JP7880974B2 - コネクタモジュール及び電子機器 - Google Patents

コネクタモジュール及び電子機器

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2022年9月22日に日本国に特許出願された特願2022-151876号の優先権を主張するものであり、この出願の開示全体をここに参照のために取り込む。
本開示は、コネクタモジュール及び電子機器に関する。
近年、電子機器内での電磁波ノイズに対する対策が重要となっている。これに伴い、電子機器に内蔵されるコネクタ及びコネクタモジュールにおいても十分なノイズ遮蔽効果を実現可能な構造が要求されている。コネクタにおいて電磁波ノイズに対する遮蔽効果を得るために、シールドなどの遮蔽部材を設けることが従来から知られている。
例えば、特許文献1には、小型低背でありながら、高い強度を発揮するとともに、高いシールド効果を得ることができ、信頼性が高くなるようにするコネクタ及びコネクタ対が開示されている。
特開2022-029413号公報
本開示の一実施形態に係るコネクタモジュールは、
嵌合させるときに互いに対向させる第1コネクタ及び第2コネクタを備えるコネクタモジュールである。
前記第1コネクタは、
前記第2コネクタと嵌合する第1インシュレータと、
前記第1インシュレータに取り付けられている複数の第1コンタクトと、
前記第1インシュレータに取り付けられている第1遮蔽部材と、
を備える。
前記第2コネクタは、
前記第1コネクタと嵌合する第2インシュレータと、
前記第2インシュレータに取り付けられている複数の第2コンタクトと、
前記第2インシュレータに取り付けられている第2遮蔽部材と、
を備る。
前記第1遮蔽部材は、
第1方向に沿って延在する一対の第1側壁と、
前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する一対の第2側壁と、
前記第1側壁に沿って広がり、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させて嵌合させるときに前記第2コネクタ側を向く面を有する第1端面部と、
を有する。
前記第2遮蔽部材は、
前記第1方向に沿って延在する一対の第3側壁と、
前記第2方向に沿って延在する一対の第4側壁と、
前記第3側壁に沿って広がり、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させて嵌合させるときに前記第1コネクタ側を向く面を有する第2端面部と、
を有する。
嵌合させるときに前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させた状態で、
前記第1端面部は、前記第2側壁における前記第2コネクタ側の第1端部よりも前記第2コネクタ側に位置する。
前記第2端面部は、前記第4側壁における前記第1コネクタ側の第2端部よりも前記第1コネクタ側に位置する。
本開示の一実施形態に係る電子機器は、
上記のコネクタモジュールを備える。
第1コネクタと第2コネクタとが互いに接続されている状態の一実施形態に係るコネクタモジュールを上面視で示した外観斜視図である。 第1コネクタと第2コネクタとが互いに分離している状態の一実施形態に係るコネクタモジュールを上面視で示した外観斜視図である。 図1の第1コネクタ単体を上面視で示した外観斜視図である。 図3の第1コネクタを分解して上面視で示した外観斜視図である。 図3のV-V矢線に沿った断面図である。 図3の第1コネクタの正面図である。 図4の第1遮蔽部材について板厚方向に屈曲させる前の様子を示す展開図である。 図1の第2コネクタ単体を上面視で示した外観斜視図である。 図8の第2コネクタを分解して上面視で示した外観斜視図である。 図8の第2コネクタの正面図である。 図1のXI-XI矢線に沿った断面図である。 図1のXII-XII矢線に沿った断面図である。
例えば特許文献1に記載のコネクタのように、遮蔽部材の上面がコネクタの外周に沿って同面で配置されていると、コネクタ同士を互いに嵌合させるときにコネクタ同士の嵌合位置を合わせることが困難であるという問題があった。コネクタが小型になると、このような位置合わせがより困難になる。このような場合に嵌合を無理に行おうとすると、コネクタの破損につながる可能性もあった。
本開示の一実施形態に係るコネクタモジュール及び電子機器によれば、コネクタ同士の嵌合作業を容易にする遮蔽構造を実現可能である。
以下、添付図面を参照しながら本開示の一実施形態について詳細に説明する。以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印の方向を基準とする。各矢印の方向は、図1乃至図6並びに図11及び図12において、異なる図面同士で互いに整合している。各矢印の方向は、図8乃至図10において、異なる図面同士で互いに整合している。図面によっては、簡便な図示を目的として、後述する回路基板CB1及びCB2の図示を省略する。
図1は、第1コネクタ10と第2コネクタ50とが互いに接続されている状態の一実施形態に係るコネクタモジュール1を上面視で示した外観斜視図である。図2は、第1コネクタ10と第2コネクタ50とが互いに分離している状態の一実施形態に係るコネクタモジュール1を上面視で示した外観斜視図である。
例えば図2に示すとおり、コネクタモジュール1は、互いに嵌合可能な第1コネクタ10及び第2コネクタ50を有する。第1コネクタ10は、第2コネクタ50を接続対象物として、当該接続対象物と接続される。第1コネクタ10は、第2コネクタ50と嵌合する第1インシュレータ20を有する。第1コネクタ10は、第1インシュレータ20に取り付けられている複数の第1コンタクト30を有する。第1コネクタ10は、第1インシュレータ20に取り付けられている第1遮蔽部材40を有する。第1遮蔽部材40は、第1コネクタ10と第2コネクタ50とが互いに嵌合する嵌合状態で後述する第2遮蔽部材80と接触する。このとき、第1遮蔽部材40は弾性変形する。
第2コネクタ50は、第1コネクタ10と嵌合する。第2コネクタ50は、嵌合状態で第1インシュレータ20と嵌合する第2インシュレータ60を有する。第2コネクタ50は、第2インシュレータ60に取り付けられている複数の第2コンタクト70を有する。第2コンタクト70は、第1インシュレータ20と第2インシュレータ60とが互いに嵌合する嵌合状態で第1コンタクト30と接触する。第2コネクタ50は、第2インシュレータ60に取り付けられている第2遮蔽部材80を有する。
例えば、一実施形態に係る第1コネクタ10はリセプタクルコネクタである。例えば、一実施形態に係る第2コネクタ50はプラグコネクタである。第1インシュレータ20と第2インシュレータ60とが互いに嵌合する嵌合状態において、第1コンタクト30が弾性変形する第1コネクタ10をリセプタクルコネクタと説明する。嵌合状態において、第2コンタクト70が弾性変形しない第2コネクタ50をプラグコネクタと説明する。第1コネクタ10及び第2コネクタ50の種類は、これらに限定されない。例えば、第1コネクタ10がプラグコネクタの役割を果たし、第2コネクタ50がリセプタクルコネクタの役割を果たしてもよい。
第1コネクタ10及び第2コネクタ50は、回路基板CB1及びCB2にそれぞれ実装される。第1コネクタ10及び第2コネクタ50は、互いに接続されている接続状態で、回路基板CB1と回路基板CB2とを電気的に接続する。回路基板CB1及びCB2は、リジッド基板であってよいし、又はそれ以外の任意の回路基板であってもよい。例えば、回路基板CB1及びCB2の少なくとも一方は、フレキシブルプリント回路基板(FPC)であってもよい。
第1コネクタ10及び第2コネクタ50は、回路基板CB1及びCB2に対して垂直方向に互いに接続される。第1コネクタ10及び第2コネクタ50は、一例として上下方向に沿って互いに接続される。接続方法は、これに限定されない。第1コネクタ10及び第2コネクタ50は、回路基板CB1及びCB2に対して平行方向に互いに接続されてもよい。第1コネクタ10及び第2コネクタ50は、実装されている回路基板に対して一方が垂直方向となるように、かつ実装されている回路基板に対して他方が平行方向となるように、互いに接続されてもよい。
本開示では、「嵌合方向」は、一例として上下方向に対応する。「長手方向」は、一例として左右方向に対応する。「配列方向」は、一例として左右方向に対応する。「短手方向」は、一例として前後方向に対応する。「嵌合側」は、一例として下側に対応する。「抜去側」は、一例として上側に対応する。
「第1方向」は、一例としてコネクタモジュール1の短手方向である。「第2方向」は、一例としてコネクタモジュール1の長手方向である。「第3方向」は、一例として上下方向に対応する。
本開示では、「第1コネクタ10側」は、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させたときに第1コネクタ10に近付く方向に対応する。例えば、第2コネクタ50を基準とする後述する図8では、第1コネクタ10側は、一例として上側に対応する。「第1コネクタ10側とは反対側」は、第1コネクタ10側の逆である。
本開示では、「第2コネクタ50側」は、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させたときに第2コネクタ50に近付く方向に対応する。例えば、第1コネクタ10を基準とする後述する図3では、第2コネクタ50側は、一例として上側に対応する。「第2コネクタ50側とは反対側」は、第2コネクタ50側の逆である。
