JPH01101959A - 走査型レーザー撮像装置 - Google Patents

走査型レーザー撮像装置

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JPH01101959A
JPH01101959A JP62259528A JP25952887A JPH01101959A JP H01101959 A JPH01101959 A JP H01101959A JP 62259528 A JP62259528 A JP 62259528A JP 25952887 A JP25952887 A JP 25952887A JP H01101959 A JPH01101959 A JP H01101959A
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laser
scanning
optical
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Koji Kobayashi
幸治 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、走査型レーザー撮像装置、特に光源としての
レーザー光を偏向手段により偏向させることにより被写
体上を走査し、その反射ないし透過光を受光素子により
受光して光電変換することにより被写体の画像情報を得
る走査型レーザー撮像装置に関するものである。
[従来の技術] 被写体をレーザー光のスポットで走査し、その反射光又
は透過光を受光素子で受けて映像信号を得る飛点走査型
の画像入力方式は、レーザー光の高輝度、収束性また単
一波長性などの特徴から種々の利点があり、産業用ある
いは医療用の分野で広く利用されている。特にレーザー
光の走査を水平、垂直方向に2次元的に行ないその周波
数を通常のCRTのラスタースキャンに対応させると、
リアルタイムで残像のない映像が得られるため用途が拡
大されると共に、その操作性は著しく向上する。
この種の装置の医療用としての応用例の1つは、人間の
眼底の情報を取得するための装置である。(米国特許4
,213.6713号、特開昭62−117524号等
参照)すなわち、眼底の検査は眼科においてはもちろん
のこと、内科においても高血圧症や糖尿病、脳神経疾患
等の診断のために有用とされ、従来より眼底カメラとい
う特殊カメラにより写真撮影する方法が広く普及してい
る。しかし、近年の電子技術の発達に伴い、眼底情報を
直接電気信号として取り出し処理して記憶したり、TV
モニター上に表示したりするための装置が開発されるよ
うになった。その、ような装置の1つが、レーザー光の
偏向走査を利用した眼底の撮像装置であり、その性能に
ついての優れた可能性から実用化のために多くの開発研
究が行なわれている。
この走査型レーザー撮像装置においては、走査されたレ
ーザー光を眼底に照射し、その反射光を受光するために
光電子増倍管等の受光素子が用いられるが、その前面に
はレーザー光の波長に対応した狭帯域の、例えば半値幅
IQnm以下の干渉フィルターが配置される。このフィ
ルターはレーザー光以外の波長の外乱光を除去するのに
大きな役割を果し、このフィルターがあることによって
撮像のために完全暗室を必要とせずに、比較的明るい部
屋の中でもSN及びコントラストの良い眼底画像が得ら
れる。
一方、眼底のような生体を被写体とする場合、その組織
は光の波長に対して異なる反射特性を持つ複数の層から
なり、病変部の的確な診断のためには各種波長の光によ
る被写体の撮像が不可欠である。特に光源をレーザーと
した場合、それは極めて純粋な単色光源であり、その光
を用いて撮像した画像は組織の特定層の強調表現となり
、光の波長を変えることによって層状組織を深さ方向に
分離した情報が得られる。
従って、この種の装置においては、レーザー光の波長を
変化させる必要性と、それに伴って受光素子の前面に配
置させる対応した波長のフィルターを変化させる必要性
とが不可欠である。このために従来の装置においては、
例えば、赤、黄、緑、青等の数種類の波長の光を発生す
るレーザー光源と、それぞれに対応した波長のフィルタ
ーを用意しておき、レーザー光の波長変更の度に、それ
らフィルターの交換を行なっていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしレーザー光の演舞が数多くなると、それらのすべ
てに対応した狭帯域の干渉フィルターを揃えることはコ
ストも高くつき、交換の手間も面倒である。特に従来の
装置では、装置内部でレーザー光の波長を自動的に検知
できる手段を備えたものはなく、あらかじめレーザー光
