JP7828162B2 - 継ぎフィルム及びそれを用いた充填包装機用フィルム - Google Patents
継ぎフィルム及びそれを用いた充填包装機用フィルムInfo
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Description
所定の長さのフィルムを顧客に提供するために、一般的には、セロハンテープ等の粘着テープで、他のフィルムと接合し不足分を補うことになる。
すなわち、本発明によると上記課題を解決する為の手段として、
(ア)先行フィルムの尾端部と、後行フィルムの先端部とを互いに突き合わせた継ぎ目部分に覆い被せて、加熱溶着させることにより、前記尾端部と前記先端部とを接合させるための継ぎフィルムであって、前記継ぎフィルムは、少なくとも、第1のヒートシール層を有し、前記第1のヒートシール層は、粘着剤が部分的に設けられていることを特徴とする継ぎフィルムが提供され、
(イ)前記第1のヒートシール層の表面に前記粘着剤がドット模様に設けられていることを特徴とする(ア)の継ぎフィルムが提供され、
(ウ)前記第1のヒートシール層の幅方向の端部に沿って、前記第1のヒートシール層の表面に断続的に粘着剤が設けられていることを特徴とする(ア)の継ぎフィルムが提供される。
(1)前記第1のヒートシール層の長さ方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%及び95~100%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(2)前記第1のヒートシール層の幅方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(3)前記直線から前記第1のヒートシール層の幅方向の端部に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(オ)前記第1のヒートシール層の表面の中心の点を通り、長さ方向に延びる直線上に、断続的に粘着剤が設けられていることを特徴とする(ア)の継ぎフィルムが提供され、
(カ)前記第1のヒートシール層の表面の中心の点に対して、点対称となるように粘着剤が設けられており、下記(1’)を備え、かつ(2’)または(3’)の条件を満たすことを特徴とする(ア)の継ぎフィルムが提供され、
(1’)前記第1のヒートシール層の長さ方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%及び95~100%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(2’)前記第1のヒートシール層の幅方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(3’)前記第1のヒートシール層の表面の中心の点を通り、長さ方向に延びる直線から前記第1のヒートシール層の幅方向の端部に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(キ)前記粘着剤が前記第1のヒートシール層の表面の面積のうち、5~50%設けられていることを特徴とする(ア)乃至(カ)のいずれかに記載の継ぎフィルムが提供され、
(ク)前記粘着剤の厚みは、1~100μmであることを特徴とする(ア)乃至(キ)いずれかに記載の継ぎフィルムが提供され、
(ケ)前記継ぎフィルムは、前記第1のヒートシール層と基材層とを備えていることを特徴とする(ア)乃至(ク)のいずれかに記載の継ぎフィルムが提供され、
(コ)前記継ぎフィルムは、前記第1のヒートシール層、前記基材層、第2のヒートシール層を順に備え、前記第1のヒートシール層にのみ粘着剤が設けられていることを特徴とする(ケ)記載の継ぎフィルムが提供され、
(サ)前記基材層が、ポリエチレンテレフタレートを主成分として含むことを特徴とする(ケ)または(コ)記載の継ぎフィルムが記載され、
(シ)前記先行フィルムと前記後行フィルムとが(ア)乃至(サ)のいずれかに記載の継ぎフィルムで接合されたことを特徴とする充填包装機用フィルムが提供され、
(ス)液体物充填用であることを特徴とする(シ)記載の充填包装機用フィルムが提供され、
(セ)粒粉状物充填用であることを特徴とする(シ)記載の充填包装機用フィルムが提供される。
尚、本願明細書中の「載置」は、先行フィルム3と後行フィルム4との継ぎ目5に継ぎフィルム6を覆い被せている状態を示し、ヒートシールする前の状態を指す。
