JPH01107442A - 電子線装置 - Google Patents
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- JPH01107442A JPH01107442A JP62266751A JP26675187A JPH01107442A JP H01107442 A JPH01107442 A JP H01107442A JP 62266751 A JP62266751 A JP 62266751A JP 26675187 A JP26675187 A JP 26675187A JP H01107442 A JPH01107442 A JP H01107442A
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- electron
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子顕微鏡等の電子線装置にかかわるもので
ある。
ある。
従来の技術
従来の電子線装置の例としては、走査型電子顕微鏡や、
EPMA、オージェ電子分析機、EBテスター、EB露
光機等がある。これらの−代表例として、第5図に走査
型電子顕微鏡の本体部分の断面図を示す。
EPMA、オージェ電子分析機、EBテスター、EB露
光機等がある。これらの−代表例として、第5図に走査
型電子顕微鏡の本体部分の断面図を示す。
試料の電位に対して所定の負電位が印加された電子銃2
1で発生した熱電子を、電子光学鏡筒22を通して収東
、加速し、偏向することにより、電子ビームプローブ2
3として照射する。電子ビームプローブ23は、観察倍
率に応じて、試料25の所定の領域を所定のスピードで
走査される。
1で発生した熱電子を、電子光学鏡筒22を通して収東
、加速し、偏向することにより、電子ビームプローブ2
3として照射する。電子ビームプローブ23は、観察倍
率に応じて、試料25の所定の領域を所定のスピードで
走査される。
電子ビームプローブ23の照射により発生した二次電子
24は、所定の正電位が印加された二次電子検出器26
に、捕集される。
24は、所定の正電位が印加された二次電子検出器26
に、捕集される。
試料表面の傾斜角すなわち表面形状や、試料の構成元素
、電位などの違いに応じて、放出される二次電子量が変
化する。捕集された二次電子は、二次電子検出器で増倍
され、電気信号に変換される。前期の、試料の表面情報
に応じた二次電子検出器26からの電気信号は、増幅さ
れ、電子ビームプローブ23の走査と同期したCRTに
、画像信号として入力される。CRT上には、試料の表
面情報に応じたコントラストの二次電子像が表示される
。
、電位などの違いに応じて、放出される二次電子量が変
化する。捕集された二次電子は、二次電子検出器で増倍
され、電気信号に変換される。前期の、試料の表面情報
に応じた二次電子検出器26からの電気信号は、増幅さ
れ、電子ビームプローブ23の走査と同期したCRTに
、画像信号として入力される。CRT上には、試料の表
面情報に応じたコントラストの二次電子像が表示される
。
電子銃21の周囲、電子光学鏡筒22および試料室27
は、真空ポンプ28により所定の低真空にイ^たれる。
は、真空ポンプ28により所定の低真空にイ^たれる。
また、電子線装置の他の従来例として、第6図に示す平
板型画像表示装置がある。
板型画像表示装置がある。
第6図は従来の平板型画像表示装置の要部構成を示すも
のである。本平板型画像表示装置は、熱電子放射を利用
したものであり、走査線数の半分に分離されている垂直
走査電極59により、線状カソード60の電子放出を画
面の上から下へ順次コントロールすることによって垂直
走査を行う。
のである。本平板型画像表示装置は、熱電子放射を利用
したものであり、走査線数の半分に分離されている垂直
