JP7828573B2 - 水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所 - Google Patents

水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所

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本発明は、水電解装置と液体水素貯蔵設備を併設した鉄筋コンクリート構造の浮体式洋上風力発電所に関するものである。
近年、再生可能エネルギー利用の増加に伴い、洋上は風を遮る障害物が無く、風向き、風速が一定していて変わらないことから安定した電力を得られることが期待される。
現在、実用化されている洋上風力発電装置の構造は、陸上で稼働している装置と同様であり、洋上では陸上に比べて風力発電装置を設置するうえでの制約が少ないため、今後は、洋上での設置が増えていくものと考えられる。
現在、ヨーロッパ等で普及している洋上風力発電装置の支柱が海底まで到達している着床式の場合は水深約50m位までの比較的水深が浅い場所に適しているが、日本の場合は、水深が比較的浅い大陸棚の面積が少ないため、日本では、風力発電装置を洋上に浮かべ、鎖、ワイヤーロープ等で海底に係留することにより位置を保持する浮体式に移行しつつあるのが現状である。
浮体式洋上風力発電装置は、水中に配置した浮体と、浮体に立設した塔部で構成され、塔部の頂部にナセルとブレードで構成した風力発電装置が取り付けられる。
現在主流の浮体式洋上風力技術には、主に、スパー型、セミサブ型、バージ型、TLP型の4種類の形式がある。
現在では、設備1台あたりの大出力化が求められており、それに伴いブレードを長くして風車体受風面積を大きくする必要があり、現在ではブレードの長さが80mを超える大型の洋上風力発電装置が実用化されつつある。
従来、指定された海域に浮体式洋上風力発電装置を設置するためには、浮体を設置海域まで台船等により曳航して係留したあと、クレーン船等によって上部構造体を浮体の上端部に移動させ、浮体と上部構造体を連結させていた。
また、近年では再生可能エネルギーの中で、太陽光発電や風力発電等で発電した電気を利用し、水を電気分解して水素と酸素に分離する方法で製造した「グリーン水素」と呼ばれる水素が注目されている。
現在、洋上風力発電装置で発電した電気は、海底に敷設した海底用送電ケーブルを経由して水素製造工場に送られ水電解水素製造装置により水から水素を製造しているため、海底に送電設備を新設する必要があり、大がかりな工事となって設置コストが膨大なものとなり、普及の妨げとなっていた。
しかしながら、浮体式洋上風力発電装置が設置される水深50m以上の海域は、一般的な海洋工事が行われる海域に比べて海象条件が厳しい場合が多く、浮体式洋上風力発電装置の設置作業は、海象条件の厳しい状況下で海象条件の比較的穏やかな時期を見計らって実施しなければならないため、設置作業の実施時期や期間が限定されるという問題があった。
さらに、浮体式洋上風力発電装置の設置は、大型作業船を用いて繊細な作業が要求されるため、建設コストの増加を招くといった問題もあった。
さらに、浮体式洋上風力発電装置で発電した電気で「グリーン水素」を製造するためには、水素製造工場まで電気を送電するための海底用送電ケーブルを海底に敷設しなければならないといった問題もあった。
以上の現状に鑑み、本発明は、浮体式洋上風力発電所を設置する海に近い海岸に、浮体式洋上風力発電所を建設するための施設を構築し、超高層ビル等の建築工事で培った技術を活かして浮体式洋上風力発電所を建設し、陸上で組み立てた浮体式洋上風力発電所を水上に浮かべ、タグボート(曳舟)で現場まで曳航することにより、施工日数の大幅な短縮と、陸上での効率的な建設方法を提供すると共に、効率的にグリーン水素を製造するため、浮体式洋上風力発電所の内部に、浮体式洋上風力発電所で発電した電気を電源として海水を電気分解して水素を生成させるための水電解装置と、生成した水素を貯蔵するための液体水素貯蔵設備を設置することを目的とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数枚のブレードと増速機発電機を内蔵したナセルを支えるタワーで構成した浮体式洋上風力発電において、洋上に配置するタワー部(4)を円錐形の鉄筋コンクリート構造で構築し、頂上部(33)を円形状の平面で形成し、前記頂上部(33)にナセルを取り付けるための鋼管(23)を取り付け、前記頂上部(33)のタワー部上部直径(A)は直径5mで形成し、さらに頂上部(33)のタワー部上部スラブ厚さ(B)は500mmで形成し、さらにタワー部(4)の頂上部(33)からタワー底部(39)までのタワー部高さ(C)は97mで形成し、タワー部(4)の下部は各階の高さが共に5mで形成した4層構造の建屋(5)で構成し、さらにタワー部(4)の底部のタワー底部スラブ厚さ(D)は1mで形成し、前記タワー部(4)の下部のタワー土台直径(S)を直径25mの円形で形成したタワー部(4)と、水中に配置する浮力体部(8)は円筒形で鉄筋コンクリート構造で構築すると共に、水素 