JP7841787B2 - 電動弁 - Google Patents

電動弁

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Description

本発明は、電動弁に係り、特に、異物を捕捉するストレーナを備えた電動弁に関する。
ステッピングモータ等の電動機を使用して弁の開度を制御する電動弁が空気調和機や冷蔵装置、冷凍装置など冷媒回路を備えた冷凍サイクル装置に従来から使用されている。
また上記のような冷凍サイクル装置では、カートリッジ式の電動弁が使用されることがある。これは、冷媒の流入路や流出路を備えたハウジングの弁装着穴に電動弁(弁本体)をカートリッジのように差し込むだけで冷凍サイクル装置に電動弁を組み込むことを可能とするものである。
カートリッジ式の弁によれば、例えば、電動弁の製造者が顧客である冷凍サイクル装置の製造者に対して製品を提供するような場合に、弁本体の外形サイズや各流路孔の位置等の仕様を弁製造者と顧客の双方で予め共有しておき、顧客側がハウジングを冷凍サイクル装置の一部として作製しておけば、当該ハウジングに差し込むだけの簡便な操作で電動弁を冷凍サイクル装置に組み込み完成させることが可能となる。したがって、顧客は効率良く冷凍サイクル装置を製造することが出来る。また、メンテナンス時に電動弁の交換が必要となった場合にも、同様の簡便な操作で交換作業を行うことが出来る。
また、このような電動弁を開示する文献として下記特許文献1がある。
特許文献1:特開2018-173102号公報
ところで、かかる電動弁では、流路内にストレーナを備えることが望ましい。製造時に生じたバリなどの金属片が経年使用により流体中に混入することがあるからである。混入した異物は、例えば閉弁動作時に弁体と弁座の間に噛み込まれ、弁体や弁座が損傷を受けることで弁漏れの原因となることがある。
またストレーナを備える場合、流体の流通を妨げないようにするため、ストレーナ(メッシュ)の開口面積を一定以上確保する必要あり、ストレーナが或る程度の大きさ以上にならざるを得ない。このため特に、ハウジングの弁装着穴に差し込めるように弁本体がコンパクトに構成されたカートリッジ式電動弁では、設置スペースの点からストレーナを備えることは容易ではなく、弁本体の大型化を招くおそれがある。
したがって、本発明の目的は、流体中の異物を除去して弁漏れが生じることを防ぐことにあり、さらに、弁本体を大型化することなくカートリッジ式電動弁にストレーナを組み込むことにある。
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係る電動弁は、弁室を内部に有するとともに弁室に連通する第1流路孔を底部に有し弁室に連通する第2流路孔を有する弁本体と、第1流路孔の弁室側端部に形成された弁座に対して進退動可能に備えられた弁体と、弁体を駆動する電動機の構成部品であるロータと、ロータの回転を直線運動に変換して弁体に伝達する伝達機構とを備えた電動弁であって、当該電動弁は、流体が通過可能な網状のストレーナ本体部とストレーナ本体部を支持する支持部とを有するストレーナをさらに備え、第1流路孔を通過する流体がストレーナ本体部を通過するように支持部が弁本体に固定されている。
本発明の電動弁では、流体中の異物を捕捉するストレーナを弁本体の第1流路孔側に備える。ここで、当該ストレーナは、網状のストレーナ本体部とこれを支持するための支持部とを有する。そして、第1流路孔を通過する流体がストレーナ本体部を通過するように支持部を弁本体に固定するとともに、支持部を第1流路孔が形成されている弁本体の底部に固定する。これにより、流体中の異物を除去して弁漏れが生じることを防ぐことが出来る。なお、支持部について上記「支持部が弁本体に固定されている」とは、支持部が弁本体に直接固定されている場合に限定されるものではなく、例えば他の部材を介して固定されているような間接的に固定されている状態をも含む概念である。
また、本発明に係る電動弁では、上記支持部を弁本体の底部に被せるように当該底部の外周面に固定することがある。これは、電動弁(弁本体)が大型化することを避けるためである。より具体的には、上記のような固定構造によれば、ストレーナの径が大きくなり(例えば第1流路孔の内部にストレーナを設置した場合と比較して)、ストレーナの表面積を大きくすることが出来る。したがってその分、ストレーナの高さを低くする(軸線方向の長さ、即ち流路に沿った長さを短くする)ことができ、ストレーナを組み込むために弁本体が大型化することを避けることが出来る。
