JPH01113458A - ポリフェニレンエーテルを含有する樹脂組成物に対する難燃剤としての高安定性臭素化フタレート化合物 - Google Patents

ポリフェニレンエーテルを含有する樹脂組成物に対する難燃剤としての高安定性臭素化フタレート化合物

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JPH01113458A
JPH01113458A JP20749588A JP20749588A JPH01113458A JP H01113458 A JPH01113458 A JP H01113458A JP 20749588 A JP20749588 A JP 20749588A JP 20749588 A JP20749588 A JP 20749588A JP H01113458 A JPH01113458 A JP H01113458A
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polyphenylene ether
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William Robert Haaf
ウィリアム・ロバート・ハーフ
Robert Jay Axelrod
ロバート・ジェイ・アクセルロッド
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08L81/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L81/04Polysulfides

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は難燃性のポリフェニレンエーテル組成物に係り
、より特定的には、ポリフェニレンエーテル樹脂と耐衝
撃性ポリスチレンとのブレンドであって、安定な臭素化
フタレート化合物と酸化アンチモンが組合せて使用され
てこの組成物に耐炎性を付与すると共にこの組成物の他
のいくつかの物理的性質を向上させている前記ブレンド
に係る。
ポリフェニレンエーテル(又はオキサイド)樹脂と耐衝
撃性ポリスチレンの熱可塑性組成物は、射出成形によっ
て、極めて望ましい特性の組合せを特徴とする各種の物
品にするのに有用であることが知られている。良好な耐
炎性が重要な要件であるような製品にこれらの組成物を
使用する用途が拡大するにつれて、この組成物の他の所
望の性質を大きく損うことなく難燃性を向上させる添加
剤の必要性が増大している。ポリフェニレンエーテル組
成物用の難燃性添加剤は、従来はとんどが、比較的分子
量の低い非ポリマー性の化合物であった。これらの多く
は、成形工程中に、浸出したりブルーミングする傾向が
ある。すなわち、本質的な性質として、成形工程中に、
蒸発したり組成物の表面に移行したりする傾向があるの
である。
この問題を克服するために、近年、高分子量の物質、特
に鎖中に結合した臭素置換を有するスチレンのオリゴマ
ーおよびポリマーの研究がなされている。たとえば、ホ
ーンベイカー(Hornbaker)らの米国特許第4
,279,808号には、核が臭素化されたスチレンを
ゴムの存在下で重合して形成された成形可能な熱可塑性
樹脂が記載されている。得られた樹脂はそれ自体でも有
用であるが、ポリフェニレンオキサイドなどを始めとす
る他の樹脂とブレンドしてこのブレンドの耐炎性を増大
させることもできる。− 他のいくつかの特許にも、ポリフェニレンエーテルとポ
リスチレンの組成物であって、ポリスチレンが理論的に
は臭素や塩素のような難燃性ハロゲン原子を含有するこ
とができる組成物が記載されている。これらには、ヨネ
ミツ(Yonemitsu)らの米国特許第3.933
,941号、ハーフ(Haaf’)らの米国特許第4,
355.126号およびスギオ(Suglo)らの米国
特許第4,448.931号がある。
また、最近の興味深い発展の中には、スチレンとブロモ
スチレンとのさまざまなコポリマーが、難燃性を改良す
るためにポリフェニレンエーテル樹脂ブレンド中に含ま
れているものがある。これらは、クーパー(Glenn
 D、 Cooper)とカッチマン(Arthur 
Katchman)によって1985年8月2日付けで
出願された係属中の米国特許継続出願箱762.805
号および同第762,806号、ならびにアポリンズ(
Aboltns) 、アイコック(Ayc。
ek)およびキンソン(Klnson)によって198
4年11月27日付けで出願された係属中の米国特許出
願第675,344号およびアクセルロッド(Axel
 rod)とクーパー(Cooper)によって198
4年11月28日付けで出願され1986年11月26
日付けで米国特許第4.624.979号と七で発行さ
れた米国特許出願第675.715号の主題である。英
国特許出願公開第2076830A号と第207683
1A号は、上に述べた最初の二つの米国特許出願にほぼ
対応する。
いくつかの特許には、有用な耐火性を有する臭素化ポリ
スチレンオリゴマーの製造が記載されている。このよう
な物質は、ナールマン(Naara+ann)らの米国
特許第4,074,033号および第4゜143.22
1号に開示されているように、水素化ポリスチレンオリ
ゴマーに元素状臭素を作用させて製造される。いくつか
のポリマーに対する臭素化スチレンオリゴマーの有用性
が、ワーム(Wura+b)らの米国特許第4,107
,231号(線状ポリエステルに対して)、セイゾーン
(Theysohn)らの米国特許第4.137.21
2号(ナイロン組成物に対して)、およびニューバーブ
(Neuberg)らの米国特許第4.151.223
号(繊維状またはフィラメント状の線状熱可塑性ポリエ
ステルに対して)に記載されている。
特開昭60−90.256号には難燃性のポリフェニレ
ンエーテル組成物が記載されているが、これは優れた難
燃性と耐熱性を示しながらハロゲン化物質の移行はほと
んどないとされている。この組成物は、ポリフェニレン