工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)を洋上に浮かべる浮体としての役目を果たすため内部を空洞で構成し、前記浮力体部(8)の鉄筋コンクリートの外周面、上下面の外皮の厚さは、上部、下部、外周面共に全て200mmで形成し、さらに浮力体部(8)の前後底部は前方向と後方向に向けて傾斜させた形状で形成し、さらに浮力体部(8)の浮力体部直径(N)は直径100mの円形状で形成し、さらに浮力体部(8)の浮力体部高さ(J)は10mで形成し、さらに浮力体部(8)の前方向と後方向の前方傾斜部(31)と後方傾斜部(32)の前方傾斜部先端部高さ(K)と、後方傾斜部後端部高さ(R)は共に3mで形成し、さらに前方傾斜部(31)と後方傾斜部(32)の前方傾斜部角度(M)、後方傾斜部角度(P)は共に14度で形成し、前記前方傾斜部(31)の前方傾斜部最大巾(L)と、前記後方傾斜部(32)の後方傾斜部最大巾(Q)は共に12mで形成し、さらに浮力体部(8)の側面には、6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B)(12)、係留ワイヤー(C)(13)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を浮力体部(8)の側面の定位置でガイドさせるため、半径30cmで概ね半円筒状に成形した6か所の係留ワイヤー用ガイド穴(A)(25)、係留ワイヤー用ガイド穴(B)(26)、係留ワイヤー用ガイド穴(C)(27)、係留ワイヤー用ガイド穴(D)(28)、係留ワイヤー用ガイド穴(E)(29)、係留ワイヤー用ガイド穴(F)(30)を浮力体部(8)の上面に対して水平面で見たときに中心から60度ごとに放射状に延設した位置に成形した浮力体部(8)と、海面(7)の波による抵抗を最小限に抑え、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)の揺れを抑えるため、タワー部(4)と浮力体部(8)を連結するための8本の支柱(6)は共に直径2m、肉厚30mm、長さ10mの円筒状の鋼管で成形し、浮力体部(8)の上面の中心から半径1050cmの円周上の、水平面で見たときに中心から45度ごとに放射状に延設された位置に8本の支柱(A)(45)、支柱(B)(46)、支柱(C)(47)、支柱(D)(48)、支柱(E)(49)、支柱(F)(50)、支柱(G)(51)、支柱(H)(52)の中心が位置するように垂直に取り付けられると共に、8本の支柱(A)(45)、支柱(B)(46)、支柱(C)(47)、支柱(D)(48)、支柱(E)(49)、支柱(F)(50)、支柱(G)(51)、支柱(H)(52)の上部を、タワー底部(39)の下面に取り付けた支柱(6)と、タワー部(4)の概ね頂上部(33)からタワー底部(39)を貫通し、浮力体部(8)の中心部の概ね底部まで、直径4mの円筒形で形成した竪穴区画(34)と、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)をTLP型で海底(9)に係留させるため、海底(9)に設置した6基の海底基礎杭(A)(17)、海底基礎杭(B)(18)、海底基礎杭(C)(19)、海底基礎杭(D)(20)、海底基礎杭(E)(21)、海底基礎杭(F)(22)に対して、それぞれ6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B)(12)、係留ワイヤー(C)(13)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を取り付け、海面(7)が支柱(6)の概ね上下中央位置になるように6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B)(12)、係留ワイヤー(C)(1 3)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を個々に巻取り・送り出しするためのワイヤー巻取り・送り出し機(60)を建屋1階(38)の内部の竪穴区画(34)の側面近傍の円周上に均等に割り当て配置し、前記浮力体部(8)の側面に形成した係留ワイヤー用ガイド穴を経由させた係留ワイヤーの一端を、ワイヤー用滑車を介して前記タワー部(4)の建屋内に引き込み、係留ワイヤーの長さを個々に調節して浮力体部(8)を海面(7)に対して水平を保つように強制的に潜水させることにより、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)が海面(7)に対して縦揺れ、横揺れを小さく抑え水平状態を維持するように構成したワイヤー巻取り・送り出し機(60)と、このように構成したタワー部(4)の建屋(5)の内部に、海水を真水に変えるための海水淡水化装置(58)を設置し、前記海水淡水化装置(58)で生成した真水を、ナセルの内部の発電装置で発電した電気で電気分解して水素を発生させるための水電解装置(53)と、さらに電気分解した水素を液化させるための水素液化装置(54)を設置し稼働させることにより、海水から液体水素を製造すると共に、製造した液体水素を竪穴区画(34)を経由させ浮力体部(8)の内部に設置したコールドボックス内の液体水素貯蔵タンク(55)に貯蔵したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、複数枚のブレードと増速機発電機を内蔵したナセルを支えるタワーで構成した浮体式洋上風力発電において、洋上に配置するタワー部(4)を円錐形の鉄筋コンクリート構造で構築し、頂上部(33)を円形状の平面で形成し、前記頂上部(33)にナセルを取り付けるための鋼管(23)を取り付け、前記頂上部(33)のタワー部上部直径(A)は直径5mで形成し、さらに頂上部(33)のタワー部上部スラブ厚さ(B)は500mmで形成し、さらにタワー部(4)の頂上部(33)からタワー底部(39)までのタワー部高さ(C)は97mで形成し、タワー部(4)の下部は各階の高さが共に5mで形成した4層構造の建屋(5)で構成し、さらにタワー部(4)の底部のタワー底部スラブ厚さ(D)は1mで形成し、前記タワー部(4)の下部のタワー土台直径(S)を直径25mの円形で形成したタワー部(4)と、水中に配置する浮力体部(8)は円筒形で鉄筋コンクリート構造で構築すると共に、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)を洋上に浮かべる浮体としての役目を果たすため内部を空洞で構成し、前記浮力体部(8)の鉄筋コンクリートの外周面、上下面の外皮の厚さは、上部、下部、外周面共に全て200mmで形成し、さらに浮力体部(8)の前後底部は前方向と後方向に向けて傾斜させた形状で形成し、さらに浮力体部(8)の浮力体部直径(N)は直径100mの円形状で形成し、さらに浮力体部(8)の浮力体部高さ(J)は10mで形成し、さらに浮力体部(8)の前方向と後方向の前方傾斜部(31)と後方傾斜部(32)の前方傾斜部先端部高さ(K)と、後方傾斜部後端部高さ(R)は共に3mで形成し、さらに前方傾斜部(31)と後方傾斜部(32)の前方傾斜部角度(M)、後方傾斜部角度(P)は共に14度で形成し、前記前方傾斜部(31)の前方傾斜部最大巾(L)と、前記後方傾斜部(32)の後方傾斜部最大巾(Q)は共に12mで形成し、さらに浮力体部(8)の側面には、6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B)(12)、係留ワイヤー(C)(13)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を浮力体部(8)の側面の定位置でガイドさせるため、半径30cmで概ね半円筒状に成形した6か所の係留ワイヤー用ガイド穴(A)(25)、係留ワイヤー用ガイド穴(B)(26)、係留ワイヤー用ガイド穴(C)(27)、係留ワイヤー用ガイド穴(D)(28)、係留ワイヤー用ガイド穴(E)(29)、係留ワイヤー用ガイド穴(F)(30)を浮力体部(8)の上面に対して水平面で見たときに中心から60度ごとに放射状に延設した位置に成形した浮力体部(8)と、海面(7)の波による抵抗を最小限に抑え、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)の揺れを抑えるため、タワー部(4)と浮力体部(8)を連結するための8本の支柱(6)は共に直径2m、肉厚30mm、長 さ10mの円筒状の鋼管で成形し、浮力体部(8)の上面の中心から半径1050cmの円周上の、水平面で見たときに中心から45度ごとに放射状に延設された位置に8本の支柱(A)(45)、支柱(B)(46)、支柱(C)(47)、支柱(D)(48)、支柱(E)(49)、支柱(F)(50)、支柱(G)(51)、支柱(H)(52)の中心が位置するように垂直に取り付けられると共に、8本の支柱(A)(45)、支柱(B)(46)、支柱(C)(47)、支柱(D)(48)、支柱(E)(49)、支柱(F)(50)、支柱(G)(51)、支柱(H)(52)の上部を、タワー底部(39)の下面に取り付けた支柱(6)と、タワー部(4)の概ね頂上部(33)からタワー底部(39)を貫通し、浮力体部(8)の中心部の概ね底部まで、直径4mの円筒形で形成した竪穴区画(34)と、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)をTLP型で海底(9)に係留させるため、海底(9)に設置した6基の海底基礎杭(A)(17)、海底基礎杭(B)(18)、海底基礎杭(C)(19)、海底基礎杭(D)(20)、海底基礎杭(E)(21)、海底基礎杭(F)(22)に対して、それぞれ6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B)(12)、係留ワイヤー(C)(13)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を取り付け、海面(7)が支柱(6)の概ね上下中央位置になるように6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B)(12)、係留ワイヤー(C)(13)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を個々に巻取り・送り出しするためのワイヤー巻取り・送り出し機(60)を建屋1階(38)の内部の竪穴区画(34)の側面近傍の円周上に均等に割り当て配置し、前記浮力体部(8)の側面に形成した係留ワイヤー用ガイド穴を経由させた係留ワイヤーの一端を、ワイヤー用滑車を介して前記タワー部(4)の建屋内に引き込み、係留ワイヤーの長さを個々に調節して浮力体部(8)を海面(7)に対して水平を保つように強制的に潜水させることにより、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)が海面(7)に対して縦揺れ、横揺れを小さく抑え水平状態を維持するように構成したワイヤー巻取り・送り出し機(60)と、このように構成したタワー部(4)の建屋(5)の内部に、海水を真水に変えるための海水淡水化装置(58)を設置し、前記海水淡水化装置(58)で生成した真水を、ナセルの内部の発電装置で発電した電気で電気分解して水素を発生させるための水電解装置(53)と、さらに電気分解した水素を液化させるための水素液化装置(54)を設置し稼働させることにより、海水から液体水素を製造すると共に、製造した液体水素を竪穴区画(34)を経由させ浮力体部(8)の内部に設置したコールドボックス内の液体水素貯蔵タンク(55)に貯蔵したことにより、超高層ビル等の建築現場で培った技術を活用し、製作日数を大幅に短縮すると共に、浮体式洋上風力発電所で得られた電気出力を電源として海水を電気分解し水素を直接生成することが可能となった。