JPH01103923A - シリカファイバーの製造に適した紡糸液 - Google Patents
シリカファイバーの製造に適した紡糸液Info
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- JPH01103923A JPH01103923A JP25963087A JP25963087A JPH01103923A JP H01103923 A JPH01103923 A JP H01103923A JP 25963087 A JP25963087 A JP 25963087A JP 25963087 A JP25963087 A JP 25963087A JP H01103923 A JPH01103923 A JP H01103923A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/011—Manufacture of glass fibres or filaments starting from a liquid phase reaction process, e.g. through a gel phase
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はシリカファイバーの製造に適した紡糸液、特に
シリカファイバーの前駆体である、ゲルファイバーを押
出し乾式紡糸法で合成するのに適した紡糸液に関するも
のである。
シリカファイバーの前駆体である、ゲルファイバーを押
出し乾式紡糸法で合成するのに適した紡糸液に関するも
のである。
[従来の技術]
従来より金属アルコキシドを加水分解・縮重合したもの
を紡糸し、ゲルファイバ′−とした後焼成した無機繊維
が合成できることはよく知られており、その繊維も5i
Oi (神谷・作孔ら 窯協86552−559.19
78 ) 、5iOi−ZrOi (特開昭54−7
7724号) 、SiO□−TiOx (特開昭54
−77723号) 、 AIaOa (特開昭51−
12736号)、AIaOa−3iOa (特開昭51
−13768号)のように多種にわたっている。
を紡糸し、ゲルファイバ′−とした後焼成した無機繊維
が合成できることはよく知られており、その繊維も5i
Oi (神谷・作孔ら 窯協86552−559.19
78 ) 、5iOi−ZrOi (特開昭54−7
7724号) 、SiO□−TiOx (特開昭54
−77723号) 、 AIaOa (特開昭51−
12736号)、AIaOa−3iOa (特開昭51
−13768号)のように多種にわたっている。
この中でシリカファイバー(Sinsファイバー)につ
いては、出発物質のモル比(例えばシリコンアルコキシ
ド/水)や反応温度などと曳糸性発現の有無や発現まで
の時間との関係が詳しく調べられている(例えばにam
iya andYoko 、 J、Mater、Sci
、21 (19f16)842−848 )。
いては、出発物質のモル比(例えばシリコンアルコキシ
ド/水)や反応温度などと曳糸性発現の有無や発現まで
の時間との関係が詳しく調べられている(例えばにam
iya andYoko 、 J、Mater、Sci
、21 (19f16)842−848 )。
またシリコンアルコキシドの重合体にポリエチレンオキ
サイドを添加して紡糸し、焼成してシリカ繊維を合成す
る方法も知られている( U、 S、 Pat、 38
21070)。
サイドを添加して紡糸し、焼成してシリカ繊維を合成す
る方法も知られている( U、 S、 Pat、 38
21070)。
[発明の解決しようとする問題点]
先に述べた様に従来からシリコンアルキシドの重合体を
紡糸・焼成してシリカファイバーを合成する技術は知ら
れているが、曳糸性の確認方法が従来は紡糸液の中に6
〜8mmのガラス棒を入りて手ですばやく引き上げる方
法に依っているために、モノフィラメントの曳糸性は確
認できても、多数本(100本以上)のゲルファイバー
を連続的に紡糸することができるかどうかは不明である
。実際に実験を行なったところ、多数本のゲルファイバ
ーを連続的に紡糸するには、紡糸液組成を適正化する必
要があることが判明した。
紡糸・焼成してシリカファイバーを合成する技術は知ら
れているが、曳糸性の確認方法が従来は紡糸液の中に6
〜8mmのガラス棒を入りて手ですばやく引き上げる方
法に依っているために、モノフィラメントの曳糸性は確
認できても、多数本(100本以上)のゲルファイバー
を連続的に紡糸することができるかどうかは不明である
。実際に実験を行なったところ、多数本のゲルファイバ
ーを連続的に紡糸するには、紡糸液組成を適正化する必
要があることが判明した。
一方、シリコンアルコキシドの重合体にポリエチレンオ