エーテル樹脂に加えて、臭素化スチレンポリマーと、場
合により、ゴム改質ポリスチレンや5BR)リブロック
コポリマーなどのような他のスチレンポリマーとを含ん
でいる。そこに示されている特定の臭素化スチレンポリ
マーはPYRO−CHEK68PBであるが、これは臭
素を68%含有し、数平均分子量が150.000であ
る臭素化ポリスチレンと記載されている。
ある種の臭素化されたフタレート化合物および無水フタ
ル酸化合物が熱可塑性組成物を難燃性にするのに使用で
きるということは業界で知られている。このような広い
意味に包含されるものとして、たとえば、ペンウォルト
社(Pennvalt Corp。
rat 1on)が製造している2−ヒドロキシプロピ
ルポリエチレングリコールモノメチルエーテルテトラブ
ロモフタレート、およびグレート・レークスφケミカル
社(Great Lakes Cheileal Co
mpany)が製造しているテトラブロモフタル酸無水
物の混合ジエチレングリコール/プロピレングリコール
エステルがある。しかしながら、上記の化合物を使用す
ると、得られる組成物は、特に大規模の成形作業におけ
る物理的性質が劣っている。
発明の概要 本発明により、安定な臭素化フタレート化合物を酸化ア
ンチモンと組合せて配合することにより、ポリフェニレ
ンエーテル樹脂と耐衝撃性ポリスチレンとの有用な難燃
性ブレンド組成物を製造することができるということが
発見された。得られる組成物は、良好な難燃特性を示す
外に、移行とブルーミングに対する耐性が優れており、
衝撃特性と流動特性が改良されており、しかも熱安定性
は良好である。
本発明のブレンドは押出したり成形したりでき、広範囲
の成形プラスチック製品にできる。
発明の説明 要約すると本発明の組成物は次の(a)〜(d)の難燃
性熱可塑性ブレンドからなる。すなわち、(a)ポリフ
ェニレンエーテル樹脂、 (b)ゴムで改質されたアルケニル芳香族樹脂、(c)
(a)と(b)の組合せの難燃性を改良する量の安定な
臭素化フタレート化合物、ならびに、成分(c)を難燃
剤として使用する場合、(d)(a)、(b)および(
c)の組合せの難燃性を相乗的に増強する量の酸化アン
チモン。
本発明は、もうひとつの面で、通常は可燃性の熱可塑性
樹脂と混和して使用するのに適応しうる、ポリフェニレ
ンエーテルを主体とした濃縮物に関するものであり、こ
の濃縮物は、基本的に、(a)ポリフェニレンエーテル
、 (b)安定な臭素化フタレート化合物、および(c)酸
化アンチモン から構成されており、この濃縮物は上記の組成物を難燃
性にする量で使用される。
通常は可燃性の熱可塑性樹脂は、以下に定義するアルケ
ニル芳香族樹脂またはその誘導体が好ましい。
本発明で使用するポリフェニレンエーテル(ポリフェニ
レンオキサイドともいう)は、ヘイ(Alfan S、
 Hay)が効率的で経済的な製造方法を発見した結果
商業上極めて有用となった、よく知られた1群のポリマ
ーである。たとえば、米国特許第3.306.874号
および第3.306.875号を参照されたい。以来数
多くの修正と変形が研究・開発されて来ているが、総じ
てこれらのポリマーの特徴はアリーレンオキシ構造単位
をもっていることである。本発明は、そのような変形と
修正をすべて包含するものであり、たとえば以下に述べ
るものが挙げられるがこれらに限られることはない。
本発明の実施の際に使用するのに好ましいポリフェニレ
ンエーテルは、一般に、次式の構造単位を含有する。
ここで、これらの単位の各々において、各Qlは水素、
ハロゲン、第一級か第二級の低級アルキル(すなわち、
7個までの炭素原子を含有するアルキル)、フェニル、
ハロアルキルもしくはアミノアルキル(ただし、少なく
とも2個の炭素原子がハロゲン原子または窒素原子とベ
ンゼン環とを隔てている)、炭化水素オキシ、またはハ
ロ炭化水素オキシ(ただし、少なくとも2個の炭素原子
がハロゲン原子と酸素原子とを隔てている)であり、各
Q2はQlに対して定義したような水素、ハロゲン、第
一級か第二級の低級アルキル、フェニル、ハロアルキル
、炭化水素オキシまたはハロ炭化水素オキシである。適
した第一級の低級アルキル基の例は、メチル、エチル、
n−プロピル、n−ブチル、イソブチル、n−アミル、
イソアミル、2−メチルブチル、n−ヘキシル、2,3
−ジメチルブチル、2−13−または4−メチルペンチ
ルおよび対応するヘプチル基である。第二級の低級アル
キル基の例はイソプロピル、5ec−ブチルおよび3−
ペンチルである。アルキル基はいずれも分枝より直鎖の
方が好ましい。各Qlがアルキルかフェニル、特に01
−4のアルキルで、各Qが水素であるのが最も普通であ
る。
ホモポリマーとコポリマーのどちらも包含される。適切
なホモポリマーは、たとえば2.6−ジメチル−1.4
−フェニレンエーテル単位を含有するものである。適し
たコポリマーとしては、前記の2.6−ジメチル−1.
4−フェニレンエーテル単位を、たとえば2. 3. 
6−トリメチルー1.4−フェニレンエーテル単位と組
合せて含有するランダムコポリマーがある。ホモポリマ
ーはもちろん、たくさんの適切なランダムコポリマーが
多数のヘイ(flay)の特許を特徴とする特許文献に
開示されている。グラフトコポリマーも包含され、たと
えば、アクリロニトリルやビニル芳香族化合物(たとえ
ばスチレン)などのようなビニルモノマーおよびポリス
チレンやエラストマーなどのようなポリマーを、ポリフ
ェニレンエーテル鎖上にグラフトさせて製造されたもの
がある。さらに別の適切なポリフェニレンエーテルは、
カップリング剤をふたつのポリフェニレンエーテル鎖の
ヒドロキシ基と反応させてこのポリマーの分子量を増大
させたカップル化ポリフェニレンエーテルである。この
カップリング剤を例示する上、低分子量のポリカーボネ
ート、キノン類、複素環式化合物およびホルマール類が
ある。
このポリフェニレンエーテルは、一般に、分子Ijk(
本明細書中ではゲル透過クロマトグラフィーによって決
定した数平均分子量をいう)が°約5゜000〜40.