走査電極59により、線状カソード60の電子放出を画
面の上から下へ順次コントロールすることによって垂直
走査を行う。
放出された電子ビームはグリッド電極61によって引き
出され、それらを通り抜けた後水平偏向電極62により
水下方向に振られる。水平偏向電極62には、例えば中
心電圧500V、P−P値50Vの電圧が印加されてい
る。その後電子ビームは、ストライブ状にR,G、
Bに塗布された蛍光体を設けたアノード63に衝突し所
望の色を発光させる。7ノード63にはカソードに対し
て例えば5KVの電圧が印加されている。グリッド電極
61には、電子ビームが通過するための開孔部が設けら
れているが、第6図では省略している。
出され、それらを通り抜けた後水平偏向電極62により
水下方向に振られる。水平偏向電極62には、例えば中
心電圧500V、P−P値50Vの電圧が印加されてい
る。その後電子ビームは、ストライブ状にR,G、
Bに塗布された蛍光体を設けたアノード63に衝突し所
望の色を発光させる。7ノード63にはカソードに対し
て例えば5KVの電圧が印加されている。グリッド電極
61には、電子ビームが通過するための開孔部が設けら
れているが、第6図では省略している。
また、実際は真空外囲器によって各々の電極を内蔵した
構造が取られ、例えば第6図では、アノード63、側板
64、底板65で真空外囲器を構成している。
構造が取られ、例えば第6図では、アノード63、側板
64、底板65で真空外囲器を構成している。
発明が解決しようとする問題点
近年、走査型電子顕微鏡は、LSI等の半導体デバイス
の形状観察等で、さかんに使われるようになってきた。
の形状観察等で、さかんに使われるようになってきた。
また、放出二次電子エネルギーによって試料表面の電位
が定量化できるEBテスタや、直接、amなパターンの
描画ができるEBN光機が実用化され始めた。これらの
半導体デバイスへの用途においては、以下の性能が要求
されている。
が定量化できるEBテスタや、直接、amなパターンの
描画ができるEBN光機が実用化され始めた。これらの
半導体デバイスへの用途においては、以下の性能が要求
されている。
即ち、電子ビーム照射ダメージが少なく、絶縁体膜表面
に電子ビームを照射する場合でも、帯電せずに観察でき
なくてはならない。そのために、ダメージが少なく、観
察する試料の二次電子放出比がl程度となる、1kV程
度の低加速電圧領域で観察しなくてはならない。しかも
、この低加速電圧領域で、20nm以下の高空間分解能
が要求される。
に電子ビームを照射する場合でも、帯電せずに観察でき
なくてはならない。そのために、ダメージが少なく、観
察する試料の二次電子放出比がl程度となる、1kV程
度の低加速電圧領域で観察しなくてはならない。しかも
、この低加速電圧領域で、20nm以下の高空間分解能
が要求される。
また、走査型電子顕微鏡を用いて、高精度の測長を行っ
たり、EB露光機において、大面積の領域を高精度に電
子ビームパターンニングする必要性が増して来ている。
たり、EB露光機において、大面積の領域を高精度に電
子ビームパターンニングする必要性が増して来ている。
更に、大面積TFTアレイの全面−括観察(特願昭61
−193321号)等に代表される走査領域の大面積化
の要求も、近年著しい。そのためには、ワーキングデイ
スタンスを長くしたり、偏向角を大きくしなくてはなら
ない。例えば、約50mmX50mmの領域を走査する
ためには、ワーキングデイスタンスは、300mm〜4
00mm程度必要となる。
−193321号)等に代表される走査領域の大面積化
の要求も、近年著しい。そのためには、ワーキングデイ
スタンスを長くしたり、偏向角を大きくしなくてはなら
ない。例えば、約50mmX50mmの領域を走査する
ためには、ワーキングデイスタンスは、300mm〜4
00mm程度必要となる。
