JP7842263B2 - 将来地形推定方法 - Google Patents

将来地形推定方法

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Description

本発明は、将来地形推定方法に関する。
従来、荷物などの配送計画を作成する方法として、線形計画法による最適化計算によって配送計画を作成する方法が知られている(例えば、特許文献1等参照)。このような最適化計算によって配送計画を作成する方法は、工事現場における土量配分計画の作成においても利用することができると考えられる。
特開2013-136421号公報
しかしながら、工事現場の路面条件は様々であり、保有する重機も様々であり、路面条件によって使用可能な重機も異なることから、線形計画法による最適化計算により土量配分計画を作成しても、計画通りに工事が進まないことが多々ある。また、土量配分計画に従って工事を行った場合に、工事完了までにどのように地形が変化するかを確認したいという要望もある。
1つの側面では、本発明は、将来地形を精度よく推定することが可能な将来地形推定方法を提供することを目的とする。
将来地形推定方法は、所定の工事区域内の各領域間における土の搬送量の情報を取得する工程と、使用する重機の土の搬送量に関する情報と、前記重機の運搬距離に応じた前記重機の運搬土量と、に基づいて、前記各領域間における土の搬送に必要な所要工数を算出する工程と、前記土の搬送量に関する情報と、前記重機の運搬距離に応じた前記重機の運搬土量と、に基づいて算出した前記各領域間における土の搬送に必要な所要工数に基づき、前記工事区域内の各領域における工事着手可能な期間へ前記各領域間における土の搬送に必要な所要工数を割り当てた土の搬送計画情報を取得する工程と、前記土の搬送計画情報に基づいて、所定日時における前記工事区域内の各領域の地盤高を算出する工程と、をコンピュータが実行する
将来地形を精度よく推定することができる。
情報処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。 情報処理装置の機能ブロック図である。 土量配分計画作成部の処理を示すフローチャートである。 図4(a)は、計画領域を多数のメッシュで分割した状態を示す図であり、図4(b)は、各メッシュを切土メッシュと盛土メッシュに区分した状態を示す図である。 図5(a)は、計画領域を切土ブロックと盛土ブロックに分けた状態を示す図であり、図5(b)は、切土ブロックと盛土ブロックをまとめて、切土エリアと盛土エリアを生成した状態を示す図である。 図6(a)は、最も盛土高が大きい盛土ブロックが特定された状態を示す図であり、図6(b)は、隣接する切土エリアそれぞれから最も切土高が大きい切土ブロックが抽出された状態を示す図である。 図3のステップS18の処理を説明するための図である。 重機DBに格納されている重機テーブルの一例を示す図である。 図3のステップS20の処理を説明するための図である。 図10(a)は、重機DBに格納されている、重機の運搬距離(m)と一時間当たりの運搬土量(m3/h)の関係を示すグラフであり、図10(b)は、重機の運搬距離(m)と運搬コスト(円/m3)の関係を示すグラフである。 将来地形推定部の処理を示すフローチャートである。 工程計画作成テーブルを示す図(その1)である。 工程計画作成テーブルを示す図(その2)である。 施工数量管理テーブルを示す図である。
以下、一実施形態に係る情報処理装置について、図1~図14に基づいて詳細に説明する。
図1には、一実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成が概略的に示されている。図1の情報処理装置100は、土地造成工事等を行う前の段階において施工計画を策定する人(作業者)が利用するPC(Personal Computer)等の端末である。