「内側」は、第1コネクタ10又は第2コネクタ50の中心に向かう方向に対応する。例えば、前後方向における内側は、第1コネクタ10又は第2コネクタ50の前後方向における中心に向かう方向に対応する。これに限定されず、内側は、完全に前後方向の中心に向かう方向でなくてもよく、多少斜めに沿って中心に向かう方向に対応してもよい。他の方向についても同様である。「外側」は、内側の逆である。
図3は、図1の第1コネクタ10単体を上面視で示した外観斜視図である。図4は、図3の第1コネクタ10を分解して上面視で示した外観斜視図である。第1コネクタ10は、一例として、第1コンタクト30が第1インシュレータ20に対して下方から圧入され、第1遮蔽部材40が第1インシュレータ20に対して上方から圧入されることで得られる。
第1コネクタ10を構成する第1インシュレータ20は、絶縁性かつ耐熱性の合成樹脂材料によって作製されている。第1インシュレータ20は、左右方向に板状に延在する。第1インシュレータ20は、第1コンタクト30が取り付けられている第1部分20aを有する。第1インシュレータ20は、第1部分20aよりも第2方向の外側に位置し、第1遮蔽部材40が取り付けられている第2部分20bを有する。第1インシュレータ20は、第1方向に沿って延在し、第1部分20aと第2部分20bとを連結する連結部20cを有する。連結部20cは、後述する第2底壁25よりも上方に若干突出する。連結部20cは、第1部分20aの第2方向の端部から第1方向の両外側に向かって延出する。第2部分20bは、第1部分20aに対して第1方向の両側に対称的に突出し、第1部分20aよりも第1方向に幅広である。
第1インシュレータ20の第1部分20aは、下部を構成する第1底壁21を有する。第1インシュレータ20の第1部分20aは、第1底壁21の前後左右の中央部から上方に突出する嵌合凸部22を有する。第1インシュレータ20の第1部分20aは、嵌合凸部22の前後両側で左右方向に沿って延在する長手壁23を有する。長手壁23は、第1インシュレータ20の第1部分20aの外周に位置する。長手壁23は、前後両側から嵌合凸部22を囲む。
第1インシュレータ20の第1部分20aは、長手壁23の内部、第1底壁21、及び嵌合凸部22の前後方向の内面にわたって配置されている第1コンタクト取付溝24を有する。第1コンタクト取付溝24には、第1コンタクト30が取り付けられる。第1コンタクト取付溝24は、第1コンタクト30の数に対応させて複数配置されている。複数の第1コンタクト取付溝24は、複数の第1コンタクト30の配列方向に沿って配列されている。
第1インシュレータ20の第2部分20bは、下部を構成する第2底壁25を有する。第1インシュレータ20の第2部分20bは、第2底壁25の外周縁部から上方に向けて突出する外周壁26を有する。外周壁26は、第1方向に沿って延在する短手壁26aと、第2方向に沿って延在し、連結部20cにより長手壁23と連結されている外壁26bと、を有する。外周壁26は、第1インシュレータ20の第2部分20bの外周に位置する。
第1インシュレータ20の第2部分20bは、第2底壁25の表面から第2コネクタ50側とは反対側、すなわち下側に向けて凹設されている第1溝部27を有する。第1インシュレータ20の第2部分20bは、第1溝部27から短手壁26aの左右方向の内面において連続して配置されている凹部28を有する。凹部28は、当該内面の上下方向の全体にわたり、第1溝部27と同一の前後幅で配置されている。第1インシュレータ20の第2部分20bは、短手壁26aの前後両側に凹設されている取付溝29を有する。
図5は、図3のV-V矢線に沿った断面図である。図4及び図5を主に参照しながら、第1コンタクト30の構成について主に説明する。
第1コンタクト30は、例えば、ばね弾性を備えた、リン青銅、ベリリウム銅、若しくはチタン銅を含む銅合金又はコルソン系銅合金の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図4及び図5に示す形状に成形加工したものである。第1コンタクト30の表面には、ニッケルめっきで下地を生成した後に、金又は錫などによるめっきが施されている。
第1コンタクト30は、前後方向の外側に直線状に延出する実装部31を有する。第1コンタクト30は、実装部31の前後方向の内端部から上方に向けて直線状に延出する係止部32を有する。係止部32は、前後方向に幅広である。第1コンタクト30は、実装部31と係止部32との連結部分から前後方向の内側に向けてJ字状に突出する弾性接触片33を有する。第1コンタクト30は、弾性接触片33の先端に位置し、前後方向の外側に向けて突出する接触部34を有する。
図6は、図3の第1コネクタ10の正面図である。図4及び図6を主に参照しながら、第1遮蔽部材40の構成について主に説明する。
第1遮蔽部材40は、任意の金属材料の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図4及び図6に示す形状に成形加工したものである。第1遮蔽部材40の加工方法は、抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させる工程を含む。これに限定されず、第1遮蔽部材40は、絞り加工を含む工程により加工されてもよい。第1遮蔽部材40は、1枚の金属板で作製されている。
第1遮蔽部材40は、第1方向に沿って延在する一対の第1側壁41を有する。第1遮蔽部材40は、第1方向と交差する第2方向に沿って延在する一対の第2側壁42を有する。第1遮蔽部材40は、第2側壁42から第1側壁41に向けて折り返されている折返部43を有する。折返部43の破断面と第1側壁41の破断面とは、第1インシュレータ20が介在せずに互いに対向する。第1側壁41、折返部43、及び第2側壁42は、第1遮蔽部材40及び第1コネクタ10の外周に位置する。当該外周において、折返部43の破断面と第1側壁41の破断面との間にわずかに空隙が配置されているのみであり、それ以外の部分は、第1遮蔽部材40により覆われている。
第1遮蔽部材40は、第1側壁41に沿って広がり、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに第2コネクタ50側を向く面を有する第1端面部44を有する。第1端面部44は、第1遮蔽部材40の上面を含む。
第1側壁41は、第1端面部44と連続して配置されている。より具体的には、第1側壁41は、第1端面部44から第2方向の外側で第1方向及び第2方向と交差する第3方向に延出する。第1側壁41は、第1端面部44における左右方向の外側の端縁部から下方に向けて屈曲しながら延出する。第1側壁41は、第1端面部44と接続され、R形状を有する第1曲面部41aを有する。
第1遮蔽部材40は、第1端面部44から第2方向の内側で第3方向に延出する第1延出部45を有する。第1延出部45は、第1端面部44における左右方向の内側の端縁部から下方に向けて屈曲しながら延出する。第1延出部45は、第1端面部44と接続され、R形状を有する第2曲面部45aを有する。第1延出部45は、第1延出部45の左右方向の内面に配置されている第1凹部45bを有する。
第1側壁41、第1端面部44、及び第1延出部45は、後述する図12にも示されるように、前後方向からの断面視において逆U字状である。第1側壁41、第1端面部44、及び第1延出部45は、連続して配置されている。第1側壁41は、第1曲面部41aを介して第1端面部44と滑らかに連続して配置されている。第1延出部45は、第2曲面部45aを介して第1端面部44と滑らかに連続して配置されている。
第2側壁42は、図5にも示されるように、第2側壁42の上縁部において逆U字状に前後方向の内側に延出し、そのまま内側に向けて斜め下方に延在する弾性接触片42aを有する。弾性接触片42aは、弾性接触片42aの前後方向の内面に配置されている第2凹部42bを有する。左右方向に互いに離間する一対の弾性接触片42aが第2側壁42において配置されている。
第1遮蔽部材40は、第2側壁42における第2コネクタ50側、すなわち上側の第1端部を第2コネクタ50側とは反対側に向けて切り欠いた複数の切欠部46aを有する。切欠部46aは、一対の弾性接触片42aに対して左右方向の両外側に配置されている。第1遮蔽部材40は、一対の弾性接触片42aの間に配置されている切欠部46bを有する。
第1遮蔽部材40は、第1端面部44と第2側壁42とを互いに連続して接続する、R形状を有する第3曲面部47を有する。第2側壁42は、第1端面部44と連続して配置されている。より具体的には、第2側壁42は、第1端面部44から第1方向の外側で第3曲面部47を介して第3方向に延出する。第2側壁42は、第1端面部44における前後方向の外側の端縁部で屈曲する第3曲面部47から下方に向けて延出する。
第1遮蔽部材40は、第1端面部44から第2方向の内側で第3方向に延出する係止部48を有する。係止部48は、第1端面部44における左右方向の内側の端縁部から下方に向けて屈曲しながら延出する。
第1遮蔽部材40は、第1側壁41の下縁部から下方に向けて直線状に延出する第1実装部49aを有する。第1遮蔽部材40は、第2側壁42の下縁部から下方に向けて直線状に延出する第2実装部49bを有する。第1遮蔽部材40は、折返部43の下縁部から下方に向けて直線状に延出する第3実装部49cを有する。
図6に示されるように、第1端面部44は、嵌合させるときに第1コネクタ10と第2コネクタ50とを互いに対向させた状態で、第2側壁42における第2コネクタ50側の第1端部よりも第2コネクタ50側に位置する。第1端面部44は、第2側壁42の上端部、より具体的には弾性接触片42aにおける逆U字状の部分の頂上部よりも上側に位置する。第1端面部44において上側を向く面は、第1遮蔽部材40の全ての構成部の中で最も上方に位置する。第1端面部44において上側を向く面は、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに、第1遮蔽部材40において最も第2コネクタ50側に位置する。