これらの要求を実現するためには、低加速電圧でも、ま
た、長いワーキングデイスタンスでも、低収差で、電子
ビームのランディングの直線性が高いことが、必要とな
る。
た、長いワーキングデイスタンスでも、低収差で、電子
ビームのランディングの直線性が高いことが、必要とな
る。
ところが、従来の構成の走査型電子顕m鏡や、EBテス
タ、EB露光機等では、地磁気や、試料ステージ移動用
のモーター32からの漏洩磁界などにより、電子ビーム
プローブ23が影響を受け、収差の増大、電子ビームの
ランディングの直線性の低下がおこり、高分解能化、高
測長精度化、走査領域の大面積化に限界があった。
タ、EB露光機等では、地磁気や、試料ステージ移動用
のモーター32からの漏洩磁界などにより、電子ビーム
プローブ23が影響を受け、収差の増大、電子ビームの
ランディングの直線性の低下がおこり、高分解能化、高
測長精度化、走査領域の大面積化に限界があった。
また、表示装置においても、電子ビームが外部からの磁
気による影響を受は易く、外部磁界の強い環境での点灯
においては電子ビームが正確に蛍光体に当たらず、色ず
れを起こす場合がある。特に平板型画像表示装置の場合
は、ブラウン管におけるアノード電圧(例えば30KV
)程度印加することは難しく、より低電圧の印加となり
、電子ビーム軌道上の電界強度が弱いため外部磁界の影
響を受は易く、更により低電圧駆動の蛍光表示管におい
ても同様の問題点がある。
気による影響を受は易く、外部磁界の強い環境での点灯
においては電子ビームが正確に蛍光体に当たらず、色ず
れを起こす場合がある。特に平板型画像表示装置の場合
は、ブラウン管におけるアノード電圧(例えば30KV
)程度印加することは難しく、より低電圧の印加となり
、電子ビーム軌道上の電界強度が弱いため外部磁界の影
響を受は易く、更により低電圧駆動の蛍光表示管におい
ても同様の問題点がある。
問題点を解決するための手段
電子ビーム軌道空部を覆うように、真空容器の外面もし
くは内部の全域もしくは一部分の領域に、超伝導物質よ
りなる外部磁界遮蔽層を設ける。
くは内部の全域もしくは一部分の領域に、超伝導物質よ
りなる外部磁界遮蔽層を設ける。
作用
超伝導物質よりなる外部磁界遮蔽層により、電子ビーム
軌道空部から外乱磁界を排除する。
軌道空部から外乱磁界を排除する。
実施例
実施例1
本願発明の一実施例を、第1図に示す。これは、大面積
用走査型電子[微鏡の新面図である。
用走査型電子[微鏡の新面図である。
試料の電位に対して一1kVの電位が印加された電界放
出型電子銃1で発生した電子を、電子光学鏡筒22を通
して収束、加速し、偏向することにより、電子ビームプ
ローブ23として照射する。
出型電子銃1で発生した電子を、電子光学鏡筒22を通
して収束、加速し、偏向することにより、電子ビームプ
ローブ23として照射する。
電子ビームプローブ23のビーム電流量は、10刊a〜
10−”Aである。本実施例では、約50mm〜50m
mの試料頭載を走査する必要があるため、ワーキングデ
イスタンスは、300mmとっている。電子ビームプロ
ーブ23の照射により発生した二次電子24は、3kV
の正電位が印加された二次電子検出器26に、捕集され
る。
10−”Aである。本実施例では、約50mm〜50m
mの試料頭載を走査する必要があるため、ワーキングデ
イスタンスは、300mmとっている。電子ビームプロ
ーブ23の照射により発生した二次電子24は、3kV
の正電位が印加された二次電子検出器26に、捕集され
る。
必要に応じて、試料の表面形状やスケール、構成元素、
電位などの表面情報が、二次電子像として、CRT上に
表示される。
電位などの表面情報が、二次電子像として、CRT上に
表示される。
電子銃部2の真空度は1O−7Pa、試料室27の真空
度は1O−3Paである。
度は1O−3Paである。