図1に示すように、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、表示部93、入力部95、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これら情報処理装置100の構成各部は、バス98に接続されている。表示部93は、液晶ディスプレイ等を含み、入力部95は、キーボード、マウス、タッチパネル等を含む。情報処理装置100では、ROM92あるいは記憶部96に格納されているプログラム、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラムをCPU90が実行することにより、図2に示す、各部の機能が実現される。なお、図2の各部の機能は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図2には、情報処理装置100の機能ブロック図が示されている。情報処理装置100においては、CPU90がプログラムを実行することにより、土量配分計画作成部50、将来地形推定部52、としての機能が実現されている。なお、図2には、記憶部96等に格納されている各種DB(三次元地形データDB60、三次元設計データDB62、重機DB64)も図示されている。
土量配分計画作成部50は、土地造成工事等の施工前の段階において、工事施工範囲(計画領域)の三次元地形データと三次元設計データとに基づいて、切土する箇所や盛土する箇所を特定する。また、土量配分計画作成部50は、どこの土をどこにどれだけ運搬するかや、運搬の際にどの重機を用いるかなどを特定し、工事価格を算定する。
将来地形推定部52は、土地造成工事の工程計画作成を支援し、作成された工程計画に基づいて、工事開始から所定期間経過したときの三次元地形データを生成し、出力(表示)する。
(土量配分計画作成部50の処理について)
まず、土地造成工事等の施工前の段階において土量配分計画作成部50が実施する土量配分計画作成処理について、図3のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。図3の処理は、作業者が、工事施工範囲(計画領域2と呼ぶ)の情報を入力部95を介して情報処理装置100に入力した段階から開始される。
図3の処理が開始されると、まず、ステップS10において、土量配分計画作成部50は、三次元地形データDB60から、計画領域2の三次元地形データを読み込むとともに、三次元設計データDB62から計画領域2の三次元設計データを読み込む。また、土量配分計画作成部50は、計画領域2を多数のメッシュに分割する。
例えば、計画領域2の三次元地形データが図4(a)に示すようなデータであった場合、土量配分計画作成部50は、複数のメッシュ3に分割する。ここで、土量配分計画作成部50は、計画領域2を例えば正方メッシュや不定形メッシュなどで分割する。なお、正方メッシュの場合、一辺が5m~50m程度であるものとするが、これに限定されるものではない。
また、ステップS10では、土量配分計画作成部50は、三次元地形データと三次元設計データとを比較することにより、各メッシュ3が切土メッシュ(掘削が必要なメッシュ)であるのか、盛土メッシュ(他から運搬してきた土を盛る必要があるメッシュ)であるのかを特定する。具体的には、三次元地形データが示す各メッシュ3の中心の標高と三次元設計データが示す各メッシュ3の中心の標高とを比較し、三次元地形データの標高が高いメッシュを切土メッシュとし、三次元設計データの標高が高いメッシュを盛土メッシュとする。図4(b)においては、切土メッシュに符号Cが付されており、盛土メッシュに符号Bが付されている。
また、ステップS10では、土量配分計画作成部50は、複数メッシュをまとめて切土ブロックや盛土ブロックを生成する。図5(a)の例では、土量配分計画作成部50は、計画領域2をブロック(図5(a)では1ブロックが縦×横=2×2のメッシュ又は2×1のメッシュ)で分け、それぞれを切土ブロック4C又は盛土ブロック4Bとする。なお、図5(a)においては、4つのメッシュから成るブロックに切土メッシュが3つあり、盛土メッシュが1つある場合には、そのブロックを切土ブロック4Cとしている。また、ブロックに切土メッシュが1つあり、盛土メッシュが3つある場合には、そのブロックを盛土ブロック4Bとしている。土量配分計画作成部50は、その他の予め定めたルールに基づいて、切土ブロック4Cと盛土ブロック4Bを生成する。
次いで、ステップS12では、土量配分計画作成部50が、連続する切土ブロック4C及び盛土ブロック4Bから、切土エリア(切土領域)及び盛土エリア(盛土領域)を生成する。具体的には、土量配分計画作成部50は、図5(b)に示すように、連続する切土ブロック4Cをまとめて切土エリアを生成するとともに、連続する盛土ブロック4Bをまとめて盛土エリアを生成する。なお、図5(b)により、計画領域2が、切土エリアと盛土エリアに分割されたとも言える。