の波長を指定しておかない限り、波長変更に伴って、フ
ィルター等を自動的に設定できる装置はなかった。
一方、光源を色素レーザー等の波長可変レーザーとした
場合、その波長は連続的に変化させることが可能である
が、干渉フィルターについては、その波長を1枚のフィ
ルターで連続的に変えることはできない。また従来より
波長可変のフィルターとして、分光技術の分野ではプリ
ズムや回折格子等が知られているが、これらを走査型レ
ーザー撮像装置、特にレーザー光を2次元的に走査して
被写体に照射し、その反射光等を受光素子により受光し
て光電変換を行なう装置に利用しようとすると、被写体
からの反射光は2次元的に走査される状態にあるため、
その光束をプリズム、回折格子等に通して狭帯域の波長
選択特性を得ることは困難である。従って従来では、色
素レーザー等を光源として波長を連続的に変えようとす
るとき、フィルターは使わずに、完全暗室の中での撮像
を行なうということしかできなかった。言い換えれば、
性能と操作性の点から考えて、装置を比較的明るい部屋
の中で用いてもSN及びコントラストのよい画像が得ら
れることが必要であるが、フィルターなしでは、レーザ
ー光の波長以外の外乱光も光電子増倍管等の高感度の受
光素子は検出してしまい、画質が低下するという問題が
あった。
本発明の目的は上記問題点を解決するためになされたも
ので、受光素子の前面に配置されるフィルターの波長を
、レーザー光の任意の波長に対応して設定することがで
き、その結果いかなる波長に対しても外乱光の影響が除
去され、また、波長の変換に伴ってフィルターの波長を
自動的に変更することができる性能、操作性共に優れた
走査型レーザー撮像装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明においては上述した問題点を解決するためにレー
ザー光源からのレーザー光を偏向手段により偏向させる
ことにより被写体上を走査し、その反射ないし透過光を
受光素子により受光して光電変換することにより被写体
の画像情報を得る走査型レーザー撮像装置において、異
なる波長のレーザー光を発生可能なレーザー光源と、前
記レーザー光を1方向に所定周波数で走査するための第
1の光偏向器と、前記レーザー光を前記第1の光偏向器
の走査方向とは直交する方向に前記周波数よりも低い周
波数で走査するための第2の光偏向器と、前記第1と第
2の光偏向器によって2次元的に走査された光ビームを
被写体に照射するための光学系と、被写体からの反射な
いし透過光を走査して少なくとも前記第2の光偏向器の
走査方向に対しては走査が固定するように導く光学的手
段と、前記光学的手段を通過した被写体からの反射ない
し透過光を受光して被写体の画像情報を得るための受光
素子と、前記受光素子の前に配置される波長可変の光学
素子と、レーザー光の波長に対応して、前記光学素子を
その波長が・レーザー光の波長に一致するように調整す
ることが可能な制御手段とを設け、走査されるレーザー
光の波長に光学素子の波長を設定する構成を採用した。
更に前記レーザー光を走査するための、光の波長によっ
て偏向角度の異なる光偏向器と、前記光偏向器によるレ
ーザー光の偏向角度を検出するための検出手段と、前記
検出手段からの信号に従って、前記光学素子を、その波
長がレーザー光の波長に一致するように調整することが
可能な制御手段とを設け、走査されるレーザー光の波長
の変換に伴って、光学素子の波長を変更する構成を採用
した。更に前記検出手段からの信号に従って、前記光偏
向器によるレーザー光の偏向角度が光の波長によらず同
一となるように調整するための電子的な制御手段とを設
け、レーザー光の波長゛によらず、被写体上の同一の偏
向角度範囲の画像情報が得られる構成を採用した。
[作 用] このような構成によれば被写体からの反射ないし透過光
を走査して走査が固定するように導く光学的手段により
、受光素子で検出する光は1次元方向に走査が固定した
ものとなり、従ってプリズムや回折格子等を十分な波長
選択性を持つ波長可変の光学素子(フィルター)として
使用することができ、レーザー光の任意の波長に対応し
てフィルターの波長を設定することができる。更に、偏
向角の波長依存性のある光偏向器によるレーザー光の偏
向角度を検出する手段と、それからの信号に従う制御手
段とを有しているから、レーザー光の波長の変換に伴っ
て光学素子(フィルター)の波長を自動的に変更するこ
とができ、また光偏向器として偏向角の波長依存性のあ
るものを使っても、その角度範囲は自動的に一定に保た
れ常に被写体の同一領域の情報を得ることが可能である
[実施例] 以下本発明の実施例を第1図〜第4図に従って詳細に説
明する。
第1図には本発明による走査型レーザー撮像装置の光学