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図7には、この発明の実施の形態を示す。
図1は、本発明の水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1を洋上に設置した状態を斜視図で示す。水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1はハブ10に取り付けた3本のブレード2と、ナセル3の内部に設置した増速機、発電機、ヨー制御装置等と、さらに前記ナセル3をタワー部4に固定するための鋼管23と、鉄筋コンクリート構造で構築したタワー部4と、さらにタワー部4と浮力体部8を連結させるため直径約2m、肉厚約30mm、長さ約10mの鋼管で成形した8本の支柱6と、さらに水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1を洋上に浮かべて自立させ、浮体構造部としての役目をはたすため鉄筋コンクリート構造で内部を空洞で形成した浮力体部8で構成される。このように構成した浮力体部8の動揺量を極力抑えるようにTLP型で海底9に係留させるため6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16と、前記6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16を海底9に固定するため海底9に固定した6基の海底基礎杭(A)17、海底基礎杭(B)18、海底基礎杭(C)19、海底基礎杭(D)20、海底基礎杭(E)21、海底基礎杭(F)22で構成される。なお、鋼管23に取り付けるナセル3は風の吹いてくる方向に対して常にブレード2を追従させる必要があるため、ナセル3の内部には鋼管23に対して360度回動自在に回転させることが出来るようにヨー制御装置(図示せず)が取り付けられる。
図2は、図1で説明した水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1を正面図で示す。本発明では、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1をTLP型で海底9に係留させるため、海底9に設置した6基の海底基礎杭(A)17、海底基礎杭(B)18、海底基礎杭(C)19、海底基礎杭(D)20、海底基礎杭(E)21、海底基礎杭(F)22に対して、それぞれ6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16を取り付け、海面7が支柱6の概ね上下中央位置になるように6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16の長さを個々に調節して浮力体部8を海面7に対して水平を保つように強制的に潜水させることにより、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1が海面7に対して縦揺れ、横揺れを小さく抑え水平状態を維持することが出来るようになり、風に対して安定した状態でブレード2を回転させることが可能になった。
図3は、図1、図2で説明したタワー部4と支柱6と浮力体部8を図3aの平面図と、図3bの正面図で示す。タワー部4は円錐形の鉄筋コンクリート構造で構築され、頂上部33は、図6のタワー部上部直径Aで示すように直径約5mの円形で成形され、タワー部上部スラブ厚さBは約500mm、タワー部4の頂上部33からタワー底部39までのタワー部高さCは約97m、タワー部4のタワー部土台40を構成するタワー底部スラブ厚さDは約1m、タワー部土台40を構成するタワー土台直径Sは円形で直径約25m、タワー部4の下部には、各階の高さが共に約5mで形成された4層構造(建屋1階38、建屋2階37、建屋3階36、建屋4階35で示す)の建屋5が構築される。浮力体部8は円筒形で浮体としての役目をはたすため内部を空洞で構成し、図6で示すように浮力体部8の浮力体部直径Nは約100m、浮力体部高さJは約10mで形成され、さらに図3で示すように浮力体部8の底面の前後に、陸地で構築した水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1を安定した状態で進水させるため、前方向と後方向の両方向の底部を、前方傾斜部31(底部と前方傾斜部31との境目を図3aの一点鎖線(A)41で示す)と、後方傾斜部32(底部と後方傾斜部32の境目を図3aの一点鎖線(B)42で示す)で示すように先端部と後端部に向け、図6の前方傾斜部角度Mと、後方傾斜部角度で示すように共に約14度の角度で傾斜させた形状で形成され、さらにタワー部4と浮力体部8を連結するため浮力体部8の上面の中心部の回りに直径約2m、肉厚約30mm、長さ約10mの鋼管で成形した8本の支柱6を、水平面で見たときに中心から45度ごとに放射状に延設した円周上の位置に取り付けた状態を示す。