次いで、ステップS14では、土量配分計画作成部50が、ステップS10において生成した盛土ブロック4Bのうち施工可能で最も盛土高が大きい盛土ブロック(盛土対象範囲)4B’を抽出する。例えば、土量配分計画作成部50は、全ての盛土ブロック4Bの中心の三次元地形データにおける標高と、三次元設計データにおける標高との差を算出し、算出した差が最も大きい盛土ブロック4B’を抽出する。ここでは、一例として、図6(a)に示す盛土ブロック4B’が特定されたものとする。
次いで、ステップS16では、土量配分計画作成部50が、抽出した盛土ブロック4B’を含む盛土エリアに隣接する切土エリアごとに、施工可能で最も切土高が大きい切土ブロック(切土対象範囲)を抽出する。例えば、土量配分計画作成部50は、図6(b)に示す盛土エリアに隣接する3つの切土エリアそれぞれにおいて、各切土ブロックの中心の三次元地形データにおける標高と、三次元設計データにおける標高との差を算出し、算出した差が最も大きい切土ブロック4C1,4C2,4C3を抽出する。
次いで、ステップS18では、土量配分計画作成部50が、運搬経路の最急勾配i、最小曲率半径R、使用可能な重機を条件として、抽出した盛土ブロック(4B’)と抽出した切土ブロック(4C1,4C2,4C3)それぞれとの間の運搬距離を求める。また、土量配分計画作成部50は、切土ブロック4C1,4C2,4C3のうち運搬距離が最も短い切土ブロックを、抽出した盛土ブロック4B’への土の運搬元として設定する。
より具体的には、土量配分計画作成部50は、図7に示す切土ブロック4C1から盛土ブロック4B’までの運搬経路R1の運搬距離、切土ブロック4C2から盛土ブロック4B’までの運搬経路R2の運搬距離、切土ブロック4C3から盛土ブロック4B’までの運搬経路R3の運搬距離をそれぞれ求める。
ここで、運搬経路R1~R3それぞれの候補は複数存在する場合があり、また、運搬経路は直線的でなく、勾配がある場合もある。また、運搬経路ごとに走行可能な重機も異なる。したがって、土量配分計画作成部50は、使用可能な重機が走行できる運搬経路のうち最も距離が短い経路を運搬経路R1~R3とする。
例えば運搬経路R1の運搬距離を求める場合、土量配分計画作成部50は、切土ブロック4C1と盛土ブロック4B’の間に存在する1又は複数の候補経路を三次元地形データから特定する。そして、土量配分計画作成部50は、特定した候補経路を走行可能な重機(建設機械)があるかを、図2に示す重機DB64を参照して判定する。ここで、重機DB64には、図8に示すような重機テーブルが格納されているものとする。重機テーブルには、使用可能な重機名と、重機利用時に必要な金銭的コスト、重機が走行可能な最急勾配、最小曲率半径、最高速度などが関連付けて格納されている。土量配分計画作成部50は、重機DB64に格納されている重機の情報を参照して、切土ブロック4C1と盛土ブロック4B’の間に存在する候補経路から、走行可能な重機がある候補経路を特定し、その中で最も距離が短い候補経路を運搬経路R1と特定する。
また、土量配分計画作成部50は、上記と同様にして、運搬経路R2、R3を特定する。そして、土量配分計画作成部50は、運搬経路R1~R3の距離(道のり)を算出し、算出した距離が最も短い運搬経路に対応する切土ブロックを盛土ブロック4Bへの土の運搬元として特定する。なお、図7では、切土ブロック4C1が運搬元として特定されたものとする。
なお、上記においては、切土ブロックと盛土ブロックの間に存在し、重機が走行可能な候補経路のうち、最も距離が短い候補経路を運搬経路R1~R3として特定する場合について説明した。また、上記においては、運搬経路R1~R3のうち最も距離が短い経路に対応する切土ブロックを運搬元として特定する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、切土ブロックと盛土ブロックの間に存在し、重機が走行可能な候補経路のうち、最もコストが低い経路や最も運搬時間が短い経路を運搬経路R1~R3として特定してもよい。また、例えば、運搬経路R1~R3のうち最もコストが低い経路や最も運搬時間が短い経路に対応する切土ブロックを運搬元として特定してもよい。