系の概略構成が示されいてる。撮像の対象物としては医
療用として眼底を想定している。
第1図において、符号1で示すものは波長を連続的に変
化させることが可能な色素レーザー等のレーザー光源で
ある。レーザー光源1からのレーザー光束2は、レンズ
3によって光ファイバー4の一方の端に装着された光コ
ネクタ−5のファイバ一端面上に集光される。光ファイ
バー4を伝送したレーザー光は光ファイバーのもう一方
の端に装着された光コネクタ−6より出射し、ビームエ
キスパンダー 束となる。光ファイバー4はレーザー光源と装置光学系
との間の距離を物理的に遠ざけることを可能にし、従っ
て一般的にかなり大きなレーザー光源を装置本体とは分
離して任意の場所に配置することができ、光学系の調整
等も極めて容易になる。
ビームエキスパンダー7を通過したレーザー光束8はミ
ラー9によって折り返され、レンズ10に入射する。レ
ンズ10は、それに続く符号11で示される音響光学偏
向素子(Acousto−OpticDeflecto
r : A OD、以下AODと略記する)の矩形状開
口にレーザービームを整形して入射するためのものであ
り、複数の円筒レンズの組み合せを含んでいる。AOD
IIの前後にはレーザービームに対するAODの入射角
及び出射角の光波長依存性を補正するために、プリズム
12.13が配置される。AODによって1次元方向(
水平方向)の偏向を受けたレーザー光はレンズ10と類
似の構成を有するレンズ14によって、AODの開口に
適した矩形状光束から本来の円形光束に整形された後、
レンズ15とスリット16を通過する。スリット16は
AODIIの0次光(図示せず)を遮断して1次回折光
17のみを利用するためのものである。AODIIによ
るレーザー光の偏向走査の繰り返し周波数は一例として
、NTSC方式の通常のTVスキャンに対応した15.
75kHzに選ばれる。
一方AODによって1次元方向に偏向されるレーザー光
の一部はビームスプリッタ−18によって反射され、検
出開口19を通過して、符号20.21で示される2つ
の受光素子により検出される。検出開口19はレンズ1
4.15等の光学系によるレーザービームの焦点面に配
置されている。ここで第2図を参照する。
第2図はAODによる波長検出の原理を示す説明図であ
り、レンズ等の光学素子は省略して描かれている。レー
ザー光束8は信号源11′によって駆動されるAODI
Iを通過することにより、そのまま直進する0次光2z
と偏向走査に利用される1次回折光17とに分離する。
0次光22はスリット16によって遮断され、1次回折
光17の一部はビームスプリッタ−18により反射され
て検出開口19を通って受光素子20及び21により検
出される。AODによるレーザー光の偏向角θ、すなわ
ち1次回折光の0次光に対する角度□はレーザー光の波
長λに比例する(θtλ )から、1次回折光17は第
2図に示さhるように光の波長によって偏向角の範囲が
異なって来る。すなわち長波長光の1次回折光17a−
の偏向角Δθaと短波長光の1次回折光17bの偏向角
Δθbとが相違する。
その結果受光素子20及び21から出力される信号は第
2図に示されるような波長によって出現する時間に違い
のあるパルス信号Ta、Tbとなる。従って受光素子2
0及び21からの信号の時間差あるいは位相差を測定す
ることにより、走査されるレーザー光の波長を判定する
ことができる。
再び第1図に戻り、スリット16を通過した1次回折光
17はレンズ23によって被検眼24の瞳と光学的に共
役な位置に置かれたミラー25の中心部を旋回中心とし
て1次元的に走査するように導かれる。ミラー25によ
って反射されたレーザー光束はレンズ作用を有する凹面
ミラー26によって反射され、ミラー27に到達する。
ミラー27はガルバノメーター28に取り付けられ、レ
ーザー光束を垂直方向に走査するためのものである。ミ
ラー27は振動ミラーまたはガルバノミラ−とも呼ばれ
る。ミラー27によって2次元的に走査されたレーザー
ビームは対物レンズ29を通過して、それによって被検
眼24の瞳孔中心部を通り眼底に照射される。眼底から
の反射光(第1図において点線で図示)は、再び対物レ
ンズ29を通り振動ミラー27に導かれて反射し、更に
凹面ミラー26によって反射する。眼底からの反射光は
2次元的に走査される状態にあるが、振動ミラー27で
反射され、凹面ミラー26の側に導かれた後は、振動ミ
ラー27の偏向作用によって垂直方向の走査が固定され
た状態、すなわち1次元方向のみに走査される反射光と
なっている。振動ミラー2フによるレーザー光の走査周
波数は通常のテレビの垂直走査に対応して、例えば60
H2に選ばれる。
凹面ミラー26によて反射された眼底からの反射光はミ