000の範囲内であり、約11゜500〜約26110
0の範囲内が好ましい。このポリマーの固有粘度は、2
5℃のクロロホルム溶液中で測定して、通常的0.19
〜約0.87デシリットル/グラム(di/ g )の
範囲であり、約0,35〜約0.65dl/gの範囲が
好ましい。
これらのポリフェニレンエーテルは公知の方法で製造で
きるが、典型的には少なくとも1種の対応するモノヒド
ロキシ芳香族(たとえばフェノール系)化合物の酸化カ
ップリングによって製造できる。特に有用で入手が容易
なモノヒドロキシ芳香族化合物は2.6−キシレノール
(上記の式で各Q がメチルで各Q2が水素)であり、
その場合対応するポリマーはポリ(2,6−ジメチル−
1.4−フェニレンエーテル)と表わすことかで ・き
る。
業界でポリフェニレンエーテルの製造に有用であること
が知られている各種の触媒系のいずれも、本発明で使用
するポリフェニレンエーテルを製造する際に使用するこ
とができる。はとんどの場合、それらの触媒系は銅、マ
ンガンまたはコバルトの化合物などのような少なくとも
18iの重金属の化合物を、通常はいろいろな他の物質
と組合せて含有する。
好ましい触媒系の中には銅を含有するものがある。その
ような触媒は、たとえば前述の米国特許箱3.306,
874号および第3. 306. 875号その他に開
示されている。そのような触媒は、通常、第一銅か第二
銅のイオン、ハライドイオン(すなわち、クロライド、
ブロマイドまたはヨーダイト)、および少なくとも1種
のアミンの組合せである。
また、マンガンを含有する触媒系も好ましい。
それらは、一般に、二価のマンガンとハライド、アルコ
キシドまたはフェノキシトなどのようなアニオンとを含
有するアルカリ性の系である。このマンガンは、1種以
上の錯化剤および/またはキレート化剤との錯体として
存在するのが最も普通であり、そのような錯化剤および
/またはキレート化剤としては、ジアルキルアミン、ア
ルカノールアミン、アルキレンジアミン、0−ヒドロキ
シ芳香族アルデヒド、0−ヒドロキシアゾ化合物、α−
ヒドロキシオキシム(モノマー性のものもポリマー性の
ものも含める)、O−ヒドロキシアリールオキシム、お
よびα−ジケトンなどがある。
さらにまた、コバルトを含有する触媒系も有用である。
当業者は、ポリフェニレンエーテル製造用のマンガンま
たはコバルトを含有する触媒系を開示している特許に精
通しているであろう。
本発明の目的にとって特に有用なポリフェニレンエーテ
ルは、下記式■と■の末端基を少なくとも1個有する分
子からなるものである。
N(R)2 Q’   Q   Q    Q’ ここで、QlとQ2はすでに定義した通りであり、各R
1は、それぞれ独立して、水素かアルキルであり(ただ
し、ふたつのR1基の炭素原子の総数は6以下)、各R
2は、それぞれ独立して、水素かC1−6で第一級のア
ルキル基である。各R1が水素で、各R2がアルキル、
特にメチルかn−ブチルであると好ましい。
式■の、アミノアルキルで置換された末端基を、 含有
するポリマーは、特に銅かマンガンを含有する触媒を使
用する場合、酸化カップリング反応混合物の成分のひと
つとして適当な第一級か第二級のモノアミンを配合する
ことによって得ることができる。そのようなアミン、特
にジアルキルアミン、好ましくはジ−n−ブチルアミン
やジメチルアミンは、最も普通の場合ポリマー鎖の末端
単位上のヒドロキシ基に隣接する1個以上のQ1基のα
−水素原子のひとつと置き替わることによって、ポリフ
ェニレンエーテルに化学的に結合されることが多い。こ
のアミノアルキルで置換された末端基は、その後さらに
加工処理および/またはブレンド処理する間に、おそら
くは下記式IV (R’は上で定義した通りである)の
キノンメチド型の中間体を伴なう各種の反応を受は得る
。その際、衝撃強さおよび他のブレンド成分との相溶性
が増大するといったような有益な効果を伴うことが多い
式■のビフェノール末端基をもつポリマーは、特に銅−
パライド−第二級または第三級アミンの系の場合、下記
式Vのジフェノキノン副産物が存在する反応混合物から
得られるのが典型的である。
この点に関しては米国特許第4.234,708号、第
4.477.649号および第4,482゜697号の
開示が特に関連している。このような混合物では、この
ジフェノキノンは最終的にかなりの量が主に末端基とし
てポリマー中に取り込まれる。
上に記載した条件下で得られる多くのポリフェニレンエ
ーテルの場合、ポリマー分子のかなりの割合、通常はポ
リマーの約90ffiffi%までもが、式■と■の末
端基のいずれかひとつあるいはしばしばそれらの双方を
含有する。しかし、他の末端基が存在していてもよく、
本発明はその最も広い意味においてポリフェニレンエー
テルの末端基の分子構造に依存することはないと理解す
べきである。
このように、充分に認められているすべてのタイプのポ
リフェニレンエーテル樹脂を包含する広範囲のポリマー
材料が、本発明の実施の際に使用するのに適していると
考えられることは、当業者には明らかであろう。
本発明の組成物中で成分(b)として有用なゴムで改質
されたアルケニル芳香族樹脂は、通常、耐衝撃性ポリス
チレンすなわちHIPSとして業界で知られている材料
の中から選択することができる。一般に、これらの改質
ポリスチレン樹脂は、スチレンの重合中かまたは重合後
にゴムを添加して、使用した個々のプロセスに応じてゴ
ムとポリスチレンとのインターポリマー、ゴムとポリス
チレンとの物理的混和物、またはこれらの両者とするこ
とによって製造される。
適切なゴム改質剤としては、ポリブタジェン、ポリイソ
プレン、ポリクロロプレン、エチレン−プロピレンコポ
リマー(EPR)、エチレン−プロピレン−ジエン(E
PDM)ゴム、スチレン−ブタジェンコポリマー(SB
R)、およびポリアクリレートがある。ゴムの使用量は
、製造プロセスや個々の要件のようなファクターに応じ
て変化する。
本発明の目的に対するこの種の材料の中には、衝撃耐性
やその他の性質を改良するためにゴム粒子サイズ、ゴム
相のゲル含量とシス含量、およびゴムの容量割合(%)
などのようなファクターが調整または制御されている形
態の最近開発されたものが含まれる。これらのタイプの
HIPSは、アポリンズ(Abollns) 、カッチ
マン(Katchaan)およびり−・ジュニア(Le
e、 Jr、)の米国特許第4.128,602号なら
びにクーパー(Cooper)とカッチマン(Katc
hsan)の米国特許第4,528.327号を特徴と
する特許文献に記載されている。
また、本発明で使用するのに適したものとして、ポリス
チレン樹脂マトリックス中にゴムでカプセル封入された
ポリスチレンの粒子を分散した形態を有し、コアーシェ
ルといわれることもある耐衝撃性ポリスチレンも考えら
れる。このタイプの例は、ベネット・ジュニア(Ben
nett、 Jr、)とり一・ジュニア(Lee、 J
r、)の米国特許第4.513゜120号および前述の
米国特許第4,513,327号に開示されている。
本発明の組成物の成分(c)として使用するのに適した
安定な臭素化フタレート化合物は、当該組成物の加工温
度またはその付近で分解もしくは揮発しないかまたは実
質的に分解もしくは揮発しない化合物である。第1図を
参照すると、本発明の組成物の成分(C)として有用で
ある代表的な化合物は、熱重量分析(TGA)で測定し
て、その初期重量のほぼ100%を約510°Fの温度
まで維持しており、その初期重量の90%を約570°
Fの温度まで、その初期重量の80%を約600°Fの
温度まで、またその初期重量の60%を約630°Fの