製袋した袋の最も内側に継ぎフィルム6を配置することで、継ぎ目5を袋の内側から確実に封止することができ、充填された内容物が袋の内側から漏れ出すことを防ぐという効果を持つ。
継ぎフィルム6にて、先行フィルム3と後行フィルム4を溶着するときの加熱溶着手段は特に限定されるものではなく、専用のヒートシール装置やインパルスシーラー装置であっても良いし、ハンディーインパルスシーラーであっても良い。
また、第1のヒートシール層1は、粘着剤7が設けられていない箇所で第1のヒートシール層1が表面に露出している。よって、粘着剤7が第1のヒートシール層1のヒートシール性を阻害しても、粘着剤7が設けてられていない第1のヒートシール層1が表面に露出している箇所で継ぎフィルム6を先行フィルム3と後行フィルム4の表面に確実に加熱溶着させることができ、継ぎ目5部分を確実に封止することができるため、内容物の漏れを防ぐことが可能となる。よって、本発明の継ぎフィルム6は、液状物充填用フィルムや、粉粒状充填用包装フィルムなどの充填用包装フィルムとして使用することが好ましい。
第1のヒートシール層1の材料としては、加熱溶着出来るものが好ましい。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンメチルメタクリル酸共重合体、アイオノマー等を用いることが好ましい。
更に、第1のヒートシール層1は、先行フィルム3、後行フィルム4のヒートシール層と同じ樹脂であると接合強度が大きくなるため、特に好ましい。
図柄や文字などの印刷は、基材層14の両面にされていても良いし、基材層14のどちらか片面だけに印刷されていても良いが、片面だけに印刷されていることが好ましい。
図柄や文字などの印刷は、粘着剤7がどちらの面に設けられているか作業者が判断しやすいように、表と裏が明確に分かるような左右非対称の図柄や文字を印刷することが好ましい。例えば、「A」という左右対称の文字を継ぎフィルム6に印刷した場合、表から見ても裏から見ても「A」という文字が読める。つまり、粘着剤7の設けている面がどちらにあるのか、この文字を見ることで判断することは難しいため、「A」のような左右対称の文字は好ましくない。
図3(a)は、継ぎフィルム6の第1のヒートシール層1側を上にした時の平面図であり、図3(b)は、継ぎフィルム6の斜面図であり、図3(c)は、図3(a)に示す継ぎフィルム6の斜面図をX-X´で切断した断面図である。
図3で示す継ぎフィルム6(第1のヒートシール層1)の幅方向と継ぎフィルム6(第1のヒートシール層1)の長さ方向は、図4-図8でも同様の方向を示す。
この時、ドット模様は、継ぎフィルム6に全体に広く散りばめられている状態で設けられている。ドット模様の円のサイズは、製袋工程でのヒートシール幅よりも小さいことが好ましく、具体的な値としては、ヒートシール幅の1~40%の値であると好ましく、ヒートシール幅の20~40%の値であることがさらに好ましい。粘着剤7のドット模様を継ぎフィルム6に全体に広く散りばめることで、継ぎフィルム6が、先行フィルム3と後行フィルム4から浮くことがなく、均一に継ぎフィルム6を先行フィルム3と後行フィルム4とに載置することができ、ヒートシール作業を一人であっても効率的に行うことができる。
また、粘着剤7をドット模様に設ける際に、円の形は、完全な真円である必要はなく、楕円などの大まかな円の形であればよい。更にいえば、円以外にも、四角形や三角形など当業者が適宜適切な形をとってよく、また、一つ一つのドット形状が均一なものに限るものではなく不均一なドット模様としていても良く、様々な模様が考えられる。
図4(a)のドット模様は、第1のヒートシール層1の長さ方向に均等間隔で配置されており、さらに継ぎフィルム6の幅方向における両端に並べて配置されている。このように配置することで、粘着剤7が設けられている領域を少なくしつつ、継ぎフィルム6を先行フィルム3、後行フィルム4に載置した状態で、固定させることができるため、ヒートシール作業が効率的にできる。更に、図4(b)に示すように、ランダムなドット模様としたものであっても良い。尚、ドット模様は、上述した模様に限るものではなく、当業者が適宜適切な形をとってよい。
また、本明細書中で「断続的」という言葉は粘着剤7が継ぎフィルム6の端部からもう一方の端部に向けて、非連続的に設けられている様子を示し、当業者が適宜適切な模様をとることができる。