試料の迅速かつ正確な移動を行うため、試料ステージ2
9は、ステップモーター3により任意に移動できる。
9は、ステップモーター3により任意に移動できる。
電子銃部2、電子光学鏡W22、試料室27の外面には
、第1図に示すように、外部磁界遮蔽部4が設けられて
いる。外部磁界遮蔽部4は、超伝導層5が内面に被覆さ
れた断熱二重層6より成る。
、第1図に示すように、外部磁界遮蔽部4が設けられて
いる。外部磁界遮蔽部4は、超伝導層5が内面に被覆さ
れた断熱二重層6より成る。
断熱二重N6の間隙には、液体窒素7が常に充填される
。液体窒素7は、液体窒素タンク8より供給される。ス
テップモーター3の周囲にも、これを被覆するように、
外部磁界遮蔽部4が設けられている。本実施例では、外
部磁界遮蔽部4は、電子銃部2、電子光学鏡筒22、試
料室27の外面の全域を覆っているが、これらは、必要
に応じて、例えば試料室27の外面部のみでもよい。
。液体窒素7は、液体窒素タンク8より供給される。ス
テップモーター3の周囲にも、これを被覆するように、
外部磁界遮蔽部4が設けられている。本実施例では、外
部磁界遮蔽部4は、電子銃部2、電子光学鏡筒22、試
料室27の外面の全域を覆っているが、これらは、必要
に応じて、例えば試料室27の外面部のみでもよい。
超伝導Fj5は、超伝導遷移温度(以降、Tcと呼ぶ)
が、液体窒素温度(77K)以上の、酸化物超伝導体よ
り成る。本実施例では、組成が、Ba2Ycu30v−
δ(6,7<7−δ< 6.9) のものを用いてい
る。超伝導相の結晶構造は、斜方晶系に属する第3図に
示す構造で、酸素欠損型3層ペロプスカイト構造と呼ば
れている。Tcは、85〜95にである。
が、液体窒素温度(77K)以上の、酸化物超伝導体よ
り成る。本実施例では、組成が、Ba2Ycu30v−
δ(6,7<7−δ< 6.9) のものを用いてい
る。超伝導相の結晶構造は、斜方晶系に属する第3図に
示す構造で、酸素欠損型3層ペロプスカイト構造と呼ば
れている。Tcは、85〜95にである。
断熱二重層6の間隙に充填された液体窒素7により、超
伝導層5は、超伝導状態に保持される。
伝導層5は、超伝導状態に保持される。
超伝導層5は、そのマイスナー効果により、完全反磁性
体となり、外部からの磁束を全く侵入させない。従って
、本実施例の構成により、ステップモーター3からの漏
れ磁界や、地磁気などの外部の磁界は、電子ビーム軌道
領域に及ばない。
体となり、外部からの磁束を全く侵入させない。従って
、本実施例の構成により、ステップモーター3からの漏
れ磁界や、地磁気などの外部の磁界は、電子ビーム軌道
領域に及ばない。
以上の作用により、電子は、1kVの低い加速電圧で、
しかもワーキングデイスタンス300mmの長い電子ビ
ーム軌道でありながら、外乱磁界によって歪曲すること
なく試料表面に到達する。
しかもワーキングデイスタンス300mmの長い電子ビ
ーム軌道でありながら、外乱磁界によって歪曲すること
なく試料表面に到達する。
本実施例では、走査線の歪曲率が、試料面走査距離の1
15−000以下と、高精度の走査直線性を得ることが
できた。また、試料面ビームスポット径も、中央で約1
μm、内辺部で約4μmであった。これは、加速電圧を
あげれば、もっと−絞ることができる。
15−000以下と、高精度の走査直線性を得ることが
できた。また、試料面ビームスポット径も、中央で約1
μm、内辺部で約4μmであった。これは、加速電圧を
あげれば、もっと−絞ることができる。
本実施例では、超伝導層5は、第2図に示すような、所
定の形状の基板タイル9上に形成された超伝導材料薄膜
10よりなる超伝導タイル11を複合したものである。
定の形状の基板タイル9上に形成された超伝導材料薄膜
10よりなる超伝導タイル11を複合したものである。
基板タイル9は、石英ガラスや、ジルコニア薄板等より