図7は、図4の第1遮蔽部材40について板厚方向に屈曲させる前の様子を示す展開図である。図4のように板厚方向に屈曲された第1遮蔽部材40について、係止部48の第3方向の長さは、切欠部46aの第2方向の長さよりも小さい。図7に示される展開図では、第1遮蔽部材40の係止部48の突出量は、切欠部46aの幅よりも小さい。係止部48の突出方向の先端は、切欠部46aの幅内に位置し、係止部48と対向する弾性接触片42aに干渉しない。
図5に示されるように、第1コンタクト30は、第1インシュレータ20の下方から圧入される。このとき、係止部32は、第1コンタクト取付溝24のうち、長手壁23の内部に配置されている部分に係止する。これにより、第1コンタクト30は、第1コンタクト取付溝24に対して保持される。第1コンタクト30は、第1インシュレータ20の第1部分20aに取り付けられている。
第1コンタクト30が第1インシュレータ20の第1コンタクト取付溝24に保持されると、弾性接触片33の接触部34が嵌合凸部22と長手壁23との間で第1コンタクト取付溝24から露出する。このとき、弾性接触片33は、第1コンタクト取付溝24内において前後方向に弾性変形可能である。実装部31の前後方向の先端は、長手壁23よりも第1遮蔽部材40の第2側壁42側に位置する。
図3及び図4から理解されるように、第1遮蔽部材40は、第1インシュレータ20の上方から圧入される。このとき、係止部48は、第1インシュレータ20の第2部分20bの取付溝29に係止する。これにより、第1遮蔽部材40は、取付溝29に対して保持される。第1遮蔽部材40は、第1インシュレータ20の第2部分20bに取り付けられている。
第1遮蔽部材40が第1インシュレータ20の取付溝29に保持されると、第1側壁41は、第1インシュレータ20の短手壁26aの左右方向の外面に沿って配置され、当該外面の一部を左右方向の外側から覆う。第1曲面部41aは、短手壁26aにおける当該外面と上面との接続部分に沿って配置され、当該接続部分の一部を第1インシュレータ20の外側から覆う。第2側壁42は、第1インシュレータ20の短手壁26aの前後方向の外面、外壁26bの前後方向の外面、及び長手壁23の前後方向の外面に沿って配置され、これらの外面を前後方向の外側から覆う。
第2側壁42と長手壁23とは、互いに前後方向に大きく離間する。第2側壁42の弾性接触片42aは、第2側壁42と長手壁23との間に配置されている空間内に位置し、当該空間内で前後方向に沿って弾性変形可能である。第2側壁42の第2凹部42bは、長手壁23の前後方向の外面と対向するように配置される。
折返部43は、第1インシュレータ20の短手壁26aの左右方向の外面及び当該外面と短手壁26aの前後方向の外面との接続部分に沿って配置され、当該外面の一部及び当該接続部分を第1インシュレータ20の外側から覆う。第1端面部44は、第1インシュレータ20の短手壁26aの上面に沿って配置され、当該上面の略全体を上側から覆う。第1端面部44は、第2底壁25に対して平行になる。第1端面部44の上面は、第2底壁25の上面に対して平行になる。
第1延出部45は、第1インシュレータ20の凹部28に配置され、凹部28を左右方向の内側から覆う。このとき、後述する図12にも示されるように、第1延出部45において第3方向の先端に位置する端縁部は、第1溝部27に収容されている。連続して配置されている第1側壁41、第1端面部44、及び第1延出部45は、短手壁26aの一部を左右両側及び上側から覆う。第3曲面部47は、短手壁26aの上面と短手壁26aの前後方向の外面との接続部分に沿って配置され、当該接続部分の一部を第1インシュレータ20の外側から覆う。
以上のように、第1遮蔽部材40は、全体として第1インシュレータ20の前後左右方向の外側に配置され、前後左右方向から第1インシュレータ20の略全体を覆う。第1遮蔽部材40は、折返部43の破断面と第1側壁41の破断面との間にわずかに空隙が配置されている部分以外の全ての部分において、第1インシュレータ20を前後左右方向の外側から覆う。加えて、第1遮蔽部材40は、第1インシュレータ20の外周壁26の一部を上方から覆う。
第1実装部49aは、短手壁26aの左右方向の外面に沿って配置されている。第1実装部49aは、短手壁26aの下端部よりも下方に延出する。第2実装部49bは、外壁26bの前後方向の外面及び長手壁23の前後方向の外面に沿って配置されている。第2実装部49bは、外壁26bの下端部及び長手壁23の下端部よりも下方に延出する。第3実装部49cは、短手壁26aの左右方向の外面に沿って配置されている。第3実装部49cは、短手壁26aの下端部よりも下方に延出する。
第1端面部44において上側を向く面は、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに、第1コンタクト30の上端面よりも、第2コネクタ50側に位置する。第1インシュレータ20に取り付けられている第1遮蔽部材40の上面は、第1インシュレータ20に取り付けられている第1コンタクト30の上面よりも上側に位置する。第1端面部44は、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに、第1コネクタ10において最も第2コネクタ50側に位置する。
以上のような構造の第1コネクタ10では、図3に示されるように、回路基板CB1の実装面に配置された回路パターンに対して、第1コンタクト30の実装部31がはんだ付けされる。当該実装面に配置された回路パターンに対して、第1遮蔽部材40の第1実装部49a、第2実装部49b、及び第3実装部49cがはんだ付けされる。以上により、各実装部が回路基板CB1に実装されることで、第1コネクタ10は、回路基板CB1に実装される。回路基板CB1の実装面には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、コントローラ、及びメモリなどの第1コネクタ10とは別の電子部品が実装される。
第2コネクタ50の構成について図8乃至図10を主に参照しながら説明する。
図8は、図1の第2コネクタ50単体を上面視で示した外観斜視図である。図9は、図8の第2コネクタ50を分解して上面視で示した外観斜視図である。第2コネクタ50は、一例として、第2コンタクト70及び第2遮蔽部材80が第2インシュレータ60に対して上方から圧入されることで得られる。
第2インシュレータ60は、絶縁性かつ耐熱性の合成樹脂材料を射出成形した、左右方向に延在する板状部材である。第2インシュレータ60は、下部を構成する底板部61を有する。第2インシュレータ60は、底板部61の前後左右の外周に沿って上方に突出する環状の外周壁62を有する。外周壁62は、第1方向及び第2方向に沿って延在する。外周壁62は、短手壁62aと長手壁62bとを有する。短手壁62aは、第1方向に沿って延在し、一対の長手壁62bの前後方向の間隔よりも前後方向に幅広である。長手壁62bは、第2方向に沿って延在する。第2インシュレータ60は、外周壁62によって前後左右の4方向から囲まれる嵌合凹部63を有する。
第2インシュレータ60は、長手壁62bに配置されている第2コンタクト取付溝64を有する。第2コンタクト取付溝64には、第2コンタクト70が取り付けられる。第2コンタクト取付溝64は、第2コンタクト70の数に対応させて複数配置されている。複数の第2コンタクト取付溝64は、複数の第2コンタクト70の配列方向に沿って配列されている。
第2インシュレータ60は、短手壁62aの前後両側に凹設されている取付溝65を有する。取付溝65には、第2遮蔽部材80が取り付けられる。第2インシュレータ60は、短手壁62aの左右方向の内面に配置されている凹部66を有する。凹部66は、当該内面の上下方向の全体にわたり配置されている。凹部66は、外周壁62において第3方向に沿って凹設されている第2溝部66aを有する。
第2溝部66aは、短手壁62aにおいて第3方向に沿って凹設され、短手壁62a及び長手壁62bにより囲まれる空間を含む。第2溝部66aは、凹部66において、短手壁62aと長手壁62bとに囲まれるように配置されている。第2溝部66aは、短手壁62aの左右方向の内面、すなわち凹部66の左右方向の面と、短手壁62aの前後方向の内面、すなわち凹部66の前後方向の面と、長手壁62bの左右方向の端面とによって3方向から囲まれる。
図9を主に参照しながら、第2コンタクト70の構成について主に説明する。
第2コンタクト70は、例えば、リン青銅、ベリリウム銅、若しくはチタン銅を含む銅合金又はコルソン系銅合金の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図9に示す形状に成形加工したものである。第2コンタクト70の表面には、ニッケルめっきで下地を生成した後に、金又は錫などによるめっきが施されている。
第2コンタクト70は、前後方向の外側に直線状に延出する実装部71を有する。第2コンタクト70は、実装部71から上方に向けて延出し、左右方向に幅広である第1係止部72を有する。第2コンタクト70は、第1係止部72の上端から上方に向けて延出し、逆U字状に折り返す折返部73を有する。
第2コンタクト70は、折返部73に配置されている接触部74を有する。接触部74は、折返部73において第2コネクタ50の前後方向の内側を向く内面を含むように構成される。第2コンタクト70は、折返部73の先端に位置する第2係止部75を有する。第2係止部75は、折返部73における接触部74の直下に位置する。
