図1は、開示される主題の一例による制御デバイス1を概略的に示す図である。制御デバイス1は、車両V上に取り付けられ、車両Vは、車両Vの周囲の障害物を検出するためのオンボードセンサ(第1の測定デバイス)100を備えており、第1の測定デバイス/オンボードセンサ100は、例えば、レーダーセンサ、カメラセンサ、ライダーセンサ、ソナーセンサ、GNSSセンサおよび/または車両Vの周囲の障害物を検出することに適した任意の他のセンサを含み得る。加えて、制御デバイス1は、vehicle-to-location(V2X)通信を介して制御デバイス1に接続され得る外部センサ(第2の測定デバイス)102と通信可能に接続されている。外部センサ102も、レーダーセンサ、カメラセンサ、ライダーセンサ、ソナーセンサ、GNSSセンサ、および/または車両Vの周囲の障害物を検出するのに適した任意の他のセンサであってもよく、外部センサ102は、例えば、別の車両、路傍ユニット、および/またはモバイルデバイスに含まれてもよい。オンボードセンサ100と制御デバイス1との間の通信は、リアルタイムで実行され得る一方、外部センサ102と制御デバイス1との間の通信は、例えば、より長いレイテンシ期間が伴うセルラーネットワークを介して実行され得る。
オンボードセンサ100および外部センサ102の両方は、車両Vを囲む領域における障害物を検出し得、例えば、検出された障害物の障害物種類、位置、進行方向、速度、ヨーレート、および加速度を含む、複数の第1および第2の障害物パラメータを決定し得る。
複数の第1および第2の障害物パラメータは、第1のカテゴリの1つまたは複数のパラメータを含む第1のグループと、第2のカテゴリの1つまたは複数のパラメータを含む第2のグループとに分割され得る。パラメータのカテゴリは、例えば1つのパラメータが別のパラメータと共通して有し得る特徴/属性/特性によって定義され得る。特に、第1のカテゴリのパラメータが、障害物に関する静的情報を含む障害物の位置パラメータでもよく、第2のカテゴリのパラメータが、障害物に関する動的情報を含む障害物の移動パラメータでもよい。
障害物に関する静的情報は、例えば、障害物の種類(歩行者、自転車、車両など)、障害物が検出された現在の時刻(タイムスタンプ)、ならびにその現在の位置および進行方向でもよい。特に、静的情報は、取得時刻に時間依存しない事実によって特徴付けられる。逆に、障害物に関する動的情報は、例えば、その速度、ヨーレート、および加速度でもよい。特に、動的情報は、取得時刻に時間依存する事実によって特徴付けられる。
さらに、図示された例による制御デバイス1は、オンボードセンサ100および外部センサ102から複数の第1および第2の障害物パラメータを受信し得る第1および第2の障害物(パラメータ)取得ユニット101、103を備える。障害物パラメータ取得ユニット101、103は、例えば、制御デバイス1の障害物パラメータ計算ユニット104に送信される前に第1および第2の障害物パラメータの処理(例えば、平滑化、フィルタリング、平均化)を行ってもよく、あるいは特に第1/第2の測定デバイスが物体を検出するように主に構成されている場合にパラメータを決定または選択してもよい。さらに、障害物パラメータ計算ユニット104が、オンボードセンサ100および外部センサ102から第1および第2の障害物パラメータを直接受信することも可能であり得る。
図1は、制御デバイス1が車両Vの一部であり、外部センサ(第2の測定デバイス)102が車両Vにとってリモートに配置されている構成を示す。ただし、代替の変形例では両方の測定デバイス100および102が、車両Vにとって外部/リモートに配置され得る。追加的または代替的に、図1の例(または、さらなる制御デバイス1a~1d)はまた、センサ(第1/第2の測定デバイス)のうちの少なくとも1つがそれぞれの障害物パラメータ取得ユニット101、103と組み合わせられ得るように変形され得る。例えば、別の変形例では、第1の測定デバイス100および第1の障害物パラメータ取得ユニット101は、同じまたは一体化されたユニット(分離したユニットではなく)でもよく、より好ましくは、したがって、それらの両方が制御デバイス1の一部でもよい。この同じ変形例において、第2の測定デバイス102は、車両Vにとってリモートに位置し得、それによって第2の障害物パラメータ取得ユニット103が、図1に図示したように配置され得る。
障害物パラメータ計算ユニット104は、次いで、1つまたは複数の位置パラメータおよび1つまたは複数の移動パラメータを含み得る複数の第1および第2の障害物パラメータに基づいて複数の第3の障害物パラメータを計算する。換言すれば、障害物パラメータ計算ユニット104は、オンボードセンサ100および外部センサ102(または障害物パラメータ取得ユニット)によって決定された複数の第1および第2の障害物パラメータを使用して、第3の障害物パラメータの新規セットを計算する。
障害物の位置および進行方向などの位置パラメータは、第1/第2の測定デバイス(センサ)100、102によって決定される度にその値を変化させるため、障害物パラメータ計算ユニット104に即座に送信されることが好ましく、それによって障害物パラメータ計算ユニット104が位置パラメータの現在の値を取得できる。ただし、障害物の速度、加速度およびヨーレートなどの移動パラメータは、観察されたタイムスロッット内で一定のままであると仮定され得る。したがって、障害物パラメータ計算ユニット104への移動パラメータの送信時刻は、位置パラメータの送信よりも重要度は低くなり得る。一方、障害物パラメータの決定の正確性および確実性は、各決定(ステップ)に伴って高まり、すなわち、一定の障害物パラメータが早期に決定可能であるほど、その正確性および確実性が高くなる。
上述したように、障害物のパラメータはまた、センサ100、102から受信された検出物体データから、障害物パラメータ取得ユニットによって決定され得る。以下において、簡略化のため、センサ100、102が、検出障害物のパラメータを決定し、それらを、明示していなくても、好ましくは第1/第2の障害物パラメータユニット101、103を介して、制御デバイス1の障害物パラメータ計算ユニット104などの次のユニットに送信する例を説明する。これもまた、図8、図21などに示すような制御デバイスのさらなる変形例を有する。
そのため、障害物パラメータ計算ユニット104は、第3の障害物パラメータの新規セットを計算するために、複数の第1の障害物パラメータから、オンボードセンサ100によってより高い確実性で決定可能な位置パラメータと、複数の第2の障害物パラメータから、外部デバイス102によってより高い確実性で決定され得る移動パラメータを読み出すことが好ましい。
図示されている制御デバイス1は、障害物パラメータ計算ユニット104から受け取った複数の第3の障害物パラメータに基づいて第1の判定パラメータを計算し、判定パラメータが所定の有効化閾値よりも小さい場合に運転支援をイネーブルにするイネーブルユニット105をさらに含む。換言すれば、障害物パラメータ計算ユニット104は、複数の第3の障害物パラメータをイネーブルユニット105に送信し、イネーブルユニット105が第3の障害物パラメータから比較データ(判定パラメータ)を導出して、運転支援を有効化するかどうかを判定する。運転支援は、例えば、自動制動、加速、または操縦であり得る。代替的または追加的に、運転支援はまた、運転者に特定のアクションを行わせるように促す聴覚信号または視覚信号であり得る。
イネーブルユニット105は、次いで、判定パラメータを所定の有効化閾値と比較し、判定パラメータが閾値を下回っている場合に運転支援をイネーブルにする。例えば、イネーブルユニット105は、第3の障害物パラメータに基づいて判定パラメータとして、車両が障害物に到達するまでの時間(衝突余裕時間)または車両と障害物との差を計算し得る。この場合の所定の有効化閾値は、所定の時刻または所定の距離でもよい。
図示する例において、制御デバイス1は、イネーブルユニットから受信したイネーブル信号に基づいて運転支援を有効化し得る有効化ユニット106をさらに備え得る。この場合、イネーブルユニット105は、イネーブル信号を有効化ユニット106に送信可能であり、有効化ユニット106は、次いで、制動もしくは操縦の作動のための油圧弁および/または聴覚情報もしくは視覚情報を提供するための信号出力など、車両における運転支援のためのアクチュエータ/制御要素を有効化する。ただし、アクチュエータが、イネーブルユニット105(が送信する信号)によって直接有効化されることも可能であり得る。
イネーブルユニット105がオンボードセンサ100および外部センサ102から導出された最も確実性が高い障害物パラメータに基づいている複数の第3の障害物パラメータから第1の判定パラメータを導出すると、イネーブルユニット105は、高い正確性をもって早期に第1の判定パラメータを決定できる。これによって、制御デバイスは、障害物が車両の隣に現れる前に運転支援を有効化できるようなり、したがって急な運転動作を回避し、運転快適性を高める。
図2は、図1に図示した制御デバイス1の初期化手順の一例を説明するフローチャートである。特に、図2は、図1に図示した制御デバイス1の障害物パラメータ計算ユニット104に含まれる予測モデルの初期化プロセスを示す。
予測モデルの初期化が必要とされているかどうかを検証するために、ステップS200において、以前に計算された複数/セットの第3の障害物パラメータOP3[t-1][Q]が障害物パラメータ計算ユニット104によってロードされ、ここで、変数Qは、第3の障害物パラメータの行列を示し、変数tは時間を示す。
後続のステップS201において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルは、前のステップで決定された第3の障害物パラメータOP3[t-1][Q]に基づいて第3の障害物パラメータの現在のセットOP3p[t][Q]を計算する。次いで、ステップS202において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第1の障害物パラメータの現在のセットOP1[t][M]を受信し、ここで変数Mは第1の障害物パラメータの行列を示す。
次に、ステップS203において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第3の障害物パラメータの現在のセットOP3p[t][Q]からの障害物位置を、第1の障害物パラメータのセットOP1[t][M]からの障害物位置と比較する。
両方の位置が同一の場合、ステップS208において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルが、第3の障害物パラメータの計算された現在のセットOP3p[t][Q]および複数の第1の障害物パラメータの位置パラメータOP1[t][m]を用いて更新される。
加えて、ステップS208において、障害物パラメータ計算ユニット104が第1の障害物パラメータの新規セットをオンボードセンサ100から受信すると、第3の障害物パラメータの信頼度指標OP3[t][q].CONFがインクリメントされる。オンボードセンサ100からの第1の障害物パラメータの各受信セットは、障害物検出の確実度を増加させ、したがって、信頼度指標OP3[t][q].CONFは、障害物パラメータ計算ユニット104がオンボードセンサ100から新しい第1の障害物パラメータを受信する度にインクリメントされる。
次いで、信頼度指標OP3[t][q].CONFが第1の所定信頼度閾値TH_CONFよりも大きいかどうかが検証され、大きい場合、ステップS209において、第3の障害物パラメータの信頼度フラグOP3[t][q].TGFLGが1に設定され、複数の第3の障害物パラメータが判定パラメータ(図6参照)として衝突余裕時間TTC[Q]を決定するためにイネーブルユニット105によって使用可能であることを示す。
ただし、第1および第3の障害物パラメータの位置パラメータが同一でない場合、ステップS204において、障害物パラメータ計算ユニット104は、外部センサ102によって決定された複数の第2の障害物パラメータOP2[t][N]を受信し、ここで、変数Nは第2の障害物パラメータの行列を示す。次のステップS205において、外部センサ102と障害物パラメータ計算ユニット104との間の通信が遅延を伴うため、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルは、決定された第2の障害物パラメータOP2[t][N]に基づいて第2の障害物パラメータの現在のセットOP2p[t][N]を計算する。
次に、ステップS206において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第2の障害物パラメータの現在のセットOP2p[t][N]からの障害物の位置を、第1の障害物パラメータのセットOP1[t][M]からの障害物の位置と比較する。
両方の位置が同一の場合、ステップS207において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルが、現在の第2の障害物パラメータOP2p[t][N]の移動パラメータOP2p[t][n]および第1の障害物パラメータの位置パラメータOP1[t][m]を用いて初期化される。
その後、プロセスは、上述したように、信頼度指標OP3[t][q].CONFが所定の信頼度閾値TH_CONFよりも大きいかどうかを検証することによって継続する。その場合、ステップS209において、第3の障害物パラメータの信頼度フラグOP3[t][q].TGFLGが1に設定され、複数の第3の障害物パラメータが、判定パラメータ(図6参照)として衝突余裕時間TTC[Q]を決定するためにイネーブルユニット105によって使用可能であることを示す。
第1および第2の障害物パラメータにおける障害物の位置が同一でない場合、障害物パラメータ計算ユニット104は、オンボードセンサ100によって検出された障害物を、第1の障害物パラメータにおける新規または他の障害物であると考慮する。この場合、説明したプロセスは、外部センサ102が第2の障害物パラメータにおいて新規障害物をさらに検出するまで繰り返される。
図3aおよび図3bは、図1に図示された制御デバイスによって決定され得る複数の第1、第2および第3の障害物パラメータの例を概略的に示す図である。
特に、図3aは、図1に図示したオンボードセンサ100などの第1の測定デバイスによって決定された複数の第1の障害物パラメータOP1[t][M]を示す。複数の第1の障害物パラメータOP1[t][M]は、第1の測定デバイス100によって検出された障害物のx座標およびy座標PX1,PY1における位置、ならびに検出された障害物の進行方向TH1、x方向およびy方向における速度VX1,VY1、ヨーレートYAW1、x方向およびy方向における加速度AX1,AY1を含む。加えて、図示した複数の第1の障害物パラメータOP1[t][M]は、決定された第1の障害物パラメータOP1[t][M]の確実性、および検出された障害物の種類/クラスCLS1を表す信頼度指標CONF1を含み、ここで、クラスは、車両もしくは障害物の種類または自動車、自転車、固定障害物、歩行者などの別の交通参加者を示す場合がある。
