JPH01107958A - 部分的に組織が異なる鋳造品の鋳造方法 - Google Patents

部分的に組織が異なる鋳造品の鋳造方法

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JPH01107958A
JPH01107958A JP26473387A JP26473387A JPH01107958A JP H01107958 A JPH01107958 A JP H01107958A JP 26473387 A JP26473387 A JP 26473387A JP 26473387 A JP26473387 A JP 26473387A JP H01107958 A JPH01107958 A JP H01107958A
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sliding part
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molten metal
parts
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Masatoshi Kawaguchi
正敏 川口
Nobuo Tajima
田島 宣夫
Fushimi Hatanaka
節美 畑中
Hiroshi Yoshinaga
宏 吉永
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフライホイールやブレーキディスク等のように
部分的に要求される特性が異なる鋳造品及びその鋳造方
法に関する。
(従来の技術) フライホイールやブレーキディスクのロータ等は一般に
鋳造によって製作されている。また鋳造品の金属組織の
種類には片状黒鉛組織CV(コンパクティッドバーミキ
ュラ:擬球状黒鉛)鋳鉄組織、球状黒鉛組織等があり、
それぞれその特性が異っている。このため、1つの鋳造
品であっても一部を球状黒鉛組織とし他の部分を片状黒
鉛組織としたものがある。
このように部分的に金属組織が異なる鋳造品を得るには
、それぞれの金属組織を構成するに適した添加金属の割
合、例えば球状黒鉛組織とするには0.4wt!に以上
のMg量を添加した溶湯(溶鉄)と、これ以下の添加割
合の溶湯を別々に用意し、特開昭62−97757号或
いは特開昭62−98036号に開示されるように、そ
れぞれの溶湯を別々の湯口からキャビティ内に注入する
方法、若しくは用意する溶湯は一種類とし、湯道を途中
から分岐し、一方の分岐路の途中に接種室を設け、キャ
ビティ内にはMg量等の添加割合を異ならせて注入する
方法が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来方法のうち前者にあっては二種類の溶湯を
用意しなければならず、このため周辺の部材点数(ラド
ル等)が増加し、後者にあっては鋳型構造が複雑化し、
またいずれの方法にあっても必要な部分に必要な組織を
正確に形成することが困難である等の問題がある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本発明は、残留Mg量が0.0
12〜0.02wt零となる量のMgを含む溶湯を金型
のキャビティ内に注入し、耐摩耗性が要求される摺動部
となる溶湯をキャビティ内にセットした低熱伝導材に接
触せしめることで当該部分を片状黒鉛組織又はCV鋳鉄
組織とするようにした。
(作用) 、低熱伝導材に接触する部分の溶湯はゆっくりと冷され
るため片状黒鉛組織又はCV鋳鉄組織となり、他の部分
はMg含有量が低くても、急冷することによって組織は
球状黒鉛組織となる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の鋳造品としてのフライホイールの断面
図、第2図は同フライホイールを鋳造する砂型の断面図
であり、フライホイール1は耐摩耗性、及び減衰能が要
求される摺動部分2と、この部分2以外で高強度が要求
されるギヤ部3とからなり、部分2については片状黒鉛
組織又はCV鋳鉄組織とされ、ギヤ部3については球状
黒鉛組織とされている。
このように部分的に組織が異なるフライホイール1を鋳
造するには342図に示す如き金型4を用いて鋳造する
。金型4は上下の型4a、4b間にキャビティ5を形成
するとともに、キャビティ5の中央に湯道6を介して溶
湯を注入するようにし、またキャビティ5の下面を形成
する下型4b上面には低熱伝導材7を埋設している。こ
こで金型4はCu −Cr (0,8〜4wt亀)合金
からなりその熱伝導率は0.4〜0.8 can/cm
−sec・tのものを用い、約1400℃の溶湯を注い
だ場合、共晶線までの溶湯の温度降下は20℃/sec
以上の速度となるようにし、また、低熱伝導材7は熱伝
導率0.01〜0.58cal 7cm−5ec−’C
のものを用い、約1400℃の溶湯を注いだ場合の共晶
線までの溶湯の温度降下が10℃/sec以下となるも
のを用いる。具体的には黒鉛、フルミナ、Si、N、 
、SiC%MgO、Zr(h等を用いる。
以上においてフライホイール1を鋳造するにはキャビテ
ィ5内に溶湯を注入するわけであるが、光漏としてはF
C20〜30に相当する成分割合のもの、例えばC: 
3.3〜4.Owt!k、Si:1.8〜3、OwtJ
  M n : 0.5〜1.Owtk、P : 0.
1wt*以下、S : 0.02wt!に以下、Cu 
: 0.1〜1.Owtk、Fe:残部とし、この光漏
に球状化処理材としてのMg合金を添加する。Mg合金
としてはSf−Mg−Fe系合金が挙げられ、添加割合
としては、鋳造後の製品中のMg量が0.012〜0.
02wt零となるような割合とする。このように、Mg
の量を0.012〜Q、Q2wttとしたのはG、01
2w情未満とすると急冷しても球状化組織を得ることが
できず、0.02wt零を超えると片状黒鉛組織又はC
V鋳鉄組織を得ることができないことによる。
そして、上記の成分割合の溶湯をキャビティ5内に注ぐ
と、低熱伝導材7に接触する部分、つまり摺動部2とな
る溶湯はゆっくりと冷却されるため第3図のIlI徴鏡
耳鏡写真すような片状黒鉛組織又はCV鋳鉄組織となり
、金型4に直接接触する部分は急冷されることで第4図
の顕微鏡写真に示すような球状黒鉛組織となる。
以上のようにして鋳造した後、880〜950℃で所定
時間係持し、先ず上型4aを離型し、次いで摺動部2が
十分に凝固したなら下型4bを離型する。
尚、実施例にあっては強度向上を図るため基地をパーラ
イト化しているが、このためにはCuを0,1〜1.0
wHF添加するのが好ましい。また上記の元素の他にN
 i (0,1〜2.5wt零) 、 Cr 、 M 
o等を添加して耐摩耗性及び強度向上を図ってもよい。
(発明の効果) 以上に説明したように本発明によれば、低Mg量の溶湯
であっても金型に接する部分は急冷されて球状黒鉛組織
となり、更に金型のキャビティ内の一部には低熱伝導材
を設けているため、この低熱伝導材に接する部分は急冷
されず、耐摩耗性等に優れた片状黒鉛組織又はCV鋳鉄
組織となる。
したがって一種類の溶湯でもって鋳型の複雑化を招くこ
となく異なる組織からなる鋳造品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る鋳造品の断面図、第2図は同鋳造
品を鋳造する砂型の断面図、第3図及び第4図は金属組
織を示す顕微鏡写真(100倍)である。 尚、図面中、1は鋳造品としてのフライホイール、2は
高強度が要求される部分、3は耐摩耗性が要求される部
分、4は砂型、5はキャビティ、7は低熱伝導材である