また、上記のように支持部を弁本体の外周面に固定するようにすれば、異物の捕捉とは直接関係のないストレーナの固定箇所(支持部)を流路外に逃がすことが出来るから、支持部が流体の流れを乱すような事態が生じることを回避することも可能となる。
また、本発明の一態様に係る電動弁は、弁装着穴と、弁装着穴の底面に開口した第1流路と、弁装着穴の内周面に開口した第2流路と、を備えたハウジングの弁装着穴に挿入することにより当該ハウジングに装着可能な電動弁であって、前記第2流路孔は弁本体の外周面に開口し、弁本体を弁装着穴に挿入したときに第1流路孔が第1流路に連通し、第2流路孔が第2流路に連通する。
さらに、上記一態様に係る電動弁では、弁本体を弁装着穴に挿入したときにストレーナ本体部がハウジングの流入路内に突出するように備えられている。
本発明によれば、流体中の異物を除去して弁漏れが生じることを防ぐことができ、さらに、弁本体を大型化することなくカートリッジ式電動弁にストレーナを組み込むことが出来る。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基いて述べる以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。なお、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電動弁(閉弁状態)を示す縦断面図である。 図2は、前記第1実施形態に係る電動弁(開弁状態)を示す図である。 図3は、本発明の第2の実施形態に係る電動弁(閉弁状態)を示す縦断面図である。
〔第1実施形態〕
図1から図2を参照して本発明の第1の実施形態に係る電動弁について説明する。なお、各図には上下方向および左右方向を表す互いに直交する二次元座標を適宜表示し、以下の説明はこれらの方向に基いて行う。ただし、本発明および本実施形態(後述の第2実施形態も同様)の電動弁は様々な向きで使用することが可能であり、各方向は説明の便宜上のものであって本発明の各部構成はこれらの方向によって何ら限定されるものではない。
図1から図2に示すように、本発明の実施形態に係る電動弁11は、例えばヒートポンプ式冷暖房システムのような冷凍サイクル装置に備えられたハウジング51の弁装着穴51aにねじ込むことにより当該冷凍サイクル装置に組み込むことが可能なカートリッジ式の電動弁である。
そして当該電動弁11は、弁室13を内部に有するとともに弁室13に連通する流入孔(本発明の第1流路孔に相当する)14および流出孔(本発明の第2流路孔に相当する)15を有する弁本体12と、流入孔14の弁室側端部に形成された弁座16に対して進退動(上下動)可能に備えられた弁体17と、弁体17を駆動する電動機21と、電動機21の回転を減速する減速機構30と、減速機構30によって減速された回転を直線運動に変換して弁体に伝達する伝達機構34と、弁本体12の上部に密閉空間を形成するキャン(密閉容器)28と、弁本体12とキャン28を接続する接続部材35と、冷媒中の異物を捕捉するストレーナ19とを備えている。
ハウジング51は、冷媒を流入させる流入路(本発明の第1流路に相当する)52と、冷媒を流出させる流出路(本発明の第2流路孔に相当する)53とを有する。流入路52は、ハウジング51の底面から垂直上方に延びて弁装着穴51aの底面に開口する。流出路53は、ハウジング51の側面から水平に延びて弁装着穴51aの内周面に開口している。
一方、弁本体12の流入孔14は、弁本体12の下端部分である底部(「弁本体底部」とも言う)12aを垂直(上下方向)に貫通し、弁本体12の底面に開口している。また当該底部12aは、電動弁11をハウジング51に装着したとき(弁本体12を弁装着穴51a内に配置したとき)にハウジング51の流入路52の上端部に差し込まれる。また弁本体底部12aの下端外周面には、後に述べるストレーナ19の支持部19bを装着するための段部12bを形成してある。
他方、弁本体12の流出孔15は、本実施形態では、左側面と右側面と前側面と後側面(前後方向は図1の紙面に直交する方向である)においてそれぞれ弁本体12の周壁を水平に貫通する4つの貫通孔からなる。また、これら4つの貫通孔(流出孔)15の上部位置(弁本体12の上部外周面)と下部位置(弁本体底部12aの外周面)には、弁本体12を取り囲むように水平に延び且つ弁装着穴51aまたは流入路52の内周面と弁本体12との間に介在されるようにシール材(Oリング)18を備え、これらのシール材18によって挟まれたリング状の流路空間が、ハウジング51(弁装着穴51aの内周面)と弁本体12(弁本体12の外周面)との間に形成されるようにしてある。
