JPH01101462A - 架橋低密度ポリエチレンの架橋温度推定法 - Google Patents

架橋低密度ポリエチレンの架橋温度推定法

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JPH01101462A
JPH01101462A JP25935187A JP25935187A JPH01101462A JP H01101462 A JPH01101462 A JP H01101462A JP 25935187 A JP25935187 A JP 25935187A JP 25935187 A JP25935187 A JP 25935187A JP H01101462 A JPH01101462 A JP H01101462A
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JP
Japan
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crosslinking
density polyethylene
gel fraction
crosslinked
crosslinking temperature
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Pending
Application number
JP25935187A
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English (en)
Inventor
Yoshiji Miyashita
芳次 宮下
Noritoshi Suehisa
末久 紀年
Hiroshi Kato
寛 加藤
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産1上立■里分! 本発明は、ジクミルパーオキサイドを用いて加熱架橋し
た架橋低密度ポリエチレンの架橋温度を推定する方法に
関する。
従来坐狡適 低密度架橋ポリエチレンは、電気絶縁性、耐電圧特性、
並びに耐熱性の全てに優れているので、現在、各種の電
カケープル、特に高電圧型カケープルの絶縁層構成材と
して注目されている。
電カケープル、特に高圧電カケ−プルの停電事故は、各
方面に多大な損害を与える場合が多い。
特に産業、文化、経済などの各方面においてコンピュー
タによる集中管理が益々盛んになる近時並びに将来にあ
っては、かかる停電事故は大惨事をも招きかねない可能
性があるだけに一層問題が大きい。
上記した理由から、停電事故防止のために稼動前、ある
いは稼動中の電カケープルに対して種々の特性検査を実
施し、−層の安全稼動を実現しようとする気運が従来に
も増して高まっている。
低密度ポリエチレンは、架橋されて電カケープルの絶縁
層構成材料として使用されていること前記した通りであ
る。その理由は、非架橋の低密度ポリエチレンは耐熱性
並びにケーブル稼動時の高温度における耐電圧特性が充
分でないが、それを架橋することによってそれらの特性
が大きく改善されるためである。
”べきロ 占 上記した事情から電カケープルの絶縁層構成材料として
使用されている架橋低密度ポリエチレンが架橋不充分で
あると、耐電圧特性の不充分さから稼動中に絶縁破壊事
故を起こす可能性があるので、それが所定の架橋温度で
架橋されているか否かを検査する必要がある0通常、有
機高分子の架橋温度は、架橋装置に設置した計器類に示
された値にて表示されているが、該計器類が不正確であ
ったりあるいは故障していると架橋不充分の製品が出荷
される危険性がある。  − このために、大量に生産されつつある、あるいは現在稼
動中の大量の電カケープルにつき簡単にして短時間で低
密度ポリエチレンの架橋温度を、ひいては架橋度を評価
できる方法の開発が焦眉となっている。
fl  占を解ンするための手 本発明は、上記の問題点を解決するための1手段として
、ジクミルパーオキサイドを用いて加熱架橋された酸化
防止剤含有の低密度ポリエチレンのゲル分率を測定し、
予め確立した架橋温度−ゲル分率の関係データから上記
の加熱架橋時の温度を推定することを特徴とする架橋低
密度ポリエチレンの架橋温度推定法を提供しようとする
ものである。
詐月nut≧1果 本発明者らの研究から下記のことが判明した。
+1)  多くのポリオレフィンをジクミルパーオキサ
イドを用いて加熱架橋した場合、その架橋時の温度が高
い程、得られた架橋体の到達ゲル分率が、したがって架
橋度が概して低いこと、 (2)  上記+11の傾向は、低密度ポリエチレンを
酸化防止剤の存在のもとでジクミルパーオキサイドを用
いて加熱架橋した場合において特に明確にしてかつ顕著
であり、用いた低密度ポリエチレンの種類と使用量、並
びに酸化防止剤の種類と使用量が定まると、得られた架
橋体のゲル分率と架橋温度との間に一義的な関係が成り
立つ。
以上の事実から被検査架橋低密度ポリエチレンにつき、
使用した低密度ポリエチレンおよび酸化防止剤の各種類
と使用量を別途把握した状況下にあって、該架橋体のゲ
ル分率を測定すると、予め定めた架橋温度−ゲル分率の
関係データから架橋温度をかなり正確に推定することが
できる。
本発明の推定は、実際上かなり正確であるのでたとえば
電カケープルの特性診断法として工業的に頗る有用であ
る。
の     な 本発明においては、低密度ポリエチレン、酸化防止剤、
およびジクミルパーオキサイドとからなる組成物あるい
は必要に応じて配合された種々の他の配合剤を含む組成
物をジクミルパーオキサイドの分解温度以上に加熱して
架橋せしめた架橋体につき、その架橋温度の推定がなさ
れる。
低密度ポリエチレンとしては、密度0.92以下のもの
が対象となるが、密度0.88〜0.92の範囲のもの
、特に密度0.89〜0.91の範囲のものが好ましい
酸化防止剤としても各種のものが対象となるが好ましく
はアミン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤、また
は硫黄系酸化防止剤である。
アミン系酸化防止剤としては、芳香族第2級もしくは第
3級アミンが挙げられる。具体例としては、N、N’−
ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジアミン、N−フェ
ニル−N’−イソーブロピルーフエニレ  ゛ンジアミ
ン、N、N’−ジー第ニブチル−p−フェニレンジアミ
ン、N、N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、
2.2.4− )ツメチル−1,2−ジヒドロキノリン
重合体、フェニル−β−ナフチルアミンなどが例示され
る。
フェノール系酸化防止剤としてはヒンダードフェノール
類が挙げられ、具体例としては、2.6−ジーt−ブチ
ル−p−クレゾール、2.4−ジメチル−6−t−ブチ
