JPH0110593Y2 - - Google Patents

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JPH0110593Y2
JPH0110593Y2 JP1979072989U JP7298979U JPH0110593Y2 JP H0110593 Y2 JPH0110593 Y2 JP H0110593Y2 JP 1979072989 U JP1979072989 U JP 1979072989U JP 7298979 U JP7298979 U JP 7298979U JP H0110593 Y2 JPH0110593 Y2 JP H0110593Y2
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column
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pressure
ratio
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクロマトグラフにおける試料の流れを
分流させるスプリツターに関する。
クロマトグラフイにおいてキヤピラリカラムを
使用する場合カラムの負荷容量が小さいので、試
料が比較的大量に得やすくそれを微小量に小分け
する操作の方が面倒な場合等、クロマトグラフに
試料導入後試料の流れを既知一定の割合で分流し
て一部のみをカラムに送るようにする。この場合
分流の割合が正確に判つていないと正しい定量分
析の結果が得られない。試料の流れを分割するに
はクロマトグラフの試料導入部からカラムに至る
流路の途中に分岐路を設け、この分岐路を流通抵
抗を介して大気に開放する。こゝで分流の割合は
カラムと分岐路に設けた抵抗との流通抵抗の比で
定まる。従来は上記分岐路に接続する抵抗として
抵抗管を用いる方法とかニードルバルブを用いる
方法が採用されていた。所で流路抵抗は寸法的な
因子と流体の粘性とによつて定まるが気体の場合
粘性は温度と共に増加するから、昇温クロマトグ
ラフイを行う場合には上記分岐路に接続する抵抗
もカラム槽内に配置する必要があり、抵抗として
抵抗管を用いるときは分流比を変える場合抵抗管
の変換が困難であり、ニードルバルブを用いる方
法では抵抗が可変だから分流比を変えるのは容易
であるが、高温下で信頼性のあるニードルバルブ
がないため、常温部分にニードルバルブを配置す
る結果昇温クロマトグラフイを行う場合分流比が
変化すると云う欠点があつた。
従つて本考案は分流比の変更が容易で分流比が
予定通りに設定できかつ安定であるようなクロマ
トグラフのスプリツターを提供しようとするもの
である。以下実施例によつて本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すものである。
図で1はカラム、2は試料導入部、3はクロマト
グラフ検出器、4はキヤリヤガス溜めである。試
料導入部2からカラム1に至る流路から分岐路5
が出て、この分岐路に抵抗管R2が接続される。
抵抗管R2の先端には更に抵抗管R3が接続さ
れ、抵抗管R3の先端にはトラツプ6が接続さ
れ、トラツプ6は大気に開口している。キヤリヤ
ガス溜め4からは試料導入部2と並んで側流路7
が分れており、この側流路は抵抗管R2とR3と
の接続点に連通させてある。試料導入部2の入口
側には調圧器8が挿入してあつてカラム1の入口
圧力Pcを任意に設定した圧力に保つようになつ
ている。この圧力は試料導入部2の入口側に接続
された圧力計9によつて表示されている。側流路
7にも調圧器10が挿入されて抵抗管R2の下流
端の圧力Pjを任意に設定した圧力に保つようにな
つている。この圧力は側流路7に接続された圧力
計11によつて表示される。鎖線Tで囲まれた部
分は共通のカラム槽に収容されており、抵抗管R
2はカラム1と同じ温度になつている。
上述したようにカラム入口圧力Pc及び抵抗管
R2の下流端圧力Pjは調圧器8,10によつて
夫々一定に保たれている。Pc>Pjに設定すれば
キヤリヤガス溜め4から試料導入部2を経てカラ
ム1に向う気体の流れは一部が分岐路5の方へ分
流し抵抗管R2,R3を通つて大気中に放出され
る。この流れに乗つて導入された試料の一部も分
岐路5の方に分流し大気中に放出されることにな
るが試料分はトラツプ6に捕捉されるから実際に
は大気中に放流されることはない。
上述した気体の流れにおいて抵抗管R2を流れ
るガスの流量f2は(Pc2−Pj2)/R2(こゝに
R2は抵抗管R2の流路抵抗)で、Pc,Pjが
夫々一定であるからR2が変動しなければf2も
一定である。またカラム1の流路抵抗をR1とす
るとカラム1に流れる流量f1は大気圧をPaと
してf1=(Pc2−Pa2)/R1で与えられる。流
量が圧力の2乗の差に比例するのは気体の圧縮性
による。カラム1へ向うガスと抵抗管R2の方に
向うガスの流量比即ち分割比は、 f1/f2=Pc2−Pa2/Pc2−Pj2 R2/R1 …(1) で与えられる。こゝでR1,R2は同じ恒温槽T
内に配置されているから抵抗値の温度による変化
の割合が同じであり、R2/R1は温度に関係の
ない定数となり、圧力Pc,Pjは調圧器8,10
によつて一定値を呈しており大気圧Paも一定で
あるから分流比f1/f2も一定となる。(1)式に
おいてカラム入口圧力Pcは分析目的によつて定
められる。従つて任意に変えられるのは抵抗管R
2の下流端圧力Pjでこれを変えることによつて分
流比f1/f2を任意に設定することができる。
