電pi
13の間を漂遊中に、その一部はこれらの電極に衝突し
て付着し、中性原子捕集プレートによって回収されなく
なる。このうち特に陰電極13に付着したものは、他方
の同位体原子に混入してこれと区別できなくなるため、
他方の同位体原子の分離効率の低下を招く。
しかしながら本実施例によれば、陰電極13と接地電極
12は大きな貫通空間16および窓17が設けられてお
り、ともにそれらの空間展開スペースに比して表面積が
小さくされているので、電荷を有しない一方の同位体原
子7が漂遊中に、これらの電極に衝突する機会は極めて
少なく、大部分は中性原子捕集プレートに到達する。し
たがって一方の同位体原子7の1分離回収された他方の
同位体原子への混入率は、極微とすることができる。
12は大きな貫通空間16および窓17が設けられてお
り、ともにそれらの空間展開スペースに比して表面積が
小さくされているので、電荷を有しない一方の同位体原
子7が漂遊中に、これらの電極に衝突する機会は極めて
少なく、大部分は中性原子捕集プレートに到達する。し
たがって一方の同位体原子7の1分離回収された他方の
同位体原子への混入率は、極微とすることができる。
本発明によれば、イオン化された同位体原子を能率よく
回収することが可能となり、レーザー法による金属原子
同位体の分離濃縮装置の効率を向上することができる6
回収することが可能となり、レーザー法による金属原子
同位体の分離濃縮装置の効率を向上することができる6
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の陰電極の一つを取出して示す斜視図、第3図は第1
図の作用を説明するための斜視図。 第4図はレーザー法による金属原子の同位体分離装置の
一例を概略的に示す模式図、第5図は第4図の要部を取
出し拡大して示す斜視図である。 5・・・金属原子 6・・・原子ビーム7.8
・・・同位体原子 9・・・選択励起レーザ光 10・・・電離レーザ光1
1・・・プラスイオン 12・・・接地電極13・
・・陰電極 13a、13b・・・導電体1
6・・・貫通空間 17・・・窓代理人 弁理
士 則 近 憲 佑 同 第子丸 健 第1図 第2図 第3図 第5図
図の陰電極の一つを取出して示す斜視図、第3図は第1
図の作用を説明するための斜視図。 第4図はレーザー法による金属原子の同位体分離装置の
一例を概略的に示す模式図、第5図は第4図の要部を取
出し拡大して示す斜視図である。 5・・・金属原子 6・・・原子ビーム7.8
・・・同位体原子 9・・・選択励起レーザ光 10・・・電離レーザ光1
1・・・プラスイオン 12・・・接地電極13・
・・陰電極 13a、13b・・・導電体1
6・・・貫通空間 17・・・窓代理人 弁理
士 則 近 憲 佑 同 第子丸 健 第1図 第2図 第3図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、金属原子を加熱して発生させた蒸気流にレーザー光
を照射して選択的にイオン化させた前記金属原子の同位
体原子を含む原子ビームを通過させ前記イオン化させた
同位体原子を静電的に吸引付着させる複数の電極がそれ
ぞれ異極性の電極を間に挟んで交互に配列されてなる金
属原子の同位体分離用電極において、前記両電極に貫通
窓を設けたことを特徴とする金属原子の同位体分離用電
極。 2、前記イオン化させた同位体原子を静電的に吸引付着
させる前記電極はそれぞれ複数の棒状電極が間隔を有し
て配列されてなる特許請求の範囲第1項記載の金属原子
の同位体分離用電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27174087A JPH01115442A (ja) | 1987-10-29 | 1987-10-29 | 金属原子の同位体分離用電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27174087A JPH01115442A (ja) | 1987-10-29 | 1987-10-29 | 金属原子の同位体分離用電極 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01115442A true JPH01115442A (ja) | 1989-05-08 |
JPH0546247B2 JPH0546247B2 (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=17504171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27174087A Granted JPH01115442A (ja) | 1987-10-29 | 1987-10-29 | 金属原子の同位体分離用電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01115442A (ja) |
-
1987
- 1987-10-29 JP JP27174087A patent/JPH01115442A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0546247B2 (ja) | 1993-07-13 |
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