図3aはまた、複数の第1の障害物パラメータOP1[t][M]と同じ種類のパラメータを含む複数の第2の障害物パラメータOP2[t][N]を示す。第2の障害物パラメータは、図1に示す外部センサ102などの第2の測定デバイスによって決定され、それに応じて「2」によって示される。
第1の障害物パラメータは、通常のフォントで示されるが、第2の障害物パラメータは、太字の符号(文字、数字など)によって印付けされている。このように、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルのための初期値を決定するために、第3の障害物パラメータのうちのどのパラメータが第1の障害物パラメータから取得されたか、どれが第2の障害物パラメータから取得されたかが強調されている。
換言すれば、図3aは、第3の障害物パラメータの値が第2の障害物パラメータの値から得られた場合、または第2の障害物パラメータの値の場合に、第3の障害物パラメータの値を太字で示し、第3の障害物パラメータの太字でない値は、第1の障害物パラメータの値から取得されたものである/その値である。
第3の障害物パラメータOP3[t][Q]は図3aの右側に示され、位置パラメータのタイムスタンプTM1、位置PX1,PY1、および進行方向TH1は太字で印付けされておらず、すなわち、それらは第1の障害物パラメータから取得されたものであり、移動パラメータの速度VX2,VY2、ヨーレートYAW2、および加速度AX2,AY2は太字で印付けされており、すなわち、それらは第2の障害物パラメータから取得されたものである。
図示された第3の障害物パラメータOP3[t][Q]は、さらに、第1および第2の障害物パラメータの信頼度指標CONF1およびCONF2からなることが好ましい信頼度指標(ここでは、例えば、「+」で示されるように加算される)と、第1および第2の障害物パラメータCLS1およびCLS2と同一の検出車両の種類/クラスとを含む。さらに、第3の障害物パラメータは、信頼度フラグTGFLGを含み、この信頼度フラグTGFLGは、第1の測定デバイス100および第2の測定デバイス102によって障害物が検出された第1の時刻において0に設定されることが好ましい。
図3bにおいて、障害物が第2の測定デバイス102の役割も果たす別の車両である場合が示されている。この場合、第2の障害物パラメータOP2[t][N]は車両の幅WD2および高さHT2も含み、幅WD2および高さHT2は、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルを初期化するために第3の障害物パラメータに引き継がれる。
図4aは、図1に図示したもの以外の制御デバイスを使用して障害物を追跡する一例を概略的に示す図であり、図4bは、図1に図示した制御デバイスを使用して障害物を追跡する一例を概略的に示す図である。
図4aに示した例では、障害物を検出するためにオンボードセンサ100aのみが使用される。この場合、障害物が検出されると、障害物追跡ユニット400aは、オンボードセンサ100aによって決定された第1の障害物パラメータのみを使用して初期化される。さらに、障害物の追跡はまた、オンボードセンサ100aによって決定された第1の障害物パラメータにのみ基づいて行われる。障害物パラメータがオンボードセンサ100aによって決定された回数に応じて、決定されたパラメータにおける信頼度が増加する。この信頼度が所定の閾値を超えた場合、決定されたパラメータの低信頼度(値)から高信頼度(値)への変更は、障害物追跡ユニット400aによって行われる。その後、衝突余裕時間などがイネーブルユニット105aによって計算可能になると、衝突余裕時間が所定の閾値未満の場合、有効化ユニット106aによって運転支援が有効化可能になる。
したがって、本明細書に開示される教示の一例が、図4bに示すような例に図示されている。図1の制御デバイスが用いられるこの例では、さらなる外部センサ102がオンボードセンサ100bに加えて適用され、このさらなる外部センサ102は、オンボードセンサ100bよりも早く障害物を検出できるが、障害物追跡ユニット400bに対してより長い通信経路/より低速な通信速度を有し得る。この場合、図1における制御デバイスの障害物パラメータ計算ユニット104を少なくとも含み得る障害物追跡ユニット400bは、オンボードセンサ100bによって決定された第1の障害物パラメータから得られた位置パラメータと、外部センサ102によって決定された第2の障害物パラメータから得られた移動パラメータとを用いて初期化される。最も高い初期信頼度を有する障害物パラメータが2つのセンサ100b、102から取得/選択され得るため、決定されたパラメータ信頼度(値)は、図4aに示す例よりも速く集束/増加する。その結果、衝突余裕時間は、イネーブルユニット105bによって早く計算可能であり、結果として、有効化ユニット106bによる運転支援のより早期の有効化をもたらす。
図5は、図1の制御デバイスのサブルーチンのフローチャートを示し、第1の測定ユニットが、第2の測定ユニットと同じ障害物を検出したかどうかを認識する一例を説明する。特に、図5のフローチャートによって示されるようなプロセスは、図2のステップS206による第1および第2の障害物パラメータの障害物の位置を比較することによって、同じ障害物が検出されたかどうかの評価が行われる一例を示す。
図5のプロセスの開始後、障害物パラメータ計算ユニット104は、最初に、第1および第2の測定デバイスが同じ種類/クラスの障害物を検出したかどうかをチェックし(図5の第1の判定ステップ)、図5では、CLSなる語は、障害物の種類/クラスを指し、変数nおよびmは、第2のおよび第1の障害物パラメータをそれぞれ示す。次いで、ステップS500において、障害物パラメータ計算ユニット104は、最小2乗法(sqrt:平方根)を使用して第1および第2の測定デバイスによって検出された障害物の位置間の距離disを計算し、PXおよびPYなる語は、障害物の位置のx座標およびy座標を指す。距離disが所定の距離閾値TH_DISTANCEよりも小さい場合、ステップS501において、検出された障害物は同じ障害物として認識され、図2のフローチャートに示されたプロセスが、ステップS206に続く。ただし、距離disが所定の距離閾値TH_DISTANCEよりもより大きい場合、ステップS502において、2つの異なる障害物が認識され、図2のフローチャートに示されたプロセスは、ステップS204に戻る。これは、障害物パラメータ計算ユニット104がプロセスの開始時に異なる種類の障害物を判定した場合(図5の第1の判定ステップからの「no」経路)にも適用される。
図6は、図1に図示した制御デバイスによって運転支援をイネーブル/有効化にする一例を説明するフローチャートである。
最初のステップS600において、本例では自動緊急ブレーキ(AEB)を備える運転支援の有効化フラグAEB_FLGが0に設定され、すなわち自動緊急ブレーキが無効化される。
続く計算ループにおいて、図1に示す制御デバイスのイネーブルユニット105は、複数の第1の障害物パラメータm=1,・・・,Nの各々に対して信頼度フラグTGFLG=1が設定されているかどうかをチェックし、その結果が正の場合、複数の第1の障害物パラメータm=1,・・・,Nの各々に基づいて衝突余裕時間TTC[m]を計算する(S601)。決定された衝突余裕時間TTC[m]が所定の有効化閾値TH_TTCよりも小さい場合、ステップS602において、イネーブルユニットは、有効化フラグAEB_FLGを1に設定することによって自動緊急ブレーキを有効化する。上述したチェックのいずれかが負の場合、プロセスは現在の計算ループを終了し、衝突余裕時間TTC[q]が複数の第3の障害物パラメータq=1,…,Qに基づいて計算される第2の計算ループにさらに進む。
ステップS603およびS604を含む第2の計算ループにおいて、プロセスが、複数の第3の障害物パラメータq=1,…,Qについて実施される。ステップS603において、衝突余裕時間TTC[q]が複数の第3の障害物パラメータq=1,…,Qに基づいてイネーブルユニット105によって計算され、ステップS604において、決定された衝突余裕時間TTC[q]が所定の有効化閾値TH_TTCよりも小さい場合、自動緊急ブレーキがイネーブルユニットによって有効化される(AEB_FLG=1)。第2の計算ループで実施されたチェックのいずれかが負の場合、プロセスはステップS600に戻り、自動緊急ブレーキの有効化フラグAEB_FLGが1に設定されるまでさらに進む。
これは、自動緊急ブレーキが、第1の障害物パラメータに基づいて計算された衝突余裕時間TTC[m]によって、および/または第3の障害物パラメータに基づいて計算された衝突余裕時間TTC[q]によって、のいずれかで有効化可能であることを意味する。両方のセットのパラメータ、すなわち複数の第1および第3の障害物パラメータの使用は、一方では、第2の測定デバイスが利用可能でない場合にも自動緊急ブレーキが初期化されることを確実にする。他方では、衝突余裕時間を計算するために第3の障害物パラメータを使用することは、第3の障害物パラメータが、信頼度フラグTGFLG=1の早期の設定を可能にするため、第2の測定デバイスが利用可能な場合に自動緊急ブレーキの早期の有効化を可能にする。したがって、運転快適性の改善を可能にしながら、同時にAEB機能の確実性もさらに高められる。
図7aは、図1に図示したもの以外の制御デバイスを使用して運転支援を有効化する一例を概略的に示す図であり、図7bは、図1に図示した制御デバイス1を使用して運転支援を有効化する一例を概略的に示す図である。
特に、図7aは、緊急ブレーキなどの運転支援が複数の第1の障害物パラメータに基づいてのみイネーブルにされる一例を示し、図7bは、緊急ブレーキなどの運転支援が複数の第1および第2の障害物パラメータに基づいてイネーブルにされる一例を示す。
両方の図において、歩行者70、境界72(例えば、建物の壁など)、および第1の測定デバイスとしてオンボードセンサを有する車両75またはVが図示されている。歩行者70は、時刻Tにおいて境界72の背後の領域から車両75またはVの前方へ接近する。
図7aによれば、車両のオンボードセンサは、最初に歩行者70が検出された時刻Tにおける第1の障害物パラメータOP1[T][m]を決定する。
オンボードセンサによって最初に決定された歩行者の位置は、歩行者を囲む枠によって印付けされている。第1の障害物パラメータOP1[T][m]は、この位置PX1,PY1のx座標およびy座標を含むが、この時点では、それに基づいて歩行者の速度が車両75のオンボードセンサによって決定され得る歩行者の以前の位置が知られていないため、歩行者70の速度は含んでいない。したがって、第1の障害物パラメータOP1[T][n]の信頼度指標CONF1は時刻Tでは低い。
時刻T+t1において、車両75のオンボードセンサが少なくとももう1度(歩行者70を囲む枠に付けられた点線矢印の長さによって示される)、第1の障害物パラメータOP1[T+t1][n]を決定し、この時点で、測定点の数が限定されているため、決定された速度の分散が依然として高いことを示す1よりも小さい係数αによって悪影響を受けているx方向およびy方向VX,VYにおける歩行者70の速度を含む。第1の障害物パラメータOP1[T+t1][n]の信頼度指標CONF1は、車両75のオンボードセンサが歩行者70の第1の障害物パラメータを決定した回数ΣCONFだけ、時刻T+t1において増加される。
時刻T+t2において、車両のオンボードセンサは、長時間(歩行者70を囲む枠に付けられた点線矢印の増加された長さによって示される)歩行者70を観察し、それによって、この時点で、歩行者の速度VX1,VY1が適した正確性を有して決定され得る。すなわち、第1の障害物パラメータの信頼度指標CONF1は、第1の所定信頼度閾値TM_CONFを超えており、衝突余裕時間は、時刻T+t2における第1の障害物パラメータOP1[T+t2][n]に基づいて確実に計算され得る。
逆に、図7bは、複数の第1の障害物パラメータが同様に車両Vのオンボードセンサ100によって決定され、加えて、複数の第2の障害物パラメータが歩行者70のモバイルデバイスなどの外部センサによって決定される一例を示す。外部センサは、車両のオンボードセンサが時刻Tにおいて最初に歩行者70を検出する前に、歩行者70の第2の障害物パラメータを決定できる。これは、車両Vのオンボードセンサにとって歩行者が可視でない境界72の背後の領域に歩行者が依然として位置するときの歩行者70の位置を囲む点線枠によって示される。オンボードセンサが最初に検出した歩行者70の位置は、この場合も、歩行者70を囲む実線によって印付けされる。その時、歩行者は、歩行者70を囲む実線枠に付けられた点線矢印の長さによって示される特定の時間だけ既に外部センサによって観察されている。
この場合、制御デバイス1は、オンボードセンサによって決定された歩行者70aの位置PX1,PY1と、例えば歩行者のモバイルデバイスによって決定された歩行者70の速度VX,VYとを含む、時刻Tにおける複数の第3の障害物パラメータOP3[T][q]を既に計算している。この速度は、測定点の数が限定されているため、決定された速度の分散が依然として高いことを示す1よりも小さい係数αによって悪影響を受けている。しかしながら、歩行者70が車両Vのオンボードセンサによって検出された第1の時刻における歩行者70の速度を提供することが可能である。第3の障害物パラメータが第1の障害物パラメータの位置パラメータおよび第2の障害物パラメータの移動パラメータに基づいて計算されるため、信頼度指標は、第1および第2の障害物パラメータの信頼度CONF1、CONF2を考慮し、したがって図7aの時刻Tにおける信頼度指標CONF1よりも高い。
時刻T+t1において、オンボードセンサ100は、第1の障害物パラメータOP1[T+t1][n]を少なくとももう1回決定し、それによって信頼度指標CONF1+CONF2は、オンボードデバイスが歩行者70の第1の障害物パラメータを決定した回数ΣCONFだけ増加される。したがって、信頼度指標の値は、時刻T+t1において所定の閾値TH_CONFを既に超えている。結果として、衝突余裕時間は、時刻T+t1において既に第3の障害物パラメータOP3[T+t1][n]に基づいて高い確実性で計算可能である。
図8は、開示される主題の別の例による制御デバイス1aを概略的に示す図である。図1に図示した制御デバイス1に加えて、図示した制御デバイス1aは、外部センサ(第2の測定デバイス)102および/または第2の障害物パラメータ取得ユニット103から複数の第2の障害物パラメータの仕様を受信し得る仕様取得ユニット802を備える。さらに、車両Vの周囲に関する地図情報が記憶されるストレージ800と、車両Vの周囲のワイヤレス通信の信号強度を取得し得る信号強度取得ユニット801とが車両Vに設けられる(図示する通り)。仕様取得ユニット802、地図情報ストレージ800、および信号強度取得ユニット801が障害物パラメータ計算ユニット104に含まれ、したがって制御デバイス1aに含まれることも可能である(不図示)。さらに、代替的に、ストレージ800および信号強度取得ユニット801は、車両Vに対してリモートに位置し得る(不図示)。
