JPH01110350A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH01110350A
JPH01110350A JP26810987A JP26810987A JPH01110350A JP H01110350 A JPH01110350 A JP H01110350A JP 26810987 A JP26810987 A JP 26810987A JP 26810987 A JP26810987 A JP 26810987A JP H01110350 A JPH01110350 A JP H01110350A
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JP
Japan
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ultrasonic
probe
circuit
transmission
doppler
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JP26810987A
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English (en)
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Kyoji Takano
高野 恭次
Satoshi Tamano
聡 玉野
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波を利用して被検体の診断部位について
断層像を得たり、ドプラモードにおいて血流計測等を行
う超音波診断装置に関し、特に超音波送波において高精
度の送波フォーカスを得ると共に、Bモード用の探触子
を用いた状態で連続波ドプラによる血流計測を可能とす
る超音波診断装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の超音波診断装置は、第9図に示すように。
超音波を送波すると共に受波するBモード用の探触子1
と、この探触子1に送る送波パルス及び上記探触子1で
受波した反射波をそれぞれ整相する送受波整相回路2と
、上記探触子1に対して送波パルスを送る超音波送波回
路3と、上記探触子1で受波した反射波の取り込みを制
御する超音波受波制御回路4と、この取り込んだエコー
信号を増幅する検波回路5と、この増幅されたエコー信
号についてその輪郭を強調処理すると共にA/D変換す
るエコー強調回路6と、ドプラモードにおいて上記超音
波受波制御回路4で取り込んだドプラ信号についてドプ
ラシフト周波数の分布状態を調べる周波数分析器7と、
上記エコー強調回路6からのディジタル信号または周波
数分析器7からのディジタル信号を書き込むと共に読み
出してビデオ信号に変換するディジタルスキャンコンバ
ータ8と、このディジタルスキャンコンバータ8からの
ビデオ信号を超音波断層像または血流諸元として表示す
る表示装置9と、上記各構成要素を制御する制御回路1
0とから成っていた。
このような従来の超音波診断装置において、超音波送波
時の送波フォーカスを制御するには、第10図に示すよ
うに、探触子1の内部に列状に配置された複数の振動子
11,11.・・・にそれぞれ接続された遅延線D工、
D2.・・・、p、の遅延量を所定の値に設定して行っ
ていた。そして、上記の遅延線Di〜D5は、送受波整
相回路2の内部に送波、受波共通に設けられていた。
また、打ち出しく送波)超音波のエネルギは。
被検体の診断部位によって変化させる必要があり、この
超音波のエネルギの制御を出力超音波パルス数によって
制御している。そして、この出力超音波パルス数の制御
は、第10図に示すように、遅延線D1〜D、に入力す
る入力パルスPiによって行われていた。このとき、上
記遅延線D□〜D、からは出力p、、 p、が出力され
、この出力p、、 p3が探触子1の各振動子11,1
1.・・・にそれぞれ入力して駆動していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このような従来の送波フォーカスの制御におい
ては、その送波フォーカスの精度は、上記遅延線D□〜
D、そのものの精度に依存するものであった。従って、
各遅延線DL−D、に設定する遅延量の精度を向上して
送波フォーカスの精度を高くするには、上記遅延線D1
〜D、自体を高精度に作らなければならず、高価になる
ものであった。
また、超音波のエネルギの制御における出力超音波パル
ス数の制御においては、上記遅延線D1〜D5はその周
波数特性の良いものを使用しなければならないが、遅延
線Di〜D5の周波数特性が高帯域にまで伸びていない
場合には、その遅延線D1〜D、の出力が入力パルスP
iに追従することができないので1例えば第11図(c
