JP7858366B2 - 医用情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

医用情報処理装置、及びプログラム

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Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用情報処理装置、及びプログラムに関する。
従来、医療被ばくの上限の目安として、診断参考レベル(DRL:Diagnostic Reference Level)等が定められている。一方、X線検査において、医療被ばくの下限の目安はない。そして、X線の線量を少なくしすぎると、画像が不鮮明になり、患者は、再度X線検査を受けなければならない。この場合、患者は、医療被ばく線量が多くなってしまう。
しかしながら、医療被ばくの下限の目安は特に規定されていない。そのため、X線検査において、X線の線量が少なすぎるか否かを判断することは困難であった。
特開2012-120758号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、X線の線量が少なすぎるか否かの判断を支援することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る医用情報処理装置は、第1取得部と、第1集計部と、判定部と、出力部と、を備える。前記第1取得部は、複数の患者のX線検査による検査記録を取得する。前記第1集計部は、前記第1取得部により取得された前記検査記録に基づいて、所定の疾患について、診断が確定するまでに前記複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとの検査回数を集計する。前記判定部は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、前記第1集計部により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを有意水準に基づいて、判定する。前記出力部は、前記判定部による判定結果を出力する。
図1は、第1の実施形態に係るX線量管理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、判定結果一覧画像の一例を示す図である。 図3は、各X線検査内容の検査回数の分布を示す箱ひげ図の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置が実行する判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本実施形態に関する医用情報処理装置、及びプログラムについて説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線量管理システム1の構成の一例を示すブロック図である。X線量管理システム1は、管理サーバ10、病院情報システム(HIS:Hospital Information System)20、医用画像管理システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)30、及び医用情報処理装置40を備える。また、X線量管理システム1が備える各システム及び各装置は、ネットワーク50を介して相互に通信可能に接続する。なお、図1に示す構成は、一例であり、各システム及び各装置の台数は任意に変更してもよい。また、図1に示されていない装置がネットワーク50に接続されていてもよい。
X線量管理システム1は、患者が被ばくする医療被ばく線量を管理する。更に詳しくは、X線量管理システム1は、他の医療施設において患者が確定診断までの受けるX線検査の検査回数と、自身が属する医療施設において患者が確定診断までの受けるX線検査の検査回数と、を比較して、検査回数に有意差があるか否かを判定する。
ここで、ある患者が「くも膜下出血」と確定診断された場合を例に、検査回数と、医療被ばく線量との関係について説明する。X線CT(Computed Tomography)検査で、脳出血が確認される。しかしながら、X線画像が不鮮明なため、医療従事者は、確定診断を行うことはできない。X線線量を上げた再検査で、医療従事者は、「くも膜下出血」と確定診断を行う。このような場合、当初から再検査のX線線量でX線CT検査を行っていれば、医療従事者は、一回のX線CT検査で「くも膜下出血」と確定診断を行うことができる。そして、X線検査の検査回数が多くなれば、患者の医療被ばくの線量は、多くなる。
そこで、X線量管理システム1は、他の医療施設のX線検査の検査回数と、自身が属する医療施設のX線検査の検査回数と、を比較して、有意差があるか否かを判定する。そして、X線量管理システム1は、各X線検査の検査回数に有意差があるか否かを出力する。これにより、医療従事者は、X線線量が低すぎるか否かを検討する契機にすることができる。
X線量管理システム1について詳細に説明する。
管理サーバ10、病院情報システム20、医用画像管理システム30は、例えば、サーバやワークステーション等のコンピュータ機器によって実現される。
管理サーバ10は、外部の施設におけるX線検査の検査記録を管理する。例えば、管理サーバ10は、複数の患者のX線検査による検査記録を有する検査記録情報を記憶する。例えば、検査記録情報は、複数の医療施設から取得したX線検査の検査記録である。X線検査は、X線診断装置や、X線CT(Computed Tomography)装置などの患者にX線を照射することにより患者を診断する検査である。
検査記録情報は、X線検査ごとに、確定診断、X線検査内容、医療被ばく線量、検査日時、患者識別情報などの情報を有する。確定診断は、X線検査により確定された疾患、怪我などの診断結果である。X線検査内容は、X線診断装置やX線CT装置など検査に使用されたモダリティ、検査目的、検査方法、診断部位等を含み、どのような検査が実行されたかを示す情報である。X線検査内容は、例えば診断プロトコルであり、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)タグ、検査オーダ等から取得することができる。医療被ばく線量は、各X線検査で患者が被ばくしたX線線量である。検査日時は、X線検査が行われた日時である。患者識別情報は、患者を識別するための識別情報である。そして、検査記録情報は、基準の情報として使用される。