図10は、図8の第2コネクタ50の正面図である。図9及び図10を主に参照しながら、第2遮蔽部材80の構成について主に説明する。
第2遮蔽部材80は、任意の金属材料の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図9及び図10に示す形状に成形加工したものである。第2遮蔽部材80の加工方法は、抜き加工を行った後に板厚方向に屈曲させる工程を含む。これに限定されず、第2遮蔽部材80は、絞り加工を含む工程により加工されてもよい。第2遮蔽部材80は、1枚の金属板で作製されている。
第2遮蔽部材80は、第1方向に沿って延在する一対の第3側壁81を有する。第2遮蔽部材80は、第1方向と交差する第2方向に沿って延在する一対の第4側壁82を有する。第2遮蔽部材80は、第4側壁82から第3側壁81に向けて折り返されている折返部83を有する。折返部83の破断面と第3側壁81の破断面とは、第2インシュレータ60が介在せずに互いに対向する。第3側壁81、折返部83、及び第4側壁82は、第2遮蔽部材80及び第2コネクタ50の外周に位置する。当該外周において、折返部83の破断面と第3側壁81の破断面との間にわずかに空隙が配置されているのみであり、それ以外の部分は、第2遮蔽部材80により覆われている。
第2遮蔽部材80は、第3側壁81に沿って広がり、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに第1コネクタ10側を向く面を有する第2端面部84を有する。第2端面部84は、第2遮蔽部材80の上面を含む。
第3側壁81は、第2端面部84と連続して配置されている。より具体的には、第3側壁81は、第2端面部84から第2方向の外側で第1方向及び第2方向と交差する第3方向に延出する。第3側壁81は、第2端面部84における左右方向の外側の端縁部から下方に向けて屈曲しながら延出する。第3側壁81は、第2端面部84と接続され、R形状を有する第1曲面部81aを有する。
第2遮蔽部材80は、第2端面部84から第2方向の内側で第3方向に延出する第2延出部85を有する。第2延出部85は、第2端面部84における左右方向の内側の端縁部から下方に向けて屈曲しながら延出する。第2延出部85は、第2端面部84と接続され、R形状を有する第2曲面部85aを有する。
第3側壁81、第2端面部84、及び第2延出部85は、後述する図12にも示されるように、前後方向からの断面視においてU字状である。第3側壁81、第2端面部84、及び第2延出部85は、連続して配置されている。第3側壁81は、第1曲面部81aを介して第2端面部84と滑らかに連続して配置されている。第2延出部85は、第2曲面部85aを介して第2端面部84と滑らかに連続して配置されている。
第3側壁81は、第3側壁81の左右方向の外面から左右方向の外側に向けて突出する第1凸部81bを有する。第4側壁82は、第4側壁82の前後方向の外面から前後方向の外側に向けて突出する第2凸部82aを有する。
第2遮蔽部材80は、第4側壁82における第1コネクタ10側、すなわち上側の第2端部を第1コネクタ10側とは反対側に向けて切り欠いた複数の切欠部86を有する。一対の切欠部86は、第4側壁82の左右両側にそれぞれ配置されている。
第2遮蔽部材80は、第2端面部84と第4側壁82とを互いに連続して接続する、R形状を有する第3曲面部87を有する。第4側壁82は、第2端面部84と連続して配置されている。より具体的には、第4側壁82は、第2端面部84から第1方向の外側で第3曲面部87を介して第3方向に延出する。第4側壁82は、第2端面部84における前後方向の外側の端縁部で屈曲する第3曲面部87から下方に向けて延出する。
第2遮蔽部材80は、第2端面部84から第2方向の内側で第3方向に延出する係止部88を有する。係止部88は、第2端面部84における左右方向の内側の端縁部から下方に向けて屈曲しながら延出する。
第2遮蔽部材80は、第3側壁81の下縁部から下方に向けて直線状に延出する第1実装部89aを有する。第2遮蔽部材80は、第4側壁82の下縁部から下方に向けて直線状に延出する第2実装部89bを有する。第2遮蔽部材80は、折返部83の下縁部から下方に向けて直線状に延出する第3実装部89cを有する。
図10に示されるように、第2端面部84は、嵌合させるときに第1コネクタ10と第2コネクタ50とを互いに対向させた状態で、第4側壁82における第1コネクタ10側の第2端部よりも第1コネクタ10側に位置する。第2端面部84は、第4側壁82の上端部よりも上側に位置する。第2端面部84において上側を向く面は、第2遮蔽部材80の全ての構成部の中で最も上方に位置する。第2端面部84において上側を向く面は、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに、第2遮蔽部材80において最も第1コネクタ10側に位置する。
図8及び図9から理解されるように、第2コンタクト70は、第2インシュレータ60の上方から圧入される。このとき、第1係止部72及び第2係止部75は、第2コンタクト取付溝64に係止する。これにより、第2コンタクト70は、第2コンタクト取付溝64に対して保持される。第2コンタクト70は、第2インシュレータ60の長手壁62bに取り付けられている。
第2コンタクト70が第2インシュレータ60の第2コンタクト取付溝64に保持されると、接触部74が嵌合凹部63の内側を向くように配置される。実装部71の前後方向の先端は、長手壁62bと第2遮蔽部材80の第4側壁82との間に位置する。
図8及び図9から理解されるように、第2遮蔽部材80は、第2インシュレータ60の上方から圧入される。このとき、係止部88は、第2インシュレータ60の取付溝65に係止する。これにより、第2遮蔽部材80は、取付溝65に対して保持される。第2遮蔽部材80は、第2インシュレータ60の短手壁62aに取り付けられている。
第2遮蔽部材80が第2インシュレータ60の取付溝65に保持されると、第3側壁81は、第2インシュレータ60の短手壁62aの左右方向の外面に沿って配置され、当該外面の一部を左右方向の外側から覆う。第1曲面部81aは、短手壁62aにおける当該外面と上面との接続部分に沿って配置され、当該接続部分の一部を第2インシュレータ60の外側から覆う。第4側壁82は、第2インシュレータ60の短手壁62aの前後方向の外面及び長手壁62bの前後方向の外面に沿って配置され、これらの外面を前後方向の外側から覆う。第4側壁82と長手壁62bとは、互いに前後方向に大きく離間する。
折返部83は、第2インシュレータ60の短手壁62aの左右方向の外面及び当該外面と短手壁62aの前後方向の外面との接続部分に沿って配置され、当該外面の一部及び当該接続部分を第2インシュレータ60の外側から覆う。第2端面部84は、第2インシュレータ60の短手壁62aの上面に沿って配置され、当該上面の略全体を上側から覆う。第2端面部84は、底板部61に対して平行になる。第2端面部84の上面は、底板部61の上面に対して平行になる。
第2延出部85は、第2インシュレータ60の凹部66に配置され、凹部66を左右方向の内側から覆う。このとき、第2延出部85における第1方向の端縁部は、第2溝部66aに収容されている。第2延出部85における第1方向の端縁部は、凹部66において、短手壁62aと長手壁62bとに囲まれるように配置されている。第2延出部85における第1方向の端縁部は、短手壁62aの左右方向の内面、すなわち凹部66の左右方向の面と、短手壁62aの前後方向の内面、すなわち凹部66の前後方向の面と、長手壁62bの左右方向の端面とによって3方向から囲まれる。第2延出部85における第1方向の端縁部は、長手壁62bの第2方向の端面と短手壁62aの第2方向の内面との間に位置する。
連続して配置されている第3側壁81、第2端面部84、及び第2延出部85は、短手壁62aの一部を左右両側及び上側から覆う。第3曲面部87は、短手壁62aの上面と短手壁62aの前後方向の外面との接続部分に沿って配置され、当該接続部分の一部を第2インシュレータ60の外側から覆う。
以上のように、第2遮蔽部材80は、全体として第2インシュレータ60の前後左右方向の外側に配置され、前後左右方向から第2インシュレータ60の略全体を覆う。第2遮蔽部材80は、折返部83の破断面と第3側壁81の破断面との間にわずかに空隙が配置されている部分以外の全ての部分において、第2インシュレータ60を前後左右方向の外側から覆う。加えて、第2遮蔽部材80は、第2インシュレータ60の短手壁62aの略全体を上方から覆う。
第1実装部89aは、短手壁62aの左右方向の外面に沿って配置されている。第1実装部89aは、短手壁62aの下端部よりも下方に延出する。第2実装部89bは、長手壁62bの前後方向の外面に沿って配置されている。第2実装部89bは、長手壁62bの下端部よりも下方に延出する。第3実装部89cは、短手壁62aの左右方向の外面に沿って配置されている。第3実装部89cは、短手壁62aの下端部よりも下方に延出する。
第2端面部84において上側を向く面は、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに、第2コンタクト70の上端面よりも、第1コネクタ10側に位置する。第2インシュレータ60に取り付けられている第2遮蔽部材80の上面は、第2インシュレータ60に取り付けられている第2コンタクト70の上面よりも上側に位置する。第2端面部84は、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに、第2コネクタ50において最も第1コネクタ10側に位置する。