キサイドを添加して紡糸し、焼成してシリカ繊維を合成
する方法では、有機物が炭化してシリカ繊維中に残りや
す゛く、強度も低くなり易いなどの欠点を持っている。
キサイドを添加して紡糸し、焼成してシリカ繊維を合成
する方法では、有機物が炭化してシリカ繊維中に残りや
す゛く、強度も低くなり易いなどの欠点を持っている。
本発明は前述の問題点を解決すべくなされたものであり
、エチルシリケートおよびその縮重合体を出発原料とし
、酸触媒を用いて合成したポリシロキサンのアルコール
溶液からなり、1000℃に加熱したときの残留物であ
る5insが42〜48重量%であり7.水分含有量が
1重は%以下であって、25℃における粘度が50〜1
00ポアズであることを特徴とする石英ガラス繊維の製
造に適した紡糸液を提供するものである。
、エチルシリケートおよびその縮重合体を出発原料とし
、酸触媒を用いて合成したポリシロキサンのアルコール
溶液からなり、1000℃に加熱したときの残留物であ
る5insが42〜48重量%であり7.水分含有量が
1重は%以下であって、25℃における粘度が50〜1
00ポアズであることを特徴とする石英ガラス繊維の製
造に適した紡糸液を提供するものである。
本発明は特にシリカファイバーの前駆体であるゲルファ
イバーを押出し乾式紡糸法で合成するのに適した紡糸液
の組成と性状を明らかにするものである。
イバーを押出し乾式紡糸法で合成するのに適した紡糸液
の組成と性状を明らかにするものである。
本発明における紡糸液の評価方法、すなわち、シリカフ
ァイバーの前駆体であるゲルファイバーを合成するのに
適した紡糸液であるかどうかの判断はいわゆる乾式紡糸
によった。100本のノズル(口径的100μm)から
紡糸液を大気中に押出したものを延伸をかけながら巻取
機でljm以上巻取り、その間フィラメント切れを起こ
さなかったかどうかで判断した。延伸の程度は1本のノ
ズル(口金)からの紡糸液の吐出量と巻取速度によって
一義的に決まるが、−船釣に延伸の程度が大きいほどフ
ィラメント切れの確率も高い。そこで今回の評価基準で
は直径的115(約20μm)、断面積で約l/25ま
で延伸をかけた。
ァイバーの前駆体であるゲルファイバーを合成するのに
適した紡糸液であるかどうかの判断はいわゆる乾式紡糸
によった。100本のノズル(口径的100μm)から
紡糸液を大気中に押出したものを延伸をかけながら巻取
機でljm以上巻取り、その間フィラメント切れを起こ
さなかったかどうかで判断した。延伸の程度は1本のノ
ズル(口金)からの紡糸液の吐出量と巻取速度によって
一義的に決まるが、−船釣に延伸の程度が大きいほどフ
ィラメント切れの確率も高い。そこで今回の評価基準で
は直径的115(約20μm)、断面積で約l/25ま
で延伸をかけた。
一般に本発明のように溶媒に分散した金属アルコキシド
の重合体を押出し乾式紡糸し、ゲルファイバーを合成す
る時には急激な溶媒の蒸発とそれに伴う重合体の3次元
架橋(ゾルからゲルへの変化)がおこっていると考えら
れる。従って、糸切れすることなく安定に連続長繊維を
紡糸するためには溶媒の蒸発速度とゾル液中の重合体(
本発明ではポリシロキサン)の含有量やm合状態に着目
しなければならない。本発明では以上の点に着目し、検
討した結果多数本(100本以上)を連続的に糸切れす
ることなく紡糸することができたので、その紡糸液組成
と性状を明らかにする。
の重合体を押出し乾式紡糸し、ゲルファイバーを合成す
る時には急激な溶媒の蒸発とそれに伴う重合体の3次元
架橋(ゾルからゲルへの変化)がおこっていると考えら
れる。従って、糸切れすることなく安定に連続長繊維を
紡糸するためには溶媒の蒸発速度とゾル液中の重合体(
本発明ではポリシロキサン)の含有量やm合状態に着目
しなければならない。本発明では以上の点に着目し、検
討した結果多数本(100本以上)を連続的に糸切れす
ることなく紡糸することができたので、その紡糸液組成
と性状を明らかにする。
本発明によればまずポリシロキサンの紡糸液中の含有量
は、紡糸液をl000℃に加熱した時の残留物(SiO
z)重量で示すと42〜48%である。42%より少な
いと押出し後のゲル化が不充分となり、糸切れ頻度が増
加する。一方、48%より多いと押出し後、ゲル化が急
激に生じ糸切れの原因となったり、ノズルの一部が紡糸
不能となる、上記範囲にある紡糸液を調整するにあたっ
て、エチルシリケート及びその重合体を加水分解する際
に、加えるアルコール溶媒の量を調整したり、あるいは
重合反応の過程でアルコール溶媒を取り除いたり、加え
たりすることができる。一般にアルコール溶媒としてエ
タノールが使われる。
は、紡糸液をl000℃に加熱した時の残留物(SiO
z)重量で示すと42〜48%である。42%より少な
いと押出し後のゲル化が不充分となり、糸切れ頻度が増