図8に図示した例において、障害物パラメータ計算ユニット104は、外部センサ(第2の測定デバイス)102によって決定された複数の第2の障害物パラメータの仕様を考慮した信頼度指標を計算し得る。外部センサ102が車両Vに対してリモートに位置しているため、第2の障害物パラメータの検出および送信の方法の影響は、オンボードセンサ100の場合よりも強くなり得る。例えば、外部センサがGNSSベースのメッセージを送信する場合、GNSSは例えばトンネル内で信号を提供できないため、その正確性は、外部センサ102の環境に依存し得る。
したがって、複数の第2の障害物パラメータの設定/仕様は、外部センサ102の特徴/特性/品質を含む第2の障害物パラメータの特徴/特性/品質に関する情報(仕様パラメータ)を含み得る。この仕様は、例えば、外部センサ102のセンサタイプに関する情報、メッセージタイプ、信号分解能、および第2の測定パラメータのタイムスタンプ、ならびに/または複数の第2の障害物パラメータの特徴/特性/品質に関する任意の他の伝送情報を含み得る。障害物パラメータ計算ユニット104によるさらなる処理のために準備するために障害物パラメータ計算ユニット104に送信する前に、仕様取得ユニット802は、外部センサ102および/または第2の障害物パラメータ取得ユニット103から複数の第2の障害物パラメータの仕様を受信し得る。障害物パラメータ計算ユニット104は、次いで、仕様取得ユニット802から受信された複数の仕様パラメータに基づいて信頼度指標の値を調節し得る。
第2の障害物パラメータの仕様に加えて、仕様取得ユニット802は、障害物パラメータ計算ユニット104がさらに、外部センサ102によって決定された第2の障害物パラメータの品質を結論付ける際に根拠となる、例えば、建物などの位置に関する情報、ならびに渋滞などの交通情報を含む複数の地図情報を地図情報ストレージ801から受信し得る。
さらに、仕様取得ユニット802は、外部センサ102および障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802の間の通信経路の安定性が決定される場合に根拠となる車両周囲のワイヤレス通信の信号強度を信号強度取得ユニット801から受信し得る。
追加的または代替的に、障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802は、外部センサ102および障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802の間の通信経路の安定性を、地図情報において提供される情報から判定し得る。例えば、車両Vが高い建物を有する領域にわたって走行している場合、建物が外部センサ102との通信を妨害する場合があるため、通信の安定性/確実性/品質は、低くなる場合がある。車両が、データトラフィックが非常に高い場合がある人通りの多い領域において走行している場合も同様である。地図情報から導出可能なこれらの環境条件は、障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802と外部センサ102との間の通信安定性を判定するために使用可能であり、障害物パラメータ計算ユニット104は、それぞれの条件に基づいて信頼度指標の値を増加または減少させることができる。
図9aおよび図9bは各々、複数の第2の障害物パラメータの仕様を受信し、図8に図示した制御デバイス1aによって、受信された仕様に基づいて第2の障害物パラメータの信頼度指標を調節する一例を説明するフローチャートである。
特に、図9aは、図8に示した制御デバイスの障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802によって受信される複数の仕様パラメータを示す。この例示的な場合において、障害物は、それ自体のオンボード測定デバイスを有し、それ自体のステータスに関する協調認知メッセージ(cooperative awareness message)を送信する別の車両である。したがって、障害物である車両は、複数の仕様パラメータを送信する第2の測定デバイス102の役割も果たし得る。図9aのステップS900~S905において、障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802は、他車両の最新の第2の障害物パラメータ決定を示すタイムスタンプ(S900)、第2の障害物パラメータが取得された回数を含む他車両の追跡時間(観察長さ)(S901)、他車両の速度の分散(S902)、他車両の自動緊急ブレーキが有効化されているか、有効化されていないかを示すAEBフラグ(S903)、各第2の障害物パラメータのメッセージタイプ(S904)、ならびに他車両と障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802との間の通信安定性(S905)を受信する。
さらに、図9bは、障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802が他車両から複数の仕様パラメータを受信したときに実施される、図2のステップS207による障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルの初期化を示す。
上記プロセスを開始後、ステップS910において、障害物パラメータ計算ユニット104によって信頼度オフセットCONF_OFFSETは、0に設定される。信頼度オフセットCONF_OFFSETは、仕様パラメータに応じて変化し得、第2の障害物パラメータの信頼度指標CONF2に追加され得る。続くステップS920~S970において、信頼度オフセットCONF_OFFSETは、図9aのステップS900~S905において他車両から受信された複数の仕様パラメータの各々に基づいて、障害物パラメータ計算ユニット104によって調節される。次いで、ステップS980において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルは、信頼度指標CONF2における調節された信頼度オフセットCONF_OFFSETを考慮して初期化される。次いで、図2のステップ207は終了され、本明細書で説明されたプロセスは、信頼度指標OP3[t][q].CONFが信頼度閾値TH_CONFよりも大きいかどうかを検証することによって継続する。当然ながら、車両の代わりに、第2の測定デバイスが、異なる障害物または概して異なる実体でもよい。
図10aおよび図10bは、各々が、図8に図示した制御デバイス1aによって、仕様パラメータに基づいて信頼度指標を調節する一例を説明するフローチャートである。
特に、図10aのフローチャートは、図9bのステップS920で実施された他車両の最新の第2の障害物パラメータ決定を示す受信したタイムスタンプに基づく信頼度オフセットCONF_OFFSETの調節を示す。プロセスの開始後、ステップS1001において、遅延時間OFFSET_DTに起因する信頼度オフセットが0に設定される。次いで、続くステップS1002およびS1003において、現在の時刻NOW_TMおよび他車両の最新の第2の障害物パラメータ決定を示す受信したタイムスタンプOP2[t][n].TMが決定される。これらに基づいて、第2の障害物パラメータを障害物パラメータ計算ユニット104に伝送するための遅延時間dtがステップS1004において計算される。
遅延時間dtが所定の遅延時間閾値TH_DTよりも大きい場合、遅延時間OFFSET_DTに起因する信頼度オフセットは、値DELAY_BIGに設定され(S1005)、遅延時間dtが所定の遅延時間閾値TH_DTよりも小さい場合、遅延時間OFFSET_DTに起因する信頼度オフセットが値DELAY_SMALLに設定される(S1006)。単一の値DELAY_BIGまたはDELAY_SMALLの代わりに、遅延時間OFFSET_DTに起因する信頼度オフセットは、遅延時間dtに依存する特性曲線または公式を用いて決定され得る。
最後に、ステップS1007において、信頼度オフセットCONF_OFFは、遅延時間OFFSET_DTに起因する決定された信頼度オフセットの値だけ減少される。値DELAY_SMALLが値DELAY_BIGよりも小さいことによって、信頼度オフセットCONF_OFFは、遅延時間dtが所定の遅延時間閾値TH_DTよりも小さい場合に、より小さい量だけ減少され、遅延時間dtが所定の遅延時間閾値TH_DTよりも大きい場合により大きい量だけ減少される。次いで、第2の障害物パラメータの仕様に基づいて信頼度指標を調節するプロセスは、図10bに図示したフローチャートに示す図9bのステップS930に進む。
図10bのフローチャートは、図9bのステップS930で実施された他車両の受信された追跡時間(観察長さ)に基づく信頼度オフセットCONF_OFFSETの調節を示す。プロセスの開始後、ステップS1010において、他車両の追跡時間OFFSET_TRTMに起因する信頼度オフセットが0に設定される。次いで、ステップS1020において、追跡時間OP2[t][n].TRTMが他車両から受信され、その後、所定の追跡時間閾値TH_TRTMと比較される。
追跡時間OP2[t][n].TRTMが所定の追跡時間閾値TH_TRTMよりも大きい場合、他車両の追跡時間OFFSET_TRTMに起因する信頼度オフセットは、値TRTM_LONGに設定され(S1030)、追跡時間OP2[t][n].TRTMが所定の追跡時間閾値TH_TRTMよりも小さい場合、他車両の追跡時間OFFSET_TRTMに起因する信頼度オフセットが値TRTM_SHORTに設定される(S1040)。
最後に、ステップS1050において、信頼度オフセットCONF_OFFは、他車両の追跡時間OFFSET_TRTMに起因する決定された信頼度オフセットの値だけ減少にされる(『-=』によって示す)。値TRTM_LONGが値TRTM_SHORTよりも小さいことによって、信頼度オフセットCONF_OFFは、他車両の追跡時間OP2[t][n].TRTMが所定の追跡時間閾値TH_TRTMよりも大きい場合に、より小さい量だけ減少され、他車両の追跡時間OP2[t][n].TRTMが所定の追跡時間閾値TH_TRTMよりも小さい場合に、より大きい量だけ減少される。次いで、第2の障害物パラメータの仕様に基づいて信頼度指標を調節するプロセスは、図11aに図示したフローチャートに示す図9bのステップS940に進む。
図11aおよび図11bは、各々が、図8に図示した制御デバイス1aによって、別の仕様パラメータに基づいて信頼度指標を調節する一例を説明するフローチャートである。
特に、図11aのフローチャートは、図9bのステップS940で実施された他車両の速度の受信された分散に基づく信頼度オフセットCONF_OFFSETの調節を示す。プロセスの開始後、ステップS1100において、他車両の速度の分散OFFSET_VVARに起因する信頼度オフセットが0に設定される。次いで、ステップS1101において、他車両の速度の分散OP2[t][n].VVARが、他車両(または第2の測定デバイスとして動作する/第2の測定デバイスを有する別の実体)から受信され、その後、所定の分散閾値TH_VARと比較される。
他車両の速度の受信された分散OP2[t][n].VVARが所定の分散閾値TH_VARよりも小さい場合、他車両の速度の分散OFFSET_VVARに起因する信頼度オフセットが値VVAR_SMALLに設定され(S1102)、他車両の速度OP2[t][n].VVARの分散が所定の分散閾値TH_VARよりも大きい場合、他車両の速度の分散OFFSET_VVARに起因する信頼度オフセットが値VVAR_BIGに設定される(S1103)。
最後に、ステップS1104において、信頼度オフセットCONF_OFFは、他車両の速度の分散OFFSET_VVARに起因する決定された信頼度オフセットの値だけ減少される。値VVAR_SMALLが値VVAR_BIGよりも小さいことによって、他車両の速度OP2[t][n].VVARが所定の分散閾値TH_VARよりも小さい場合に、信頼度オフセットCONF_OFFがより小さい量だけ減少され、他車両の速度の分散OP2[t][n].VVARが所定の分散閾値TH_VARよりも大きい場合により大きい量だけ減少される。次いで、第2の障害物パラメータの仕様に基づいて信頼度指標を調節するプロセスは、図11bに図示したフローチャートに示す図9bのステップS950に進む。
図11bのフローチャートは、他車両の自動緊急ブレーキが有効化されたか、または図9bのステップS950で実施されていないかどうかを示す受信されたAEBフラグに基づく信頼度オフセットCONF_OFFSETの調節を示す。プロセスの開始後、ステップS1110において、他車両のAEBフラグOFFSET_AEBFLGの設定に起因する信頼度オフセットが0に設定される。次いで、ステップS1120において、他車両のAEBフラグの設定が受信される。AEBフラグOP2[t][n].AEB_FLGが1に設定された場合、他車両の自動緊急ブレーキが有効化されることを意味し、他車両のAEBフラグOFFSET_AEBFLGの設定に起因する信頼度オフセットは、ステップS1130において値AEBFLG_ONに設定され、ステップS1140において、信頼度オフセットCONF_OFFSETは、この値だけ増加される(「+=」)。AEBフラグOP2[t][n].AEB_FLGが0に設定されると、他車両の自動緊急ブレーキが無効化されることを意味し、信頼度値CONF_OFFSETは、他車両のAEBフラグの設定に起因して増加されない。次いで、第2の障害物パラメータの仕様に基づいて信頼度指標を調節するプロセスは、図12に図示したフローチャートに示す図9bのステップS960に進む。
図12は、図8に図示した制御デバイス1aによって、さらに別の仕様パラメータに基づいて信頼度指標を調節する一例を説明するフローチャートである。
特に、図12のフローチャートは、図9bのステップS960で実施された各第2の障害物パラメータの受信されたメッセージタイプに基づく信頼度オフセットCONF_OFFSETの調節を示す。プロセスの開始後、ステップS1200において、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットが0に設定される。次いで、ステップS1201において、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOP2[t][n].MSG.TYPEが、他車両(または他の例では同様のものなど)から受信される。
メッセージタイプが他車両に関する情報を提供する協調認知メッセージ(MSG_TYPE=DIRECT_FROM_CAR)の場合、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットが、ステップS1202において値OS_DIRECT_FROM_CARに設定される。
そうでない場合、メッセージが路傍ユニットから受信されたか(MSG_TYPE=DETECT_FROM_RSU)どうかがチェックされる。受信された場合、ステップS1203において、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットが値OS_DETECT_FROM_RSUに設定される。
受信されていない場合、そのメッセージが、他の物体に関する情報(MSG_TYPE=DETECT_FROM_CAR)を提供する、他車両から受信された集団認知メッセージであるかどうかがチェックされる。そうである場合、ステップS1204において、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットが値OS_DETECT_FROM_CARに設定される。
そうでない場合、メッセージがモバイルデバイスから受信されたか(MSG_TYPE=DETECT_CELLULAR)どうかがチェックされる。受信された場合、ステップS1205において、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットが値OS_DETECT_CELLULARに設定される。
受信されていない場合、メッセージがいずれかの他車両から受信されたかどうかがチェックされ、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットが、ステップS1206において値OS_DETECT_OTHERSに設定される。
そのメッセージタイプに応じて、信頼度オフセットCONF_OFFSETは、ステップS1207において、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットの値だけ増加される。特に、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットの値に関して、大から小への以下の順序が適用可能である:OS_DIRECT_FROM_CAR>OS_DETECT_FROM_RSS>OS_DETECT_FROM_CAR>OS_DETECT_CELLULAR>OS_DETECT_OTHERS。
換言すれば、信頼度オフセットCONF_OFFSETは、メッセージタイプが他車両に関する直接情報を提供する協調認知メッセージの場合に最大量だけ増加され得、メッセージが別の車両、路傍ユニット、またはモバイルデバイス以外のデバイスから受信された場合に最小量だけ増加され得る。
図13は、図8に図示した制御デバイス1aによって、地図情報に基づいて信頼度指標を調節する一例を説明するフローチャートである。特に、図13は、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットが、地図情報ストレージ800に記憶された地図情報から判断された車両の環境条件に応じてどのように変更され得るかを示す。プロセスを開始後、ステップS1300において、車両を囲む領域におけるトンネルなどの高い建物または閉鎖環境の存在に関する情報を提供する地図情報が、障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802によって受信される。さらに、ステップS1301において、車両が混雑した道路条件下で走行しているかどうかに関する情報が地図情報として受信される。次いで、ステップS1302において、OS_DIRECT_FROM_CAR、OS_DETECT_FROM_RSS、OS_DETECT_FROM_CAR、OS_DETECT_CELLULARおよび/またはOS_DETECT_OTHERSなど、第2の障害物パラメータのメッセージタイプOFFSET_MSGTYPEに起因する信頼度オフセットの値が、テーブルのメッセージタイプ毎について選択される。OFFSET_MSGTYPE値のテーブルは、例えば、制御デバイスの地図情報ストレージ800に記憶され得る。メッセージタイプが他車両に関する情報を提供する協調認知メッセージ(MSG_TYPE=DIRECT_FROM_CAR)の場合、他車両が停止しているかどうかがチェックされる。停止している場合、他車両がその時点で路傍ユニットのように動作するため、値OS_DIRECT_FROM_CARが、値OS_DETECT_FROM_RSSに等しくなるように設定される。停止していない場合、OFFSET_MSGTYPE値は不変のままであり得る。
図14は、図8に図示した制御デバイス1aによって、さらに別の仕様パラメータに基づいて信頼度指標を調節する一例を説明するフローチャートである。
特に、図14のフローチャートは、図9bのステップS970で実施された他車両と、障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802との間の受信された通信安定性に基づく信頼度オフセットCONF_OFFSETの調節を示す。プロセスの開始後、ステップS1400において、地図情報が地図情報ストレージ800からロードされ、障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802に配信される。次いで、ステップS1401において、他車両と障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802との間の通信安定性に起因する信頼度オフセットOFFSET_COMSTが0に設定される。その後、高い建物が車両を囲む領域に存在するかどうかが地図情報においてチェックされる。存在する場合、通信安定性に起因する信頼度オフセットOFFSET_COMSTの値が、ステップS1402において値MINUS_BUILDだけ減少される。
存在しない場合、混雑した交通が車両を囲む領域に存在するかどうかがチェックされる。存在する場合、通信安定性に起因する信頼度オフセットOFFSET_COMSTの値が、ステップS1403において値MINUS_TCだけ減少される。
存在しない場合、車両Vが障害物および/または他のデバイスの干渉がない円滑な通信領域を走行しているかどうかがチェックされる。走行している場合、通信安定性に起因する信頼度オフセットOFFSET_COMSTの値が、ステップS1404において値PLUS_COMGOODだけ増加される。
走行していない場合、車両周囲のワイヤレス通信の信号強度がステップS1405において受信され、その信号強度が低いかどうかがチェックされる。信号強度が低い場合、通信安定性に起因する信頼度オフセットOFFSET_COMSTの値が、ステップS1406において値MINUS_INTBADだけ減少される。最後に、ステップS1407において、信頼度オフセットCONF_OFFSETが、通信安定性に起因する信頼度オフセットOFFSET_COMSTの結果的に生じた値だけ増加される。次いで、第2の障害物パラメータの仕様に基づいて信頼度指標を調節するプロセスは、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルが信頼度オフセットCONF_OFFSETを用いて初期化される図9bのステップS980に進む。
当然ながら、上記図面と関連して説明したような信頼度調節方法のうちのいくつかを組み合わせる、またはそのうちの1つまたはいくつかを選択することが可能である。
図15aおよび図15bは、各々が、図8に図示した制御デバイス1aによって、1つ超の第2の測定デバイスによって検出された複数の第2の障害物パラメータを処理する一例を説明するフローチャートである。
特に、図15aは、第2の障害物パラメータOP2[t][N]の複数のセットが複数の第2の測定デバイスから受信される場合の図2に図示した初期化手順のステップS204において実施されたプロセスを示す。プロセスを開始後、1つ超の複数/セットの第2の障害物パラメータが1つ超の第2の測定デバイスから受信されたかどうかが決定される。その場合、第2の障害物パラメータの複数のセットは、ステップS1500において処理される。そうでない場合、第2の障害物パラメータの受信されたセットは、ステップS1501で使用される。次いで、プロセスは、図2のステップS205に戻り、現在の第2の障害物パラメータが計算/予測される。
さらに、図15bは、第2の障害物パラメータの複数のセットがどのように図15aのステップS1500で処理されるかに関して示す。プロセスの開始後、第2の障害物パラメータの複数のセットは、ステップS1510において受信される。その後、ステップS1520において、その複数のセットの優先度が決定される。次に、ステップS1530において、最も高い優先度を有する第2の障害物パラメータのセットが、複数の第2の障害物パラメータとして選択される。その後、プロセスは、図2のステップS205に戻り、現在の第2の障害物パラメータが計算/予測される。
図16は、図8に図示した制御デバイス1aによって、1つ超の第2の測定デバイスによって検出された複数の第2の障害物パラメータを優先付けする一例を説明するフローチャートである。
特に、図16は、第2の障害物パラメータの複数のセットの優先度が図15bのステップ1520においてどのように決定され得るかに関する好ましい例を示す。プロセスの開始後、ステップS1600において、地図情報が、地図情報ストレージから受信される。受信された地図情報に基づいて、車両Vが、トンネルなどの閉鎖環境を走行しているかどうかが判定される。閉鎖環境を走行している場合、車両の状況が、車両の周囲のワイヤレス通信の減少した確実性を表す値INSIDEに設定される。そうでない場合、車両が混雑した環境を走行しているかどうかがさらに判定される。混雑した環境を走行している場合、ステップS1602において、車両の状況が、同様に車両の周囲のワイヤレス通信の減少した確実性を表す値CROWDEDに設定される。そうでない場合、ステップS1603において、車両の状況が、車両の周囲のワイヤレス通信の平均確実度を表す値NORMALに設定される。次に、ステップS1604において、各第2の障害物パラメータのメッセージタイプが受信され、次いで、ステップ1605において、第2の障害物パラメータの各セットの優先度が、状況値およびメッセージタイプに基づいて決定される。換言すれば、最も高い確実度を提供する第2の障害物パラメータのセットは、最も高い優先度の結果である。その後、プロセスが図15bのステップS1530に戻り、最も高い優先度を有する第2の障害物パラメータのセットが、使用されるために複数の第2の障害物パラメータとして選択される。
図17a~図17cは、各々が、図8に図示した制御デバイス1aによって、1つ超の第2の測定デバイスによって検出された複数の障害物パラメータを処理する別の例を説明するフローチャートである。
特に、図17aは、図15bのステップS1510~S1530と等しいステップS1700~S1702を示す。加えて、図17aは、第2の障害物パラメータの信頼度指標OP2[t][N].CONFが第2の障害物パラメータの1つ超のセットに基づいて調節されるさらなるステップS1703を含む。
ステップS1703の信頼度指標OP2[t][N].CONFを調節するためのプロセスが、図17bに示されている。本方法の開始後、障害物パラメータ計算ユニット104によって計算ループが実行され、その計算ループにおいて、信頼度指標CONF_Aが、第2の障害物パラメータの少なくとも2つのセットのn=1,・・・,Nを有する各々の第2の障害物パラメータOP2[t][n]に基づいて決定される。計算ループのステップS1710において、信頼度指標CONF_Aが、最初に0に設定される。次いで、第2の障害物パラメータの一方のセットOP2[t][n]およびもう一方のセットOP2_s[t][ns]が受信されたかどうかがチェックされ、変数nおよびnsが、それぞれ、一方および他方の第2の障害物パラメータを示す。受信されたのであれば、第2の障害物パラメータの2つのセットが、ステップS1711において比較され、2つの異なる第2の測定デバイス102が同じ障害物を検出したかどうかを判定する。その結果が正の場合、信頼度指標CONF_Aは、第2の障害物パラメータの他方のセットの信頼度指標の値OP2_s[t][n].CONFだけ増加される。その結果が負の場合、信頼度指標CONF_Aは0のままである。
ステップ1713において、第2の障害物パラメータの1つのセットの信頼度指標OP2[t][n].CONFは、信頼度指標の値CONF_Aだけ増加される。それによって、両方の第2の測定デバイス102が同じ障害物を検出した場合に、第2の障害物パラメータの一方のセットの信頼度指標OP2[t][n].CONFが増加される。
図17cは、図17bのステップS1711において実施された、両方の第2の測定デバイス102が同じ障害物を検出したかどうかを判定するプロセスを示す。プロセスの開始後、一方および他方の第2の測定デバイスが、同じ種類/クラスの障害物を検出したかどうかをチェックし、ここでCLSなる語は、障害物の種類/クラスを指す。同じ種類/クラスの障害物を検出した場合、ステップS1720において、一方および他方の第2の測定デバイスが検出した障害物の位置間の距離disが、最小2乗法(sqrt:平方根)を使用して計算され、ここでPXおよびPYなる語は、障害物の位置のx座標およびy座標を指す。計算された距離disが所定の距離閾値TH_DISTANCEよりも小さい場合、ステップS1721において、検出された障害物が同じ障害物として認識され、図17bのフローチャートに示されたプロセスがステップS1712に続き、信頼度指標CONF_Aが、第2の障害物パラメータの他方のセットの信頼度指標の値OP_s[t][n].CONFだけ増加される。ただし、距離disが所定の距離閾値TH_DISTANCEよりも大きい場合、ステップS1722において、2つの異なる障害物が認識され、信頼度指標CONF_Aが0のままである。プロセスの開始時に、異なる種類の障害物が第2の障害物パラメータの一方および他方のセットにおいて判定された場合にも、信頼度指標CONF_Aが0のままである。
図18aおよび図18bは、各々が、図8に図示した制御デバイス1aによって、1つ超の第2の測定デバイスの異なる視野に基づいて信頼度指標を調節する一例を説明するフローチャートである。
それにより、ステップS1800~S1802およびステップS1804は、図17bのステップS1710~S1713と同一である。加えて、図18aは、信頼度指標CONF_Aが他方の第2の測定デバイスの視野に基づいて調節されるステップS1803を含む。次に、信頼度指標CONF_Aを調節するプロセスが図18bにおいて説明される。
特に、プロセスの開始後、第2の障害物パラメータOP_s[t][Ns]の他方のセットを決定する他方の第2の測定デバイスの視野FOVがステップS1810において受信され、ここで、Nsなる語は、他方の第2の障害物パラメータの行列を示す。その後、検出された障害物が、他方の第2の障害物デバイスの視野において認識されたかどうかがチェックされる。認識された場合、信頼度指標CONF_Aは不変のままであり、プロセスは、図18aのステップS1804に戻る。そうでない場合、決定された障害物が、一方の第2の測定デバイス102の視野において認識されたかどうかがチェックされる。認識されていない場合、決定された障害物が2つの第2の測定デバイスのいずれの視野においても認識されておらず、したがって信頼度指標CONF_Aが不変のままであり、プロセスは、図18aのステップS1804に戻る。