断続的に設けられている粘着剤7は、当業者が適宜適切な模様の形をとることが出来るが、図5(a)、図5(b)に示すように断続的に設けられた粘着剤7のそれぞれの模様が同じ模様となることが好ましい。このようにすると、長尺及び大判シートの継ぎフィルム6をスリットする際、スリットして分割した2つの継ぎフィルム6の粘着剤7の形状を比べることで、スリット位置が正確かどうかを確認することができる。
また、断続的に設けられたそれぞれの模様のサイズは、製袋工程でのヒートシール幅よりも小さいことが好ましく、具体的な値としては、ヒートシール幅の5~40%の値であることが好ましく、ヒートシール幅の20~40%の値であることがより好ましい。
(1) 第1のヒートシール層1の長さ方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%及び95~100%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていない。
(2) 第1のヒートシール層1の幅方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていない。
(3) 第1のヒートシール層1の表面の中心の点13通り、長さ方向に延びる直線10から第1のヒートシール層1の幅方向の端部に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていない。
なお、(1)の要件は、第1のヒートシール層1の長さ方向の端部からもう一方の端部まで到達した時を100%と定義する。また、(1)の要件に示すように、第1のヒートシール層1の長さ方向の端部から内側に向かって0~5%及び95~100%の範囲の領域は粘着剤7が設けられていないことが好ましい。(1)の要件により、図2に示す縦ヒートシール部8が重なる領域12に粘着剤7がないことで、粘着剤による阻害なくヒートシールすることができ、領域12における充填包装機用フィルム11と継ぎフィルム6のヒートシールを強固にすることができる。
粘着剤7が設けられていない領域としては、第1のヒートシール層1の長さ方向の端部から内側に向かって0~20%及び80~100%の範囲の領域が好ましく、特に0~25%及び75~100%の範囲の領域、更には0~45%及び55~100%の範囲の領域が好ましい。粘着剤7が設けられていない範囲は、これに限ることなく当業者が適宜適切な範囲をとることができる。
一方で、粘着剤7の設けられている面積が小さいと継ぎフィルム6を先行フィルム3、後行フィルム4に載置した状態で維持することが困難となる。このため、粘着剤7は、図2の縦ヒートシール部8と重複しない範囲において縦ヒートシール部8境界近くまでの広い領域に設けられていることが好ましい。
更に、(2)の要件は、継ぎフィルム6の幅方向の端部からもう一方の端部まで到達した時を100%と定義する。また、(2)の要件に示すように、継ぎフィルム6の幅方向の端部から内側に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていないことが好ましい。(2)の要件により、継ぎフィルム6の幅方向の両端部近傍に粘着剤7がないことで、粘着剤による阻害なく強固なヒートシールすることができる。これにより、袋中に充填された液体が、継ぎフィルム6の幅方向の端部から継ぎフィルム6と充填包装機用フィルム11の隙間に浸入することを防ぐことができる。
粘着剤7が設けられていない領域としては、継ぎフィルム6の幅方向の端部から内側に向かって0~20%の範囲の領域が好ましく、特に0~30%、更には0~40%の範囲の領域が好ましい。粘着剤7が設けられていない範囲は、これに限ることなく当業者が適宜適切な範囲をとることができる。
また、(3)の要件は、第1のヒートシール層1の表面の中心の点13通り、長さ方向に延びる直線10から外側に向かって端部まで到達した時を100%と定義する。また、第1のヒートシール層1の表面の中心の点13通り、長さ方向に延びる直線10から外側に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていないことが好ましい。(3)の要件により、先行フィルム3と後行フィルム4との継ぎ目5近傍の領域に粘着剤7がないことで、粘着剤による阻害なくヒートシールすることができ、継ぎ目5部分のヒートシールを強固にすることができる。