したがって、電動弁11をハウジング51に装着する(弁本体12を弁装着穴51a内に設置する)と、流入孔14が流入路52に連通し、流出孔15が上記リング状の流路空間を介して流出路53に連通することとなる。なお、弁本体12をハウジング51に固定するため、弁装着穴51aの上部内周面には雌ねじを形成し、この雌ねじに螺合する雄ねじを弁本体12の上部外周面に形成してある。
弁本体底部12aには、前記ストレーナ19を設置する。ストレーナ19は、冷媒を通過させるが異物を捕捉することが可能なメッシュ(網目)状のストレーナ本体部19aと、ストレーナ本体部19aを支持するリング状の支持部19bとを有し、ストレーナ本体部19aは、平坦な底面を有する深皿状(浅いカップ状)の形状を有する。そして、当該ストレーナ19は、弁本体底部12aの段部12bに支持部19bを被せるようにすることにより、別の表現をすれば、支持部19bを弁本体底部12aの段部12bの外側に(外周面に)嵌める(逆の言い方をすれば、弁本体底部12aの段部12bが支持部19bの内側に嵌め込まれるようにする)ことにより、弁本体底部12aに固定する。
ストレーナ19を上記のような固定構造としたのは、ストレーナ19を備えるために弁本体12が大型化することを避けるためである。つまり、上記のような固定構造によれば、ストレーナ19の径が大きくなるから、ストレーナ本体部19aの表面積を大きくすることが出来る。したがってその分、ストレーナ本体部19aの高さ寸法(上下方向の寸法)hを小さく抑えることが可能となり、ストレーナ19を収容するための空間を新たに設ける必要性(例えば弁本体12の底部12aを下方へ延長してストレーナ19の収容空間を形成するなど)が生じることを避けることが出来る。
弁体17を駆動する電動機21は、本実施形態ではステッピングモータにより構成する。このステッピングモータ21は、接続部材35の上面を覆うように接続部材35に固定した無底有蓋(底面が開放され天面が閉塞された)の円筒状のキャン28の外側(外周)に設置したステータ22と、キャン28の内側(内周)に回転可能に設置したロータ23とからなる。なお、キャン28は、接続部材35の上端部外周面にリング状のベースプレート29を介して接合されている。
ステータ22は、ヨーク24と、ボビン25に巻線を巻装したコイル26と、ヨーク24とコイル26を覆う樹脂モールドカバー27とを有する。一方、ロータ23の内側には、前記減速機構30として、高い減速率を有し小型化に有利な不思議遊星歯車機構を備える。ロータ23の回転は、当該減速機構30により減速され、ロータ23の下面中心部に備えた出力軸31に伝達されて当該出力軸31から出力される。
ロータ23の下部には筒状の軸受部材32を配置し、この軸受部材32によって出力軸31を回転可能に支持する。軸受部材32は、接続部材35に固定されている。
接続部材35は、弁本体12の上面部に電動機21を備えるために弁本体12とキャン28とを接続する部材であるが、当該接続部材35は、後に述べる下側ばね受け部材40とともに弁本体12の上面に形成されている接続開口12cにねじ込まれ、これにより弁室13の上面開口である接続開口12cが閉塞される。
また、接続部材35は、互いに連通する貫通孔である大径孔35aと小径孔35bを有する筒状部材である。大径孔35aは、接続部材35の上部中心部を貫通し、軸受部材32を上方から嵌挿できるように径が大きい。小径孔35bは、接続部材35の下部中心部を貫通して径が小さい。前記軸受部材32は、接続部材上部の大径孔35aに嵌挿され、かしめることにより固定されている。
軸受部材32の上面中心部には嵌挿穴32aを形成し、この嵌挿穴32aに前記出力軸31を回転可能に挿入してある。一方、軸受部材32の中心部下部には雌ねじ部32bを形成し、この雌ねじ部32bにねじ駆動部材33の外周面に形成した雄ねじ部33bを螺合させてある。これら軸受部材32(雌ねじ部32b)とねじ駆動部材33(雄ねじ部33b)は、送りねじ機構34を形成し、減速機構30を介してステッピングモータ21から供給される回転運動を上下方向への直線運動に変換して弁体17に伝達する前記伝達機構34を構成するものである。
ここで、ロータ23と出力軸31は上下方向の一定位置で上下動せずに回転運動しており、出力軸31の下端部に設けたスリット状の嵌合溝31aにねじ駆動部材33の上端部に設けた平ドライバ形状の板状部33aを挿入してロータ23(出力軸31)の回転運動をねじ駆動部材33側に伝達する。ねじ駆動部材33に設けた板状部33aが出力軸31の嵌合溝31a内で上下方向に摺動することにより、ロータ23が回転すれば出力軸31は上下方向に移動しないにも拘らず、ねじ駆動部材33は前記ねじ送り機構34によって上下方向に直線運動する。