ただし、決定された障害物が一方の第2の測定デバイスの視野において認識された場合、両方の第2の測定デバイス間における矛盾が判定され、プロセスが図18aのステップS1804に戻る前に図18bのステップS1820において、信頼度指標CONF_Aが、値CONF_CONTRADICTIONだけ減少される。
図19aおよび図19bは、図8に図示した制御デバイス1aを使用して、障害物が第2の測定デバイス102によって検出されたときの運転支援利用状況の一例を概略的に示す図である。特に、図19aは、2つの境界72(例えば建物など)のうちの1つの背後を歩く歩行者70が車両V(ここでは75a)のオンボードセンサ100によって検出不可であるように境界72間を走行している車両75aを示す。ただし、歩行者70は、例えば異なる方向および/または位置で走行している他車両75bなどの別の車両75bのオンボードセンサの視野において認識される。
図19bは、他車両75bのオンボードセンサの視野190と、そのオンボードセンサによって得られた検出結果191とを示す。図19aと図19bとを比較すると、歩行者70の位置が他車両75bのオンボードセンサの検出結果191によって正しく捕捉されているが、車両75aは、ステレオカメラなどのそのオンボードセンサを用いて歩行者70を「見る」ことができないということがわかる。
図20a~図20cは、図8に図示した制御デバイス1aを使用して、障害物が1つ超の第2の測定デバイス102によって検出された場合の一例を概略的に示す図である。
特に、図20aは、図19aに既に図示するような車両V(ここでは75a)、歩行者70、境界72、および他車両75bを示す。加えて、図20aは、他車両75bのオンボードセンサの視野に対して(例えば)垂直な視野を有する路傍ユニット80(例えば交通カメラなど)を示す。
図20bは、他車両75bのオンボードセンサの視野190aを、図19bに既に示すような検出結果191aとともに示す。加えて、図20bは、路傍ユニット80の視野190bを示す。路傍ユニットの視野190bに基づいて、2つの異なる検出結果191b、191fが捕捉されている。図20aと図20bとを比較すると、歩行者70の位置が、検出結果191bによって正しく捕捉されており、検出結果191fによって誤って捕捉されていることがわかる。
最後に、図20cは、2つの第2の測定デバイス102、すなわち他車両75bのオンボードセンサおよび路傍ユニット80の視野190a、190bを考慮した結果を示す。
路傍ユニットの検出結果190bおよびオンボードセンサの検出結果190aが考慮に入れられると、歩行者の位置が両方の第2の測定デバイスによって正しく検出される場合があり、信頼度指標が増加し得る。ただし、路傍ユニットの検出結果190fおよびオンボードセンサの検出結果190aが考慮に入れられた場合、2つの第2の測定デバイス75b、80の間で矛盾が生じる場合があり、信頼度指標が減少しなければならない場合がある。
図21は、開示される主題の別の例による制御デバイス1bを概略的に示す図である。図8に示す制御デバイスに加えて、図21の制御デバイスは、単一のイネーブルユニットの代わりに介入イネーブルユニット105aおよび警告イネーブルユニット105b、ならびに単一の有効化ユニットの代わりに、関連介入有効化ユニット106aおよび警告有効化ユニット106bをそれぞれ含む。警告イネーブルユニット105bは、所定の警告有効化閾値未満になると、警告有効化ユニット106bによる警告有効化を発生させ得る複数の第3の障害物パラメータに基づいて、警告判定パラメータを計算し得る。したがって、介入イネーブルユニット105aは、所定の介入有効化閾値未満になると、介入有効化ユニット106bによる介入有効化を発生させ得る複数の第3の障害物パラメータに基づいて、介入判定パラメータを計算し得る。好ましくは、所定の警告有効化閾値は、所定の介入有効化閾値よりも大きくあり得る。例えば、警告および/または介入判定パラメータが衝突余裕時間の場合、警告有効化閾値は、介入有効化閾値よりも大きい衝突余裕時間値を含み得る。それによって、警告は、介入よりも早期に有効化され得る。図8に関連して説明したように、例えば、ストレージ800および/または信号強度取得ユニット801が制御デバイス1bの一部である、またはそれらが車両Vのリモート/外側に位置し得る他の不図示の変形例が可能である。
図22は、複数の第2の障害物パラメータの仕様を受信し、図21に図示した制御デバイスによって、受信された仕様に基づいて第2の障害物パラメータの信頼度指標を調節する一例を説明するフローチャートである。
特に、図22は、障害物パラメータ計算ユニット104および/または仕様取得ユニット802が、別の車両であり得る(またはその車両に含まれ得る)第2の測定デバイス102から複数の仕様パラメータを受信したときの(なお、この場合も、そのパラメータもまた、上述され、かつ図8または図21に図示されたそれぞれの障害物パラメータ取得ユニットから障害物パラメータ計算ユニット104において受信され得る)信頼度オフセットCONF_OFFSETを用いた障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルの初期化を示す。信頼度オフセットCONF_OFFSETが図22により調節される根拠となる仕様パラメータは、図9aおよび図9bに示すものと同一である。特に、図22のステップS2200~S2207は、図9bのステップS910~S970と同一であり、これは、各々の受信された仕様パラメータが、ステップS2201~S2207における信頼度オフセットCONF_OFFSETの調節に関して考慮され、その後、ステップS2207において、調節された信頼度オフセットCONF_OFFSETを用いて予測モデルが初期化されることを意味する。図9bに示す初期化プロセスに加えて、障害物パラメータ計算ユニット104は、ステップS2207における初期化後に、第3の障害物パラメータの信頼度指標OP3[t],[q].CONFが第2の所定の閾値TH_SEPARATEよりも大きいかどうかをチェックする。閾値よりも大きい場合、第3の障害物パラメータが、警告判定パラメータ、介入判定パラメータ、または運転支援がイネーブルされ得る根拠となる全般的な判定パラメータ(OP3W[t][q]=OP3I[t][q]=OP3[t][q])を計算するために使用されるかどうかにかかわらず、ステップS2208において、予測モデルが同じ第3の障害物パラメータを用いて初期化される。閾値より大きくない場合、第3の障害物パラメータユニットの2つの個別セットが、ステップS2209において初期化され、ここで、警告判定パラメータを計算するために使用された第3の障害物パラメータOP3W[t][q]が第1および第2の障害物パラメータに基づき、介入判定パラメータを計算するために使用された第3の障害物パラメータOP3I[t][q]が第1の障害物パラメータのみに基づく。
これは、信頼度指標OP3[t],[q].CONFが第2の所定の閾値TH_SEPARATE未満でも、警告(またはその有効化)が、複数の第1の障害物パラメータから取得された位置パラメータと、複数の第2の障害物パラメータから取得された移動パラメータとの組み合わせに基づいてイネーブル/トリガされ得ることを意味する。ただし、この場合、運転者の運転挙動における介入が、車両のオンボード測定デバイスによって決定され得ることが好ましい第1の障害物パラメータにのみ基づいて実行されてもよい。これは、外部測定デバイスが未知の確実性または事前に定義された閾値未満の確実性を有し得る場合に、運転支援システムの制御全体が車両を用いたままであり得ることを確実にする。
図23aは、図21に図示した制御デバイスの初期化プロセスの一例を説明するフローチャートである。特に、図23aは、警告判定パラメータを計算するために使用された第3の障害物パラメータOP3W[t][q]の計算結果に関する図21に図示した制御デバイスの障害物パラメータ計算ユニット104に含まれた予測モデルの初期化プロセスを示す。
予測モデルの初期化が必要とされているかどうかを検証するために、図23aのステップS2300において、以前に計算された複数/セットの第3の障害物パラメータOP3W[t-1][Q]が障害物パラメータ計算ユニット104によってロードされ、ここで、変数Qは、第3の障害物パラメータの行列を示し、変数tは時間を示す。
後続のステップS2301において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルは、前のステップで決定された第3の障害物パラメータOP3W[t-1][Q]に基づいて第3の障害物パラメータの現在のセットOP3Wp[t][Q]を計算する。次いで、ステップS2302において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第1の障害物パラメータの現在のセットOP1[t][M]を受信し、ここで変数Mは第1の障害物パラメータの行列を示す。
次に、ステップS2303において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第3の障害物パラメータの現在のセットOP3Wp[t][Q]からの障害物位置を、第1の障害物パラメータのセットOP1[t][M]からの障害物位置と比較する。
両方の位置が同一の場合、ステップS2308において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルが、第3の障害物パラメータの計算された現在のセットOP3Wp[t][Q]および複数の第1の障害物パラメータの位置パラメータOP1[t][m]を用いて更新される。
加えて、ステップS2308において、障害物パラメータ計算ユニット104が第1の障害物パラメータの新規セットをオンボードセンサ100から受信すると、第3の障害物パラメータの信頼度指標OP3W[t][q].CONFがインクリメントされる(不図示)。オンボードセンサ100からの第1の障害物パラメータの各受信セットは、障害物検出の確実度を増加させ、したがって、信頼度指標OP3W[t][q].CONFは、障害物パラメータ計算ユニット104がオンボードセンサ100から新しい第1の障害物パラメータを受信する度にインクリメントされる。
次いで、信頼度指標OP3W[t][q].CONFが所定の警告信頼度閾値TH_CONF_Wよりも大きいかどうかが検証され、大きい場合、ステップS2309において、第3の障害物パラメータの信頼度フラグOP3W[t][q].TGFLGが1に設定され、複数の第3の障害物パラメータが警告判定パラメータ(図24参照)として衝突余裕時間TTC[Q]を決定するためにイネーブルユニット105によって使用可能であることを示す。
ただし、第1および第3の障害物パラメータの位置パラメータが同一でない場合、ステップS2304において、障害物パラメータ計算ユニット104は、外部センサ102によって決定された複数の第2の障害物パラメータOP2[t][N]を受信し、ここで、変数Nは第2の障害物パラメータの行列を示す。次のステップS205において、外部センサ102と障害物パラメータ計算ユニット104との間の通信が遅延を伴うため、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルは、決定された第2の障害物パラメータOP2[t][N]に基づいて第2の障害物パラメータの現在のセットOP2p[t][N]を計算する。
次に、ステップS2306において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第2の障害物パラメータの現在のセットOP2p[t][N]からの障害物の位置を、第1の障害物パラメータのセットOP1[t][M]からの障害物の位置と比較する。
両方の位置が同一の場合、ステップS2307において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルが、現在の第2の障害物パラメータOP2p[t][N]の移動パラメータOP2p[t][n]および第1の障害物パラメータの位置パラメータOP1[t][m]を用いて初期化される。
その後、プロセスは、上述したように、信頼度指標OP3W[t][q].CONFが所定の警告信頼度閾値TH_CONF_Wよりも大きいかどうかを検証することによって継続する。その場合、ステップS2309において、第3の障害物パラメータの信頼度フラグOP3W[t][q].TGFLGが1に設定され、複数の第3の障害物パラメータが判定パラメータ(図24参照)として衝突余裕時間TTC[Q]を決定するために警告イネーブルユニット105bによって使用可能であることを示す。
ステップS2309において第3の障害物パラメータの信頼度フラグOP3W[t][q].TGFLGが1に設定された後、プロセスは図23bに続く。
図23bは、介入判定パラメータを計算するために使用された第3の障害物パラメータOP3I[t][q]の計算結果に関する図21に図示した制御デバイス1bの障害物パラメータ計算ユニット104に含まれた予測モデルの初期化プロセスを示す。
予測モデルの初期化が必要とされているかどうかを検証するために、ステップS2310において、以前に計算された複数/セットの第3の障害物パラメータOP3I[t-1][Q]が障害物パラメータ計算ユニット104によってロードされ、ここで、変数Qは、第3の障害物パラメータの行列を示し、変数tは時間を示す。
後続のステップS2311において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルは、前のステップで決定された第3の障害物パラメータOP3I[t-1][Q]に基づいて第3の障害物パラメータの現在のセットOP3Ip[t][Q]を計算する。次いで、ステップS2312において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第1の障害物パラメータの現在のセットOP1[t][M]を受信し、ここで変数Mは第1の障害物パラメータの行列を示す。
次に、ステップS2313において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第3の障害物パラメータの現在のセットOP3Ip[t][Q]からの障害物位置を、第1の障害物パラメータのセットOP1[t][M]からの障害物位置と比較する。
両方の位置が同一の場合、ステップS2318において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルが、第3の障害物パラメータの計算された現在のセットOP3Ip[t][Q]および複数の第1の障害物パラメータの位置パラメータOP1[t][m]を用いて更新される。