次いで、ステップS20では、土量配分計画作成部50が、抽出した盛土ブロック4B’に隣接する盛土ブロックのうち最も盛土高が大きいブロックと同一高さになるまでの盛土量を計算し、運搬元の切土ブロック4C1の切土量とする。例えば、図9に示すように、三次元地形データと三次元設計データがあり、盛土ブロック4B’の周囲に5つの隣接する盛土ブロックがあったとする。この場合、土量配分計画作成部50は、盛土ブロック4B’に隣接する5つの盛土ブロックそれぞれの盛土高(ブロックの中心の三次元地形データにおける標高と三次元設計データにおける標高との差)を求め、最も盛土高が大きい盛土ブロック4B”を特定する。そして、土量配分計画作成部50は、特定した盛土ブロック4B”と盛土ブロック4B’との標高差に基づいて、盛土ブロック4B’の盛土量(盛土ブロック4B”と盛土ブロック4B’を同一高さにするための土の量)を算出し、運搬元の切土ブロック4C1の切土量とする。
次いで、ステップS22では、土量配分計画作成部50が、三次元地形データを更新する。より具体的には、土量配分計画作成部50は、運搬元の切土ブロック4C1の切土量を盛土ブロック4B’まで搬送したと仮定し、三次元地形データを更新する。
次いで、ステップS24では、土量配分計画作成部50が、三次元地形データが三次元設計データと一致したか否かを判断する。このステップS24の判断が肯定される場合とは、全ての土量配分計画を策定できたことを意味する。このステップS24の判断が否定された場合には、ステップS14に戻る。そして、ステップS24の判断が肯定されるまで、ステップS14~S24の処理・判断を繰り返し実行する。その後、ステップS24の判断が肯定されると、ステップS26に移行する。なお、ステップS26に移行する段階では、どの切土ブロックからどの盛土ブロックにどれだけの量の土を運ぶかが特定できている。
ステップS26に移行すると、土量配分計画作成部50は、これまでに設定した運搬元の切土ブロックから運搬先の盛土ブロックまでの運搬経路それぞれにおいて、土の運搬に利用する重機を特定する。なお、土量配分計画作成部50は、重機DB64を参照して、各運搬経路において使用可能な重機のうち最も金銭的コストが低い重機を選択してもよいし、最も運搬時間が短い重機を選択してもよい。この際、土量配分計画作成部50は、重機DB64に格納されている図10(a)、図10(b)に示すような情報を参照することができる。図10(a)は、重機1~3の運搬距離(m)と一時間当たりの運搬土量(m3/h)の関係を示しており、図10(b)は、重機1~3の運搬距離(m)と運搬コスト(円/m3)の関係を示している。例えば、作業者がコスト優先という要求を入力した場合には、土量配分計画作成部50は、図10(b)を参照して、運搬距離に対するコストが最も低い重機を選択する。また、作業者が時間優先という要求を入力した場合には、土量配分計画作成部50は、図10(a)を参照して、運搬距離に対する時間当たりの運搬土量が最も多い重機を選択する。
次いで、ステップS28では、土量配分計画作成部50は、ステップS26で選択した重機のコスト、運搬距離、その他の費用に基づいて、工事価格を算定する。工事価格を算定する際には、土量配分計画作成部50は、図10(b)のような情報を利用することができる。そして、土量配分計画作成部50は、策定した土量配分計画や、算定した工事価格を表示する画面を生成し、表示部93上に表示する。その後は、図3の全処理を終了する。
(将来地形推定部52の処理について)
次に、将来地形推定部52の処理について、図11のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。本処理は、計画領域2における工程計画の策定を支援するとともに、工程計画に基づいて所定期間後の地形データを生成し、出力(表示)する処理である。
図11の処理が開始されると、まず、ステップS50において、将来地形推定部52が、三次元地形データDB60から計画領域2の三次元地形データを取得するとともに、三次元設計データDB62から計画領域2の三次元設計データを取得する。また、将来地形推定部52は、図3の処理で得られた土量配分計画の情報(どこからどこに、どの重機を用いて、どの程度の土を運搬するのかを示す情報)を土量配分計画作成部50から取得する。また、将来地形推定部52は、重機DB64から図10(a)に示すような重機の能力に関する情報を取得する。なお、図3の処理を事前に行っていない場合には、ステップS50において、三次元地形データや三次元設計データ等を用いて図3と同様の処理を実行し、土量配分計画の情報を取得するようにしてもよい。