ラー25の周辺部を通過して、ここで照射レーザー光と
分離される。ミラー25の周辺部を通過した1次元的に
走査される眼底からの反射光はレンズ30、波長可変フ
ィルター31、レンズ32を通って、受光素子33の受
光面上に集められ光電変換される。レンズ30と波長可
変フィルター31との間には、対物レンズ29の表面か
らの反射光の影響を除去するための黒点34が配置され
る。
第3図はすでに第1図において示した光学系の、特に被
写体(眼底)からの反射光を導く部分について、より現
実の配置に近い形で再現した光学系の構成図である。第
3図においてAODによって1次元方向(水平方向)に
偏向されたレーザー光(1次回折光)1フはレンズ23
によって被検眼瞳と光学的に共役な位置に置かれたミラ
ー25を旋回中心として走査するように導かれる。
第3図では1次回折光1フの走査方向は紙面と垂直な方
向であり、従って光束は光学系の中心軸に沿った形で描
かれている。ミラー25で反射された水平方向(第3図
の紙面と垂直方向)に走査されるレーザー光は凹面ミラ
ー26で反射され、更にガルバノメーター28に取り付
けられたミラー(振動ミラー)27によって反射される
と共に、垂直方向(紙面と水平方向)に走査される。振
動ミラー27によって2次元方向(水平及び垂直方向)
に走査されたレーザービームは対物レンズ29によって
被検眼24の眼底に照射され、眼底からの反射光(第3
図において点線で示す)は入射光と同じ光学系29.2
7.26を通って返って来る。
ミラー25の部分で入射光と分離された眼底からの反射
光はレンズ30、波長可変フィルター31、レンズ32
を通りて受光素子33まで導かれ、そこで光電変換され
て画像信号が得られる。
波長可変フィルター31はプリズム35とその微小角の
回転を制御するためのステッピングモータ36及び検出
スリット37とからなる。第3図において振動ミラー2
7より受光素子33までの点線で示された眼底からの反
射光は水平方向(第3図の紙面と垂直方向)のみに走査
される状態にあり、その結果、光束は光学系の中心軸に
沿った形で、あたかも走査はされていないような状態に
描かれている。従ってプリズム35を通過する眼底から
の反射光は1次元的に走査される状態にあるものの、そ
の方向はプリズムの分光する方向とは垂直であるから何
ら問題がなく、検出スリット37により、必要とする波
長の光だけを選択して通過させることができる。プリズ
ム35の回転によってレーザー光の任意の波長の光に対
して選択性を持たせることができ、従って、いかなる波
長の光に対しても外乱光の影響を排除することが可能に
なる。なおプリズム35は同じ機能を持つものとして、
回折格子等に置き換えても良い。また、この図から明ら
かなように検出スリット37は被検眼24の眼底と光学
的に共役な位置に配置され、眼底以外の眼球光学系から
の不要散乱光を除去するという点に関しても著しい役割
を果す。
第4図は本発明による走査型レーザー撮像装置の電気系
の構成を示すブロック図である。レーザー光源1からの
レーザー光はAODll及び撮動ミラー27により水平
方向及び垂直方向に偏向走査された後、被検眼24に照
射される。AODllには対応したドライバー38が接
続され、ドライバー38は鋸歯状波生成器39で生成さ
れ、倍率・オフセット調整器40で処理されたのこぎり
波信号により制御される。AODIIで偏向されたレー
ザー光の一部は受光素子20、及び21により検出され
、それぞれからの出力信号は位相比較器41に入力して
位相比較がなされる。その位相差出力信号は制御電圧発
生器42に送られ、そこで倍率・オフセット調整器を駆
動する信号が生成される。このような回路構成によれば
位相比較器41の出力を常に一定となるように制御する
ことにより、AODIIによるレーザー光の偏向角は光
の波長によらず常に一定に保つことが可能である。ミラ
ー27を振動させるガルバノメータ28には対応したド
ライバー43が接続され、ドライバー43は鋸歯状波生
成器44で生成されるのこぎり波信号により制御される
被検眼眼底からの反射光は波長可変フィルターを構成す
るプリズム35を通り、受光素子33で検出され光電変
換されて電気信号となる。プリズム35を回転するステ
ッピングモータ36には専用のドライバー45が接続さ
れ、それは倍率・オフセット調整器40の出力を検出し
て制御電圧発生器46によって生成される制御信号によ
り駆動される。すなわち、AOD用のドライバー38を
制御する倍率・オフセット調整器4oののこぎり波出力
信号は走査されるレーザー光の波長と1対1の対応関係
にあり、制御電圧発生器46はそののこぎり波の最大・
最小値の差を検出して、ドライバー45を駆動するため
のレーザー光の波長に対応した制御信号を発生するもの