病院情報システム20は、患者の診療の記録である電子カルテ情報を記憶する。電子カルテ情報は、患者を識別するための患者識別情報と、X線検査を識別するための検査識別情報と、X線検査により確定された確定診断と、を有する。また、電子カルテ情報は、X線検査内容を有していてもよい。
医用画像管理システム30は、医用画像情報を記憶する。医用画像情報は、医用画像と、DICOM形式の画像情報とを有する。画像情報は、X線検査内容と、医療被ばく線量と、検査日時とを有する。
医用情報処理装置40は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ機器によって実現される。医用情報処理装置40は、所定の疾患について、管理サーバ10から取得した基準となるX線検査の検査記録と、病院情報システム20及び医用画像管理システム30から取得した検証対象となるX線検査の検査記録とを比較して、X線検査内容ごとに検査回数に有意差があるか否かを判定する。また、医用情報処理装置40は、X線検査内容ごとに検査回数に有意差があるか否かの判定結果を表示する。そして、医療従事者は、検査回数に有意差があるか否かの判定結果に応じて、X線線量が低すぎるか否かを検討する。
医用情報処理装置40について詳細に説明する。
医用情報処理装置40は、NW(network)インタフェース410と、入力インタフェース420と、ディスプレイ430と、記憶回路440と、処理回路450とを有する。
NWインタフェース410は、処理回路450に接続され、ネットワーク50を介して接続された各装置との間で行われる各種データの伝送及び通信を制御する。例えば、NWインタフェース410は、ネットワークカードやネットワークアダプタ、NIC(Network Interface Controller)等によって実現される。
入力インタフェース420は、処理回路450に接続され、操作者(医療従事者)から受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路450に出力する。具体的には、入力インタフェース420は、操作者から受け付けた入力操作を電気信号へ変換して処理回路450に出力する。例えば、入力インタフェース420は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等によって実現される。なお、本明細書において、入力インタフェース420は、マウス、キーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を制御回路へ出力する電気信号の処理回路も入力インタフェース420の例に含まれる。
ディスプレイ430は、処理回路450に接続され、処理回路450から出力される各種情報及び各種画像データを表示する。例えば、ディスプレイ430は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、タッチパネル等によって実現される。
記憶回路440は、処理回路450に接続され、各種データを記憶する。また、記憶回路440は、処理回路450が読み出して実行することで各種機能を実現するための種々のプログラムを記憶する。例えば、記憶回路440は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。
処理回路450は、医用情報処理装置40全体の動作を制御する。処理回路450は、例えば、第1取得機能451、第2取得機能452、第1集計機能453、第2集計機能454、有意差判定機能455、及び表示制御機能456を有する。実施形態では、構成要素である第1取得機能451、第2取得機能452、第1集計機能453、第2集計機能454、有意差判定機能455、及び表示制御機能456にて行われる各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路440へ記憶されている。処理回路450は、プログラムを記憶回路440から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路450は、図1の処理回路450内に示された各機能を有することになる。
なお、図1においては単一のプロセッサにて、第1取得機能451、第2取得機能452、第1集計機能453、第2集計機能454、有意差判定機能455、及び表示制御機能456を実現するものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路450を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。また、図1においては、記憶回路440等の単一の記憶回路が各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明したが、複数の記憶回路を分散して配置して、処理回路450は、個別の記憶回路から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD),及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路440に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路440にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
第1取得機能451は、自身が属する医療施設において、複数の患者のX線検査による検査記録を取得する。第1取得機能451は、第1取得部の一例である。更に詳しくは、第1取得機能451は、病院情報システム20から電子カルテ情報を取得する。さらに、第1取得機能451は、取得した電子カルテ情報が有する患者識別情報や、検査識別情報を含む、医用画像情報を医用画像管理システム30から取得する。すなわち、第1取得機能451は、検証対象の情報として、確定診断、X線検査内容、X線線量、検査日時、患者識別情報などの情報を取得する。