)に示すように、特性の悪い出力P、は立上り及び立下
がりがなまった波形となってしまうものであった。従っ
て、探触子1の振動子11,11.・・・を駆動するの
に十分なパルス出力が得られず、所要の診断部位の検査
に必要な超音波反射信号を得ることができないものであ
った。
さらに、遅延線D1〜D、は送波、受波共通に設けられ
ているので、被検体内からの反射波の受渡のための遅延
を得るのに、送波と同一の遅延線D1〜D5をそれぞれ
用いることとなり、例えば連続波ドプラ送波を行う場合
は、送受波間で送波の信号がそのまま受波の信号にまわ
り込んでしまうクロストークが生ずることがあった。従
って、被検体からの反射波の受波信号が送波信号の中に
埋もれてしまい、ドプラの反射エコーが消されてしまう
ことがあった。このことから、連続波ドプラによる血流
計測ができないものであった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決することが
できる超音波診断装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決する本発明の手段は、Bモード用の
探触子を用いて超音波を被検体内に打ち出すと共にその
反射波を受波し、得られたエコー信号またはドプラ信号
をディジタル化してディジタルスキャンコンバータに書
き込むと共に読み出し、このディジタルスキャンコンバ
ータからの出力信号をアナログ信号に変換して表示装置
に表示する超音波診断装置において、上記探触子に対し
て送波パルスを送る超音波送波回路と、上記探触子で受
波された反射波を入力して整相する超音波受波整相回路
とを別個に構成して探触子に接続し、上記超音波送波回
路内の超音波送波フォーカス制御回路を、最小遅延単位
の周期のクロックと遅延データから超音波の打ち出し遅
延時間を設定する遅延量計数用カウンタと、超音波パル
スデータを計数して打ち出し時の超音波エネルギを設定
する送波パルス数計数用カウンタと、これら両カウンタ
の出力によって探触子の振動子を駆動する超音波発生用
パルスを発生する送波パルス発生回路とで構成してなり
、上記Bモード用の探触子によりBモード送波1Mモー
ド送波、パルスドプラ送波及び連続波ドプラ送波が行え
るようにした超音波診断装置によってなされる。
〔作 用〕
このように構成された超音波診断装置は、超音波送波回
路と超音波受波整相回路とを別個に構成してそれぞれ探
触子に接続したので、例えば連続波ドプラ送波を行う場
合には、超音波の送波と受波とを分離することができ、
送受波間のクロストークを防止するととができる。
また、超音波のエネルギの制御における出力超音波パル
ス数の制御においては、装置の制御回路から、最小遅延
単位の周期のクロックとディジタル超音波遅延データが
超音波送波回路内に設けられた超音波送波フォーカス制
御回路の遅延量計数用カウンタに入力される。この遅延
量計数用カウンタは、前記クロックを計数して超音波の
打ち出し遅延時間に対応する信号を出力する。一方、装
置の制御回路から、超音波パルスデータが送波パルス数
計数用カウンタに入力される。この送波パルス数計数用
カウンタは、前記パルスデータを計数して打ち出し時の
超音波エネルギに対応する信号を出力する。そして、前
記両カウンタの出力が送波パルス発生回路に入力される
。この送波パルス発生回路は、前記両カウンタの出力に
基づいた振動子駆動用パルスを出力する。この振動子駆
動用パルスを探触子の振動子に印加して駆動することに
より、遅延線を用いないで送波フォーカス用の遅延をデ
ィジタル的に行うことができる。従って、遅延量の正確
な設定が容易になると共に、高精度の送波フォーカスを
得ることができる。
さらに、前記ディジタル的に設定された立上がり及び立
下がり特性のよい超音波パルスデータを計数して打ち出
し時の超音波エネルギを設定するので、所要の診断部位
の検査に適切な超音波反射信号を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明による超音波診断装置の実施例の概略構
成を示すブロック図である。この超音波診断装置は、超
音波を利用して被検体の診断部位について断層像を得た
り、ドプラモードにおいて血流計測等を行うもので、第
1図に示すように、超音波を送波すると共に受波するB
モード用の探触子1と、この探触子1に対して送波パル
スを送る超音波送波回路3と、上記探触子1で受波した
反射波を取り込んで整相する超音波受渡整相回路4′と
、この取り込んだエコー信号を増幅する検波回路5と、
この増幅されたエコー信号についてその輪郭を強調処理
すると共にA/D変換するエコー強調回路6と、ドプラ
モードにおいて上記超音波受波整相回路4′で取り込ん
だドプラ信号についてドプラシフト周波数の分布状態を
調べる周波数分析器7と、上記エコー強調回路6からの
ディジタル信号または周波数分析器7からのディジタル