粘着剤7が設けられていない領域としては、第1のヒートシール層1の表面の中心の点13を通り、長さ方向に延びる直線10から外側に向かって0~20%の範囲の領域が好ましく、特に0~30%、更には0~80%の範囲の領域が好ましい。粘着剤7が設けられていない範囲は、これに限ることなく当業者が適宜適切な範囲をとることができる。
図6(a)は、継ぎフィルム6の中央部分に粘着剤7が位置している(つまり、第1のヒートシール層1の長さ方向及び幅方向の端部に粘着剤7が位置しないようにしている)ため、粘着剤7が袋の中に充填された液体と接することがなく、仮に内容物を口にしても、粘着剤7が含有される可能性がなく、衛生的であるという効果を持つ。
図6(b)と(c)は、第1のヒートシール層1の表面の中心の点13を通り、長さ方向に延びる直線10上に、粘着剤7が断続的に設けられている図である。このように断続的な模様にすると、粘着剤7が設けられている領域を少なくできるため、継ぎフィルム6と先行フィルム3、後行フィルム4との接合強度が大きくなるという効果がある。尚、断続的に設けられたそれぞれの粘着剤7の模様のサイズは、製袋工程でのヒートシール幅よりも小さいことが好ましく、具体的な値としては、ヒートシール幅に対して1~40%の値であることがより好ましく、20~40%の値であることがさらに好ましい。このようにすると、縦ヒートシール部8に粘着剤7が重なってしまっても、内容物の漏れが発生しないという効果を持つ。また、継ぎフィルム6の中央部分に粘着剤7が位置している(つまり、第1のヒートシール層1の長さ方向及び幅方向の端部に粘着剤7が位置しないようにしている)ため、粘着剤7が袋の中に充填された液体と接することがなく、仮に内容物を口にしても、粘着剤7が含有される可能性がなく、衛生的であるという効果を持つ。
また、図6(d)は、上記(1)かつ(3)を満たす矩形状の粘着剤7が設けられた図である。図6(d)は、中央部に粘着剤7が設けられていないため、内容物の漏れが発生しやすい継ぎ目5をより確実にヒートシールすることができ、継ぎ目5を封止することが出来るという効果を持つ。
また、図6(e)は、上記(1)~(3)すべてを満たす矩形上の粘着剤7が設けられた図である。図6(e)は、粘着剤7が、継ぎフィルム6の中央部かつ継ぎフィルム6の幅方向の両端部に粘着剤7がないように設けられていることから、図6(a)及び(d)の両方の効果を備え持つことができ、特に好ましい。
尚、線対称に設けられた模様の形は、図6に示した模様に限るものではなく、当業者が適宜適切な形をとってよい。線対称の模様とすると、先行フィルム3、後行フィルム4から継ぎフィルム6が浮くことがなく、載置した状態で、均一に固定することができ、ヒートシール作業が効率的に出来る。
図7に示すように第1のヒートシール層1の表面の中心の点13に対して点対称となるように粘着剤7が設けられており、下記(1’)を備え、かつ(2’)または(3’)の条件を満たすような様態で粘着剤7を設けることができる。
(1’)第1のヒートシール層1の長さ方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%及び95~100%の範囲の領域は粘着剤7が設けられていない。
(2’)第1のヒートシール層1の幅方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていない。
(3’)第1のヒートシール層1の表面の中心の点13を通り、長さ方向に延びる直線10から前記第1のヒートシール層1の幅方向に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていない。
また、(1’)の要件は、第1のヒートシール層1の長さ方向の端部からもう一方の端部まで到達した時を100%と定義する。また、第1のヒートシール層1の長さ方向の端部から内側に向かって0~5%及び95~100%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていないことが好ましい。(1’)の要件により、図2に示す縦ヒートシール部8が重なる領域12に粘着剤7がないことで、粘着剤による阻害なくヒートシールすることができ、領域12における充填包装機用フィルム11と継ぎフィルム6のヒートシールを強固にすることができる。