温度まで維持することが分かる。
また好ましくは、本発明の組成物中の成分(c)として
使用するのに適した安定な臭素化フタレート化合物は、
本発明の成分(a)であるポリフェニレンエーテルと相
溶性であるべきである。このことは、この臭素化フタレ
ート化合物を、ポリフェニレンエーテル、安定な臭素化
フタレート化合物および酸化アンチモンから成る濃縮物
として使用し、この濃縮物を通常は可燃性の熱可塑性樹
脂(たとえばポリスチレンまたはその誘導体)と混和す
るのに適した濃縮物として利用するような本発明の態様
に使用する場合に、特に重要である。
第2図に示されているように、ポリフェニレンエーテル
と安定な臭素化フタレート化合物のブレンドは、唯一の
ガラス転移温度(T g)を示すのが好ましい(これは
、これら2つの間の相溶性を意味する)。このように、
ポリフェニレンエーテルと安定な臭素化フタレート化合
物との個々のブレンドは、そのTgがポリフェニレンエ
ーテル/臭素化フタレートに混和される特定の通常は可
燃性の樹脂のTgに近くなるように配合することが。
できる。たとえば、ジー (2−エチルヘキシル)テト
ラブロモ−〇−フタレートはPPO中3中型0重量%相
溶性である。DSCで測定すると、CN322(後述)
/PPOは強靭で透明な単一のTgを有する樹脂を形成
する。70/30ポリフエニレンエーテル/臭素化フタ
レート(例えばCN322)ブレンドは強靭で透明であ
り、Tgがほぼ100℃で、これはポリスチレンのTg
とほとんど同じである。本発明に従って組成物を配合す
る際に上記の成分の量は以下に示すように選択されるが
、これらの量は一定の好ましい範囲内から選択されるの
が好ましい。
また、本発明の組成物は、上記の成分に加えて、その他
の成分を含むように配合することもできる。
これらの他の成分はポリフェニレンエーテル樹脂ブレン
ドに普通に使用されている通常の材料の中から選択でき
、それらの内には非ポリマー性のものもあればポリマー
であるものもある。例としては、可塑剤、離型剤、溶融
粘度低下剤、着色剤、安定剤、酸化防止剤、鉱物充填材
(たとえば粘土)、ガラス強化剤、酸化チタン、潤滑剤
、などがある。常用の量、たとえば全組成物100重量
%当たり、1重量%未満から50重量%より多い量まで
が使用できる。
本発明の組成物は通常の方法によって製造することがで
きるが、成分の予備ブレンドを形成し、この予備ブレン
ドをエクストルーダーに通して混練し、押出された材料
を冷却し、それをペレットまたはタブレットに切断する
のが好ましい。タブレット状の組成物はその後、高温で
の成形などにより所望の物品にすることができる。
本発明の組成物はその熱可塑特性ゆえに射出成形プロセ
スに特に適している。標準的な手順と条件を使用してこ
れらのブレンドはいろいろな形状と大きさに成形するこ
とができ、得られた製品は良好な難燃性、改良された衝
撃特性と流動特性、移行とブルーミングに対する優れた
耐性、および良好な耐熱性を含め、優れた物理的性質を
組合せて有している。
特定具体例の説明 好適または最良の態様を示す以下の記載によって本発明
をさらに例示・説明する。
本発明の他の修正と変形が可能であり、それらは本発明
の範囲内に包含される。したがって、本発明の原理から
逸脱することなく、または本発明の主要な利点を犠牲に
することなく、以下に示す特定具体例において変更をな
し得るものと理解されたい。
実施例1〜3および比較例A−G 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約572〜578°Fの28關ワーナー・ブフライ
デラー(Werner Pf’1elderer)二軸
式エクストルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、
ペレットに切断することによって、表Iに示した組成物
を製造した。このペレットを成形して0.125インチ
厚の小型試験片にした。成形には4オンスのニューベリ
ー(Newbury)射出成形機を使用したが、溶融温
度は約522〜525゜F1金型温度は約150°Fと
した。さらに、同一の条件を用いて、UL−94耐炎性
試験用に0゜06インチ×0.5インチ×5インチの寸
法の成形試験片を製造した。
比較用の組成物を製造し、本発明の類似の組成物と比較
した。可燃性試験に加えてこれらの組成物の他の物理的
性質も測定した。
表中の記号の意味は次の通り(本明細書を通じて使用す
る)。
CN322は、本発明の範囲内の難燃剤であり、グレー
ト・レークス拳ケミカル社(Great Lakes 
Chemical Company)製で安定な臭素化
フタレート化合物であるCN322グレードのテトラブ
ロモフタル酸無水物のビス(2−エチルヘキシル)エス
テルで、計算された臭素含量は約45.3%である。
PH74−DIOLは、グレート・レークス・ケミカル
社(Oreat Lakes Chemical Co
mpany)製であり、PH74−ジオールグレードの
、テトラブロモフタル酸無水物の混合ジエチレングリコ
ール/プロピレングリコールエステルで、臭素含量は約
46%である。
FR40Bは、ペンウォルト社(Pennwalt C
orporation)製であり、PR40Bグレード
の、ポリエチレングリコールモノメチルエーテルテトラ
ブロモフタレートで、臭素含量は約37%である。
P68PBは、フェo”ケミカフ1社(Ferro C
heslcal Company)製であり、68PB
グレードの、非可塑性の高分子量臭素化ポリスチレンで
、臭素含量は約67%である。
表1注10組成物はいずれも、この外に、次の成分(I
i量部)も含有していた。
PPE−ゼネラル嗜エレクトリック社(General
 Electrie Company)製ポリ(2,6
−ジメチル−1,4−)ユニレンオキサイド)、25℃
のクロロホルム中で測定した固有粘度0.40−45重
量部(pbw)HIPS−フン゛ソマン(Huntsm
an) AH1897グレード耐衝撃性ポリスチレン−
52,5pbwAO−アムスペック・ケミカル(Ams
pec Chemlcal) KRグレード二酸化アン
チモン−4,5pbwKDIIOI−シェル拳ケミカル
社(Shell Chemlcal Company)
 D 1101グレードSBSブロツクコポリマー−7
,5pbw 4.4’ TDP−4,4’  −チオジフェノール−
4pw H8−1−ヘキスト社(Hoechst Corpor
atlon)ラウリルスルホン酸ナトリウム−1pbw ZnS (硫化亜鉛)およびZnO(酸化亜鉛)の各々
を0゜15pbw。
注20組成物はいずれも、PPE/HIPSブレンドの
全臭素含量を増大させる量のP68PBも含有していた
注3.比較例Gは、この外に、A433(芳香族ポリエ
ステルオリゴマー)も?、5pbw含有していた。
表■中の物理的試験に対して使用した略号と記号の意味
は次の通り。
HDT−熱変形温度(” F) 、1/4’ X1/2
’ X5’の試験片(ASTM  D64FC−所与の
成形温度と10,000psiの射出で測定したフロー
チャンネル(インチ)アイゾツト−ノツチ付きアイゾツ
ト衝撃強さ(ft−1bs/in、−n、) 、1 /
 8’ X 1 / 2’ X2+′の試験片(AST
M  D256)ガードナー−落錐衝撃エネルギー(5
0%破壊値)  (in、−1bs、) 1/8’ X
4’ディスク試験片(GE法) TYS、TE−引張降伏強さ(psi)および破壊時引
張伸び(%) 、1/8’ X 88’ ASTM引張
試験片(ASTM  D63g)1/16’ UL94