成る。超伝導タイル11110は、以下の様にして形成
する。基板タイル9上に、Y2O3、BaCO3、Cu
O1i&粉末を、スラリー塗布する。これを大気中もし
くは酸素雰囲気中で仮焼したのち、同じく大気中もしく
は酸素雰囲気中で、950℃〜1000℃で焼成する。
成る。超伝導タイル11110は、以下の様にして形成
する。基板タイル9上に、Y2O3、BaCO3、Cu
O1i&粉末を、スラリー塗布する。これを大気中もし
くは酸素雰囲気中で仮焼したのち、同じく大気中もしく
は酸素雰囲気中で、950℃〜1000℃で焼成する。
その後、やはり酸素雰囲気中で約550℃まで冷却した
後、しばらく保持して超伝導結晶相へ結晶構造変態させ
る。その後、室温まで徐冷する。以上の様にして作成し
た超伝導タイル11を、ステンレス製の断熱層に張り付
けた後、第1図に示す断熱二重層6を完成する。超伝導
層5の表面には、耐湿性を高めるため、テフロン樹脂を
コートする。
後、しばらく保持して超伝導結晶相へ結晶構造変態させ
る。その後、室温まで徐冷する。以上の様にして作成し
た超伝導タイル11を、ステンレス製の断熱層に張り付
けた後、第1図に示す断熱二重層6を完成する。超伝導
層5の表面には、耐湿性を高めるため、テフロン樹脂を
コートする。
超伝導層5は、ステアリン酸イツトリウム、ナフテン酸
バリウム、ナフテン酸銅等の、金属有機酸塩を出発物質
として、それらの混合溶液に浸せきして焼成しても、同
様に作成できる。また、スパッタ法、プラズマスプレー
法を用いて作成してもよい。この場合、分割された超伝
導タイル11を複合して超伝導層5を形成するのではな
く、前記断熱層に直接、超伝導材f4薄膜を形成してや
ってもよい。
バリウム、ナフテン酸銅等の、金属有機酸塩を出発物質
として、それらの混合溶液に浸せきして焼成しても、同
様に作成できる。また、スパッタ法、プラズマスプレー
法を用いて作成してもよい。この場合、分割された超伝
導タイル11を複合して超伝導層5を形成するのではな
く、前記断熱層に直接、超伝導材f4薄膜を形成してや
ってもよい。
本願発明により、絶縁物表面を観察する場合でもチャー
ジアップによる異常コントラストを生じない、高解像度
の大視野走査型電子顕微鏡が実現できた。また、本願発
明の走査直線性の良さを、EB露光機に応用することに
より、微細パターンの大面積電子ビームパターンニング
が実現できる。
ジアップによる異常コントラストを生じない、高解像度
の大視野走査型電子顕微鏡が実現できた。また、本願発
明の走査直線性の良さを、EB露光機に応用することに
より、微細パターンの大面積電子ビームパターンニング
が実現できる。
また、同様の効果により、高解像度で大視野の、EPM
Aや、オージェ電子分析機が、実現できる。
Aや、オージェ電子分析機が、実現できる。
実施例2
本発明の第2の実施例として、平板型画像表示装置につ
いて説明する。第4図は本発明の一実施例である平板型
画像表示装置の要部構成を示すものである。本平板型画
像表示装置は、熱電子放射を利用したものであり、走査
線数の半分に分離されている垂直走査電極51により、
線状カソード52の電子放出を画面の上から下へ順次コ
ントロールすることによって垂直走査を行う。放出され
た電子ビームはグリッド電極53によって引き出され、
それらを通り抜けた後水平偏向電極54により水平方向
に据られる。水平偏向電極54には、例えば中心電圧5
00V、P−PI直50V(7)電圧が印加されている
。その後電子ビームは、ストライブ状にR,G、 B
に塗布された蛍光体を設けたアノード55に衝突し所望
の色を発光させる。アノード55にはカソードに対して
例えば5KVの電圧が印加されている。グリッド電極6
1には、電子ビームが通過するための開孔部が設けられ
ているが、第4図では省略している。
いて説明する。第4図は本発明の一実施例である平板型