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐摩耗性が要求される摺動部を一部に有する鋳造
    品において、前記摺動部の組織は片状黒鉛組織又はCV
    鋳鉄組織とされ、摺動部以外の部分の組織は球状黒鉛組
    織とされ、更にいずれの部分においても0.012〜0
    .02wt%のMgが含まれていることを特徴とする鋳
    造品。
  2. (2)鋳造品内に残るMg量が0.012〜0.02w
    t%となる量のMgを含有する溶鉄を金型のキャビティ
    内に注入し、注入した溶鉄のうち摺動部となる溶鉄をキ
    ャビティ内にセットした低熱伝導材にて10℃/sec
    以下の冷却速度で冷却し、他の部分となる溶鉄を20℃
    /sec以上の冷却速度で冷却し、耐摩耗性が要求され
    る摺動部を片状黒鉛組織又はCV鋳鉄組織とし、他の部
    分を球状黒鉛組織とすることを特徴とする鋳造方法。
JP26473387A 1987-10-19 1987-10-19 部分的に組織が異なる鋳造品の鋳造方法 Granted JPH01107958A (ja)

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JPH01107958A true JPH01107958A (ja) 1989-04-25
JPH0455776B2 JPH0455776B2 (ja) 1992-09-04

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336356U (ja) * 1989-08-09 1991-04-09
JPH07505338A (ja) * 1992-04-09 1995-06-15 シンターカスト エービー 不均一黒鉛組織をもつ一体構造に鋳造された鋳造製品の製造方法
US8726974B2 (en) 2010-01-29 2014-05-20 Caterpillar Inc. In-situ graphite shape control for iron castings

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5575874A (en) * 1978-11-30 1980-06-07 Yanmar Diesel Engine Co Ltd Production of tough cast iron casting
JPS62222026A (ja) * 1986-03-20 1987-09-30 Hitachi Metals Ltd ブレ−キ部品とその製造法

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