加えて、ステップS208において、障害物パラメータ計算ユニット104が第1の障害物パラメータの新規セットをオンボードセンサ100から受信すると、第3の障害物パラメータの信頼度指標OP3I[t][q].CONFがインクリメントされる(不図示)。オンボードセンサ100からの第1の障害物パラメータの各受信セットは、障害物検出の確実性を高め、したがって、信頼度指標OP3I[t][q].CONFは、障害物パラメータ計算ユニット104がオンボードセンサ100から新しい第1の障害物パラメータを受信する度にインクリメントされる。
次いで、信頼度指標OP3I[t][q].CONFが所定の介入信頼度閾値TH_CONF_1よりも大きいかどうかが検証され、大きい場合、ステップS2319において、第3の障害物パラメータの信頼度フラグOP3I[t][q].TGFLGが1に設定され、複数の第3の障害物パラメータが判定パラメータ(図24参照)として衝突余裕時間TTC[Q]を決定するためにイネーブルユニット105によって使用可能であることを示す。
ただし、第1および第3の障害物パラメータの位置パラメータが同一でない場合、ステップS2314において、障害物パラメータ計算ユニット104は、外部センサ102によって決定された複数の第2の障害物パラメータOP2[t][N]を受信し、ここで、変数Nは第2の障害物パラメータの行列を示す。次のステップS2315において、外部センサ102と障害物パラメータ計算ユニット104との間の通信が遅延を伴うため、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルは、決定された第2の障害物パラメータOP2[t][N]に基づいて第2の障害物パラメータの現在のセットOP2p[t][N]を計算する。
次に、ステップS206において、障害物パラメータ計算ユニット104は、第2の障害物パラメータの現在のセットOP2p[t][N]からの障害物の位置を、第1の障害物パラメータのセットOP1[t][M]からの障害物の位置と比較する。
両方の位置が同一の場合、ステップS2317において、障害物パラメータ計算ユニット104の予測モデルが、現在の第2の障害物パラメータOP2p[t][N]の移動パラメータOP2p[t][n]および第1の障害物パラメータの位置パラメータOP1[t][m]を用いて初期化される。
その後、プロセスは、上述したように、信頼度指標OP3I[t][q].CONFが所定の介入信頼度閾値TH_CONF_Iよりも大きいかどうかを検証することによって継続する。その場合、ステップS2319において、第3の障害物パラメータの信頼度フラグOP3I[t][q].TGFLGが1に設定され、複数の第3の障害物パラメータが介入判定パラメータ(図24参照)として衝突余裕時間TTC[Q]を決定するためにイネーブルユニット105によって使用可能であることを示す。
図24は、図21に図示した制御デバイス1bによって運転支援として警告および/または介入をイネーブルにする一例を説明するフローチャートである。
このプロセスを開始後、警告の有効化フラグWARN_FLGおよび自動緊急ブレーキ(AEB)の有効化フラグAEB_FLGは、ステップS2400およびS2401において0に設定され、これは、警告デバイスおよび自動緊急ブレーキが無効化されることを意味する。
続く計算ループにおいて、図21に示す制御デバイスの警告イネーブルユニット105aは、複数の第1の障害物パラメータm=1,・・・,Nの各々に対して信頼度フラグTGFLG=1が設定されているかどうかをチェックし、その結果が正の場合、複数の第1の障害物パラメータm=1,・・・,Nの各々に基づいて衝突余裕時間TTC[m]を計算する(S2402)。
決定された衝突余裕時間TTC[m]が所定の警告有効化閾値TH_TTC_Wよりも小さい場合、ステップS2403において、警告イネーブルユニット105aは、有効化フラグWARN_FLGを1に設定することによって警告を有効化する。
次に、介入イネーブルユニット105bによって、衝突余裕時間TTC[m]が所定の介入有効化閾値TH_TTC_Iよりも小さいかどうかがチェックされる。閾値よりも小さい場合、自動緊急ブレーキを有効化するために、自動緊急ブレーキの有効化フラグAEB_FLGが、ステップS2404において1に設定される。
上述したチェックのいずれかが負の場合、プロセスは現在の計算ループを終了し、衝突余裕時間TTC[q]が複数の第3の障害物パラメータq=1,…,Qに基づいて計算される第2の計算ループにさらに進む。
ステップS2405~S2408を含む第2の計算ループにおいて、上述のプロセスが、複数の第3の障害物パラメータq=1,…,Qについて実施される。ステップS2405において、衝突余裕時間TTC[q]が複数の第3の障害物パラメータq=1,…,Qに基づいて警告イネーブルユニット105aによって計算され、ステップS604において、決定された衝突余裕時間TTC[q]が所定の警告有効化閾値TH_TTC_Wよりも小さい場合、警告が警告イネーブルユニットによって有効化される(WARN_FLG=1)。
次に、信頼度フラグTGFLG=1が第3の障害物パラメータOP3I[t][qの各々について設定されているかどうかが検証される。設定されている場合、介入イネーブルユニット105bは、複数の第3の障害物パラメータq=1,…,Qの各々に基づいて衝突余裕時間TTC[q]を計算する。
決定された衝突余裕時間TTC[q]が所定の介入有効化閾値TH_TTC_Iよりも小さい場合、ステップS2408において、介入イネーブルユニット105bは、有効化フラグAEB_FLGを1に設定することによって自動緊急ブレーキを有効化する。
第2の計算ループで実施されたチェックのいずれかが負の場合、プロセスはステップS2400に戻り、警告フラグWARN_FLGおよび/または自動緊急ブレーキの有効化フラグAEB_FLGが1に設定されるまでさらに進む。
これは、警告とともに自動緊急ブレーキが、第1の障害物パラメータに基づいて計算された衝突余裕時間TTC[m]によって、および/または第3の障害物パラメータに基づいて計算された衝突余裕時間TTC[q]によって、のいずれかで有効化可能であることを意味する。両方のセットのパラメータ、すなわち複数の第1および第3の障害物パラメータの使用は、一方では、第2の測定デバイスが利用可能でない場合にも警告および自動緊急ブレーキが初期化されることを確実にする。一方、衝突余裕時間を計算するために第3の障害物パラメータを使用することによって、第2の測定デバイスが利用可能である場合に、警告または自動緊急ブレーキの早期の有効化が実現される。
図25aは、図21に図示したもの以外の制御デバイスを使用して実行された運転支援の一例を概略的に示す図であり、図25bは、図21に図示した制御デバイス1bを使用して実行された運転支援の一例を概略的に示す図である。
特に、図25aは、警告および緊急ブレーキ(AEB)が、車両のオンボードセンサによって決定された複数の第1の障害物パラメータに基づいてのみその後に実行される一例を示し、図25bは、警告および緊急ブレーキが複数の第1および第2の障害物パラメータに基づいてその後に実行される一例を示す。
両方の図において、歩行者70、境界72(例えば、壁または建物など)、および第1の測定デバイスとしてオンボードセンサ100を有する車両75(図25bではVが使用されている)が図示されている。歩行者70は、時刻Tにおいて境界72の背後の領域から車両75の前方へ接近する。
図25aによれば、車両のオンボードセンサは、初めて歩行者70が検出された時刻Tにおける第1の障害物パラメータOP1[T][m]を決定する。
オンボードセンサによって最初に決定された歩行者の位置は、歩行者を囲む枠によって印付けされている。第1の障害物パラメータOP1[T][m]は、この位置PX1,PY1のx座標およびy座標を含むが、この時点では、それに基づいて歩行者の速度が車両75のオンボードセンサによって決定され得る歩行者の以前の位置が知られていないため、歩行者70の速度は含んでいない。図25aの時刻Tにおける信頼度指標は、現在の時刻における第1の障害物パラメータの信頼度CONF1と、例えば、受信されたメッセージの確実性に影響する環境条件に依存し得るオフセットとを含む。
時刻T+t1において、車両75のオンボードセンサが少なくとももう1回(歩行者70を囲む枠に付けられた点線矢印の長さによって示される)、第1の障害物パラメータOP1[T+t1][n]を決定し、この時点で、測定点の数が限定されているため、決定された速度の分散が依然として高いことを示す1よりも小さい係数σによって悪影響を受けているx方向およびy方向VX,VYにおける歩行者70の速度を含む。第1の障害物パラメータOP1[T+t1][n]の信頼度指標CONF1は、車両75のオンボードセンサが歩行者70の第1の障害物パラメータを決定した回数ΣCONFによって、時刻T+t1において増加されている。特に、信頼度指標は所定の警告信頼度閾値TH_CONF_Wより高いため、警告判定パラメータは、時刻T+t1において存在する第1の障害物パラメータに基づいて十分な確実性をもって決定されることができ、警告イネーブルユニット105aによって警告が有効化され得る。
時刻T+t2において、車両75のオンボードセンサは、より長時間(歩行者70を囲む枠に付けられた点線矢印の増加された長さによって示される)歩行者70を観察し、それによって、この時点で、歩行者70の速度VX1,VY1が適した正確性を有して決定され得る。さらに、第1の障害物パラメータの信頼度指標CONF1は、所定の介入信頼度閾値TM_CONF_1を超えており、それによって介入判定パラメータが、時刻T+t2における第1の障害物パラメータOP1[T+t2][n]に基づいて高い確実度で計算可能であり、介入イネーブルユニット105bによって、自動緊急ブレーキが有効化され得る。
逆に、図25bは、警告および自動緊急ブレーキ(AEB)がその後に複数の第1および第2の障害物パラメータに基づいて実行される一例を示す。換言すれば、図25bは、複数の第1の障害物パラメータが同様に車両Vのオンボードデバイス/センサ100によって決定され、加えて、複数の第2の障害物パラメータが歩行者70のモバイルデバイスなどの外部センサ102によって決定される一例を示す。外部センサは、車両Vのオンボードセンサが時刻Tにおいて最初に歩行者70を検出する前に、歩行者70の第2の障害物パラメータを決定できる。これは、車両75のオンボードセンサにとっては可視でない境界72の背後の領域に歩行者70が依然として位置するときの歩行者70の位置を囲む点線枠によって示される。オンボードセンサが最初に検出した歩行者70の位置は、ここでも、歩行者70を囲む実線によって印付けされる。その時、歩行者は、歩行者70を囲む実線枠に付けられた点線矢印の長さによって示される特定の時間だけ外部センサによって観察されている。
図25bによれば、図21に図示した制御デバイス1bの障害物パラメータ計算ユニット104は、警告判定パラメータを決定するための第1の複数の第3の障害物パラメータと、介入判定パラメータを決定するための第2の複数の第3の障害物パラメータとを決定する。第1の複数の第3の障害物パラメータは、第1および第2の障害物パラメータに基づいている一方、第2の複数の第3の障害物パラメータは、第1の障害物パラメータにのみ基づいている。これは、運転者の運転挙動における介入における介入が、車両Vのオンボード測定デバイスによって決定され得ることが好ましい第1の障害物パラメータにのみ基づいて実行され得ることを意味する。これは、外部測定デバイスが100%確実でない場合に、運転支援システムの制御全体が車両を用いたままであり得ることを確実とする。
時刻Tにおいて、第1の複数の第3の障害物パラメータOP3W[T][q]は、オンボードセンサによって決定された歩行者70の位置PX1,PY1と、外部センサによって決定された歩行者70の速度VX,VYとを含む。この速度は、測定点の数が限定されているため、決定された速度の分散が依然として高いことを示す1よりも小さい係数ωによって悪影響を受けている。しかしながら、歩行者70が車両Vのオンボードセンサによって検出された第1の時刻における歩行者70の速度を提供することが可能である。図25bの時刻Tにおける信頼度指標は、現在の時刻における第1および第2の障害物パラメータの信頼度CONF1、CONF2と、オフセットとを含み、したがって図25aの信頼度指標よりも高い。
第2の複数の第3の障害物パラメータOP3I[T][q]は、オンボードセンサによって決定された歩行者70の位置PX1,PY1のみを含む。これらの第3の障害物パラメータは第1の障害物パラメータのみに基づいているため、歩行者の速度は、時刻Tでは提供され得ない。しかしながら、第2の複数の第3の障害物パラメータの信頼度指標は、第2の障害物パラメータが両方の場合で利用可能であるときに、第1の複数の第3のパラメータOP3W[T][q]の信頼度指標と同一である。これは、第2の複数の第3の障害物パラメータOP3I[T][q]の信頼度も第1の障害物パラメータの信頼度よりも速く増加する理由である。
時刻T+t1’において、第1の障害物パラメータが少なくとももう1回決定されており、したがって第1および第2の複数の第3の障害物パラメータOP3W[T+t1’][q]およびOP3i[T+t1’][q]の信頼度指標は、時刻T+t1’において、車両Vのオンボードセンサが歩行者70の第1の障害物パラメータを決定した回数ΣCONFだけ増加されている。加えて、第1の複数の第3の障害物パラメータOP3W[T+t1’][q]に含まれる速度VX,VYの分散は、観察時間の増加に起因して減少される。速度は依然として係数βの悪影響を受けるが、係数ωよりも高くなり得る。第2の複数の第3の障害物パラメータは、この時点で、車両Vのオンボードセンサによって決定された第1の障害物パラメータに基づいて計算され、係数βよりも小さい係数αにより悪影響を受けた速度を含む。第1の複数の第3の障害物パラメータの信頼度指標は、時刻T+t1’において所定の警告信頼度閾値TH_CONF_Wを超えており、したがって警告判定パラメータは、時刻T+t1‘に存在する第1の複数の第3の障害物パラメータOP3W[T+t1’][q]に基づいて十分な確実性をもって決定されることができ、警告イネーブルユニット105aによって警告が有効化され得る。
時刻t1’は、時刻t1よりも小さく、すなわち、この場合では、警告イネーブルユニット105aが、図25aに図示した場合よりも早期に警告をイネーブルにでき、警告判定パラメータを決定するために、第1の障害物パラメータのみが根拠として使用される。
第2の障害物パラメータの信頼度指標CONF2が第1および第2の複数の第3の障害物パラメータOP3W[T+t2’][q]およびOP3I[T+t2’][q]で考慮されているため、自動緊急ブレーキもまた、図26aよりも早期に、すなわち時刻T+t2’において実行され得る。
この時、第2の複数の第3の障害物パラメータの信頼度指標は、介入信頼度閾値TH_CONF_Iを超えており、したがって介入判定パラメータは、時刻T+t2’に存在する第2の複数の第3の障害物パラメータOP3I[T+T2’][q]に基づいて十分な確実性をもって決定されることができ、介入イネーブルユニット105bによって自動緊急ブレーキが有効化され得る。