加する。一方、48%より多いと押出し後、ゲル化が急
激に生じ糸切れの原因となったり、ノズルの一部が紡糸
不能となる、上記範囲にある紡糸液を調整するにあたっ
て、エチルシリケート及びその重合体を加水分解する際
に、加えるアルコール溶媒の量を調整したり、あるいは
重合反応の過程でアルコール溶媒を取り除いたり、加え
たりすることができる。一般にアルコール溶媒としてエ
タノールが使われる。
さらに、溶媒の蒸発速度をコントロールするために、溶
媒としてメタノールを添加することは可能である。紡糸
液中に含まれるアルコール中のエタノールに対するメタ
ノールの割合は体積比で10%以下である。メタノール
を添加すると溶媒の蒸発速度は速くなり、紡糸液の押出
し後のゲル化速度を調整することができる。ポリシロキ
サンの重合状態も紡糸性には非常に重要な要因であるが
、酸触媒を使ってエチルシリケートを加水分解し、紡糸
液中の残存水分量が1重量%以下になるような状態にす
るとよいことがわかった。また酸触媒としては塩酸か硝
酸が好ましい。その濃度はエチルシリケートに対して重
量比で0.1〜3.5%である。
媒としてメタノールを添加することは可能である。紡糸
液中に含まれるアルコール中のエタノールに対するメタ
ノールの割合は体積比で10%以下である。メタノール
を添加すると溶媒の蒸発速度は速くなり、紡糸液の押出
し後のゲル化速度を調整することができる。ポリシロキ
サンの重合状態も紡糸性には非常に重要な要因であるが
、酸触媒を使ってエチルシリケートを加水分解し、紡糸
液中の残存水分量が1重量%以下になるような状態にす
るとよいことがわかった。また酸触媒としては塩酸か硝
酸が好ましい。その濃度はエチルシリケートに対して重
量比で0.1〜3.5%である。
以上の条件をすべて満足し、かつ25℃における粘度が
50〜100ポアズの範囲に入る様に重合が進んだ状態
の時、押出し乾式紡糸法で多数本を長距離同時に糸切れ
することなく紡糸することが可能になった。
50〜100ポアズの範囲に入る様に重合が進んだ状態
の時、押出し乾式紡糸法で多数本を長距離同時に糸切れ
することなく紡糸することが可能になった。
本発明による紡糸液を使用して押出し乾燥紡糸し、得ら
れたゲルファイバーの断面形状を第1図、第2図に例示
する。第1図は楕円形状を示し、長径/短径の比はおよ
そ1.8〜2.0である。第2図は第1図に示した楕円
形状の中央部にくびれのある形状を示す。
れたゲルファイバーの断面形状を第1図、第2図に例示
する。第1図は楕円形状を示し、長径/短径の比はおよ
そ1.8〜2.0である。第2図は第1図に示した楕円
形状の中央部にくびれのある形状を示す。
[実施例]
!、エチルシリケート40640gをエタノール250
gに溶解したものに水56gを添加した後室温に保持し
て加水分解・縮重合反応を行なった。触媒として塩酸を
使用した。この溶液を5iOaの含有率が46重量%に
なるよう濃縮し、カールフィッシャー水分量計で水分を
測定したところ、0.8重量%だった。この溶液の粘度
が60ポアズになった時点でタンクに充てんし、圧力を
かけて約100本のノズル(口径的100μm)をもつ
口金から大気中に押出した。下方に設置した巻取ドラム
でl00m/分の速度で巻取ったところ長時間フィラメ
ント切れをおこさずに連続的にゲルファイバーにするこ
とができた。得られたゲルファイバーの断面は楕円形(
第1図)でその長径は約20μmだった。このゲルファ
イバーを室温より900℃まで昇温速度50℃/分で焼
成し、長径は約16μm1強度80kg/mm”のシリ
カファイバーを得た。
gに溶解したものに水56gを添加した後室温に保持し
て加水分解・縮重合反応を行なった。触媒として塩酸を
使用した。この溶液を5iOaの含有率が46重量%に
なるよう濃縮し、カールフィッシャー水分量計で水分を
測定したところ、0.8重量%だった。この溶液の粘度
が60ポアズになった時点でタンクに充てんし、圧力を
かけて約100本のノズル(口径的100μm)をもつ
口金から大気中に押出した。下方に設置した巻取ドラム
でl00m/分の速度で巻取ったところ長時間フィラメ
ント切れをおこさずに連続的にゲルファイバーにするこ
とができた。得られたゲルファイバーの断面は楕円形(
第1図)でその長径は約20μmだった。このゲルファ
イバーを室温より900℃まで昇温速度50℃/分で焼
成し、長径は約16μm1強度80kg/mm”のシリ
カファイバーを得た。
2、実施例1で紡糸液が40ポアズの時点では紡糸液が
ノズルから吐出後、ゲル化が充分に進まず、糸切れが生
じ連続的にゲルファイバーを巻き取ることができなかっ
た。
ノズルから吐出後、ゲル化が充分に進まず、糸切れが生
じ連続的にゲルファイバーを巻き取ることができなかっ
た。
36実施例1で紡糸液が120ポアズの時点で上記と同