画像表示装置の要部構成を示すものである。本平板型画
像表示装置は、熱電子放射を利用したものであり、走査
線数の半分に分離されている垂直走査電極51により、
線状カソード52の電子放出を画面の上から下へ順次コ
ントロールすることによって垂直走査を行う。放出され
た電子ビームはグリッド電極53によって引き出され、
それらを通り抜けた後水平偏向電極54により水平方向
に据られる。水平偏向電極54には、例えば中心電圧5
00V、P−PI直50V(7)電圧が印加されている
。その後電子ビームは、ストライブ状にR,G、 B
に塗布された蛍光体を設けたアノード55に衝突し所望
の色を発光させる。アノード55にはカソードに対して
例えば5KVの電圧が印加されている。グリッド電極6
1には、電子ビームが通過するための開孔部が設けられ
ているが、第4図では省略している。
また、実際は真空外囲器によって各々の電極を内蔵した
構造が取られ、例えば第4図では、アノード55、側板
56、底板57で真空外囲器を構成している。真空外囲
器の周囲を帯状にとりまく形で防磁帯58が固定されて
いる。防磁帯58は超伝導物質で形成されており、ここ
では実施例1同様Y−Ba系鋼酸化物を使用しているが
、他の組成の超伝導物質を使用しても、平板型画像表示
装置の使用温度での臨界磁場が同程度なら、同様の効果
が得られる。ただし使用する超伝導物質の臨界磁場は大
きいことが望ましく、少なくとも、本発明である表示装
置を使用する地域の地磁気以上である必要がある。
構造が取られ、例えば第4図では、アノード55、側板
56、底板57で真空外囲器を構成している。真空外囲
器の周囲を帯状にとりまく形で防磁帯58が固定されて
いる。防磁帯58は超伝導物質で形成されており、ここ
では実施例1同様Y−Ba系鋼酸化物を使用しているが
、他の組成の超伝導物質を使用しても、平板型画像表示
装置の使用温度での臨界磁場が同程度なら、同様の効果
が得られる。ただし使用する超伝導物質の臨界磁場は大
きいことが望ましく、少なくとも、本発明である表示装
置を使用する地域の地磁気以上である必要がある。
本実施例では、真空外囲器の外周をとりまくように防磁
帯58を設置したが、真空外囲器の内側に設置した場合
においても同様の効果がある。
帯58を設置したが、真空外囲器の内側に設置した場合
においても同様の効果がある。
また蛍光表示管においても同様の効果が得られた。
更に別な一実施例として7ノード電圧30KVの21イ
ンチのCRTにおいて実験した結果、同様の効果が得ら
れた。よって現在使用している消磁コイルを使用する事
なく、より低価格なCRTを供給できる。
ンチのCRTにおいて実験した結果、同様の効果が得ら
れた。よって現在使用している消磁コイルを使用する事
なく、より低価格なCRTを供給できる。
発明の効果
本発明によれば、超伝導物質よりなる外部磁界遮蔽層に
より、電子ビーム軌道空部から外乱磁界を排除すること
ができ、精度の高い電子線装置を実現できる。
より、電子ビーム軌道空部から外乱磁界を排除すること
ができ、精度の高い電子線装置を実現できる。
第1図は、本発明の電子線装置の一実施例の構成を示す
断面図、第2図は、同実施例における超伝導タイルを示
す概念図、第3図は、同実施例に於て使用される超伝導
材料の結晶構造を表す概念図、第4図は、本発明の他の
実施例における平板型画像表示装置の一部を切り欠いた
斜視図、第5図は、従来の電子線装置を示す断面図、第
6図は、従来の平板型画像表示装置の一部を切り欠いた
斜視図である。 4・・・外部磁界遮蔽部、5・・・超伝導層、6・・・
断熱二重層、7・・・液体窒素、8・・・液体窒素タン
ク、9・−・基板タイル、10・・・超伝導材料薄膜、
11・・・超伝導タイル、51.59−・・垂直走査電
極、52゜60・・・線状カソード、53,61・・・
グリッド電極、54.62・・・水平偏向電極、55.