さらに浮力体部8の側面には、図1、図2で説明した6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16を、浮力体部8の側面の定位置でガイドするため、半径約30cmで概ね半円筒状(かまぼこ状)に成形した6か所の係留ワイヤー用ガイド穴(A)25、係留ワイヤー用ガイド穴(B)26、係留ワイヤー用ガイド穴(C)27、係留ワイヤー用ガイド穴(D)28、係留ワイヤー用ガイド穴(E)29、係留ワイヤー用ガイド穴(F)30が形成される。
さらにタワー部4の概ね頂上部33からタワー底部39を貫通し、浮力体部8の中心部の概ね底部まで、一点鎖線(C)43で示すように概ね直径約4mの円筒形で形成した竪穴区画34を構築し、さらに竪穴区画34の内部に点検作業を行うための上下移動用階段(図示せず)と簡易リフト(図示せず)を取り付けることにより作業効率を上げることが可能になった。
このように構成したタワー部4の建屋5の内部に、海水を真水に変えるための海水淡水化装置58を設置し、前記海水淡水化装置58で生成した真水を、ナセル3の内部の発電装置で発電した電気で真水を電気分解して水素を発生させるための水電解装置53と、さらに電気分解した水素を液化させるための水素液化装置54を設置し稼働させることにより、海水から液体水素を製造すると共に、製造した液体水素を竪穴区画34を経由させ浮力体部8の内部に設置したコールドボックス内の液体水素貯蔵タンク55に貯蔵させることが可能になった。このように構成することにより電気分解により発生した水素の体積を約800分の1の液体水素に液化させ効率良く貯蔵することが可能になった。このようにして製造した液体水素は、液化水素運搬船に積荷され移送される。
図4は、図1、図2で説明した支柱6と浮力体部8を図4aの平面図と、図4bの正面図で示す。浮力体部8の外周部に成形した6か所の係留ワイヤー用ガイド穴(A)25、係留ワイヤー用ガイド穴(B)26、係留ワイヤー用ガイド穴(C)27、係留ワイヤー用ガイド穴(D)28、係留ワイヤー用ガイド穴(E)29、係留ワイヤー用ガイド穴(F)30の位置は、浮力体部8の上面に対して水平面で見たときに中心から60度ごとに放射状に延設した位置に成形され、係留ワイヤー用ガイド穴(A)25、係留ワイヤー用ガイド穴(B)26、係留ワイヤー用ガイド穴(C)27、係留ワイヤー用ガイド穴(D)28、係留ワイヤー用ガイド穴(E)29、係留ワイヤー用ガイド穴(F)30の形状は、全て、半径約30cmで概ね半円筒状(かまぼこ状)に成形される。
さらにタワー部4と浮力体部8を連結するための8本の支柱6は共に直径約2m、肉厚30mm、長さ10mの円筒状の鋼管で成形され、浮力体部8の上面の中心から半径約1050cmの円周上の、水平面で見たときに中心から45度ごとに放射状に延設された位置に8本の支柱(A)45、支柱(B)46、支柱(C)47、支柱(D)48、支柱(E)49、支柱(F)50、支柱(G)51、支柱(H)52の中心が位置するように垂直に取り付けられると共に、8本の支柱(A)45、支柱(B)46、支柱(C)47、支柱(D)48、支柱(E)49、支柱(F)50、支柱(G)51、支柱(H)52の上部は、図3で説明したタワー底部39の下面に取り付けられる。このようにタワー部4と、浮力体部8を8本の支柱6で連結する理由は、円筒形の丸い直径約2mの支柱でタワー部4を支えることにより、図2で説明した海面7の波による抵抗を最小限に抑え、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1の揺れを抑え、風が吹いてくる方向にブレードを対峙させるためである。
図5は、図1、図2で説明した浮力体部8を海底9に係留するための6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16を、図5aの平面図と、図5bの正面図で示す。6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16を、浮力体部8の側面に成形した6か所の係留ワイヤー用ガイド穴(A)25、係留ワイヤー用ガイド穴(B)26、係留ワイヤー用ガイド穴(C)27、係留ワイヤー用ガイド穴(D)28、係留ワイヤー用ガイド穴(E)29、係留ワイヤー用ガイド穴(F)30を介して浮力体部8が海面7に対して水平になるように、図7で示すワイヤー巻取り・送り出し機60により個々の係留ワイヤー毎に長さを調整することにより、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1は海面7に対して水平状態を容易に保つことが出来るようになった。なお、6か所の係留ワイヤー用ガイド穴(A)25、係留ワイヤー用ガイド穴(B)26、係留ワイヤー用ガイド穴(C)27、係留ワイヤー用ガイド穴(D)28、係留ワイヤー用ガイド穴(E)29、係留ワイヤー用ガイド穴(F)30と、6基の海底基礎杭(A)17、海底基礎杭(B)18、海底基礎杭(C)19、海底基礎杭(D)20、海底基礎杭(E)21、海底基礎杭(F)22との位置関係は、海流と、波による浮力体部8の動揺量を極力抑えるため6か所の係留ワイヤー用ガイド穴(A)25、係留ワイヤー用ガイド穴(B)26、係留ワイヤー用ガイド穴(C)27、係留ワイヤー用ガイド穴(D)28、係留ワイヤー用ガイド穴(E)29、係留ワイヤー用ガイド穴(F)30の直下の海底9に、6基の海底基礎杭(A)17、海底基礎杭(B)18、海底基礎杭(C)19、海底基礎杭(D)20、海底基礎杭(E)21、海底基礎杭(F)22を固定させることにより、TLP型の特徴の1つである海面下での占有面積を抑えることが可能になった。