信号を書き込むと共に読み出してビデオ信号に変換する
ディジタルスキャンコンバータ8と、このディジタルス
キャンコンバータ8からのビデオ信号を超音波断層像ま
たは血流諸元として表示する表示装置i9と、上記各構
成要素を制御する制御回路10とから成っている。
上記超音波送波回路3は、第2図に示すように、発振器
12と、遅延クロック作成回路13と、遅延データラッ
チ回路14と、マルチプレクサ15と、超音波送波フォ
ーカス制御回路16とから成っている。
上記遅延クロック作成回路13は1例えば第3図に示す
ように、タップ付遅延線17とマルチプレクサ18とか
ら成っており、発振器12で発振されたクロックGKを
最小遅延単位の時間差ΔT(第4図(a)参照)だけ前
記タップ付退延線17により遅延させ、マルチプレクサ
18を介して、例えば第4図に示すような最小遅延単位
の時間差ΔTを有する遅延クロックを発生する。この遅
延クロックは、その周波数を、例えば超音波送波周波数
の2倍とし、その1周期を最小遅延単位ΔTで分割して
複数のパルスを形成したものである。
第4図は、前記1周期を4つに等分する最小遅延単位へ
Tとした4種類の遅延クロックGK、〜CK4を発生す
る場合である。
上記遅延データラッチ回路14は、第1図に示す制御回
路10から送られてくる遅延データDSを一時ラッチし
ておくためのものである。
前記マルチプレクサ15は、上記遅延クロック作成回路
13からの4種類の遅延クロックCK1〜CK、の中か
ら遅延データDSに応じてどの遅延クロックCKiを使
用するかを選択するためのものである。
そして、前記超音波送波回路3から送波パルスが探触子
1に送られ、探触子1から超音波パルスが被検体に向け
て放射される。そして、放射された超音波パルスは、被
検体で反射されて前記探触子1に受波される。この探触
子1で受波された反射波(以下、エコーという)は、超
音波受波整相回路4′に送られて整相され、検波回路5
で増幅される。この増幅されたエコー信号は、エコー強
調回路6によりその輪郭が強調処理されると共にアナロ
グ・ディジタル変換される。このディジタル化された信
号は、ディジタルスキャンコンバータ8によりビデオ信
号に変換されて表示装置19に超音波断層像となって表
示される。また、ドプラモードにおいては、上記超音波
受波整相回路4′で整相されたドプラ信号は1周波数分
析器7によりドプラシフト周波数の分布状態が調べられ
、このドプラシフト周波数の信号がディジタルスキャン
コンバータ8に送られ、表示装置9に血流速度等の血流
諸元が表示されるようになっている。
ここで1本発明においては、前記超音波送波回路3と超
音波受波整相回路4′とは、別個に構成されており、そ
れぞれ探触子1に接続されている。
従って、例えば連続波ドプラ送波を行う場合に。
超音波の送波と受波とを分離することができる。
また、上記超音波送波回路3内の超音波送波フォーカス
制御回路16は、第51!lに示すようK、遅延量計数
用カウンタ19と、送波パルス数計数用カウンタ20と
、送波パルス発生回路21とからなっている。
そして、上記遅延量計数用カウンタ19には、第2図に
示すマルチプレクサ15から送られて来る4種類の遅延
クロックCK、〜CK4の中から遅延データDSに応じ
て選択された遅延クロックCKiが入力され、この遅延
クロックCKiが遅延データDSによる遅延時間分だけ
計数された後、次段の送波パルス発生回路21へ送波パ
ルス出力開始信号が出力される。一方、第1図に示す制
御回路10から送波パルス数データPNが送波パルス数
計数用カウンタ20に入力され、その送波パルス数デー
タPNを計数して打ち出し時の超音波エネルギに対応す
る信号(P S)が出力され、次段の送波パルス発生回
路21に入力される。さらに、この送波パルス発生回路
21には、上記制御回路10から連続波制御信号CWが
入力される。
この連続波制御信号CWは、ドプラモードにおいて連続
波ドプラ送波を行うためのものである。そして、上記送
波パルス発生回路21は、前記両カウンタ19,20の
出力信号に基づいた送波パルス(振動子駆動用パルス)
CPを出力する。
また、上記送波パルス発生回路21は、第6図に示すよ
うに、遅延カウンタ22と、Tタイプ・フリップ・フロ
ップ(以下rTタイプF、FJと略称する)23と、A
NDゲート24と、ORゲート25とから成っている。
そして、第2図に示すマルチプレクサ15からの遅延ク
ロックCKiを遅延カウンタ22で遅延時間分だけ計数
して次段のTタイプF、F23へ入力し、第7図(a)
及び(f)に示すように、遅延クロックCKiを分周し
て2倍の周期(1/2の周波数)に戻して、送波パルス
CPとして出力するようになっている。
次に1以上のように構成された超音波送波フォーカス制
御回路16における送波パルス数の制御動作について、
第7図及び第8図のタイミング線図を参照して説明する