また、第1取得機能451は、検査記録を取得する条件を受け付けてもよい。例えば、第1取得機能451は、確定した診断である確定診断の指定を受け付けた場合に、指定された確定診断の検査記録を取得してもよい。第1取得機能451は、指定された確定診断を有する電子カルテ情報を病院情報システム20から取得する。具体的には、第1取得機能451は、確定診断として「くも膜下出血」が指定された場合に、確定診断が「くも膜下出血」の患者の電子カルテ情報を病院情報システム20から取得する。そして、第1取得機能451は、取得した電子カルテ情報が有する患者識別情報や、検査識別情報を含む、医用画像情報を医用画像管理システム30から取得する。
第2取得機能452は、他の医療施設において、複数の患者のX線検査による検査記録であって、基準となる検査記録を取得する。第2取得機能452は、第2取得部の一例である。更に詳しくは、第2取得機能452は、管理サーバ10から検査記録情報を取得する。すなわち、第2取得機能452は、基準となる情報として、確定診断、X線検査内容、X線線量、検査日時、患者識別情報などの情報を取得する。
また、第2取得機能452は、第1取得機能451と同様に、検査記録を取得する条件を受け付けてもよい。例えば、第2取得機能452は、確定した診断である確定診断の指定を受け付けた場合に、指定された確定診断の検査記録を取得してもよい。更に詳しくは、第2取得機能452は、検査記録情報が有する検査記録のうち、指定された確定診断の検査記録を取得してもよい。
第1集計機能453は、第1取得機能451により取得された検査記録に基づいて、所定の疾患について、診断が確定するまでに、複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとの検査回数を集計する。第1集計機能453は、第1集計部の一例である。例えば、第1集計機能453は、ある患者が「くも膜下出血」と診断されるまでに受けたX線検査の検査回数をX線検査内容ごとに集計する。
また、所定の疾患とは、例えば、第1取得機能451により指定された確定診断の疾患である。第1集計機能453は、第1取得機能451により指定された確定診断の検査記録が取得された場合に、確定診断の患者が受けたX線検査内容ごとの検査回数を集計する。
また、第1集計機能453は、検査回数として集計する集計条件を受け付けてもよい。ここで、X線検査において、患者に照射するX線の上限の目安は、診断参考レベルなどにより規定されている。X線の上限の目安よりも高いにも関わらず、X線の線量が少なすぎることは少ないと推定される。そこで、第1集計機能453は、例えば医療被ばく線量の上限の指定を受け付ける。第1集計機能453は、第1取得機能451が取得した検査記録に基づいて、複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとに、医療被ばく線量が指定された上限以下の検査回数を集計する。
第2集計機能454は、第2取得機能452が取得した検査記録に基づいて、所定の疾患について、初診から確定診断までに複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとの検査回数を集計する。第2集計機能454は、第2集計部の一例である。例えば、第2集計機能454は、ある患者が「くも膜下出血」と診断されるまでに受けたX線検査の検査回数を集計する。
また、所定の疾患とは、例えば、第2取得機能452により指定された確定診断の疾患である。第2集計機能454は、第2取得機能452により指定された確定診断の検査記録が取得された場合に、確定診断の患者が受けたX線検査内容ごとの検査回数を集計する。
また、第2集計機能454は、第1集計機能453と同様に、検査回数として集計する集計条件を受け付けてもよい。例えば、第2集計機能454は、医療被ばく線量の上限の指定を受け付ける。第2集計機能454は、第2取得機能452が取得した検査記録に基づいて、複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとに、医療被ばく線量が指定された上限以下の検査回数を集計する。
有意差判定機能455は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、第2集計機能454により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを判定する。また、有意差判定機能455は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、第2集計機能454により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とを比較した場合に、有意差があり、且つ第2集計機能454により集計されたX線検査の検査回数が多いか否かを判定してもよい。
更に詳しくは、有意差判定機能455は、統計学的方法により、X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、第2集計機能454により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを判定する。
例えば、有意差判定機能455は、t検定により有意差があるか否かを判定する。t検定では、t分布に設定した有意水準を満たしているか否かにより有意差があるか否かを判定する。また、有意差判定機能455は、t検定に限らず、他の方法により各X線検査内容の検査回数に有意差があるか否かを判定してもよい。
表示制御機能456は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、第1集計機能453により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを出力する。有意差判定機能455及び表示制御機能456は、出力部の一例である。また、第1取得機能451が確定診断の指定を受け付けた場合に、表示制御機能456は、確定診断の患者が受けたX線検査内容ごとの基準となる検査回数と、第1集計機能453により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを出力する。