−平均自己消火時間およびV等級、1/1 B’ Xi
/2’ X5’試験片、米国保険業者規約(Under
vrlters LaboratorIes Bull
etin) 94゜ 上の表に示されているように、本発明の範囲内の難燃性
添加剤(すなわち実施例1〜3のCN322)を含有す
る組成物は、優れた特性を合わせて示し、しかも類似で
はあるが異なる化学構造の難燃添加剤を含有する組成物
に比べて(成形品外観に示されているように)優れた成
形安定性を示す。
また、実施例1〜3の組成物は、通常、従来の非可塑性
難燃剤(P68PB単独)を可塑剤(A433)と共に
含有する組成物と比べて衝撃性において優れている。
実施例4〜5および比較例H−1 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約654〜669°Fの28mmワーナー・プフラ
イデラ−(Verner Pflelderer)二軸
式エクス、トルーダーに通して混練し、押出物を冷却し
、ペレットに切断することによって、表■に示した組成
物を製造した。このペレットを成形して0.125イン
チ厚の小型試験片にした。成形には4オンスのニューベ
リー(Newbury)射出成形機を使用したが、溶融
温度は約575〜577”F、金型温度は約190°F
とした。さらに、同一の条件を用いて、UL規格94耐
炎性試験用に0.06インチ×0.5インチ×5インチ
の寸法の成形試験片を製造した。
比較用に、通常の可塑剤を非可塑性難燃剤と組合せて使
用した組成物と非可塑性難燃剤のみを用いた組成物とを
製造し、本発明の類似の組成物とそれぞれ比較した。
表中のP68PBSCN322およびA433の意味に
ついては表1を参照されたい。
表■注16組成物はいずれも、この外に、次の成分も含
有していた(重量部)。
PPE (0,40t、 V、 )が65pbwHIP
Sが30pbw AOが2.3pbw ZnSが0.15pbw ZnOが0.15pbw KG1651−シェル・ケミカル社(ShelI Ch
emical Company)製G1651グレード
、5EBSブロックコポリマー− が5pbw 11010−チバ・ガイギー(C1ba−Gelgy)
製1010グレードの高分子量ヒンダードフェノール系
酸化防止剤−が1 pbw PE−:x、=オン・カーバイド社(Union Ca
rbide Corporation)製GR8530
、線状低密度ポリエチレン−が1.5 pbw。
上記の表に示されているように、本発明の安定な臭素化
フタレート化合物(実施例中ではCN322で例示)は
、PPHの含量が高い組成物中で低濃度で用いても難燃
性添加剤および流動促進剤の双方として機能することが
できる。実施例4と5のデータを内挿すると、本発明の
安定な臭素化フタレート化合物が、従来のポリエステル
可塑剤(A433)と比較して類似のフローチャンネル
値にあって無燃性とダイナタップ(Dynatup)値
において優れた性能と利点を示すことが分かる。
実施例6〜7および比較例J 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約576〜589°Fの28mmワーナー・ブフラ
イデラ−(Werner Pr1eiderer)二軸
式エクストルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、
ペレットに切断することによって、表Vに示した組成物
を製造した。このペレットを成形して0.125インチ
厚の小型試験片にした。成形には4オンスのニューベリ
ー(Nevbury)射出成形機を使用したが、溶融温
度は約525〜5286F1金型温度は約150”Fと
した。さらに、同一の条件を用いて、UL規格94の耐
炎性試験用に0.06インチ×0.5インチ×5インチ
の寸法の成形試験片を製造した。
同じ臭素含有難燃剤を使用したが本発明の安定な臭素化
フタレート化合物は用いずに比較用の組成物を製造し、
本発明に従って製造した類似の組成物とそれぞれ比較し
た。
CN322は表Iと同じ。
使用した次の記号の意味は以下の通り。
CN348は、グレート・レークス・ケミカル社(Gr
eat Lakes Chemical Compan
y)製の、低分子量トリブロモ置換ポリスチレンaop
bW/三酸化アンチモン20pbw/耐衝撃性ポリスチ
レン20pbwから成る濃縮物であり、臭素含量の計算
値は約41.2%である。
HG−HIPSは、モービル・ケミカル社(MobiI
 Chemlcal Co、)製でM7800HGグレ
ードの高光沢コアーシェル耐衝撃性ポリスチレンである
表V注10組成物はいずれも、この外に、次の成分を含
有していた(重量部)。
PPE (0,46i、 v、 )が25pbwKG1
651が7.5pbw PEがlpbw ZnOが0.15pbw ZnSが0.15pbw T io 2  (二酸化チタン顔料)が5pbw0C
N34gと組合せて使用したHG−HIPSの量は、各
ブレンドについて耐衝撃性ポリスチレンの全量が72.
5pbwとなるように選択した。
上の表に示されているよ、うに、本発明の安定な臭素化
フタレート化合物は、高重量部のPPE組成物(表■)
の場合と同じく、低重量部のPPEブレンドでも有効な
流動促進剤として機能することができる。2pbw程度
の少量のCN322でもフローチャンネル長とダイナタ
ップ(Dynatup)値を顕著に改良する。
実施例8〜10 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約592〜605”Fの28mmワーナー・プフラ
イデラー(Werner Pf’1elderer)二
軸式エクストルーダーに通して混練し、押出物を冷却し
、ベレットに切断することによって、表■に示した組成
物を製造した。このペレットを成形して0.125イン
チ厚の小型試験片にした。成形には4オンスのニューベ
リー(Nevbury) 射出成形機を使用したが、溶
融温度は約524〜527°F1金型温度は約150°
Fとした。さらに、同一の条件を用いて、UL規格94
の耐炎性試験用に0.06インチ×0.5インチ×5イ
ンチの寸法の成形試験片を製造した。
表■中の表示はすべて前に挙げた表と同じ意味をもつ。
表■中注11組成物はいずれも、この外に、次の成分も
含有していた(重量部)。
PPE (i、 v、 =0.40)を50pbw。
HIPSを45pbw。
KDIIOIをIQpbw。
AOを4.4pbw。
MS−1をlpbw。
ZnSを0.15pbw。
ZnOを0.15pbw。
TiO2を5pbw。
BPA−ビスフェノールA流動促進性添加剤−を3pb
w0 上の表に示されているように、本発明の安定な臭素化フ
タレート化合物を使用すると、(フローチャンネル長に
よって示されているように)広範囲の溶融流動能に亘っ
て優れた衝撃特性をもった難燃性組成物が得られる。
実施例11および比較例に 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約600°Fの28mmワーチー・ブフライデラ−
(werner Pr1e1derer)二軸式エクス
トルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、ペレット
に切断することによって、表■に示した組成物を製造し
た。このペレットを成形して0.125インチ厚の小型
試験片にした。成形には4オンスのニューベリー(Ne
vbury)射出成形機を使用したが、溶融温度は約5
26°F、金型温度は約150”Fとした。さらに、同
一の条件を用いて、UL規格94の耐炎性試験用に0.