次いで、ステップS52では、将来地形推定部52が、切土ブロックと盛土ブロックの組み合わせごとの施工数量を算出する。なお、施工数量とは、土を運搬する際の所要工数を意味する。このとき、将来地形推定部52は、用いる重機ごとの施工数量を算出するものとする。例えば、図12の工程計画作成テーブルに示すように、切土ブロックC1から盛土ブロックB1に土を運搬する際の施工数量として、工種「b」(例えばブロック内運搬)の施工数量として「3585」が算出され、工種「c」(例えば粗造成)の施工数量として「3921」が算出されたとする。また、工種「d」(例えば第1の重機を用いた切土ブロックから盛土ブロックへの運搬)の施工数量として「18472」が算出され、工種「e」(例えば第2の重機を用いた切土ブロックから盛土ブロックへの運搬)の施工数量として「46549」が算出されたとする。その他の切土ブロックと盛土ブロックの組み合わせについても同様に施工数量が算出される。
次いで、ステップS54では、将来地形推定部52は、ステップS52で算出した施工数量と、重機の能力情報(図10(a))に基づいて、各施工数量についての所要のべ日数(施工日数)を算定する。将来地形推定部52は、算出した施工日数を図12の工程計画作成テーブルに格納する。
次いで、ステップS56では、将来地形推定部52は、作業者から切土ブロックと盛土ブロックの組み合わせごとの着手条件の入力を受け付ける。例えば、作業者は、図12の工程計画作成テーブルにおいて、切土ブロックと盛土ブロックの組み合わせごとに、施工ができない期間を選択する。図12では、施工ができない期間がグレーで示されている。なお、施工ができない期間とは、例えば、土地収用ができていない期間であったり、施工が完了してなければならない期間などを意味する。なお、図12の工程計画作成テーブルにおいては、開始月(1か月目)~18か月目までの期間に対して、施工ができない期間を設定できるようになっている。
次いで、ステップS58では、将来地形推定部52は、作業者から工程計画の入力を受け付ける。作業者は、図12の工程計画作成テーブルを参照して、どの作業をいつやるかを検討し、図13に示すように工程計画作成テーブルに各作業の作業期間を入力する。作業者は、工程計画を作成する際に、重機の配置順序や導入順序を考慮するものとする。なお、工程計画の作成は、例えば、機械学習や最適化計算等を用いて自動的に行ってもよい。この場合、作業者は、作成された工程計画を確認し、修正等すればよい。
次いで、ステップS60では、将来地形推定部52が、受け付けた工程計画に基づいて、工事着手後の各月に完了している予定の施工数量を算出する。図14には、各月における完了予定の施工数量を示すテーブル(施工数量管理テーブル)が示されている。図14の施工数量管理テーブルにおいては、切土ブロックと盛土ブロックの組み合わせにおける工種ごとの施工数量と施工日数と日施工量が示されている。また、図14のテーブルには、各月において完了する予定の施工数量が示されている。なお、各月において完了する予定の施工数量は、施工日数と日施工量の積(施工日数×日施工量)であり、施工開始後からの累計数である。なお、施工日数については、図13の工程計画作成テーブルの工程計画(各作業の作業期間)から得ることができる。
次いで、ステップS62では、将来地形推定部52が、工事開始から所定期間後(所定月)における各切土ブロック及び各盛土ブロックにおける工事進捗率(以下、単に進捗率という)を算出する。なお、所定月については、作業者が予め選択しているものとする。
例えば、ある切土ブロック(以下、所定の切土ブロックと呼ぶ)に着目した場合、図13の工程計画作成テーブルのうち所定の切土ブロックが搬送元になっている行の施工数量を抽出し、合計することで、所定の切土ブロックが関係する施工数量(予定)を求めることができる。また、図14の施工数量管理テーブルのうち所定の切土ブロックが搬送元になっている全ての行から、所定月までに完了している施工数量を抽出し、合計することで、所定の切土ブロックが関係する施工数量(完了済み)を求めることができる。したがって、将来地形推定部52は、施工数量(予定)に対する施工数量(完了済み)の比率を求めることで、所定月における所定の切土ブロックの進捗率を算出することができる。なお、盛土ブロックについても、同様にして所定月における進捗率を算出することができる。