更に詳しくは、表示制御機能456は、各X線検査内容の検査回数に有意差があるか否かをディスプレイ430に表示する。例えば、表示制御機能456は、有意差判定機能455により判定された判定結果を示す判定結果一覧画像を表示する。図2は、判定結果一覧画像の一例を示す図である。判定結果一覧画像は、有意差判定機能455により判定された各X線検査内容の検査回数に有意差があるか否かの一覧である。すなわち、表示制御機能456は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、第2集計機能454により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを示す判定結果一覧画像を表示する。
また、表示制御機能456は、第2集計機能454により集計されたX線検査内容ごとの基準となる検査回数の分布と、第1集計機能453により集計されたX線検査内容ごとの検査回数の分布とを対比可能に表示してもよい。例えば、表示制御機能456は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数の分布を示す箱ひげ図と、第1集計機能453により集計されたX線検査内容ごとの検査回数の分布を示す箱ひげ図とを並べて表示する。図3は、各X線検査内容の検査回数の分布を示す箱ひげ図の一例を示す図である。図3に示すように、表示制御機能456は、第1集計機能453の集計結果を示す箱ひげ図と、第2集計機能454の集計結果を示す箱ひげ図とを並べて表示する。
箱ひげ図は、検査回数の分布を4等分している。箱ひげ図は、第1線b1と、第2線b2と、第3線b3と、第4線b4と、第5線b5と、を有する。第1線b1は、検査回数の最小値を示す線である。第2線b2は、検査回数の第1四分位数を示す線である。第2線b2は、検査回数の中央値より小さな値の中央値を示す線である。第3線b3は、検査回数の中央値を示す線である。第4線b4は、検査回数の第3四分位数を示す線である。第4線b4は、検査回数の中央値より大きな値の中央値を示す線である。第5線b5は、検査回数の最大値を示す線である。
表示制御機能456は、箱ひげ図を表示することで、検査回数の分布をユーザに把握させることができる。さらに、表示制御機能456は、箱ひげ図を並べて表示することで、検査回数の分布をユーザに対比させることができる。また、表示制御機能456は、箱ひげ図に限らず、他の形式により検査回数の分布を表示してもよい。さらに、表示制御機能456は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、第2集計機能454により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とを比較した場合に、有意差があり、且つ第2集計機能454により集計されたX線検査の検査回数が多いか否かを表示してもよい。
次に、医用情報処理装置40が実行する判定処理について説明する。
図4は、第1の実施形態に係る医用情報処理装置40が実行する判定処理の一例を示すフローチャートである。
第1取得機能451は、複数の患者のX線検査による検査記録を取得する(ステップS1)。
第2取得機能452は、基準となる情報であって、複数の患者のX線検査による検査記録を取得する(ステップS2)。
第1集計機能453は、第1取得機能451が取得した検査記録に基づいて、所定の疾患について、初診から確定診断までに複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査が実施された検査回数を患者ごとに集計する(ステップS3)。
第2集計機能454は、第2取得機能452が取得した検査記録に基づいて、初診から確定診断までにX線検査が実施された基準となる検査回数を患者ごとに集計する(ステップS4)。
有意差判定機能455は、基準となる検査回数と、第1集計機能453により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを判定する(ステップS5)。
表示制御機能456は、有意差判定機能455による判定結果をX線検査内容ごとに表示する(ステップS6)。
以上により、医用情報処理装置40は、判定処理を終了する。
以上のように、第1の実施形態に係る医用情報処理装置40は、自身が属する医療施設において、複数の患者のX線検査による検査記録を取得する。医用情報処理装置40は、取得した検査記録に基づいて、所定の疾患について、確定診断までに複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとの検査回数を集計する。そして、医用情報処理装置40は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、集計したX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを出力する。これにより、医療従事者は、自身が属する医療施設におけるX線検査の検査回数と、他の医療施設のX線検査の検査回数とに有意差ある場合に、X線検査におけるX線線量を見直す契機にすることができる。よって、医用情報処理装置40は、X線の線量が少なすぎるか否かの判断を支援することができる。
(変形例1)
第1の実施形態に係る医用情報処理装置40は、第2集計機能454を備えると説明した。しかしながら、管理サーバ10が集計済みの検査記録を記憶している場合、第2取得機能452は、X線検査内容ごとの検査回数を取得する。この場合、医用情報処理装置40は、第2集計機能454を備えていなくてもよい。そして、表示制御機能456は、集計済みのX線検査内容ごとの基準となる検査回数の分布と、第1集計機能453により集計されたX線検査内容ごとの検査回数の分布とを対比可能に表示してもよい。
(変形例2)
第1の実施形態に係る医用情報処理装置40は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ機器であると説明した。しかしながら、医用情報処理装置40は、サーバやワークステーション等のコンピュータ機器であってもよい。すなわち、医用情報処理装置40は、図1に示すX線量管理システム1に図示されていない装置からの要求に応じて動作し、要求された装置に各種画像を表示してもよい。