ルフェノール、4.4’−チオビス(3−メチル−6−
1−ブチルフェノール) 、2.2’−メチレンビス(
4−メチル−6−t−ブチルフェノール) 、4.4’
−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)、テトラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオネートコメタ
ン、1゜1′3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−t−ブチルフェニル)ブタン、t−ブチルヒドロ
キシアニソールなどが例示される。
硫黄系酸化防止剤としてはプロピオネート系もしくはベ
ンゾイミダゾール系化合物が挙げられ、具体例としては
ジラウリルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジ
プロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロピオネ
ート、シミリスチルチオジプロピオネート、ジステアリ
ルβ、β゛−チオジプチレート、2−メルカプトベンゾ
イミダゾールなどが例示される。
これら酸化防止剤の使用量は、かなり広範囲であっても
差支えないが、使用量が過度に少なかったり、あるいは
過度に多かったりすると架橋温度推定の精度が低下する
傾向にあるので、上記の低密度ポリエヂレン100重量
部あたり0.1〜lO重量部の範囲、特に0.3〜5重
量部の範囲内であることが好ましい。
本発明においてはジクミルパーオキサイドの使用量は特
に制限はないが、低密度ポリエチレン100重量部あた
り0.1〜10重量部の範囲、特に0. 3〜5重量部
の範囲内であることが好ましい。
本発明においては、架橋温度の推定を特徴とする特定組
成の架橋体につき、予め各架橋温度毎の到達ゲル分率を
測定して架橋温度−到達ゲル分率の関係データを調べる
。ゲル分率は、JISC3005に規定する方法にて測
定することができる。つぎに上記と同組成物の被検架橋
体のゲル分率を測定し、得られたゲル分率値から上記の
関係データを利用して架橋温度を推定する。なおポリエ
チレンの工業的規模での架橋においては、使用したジク
ミルパーオキサイドが充分に分解する時間をかけて行わ
れる。したがって、ある被検架橋体が有するゲル分率は
、ある特定の温度での到達ゲル分率と考えて実際上差支
えない。
スIIJI 以下、実施例および比較例により本発明を一層詳細に説
明する。
実施例1 ポリエチレン(三菱油化社製の低密度ポリエチレン、商
品名:ZF−3OR,密度1.920)100重量部、
4.4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)(大向新興化学社製のフェノール系酸化防止剤
、商品名ツクラックN−300)0.3重量部、および
ジクミルパーオキサイド2.0重量部とからなる組成物
を180℃、200℃、220℃、および240℃の4
温度でそれぞれ充分に架橋し、得られた各架橋体のゲル
分率をJIS  C3005に規定する方法にて測定し
、第1図に示すデータを得た。したがって上記と同組成
物の被検架橋体のゲル分率が、たとえば83.4重量%
であったとすると、第1図よりその架橋温度は約210
℃であると推定される。
実施例2 4.41−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェ
ノールに代えてN、N’−ジ−β−ナフチル〜p−)1
二レンジアミン(大向新興化学社製のアミン系酸化防止
剤、商品名ツクランクホワイト)0.3重量部を用いた
ほかは実施例1に示した条件、組成をそのまま用いて同
様に架橋し、各架橋体の架橋度を測定して第2図に示す
結果を得た。
したがって上記と同組成物の被検架橋体のゲル分率が、
たとえば87.3重量%であったとすると、第2図より
その架橋温度は約210℃であると推定される。
実施例3 ポリエチレンに代えてエチレン−酢酸ビニル共重合体(
三菱油化社製のEVA、商品名:ユカロ:/エバV −
4013,密度= 0. 94 g/cd、酢酸ビニル
含有量:20重量%、MIi15)100重量部を用い
たほかは実施例1に示した条件、組成をそのまま用いて
同様に架橋し、各架橋体の架橋度を測定して第3図に示
す結果を得た。
したがって上記と同組成物の被検架橋体のゲル分率が、
たとえば85.0重量%であったとすると、第3図より
その架橋温度は約225℃であると推定される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、それぞれ実施例1〜3において得ら
れたデータを示すものであって、架橋温゛度を横軸に、
一方架橋体のゲル分率を縦軸にプロットしたグラフであ
る。 特許出願人  三菱電線工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジクミルパーオキサイドを用いて加熱架橋された酸
    化防止剤含有低密度ポリエチレンのゲル分率を測定し、
    予め確立した架橋温度−ゲル分率の関係データから上記
    の加熱架橋時の温度を推定することを特徴とする架橋低
    密度ポリエチレンの架橋温度推定法。 2、低密度ポリエチレンが密度0.88〜 0.92のものである特許請求の範囲第1項に記載の架
    橋温度推定法。 3、酸化防止剤がアミン系酸化防止剤、フェノール系酸
    化防止剤、または硫黄系酸化防止剤である特許請求の範
    囲第1項乃至第2項のいずれかに記載の架橋温度推定法
JP25935187A 1987-10-14 1987-10-14 架橋低密度ポリエチレンの架橋温度推定法 Pending JPH01101462A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010182532A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 高電圧電子機器用ケーブル
JP2021509469A (ja) * 2018-11-05 2021-03-25 エルジー・ケム・リミテッド ポリエチレン樹脂の物性予測方法およびポリエチレン樹脂の製造方法

Cited By (3)

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US11492423B2 (en) 2018-11-05 2022-11-08 Lg Chem, Ltd. Method for predicting physical properties of polyethylene resin, and production method of polyethylene resin

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