次いで、ステップS64では、将来地形推定部52は、各ブロックの進捗率を各ブロックに含まれる各メッシュの進捗率とし、各メッシュの切土高又は盛土高に対して進捗率を掛けることで、各メッシュの地形変動量を算出する。また、将来地形推定部52は、各メッシュの地形変動量を三次元地形データに反映させることで編集し、所定月における三次元地形データを作成する。そして、将来地形推定部52は、所定月における三次元地形データを表示部93上に表示する。
以上により、表示部93上には、所定月における三次元地形データを、作業者が確認できる状態で表示することができる。また、作業者は所定月を変更することで、三次元地形データがどのように変化していくかを確かめることができる。なお、将来地形推定部52は、月ごとの三次元地形データを予め作成しておいてもよい。この場合、将来地形推定部52は、月ごとに三次元地形データが変化する様子を順々に表示するようにしてもよい。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、土量配分計画作成部50は、計画領域2の三次元地形データと三次元設計データとから、切土エリアと盛土エリアを生成し(S12)、盛土エリアのうち、施工可能で最も盛土高が大きい盛土ブロック4B’を抽出する(S14)。また、土量配分計画作成部50は、盛土ブロック4B’を含む盛土エリアに隣接する複数の切土エリアそれぞれにおいて、施工可能で最も切土高が大きい切土ブロック4C1~4C3を抽出する(S16)。そして、土量配分計画作成部50は、運搬条件(例えば運搬距離)に基づいて、抽出した切土ブロック4C1~4C3から切土の搬送元の切土ブロックを設定する(S18)。このようにすることで、本実施形態では、現実の施工手順や運搬条件を考慮して、最も盛土高が大きい盛土ブロックに対する切土の搬送元として、適切な切土ブロックを設定することができる。例えば、各ブロック間における土量配分計画を作成する際に最小仕事量を追求すると、現実の施工とかけ離れた土量配分計画が作成されることもあるが、本実施形態のような方法を採用することで、実際に施工できる適切な土量配分計画を作成することができる。
また、本実施形態では、土量配分計画作成部50は、ステップS16で抽出した切土ブロックから、運搬距離が最も短い切土ブロックを選択して、切土の搬送元として設定するので、搬送元として適切な切土ブロックを設定することができる。なお、土量配分計画作成部50は、ステップS16で抽出した切土ブロックから、運搬時間が最も短い切土ブロックや運搬コスト(費用)が最も小さい切土ブロックを選択してもよく、この場合にも搬送元として適切な切土ブロックを設定することができる。なお、土量配分計画作成部50は、運搬時間、運搬コスト、運搬距離の運搬条件のうちの2つ又は全部を考慮して、ステップS16で抽出した切土ブロックから、搬送元の切土ブロックを選択してもよい。例えば、ステップS16で抽出した切土ブロックの2つ又は全部の運搬条件を点数化し、その点数の合計が最も良好な切土ブロックを搬送元に設定してもよい。
また、本実施形態では、土量配分計画作成部50は、盛土高が最も大きい盛土ブロックと切土ブロックとの間の運搬距離を求めるときに、使用可能な重機や、運搬経路の最急勾配i、最小曲率半径Rを考慮するので、使用可能な重機が走行できないような運搬経路を除外して、盛土高が最も大きい盛土ブロックと切土ブロックとの間の運搬距離を求めることができる。
また、本実施形態では、土量配分計画作成部50は、盛土高が最も大きい盛土ブロック4B’に隣接する盛土ブロックのうちで、盛土高が最も大きい盛土ブロック4B”と同一高さになるまでの盛土量を計算し(S20)、計算した盛土量に基づいて、三次元地形データを更新する(S22)。これにより、盛土高が最も大きい盛土ブロック4B’を盛土した後の三次元地形データを得ることができる。また、本実施形態では、三次元地形データを更新しつつ、三次元地形データと三次元設計データが一致するまで、ステップS14~S24の処理・判断を繰り返し実行するので、計画領域2が三次元設計データと一致するまでの土の運搬手順を、順を追って適切に決定することができる。