06インチ×0.5インチ×5インチの寸法の成形試験
片を製造した。
単一臭素含有成分としての異なる臭素化された材料と通
常の可塑剤とを使用して比較用の組成物を製造し、本発
明に従って製造した類似の組成物と比較した。
2口 鵡   の+口 上の表に示されているように、本発明による安定な臭素
化フタレート化合物(CN322)を含有する組成物は
、異なる従来の臭素化難燃剤(CN348単独)および
従来の可塑剤(A433)を含有する組成物と比較して
、衝撃改質剤(KDllol)が少なく、しかも全臭素
%が低いにもかかわらず、グイナタップ(Dynatu
p)値が大幅に改善され、難燃性は等価であり、かつそ
の他の物理的性質も匹敵し得るものである。
実施例12〜15 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約596〜605°Fの28+IImワーナー・ブ
フライデラー(Werner Pflelderer)
二軸式エクストルーダーに通して混練し、押出物を冷却
し、ペレットに切断することによって、表XIに示した
組成物を製造した。このベレットを成形して0.125
インチ厚の小型試験片にした。成形には4オンスの二ニ
ーベリー(Nevbury)射出成形機を使用したが、
溶融温度は約522〜52711p1金型温度は約15
0”Fとした。さらに、同−の条件を用いて、UL規格
94の耐炎性試験用に0.06インチ×0.5インチ×
5インチの寸法の成形試験片を製造した。
表XI中注10組成物はいずれも、この外に、次の成分
を含有していた。
PPE (L、 v、 −0,46)を30pbw。
KDIIOIを7.5pbw。
PEをlpbw。
ZnOを0.15pbw。
ZnSを0.15pbw。
TiO2を5pbw0 表XI中に挙げた成分の量は、各々のブレンドに対して
、全HIPS含量()IIPSとCN348に由来する
もの)が67.5pbwとなり、全AO含量(CN34
8とAOに由来するもの)がBr(%) /AO(%)
の比を2.07とするよう、選択した。
上の表に示されているように、従来の非可塑性難燃剤(
CN34 g)を本発明の安定な臭素化フタレート化合
物(CN322)で少しずつ置き換えていくと、得られ
る組成物のメルトフローとグイナタップ(Dynatu
p)値は次第に改善されていく。
このように、安定な臭素化フタレート化合物(この例で
はCN322)と従来の非可塑性補足難燃剤とを組合せ
ることによって、明らかに、熱変形特性、メルトフロー
特性および衝撃特性が調整された生成物を得ることが可
能である。
実施例16〜20および比較例L−P 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約572〜579°Fの28鰭ワーナー・ブフライ
デラ−(Werner Pr1eiderer)二輪式
エクストルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、ペ
レットに切断することによって、表X■に示した組成物
を製造した。このペレットを成形して0.125インチ
厚の小型試験片にした。成形には4オンスの二ニーベリ
ー(Newbury)射出成形機を使用したが、溶融温
度は約527〜529″F1金型温度は約150”Fと
した。さらに、同一の条件を用いて、UL規格94の耐
炎性試験用に0.06インチ×0.5インチ×5インチ
の寸法の成形試験片を製造した。
比較用に、従来の臭素化難燃剤と従来の可塑剤を含有す
る組成物を製造し、本発明に従って製造した類似の組成
物とそれぞれ比較した。
FR348(またはCN348L)の意味は次の通り。
FR348(またはCN348L)は、グレート・レー
クス・ケミカル社(Great Lakes Chew
leaf Co■pany)製、低分子量のトリブロモ
化ポリスチレンで、臭素含量の計算値は約69゜2%で
ある。
表X■注11組成物はいずれも、この外に、次の成分を
含有していた(重量部)。
PPE (i、 v、 −0,40)を35pbw。
HIPSを62.5pbw。
KDIIOIを7.5pbw。
PEをlpbw。
ZnOを00−15pb。
ZnSを0.15pbw。
T iO2を5pbw。
表X■中のその他の記号の意味はすでに記載した通りで
ある。
上記の表に示されているように、本発明の安定な臭素化
フタレート化合物(CN322)と従来の臭素化難燃剤
(FR348)を組合せると、ある範囲のUL挙動を示
す材料が得られる。
さらに、従来の可塑剤(、A433)と従来の臭素化難
燃剤(FR348)とを含有する対応ブレンドと比較し
て、本発明の安定な臭素化フタレート化合物(CN32
2)を含有するブレンドはダイナタップ(Dynatu
p)が極めて優れている。
実施例21および比較例Q 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約550°Fの53市ワーナー・ブフライデラー(
Werner Pl’1elderer)二軸式エクス
トルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、ペレット
に切断することによって、表Xvに示した組成物を製造
した。このベレットを成形して0゜125インチ厚の小
型試験片にした。成形には4オンスのニューベリ=(N
evbury)射出成形機を使用したが、溶融温度は約
519〜522°F、金型温度は約150°Fとした。
さらに、同一の条件を用いて、UL規t894の耐炎性
試験用に0゜06インチ×0.5インチ×5インチの寸
法の成形試験片を製造した。
比較のために、従来の臭素化難燃剤および別の本発明の
ものとは異なる臭素化フタレート物質を含有する組成物
を製造し、本発明に従って製造した類似の組成物と比較
した。
上の表に示されているように、本発明の安定な臭素化フ
タレート化合物(CN322)を含有するブレンドは、
従来の添加剤を含有するものに匹敵する物理的性質の優
れた組合せを示す。
しかしながら、次に示すように、本発明の安定な臭素化
フタレート化合物を含有するブレンドは、生産工程を大
規模な成形試験にスケールアップする際に極めて優れた
結果をもたらす。この試験では、表Xvに示した組成物
を、溶融温度が約529〜530°F、全サイクル時間
が約60秒の700)ン、70オンスHPM射出成形機
を用いて、センターゲート式ボックス−ツール金型に通
して、重量が約1. 61bs、の8’ X22’ X
2’の矩形のトレイに成形した。
実施例21の組成物からは良好な外観をもったベージュ
色の部品が得られ、熱分解の徴候は見られなかった。メ
ルトパージ(すなわち垂れ)の所に多少の酸化が認めら
れた。
比較例Qの組成物は、成形の際に強い悪臭、ガス発生お
よび隅切れを示した。スプルーの回りにやや褐色の分解
物があり、金型キャビティーにはかなりの量の油状の残
渣があった。また、成形品表面には凝縮された油滴があ
り、この垂れはすぐ褐色になった。
以上のことから示されるように、本発明の安定な臭素化