。ここで、第7図はBモード送波1Mモード送波及びパ
ルスドプラ送波の場合の制御動作について示しており、
第8図は連続波ドプラ送波の場合の制御動作について示
している。
まず、連続波ドプラ送波以外の場合は、第7図(b)に
示すように、第1図に示す制御回路10からの連続波制
御信号CWは“L” (ロー)とされている、この連続
波制御信号CWは、第5図に示すように、超音波送波フ
ォーカス制御回路16内の送波パルス発生回路21に入
力し、第6図に示すORゲート25の一方の入力は′L
”となる。
このとき、第5図に示す送波パルス数計数用カウンタ2
0から出力される送波パルス停止信号PSは、第7図(
d)に示すように、′H” (ハイ)とされている、こ
の送波パルス停止信号PSは。
送波パルス発生回路21に入力し、第6図に示すAND
ゲート24の一方の入力はH”となる。
この状態で、第2図に示すマルチプレクサ15からの遅
延クロックCKiを第6図に示す遅延カウンタ22で遅
延時間分だけ計数することにより。
所定のタイミングで該遅延カウンタ22から第7図(Q
)に示すようにキャリ信号CR,が出力され、ANDゲ
ート24の他方の入力もH”となる。これにより、上記
ANDゲート24は送波パルス停止信号PSとキャリ信
号CR,のANDをとって“H”を出力し、この出力“
H”が次のORゲート25の他方の端子へ入力して前記
連続波制御信号CWとORがとられ、第7図(e)に示
すように、このタイミングでリセット入力CRユが“H
”となって出力される。そして、このリセット入力CR
1は、第6図に示すTタイプF、F23のリセット端子
Rに入力する。こめTタイプF、F23では、上記リセ
ット人力C’R1が入力した後の最初の遅延クロックC
Kiの立上がりにより、第7図(f)に示すように、上
記遅延クロックCKiを分周して2倍の周期とした送波
パルスCPを出力する。その後、この送波パルスCPは
、第2図に示すように、探触子1に送出され、その内部
の振動子に印加される。これにより、上記振動子は上記
送波パルスCPによって駆動され、遅延線を用いないで
送波フォーカス用の遅延をディジタル的に行うことがで
きる。
その後、上記送波パルスCPは、第5図に示すように、
探触子1に送出されると共に、超音波送波フォーカス制
御回路16内で送波パルス数計数用カウンタ20のクロ
ック入力に入力される。この送波パルス数計数用カウン
タ20では、上記入力した送波パルスCPを所定回数だ
け計数した後に、第7図(d)に示すように、送波パル
ス停止信号PSを11 L”として出力する。すると、
第6図において、ANDゲート24の一方の入力が“L
”となるので、上記ANDゲート24の出力は“L”と
なり、ORゲート25の出力も“L”となる。従って、
第7図(e)に示すように、このタイミングでリセット
入力CR□がLtL”となって出力される。そして、こ
の“L”のリセット入力CR1が第6図に示すTタイプ
F、F23のリセット端子Rに入力し、第7図(f)に
示すように、送波パルスCPが停止する。
次に、連続波ドプラ送波の場合は、第8図(b)に示す
ように、第1図に示す制御回路10からの連続波制御信
号CWは“Hptとされる。この連続波制御信号CWは
、第5図に示すように、超音波送波フォーカス制御回路
16内の送波パルス発生回路21に入力し、第6図に示
すORゲート25の一方の入力は11 HNとなる。こ
のとき、第5図に示す送波パルス数計数用カウンタ20
からの送波パルス停止信号PSは、第8図(d)に示す
ように、”not care”とされている。この状態
で。
第2図に示すマルチプレクサ15からの遅延クロックC
Kiを第6図に示す遅延カウンタ22で遅延時間分だけ
計数することにより、所定のタイミングで該遅延カウン
タ22から第8図(c)に示すようにキャリ信号CR,
が出力される。これにより、ANDゲート24は上記送
波パルス停止信号PSとキャリ信号CR,のANDをと
り、このANDゲート24からの出力と上記連続波制御
信号CWとでORゲート25がORをとり、第8図(e
)に示すように、このタイミングでリセット入力CR工
が“H”となって出力される。そして、このリセット入
力CR1は、第6図に示すTタイプF、F23のリセッ
ト端子Rに入力する。このTタイプF、F23では、上
記リセット入力CR1が入力した後の最初の遅延クロッ
クCKiの立上がりにより、第8図(f)に示すように
、上記遅延クロックCKiを分周して2倍の周期とした
送波パルスCPを出力する。その後、この送波パルスC
Pは、第2図に示すように、探触子1に送出され、その
内部の振動子に印加される。これにより、上記振動子は
上記送波パルスCPによって駆動され、遅延線を用いな
いで送波フォーカス用の遅延をディジタル的に行うこと
ができる。
この場合、第8図(b)に示すように連続波制御信号C
Wは常にII H#jであると共に、第8図(d)に示