以上のような構造の第2コネクタ50では、図8に示されるように、回路基板CB2の実装面に配置された回路パターンに対して、第2コンタクト70の実装部71がはんだ付けされる。当該実装面に配置された回路パターンに対して、第2遮蔽部材80の第1実装部89a、第2実装部89b、及び第3実装部89cがはんだ付けされる。以上により、各実装部が回路基板CB2に実装されることで、第2コネクタ50は、回路基板CB2に実装される。回路基板CB2の実装面には、例えば、通信モジュールなどの第2コネクタ50とは別の電子部品が実装される。
図11及び図12を主に参照しながら、第1コネクタ10と第2コネクタ50とが互いに嵌合する嵌合状態でのコネクタモジュール1の構成について主に説明する。図11は、図1のXI-XI矢線に沿った断面図である。
コネクタモジュール1では、嵌合させるときに第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させる。例えば、図8に示す第2コネクタ50の上下方向の向きを逆にした状態で、第1コネクタ10と第2コネクタ50との前後位置及び左右位置を略一致させながら、互いを上下方向に対向させる。第2コネクタ50を下方に移動させる。
これにより、第1コネクタ10と第2コネクタ50とが互いに接続され、コネクタモジュール1の接続状態が得られる。このとき、第1インシュレータ20は、第2コネクタ50と嵌合する。第2インシュレータ60は、第1コネクタ10と嵌合する。第1インシュレータ20の嵌合凸部22と第2インシュレータ60の嵌合凹部63とが互いに嵌合する。
嵌合状態において、第1コンタクト30の弾性接触片33と第2コンタクト70の折返部73とが互いに接触する。より具体的には、接触部34と接触部74とが互いに接触する。このとき、ばね弾性を有する弾性接触片33が前後方向の内側に弾性変形する。第1コンタクト30と第2コンタクト70とは、嵌合凸部22側に位置する接触部34及び接触部74による一箇所で接触する。
嵌合状態において、第1遮蔽部材40と第2遮蔽部材80とは互いに接触する。例えば、第1遮蔽部材40の弾性接触片42aと第2遮蔽部材80の第4側壁82とが互いに接触する。より具体的には、弾性接触片42aの第2凹部42bと第4側壁82の第2凸部82aとが、凹凸構造に基づいて互いに係合する。
ばね弾性を有する弾性接触片42aは、嵌合状態で第2遮蔽部材80と接触し、前後方向の外側に弾性変形する。第1遮蔽部材40と第2遮蔽部材80とは、第2凹部42b及び第2凸部82aによって前後両側の複数箇所で接触する。第2遮蔽部材80は、前後方向の外側に弾性変形した弾性接触片42aから前後方向の内側に向けた付勢力を受ける。このような付勢力によって、第2遮蔽部材80に対する第1遮蔽部材40の接圧が得られる。
図12は、図1のXII-XII矢線に沿った断面図である。
嵌合状態において、第2遮蔽部材80の短手壁62aは、第1インシュレータ20の第2部分20bにおいて外周壁26に囲まれる空間内に配置される。第2遮蔽部材80の切欠部86は、嵌合状態で、第1インシュレータ20の連結部20cを間に位置させる。より具体的には、第1方向に沿って延在する連結部20cと第2方向に沿って延在する切欠部86とが互いに交差しながら、切欠部86が連結部20cに対して上方から重なる。
嵌合状態において、第1遮蔽部材40と第2遮蔽部材80とは互いに接触する。例えば、第1遮蔽部材40の第1延出部45と第2遮蔽部材80の第3側壁81とが互いに接触する。より具体的には、第1延出部45の第1凹部45bと第3側壁81の第1凸部81bとが、凹凸構造に基づいて互いに係合する。
以上のような一実施形態に係るコネクタモジュール1によれば、第1コネクタ10及び第2コネクタ50同士の嵌合作業を容易にする遮蔽構造を実現可能である。コネクタモジュール1では、第1端面部44は、第2側壁42における第2コネクタ50側の第1端部よりも第2コネクタ50側に位置する。第2端面部84は、第4側壁82における第1コネクタ10側の第2端部よりも第1コネクタ10側に位置する。これにより、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに、より相手側コネクタに近い位置で平面状に配置されている第1端面部44及び第2端面部84が、嵌合における最初の位置決めの役割を果たす。したがって、嵌合作業が容易になる。
第1側壁41が第1端面部44と連続して配置されていることで、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときの誘い込みの効果が得られる。嵌合させるときに第1コネクタ10に対する第2コネクタ50の位置が正しい嵌合位置からずれていたとしても、第2遮蔽部材80が第1側壁41、第1曲面部41a、及び第1端面部44に連続して接触し第2コネクタ50が正しい嵌合位置へとガイドされる。これにより、第1コネクタ10及び第2コネクタ50が誤った位置で互いに嵌合して生じる第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触不良が軽減される。コネクタモジュール1は、第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触信頼性を維持可能である。
第1側壁41が第1端面部44から第2方向の外側で第3方向に延出し、第1延出部45が第1端面部44から第2方向の内側で第3方向に延出することで、上記の誘い込みの効果が得られる。嵌合させるときに第1コネクタ10に対する第2コネクタ50の位置が正しい嵌合位置からずれていたとしても、第2遮蔽部材80が第1側壁41、第1曲面部41a、第1端面部44、第2曲面部45a、及び第1延出部45に連続して接触し第2コネクタ50が正しい嵌合位置へとガイドされる。これにより、第1コネクタ10及び第2コネクタ50が誤った位置で互いに嵌合して生じる第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触不良が軽減される。コネクタモジュール1は、第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触信頼性を維持可能である。
コネクタモジュール1は、第1延出部45が第1端面部44と接続されている第2曲面部45aを有することで、第1延出部45と第1端面部44とを滑らかに接続して上述した誘い込み及びガイドに関連する効果を奏する。
第1延出部45において第3方向の先端に位置する端縁部が第1溝部27に収容されている。これにより、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに嵌合させるときに、第1遮蔽部材40に対して予期しない方向に力が加わっても第1遮蔽部材40のめくれが軽減される。したがって、コネクタモジュール1の製品としての信頼性が向上する。
第3側壁81が第2端面部84と連続して配置されていることで、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときの誘い込みの効果が得られる。嵌合させるときに第2コネクタ50に対する第1コネクタ10の位置が正しい嵌合位置からずれていたとしても、第1遮蔽部材40が第2端面部84、第1曲面部81a、及び第3側壁81に連続して接触し第1コネクタ10が正しい嵌合位置へとガイドされる。これにより、第1コネクタ10及び第2コネクタ50が誤った位置で互いに嵌合して生じる第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触不良が軽減される。コネクタモジュール1は、第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触信頼性を維持可能である。
第3側壁81が第2端面部84から第2方向の外側で第3方向に延出し、第2延出部85が第2端面部84から第2方向の内側で第3方向に延出することで、上記の誘い込みの効果が得られる。嵌合させるときに第2コネクタ50に対する第1コネクタ10の位置が正しい嵌合位置からずれていたとしても、第1遮蔽部材40が第2延出部85、第2曲面部85a、第2端面部84、第1曲面部81a、及び第3側壁81に連続して接触し第1コネクタ10が正しい嵌合位置へとガイドされる。これにより、第1コネクタ10及び第2コネクタ50が誤った位置で互いに嵌合して生じる第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触不良が軽減される。コネクタモジュール1は、第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触信頼性を維持可能である。
コネクタモジュール1は、第2延出部85が第2端面部84と接続されている第2曲面部85aを有することで、第2延出部85と第2端面部84とを滑らかに接続して上述した誘い込み及びガイドに関連する効果を奏する。
第2延出部85における第1方向の端縁部が第2溝部66aに収容されて短手壁62a及び長手壁62bに囲まれている。したがって、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに嵌合させるときに、第2遮蔽部材80に対して予期しない方向に力が加わっても第2遮蔽部材80のめくれが軽減される。これにより、コネクタモジュール1の製品としての信頼性が向上する。
第2側壁42が第1端面部44と連続して配置され、折返部43が第2側壁42から第1側壁41に向けて折り返されていることで、第1遮蔽部材40は、第1コネクタ10の角部を連続して一体的に覆うことができる。これにより、電磁波ノイズに対する遮蔽性が向上する。