フタレート化合物を含有する組成物は良好な物理的性質
を示すと共に大型部品の成形性に優れているが、従来技
術の組成物は大型部品の成形に伴うより厳しい剪断/滞
留時間条件下で分解がひどい。
実施例22 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約520°Fの53■lワーナー・ブフライデラー
(Werner Pflelderer)二軸式エクス
トルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、ベレット
に切断することによって、表X■に示した組成物を製造
した。このペレットを成形して0゜125インチ厚の小
型試験片にした。成形には4オンスのニューベリー(N
evbury)射出成形機を使用したが、溶融温度は約
526°F、金型温度は約150°Fとした。さらに、
同一の条件を用いて、UL規格94の耐炎性試験用に0
.06インチ×0.5インチ×5インチの寸法の成形試
験片を製造した。
上の表から分かるように、この組成物は良好な物理的性
質を組合せて示し優秀である。
さらに、この組成物は、生産工程を大規模な成形試験に
スケールアップする際に優れた結果をもたらす。これら
の試験では表X■に示した組成物を成形して、寸法が約
13’ X14’ XS’  (深さ)でほぼ矩形のC
RTハウジングにした。このハウジングは通常「クラム
シェル(二枚具の殻)」といわれており、リブ、格子お
よびさまざまに織り目をつけて仕上げた表面を有し重量
部2.11bsである。これを、溶融温度は約530°
Fおよび約560”F、金型は約153〜154°Fと
し、サイクル時間をさまざまに変え、700トン、70
オンスHPM射出成形機を用いて、センターゲート型の
金型に通して成形した。
得られた成形品は、(正常な)サイクル時間60秒、射
出速度4〜6秒、溶融温度約530°Fと約560”F
とで、非常に良好な外観をもっていた。
この成形品は、サイクル時間300秒、射出速度4秒、
溶融温度約530”Fの時、全面が非常に良好な外観を
有してはいたが、側面に極めて少しだけガスマークがあ
った。
この成形品は、120秒のサイクル時間、4秒の射出速
度、約560°Fの溶融温度では非常に良好な外観を有
していた。
この組成物は、2秒という速い射出速度では流動の不規
則な凹凸を2つだけ示した。
以上のことから分かるように、本発明の組成物は、各種
の成形条件の商業用生産型射出成形機で優れた成形特性
を示す。
実施例23〜29 成分のトライブレンドを作成し、このブレンド゛を溶融
温度が約580°Fの28mmワーナー・ブフライデラ
−(Werner Pf’1eiderer)二軸式エ
クストルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、ベレ
ットに切断することによって、表X■に示した組成物を
製造した。このベレットを成形して0゜125インチ厚
の小型試験片にした。成形には4オンスのニューベリー
(Nevbury)射出成形機を使用したが、溶融温度
は約580”F、金型温度は約190°Fとした。さら
に、同一の条件を用いて、UL規格94の耐炎性試験用
に0.06インチ×0.5インチ×5インチの寸法の成
形試験片を製造した。
R−1974は、非難燃性可塑剤のポリ(ネオペンチレ
ン)フタレートである。
その他の記号の意味はすでに記載した表と同じである。
表X■注10組成物はいずれも、この外に、次の成分を
含有していた(重量部)。
PPEが63pbw。
CN322が16pbw。
AOが3pbw。
ZnOが0.15pbw。
ZnSが0.15pbw。
PEがlpbw。
KG1651が4pbw。
HG90−粘土充填材−が17.5pbO 上記の表に示されているように、本発明の安定な臭素化
フタレート化合物は、i、v、が0.40と0,46の
どちらのPPE樹脂も可塑化し、かつ衝撃強さに関して
2pbw程度の少量のMS−1添加剤と共に相乗効果を
示す。また、本発明の安定な臭素化フタレート化合物を
非難燃性の可塑剤(R1974)と組合せると、UL9
4試験でV−Q等級を失うことなく非常に良好な流動特
性を示す組成物が得られる。
実施例30〜40 成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約540°Fの28mmワーナー・プフライデラ−
(Werner P(’Ieiderer)二軸式エク
ストルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、ペレッ
トに切断することによって、表XXに示した組成物を製
造した。このペレットを成形して0゜125インチ厚の
小型試験片にした。成弦には4オンスのニューベリー(
Newbury)射出成形機を使用したが、溶融温度は
約505°F、金型温度は約150°Fとした。さらに
、同一の条件を用いて、UL規格94の耐炎性試験用に
0.06インチ×0.5インチ×5インチの寸法の成形
試験片を製造した。
上の表に示されているように、PPEを基材とする難燃
性の濃縮物は、添加剤を用いであるいは用いずに、PP
Eと本発明の安定な臭素化フタレート化合物とから容易
に製造することができる。
これらの濃縮物をHIPSで希釈すると優れた流動特性
、衝撃特性、難燃性および熱変形特性をもった樹脂を得
ることができる。
実施例41および比較例R 以下の実施例で、大型の成形品が示す、商用生産過程で
の浸出と金型付着の傾向を比較・検討する。
成分のトライブレンドを作成し、このブレンドを溶融温
度が約550°Fの53鰭ワーナー・ブフライデラ−(
Werner Pr1eidcrer)二軸式エクスト
ルーダーに通して混練し、押出物を冷却し、ペレットに
切断することによって、組成物を製造した。このペレッ
トを成形して0.125インチ厚の小型試験片にした。
成形には4オンスのニューベリー(Nevbury)射
出成形機を使用したが、溶融温度は約520°F、金型
温度は約150°Fとした。
比較用の組成物を製造し、本発明に従って製造した類似
の組成物と比較した。
実施例41はCN−322を15pbw含有させ、比較
例RはA433を15pbw含有させた。
どちらの組成物にも次の成分も含有させた(重量部)。
PPE (i、 v、 =0.46)が50pbw。
HIPSが50pbw。
ZnOが0.15pbw。
ZnSが0.15pbw0 これらの組成物をそれぞれ、溶融温度が約525°Fの
700トン、70オンスHPM射出成形機を用いてトレ
イ式金型中に射出成形した。得られた成形品の物理的性
質を下記表XX■に示す。
表から分かるように、本発明の組成物は、従来の可塑剤
を含有する組成物より金型付着(浸出)がずっと少ない
本発明のその他の修正と変形が可能であり、すべて本発
明の範囲内に包含される。たとえば、ポリ(2,6−ジ
メチル−1.4−フェニレンエーテル)の代わりに、ポ
リ(2,6−ジメチル−コー2. 3. 6−)サメチ
ル−1,4−フエニレンエーテル)を使用することがで