図6は、図1、図2で説明したタワー部4、支柱6、浮力体部8の部材の寸法、角度をA~Sの記号で示す。タワー部4は円錐形で、頂上部33は円形をした平面で成形され、頂上部33のタワー部上部直径Aは直径約5mで形成し、さらに頂上部33のタワー部上部スラブ厚さBは約500mmで形成し、さらに竪穴区画34は一点鎖線(C)43で示すようにタワー部33の概ね上端部からタワー部土台40を貫通させ浮力体部8の概ね下端部まで概ね直径約4mの円筒形で形成される。さらにタワー部4の頂上部33からタワー底部39までのタワー部高さCは約97mで形成し、さらに4階建ての建屋5の建屋4階高さFは約5m、建屋3階高さGは約5m、建屋2階高さHは約5m、建屋1階高さIは約5mで形成し、さらにタワー部4の底部のタワー底部スラブ厚さDは約1mで形成し、タワー部4の下部のタワー土台直径Sは直径約25mの円形状で形成される。さらに8本の支柱6の支柱高さEは全て約10mで形成し、さらに浮力体部8の鉄筋コンクリートの厚さは、上部、下部、外周面共に全て約200mmで形成し、さらに鉄筋コンクリート構造で構築した浮力体部8の前後底部は前方向と後方向に向けて傾斜させた形状で形成し、さらに浮力体部8の浮力体部直径Nは直径約100mの円形状で形成し、さらに浮力体部8の浮力体部高さJは約10mで形成し、図3で説明した浮力体部8の前方向と後方向の前方傾斜部31と後方傾斜部32の先端部の前方傾斜部先端部高さKと、後方傾斜部後端部高さRは共に約3mで形成し、図3で説明した前方傾斜部31と後方傾斜部32の前方傾斜部角度M、後方傾斜部角度Pは共に約14度で形成し、前記前方傾斜部31の前方傾斜部最大巾Lと、前記後方傾斜部32の後方傾斜部最大巾Qは共に約12mで形成し、さらに竪穴区画34の下部の浮力体部底スラブ厚さOは約200mmで形成される。このようにタワー部4の中心と、8本の支柱6の中心と、浮力体部8の中心を一直線状に構築することにより、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1は海面7に対してバランス良く水平状態を保つことが可能になった。
図7は、図5で説明した6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16の内の一本の係留ワイヤー(C)13を代表して浮力体部8の係留ワイヤー用ガイド穴(B)26を経由させワイヤー巻取り・送り出し機60に巻き付けた状態を部分断面図で示す。海底基礎杭(C)19に取り付けた係留ワイヤー(C)13は、図5で説明した浮力体部8の側面に成形した係留ワイヤー用ガイド穴(B)26を経由し、浮力体部8の上面の係留ワイヤー用ガイド穴(B)26の近傍に取り付けたワイヤー用滑車(B)62と、さらに竪穴区画34の外側近傍の浮力体部8の上面に取り付けたワイヤー用滑車(A)61を経由し、さらにワイヤー用滑車(A)61の直上のタワー部土台40に貫通させたワイヤー通し穴63を経由し、建屋1階38の内部の竪穴区画34の外側近傍に取り付けたワイヤー巻取り・送り出し機60に巻き付け、このように構成した係留ワイヤー(C)13をワイヤー巻取り・送り出し機60により長さ調整をすることにより、海面7に対する水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1の上下高さと傾きを簡単に調整することが可能になった。このように6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16を個々に巻取り・送出しするためのワイヤー巻取り・送出し機60を建屋1階38の内部の竪穴区画34の側面近傍の円周上に均等に割り当て配置することにより建屋1階38の内部のスペースを効率良く活用すると共に、ワイヤー巻取り・送出し機60のメンテナンスを合理的に行うことが可能になった。
なお、図7においては、図1、図2で説明した6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16の内の係留ワイヤー(C)13について説明したが、他の5本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16についても、係留ワイヤー(C)13と同様にワイヤー用滑車とワイヤー巻取り・送り出し機を活用することにより、各々の係留ワイヤーの長さをワイヤー巻取り・送り出し機で調整することが出来るようになり、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所1の水平状態を保つことが可能になった。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