このねじ駆動部材33の直線運動は、ボール36およびボール受座37からなるボール状継手38と、上側ばね受け部材39とを介して弁体17に伝達される。弁体17は、弁座16に接離する(当接及び離間する)弁体本体部17aと、弁体本体部17aの上面中心部から上方に立ち上がる段付き円柱状の弁体基部17bとからなる。そして、上側ばね受け部材39の下面中心部に形成した嵌合穴(下面嵌合穴)39aに弁体基部17bの上端部を嵌挿させて上側ばね受け部材39と弁体17(弁体基部17b)とを連結してある。また、上側ばね受け部材39の上面中心部にも嵌合穴(上面嵌合穴)39bを設け、この上面嵌合穴39bにボール受座37を嵌め込んである。さらに、上側ばね受け部材39は、接続部材35の前記小径孔35b内に上下動自在に嵌挿してある。
また、弁本体12の接続開口12cには、下側ばね受け部材40と接続部材35を順にねじ込むことにより固定してあるが、弁室13の上部に固定した下側ばね受け部材40にはその中心部に、弁体基部17bを上下摺動可能に貫通させるとともに圧縮コイルばね41を設置する段付き貫通孔を形成してある。そして当該貫通孔上部の段部と、前記上側ばね受け部材39との間に圧縮コイルばね41を備える。この圧縮コイルばね41は、弁体17を上方(開弁方向)に付勢するもので、開弁操作時に電動機21の駆動力に加えて当該コイルばね41の付勢力を弁体17に付与することによってより確実に開弁動作を行わせる。
また前述した、弁本体12、流入孔14、弁座16、弁体17およびボール状継手38の中心軸線A、ならびに、ねじ駆動部材33、出力軸31およびロータ23の中心軸線(回転軸)Aは、互いに一致している。
本実施形態に係る電動弁11の動作について述べれば次のとおりである。
図1に示す閉弁状態からロータ23が一方向に回転するようにステータ22(コイル26)に電流が供給されると、ロータ23の回転が減速機構30により減速された後、送りねじ機構34によって直線運動に変換され、ねじ駆動部材33が上方へ引き上げられる。これに伴い、圧縮コイルばね41の付勢力によって上側ばね受け部材39およびボール状継手38を介してねじ駆動部材33の下面に押し付けられている弁体17(弁体基部17b)が上方に引き上げられて弁体17(弁体本体部17a)が弁座16から離れ、流入路52および流入孔14を通って流入した冷媒が弁室13および流出孔15を通って流出路53から流出する開弁状態となる(図2の矢印F参照)。なお、この開弁状態における冷媒の通過量(冷媒流量)は、ロータ23の回転量(弁座16と弁体17との間の距離)によって調整することが出来る。
また上記開弁状態では、流入する冷媒中に含まれる異物は、弁本体底部12aに備えたストレーナ19によって捕捉され、弁内(流入孔14や弁室13の中)に異物が入り込むことが阻止される。さらに、ストレーナ19の支持部19bが弁本体底部12aの外周面に(即ち流路外に)配置されているから、支持部19bによって冷媒の流れが乱されることが無い。また、弁座16に近い部分にストレーナ19を配置し、冷媒中に含まれ上流から流れて来る気泡をストレーナ19で破砕することが出来るから、大きな気泡が弁座16と弁体17との間を通過するときに破裂して異音を生じさせることを防ぐことができ、これにより電動弁11を静音化することも出来る。
一方、当該開弁状態から上記一方向とは逆方向にロータ23が回転するようにステータ22(コイル26)に電流が供給されると、ロータ23の回転が送りねじ機構34によって直線運動に変換され、ねじ駆動部材33が下方へ移動する。この下降動作に伴い、弁体17は下方へ移動し、弁体17(弁体本体部17a)が弁座16に当接すると流入孔14と流出孔15と間の流路が遮断され、閉弁状態(図1参照)となる。
また、本実施形態の電動弁11では前述のようにストレーナ19によって弁内への異物の侵入が阻止されるから、上記閉弁動作時に弁体17と弁座16との間に異物が噛み込まれ、弁体17や弁座16が損傷を受けて弁漏れが生じることを防ぐことが出来る。
〔第2実施形態〕
図3を参照して本発明の第2の実施形態に係る電動弁について説明する。
図3に示すように本実施形態の電動弁61は、第1実施形態と同様に網目状のストレーナ本体部19cと、リング状の支持部19bとを有するストレーナ19を備えたものであるが、ストレーナ本体部19cは、第1実施形態と異なり、下方へ突出した半球状の形状を有する。
また、ストレーナ19は、弁本体底部12aの内側に固定する。そのため、第1実施形態のように弁本体底部12aの外周面に段部12bを形成する代わりに、流入孔14の下端部に内径を広げた拡径部12dを形成し、この拡径部12dに支持部19bを嵌め込むことによりストレーナ19を弁本体底部12aに固定する。