抵抗管R3はPjを大気圧以上の任意圧力に設定し
得るようにするための流路抵抗であるから流通抵
抗のあるものなら何でもよい。
第2図は検出器を複数個用いる場合にカラム流
出ガスを各検出器に一定流量比で分配するように
した実施例の略図でカラム1の出口と側流路7と
の間に抵抗管R2を挿入し、R2の両端に抵抗管
R1′及びR3′を介して検出器3,3′を接続し
た。その他第1図と対応する部分には第1図と同
じ番号符号をつけ一々の説明は省略する。この場
合もPc,Pjを一定に保つことにより検出器3,
3′への分配比率を任意一定に設定することがで
きる。
本考案によれば分流比を変えるのに調圧器10
を適当に設定するだけで一々抵抗管R2を変換す
る必要がないから抵抗管R2をカラムと同じ槽内
に収納しても分流比の変更には全く支障がない。
従つて昇温クロマトグラフイを行うような場合で
も分流比を安定に保つことができしかも分流比の
変更も簡単で、耐熱的ニードルバルブと云うよう
な特殊な物を必要とせず安価な材料で構成できる
特徴を有する。分流比を変えるには調圧器8,1
0をやめて第1図で抵抗管R3の開放端側に調節
バルブを設けることも考えられるが、その場合
Pc,Pj両点の圧力を任意にコントロールできな
いから、上記調節バルブを調節すると分流比と共
にカラム流量も変動してしまう。本考案のように
Pc,Pj両点の上流側に調圧器を用いてPc,Pj両
点の圧力をコントロールする方式にすると、Pc,
Pj両点の圧力から分流比を精確に設定することが
可能となり、分流比とカラム流量とを独立にコン
トロールできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は夫々本考案の異なる実施例装
置を示す管路結線図である。 1……カラム、2……試料導入部、3,3′…
…検出器、4……キヤリヤガス溜め、5……分岐
路、7……側流路、8,10……調圧器、R2,
R3,R3′……抵抗管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤリヤガス溜めから試料導入部、カラムを経
    て検出器に至る主流路に対し、キヤリヤガス溜め
    から側流路を分出させ、上記主流路において試料
    導入部とカラムとの間と上記側流路の端との間に
    流路抵抗を接続し、この流路抵抗と上記側流路と
    の接続点を適宜流路抵抗を介して大気に通じさ
    せ、上記主流路及び側流路の各始端側に夫々調圧
    器を挿入すると共に、上記2つの流路抵抗をカラ
    ムと同じ恒温槽内に配置したクロマトグラフのス
    プリツター。
JP1979072989U 1979-05-29 1979-05-29 Expired JPH0110593Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979072989U JPH0110593Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

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JP1979072989U JPH0110593Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

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Publication Number Publication Date
JPS55172852U JPS55172852U (ja) 1980-12-11
JPH0110593Y2 true JPH0110593Y2 (ja) 1989-03-27

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ID=29306611

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JP1979072989U Expired JPH0110593Y2 (ja) 1979-05-29 1979-05-29

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JP (1) JPH0110593Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5191793A (ja) * 1975-01-20 1976-08-11
JPS53149392A (en) * 1977-06-01 1978-12-26 Hitachi Ltd Specimen injector of gas chromatograph

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5191793A (ja) * 1975-01-20 1976-08-11
JPS53149392A (en) * 1977-06-01 1978-12-26 Hitachi Ltd Specimen injector of gas chromatograph

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Publication number Publication date
JPS55172852U (ja) 1980-12-11

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