63・・・アノード、56,64−・・側板、57.6
5・・・・・・底板、 68・・・・・・防磁帯。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名l −・
電界放出型電子銃 1 1 1 \ j 57乙 n−−問題伝導ダイル 第211!J 第3図 ■−(低I!I翁牽) 第4図 2I−電子銃 2−m−モーター 第5図 第 6 図 65底板
断面図、第2図は、同実施例における超伝導タイルを示
す概念図、第3図は、同実施例に於て使用される超伝導
材料の結晶構造を表す概念図、第4図は、本発明の他の
実施例における平板型画像表示装置の一部を切り欠いた
斜視図、第5図は、従来の電子線装置を示す断面図、第
6図は、従来の平板型画像表示装置の一部を切り欠いた
斜視図である。 4・・・外部磁界遮蔽部、5・・・超伝導層、6・・・
断熱二重層、7・・・液体窒素、8・・・液体窒素タン
ク、9・−・基板タイル、10・・・超伝導材料薄膜、
11・・・超伝導タイル、51.59−・・垂直走査電
極、52゜60・・・線状カソード、53,61・・・
グリッド電極、54.62・・・水平偏向電極、55.
63・・・アノード、56,64−・・側板、57.6
5・・・・・・底板、 68・・・・・・防磁帯。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名l −・
電界放出型電子銃 1 1 1 \ j 57乙 n−−問題伝導ダイル 第211!J 第3図 ■−(低I!I翁牽) 第4図 2I−電子銃 2−m−モーター 第5図 第 6 図 65底板
Claims (8)
- (1)真空容器内に電子ビーム照射手段を備えた電子線
装置において、前記真空容器の外面もしくは内部の全域
もしくは一部分の領域に、超伝導物質よりなる外部磁界
遮蔽層を設けたことを特徴とする電子線装置。 - (2)Cuを含有する酸化物超伝導体を外部磁界遮蔽層
として使用したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
に記載の電子線装置。 - (3)酸化物超伝導体がBa−Ln−Cu−O系であっ
て、Lnの構成元素として、Y、La、Ce、Pr、N
d、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er
、Tm、Yb、Luのいずれかの内の一種類もしくは複
数の元素を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の電子線装置。 - (4)酸化物超伝導体の組成がBa_2LnCu_3O
_7_−δであって、かつ酸素の組成範囲が、6<7−
δ<7であることを特徴とする特許請求の範囲第3項に
記載の電子線装置。 - (5)真空容器内に電子ビーム照射手段を有する電子線
装置が、電子ビームを試料に照射することによって生ず
る電子その他の粒子、電流、電磁波、熱の何れかを検出
もしくは利用する装置であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載の電子線装置。 - (6)真空容器内に電子ビーム照射手段を有する電子線
装置が、電子顕微鏡もしくはオージエ電子分析機もしく
はエックス線マイクロアナリシス装置もしくは電子線回
折装置もしくは電子ビームテスターもしくは電子ビーム
描画装置もしくはこれらに類する装置であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載の電子線装置。 - (7)電子線装置が平板型画像表示装置であることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の電子線装置。 - (8)真空容器内に電子ビーム照射手段を有する電子線
装置において、電子ビームのスポット径が100nm以
下であるか、もしくは電子ビームを走査する際、その歪
曲率が試料面走査距離の1/1000以下であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電子線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62266751A JPH01107442A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 電子線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62266751A JPH01107442A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 電子線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01107442A true JPH01107442A (ja) | 1989-04-25 |
Family
ID=17435202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62266751A Pending JPH01107442A (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 電子線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01107442A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7482035B2 (en) | 2003-05-23 | 2009-01-27 | Sulzer Metco Ag | Method of coating a substrate by a thermal application of the coating material |
US8084100B2 (en) | 2006-05-05 | 2011-12-27 | Sulzer Metco Ag | Method for the manufacture of a coating |
-
1987
- 1987-10-21 JP JP62266751A patent/JPH01107442A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7482035B2 (en) | 2003-05-23 | 2009-01-27 | Sulzer Metco Ag | Method of coating a substrate by a thermal application of the coating material |
US8084100B2 (en) | 2006-05-05 | 2011-12-27 | Sulzer Metco Ag | Method for the manufacture of a coating |
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