図26は、図25aおよび図25bの運転支援例の結果を、時刻Tにおける第1の観察から時刻T+t2、T+t2’における自動緊急ブレーキの有効化までの対象時点T、T+t1、T+t1’、T+t2、T+t2’が印付けされているタイムラインtの形態で概略的に示している。ここで、オンボードセンサのみが使用された例の時点が、タイムラインの上方に示されており、オンボードセンサおよび外部センサが使用された例の時点が、タイムラインの下方に示されている。
オンボードセンサ100および外部センサ102の組み合わせは、オンボードセンサ100のみの使用と比較すると、警告の早期トリガとともに、自動緊急ブレーキ(AEB)の早期トリガを可能にすることがわかる。これは、外部センサ102のパラメータが全く使用されていない自動緊急ブレーキのためのパラメータ決定にも適用可能である。ただし、これらのパラメータは、警告を有効化するために利用可能であるため、緊急ブレーキのために使用されるパラメータの確実性も高める。
図27は、開示される主題の別の例による制御デバイス1cを概略的に示す図である。図27の制御デバイスは、第1および第2の測定デバイスが外部センサ102a、102bである、すなわち両方のセンサが車両Vの外部に位置付けられているという点で、図1に図示される制御デバイスと異なる。この場合、車両Vにより近接して位置する外部センサ102a、102bは、第1の測定デバイスとしての役割を果たし得、車両Vからより遠くに位置する外部センサ102a、102bは、第2の測定デバイスとしての役割を果たし得る。したがって、車両により近い外部センサ102a、102bは、遠く離れた外部センサ102a、102bよりも短いレイテンシ期間を有する。一方、車両から遠く離れて位置する外部センサ102a、102bは、近くに位置する外部センサ102a、102bよりも早期に障害物を検出できる。2つの外部センサ102a、102bがそれらのデータを、制御デバイス1c内部のそれぞれの第1/第2の障害物パラメータ取得ユニット101、103に提供することがさらにわかるであろう。
例えば、車両のすぐ右隣の路傍ユニット(例えばカメラ)は、第1の測定デバイスとしての役割を果たし得、スマートフォンを有する歩行者が車両の周囲の障害物として出現した場合に、歩行者のスマートフォンは、第2の測定デバイスとしての役割を果たし得る。制御デバイス1cは、外部センサ102a、102bの各々からの信号を受信し、例えば信号強度に応じて、外部センサ102a、102bのうちのどちらが第1および第2の測定デバイスとして動作すべきかを判定し得る。その後、障害物パラメータ計算ユニット104は、外部センサ102a、102bの両方から(好ましくは、上述したように第1/第2の障害物パラメータ取得ユニット101、103を介して)第1および第2の障害物パラメータを受信し、その最も確実性が高いパラメータに基づいて第3の障害物パラメータを計算し得る。
図28は、図27に図示した制御デバイス1cを使用して障害物が検出されたときの運転支援の一例を概略的に示す図である。特に、図28は、車両V、路傍ユニット80、境界72(壁、建物など)、歩行者70a、およびセルラー基地局85を示している。歩行者70aは、GNSSベースのメッセージをセルラー基地局85によって提供されるセルラーネットワークを介して送受信する(セルラー基地局85と歩行者との間に図示される2つの稲妻アイコンによって示される)モバイルデバイスを携帯している。このセルラーネットワークはまた、車両Vに到達し(セルラー基地局85と車両Vとの間の稲妻アイコンによって示される)、それによって歩行者70aのモバイルデバイスは、車両Vとメッセージを交換できる。
歩行者70aは、車両Vの視野外にある境界72の背後の領域から車両Vの近傍に接近する。車両Vは、後方に移動しており、それによってそのオンボードセンサの視野190aは誤った方向に向き、それによって第1の測定デバイスとして使用できなくなる。しかしながら、路傍ユニット80は車両Vの隣に位置付けられており、それによって車両Vに位置し得る制御デバイス1cとの高速通信が確実となる(路傍ユニット80と車両Vとの間の2つの稲妻アイコンによって示される)。さらに、路傍ユニットは、その視野190bが車両を囲む領域全体を捕捉することに起因して車両Vの周囲にある障害物を検出できる。したがって、路傍ユニットは、歩行者70aの位置パラメータを提供する第1の測定デバイスとしての役割を果たし得る一方、歩行者のモバイルデバイスは、歩行者70aの移動パラメータを提供する第2の測定デバイスの役割を果たし得る。このように、歩行者70aの第3の障害物パラメータは、路傍ユニット80から受信された複数の第1の障害物パラメータと、歩行者のモバイルデバイスから受信された複数の第2の障害物パラメータとに基づいて、制御デバイスの障害物パラメータ計算ユニット104によって高い確実性で計算され得る。
図29aおよび図29bは、図27に図示したもの以外の制御デバイスを使用して実行された運転支援の一例を、図27に図示した制御デバイス1cを使用して実行された運転支援の一例と比較して概略的に示す図である。両方の図は、図28に既に図示された状況を示しており、車両75/Vは後方に移動しており、歩行者70、70aは、境界72の背後の領域から車両75/Vの後部に接近している。
特に、図29aは、複数の第1の障害物パラメータのみが路傍ユニット80によって決定され、歩行者70のモバイルデバイスが、第2の測定デバイスとして使用されていない(セルラー基地局85と歩行者70との間に稲妻アイコンが欠落していることによって示される)一例を示す。時刻Tにおいて、路傍ユニット80が歩行者70を最初に認識し、路傍ユニット80は、歩行者の位置PX1,PY1を決定する。路傍ユニット80が最初に歩行者70を検出した位置は、歩行者70を囲む枠によって印付けされている。歩行者の速度が決定され得る根拠となる、歩行者70の以前の位置がその時点で知られていないため、歩行者70の速度は、路傍ユニット80によって、時刻Tにおいて0であると決定される。したがって、第1の障害物パラメータOP1[T][n]の信頼度指標CONF1は時刻Tでは低い。
時刻T+t1において、路傍ユニット80が少なくとももう1回、第1の障害物パラメータOP1[T+t1][n]を決定しており、この時点で、速度VX,VYが低信頼度を有することを示す係数αによって悪影響を受けるx方向およびy方向VX,VYでの歩行者70の速度を含む。第1の障害物パラメータOP1[T+t1][n]の信頼度指標CONF1は、路傍ユニット80が歩行者70の第1の障害物パラメータを決定した回数SCONFによって、時刻T+t1において増加されている。
時刻T+t2において、路傍ユニット80は、より長い時間だけ歩行者70を観察しており、それによって歩行者の速度VX1,VY1がこの時点で適した正確性をもって決定可能である。すなわち、第1の障害物パラメータCONF1の信頼度指標は、第1の所定信頼度閾値TM_CONFを超えており、衝突余裕時間は、時刻T+t2における第1の障害物パラメータOP1[T+t2][n]に基づいて高確実性で計算され得る。
逆に、図29bは、複数の第1の障害物パラメータが路傍ユニット80によって決定され、加えて、複数の第2の障害物パラメータが歩行者70aのモバイルデバイスによって決定される一例を示す。
この場合、制御デバイス1cは、路傍ユニット80によって決定された歩行者70aの位置PX1、PY1と歩行者のモバイルデバイスによって決定された歩行者70aの速度VX,VYとを含む、時刻Tにおける複数の第3の障害物パラメータOP3[T][q]を既に計算している。路傍ユニット80が歩行者70aを最初に検出する前に歩行者70aが既に観察されたことがあることを示すために、歩行者の以前の位置が点線枠によって印付けされている。この速度は、測定点の数が限定されているため、決定された速度の分散が依然として高いことを示す1よりも小さい係数βによって悪影響を受けている。しかしながら、歩行者70aが路傍ユニット80によって検出された第1の時刻における歩行者70aの速度を提供することが可能である。路傍ユニット80によって最初に検出される前に歩行者70aのモバイルデバイスによって歩行者70aが既に観察されたことがあることを示すために、歩行者の以前の位置が点線枠で印付けされている。
第3の障害物パラメータが第1の障害物パラメータの位置パラメータおよび第2の障害物パラメータの移動パラメータに基づいて計算されるため、信頼度指標は、第1および第2の障害物パラメータの信頼度CONF1、CONF2を考慮し、したがって図29aの時刻Tにおける信頼度指標CONF1よりも高い。
時刻T+t1において、路傍ユニット80は、第1の障害物パラメータOP1[T+t1][n]を少なくとももう1回決定し、それによって信頼度指標CONF1+CONF2は、路傍ユニット80が歩行者70の第1の障害物パラメータを決定した回数ΣCONFだけ増加される。したがって、信頼度指標の値は、時刻T+t1において所定の閾値TH_CONFを既に超えている。結果として、衝突余裕時間は、時刻T+t1において第3の障害物パラメータOP3[T+t1][n]に基づいて高い確実性で既に計算可能である。
図30は、開示される主題の別の例による制御デバイス1dを概略的に示す図である。図30の制御デバイスは、イネーブルユニット3105および有効化ユニット3105が適応走行制御ACCをイネーブルにする/有効化する点、したがって制御デバイス1dがカメラ認識ユニット3107および地図情報ストレージ3108をさらに備える点において、図1に図示した制御デバイスとは異なる。ただし、これらのユニットは、制御デバイス1dの外部および車両Vの内部または外部にも設けられ得る。
図31は、図30に示した制御デバイス1dによって実施される制御プロセスの一例を説明するフローチャートである。特に、図30の制御デバイスによるACC制御イネーブル/有効化が図31において説明される。プロセスの開始後、ステップS3200において、ACC制御3105のイネーブルユニットは、カメラ認識ユニット3107から車線情報を受信し得る。代替的または追加的に、ACC制御イネーブルユニット3105は、地図情報ストレージ3108に提供された地図情報から車線情報を判定し得る。次に、ステップS3201において、ACC_Target_IDが0に設定され、これは、自車両が前方の車両の後に続いていることを意味する。続くステップS3202において、前方車両までの目標距離ACC_Target_Distanceは512に設定される。
続く計算ループにおいて、図30に示す制御デバイス1dのACC制御イネーブルユニット3105は、複数の第1の障害物パラメータm=1,・・・,Nの各々に対して信頼度フラグTGFLG=1が設定されているかどうか、および複数の第1の障害物パラメータを提供する先行車両が自車両と同じ車線にいるかどうかをチェックする。そうである場合、ステップS3203において、先行車両までの距離がACC制御イネーブルユニット3105によって計算され、計算された距離が目標距離ACC_TARGET_DISTANCEよりも大きいかどうかが検証される。正の結果の場合、ACC_Target_IDの値は、運転者によって設定され得る一定速度mに設定され、目標距離ACC_Target_Distanceは、ステップS3203において計算された距離に設定される。
上述したチェックのいずれかが負の場合、プロセスは本計算ループを終了し、第2の計算ループにさらに進み、ACC_Target_IDおよび目標距離が複数の第3の障害物パラメータに基づいて計算される。
第1の計算ループによれば、第2の計算ループにおいて複数の第3の障害物パラメータq=1,・・・,Qの各々に対して信頼度フラグTGFLG=1が設定されているかどうか、さらに複数の第3の障害物パラメータを提供する前方車両が自車両と同じ車線にいるかどうかが最初にチェックされる。そうである場合、ステップS3206において前方車両への距離がACC制御イネーブルユニット3105によって計算され、計算された距離が目標距離ACC_TARGET_DISTANCEよりも大きいかどうかが検証される。正の結果の場合、ACC_Target_IDの値は、運転者によって設定され得る一定速度qに設定され、目標距離ACC_Target_Distanceは、ステップS3206において計算された距離に設定される。
上述したチェックのいずれかが負の場合、プロセスは第2の計算ループを終了して、ステップS3200に戻り、目標距離ACC_Target_Distanceよりも大きい距離がACC制御イネーブルユニット3105によって計算されるまでプロセスを繰り返す。
図32aおよび図32bは、図30に図示したもの以外の制御デバイスを使用して実行された運転支援の一例を、図30に図示した制御デバイス1dを使用して実行された運転支援の一例と比較して概略的に示す図である。
特に、図32aは、ACC制御を実行している車両75a(ホスト車両)の前方の車線90を進行している車両75cによって提供された複数の第1の障害物パラメータにのみ基づくACC制御を示す。車両75cの前方において、低速車両75dが進行しており、ホスト車両75aのACC制御にとっては可視でない。
時刻Tにおいて、ホスト車両75aによって受信された複数の第1の障害物パラメータOP1[T][1]は、前方の車両75cからの位置PX11,PY1および速度VX11,VY11を含む。この時、第1の障害物パラメータの信頼度指標CONF11は、時刻Tにおいて現在受信されているパラメータにのみ依存する。
時刻T+t1において、車両75cは低速車両75dを追い越し、それによって低速車両が、この時点で複数の第1の障害物パラメータOP1[T][2]を提供する車両になる。低速車両75dがホスト車両にとってまだ可視でないため、時刻T+t1における第1の障害物パラメータOP1[T][2]は、低速車両75dの速度を含んでいない。したがって、信頼度指標CONF12は、現時点でホスト車両75aの前方の車両75dの速度に関する情報を含まない現在の第1の障害物パラメータOP1[T][2]にのみ依存できるため、時刻T+t1においてより低い信頼度指標CONF12につながり得る。
速度情報の欠落のため、ホスト車両75aは、前方の低速車両75dからの目標距離d2を維持できない場合があり、前方の低速車両75dからの少なくとも短距離d1を維持し、衝突を回避するために時刻T+t2においてブレーキを強くかける必要があり得る。
逆に、図32bは、複数の第1および第2の障害物パラメータに基づくACC制御を示しており、ホスト車両Vは、さらに、前方の車線90を進行している車両75cから時刻Tにおいて第1の障害物パラメータOP1[T][1]を受信する。その時点での第2の障害物パラメータOP2[T][1]は、車両75cの前方の車線90を走行している低速車両75dによって提供される。それによって、時刻Tにおいて、ホスト車両は、前方の両方の車両75cおよび75dから位置PX11,PY11,PX21,PY21および速度VX11,VY11,VX21,VY21を認識する。
車両75cが時刻T+t1において低速車両75dを追い越すと、ホスト車両VのACC制御は、その第1の障害物パラメータにおいて提供されている低速車両75dの現在の位置PX12,PY12に基づいて第3の障害物パラメータOP3[T][1]と、時刻Tにおいて既に決定され、第2の障害物パラメータとして提供された低速車両の速度VX21,VY21とを計算できる。