粘着剤7が設けられていない領域としては、第1のヒートシール層1の長さ方向の端部から内側に向かって0~20%及び80~100%の範囲の領域が好ましく、特に0~25%及び75~100%の範囲の領域、更には0~45%及び55~100%の範囲の領域が好ましい。粘着剤7が設けられていない範囲は、これに限ることなく当業者が適宜適切な範囲をとることができる。
一方で、粘着剤7の設けられている面積が小さいと継ぎフィルム6を先行フィルム3、後行フィルム4に載置した状態で維持することが困難となる。このため、粘着剤7は、図2の縦ヒートシール部8と重複しない範囲において縦ヒートシール部8境界近くまでの広い領域に設けられていることが好ましい。
更に、(2’)の要件は、継ぎフィルム6の幅方向の端部からもう一方の端部まで到達した時を100%と定義する。また、継ぎフィルム6の幅方向の端部から内側に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていないことが好ましい。(2’)の要件により、継ぎフィルム6の幅方向の両端部近傍に粘着剤7がないことで、粘着剤による阻害なく強固なヒートシールすることができる。これにより、袋中に充填された液体が、継ぎフィルム6の幅方向の端部から継ぎフィルム6と充填包装機用フィルム11の隙間に浸入することを防ぐことができる。
粘着剤7が設けられていない領域としては、継ぎフィルム6の幅方向の端部から内側に向かって0~20%の範囲の領域が好ましく、特に0~30%、更には0~40%の範囲の領域が好ましい。粘着剤7が設けられていない範囲は、これに限ることなく当業者が適宜適切な範囲をとることができる。
また、(3’)の要件は、第1のヒートシール層1の表面の中心の点13通り、長さ方向に延びる直線10から外側に向かって端部まで到達した時を100%と定義する。また、第1のヒートシール層1の表面の中心の点13通り、長さ方向に延びる直線10から外側に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤7が設けられていないことが好ましい。(3’)の要件により、先行フィルム3と後行フィルム4との継ぎ目5近傍の領域に粘着剤7がないことで、粘着剤による阻害なくヒートシールすることができ、継ぎ目5部分のヒートシールを強固にすることができる。
粘着剤7が設けられていない領域としては、第1のヒートシール層1の表面の中心の点13を通り、長さ方向に延びる直線10から外側に向かって0~20%の範囲の領域が好ましく、特に0~30%、更には0~80%の範囲の領域が好ましい。粘着剤7が設けられていない範囲は、これに限ることなく当業者が適宜適切な範囲をとることができる。
また、図7(b)は、上記(1’)かつ(3’)を満たす矩形状の粘着剤7が設けられた図である。中央部に粘着剤7が設けられていない図7(b)は、内容物の漏れが発生しやすい継ぎ目5をより確実にヒートシールすることができ、継ぎ目5を封止することが出来るという効果を持つ。
また、図7(c)は、上記(1’)~(3’)すべてを満たす矩形上の粘着剤7が設けられた図である。図7(c)は、粘着剤7が、継ぎフィルム6の中央部かつ継ぎフィルム6の幅方向の両端部に粘着剤7がないように設けられているため、図7(a)及び(b)の両方の効果を備え持つことができ、特に好ましい。
点対称の模様とすることで、継ぎフィルム6を先行フィルム3、後行フィルム4から浮くことがなく、載置した状態で、均一に固定することができるため、ヒートシール作業が効率的に出来る。
尚、点対称に設けられた模様の形は、図7(a)乃至(c)に示した模様に限るものではなく、当業者が適宜適切な形をとってよい。
粘着剤7の設けられている面積が5%以下であると、粘着剤7が少量のため、フィルム継ぎ作業を行う際に固定がしっかりされず、作業効率性の改善が見込めないので、好ましくない。
また、粘着剤7の設けられている面積が50%を超えると、粘着剤7が多量になり、第1のヒートシール層1のヒートシール性を阻害して、内容物の漏れが起こりやすくなるので、好ましくない。
粘着剤7の厚みが、1μm未満であると、粘着剤7が少量のため、フィルム継ぎ作業を行う際に固定がしっかりされず、作業効率性の改善が見込めないので好ましくない。
また、粘着剤7の厚みが、100μm以上になるとヒートシールを行った際に、粘着剤7を設けた時点の模様の様態よりも粘着剤7が広がってしまい、ヒートシール層のヒートシール性を阻害し、内容物の漏れが発生しやすくなるため、好ましくない。