第1インシュレータ20が介在せずに折返部43の破断面と第1側壁41の破断面とが互いに対向する。これにより、これらの破断面の間にインシュレータの係止部が介在し遮蔽部材に覆われていない従来のコネクタと比較して、第1遮蔽部材40は、第1インシュレータ20の周囲をより広範囲に覆うことができる。したがって、電磁波ノイズに対する遮蔽性が向上する。
第1遮蔽部材40が複数の切欠部46aを有することで、第2側壁42において前後方向の内側に折り曲がる弾性変形可能なばねとしての弾性接触片42aを配置することが可能となる。
係止部88の第3方向の長さが切欠部46aの第2方向の長さよりも小さいことで、第1遮蔽部材40を1枚の金属板で作製することが可能となる。より具体的には、図7に示されるように、第1遮蔽部材40を板厚方向に屈曲させる前の段階で、係止部88と切欠部46aにより配置された弾性接触片42aとが干渉せず、1枚の金属板で第1遮蔽部材40の各構成部を配置することが可能となる。
第1インシュレータ20が第1部分20aと第2部分20bとを連結する連結部20cを有することで、第1インシュレータ20の強度が向上する。これにより、第1コネクタ10及びコネクタモジュール1の堅牢性が向上する。
切欠部86が嵌合状態で連結部20cを間に位置させることで、第1コネクタ10に対して第2コネクタ50をより深く嵌合させることができ、接続状態にあるコネクタモジュール1の全体の高さを低背化することが可能である。
第1方向はコネクタモジュール1の短手方向である。第2方向はコネクタモジュール1の長手方向である。これにより、第1端面部44が短手壁26a側に配置される。第2端面部84が短手壁62a側に配置される。したがって、第1コネクタ10及び第2コネクタ50を互いに対向させて嵌合させるときに、第1端面部44及び第2端面部84が、第1コンタクト30及び第2コンタクト70を含むコンタクトの配列方向の位置決めの役割を最初に果たす。したがって、嵌合作業が容易になると共に、コンタクトの配列方向におけるコンタクト同士の位置ずれが軽減される。コネクタモジュール1は、第1コンタクト30と第2コンタクト70との間の接触信頼性を維持可能である。
本開示は、その精神又はその本質的な特徴から離れることなく、上述した実施形態以外の他の所定の形態で実現できることは当業者にとって明白である。したがって、先の記述は例示的であり、これに限定されない。開示の範囲は、先の記述によってではなく、付加した請求項によって定義される。あらゆる変更のうちその均等の範囲内にあるいくつかの変更は、その中に包含されるとする。
例えば、上述した各構成部の形状、大きさ、配置、向き、及び個数は、上記の説明及び図面における図示の内容に限定されない。各構成部の形状、大きさ、配置、向き、及び個数は、その機能を実現できるのであれば、任意に構成されてもよい。
上述した第1コネクタ10及び第2コネクタ50の組立方法は、上記の説明の内容に限定されない。第1コネクタ10及び第2コネクタ50の組立方法は、それぞれの機能が発揮されるように組み立てることができるのであれば、任意の方法であってもよい。例えば、第1コネクタ10において、第1コンタクト30及び第1遮蔽部材40の少なくとも一方が圧入ではなくインサート成形により第1インシュレータ20と一体的に成形されていてもよい。例えば、第2コネクタ50において、第2コンタクト70及び第2遮蔽部材80の少なくとも一方が圧入ではなくインサート成形により第2インシュレータ60と一体的に成形されていてもよい。
上記実施形態では、第1側壁41は、第1端面部44と連続して配置されていると説明したが、これに限定されない。第1側壁41は、第1端面部44と連続して配置されていなくてもよい。例えば、第1遮蔽部材40は、第1曲面部41aを有さなくてもよい。
上記実施形態では、第1側壁41は、第1端面部44から第2方向の外側で第3方向に延出すると説明したが、これに限定されない。第1側壁41は、第1端面部44から第2方向の内側で第3方向に延出してもよい。
上記実施形態では、第1遮蔽部材40は、第1端面部44から第2方向の内側で第3方向に延出する第1延出部45を有すると説明したが、これに限定されない。第1遮蔽部材40は、このような第1延出部45を有さなくてもよい。
上記実施形態では、第1端面部44に対して、第2方向の外側で第1側壁41が延出し、第2方向の内側で第1延出部45が延出すると説明したが、これに限定されない。第1側壁41及び第1延出部45の少なくとも一方が第1端面部44と連続して配置されていなくてもよい。例えば、第1遮蔽部材40は、第2曲面部45aを有さなくてもよい。
上記実施形態では、第1延出部45は、第1端面部44と接続され、R形状を有する第2曲面部45aを有すると説明したが、これに限定されない。第2曲面部45aは、R形状とは異なる他の曲面に基づいて構成されていてもよい。第1延出部45と第1端面部44とは、曲面に代えて傾斜面により互いに接続されていてもよい。
上記実施形態では、第1インシュレータ20は、第2底壁25の表面から第2コネクタ50側とは反対側に向けて凹設されている第1溝部27を有すると説明したが、これに限定されない。第1インシュレータ20は、このような第1溝部27を有さなくてもよい。
上記実施形態では、第1延出部45において第3方向の先端に位置する端縁部は、第1溝部27に収容されていると説明したが、これに限定されない。第1延出部45において第3方向の先端に位置する端縁部は、第1インシュレータ20に第1溝部27が配置されている状態で第1溝部27に収容されていなくてもよい。当該端縁部は、第1インシュレータ20に第1溝部27が配置されていない状態で単に凹部28内に位置してもよい。
例えば、第1溝部27が第2底壁25を上下方向に貫通し、第1延出部45において第3方向の先端に位置する端縁部が回路基板CB1と接触してもよい。このとき、第1延出部45において第3方向の先端に位置する端縁部は、回路基板CB1に対する実装部として機能してもよい。
上記実施形態では、第1端面部44は、第2底壁25に対して平行になると説明したが、これに限定されない。第1端面部44は、第2底壁25に対して斜めに傾斜していてもよい。例えば、第1端面部44は、第2方向の外側から内側に向けて斜め下方に傾斜していてもよい。これにより、コネクタモジュール1は、上述した誘い込み及びガイドに関連する効果を奏する。
上記実施形態では、第3側壁81は、第2端面部84と連続して配置されていると説明したが、これに限定されない。第3側壁81は、第2端面部84と連続して配置されていなくてもよい。例えば、第2遮蔽部材80は、第1曲面部81aを有さなくてもよい。
上記実施形態では、第3側壁81は、第2端面部84から第2方向の外側で第3方向に延出すると説明したが、これに限定されない。第3側壁81は、第2端面部84から第2方向の内側で第3方向に延出してもよい。
上記実施形態では、第2遮蔽部材80は、第2端面部84から第2方向の内側で第3方向に延出する第2延出部85を有すると説明したが、これに限定されない。第2遮蔽部材80は、このような第2延出部85を有さなくてもよい。
上記実施形態では、第2端面部84に対して、第2方向の外側で第3側壁81が延出し、第2方向の内側で第2延出部85が延出すると説明したが、これに限定されない。第3側壁81及び第2延出部85の少なくとも一方が第2端面部84と連続して配置されていなくてもよい。例えば、第2遮蔽部材80は、第2曲面部85aを有さなくてもよい。
上記実施形態では、第2延出部85は、第2端面部84と接続され、R形状を有する第2曲面部85aを有すると説明したが、これに限定されない。第2曲面部85aは、R形状とは異なる他の曲面に基づいて構成されていてもよい。第2延出部85と第2端面部84とは、曲面に代えて傾斜面により互いに接続されていてもよい。
上記実施形態では、第2インシュレータ60は、短手壁62aにおいて第3方向に沿って凹設され、短手壁62a及び長手壁62bにより囲まれる空間を含む第2溝部66aを有すると説明したが、これに限定されない。第2インシュレータ60は、このような第2溝部66aを有さなくてもよい。
上記実施形態では、第2延出部85における第1方向の端縁部は、第2溝部66aに収容されて短手壁62a及び長手壁62bに囲まれると説明したが、これに限定されない。第2延出部85における第1方向の端縁部は、第2インシュレータ60に第2溝部66aが配置されている状態で第2溝部66aに収容されていなくてもよい。当該端縁部は、第2インシュレータ60に第2溝部66aが配置されていない状態で単に凹部66内に位置してもよい。
上記実施形態では、図12に示されるように、第2延出部85において第3方向の先端に位置する端縁部は、凹部66において底板部61側の端部に位置する溝部に収容されていないが、これに限定されない。第2延出部85において第3方向の先端に位置する端縁部は、第1コネクタ10の第1遮蔽部材40と同様に、凹部66において底板部61側の端部に位置する溝部に収容されていてもよい。
例えば、凹部66において底板部61側の端部に位置する溝部が底板部61を上下方向に貫通し、第2延出部85において第3方向の先端に位置する端縁部が回路基板CB2と接触してもよい。このとき、第2延出部85において第3方向の先端に位置する端縁部は、回路基板CB2に対する実装部として機能してもよい。
上記実施形態では、第2端面部84は、底板部61に対して平行になると説明したが、これに限定されない。第2端面部84は、底板部61に対して斜めに傾斜していてもよい。例えば、第2端面部84は、第2方向の外側から内側に向けて斜め上方に傾斜していてもよい。これにより、コネクタモジュール1は、上述した誘い込み及びガイドに関連する効果を奏する。
上記実施形態では、第2側壁42は、第1端面部44と連続して配置されていると説明したが、これに限定されない。第2側壁42は、第1端面部44と連続して配置されていなくてもよい。例えば、第1遮蔽部材40は、第3曲面部47を有さなくてもよい。