図1、図2において、「6本の係留ワイヤー(A)11、係留ワイヤー(B)12、係留ワイヤー(C)13、係留ワイヤー(D)14、係留ワイヤー(E)15、係留ワイヤー(F)16」と説明したが、係留ワイヤーの種類は、鋼製ワイヤーロープ、合成繊維ロープ、鋼鉄製の鎖を使用する場合もある。
図3において、「・・・ナセル3の内部の発電装置で発電した電気で真水を電気分解して水素を発生させるための水電解装置53と、さらに電気分解した水素を液化させるための水素液化装置54を設置し稼働させることにより、海水から液体水素を製造する・・・」と説明したが、浮体式洋上風力発電装置は、風向き、風力の状況に応じて発電量が不安定であるため、そのため浮体式洋上風力発電装置で発電した電気を水電解装置53に直接接続した場合、水電解装置53が不安定な状態になる。そのため水電解装置53に電力を安定的に供給するため蓄電池装置(図示せず)を組み込み水電解装置53を稼働させる方法も、もちろん有効である。
図1において、支柱6を直径約2m、肉厚約30mm、長さ約10mの鋼管で成形したと説明したが、円筒形をした直径約2m、筒の厚さ約20cm、長さ約10mの鉄筋コンクリート構造で製作することも、もちろん可能である。
図7において、「・・・このように構成した係留ワイヤー(C)13をワイヤー巻取り・送り出し機60により長さ調整をすることにより、海面7に対する浮体式洋上風力発電所1の上下高さと傾きを簡単に調整することが可能になった。」と説明したが。もちろん浮力体部8の内部に設置したバラスト水用タンク(図示せず)にバラスト水(海水)を注入、排出することにより浮力体部8の浮力を予定浮力になるように調整することも、もちろん可能である。
本発明の実施の形態に係る、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で示した水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所を正面図で示す。 同実施の形態に係る、タワー部と支柱と浮力体部を平面図と正面図で示す。 同実施の形態に係る、支柱と浮力体部を平面図と正面図で示す。 同実施の形態に係る、図4で示した浮力体部を海底基礎杭で海底に固定した状態を平面図と正面図で示す。 同実施の形態に係る、タワー部と支柱と浮力体部を正面図で示す。 同実施の形態に係る、図2で示した係留ワイヤーの作動方法を正面図で示す。
A タワー部上部直径
B タワー部上部スラブ厚さ
C タワー部高さ
D タワー底部スラブ厚さ
E 支柱高さ
F 建屋4階高さ
G 建屋3階高さ
H 建屋2階高さ
I 建屋1階高さ
J 浮力体部高さ
K 前方傾斜部先端部高さ
L 前方傾斜部最大幅
M 前方傾斜部角度
N 浮力体部直径
O 浮力体部底スラブ厚さ
P 後方傾斜部角度
Q 後方傾斜部最大幅
R 後方傾斜部後端部高さ
S タワー土台直径
1 水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所
2 ブレード
3 ナセル
4 タワー部
5 建屋
6 支柱
7 海面
8 浮力体部
9 海底
10 ハブ
11 係留ワイヤー(A)
12 係留ワイヤー(B)
13 係留ワイヤー(C)
14 係留ワイヤー(D)
15 係留ワイヤー(E)
16 係留ワイヤー(F)
17 海底基礎杭(A)
18 海底基礎杭(B)
19 海底基礎杭(C)
20 海底基礎杭(D)
21 海底基礎杭(E)
22 海底基礎杭(F)
23 鋼管
25 係留ワイヤー用ガイド穴(A)
26 係留ワイヤー用ガイド穴(B)
27 係留ワイヤー用ガイド穴(C)
28 係留ワイヤー用ガイド穴(D)
29 係留ワイヤー用ガイド穴(E)
30 係留ワイヤー用ガイド穴(F)
31 前方傾斜部
32 後方傾斜部
33 頂上部
34 竪穴区画
35 建屋4階
36 建屋3階
37 建屋2階
38 建屋1階
39 タワー底部
40 タワー部土台
41 一点鎖線(A)
42 一点鎖線(B)
43 一点鎖線(C)
45 支柱(A)
46 支柱(B)
47 支柱(C)
48 支柱(D)
49 支柱(E)
50 支柱(F)
51 支柱(G)
52 支柱(H)
53 水電解装置
54 水素液化装置
55 液体水素貯蔵タンク
56 一点鎖線(D)
57 一点鎖線(E)
58 海水淡水化装置
59 蓄電池設備
60 ワイヤー巻取り・送り出し機
61 ワイヤー用滑車(A)
62 ワイヤー用滑車(B)
63 ワイヤー通し穴

Claims (1)

  1. 複数枚のブレードと増速機発電機を内蔵したナセルを支えるタワーで構成した浮体式洋上風力発電において、
    洋上に配置するタワー部(4)を円錐形の鉄筋コンクリート構造で構築し、頂上部(33)を円形状の平面で形成し、前記頂上部(33)にナセルを取り付けるための鋼管(23)を取り付け、前記頂上部(33)のタワー部上部直径(A)は直径5mで形成し、さらに頂上部(33)のタワー部上部スラブ厚さ(B)は500mmで形成し、さらにタワー部(4)の頂上部(33)からタワー底部(39)までのタワー部高さ(C)は97mで形成し、タワー部(4)の下部は各階の高さが共に5mで形成した4層構造の建屋(5)で構成し、さらにタワー部(4)の底部のタワー底部スラブ厚さ(D)は1mで形成し、前記タワー部(4)の下部のタワー土台直径(S)を直径25mの円形で形成したタワー 部(4)と、