継ぎフィルム6の厚みが、5μm未満であると、第1のヒートシール層1が薄すぎて、十分な量のヒートシール層が加熱溶着できず、製袋後に内容物を充填したときに、漏れが発生しやすくなるため、好ましくない。
また、継ぎフィルム6の厚みが、100μm以上になると、充填包装機用フィルム11を製袋したときに、継ぎフィルム6の部分の厚みが大きくなり、第1のヒートシール層1を十分に加熱溶着させることができず、内容物の漏れが発生しやすくなるため、好ましくない。
継ぎフィルムを、先行フィルムの尾端部と後行フィルムの先端部とを互いに突き合わせた継ぎ目部分に覆い被せ、ハンディシーラーを用いて一人で継ぎ作業を行った。継ぎ目に沿って真っ直ぐ継ぎフィルムを加熱溶着することが出来たら〇、継ぎ目からずれて斜めに加熱溶着してしまった場合を×として評価した。
(2)耐圧試験
継ぎフィルムが設けられた先行、後行フィルムを用いて製袋した袋に液体を50mL充填し、30kgの重りを1分間載せた直後及び数日後に袋からの液漏れの有無を評価した。同様の試験を4回行い、4回すべてで漏れが発生しなった場合を〇、1回以上漏れが発生した場合を△とし、4回すべてで漏れが発生した場合を×と評価した。なお、数日後の耐圧試験の結果は、耐圧試験直後に漏れが発生しなかったものの中で数日後の漏れの有無について評価した。
(3)接合強度試験
先行フィルム、後行フィルムを想定した2枚のフィルムを幅15mmの継ぎフィルムで接合した時の接合強度を、チャック間距離40mm、速度300mm/minの測定条件で引張試験を行うことによって測定した。なお、下記基準にて接合強度を評価した。
◎:接合強度が50.0N/15mm以上
〇:接合強度が40.0N/15mm以上、50.0N/15mm未満
×:接合強度が40.0N/15mm未満
接合強度が50.0N/15mm以上の強度であると、継ぎフィルムにて接合したフィルムを充填包装機にセットし、強めのテンションで使用しても千切れることなく使用できる。
次に、継ぎフィルムを先行、後行フィルムに載置して、ハンディシーラーを用いてヒートシールを行った。その後、製袋工程を経て製作された袋に水50mLを充填した。
また、比較例2では、一般的な継ぎテープとして使用される粘着剤が全面に設けられているセロテープ(登録商標)[ニチバンNo.430]を使用した。セロハンからなる基材に粘着剤を全面に設けた構成となっており、粘着剤を含む厚さは51μmであった。
比較例2の時のみ、ヒートシール作業はせずにセロテープを先行、後行フィルムに載置し、接合した後、製袋工程を経て製作された袋に水50mLを充填した。
実施例1:図3(a)の様態で粘着剤を設けた。
実施例2:図4(a)の様態で粘着剤を設けた。
実施例3:図5(b)の様態で粘着剤を設けた。
比較例1:粘着剤を設けなかった。
比較例2:粘着剤を全面に設けた。
耐圧試験については、第1のヒートシール層の表面に粘着剤をドット模様に設けた場合(実施例1、実施例2)では、4回の試験すべてで耐圧直後、数日後ともに漏れが発生しなかった。また、第1のヒートシール層の幅方向の端部に沿って、第1のヒートシール層の表面に断続的に粘着剤を設けた場合(実施例3)では、耐圧直後に4回中1回漏れが発生したが、耐圧直後に漏れの発生しなかった残り3回のものは、数日経過しても漏れは発生しなかった。粘着剤を設けていない場合(比較例1)では、4回の試験すべてで耐圧直後、数日後ともに漏れが発生しなかった。
また、粘着剤を全面に設けた場合(比較例2)では、4回の試験すべてで耐圧直後に漏れが発生した。
接合強度試験については、粘着剤を部分的(ドット模様)に設けた場合(実施例1、2)と粘着剤を設けていない場合(比較例1)は、50.0N/15mm以上の強度であり、粘着剤をドット模様に設けた場合では、粘着剤を設けていない場合と比較しても十分な接合強度であることが分かった。
2:第2のヒートシール層
3:先行フィルム
4:後行フィルム
5:継ぎ目
6:継ぎフィルム
7:粘着剤
8:縦ヒートシール部
9:横ヒートシール部
10:継ぎフィルム6(第1のヒートシール層1)の表面の中心の点を通り長さ方向に延びる直線
11:充填包装機用フィルム
12:充填包装機用フィルム11と継ぎフィルム6との縦ヒートシール部8が重なる領域
13:第1のヒートシール層1の表面の中心の点
14:基材層
15:連続包装袋
Claims (14)
- 充填包装機により内容物を充填する包装袋の製造に用いる継ぎフィルムであって、
前記継ぎフィルムは、少なくとも、第1のヒートシール層を有し、
前記第1のヒートシール層には、粘着剤が部分的に設けられており、