である。このような構成によればレーザー光の波長を変
更した場合制御電圧発生器は選択された波長に対応した
制御信号を発生し、それにょフてプリズム35を回転移
動させ選択された波長のレーザー光のみを受光素子33
に導くようになるので、レーザー光の波長の変更に伴っ
て、波長をあらかじめ指定しておく必要もなく、フィル
ターの波長を自動的に変化させることが可能となる。
受光素子33からの出力信号は増幅器47によって所定
のレベルにまで増幅された後、被写体画像のビデオ信号
としてTVモニターや汎用画像処理装置等の出力装置4
8に送られる。レーザー光の偏向走査を行なう制御系と
、受光側の出力系とは同期信号発生器49からの水平同
期信号及び垂直同期信号によって同期が取られ、システ
ムの全体的な時間的な制御が可能になる。
なお本実施例では被写体を眼底に特定して説明を行なっ
たが、本発明の内容は眼底の撮像だけに限定されるもの
ではなく、たとえばレーザー顕微鏡等に応用してレーザ
ー光の波長変更に伴いフィルターの波長を自動的に変換
してゆくシステムを構築し、微生物、細胞等の観察のた
めに利用するといったことも当然可能である。また上記
実施例では被写体からの反射光を受光素子により受光し
て被写体の画像情報を得るようにしたが、被写体によっ
ては、それからの透過光を受光して画像情報を得ること
もできることは勿論である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、走査
されるレーザー光の波長が連続的に変っても任意の波長
に対応してフィルターの波長を設定することができ、か
つレーザー光の波長の変更に伴ってフィルターの波長を
自動的に変換することができる。また、波長によって偏
向角の異なる光偏向器を使っても偏向角度は自動的に一
定にすることができ、常に被写体の同一領域の像が得ら
れる。更に被写体が眼底の場合には眼底以外からの眼球
光学系による不要散乱光の影響を除去できる効果もあり
、得られる画像のコントラストの向上を図ることができ
る。従って光源として波長が連続可変の色素レーザー等
を用いて眼底を撮像した場合、比較的明るい部屋の中で
も外乱光の影響が少なくSN及びコントラストの良い眼
底画像が得られ、光源の波長を単純に変えるだけで眼底
の一層状組織を深さ方向に自動的に分離して行くことが
できるという性能、操作性共に極めて優れた走査型レー
ザー撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置の光学系の全体構成を示した
構成図、第2図はAODによる波長検出の原理を示す説
明図、第3図は第1図装置の受光部を中心とした光学系
の部分的な構成図、第4図は第1図装置の電気系の構成
を示した構成図である。 1・・・レーザー光源 11・・・音響光学偏向素子(AOD)20.21・・
・受光素子 24・・・被検眼31・・・波長可変フィ
ルタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)レーザー光源からのレーザー光を偏向手段により偏
    向させることにより被写体上を走査し、その反射ないし
    透過光を受光素子により受光して光電変換することによ
    り被写体の画像情報を得る走査型レーザー撮像装置にお
    いて、 異なる波長のレーザー光を発生可能なレーザー光源と、 前記レーザー光を1方向に所定周波数で走査するための
    第1の光偏向器と、 前記レーザー光を前記第1の光偏向器の走査方向とは直
    交する方向に前記周波数よりも低い周波数で走査するた
    めの第2の光偏向器と、 前記第1と第2の光偏向器によって2次元的に走査され
    た光ビームを被写体に照射するための光学系と、 被写体からの反射ないし透過光を走査して少なくとも前
    記第2の光偏向器の走査方向に対しては走査が固定する
    ように導く光学的手段と、 前記光学的手段を通過した被写体からの反射ないし透過
    光を受光して被写体の画像情報を得るための受光素子と
    、 前記受光素子の前に配置される波長可変の光学素子と、 レーザー光の波長に対応して、前記光学素子をその波長
    がレーザー光の波長に一致するように調整することが可
    能な制御手段とを設け、 走査されるレーザー光の任意の波長に光学素子の波長を
    設定できることを特徴とする走査型レーザー撮像装置。 2)前記の走査が固定するように導く光学的手段には、
    前記第2の光偏向器が含まれることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の走査型レーザー撮像装置。 3)前記光学素子は波長選択のための波長可変フィルタ
    ーであることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載の走査型レーザー撮像装置。 4)前記波長可変フィルターは、微小角の回転が制御さ
    れるプリズムまたは回折格子と検出スリットとから構成
    されることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の
    走査型レーザー撮像装置。 5)前記第1の光偏向器は音響光学偏向素子であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項から第4項までのい
    ずれか1項に記載の走査型レーザー撮像装置。 6)前記第2の光偏向器は振動ミラーであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれか
    1項に記載の走査型レーザー撮像装置。 7)前記レーザー光源は波長可変の色素レーザーである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項から第6項まで
    のいずれか1項に記載の走査型レーザー撮像装置。 8)前記レーザー光源と、前記第1と第2の光偏向器を
    有する光学系とは光ファイバーで接続されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項から第7項までのいずれか
    1項に記載の走査型レーザー撮像装置。 9)レーザー光源からのレーザー光を偏向手段により偏
    向させることにより被写体上を走査し、その反射ないし
    透過光を受光素子により受光して光電変換することによ
    り被写体の画像情報を得る走査型レーザー撮像装置にお
    いて、 2波長以上のレーザー光を発生可能なレーザー光源と、 前記レーザー光を走査するための、光の波長によって偏
    向角度の異なる光偏向器と、 前記光偏向器によるレーザー光の偏向角度を検出するた
    めの検出手段と、 被写体からの反射ないし透過光を受光して被写体の画像
    情報を得るための受光素子と、 前記受光素子の前に配置される光学素子と、前記検出手
    段からの信号に従って、前記光学素子を、その波長がレ
    ーザー光の波長に一致するように調整することが可能な
    制御手段とを設け、走査されるレーザー光の波長の変換
    に伴って、光学素子の波長を自動的に変更できることを
    特徴とする走査型レーザー撮像装置。 10)前記光偏向器は音響光学偏向素子であることを特
    徴とする特許請求の範囲第9項に記載の走査型レーザー
    撮像装置。 11)前記検出手段は、前記光偏向器によって走査され
    るレーザー光の焦点面に配置された検出開口と、その通
    過光を受光するための受光素子とを有することを特徴と
    する特許請求の範囲第9項または第10項に記載の走査
    型レーザー撮像装置。 12)前記光学素子は波長選択のためのフィルターであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第9項から第11項
    までのいずれか1項に記載の走査型レーザー撮像装置。 13)レーザー光源からのレーザー光を偏向手段により
    偏向させることにより被写体上を走査し、その反射ない
    し透過光を受光素子により受光して光電変換することに
    より被写体の画像情報を得る走査型レーザー撮像装置に
    おいて、 2波長以上のレーザー光を発生可能なレーザー光源と、 前記レーザー光を走査するための、光の波長によって偏
    向角度の異なる光偏向器と、 前記光偏向器によるレーザー光の偏向角度を検出するた
    めの検出手段と、 前記検出手段からの信号に従って、前記光偏向器による
    レーザー光の偏向角度が光の波長によらず同一となるよ
    うに調整するための電子的な制御手段とを設け、 レーザー光の波長によらず、被写体上の同一の偏向角度
    範囲の画像情報が得られることを特徴とする走査型レー
    ザー撮像装置。 14)前記光偏向器は音響光学偏向素子であることを特
    徴とする特許請求の範囲第13項に記載の走査型レーザ
    ー撮像装置。 15)前記検出手段は、前記光偏向器によって走査され
    るレーザー光の焦点面に配置された検出開口と、その通
    過光を受光するための受光素子とを有することを特徴と
    する特許請求の範囲第13項または第14項に記載の走
    査型レーザー撮像装置。
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