すように送波パルス停止信号PSは”not care
”とされているので、第8図(e)に示すように、第6
図に示すTタイプF、F23のリセット端子Rに入力す
るリセット入力CR1はその後継続して′H″の状態と
される。従って、第8図(f)に示すように、超音波の
フォーカスに応じた所定時間の遅延量が与えられた連続
的な送波パルスCPが送波される。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されたので、超音波送波回路
3と超音波受波整相回路4′とを別個に構成してそれぞ
れ探触子1に接続したので、ドプラモードにおいて連続
波ドプラ送波を行う場合にも、超音波の送波と受波とを
分離することができ。
送受波間のクロストークを防止することができる。
従って、従来のように被検体からの反射波の受波信号が
送波信号に埋もれてドプラの反射エコーが消されてしま
うことをなくし、Bモード用の探触子1を用いた状態で
連続波ドプラによる血流計測を行うことができる。
また、超音波送波回路3内の超音波送波フォーカス制御
回路16を、遅延量計数用カウンタ19と送波パルス数
計数用カウンタ20と送波パルス発生回路21とで構成
したので、従来のように高精度の遅延特性を有する遅延
線を用いないで、送波フォーカス用の遅延をディジタル
的に行うことができる。従って、遅延量の正確な設定が
容易となると共に、高精度の送波フォーカスを得ること
ができる。さらに、上記ディジタル的に設定された立上
り及び立下がり特性の遅延パルスを送波し、かつ、超音
波パルスデータを計数して打ち出し時の超音波エネルギ
を設定するので、所要の診断部位の検査に適切な超音波
反射信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による超音波診断装置の実施例の概略構
成を示すブロック図、第2図はその超音波送波回路の内
部構成を示すブロック図、第3図は上記超音波送波回路
内の遅延クロック作成回路の内部構成を示すブロック図
、第4図は上記遅延クロック作成回路により作成される
遅延クロックを示す波形図、第5図は上記超音波送波回
路内の超音波送波フォーカス制御回路の内部構成を示す
ブロック図、第6図は上記超音波送波フォーカス制御回
路内の送波パルス発生回路の内部構成を示すブロック図
、第7図は超音波フォーカス制御回路における連続波ド
プラ送波以外の場合の送波パルス数の制御動作を示すタ
イミング線図、第8図は連続波ドプラ送波の場合の送波
パルス数の制御動作を示すタイミング線図、第9図は従
来の超音波診断装置の概略構成を示すブロック図、第1
0図は従来例における超音波送波フォーカスの制御を示
す回路図、第11図は従来例において出力超音波パルス
の波形がなまったものとなることを示す説明図である。 1・・・探触子、 3・・・超音波送波回路、 4′・
・・超音波受渡整相回路、 5・・・検波回路、 6・
・・エコー強調回路、 7・・・周波数分析器、 8・
・・ディジタルスキャンコンバータ、 9・・・表示装
置、10・・・制御回路、 16・・・超音波送波フォ
ーカス制御回路、  19・・・遅延量計数用カウンタ
、 20・・・送波パルス数計数用カウンタ、 21・
・・送波パルス発生回路、 22・・・遅延カウンタ、
  23・・・TタイプF、F、 24・・・ANDゲ
ート、 25・・・ORゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  Bモード用の探触子を用いて超音波を被検体内に打ち
    出すと共にその反射波を受波し、得られたエコー信号ま
    たはドプラ信号をディジタル化してディジタルスキャン
    コンバータに書き込むと共に読み出し、このディジタル
    スキャンコンバータからの出力信号をアナログ信号に変
    換して表示装置に表示する超音波診断装置において、上
    記探触子に対して送波パルスを送る超音波送波回路と、
    上記探触子で受波された反射波を入力して整相する超音
    波受波整相回路とを別個に構成して探触子に接続し、上
    記超音波送波回路内の超音波送波フォーカス制御回路を
    、最小遅延単位の周期のクロックと遅延データから超音
    波の打ち出し遅延時間を設定する遅延量計数用カウンタ
    と、超音波パルスデータを計数して打ち出し時の超音波
    エネルギを設定する送波パルス数計数用カウンタと、こ
    れら両カウンタの出力によって探触子の振動子を駆動す
    る超音波発生用パルスを発生する送波パルス発生回路と
    で構成してなり、上記Bモード用の探触子によりBモー
    ド送波、Mモード送波、パルスドプラ送波及び連続波ド
    プラ送波が行えるようにしたことを特徴とする超音波診
    断装置。
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