様に紡糸したところノズルからは吐出したが、ノズルの
径の約115(約20μm)、断面積で約l/25まで
延伸をかけることができなかった。
様に紡糸したところノズルからは吐出したが、ノズルの
径の約115(約20μm)、断面積で約l/25まで
延伸をかけることができなかった。
4、実施例1で紡糸液が95ポアズになった時点で3重
量%のメタノールを加えたところ粘度は65ポアズにな
った。この紡糸液を実施例1と同様の方法で紡糸したと
ころ口金の径の約115、断面積で約l/25まで延伸
をかけ、長時間にわたりフィラメント切れをおこさずに
連続的にゲルファイバーにすることができた。焼成後長
径約12μm強度100 kg/mm”のシリカファイ
バーを得た。
量%のメタノールを加えたところ粘度は65ポアズにな
った。この紡糸液を実施例1と同様の方法で紡糸したと
ころ口金の径の約115、断面積で約l/25まで延伸
をかけ、長時間にわたりフィラメント切れをおこさずに
連続的にゲルファイバーにすることができた。焼成後長
径約12μm強度100 kg/mm”のシリカファイ
バーを得た。
5、エチルシリケートモノマー200gをエタノーール
200gに溶解したものに水40gを添加した後75℃
で50時間保持して加水分解・縮重合反応を行なった。
200gに溶解したものに水40gを添加した後75℃
で50時間保持して加水分解・縮重合反応を行なった。
触媒として硝酸を使用した。
この溶液を5in2の含有率が44重量%になるように
濃縮し、カールフィッシャー水分量計で水分を測定する
と、0.9重量%だった。粘度が60ポアズになった時
点で実施例1と同様の方法で紡糸したところ長時間にわ
たりフィラメント切れをおこさずに連続的にゲルファイ
バーにすることができた。ゲルファイバーの長径は約2
0μm、焼成後のシリカファイバーの長径は約16μm
で強度は60kg/mm”であった。
濃縮し、カールフィッシャー水分量計で水分を測定する
と、0.9重量%だった。粘度が60ポアズになった時
点で実施例1と同様の方法で紡糸したところ長時間にわ
たりフィラメント切れをおこさずに連続的にゲルファイ
バーにすることができた。ゲルファイバーの長径は約2
0μm、焼成後のシリカファイバーの長径は約16μm
で強度は60kg/mm”であった。
[発明の効果]
本発明によれば、多数本特に100本以上のゲルファイ
バーからなるストランドを連続的に紡糸することが容易
である。ゲルファイバーの連続紡糸によるシリカファイ
バーの長繊維製造は、これまでファイバー本数が増加す
ると困難であったが、本発明によって実用できる長繊維
シリカファイバーストランドの工業的生産が可能となっ
た。
バーからなるストランドを連続的に紡糸することが容易
である。ゲルファイバーの連続紡糸によるシリカファイ
バーの長繊維製造は、これまでファイバー本数が増加す
ると困難であったが、本発明によって実用できる長繊維
シリカファイバーストランドの工業的生産が可能となっ
た。
また特に本発明によれば、ファイバー径が小さい(長径
的12μm、同断面積の円の直径換算的9μmに相当)
シリカファイバーおよびシリカファイバーストランドの
製造が可能である。
的12μm、同断面積の円の直径換算的9μmに相当)
シリカファイバーおよびシリカファイバーストランドの
製造が可能である。
また本発明によれば強度の高い(60〜+00kg/m
m”)シリカファイバーの合成が可能である。従来の値
としては、円直径5〜lOμmで約32kg/n+m”
超(前記U、S、Pat、 3821017) 、円直
径2〇−40gmで30−65 kg/mm”(前記J
、Mater、Sci、 21842−841.198
6)が知られている。
m”)シリカファイバーの合成が可能である。従来の値
としては、円直径5〜lOμmで約32kg/n+m”
超(前記U、S、Pat、 3821017) 、円直
径2〇−40gmで30−65 kg/mm”(前記J
、Mater、Sci、 21842−841.198
6)が知られている。
さらにまた本発明によるゲルファイバーな焼成すること
により得られたシリカファイバーは、その中の残存有機
物が少い。従って本発明によれば純度の高い(SiO□
分> 99.99%)シリカファイバーを得ることがで
きる。
により得られたシリカファイバーは、その中の残存有機
物が少い。従って本発明によれば純度の高い(SiO□
分> 99.99%)シリカファイバーを得ることがで
きる。
第1図は本発明によって得られた1本のゲルファイバー
の一例の断面図、第2図は別の例の断面図である。 a・・・長径、 b・・・短径。 −1:
の一例の断面図、第2図は別の例の断面図である。 a・・・長径、 b・・・短径。 −1:
Claims (3)
- (1)エチルシリケートおよびその縮重合体を出発原料