上述したストレーナ19と弁本体底部12aの形状以外の部分については、第1実施形態の電動弁11と同様であるから、第1実施形態の電動弁11と同一または相当する構成に同一の符号を付して重複する説明を省略する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。
例えば、上述の各実施形態では、開弁状態では、冷媒は流入路(第1流路)52および流入孔(第1流路孔)14を順に通って弁室13に流入し、流出孔(第2流路孔)15を通って流出路(第2流路)53から流出することとしたが、冷媒が流出路(第2流路)53および流出孔(第2流路孔)15を順に通って弁室13に流入し、流入孔(第1流路孔)14を通って流入路(第1流路)52から流出する使い方をしても良い。その場合は、弁本体12に対する支持部19bの固定をより強固にすることが望ましい。
また、本発明に言うストレーナ(ストレーナ本体部)は、板状のストレーナ、すなわち、板材に細かい孔を開けたパンチングメタルのようなストレーナであっても良い。さらに、上述の各実施形態では、減速機構で減速したロータの回転を送りねじ機構によって直線運動に変換して弁体に伝達する電動弁として説明したが、減速機構を備えない直動式の電動弁にも本発明を適用することが出来る。なお、直動式の電動弁とは、例えば、減速機構を介さずにロータの回転を送りねじ機構で直線運動に変換して弁体に伝達する電動弁である。
A 中心軸線
F 冷媒の流れ
11,61 電動弁
12 弁本体
12a 弁本体底部
12b 段部
12c 接続開口
12d 拡径部
13 弁室
14 流入孔(第1流路孔)
15 流出孔(貫通孔)(第2流路孔)
16 弁座
17 弁体
17a 弁体本体部
17b 弁体基部
18 シール材
19 ストレーナ
19a,19c ストレーナ本体部
19b 支持部
21 電動機(ステッピングモータ)
22 ステータ
23 ロータ
24 ヨーク
25 ボビン
26 コイル
27 樹脂モールドカバー
28 キャン
29 ベースプレート
30 減速機構(不思議遊星歯車機構)
31 出力軸
31a 嵌合溝
32 軸受部材
32a 嵌挿穴
32b 雌ねじ部
33 ねじ駆動部材
33a 板状部
33b 雄ねじ部
34 伝達機構(送りねじ機構)
35 接続部材
35a 大径孔
35b 小径孔
36 ボール
37 ボール受座
38 ボール状継手
39 上側ばね受け部材
39a 嵌合穴(下面嵌合穴)
39b 嵌合穴(上面嵌合穴)
40 下側ばね受け部材
41 圧縮コイルばね
51 ハウジング
51a 弁装着穴
52 流入路(第1流路)
53 流出路(第2流路)

Claims (3)

  1. 弁室を内部に有するとともに、当該弁室に連通する第1流路孔を底部に有し、当該弁室に連通する第2流路孔を有する、弁本体と、
    前記第1流路孔の弁室側端部に形成された弁座に対して進退動可能に備えられた弁体と、
    前記弁体を駆動する電動機の構成部品であるロータと、
    前記ロータの回転を直線運動に変換して前記弁体に伝達する伝達機構と、
    を備えた電動弁であって、
    前記電動弁は、流体が通過可能な網状のストレーナ本体部と、当該ストレーナ本体部を支持する支持部とを有する、ストレーナをさらに備え、
    前記第1流路孔を通過する前記流体が前記ストレーナ本体部を通過するように前記支持部が前記弁本体に固定されており、
    前記支持部は、前記第1流路孔が形成されている前記弁本体の底部に固定されている
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 前記支持部は、前記弁本体の底部に被せるように当該底部の外周面に固定されている
    請求項に記載の電動弁。
  3. 弁装着穴と、前記弁装着穴の底面に開口した第1流路と、前記弁装着穴の内周面に開口した第2流路と、を備えたハウジングの前記弁装着穴に挿入することにより当該ハウジングに装着可能な電動弁であって、
    前記第2流路孔は、前記弁本体の外周面に開口し、
    前記弁本体を前記弁装着穴に挿入したときに、前記第1流路孔が前記第1流路に連通し、前記第2流路孔が前記第2流路に連通し、
    前記ストレーナ本体部は、前記弁本体を前記弁装着穴に挿入したときに、前記第1流路内に突出するように備えられている
    請求項1または2に記載の電動弁。
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