上記実施形態では、一対の第2側壁42の両方が、第1端面部44と連続して配置されていると説明したが、これに限定されない。一対の第2側壁42のうちの少なくとも一方が第1端面部44と連続して配置されていなくてもよい。例えば、第1遮蔽部材40は、一対の第2側壁42のうちの少なくとも一方側で第3曲面部47を有さなくてもよい。
上記実施形態では、第1遮蔽部材40は、第2側壁42から第1側壁41に向けて折り返されている折返部43を有すると説明したが、これに限定されない。第1遮蔽部材40は、このような折返部43を有さなくてもよい。
上記実施形態では、第1遮蔽部材40は、一対の第2側壁42の両方から第1側壁41に向けて折り返されている一対の折返部43を有すると説明したが、これに限定されない。第1遮蔽部材40は、一対の第2側壁42のうちの少なくとも一方側で折返部43を有さなくてもよい。
上記実施形態では、折返部43の破断面と第1側壁41の破断面とは、第1インシュレータ20が介在せずに互いに対向すると説明したが、これに限定されない。折返部43の破断面と第1側壁41の破断面との間に、第1インシュレータ20が介在してもよい。
上記実施形態では、第1遮蔽部材40は、複数の切欠部46aを有すると説明したが、これに限定されない。第1遮蔽部材40は、このような切欠部46aを有さなくてもよい。
上記実施形態では、係止部48の第3方向の長さは、切欠部46aの第2方向の長さよりも小さいと説明したが、これに限定されない。係止部48の第3方向の長さは、切欠部46aの第2方向の長さ以上であってもよい。
以上の第1遮蔽部材40に関する変形例は、第2遮蔽部材80の対応する構成部に対しても同様に当てはまる。
上記実施形態では、第1インシュレータ20は、第1方向に沿って延在し、第1部分20aと第2部分20bとを連結する連結部20cを有すると説明したが、これに限定されない。第1インシュレータ20は、このような連結部20cを有さなくてもよい。
上記実施形態では、第2遮蔽部材80は、切欠部86を有すると説明したが、これに限定されない。第2遮蔽部材80は、このような切欠部86を有さなくてもよい。
上記実施形態では、第1方向はコネクタモジュール1の短手方向であり、第2方向はコネクタモジュール1の長手方向であると説明したが、これに限定されない。第1方向はコネクタモジュール1の長手方向であり、第2方向はコネクタモジュール1の短手方向であってもよい。
以上のようなコネクタモジュール1は、回路基板CB1及び回路基板CB2を含んだ電子機器に搭載される。電子機器は、例えば、ゲーム機及びスマートフォンなどの通信端末機器、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、及びスマートグラスなどのウエアラブル機器、並びにパーソナルコンピュータ、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、及び複合機などの任意の情報処理機器などを含む。その他、電子機器は、任意の産業機器を含む。
このような電子機器は、コネクタモジュール1において、コネクタ同士の嵌合作業を容易にする遮蔽構造を実現可能である。
以下に本開示の実施形態の一部について例示する。しかしながら、本開示の実施形態はこれらに限定されない点に留意されたい。
[付記1]
嵌合させるときに互いに対向させる第1コネクタ及び第2コネクタを備えるコネクタモジュールであって、
前記第1コネクタは、
前記第2コネクタと嵌合する第1インシュレータと、
前記第1インシュレータに取り付けられている複数の第1コンタクトと、
前記第1インシュレータに取り付けられている第1遮蔽部材と、
を備え、
前記第2コネクタは、
前記第1コネクタと嵌合する第2インシュレータと、
前記第2インシュレータに取り付けられている複数の第2コンタクトと、
前記第2インシュレータに取り付けられている第2遮蔽部材と、
を備え、
前記第1遮蔽部材は、
第1方向に沿って延在する一対の第1側壁と、
前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する一対の第2側壁と、
前記第1側壁に沿って広がり、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させて嵌合させるときに前記第2コネクタ側を向く面を有する第1端面部と、
を有し、
前記第2遮蔽部材は、
前記第1方向に沿って延在する一対の第3側壁と、
前記第2方向に沿って延在する一対の第4側壁と、
前記第3側壁に沿って広がり、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させて嵌合させるときに前記第1コネクタ側を向く面を有する第2端面部と、
を有し、
嵌合させるときに前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させた状態で、
前記第1端面部は、前記第2側壁における前記第2コネクタ側の第1端部よりも前記第2コネクタ側に位置し、
前記第2端面部は、前記第4側壁における前記第1コネクタ側の第2端部よりも前記第1コネクタ側に位置する、
コネクタモジュール。
[付記2]
付記1に記載のコネクタモジュールであって、
前記第1側壁は、前記第1端面部と連続して配置されている、
コネクタモジュール。
[付記3]
付記2に記載のコネクタモジュールであって、
前記第1側壁は、前記第1コネクタの中心と逆方向に向かう前記第2方向の外側で前記第1端面部から前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延出し、
前記第1遮蔽部材は、前記中心に向かう前記第2方向の内側で前記第1端面部から前記第3方向に延出する第1延出部をさらに有する、
コネクタモジュール。
[付記4]
付記3に記載のコネクタモジュールであって、
前記第1延出部は、前記第1端面部と接続されている曲面部を有する、
コネクタモジュール。
[付記5]
付記3又は4に記載のコネクタモジュールであって、
前記第1インシュレータは、底壁と、前記底壁の表面から前記第2コネクタ側とは反対側に向けて凹設されている第1溝部と、を有し、
前記第1延出部において前記第3方向の先端に位置する端縁部は、前記第1溝部に収容されている、
コネクタモジュール。
[付記6]
付記1乃至5のいずれか1つに記載のコネクタモジュールであって、
前記第3側壁は、前記第2端面部と連続して配置されている、
コネクタモジュール。
[付記7]
付記6に記載のコネクタモジュールであって、
前記第3側壁は、前記第2コネクタの中心と逆方向に向かう前記第2方向の外側で前記第2端面部から前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延出し、
前記第2遮蔽部材は、前記中心に向かう前記第2方向の内側で前記第2端面部から前記第3方向に延出する第2延出部をさらに有する、
コネクタモジュール。
[付記8]
付記7に記載のコネクタモジュールであって、
前記第2延出部は、前記第2端面部と接続されている曲面部を有する、
コネクタモジュール。
[付記9]
付記7又は8に記載のコネクタモジュールであって、
前記第2インシュレータは、前記第1方向に沿って延在する短手壁及び前記第2方向に沿って延在する長手壁と、前記短手壁において前記第3方向に沿って凹設され、前記短手壁及び前記長手壁により囲まれる空間を含む第2溝部と、を有し、
前記第2延出部における前記第1方向の端縁部は、前記第2溝部に収容されて前記短手壁及び前記長手壁に囲まれる、
コネクタモジュール。
[付記10]
付記1乃至9のいずれか1つに記載のコネクタモジュールであって、
前記第2側壁は、前記第1端面部と連続して配置され、
前記第1遮蔽部材は、前記第2側壁から前記第1側壁に向けて折り返されている折返部を有する、
コネクタモジュール。
[付記11]
付記10に記載のコネクタモジュールであって、
前記折返部の破断面と前記第1側壁の破断面とは、前記第1インシュレータが介在せずに互いに対向する、
コネクタモジュール。
[付記12]
付記1乃至11のいずれか1つに記載のコネクタモジュールであって、
前記第1遮蔽部材は、前記第1端部を前記第2コネクタ側とは反対側に向けて切り欠いた複数の第1切欠部を有する、
コネクタモジュール。
[付記13]
付記12に記載のコネクタモジュールであって、
前記第1遮蔽部材は、前記第1コネクタの中心に向かう前記第2方向の内側で前記第1端面部から前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延出する係止部を有し、
前記係止部の前記第3方向の長さは、前記第1切欠部の前記第2方向の長さよりも小さい、
コネクタモジュール。
[付記14]
付記1乃至13のいずれか1つに記載のコネクタモジュールであって、
前記第1インシュレータは、
前記第1コンタクトが取り付けられている第1部分と、
前記第1部分よりも前記第2方向の外側に位置し、前記第1遮蔽部材が取り付けられている第2部分と、
前記第1方向に沿って延在し、前記第1部分と前記第2部分とを連結する連結部と、
を有する、
コネクタモジュール。
[付記15]
付記14に記載のコネクタモジュールであって、
前記第2遮蔽部材は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが互いに嵌合する嵌合状態で前記連結部を間に位置させる第2切欠部を有する、
コネクタモジュール。
[付記16]
付記1乃至15のいずれか1つに記載のコネクタモジュールであって、
前記第1方向は、前記コネクタモジュールの短手方向であり、