    水中に配置する浮力体部(8)は円筒形で鉄筋コンクリート構造で構築すると共に、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)を洋上に浮かべる浮体としての役目を果たすため内部を空洞で構成し、前記浮力体部(8)の鉄筋コンクリートの外周面、上下面の外皮の厚さは、上部、下部、外周面共に全て200mmで形成し、さらに浮力体部(8)の前後底部は前方向と後方向に向けて傾斜させた形状で形成し、さらに浮力体部(8)の浮力体部直径(N)は直径100mの円形状で形成し、さらに浮力体部(8)の浮力体部高さ(J)は10mで形成し、さらに浮力体部(8)の前方向と後方向の前方傾斜部(31)と後方傾斜部(32)の前方傾斜部先端部高さ(K)と、後方傾斜部後端部高さ(R)は共に3mで形成し、さらに前方傾斜部(31)と後方傾斜部(32)の前方傾斜部角度(M)、後方傾斜部角度(P)は共に14度で形成し、前記前方傾斜部(31)の前方傾斜部最大巾(L)と、前記後方傾斜部(32)の後方傾斜部最大巾(Q)は共に12mで形成し、さらに浮力体部(8)の側面には、6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B)(12)、係留ワイヤー(C)(13)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を浮力体部(8)の側面の定位置でガイドさせるため、半径30cmで概ね半円筒状に成形した6か所の係留ワイヤー用ガイド穴(A)(25)、係留ワイヤー用ガイド穴(B)(26)、係留ワイヤー用ガイド穴(C)(27)、係留ワイヤー用ガイド穴(D)(28)、係留ワイヤー用ガイド穴(E)(29)、係留ワイヤー用ガイド穴(F)(30)を浮力体部(8)の上面に対して水平面で見たときに中心から60度ごとに放射状に延設した位置に成形した浮力体部(8)と、
    海面(7)の波による抵抗を最小限に抑え、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)の揺れを抑えるため、タワー部(4)と浮力体部(8)を連結するための8本の支柱(6)は共に直径2m、肉厚30mm、長さ10mの円筒状の鋼管で成形し、浮力体部(8)の上面の中心から半径1050cmの円周上の、水平面で見たときに中心から45度ごとに放射状に延設された位置に8本の支柱(A)(45)、支柱(B)(46)、支柱(C)(47)、支柱(D)(48)、支柱(E)(49)、支柱(F)(50)、支柱(G)(51)、支柱(H)(52)の中心が位置するように垂直に取り付けられると共に、8本の支柱(A)(45)、支柱(B)(46)、支柱(C)(47)、支柱(D)(48)、支柱(E)(49)、支柱(F)(50)、支柱(G)(51)、支柱(H)(52)の上部を、タワー底部(39)の下面に取り付けた支柱(6)と、
    タワー部(4)の概ね頂上部(33)からタワー底部(39)を貫通し、浮力体部(8)の中心部の概ね底部まで、直径4mの円筒形で形成した竪穴区画(34)と、
    水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)をTLP型で海底(9)に係留させるため、海底(9)に設置した6基の海底基礎杭(A)(17)、海底基礎杭(B)(18)、海底基礎杭(C)(19)、海底基礎杭(D)(20)、海底基礎杭(E)(21)、海底基礎杭(F)(22)に対して、それぞれ6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B) (12)、係留ワイヤー(C)(13)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を取り付け、海面(7)が支柱(6)の概ね上下中央位置になるように6本の係留ワイヤー(A)(11)、係留ワイヤー(B)(12)、係留ワイヤー(C)(13)、係留ワイヤー(D)(14)、係留ワイヤー(E)(15)、係留ワイヤー(F)(16)を個々に巻取り・送り出しするためのワイヤー巻取り・送り出し機(60)を建屋1階(38)の内部の竪穴区画(34)の側面近傍の円周上に均等に割り当て配置し、前記浮力体部(8)の側面に形成した係留ワイヤー用ガイド穴を経由させた係留ワイヤーの一端を、ワイヤー用滑車を介して前記タワー部(4)の建屋内に引き込み、係留ワイヤーの長さを個々に調節して浮力体部(8)を海面(7)に対して水平を保つように強制的に潜水させることにより、水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所(1)が海面(7)に対して縦揺れ、横揺れを小さく抑え水平状態を維持するように構成したワイヤー巻取り・送り出し機(60)と、
    このように構成したタワー部(4)の建屋(5)の内部に、海水を真水に変えるための海水淡水化装置(58)を設置し、前記海水淡水化装置(58)で生成した真水を、ナセルの内部の発電装置で発電した電気で電気分解して水素を発生させるための水電解装置(53)と、さらに電気分解した水素を液化させるための水素液化装置(54)を設置し稼働させることにより、海水から液体水素を製造すると共に、製造した液体水素を竪穴区画(34)を経由させ浮力体部(8)の内部に設置したコールドボックス内の液体水素貯蔵タンク(55)に貯蔵したことを特徴とする水素工場を併設した浮体式洋上風力発電所。
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