とし、酸触媒を用いて合成したポリシロキサンのアルコ
ール溶液からなり、1000℃に加熱したときの残留物
であるSiO_2が42〜48重量%であり、水分含有
量が1重量%以下であって、25℃における粘度が50
〜100ポアズであることを特徴とするシリカファイバ
ーの製造に適した紡糸液。 - (2)前記酸触媒が塩酸もしくは硝酸であり、触媒とし
ての酸濃度がエチルシリケートに対して重量比で0.1
〜3.5%であることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の石英ガラス繊維の製造に適した紡糸液。 - (3)前記紡糸液中に含まれるアルコールはエタノール
とメタノールであり、エタノールに対するメタノールの
割合が体積比で10%以下であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載のシリカファイバーの製造に適し
た紡糸液。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25963087A JPH01103923A (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | シリカファイバーの製造に適した紡糸液 |
US07/133,435 US4838914A (en) | 1987-07-03 | 1987-12-15 | Process for producing silica glass fibers |
DE8787118559T DE3780954T2 (de) | 1987-07-03 | 1987-12-15 | Verfahren zur herstellung von siliziumdioxid-glasfasern. |
EP87118559A EP0297176B1 (en) | 1987-07-03 | 1987-12-15 | Process for producing silica glass fibers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25963087A JPH01103923A (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | シリカファイバーの製造に適した紡糸液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01103923A true JPH01103923A (ja) | 1989-04-21 |
JPH054346B2 JPH054346B2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=17336742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25963087A Granted JPH01103923A (ja) | 1987-07-03 | 1987-10-16 | シリカファイバーの製造に適した紡糸液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01103923A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111517748A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-11 | 虞晖 | 一种高强度玻璃纤维复合材料及其制备方法 |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP25963087A patent/JPH01103923A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111517748A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-11 | 虞晖 | 一种高强度玻璃纤维复合材料及其制备方法 |
CN111517748B (zh) * | 2020-04-29 | 2021-03-12 | 乐清市风杰电子科技有限公司 | 一种高强度玻璃纤维复合材料及其制备方法 |
CN111517748B8 (zh) * | 2020-04-29 | 2021-03-30 | 徐倩倩 | 一种高强度玻璃纤维复合材料及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH054346B2 (ja) | 1993-01-19 |
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