先行フィルムの尾端部と、後行フィルムの先端部とを互いに突き合わせた継ぎ目部分で、
包装袋の内側に位置するように載置し、加熱溶着させることにより、前記尾端部と前記先端部とを接合させるための継ぎフィルム。 - 前記第1のヒートシール層に、部分的に設けられた粘着剤が、
2箇所以上でかつ断続的に設けられていることを特徴とする請求項1記載の継ぎフィルム。 - 前記第1のヒートシール層の表面の中心の点を通り、長さ方向に延びる直線に対して線対
称となるように粘着剤が設けられており、下記(1)を備え、かつ(2)または(3)の
条件を満たすことを特徴とする請求項1記載の継ぎフィルム。
(1)前記第1のヒートシール層の長さ方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5
%及び95~100%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(2)前記第1のヒートシール層の幅方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5%
の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(3)前記直線から前記第1のヒートシール層の幅方向の端部に向かって0~5%の範囲
の領域は、粘着剤が設けられていない。 - 前記第1のヒートシール層の表面の中心の点を通り、長さ方向に延びる直線上に、断続的
に粘着剤が設けられていることを特徴とする請求項1記載の継ぎフィルム。 - 前記第1のヒートシール層の表面の中心の点に対して、点対称となるように粘着剤が設け
られており、下記(1’)を備え、かつ(2’)または(3’)の条件を満たすことを特徴とする請求項1記載の継ぎフィルム。
(1’)前記第1のヒートシール層の長さ方向の端部からもう一方の端部に向かって0~
5%及び95~100%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(2’)前記第1のヒートシール層の幅方向の端部からもう一方の端部に向かって0~5
%の範囲の領域は、粘着剤が設けられていない。
(3’)前記第1のヒートシール層の表面の中心の点を通り、長さ方向に延びる直線から
前記第1のヒートシール層の幅方向の端部に向かって0~5%の範囲の領域は、粘着剤が
設けられていない。 - 前記粘着剤が前記第1のヒートシール層の表面の面積のうち、5~50%設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の継ぎフィルム。 - 前記粘着剤の厚みは、1~100μmであることを特徴とする請求項1乃至6いずれか一
項に記載の継ぎフィルム。 - 前記継ぎフィルムは、前記第1のヒートシール層と基材層とを備えていることを特徴とす
る請求項1乃至7のいずれか一項に記載の継ぎフィルム。 - 前記継ぎフィルムは、前記第1のヒートシール層、前記基材層、第2のヒートシール層を
順に備え、前記第1のヒートシール層にのみ粘着剤が設けられていることを特徴とする請
求項8記載の継ぎフィルム。 - 前記基材層が、ポリエチレンテレフタレートを主成分として含むことを特徴とする請求項
8または9記載の継ぎフィルム。 - 前記先行フィルムと前記後行フィルムとが請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載
の継ぎフィルムで接合されたことを特徴とする充填包装機用フィルム。 - 液体物充填用であることを特徴とする請求項11記載の充填包装機用フィルム。
- 粒粉状物充填用であることを特徴とする請求項11記載の充填包装機用フィルム。
- 充填包装機により内容物を充填する包装袋の製造に用いる継ぎフィルムの使用方法であって、
前記継ぎフィルムは、少なくとも、第1のヒートシール層を有し、
前記第1のヒートシール層には、粘着剤が部分的に設けられており、
先行フィルムの尾端部と、後行フィルムの先端部とを互いに突き合わせた継ぎ目部分で、
包装袋の内側に位置するように載置し、加熱溶着させることにより、前記尾端部と前記先端部とを接合させたことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の継ぎフィルムの使用方法。
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