JPH0110853Y2 - - Google Patents

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JPH0110853Y2
JPH0110853Y2 JP6891781U JP6891781U JPH0110853Y2 JP H0110853 Y2 JPH0110853 Y2 JP H0110853Y2 JP 6891781 U JP6891781 U JP 6891781U JP 6891781 U JP6891781 U JP 6891781U JP H0110853 Y2 JPH0110853 Y2 JP H0110853Y2
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JP
Japan
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gasket
cap
hole
sleeve
battery
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JP6891781U
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JPS57180969U (ja
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    • Y02E60/12

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  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、円筒形電池の電池ケース開口部を封
口するキヤツプ形ガスケツトの形状に係るもの
で、電池の耐漏液性の向上を図ることを目的とし
たものである。 円筒形電池、例えば円筒形アルカリマンガン電
池の合成樹脂製のキヤツプ形ガスケツトには、集
電子を固定する固定部材としての機能、ならびに
集電子とガスケツト中央に設けたスリーブの透孔
との密着性及び電池ケース開口部を密封口して耐
漏液性に優れていることが要求される。 従来、第1図イに示す如くキヤツプ形ガスケツ
ト1を合成樹脂で成形する際、その成形金型前記
ガスケツト中央部に設けたスリーブの透孔3の中
心位置にスリーブ下面2と面一に合成樹脂の射出
口を設けていたため、4′に示す他の個所よりも
薄肉な厚さ0.3〜0.5mmのポリエチレン層が透孔3
の下端内側に盲蓋として同時に形成されていた。
このガスケツト1を用いて円筒形電池を組み立て
るに際して、第3図に示す負極底板12とスポツ
ト溶接された釘状集電子11のガスケツト1中央
の透孔3への圧入時に、第1図ロに示す通り透孔
3の盲蓋であるポリエチレン層4′が破壊される
時に一部分aが破壊された状態で釘状集電子11
が圧入される。即ち透孔3の中に、ポリエチレン
層4′の破壊残片が介在物として残留する。この
ため、透孔3と集電子11とが均等に圧着されず
微少間隙を生じ、漏液をきたすという問題があつ
た。 本考案は、上記従来の欠点を除去するガスケツ
ト形状を提供するものであり、以下実施例をもつ
て詳述する。 第2図イに示す通り、キヤツプ状をなし、周縁
部にケースと嵌合するためのさそい込み部5を有
するとともに、中央部に設けたスリーブの透孔3
の下端に盲蓋4を有し、この盲蓋4をガスケツト
のスリーブ下面2よりも下方へ突出するよう設け
たことにより、第2図ロに示す通り電池の組立に
おいて、集電子11の透孔3への圧入による破壊
後の盲蓋4の残片は透孔3の外側に全てはみ出
す。 即ち、破壊後の盲蓋4がスリーブ下面2の外側
にはみ出すため、透孔3と集電子11との間に何
ら介在物は存在しなく、均等の圧着が可能とな
る。 従つて透孔3とこれに圧入された集電子11と
の間での微少間隙の形成を防止して、電池の耐漏
液性の向上を図ることができる。 なお、第3図において13は円筒状の成形正
極、14はゲル状亜鉛負極、15は袋状セパレー
タ、16は正極ケース、17は樹脂チユーブ、1
8は外装缶、19は正極端子板を示す。 次に本考案によるガスケツトを用いた電池A
と、前述の従来形状によるガスケツトを用いた電
池BとをJISのLR6にて各500個製造し、その耐漏
液性の比較を次表に示す。なお耐漏液性の試験条
件は、70℃と−10℃に各5時間放置することを1
サイクルとした温度サイクル条件下で3ケ月保存
した。
【表】 この表より明らかなように本考案によるキヤツ
プ形ガスケツトを用いた電池は、従来のキヤツプ
形ガスケツトを用いた電池よりも耐漏液性に優れ
ていることが確認できる。このように従来のガス
ケツト形状をわずかに変更することで、電池とし
ての耐漏液性を大幅に向上させることができ、そ
の価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イは従来のキヤツプ形ガスケツトの半断
面図、ロは従来のキヤツプ形ガスケツトを使用し
た時の集電子11を圧入組立したものの集電子嵌
合部の拡大半断面図、第2図イは本考案のキヤツ
プ形ガスケツトの半断面図、ロは本考案のキヤツ
プ形ガスケツトを使用した時の集電子11を圧入
組立したものの集電子嵌合部の拡大半断面図、第
3図は本考案によるキヤツプ形ガスケツトを用い
て組み立てた円筒形アルカリマンガン電池の半断
面図である。 1……キヤツプ形ガスケツト、2……スリーブ
の下面、3……ガスケツト中央の透孔、4,4′
……透孔の盲蓋、5……さそい込み部、a,a′…
…盲蓋の破壊面、11……集電子、12……負極
底板、13……成形正極、14……ゲル状亜鉛負
極、16……正極ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤツプ形をなし、周縁部にケースと嵌合する
    ためのさそい込み部を有するとともに、中央部に
    は集電子圧入のための透孔をあけ、かつその下端
    を薄肉な盲蓋で閉塞したスリーブを備えたガスケ
    ツトであつて、前記盲蓋はスリーブ下面よりも下
    方へ突出させてスリーブ下面と一体に設けてなる
    円筒形電池用キヤツプ形ガスケツト。
JP6891781U 1981-05-13 1981-05-13 Expired JPH0110853Y2 (ja)

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JP6891781U JPH0110853Y2 (ja) 1981-05-13 1981-05-13

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JPS57180969U JPS57180969U (ja) 1982-11-16
JPH0110853Y2 true JPH0110853Y2 (ja) 1989-03-29

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JPS57180969U (ja) 1982-11-16

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