第1の実施形態に係る医用情報処理装置40は、第1取得機能451、第2取得機能452、第1集計機能453、第2集計機能454、有意差判定機能455、及び表示制御機能456を有すると説明した。しかしながら、第1取得機能451、第2取得機能452、第1集計機能453、第2集計機能454、有意差判定機能455、及び表示制御機能456の一部は、他の装置が有していてもよい。そして、医用情報処理装置40は、他の装置と通信を実行することにより、他の装置と協働で各種処理を実行してもよい。
(変形例3)
第1の実施形態に係る医用情報処理装置40は、記憶回路440に記憶されているプログラムを実行することにより、第1取得機能451、第2取得機能452、第1集計機能453、第2集計機能454、有意差判定機能455、及び表示制御機能456を実現すると説明した。しかしながら、医用情報処理装置40は、第1取得機能451、第2取得機能452、第1集計機能453、第2集計機能454、有意差判定機能455、及び表示制御機能456の全部又は一部を半導体回路などのハードウェアにより実現してもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態等によれば、X線の線量が少なすぎるか否かの判断を支援することができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線量管理システム
10 管理サーバ
20 病院情報システム(HIS:Hospital Information System)
30 医用画像管理システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)
40 医用情報処理装置
50 ネットワーク
410 NW(network)インタフェース
420 入力インタフェース
430 ディスプレイ
440 記憶回路
450 処理回路
451 第1取得機能
452 第2取得機能
453 第1集計機能
454 第2集計機能
455 有意差判定機能
456 表示制御機能
b1 第1線
b2 第2線
b3 第3線
b4 第4線
b5 第5線

Claims (7)

  1. 複数の患者のX線検査による検査記録を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部により取得された前記検査記録に基づいて、所定の疾患について、診断が確定するまでに前記複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとの検査回数を集計する第1集計部と、
    X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、前記第1集計部により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを有意水準に基づいて、判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部と、
    を備える医用情報処理装置。
  2. 前記第1取得部は、確定した診断である確定診断の指定を受け付けた場合に、当該確定診断の患者の前記検査記録を取得し、
    前記第1集計部は、前記確定診断の患者が受けたX線検査内容ごとの検査回数を集計し、
    前記出力部は、前記確定診断の患者が受けたX線検査内容ごとの基準となる検査回数と、前記第1集計部により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを出力する、
    請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記出力部は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数の分布と、前記第1集計部により集計されたX線検査内容ごとの検査回数の分布とを対比可能に表示する、
    請求項1又は請求項2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記出力部は、X線検査内容ごとの基準となる検査回数の分布を示す箱ひげ図と、前記第1集計部により集計されたX線検査内容ごとの検査回数の分布を示す箱ひげ図とを並べて表示する、
    請求項3に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記第1集計部は、前記検査記録に基づいて、前記複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとに、医療被ばく線量が指定された上限以下の検査回数を集計する、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の医用情報処理装置。
  6. 複数の患者のX線検査による検査記録であって、基準となる検査記録を取得する第2取得部と、
    前記第2取得部により取得された前記検査記録に基づいて、所定の疾患について、診断が確定するまでに前記複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとの検査回数を集計する第2集計部と、
    を更に備え、
    前記出力部は、前記第2集計部により集計されたX線検査内容ごとの基準となる検査回数と、前記第1集計部により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを出力する、
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の医用情報処理装置。
  7. コンピュータを、
    複数の患者のX線検査による検査記録を取得する第1取得部と、
    前記第1取得部により取得された前記検査記録に基づいて、所定の疾患について、診断が確定するまでに前記複数の患者のそれぞれに使用されたX線検査内容ごとの検査回数を集計する第1集計部と、
    X線検査内容ごとの基準となる検査回数と、前記第1集計部により集計されたX線検査内容ごとの検査回数とに有意差があるか否かを有意水準に基づいて、判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果を出力する出力部と、
    して機能させるためのプログラム。
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