それによって、時刻T+t1における信頼度指標が、第1および第2の障害物パラメータの信頼度CONF12+CONF21に依存できる。時刻T+t1における速度情報を有すると、ホスト車両は、緊急ブレーキを必要とせずに、時刻T+t2における低速車両に対する目標距離d2を維持でき、それによってACC制御を使用するときに運転快適性が高められる。
概括すると、特に、運転支援の突然の介入を減らす、または回避できるため、本方法/デバイスまたはコンピュータプログラム製品を利用する車両の運転者の運転快適性を高める方法、デバイス、および/またはコンピュータプログラム製品が提供され得る。
さらに、本開示の実施例は、全体的にハードウェアの実施例、全体的にソフトウェアの実施例(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、またはソフトウェア態様およびハードウェア態様を組み合わせた実施例の形態を有し得ることに留意されたい。さらに、本開示の実施例は、媒体において具体化されたコンピュータ実行可能プログラムコードを有するコンピュータ可読媒体上のコンピュータプログラム製品の形態を有し得る。
なお、矢印は、2つ以上のエンティティが関与する通信、転送、または他のアクティビティを表すために矢印が図面中で使用され得ることに留意されたい。両方向矢印は、全般的に、アクティビティが両方向に発生し得ることを示す(例えば、ある方向におけるコマンド/要求と他方向の対応する応答、またはいずれかのエンティティによって開始されるピアツーピア通信)が、状況によっては、アクティビティが必ずしも両方向で発生しなくてもよい。
片方向矢印は、全般的に、一方向のみ、または主に一方向のアクティビティを示し得るが、特定の状況において、そのような方向性のアクティビティは両方向のアクティビティ(例えば、送信元から受信先へのメッセージ、その受信先から送信元への受信通知、または転送前の接続の構築および転送後の接続の停止)を含み得ることに留意されたい。したがって、特定のアクティビティを表すために特定の図面で使用される矢印の種類は例示的なものであり、限定するとみなされるべきではない。
方法および装置などのフローチャートの図および/またはブロック図を参照して、態様/実施例が上記で説明される。フローチャートの図またはブロック図、あるいはその両方の各ブロック、ならびにフローチャートの図またはブロック図、あるいはその両方のブロックの組み合わせは、コンピュータ実行可能プログラムコードによって実施可能であることを理解されるであろう。
コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行されるプログラムコードがフローチャート、ブロック図のブロック、図、および/または記述された説明において明示された機能/動作/出力を実施するための手段を創出するように、上記のコンピュータ実行可能プログラムコードは、特定の機械を製造するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供されてもよい。
これらのコンピュータ実行可能プログラムコードは、コンピュータ可読メモリにも格納されてもよく、コンピュータ可読メモリに格納されたプログラムコードが、フローチャート、ブロック図のブロック、図、および/または記述された説明において明示された機能/動作/出力を実施する命令手段を含む製品を製造するように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の手法で機能させ得る。
コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行されるプログラムコードが、フローチャート、ブロック図のブロック、図、および/または記述された説明において明示された機能/動作/出力を実施するためのステップを提供するように、上記のコンピュータ実行可能プログラムコードは、一連の動作ステップがコンピュータ実施プロセスを創出するようにコンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行されるようにするためにコンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置にさらにロードされてもよい。もしくは、コンピュータプログラム実施ステップまたは動作は、実施形態を実行するために、オペレータまたは人間が実施したステップまたは動作と組み合わされてもよい。
通信ネットワークは、全般的に、公衆ネットワークおよび/またはプライベートネットワークを含んでもよく、ローカルエリア、ワイドエリア、メトロポリタンエリア、ストレージおよび/または他の種類のネットワークを含んでもよく、アナログ技術、デジタル技術、光学技術、無線技術(例えば、Bluetooth(登録商標))、ネットワーキング技術、およびインターネットワーキング技術を含むが決してそれに限定されない通信技術を用いてもよい。
また、デバイスは、通信プロトコルおよびメッセージ(例えば、デバイスによって作成、送信、受信、格納、および/または処理されたメッセージ)を使用してもよく、そのようなメッセージは、通信ネットワークまたは媒体によって運ばれてもよいことに留意されたい。
文脈上必要な場合を除き、本開示は、いずれかの特定の通信メッセージタイプ、通信メッセージフォーマット、または通信プロトコルに限定されると解釈されるべきではない。したがって、通信メッセージは、全般的に、限定なく、フレーム、パケット、データグラム、ユーザデータグラム、セル、または他のタイプの通信メッセージを含み得る。
文脈上必要な場合を除き、特定の通信プロトコルへの言及は例示的なものであり、必要に応じて、代替実施形態がそのような通信プロトコル(例えば、その時々に作成され得るプロトコルの修正または拡張)または将来的に知られる、もしくは作成される、のいずれかの他のプロトコルの変形を用いてもよいことを理解されたい。
また、様々な態様にロジックを実演するために、ロジックの流れが本明細書に記載される場合があり、本開示を特定のロジックの流れまたはロジックの実施に限定すると解釈されるべきではないことに留意されたい。説明されたロジックは、本開示の全体的な結果を変更せずに、異なるロジックブロック(例えば、プログラム、モジュール、関数、またはサブルーチン)に分割され得る。
多くの場合、ロジック要素は、異なる順序で、追加、修正、削除、実行されてもよく、または本開示の全体的な結果を変更せずに、異なるロジック構造(例えば、ロジックゲート、ルーピングプリミティブ、条件付きロジック、および他のロジック構造)を使用して実施され得る。
本開示は、プロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、または汎用コンピュータ)とともに使用されるコンピュータプログラムロジック、プログラマブルロジックデバイス(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のPLD)とともに使用されるプログラマブルロジック、個別コンポーネント、集積サーキットリー(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC))、またはそれらの任意の組み合わせを含む任意の他の手段を含むが、決してそれらに限定されない多くの異なる形態で具体化され得る。上述された機能の一部または全部を実施するコンピュータプログラムロジックは、通常、それ自体がコンピュータ可読媒体に格納されオペレーティングシステムの制御の下でマイクロプロセッサによって実行されるコンピュータ実行可能形態に変換されるコンピュータプログラム命令のセットとして実施される。上述された機能の一部または全部を実施するハードウェアベースのロジックは、1つまたは複数の適切に構成されたFPGAを使用して実施され得る。
本明細書で上述した機能の全部または一部を実施するコンピュータプログラムロジックは、ソースコード形態、コンピュータ実行可能形態、および様々な中間形態(例えば、アセンブラ、コンパイラ、リンカ、またはロケータによって生成された形態)を含むが、決してそれらに限定されない様々な形態で具体化され得る。
ソースコードは、様々なオペレーティングシステムまたは動作環境とともに使用される様々なプログラミング言語(例えば、オブジェクトコード、アセンブリ言語、またはFortran、C、C++、Java(登録商標)、またはHTMLなどの高級言語)のいずれかで実施される一連のコンピュータプログラム命令を含み得る。ソースコードは、様々なデータ構造および通信メッセージを定義および使用し得る。ソースコードは、コンピュータ実行可能形態(例えば、インタプリタによる)を有してもよく、またはソースコード(例えば、トランスレータ、アセンブラ、またはコンパイラによって)コンピュータ実行可能形態に変換され得る。
本開示の実施形態の動作を実行するためのコンピュータ実行可能プログラムコードは、Java、Perl、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向、スクリプトまたは非スクリプトプログラミング言語で記述されてもよい。ただし、実施形態の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、同様に、「C」プログラミング言語または類似のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語で記述されてもよい。
本明細書で上述された機能の全部または一部を実施するコンピュータプログラムロジックは、単一のプロセッサ(例えば、同時)上で異なるタイミングで実行されてもよく、または複数のプロセッサ上で同一または異なるタイミングで実行されてもよく、さらに単一のオペレーティングシステムのプロセス/スレッドの下で、または異なるオペレーティングシステムのプロセス/スレッドの下で実行されてもよい。
したがって、「コンピュータプロセス」という用語は、全般的に、異なるコンピュータプロセスが同一または異なるプロセッサ上で実行されるかに関わらず、および異なるコンピュータプロセスが同一のオペレーティングシステムのプロセス/スレッドまたは異なるオペレーティングシステムのプロセス/スレッドの下で実行されるかに関わらず、コンピュータプログラム命令のセットの実行を指し得る。
コンピュータプログラムは、半導体メモリデバイス(例えば、RAM、ROM、PROM、EEPROM、またはフラッシュプログラマブルRAM)、磁気メモリデバイス(例えば、ディスケットまたは固定ディスク)、光学メモリデバイス(例えば、CD-ROM)、PCカード(例えば、PCMCIAカード)、または他のメモリデバイスなどの有形の格納媒体に永続的または一時的のいずれかで任意の形態(例えば、ソースコード形態、コンピュータ実行可能形態、または中間形態)で固定され得る。
コンピュータプログラムは、アナログ技術、デジタル技術、光学技術、無線技術(例えば、Bluetooth)、ネットワーキング技術、およびインターネットワーキング技術を含むが決してそれに限定されない様々な通信技術のいずれかを使用してコンピュータに送信可能である信号において任意の形態で固定され得る。
コンピュータプログラムは、任意の形態で、印刷された文書または電子文書を添付したリムーバブル記憶媒体として(例えば、シュリンクラップされたソフトウェア)配布されることができ、コンピュータシステムに予めロードしておくことができ(例えば、システムROM上または固定ディスク上に)、または通信システム(例えば、インターネットまたはワールドワイドウェブ)を通じて、サーバまたは電子掲示板から配布され得る。
本明細書で前述された機能の全部または一部を実施するハードウェアロジック(プログラマブルロジックデバイスとともに使用されるプログラマブルロジックを含む)は、従来の手作業の方法を使用して設計されてもよく、あるいは、コンピュータ援用設計(CAD)、ハードウェア記述言語(例えば、VHDLまたはAHDL)、またはPLDプログラミング言語(例えば、PALASM、ABEL、またはCUPL)などの様々なツールを使用して、電子的に、設計、キャプチャ、シミュレート、または文書化され得る。
任意の適切なコンピュータ可読媒体が用いられてもよい。コンピュータ可読媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体システム、装置、デバイス、または媒体でもよいが、それに限定されない。
コンピュータ可読媒体のより具体的な例は、1つまたは複数の配線、または、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、コンパクトディスク読出し専用メモリ(CD-ROM)、または他の光学もしくは磁気格納デバイスなどの他の有形格納媒体を有する電気接続を含むが、それに限定されない。
プログラマブルロジックは、半導体メモリデバイス(例えば、RAM、ROM、PROM、EEPROM、またはフラッシュプログラマブルRAM)、磁気メモリデバイス(例えば、ディスケットまたは固定ディスク)、光学メモリデバイス(例えば、CD-ROM)、または他のメモリデバイスなどの有形の格納媒体に永続的または一時的のいずれかで固定され得る。
プログラマブルロジックは、アナログ技術、デジタル技術、光学技術、無線技術(例えば、Bluetooth)、ネットワーキング技術、およびインターネットワーキング技術を含むが決してそれに限定されない様々な通信技術のいずれかを使用してコンピュータに送信可能である信号で固定され得る。
プログラマブルロジックは、印刷された文書または電子文書を添付したリムーバブル記憶媒体として(例えば、シュリンクラップされたソフトウェア)配布されることができ、コンピュータシステムに予めロードしておくことができ(例えば、システムROM上または固定ディスク上に)、または通信システム(例えば、インターネットまたはワールドワイドウェブ)を通じて、サーバまたは電子掲示板から配布され得る。当然ながら、いくつかの態様は、ソフトウェア(例えば、コンピュータプログラム製品)とハードウェアとの両方の組み合わせとして実施され得る。さらに他の実施形態は、全体的にハードウェアとして、または全体的にソフトウェアとして実施され得る。
特定の例示的な態様が説明され、添付図面にて示されたが、そのような態様は例示であり、さらに、前項で記載されたものに加えて、様々な他の変更、組み合わせ、削除、修正および置換が可能であるため、実施例は、図示および説明された特定の構造および構成に限定されないことを理解されたい。
当業者は、上記の実施形態の様々な適応、修正、および/または、組み合わせが構成可能であることを理解するであろう。したがって、添付の特許請求の範囲内において、本開示が本明細書で具体的に記載された以外で実践され得ることを理解されたい。例えば、特記しない限り、本明細書に記載のプロセスのステップは、本明細書に記載の順序とは異なる順序で実行されてもよく、1つまたは複数のステップが、結合、分割、または同時実行されてもよい。当業者は、さらに本開示を鑑みて、本明細書に記載の異なる実施例または態様が、他の実施例を形成するために結合され得ることを理解するであろう。