前記第2方向は、前記コネクタモジュールの長手方向である、
コネクタモジュール。
[付記17]
付記1乃至16のいずれか1つに記載のコネクタモジュールを備える電子機器。
1 コネクタモジュール
10 第1コネクタ
20 第1インシュレータ
20a 第1部分
20b 第2部分
20c 連結部
21 第1底壁
22 嵌合凸部
23 長手壁
24 第1コンタクト取付溝
25 第2底壁(底壁)
26 外周壁
26a 短手壁
26b 外壁
27 第1溝部
28 凹部
29 取付溝
30 第1コンタクト
31 実装部
32 係止部
33 弾性接触片
34 接触部
40 第1遮蔽部材
41 第1側壁
41a 第1曲面部
42 第2側壁
42a 弾性接触片
42b 第2凹部
43 折返部
44 第1端面部
45 第1延出部
45a 第2曲面部(曲面部)
45b 第1凹部
46a 切欠部(第1切欠部)
46b 切欠部
47 第3曲面部
48 係止部
49a 第1実装部
49b 第2実装部
49c 第3実装部
50 第2コネクタ
60 第2インシュレータ
61 底板部
62 外周壁
62a 短手壁
62b 長手壁
63 嵌合凹部
64 第2コンタクト取付溝
65 取付溝
66 凹部
66a 第2溝部
70 第2コンタクト
71 実装部
72 第1係止部
73 折返部
74 接触部
75 第2係止部
80 第2遮蔽部材
81 第3側壁
81a 第1曲面部
81b 第1凸部
82 第4側壁
82a 第2凸部
83 折返部
84 第2端面部
85 第2延出部
85a 第2曲面部(曲面部)
86 切欠部(第2切欠部)
87 第3曲面部
88 係止部
89a 第1実装部
89b 第2実装部
89c 第3実装部
CB1 回路基板
CB2 回路基板

Claims (17)

  1. 嵌合させるときに互いに対向させる第1コネクタ及び第2コネクタを備えるコネクタモジュールであって、
    前記第1コネクタは、
    前記第2コネクタと嵌合する第1インシュレータと、
    前記第1インシュレータに取り付けられている複数の第1コンタクトと、
    前記第1インシュレータに取り付けられている第1遮蔽部材と、
    を備え、
    前記第2コネクタは、
    前記第1コネクタと嵌合する第2インシュレータと、
    前記第2インシュレータに取り付けられている複数の第2コンタクトと、
    前記第2インシュレータに取り付けられている第2遮蔽部材と、
    を備え、
    前記第1遮蔽部材は、
    第1方向に沿って延在する一対の第1側壁と、
    前記第1方向と交差する第2方向に沿って延在する一対の第2側壁と、
    前記第1側壁に沿って広がり、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させて嵌合させるときに前記第2コネクタ側を向く面を有する第1端面部と、
    を有し、
    前記第2遮蔽部材は、
    前記第1方向に沿って延在する一対の第3側壁と、
    前記第2方向に沿って延在する一対の第4側壁と、
    前記第3側壁に沿って広がり、前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させて嵌合させるときに前記第1コネクタ側を向く面を有する第2端面部と、
    を有し、
    嵌合させるときに前記第1コネクタと前記第2コネクタとを互いに対向させた状態で、
    前記第1端面部は、前記第2側壁における前記第2コネクタ側の第1端部よりも前記第2コネクタ側に位置し、
    前記第2端面部は、前記第4側壁における前記第1コネクタ側の第2端部よりも前記第1コネクタ側に位置する、
    コネクタモジュール。
  2. 請求項1に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第1側壁は、前記第1端面部と連続して配置されている、
    コネクタモジュール。
  3. 請求項2に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第1側壁は、前記第1コネクタの中心と逆方向に向かう前記第2方向の外側で前記第1端面部から前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延出し、
    前記第1遮蔽部材は、前記中心に向かう前記第2方向の内側で前記第1端面部から前記第3方向に延出する第1延出部をさらに有する、
    コネクタモジュール。
  4. 請求項3に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第1延出部は、前記第1端面部と接続されている曲面部を有する、
    コネクタモジュール。
  5. 請求項3又は4に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第1インシュレータは、底壁と、前記底壁の表面から前記第2コネクタ側とは反対側に向けて凹設されている第1溝部と、を有し、
    前記第1延出部において前記第3方向の先端に位置する端縁部は、前記第1溝部に収容されている、
    コネクタモジュール。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第3側壁は、前記第2端面部と連続して配置されている、
    コネクタモジュール。
  7. 請求項6に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第3側壁は、前記第2コネクタの中心と逆方向に向かう前記第2方向の外側で前記第2端面部から前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延出し、
    前記第2遮蔽部材は、前記中心に向かう前記第2方向の内側で前記第2端面部から前記第3方向に延出する第2延出部をさらに有する、
    コネクタモジュール。
  8. 請求項7に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第2延出部は、前記第2端面部と接続されている曲面部を有する、
    コネクタモジュール。
  9. 請求項7に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第2インシュレータは、前記第1方向に沿って延在する短手壁及び前記第2方向に沿って延在する長手壁と、前記短手壁において前記第3方向に沿って凹設され、前記短手壁及び前記長手壁により囲まれる空間を含む第2溝部と、を有し、
    前記第2延出部における前記第1方向の端縁部は、前記第2溝部に収容されて前記短手壁及び前記長手壁に囲まれる、
    コネクタモジュール。
  10. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第2側壁は、前記第1端面部と連続して配置され、
    前記第1遮蔽部材は、前記第2側壁から前記第1側壁に向けて折り返されている折返部を有する、
    コネクタモジュール。
  11. 請求項10に記載のコネクタモジュールであって、
    前記折返部の破断面と前記第1側壁の破断面とは、前記第1インシュレータが介在せずに互いに対向する、
    コネクタモジュール。
  12. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第1遮蔽部材は、前記第1端部を前記第2コネクタ側とは反対側に向けて切り欠いた複数の第1切欠部を有する、
    コネクタモジュール。
  13. 請求項12に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第1遮蔽部材は、前記第1コネクタの中心に向かう前記第2方向の内側で前記第1端面部から前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向に延出する係止部を有し、
    前記係止部の前記第3方向の長さは、前記第1切欠部の前記第2方向の長さよりも小さい、
    コネクタモジュール。
  14. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第1インシュレータは、
    前記第1コンタクトが取り付けられている第1部分と、
    前記第1部分よりも前記第2方向の外側に位置し、前記第1遮蔽部材が取り付けられている第2部分と、
    前記第1方向に沿って延在し、前記第1部分と前記第2部分とを連結する連結部と、
    を有する、
    コネクタモジュール。
  15. 請求項14に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第2遮蔽部材は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが互いに嵌合する嵌合状態で前記連結部を間に位置させる第2切欠部を有する、
    コネクタモジュール。
  16. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタモジュールであって、
    前記第1方向は、前記コネクタモジュールの短手方向であり、
    前記第2方向は、前記コネクタモジュールの長手方向である、
    コネクタモジュール。
  17. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコネクタモジュールを備える電子機器。
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