きる。したがって、上に示した特定の具体例において、
本発明の原理から逸脱することなく、あるいは本発明の
主要な利点を損うことなくさまざまな変更を行なっても
よいものと考えられたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の組成物の成分(c)として有用な安
定な臭素化フタレート化合物ならびに従来の組成物中に
用いられている類似の化合物を空気中で熱重量分析にか
けた時の重量変化を示すグラフであり、 第2図は、P2O中の可塑剤の相溶性を示す、DSC測
定によるTgと可塑剤の重量%との関係を示したグラフ
である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ポリフェニレンエーテル樹脂、(b)ゴム
    で改質されたアルケニル芳香 族樹脂、 (c)(a)および(b)の組合せの難 燃性を改良する量の安定な臭素化フタレート化合物、お
    よび (d)(a)、(b)および(c)の組 合せの難燃性を相乗的に高める量の酸化アンチモン を含む難燃性熱可塑性組成物。
  2. (2)(a)および(b)の合計重量100重量部に対
    して、成分(a)が約10〜約90重量部の量で存在し
    、成分(b)が約90〜約10重量部の量で存在する請
    求項1記載の組成物。
  3. (3)(a)および(b)の合計重量100重量部に対
    して、成分(c)が約1〜約40重量部の量で存在し、
    成分(d)が約0.4〜約12重量部の量で存在する請
    求項2記載の組成物。
  4. (4)ポリフェニレンエーテルが、次式の構造単位を含
    有するホモポリマーまたはコポリマーである請求項1記
    載の組成物 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、これらの単位の各々において、それぞれ独立
    して、各Q^1は水素、ハロゲン、7個までの炭素原子
    を有する第一級もしくは第二級の低級アルキル、フェニ
    ル、ハロアルキルもしくはアミノアルキル(ただし、少
    なくとも2個の炭素原子がハロゲン原子または窒素原子
    とベンゼン環とを隔てている)、炭化水素オキシ、また
    はハロ炭化水素オキシ(ただし、少なくとも2個の炭素
    原子がハロゲン原子と酸素原子とを隔てている)の中か
    ら選択され、各Q^2は、それぞれ独立して、Q^1に
    対して定義したような水素、ハロゲン、第一級もしくは
    第二級の低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、炭化
    水素オキシまたはハロ炭化水素オキシの中から選択され
    る]。
  5. (5)ポリフェニレンエーテルが、ポリ(2,6−ジメ
    チル−1,4−フェニレンエーテル)である請求項1記
    載の組成物。
  6. (6)ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエ
    ーテル)が、25℃のクロロホルム中で約0.19〜0
    .87デシリットル/グラムの固有粘度を有する請求項
    5記載の組成物。
  7. (7)ポリフェニレンエーテルが、ポリ(2,6−ジメ
    チル−コ−2,3,6−トリメチル−1,4−フェニレ
    ンエーテル)である請求項1記載の組成物。
  8. (8)成分(c)が、熱重量分析で測定して、約510
    °Fの温度までその初期重量のほぼ100%を維持する
    化合物である請求項1記載の組成物。
  9. (9)成分(c)が、熱重量分析で測定して、約630
    °Fの温度までその初期重量のほぼ60%を維持する化
    合物である請求項1記載の組成物。
  10. (10)成分(c)が、ビス(2−エチルヘキシル)テ
    トラブロモフタレートからなる請求項1記載の組成物。
  11. (11)通常は可燃性である熱可塑性樹脂と混和して使
    用するのに適応しうる、ポリフェニレンエーテルをベー
    スとする難燃性濃縮物であって、前記濃縮物は、本質的
    に、 (a)ポリフェニレンエーテル、 (b)安定な臭素化フタレート化合物、および(c)酸
    化アンチモン から成っており、 前記濃縮物は、(a)、(b)、(c)および通常は可
    燃性である熱可塑性樹脂から得られる組成物を難燃性に
    する量で使用されることを特徴とする前記濃縮物。
  12. (12)ポリフェニレンエーテルが、次式の構造単位を
    含有するホモポリマーまたはコポリマーである請求項1
    1記載の濃縮物 ▲数式、化学式、表等があります▼ [ここで、これらの単位の各々において、それぞれ独立
    して、各Q^1は水素、ハロゲン、7個までの炭素原子
    を有する第一級もしくは第二級の低級アルキル、フェニ
    ル、ハロアルキルもしくはアミノアルキル(ただし、少
    なくとも2個の炭素原子がハロゲン原子または窒素原子
    とベンゼン環とを隔てている)、炭化水素オキシ、また
    はハロ炭化水素オキシ(ただし、少なくとも2個の炭素
    原子がハロゲン原子と酸素原子とを隔てている)の中か
    ら選択され、各Q^2は、それぞれ独立して、Q^1に
    対して定義したような水素、ハロゲン、第一級もしくは
    第二級の低級アルキル、フェニル、ハロアルキル、炭化
    水素オキシまたはハロ炭化水素オキシの中から選択され
    る]。
  13. (13)ポリフェニレンエーテルが、ポリ(2,6−ジ
    メチル−1,4−フェニレンエーテル)である請求項1
    1記載の濃縮物。
  14. (14)ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン
    エーテル)が、25℃のクロロホルム中で約0.19〜
    0.87デシリットル/グラムの固有粘度を有する請求
    項11記載の濃縮物。
  15. (15)ポリフェニレンエーテルが、ポリ(2,6−ジ
    メチル−コ−2,3,6−トリメチル−1,4−フェニ
    レンエーテル)である請求項11記載の濃縮物。
  16. (16)成分(b)が、熱重量分析で測定して、約51
    0°Fの温度までその初期重量のほぼ100%を維持す
    る化合物である請求項11記載の濃縮物。
  17. (17)成分(b)が、熱重量分析で測定して、約63
    0°Fの温度までその初期重量のほぼ60%を維持する
    化合物である請求項11記載の濃縮物。
  18. (18)成分(b)が、ビス(2−エチルヘキシル)テ
    トラブロモフタレートからなる請求項11記載の濃縮物
  19. (19)請求項1記載の組成物から成形された物品。
  20. (20)請求項12記載の濃縮物から成形された物品。
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