また、本実施形態によると、将来地形推定部52は、計画領域2内における各ブロック間の土の運搬量の情報を取得し(S50)、使用可能な重機の情報に基づいて、各ブロック間における施工数量を算出する(S52)。また、将来地形推定部52は、各ブロック間における施工数量と、各ブロックの着手条件と、に基づいて作成される工程計画の入力を受け付ける(S58)。そして、将来地形推定部52は、工程計画に基づいて、所定月における各ブロックに含まれる各メッシュの地盤高を算出する(S60、S64)。このように、本実施形態では、各ブロック間における工程計画から所定月における各メッシュの地盤高を算出するので、工程計画通りに施工された場合の所定月における各メッシュの地盤高を精度よく算出することができる。これにより、将来地形を精度よく推定することができる。
また、本実施形態では、将来地形推定部52は、所定月における各メッシュの地盤高に基づいて、計画領域2内の三次元地形データを生成し、出力するので、作業者は、所定月において地形がどのような状態になるのかを確認することができる。
また、本実施形態では、将来地形推定部52は、工程計画に基づいて、所定月における各ブロック及び各メッシュにおける施工の進捗率を算出し、算出した進捗率から各メッシュの地盤高を算出するので、各メッシュの地盤高を精度よくかつ簡易に算出することができる。
なお、上記実施形態では、情報処理装置100が、土量配分計画作成部50と将来地形推定部52の両機能を有する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、情報処理装置100は、土量配分計画作成部50と将来地形推定部52の少なくとも一方の機能のみを有していてもよい。また、土量配分計画作成部50と将来地形推定部52の少なくとも一方の機能をサーバに持たせ、当該サーバと、作業者が利用するクライアント端末とをネットワークにより接続してもよい。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
2 計画領域
50 土量配分計画作成部
52 将来地形推定部
60 三次元地形データDB
62 三次元設計データDB
64 重機DB
100 情報処理装置

Claims (5)

  1. 所定の工事区域内の各領域間における土の搬送量の情報を取得する工程と、
    使用する重機の土の搬送量に関する情報と、前記重機の運搬距離に応じた前記重機の運搬土量と、に基づいて、前記各領域間における土の搬送に必要な所要工数を算出する工程と、
    前記土の搬送量に関する情報と、前記重機の運搬距離に応じた前記重機の運搬土量と、に基づいて算出した前記各領域間における土の搬送に必要な所要工数に基づき、前記工事区域内の各領域における工事着手可能な期間へ前記各領域間における土の搬送に必要な所要工数を割り当てた土の搬送計画情報を取得する工程と、
    前記土の搬送計画情報に基づいて、所定日時における前記工事区域内の各領域の地盤高を算出する工程と、をコンピュータが実行する将来地形推定方法。
  2. 前記所定日時における前記工事区域内の各領域の地盤高に基づいて、前記工事区域内の三次元地形データを生成し、出力する工程を前記コンピュータが実行する請求項1に記載の将来地形推定方法。
  3. 前記各領域間における土の搬送に必要な所要工数と、前記工事区域内の各領域において工事着手可能か否かを示す着手情報へ前記各領域間における土の搬送に必要な所要工数を割り当てた前記土の搬送計画情報を策定する工程を前記コンピュータが実行する請求項1又は2に記載の将来地形推定方法。
  4. 前記地盤高を算出する工程では、前記土の搬送計画情報に基づいて、前記所定日時における前記工事区域内の各領域の工事進捗率を算出し、算出した前記工事区域内の各領域の工事進捗率から前記工事区域内の各領域の地盤高を算出する、請求項1~3のいずれか一項に記載の将来地形推定方法。
  5. 前記重機の前記土の搬送量に関する情報は、前記重機の運搬コストに関する情報を含む請求項1記載の将来地形推定方法。
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